JP2011079461A - タイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視方法 - Google Patents

タイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤ空気圧を監視するセンサユニットからタイヤ空気圧信号が送信された際、タイヤ空気圧信号とその受信機との間の通信成立性を向上することができるタイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視方法を提供する。
【解決手段】車両の電子キー2に、UHF送信機15及びUHF受信機16の両方を設けて、UHF帯の電波を双方向通信可能とする。そして、この電子キー2を、タイヤ空気圧監視システム22の中継器(リピータ)として使用する。詳しくは、電子キー2は、タイヤ21のセンサユニット23からタイヤ空気圧信号Stpを受信すると、同信号Stpを全て受け付けた後、これを車両チューナ10に送信する。これにより、タイヤ空気圧信号Stpの受信の成立確立を向上する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のタイヤ空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視方法に関する。
近年、車両には、タイヤの空気圧を走行しながらチェックするタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)が搭載される傾向にある(特許文献1等参照)。この場合、車両の各タイヤには、タイヤ空気圧を検出するセンサユニットが設けられ、これら各センサユニットから各タイヤの空気圧(タイヤ空気圧信号)が送信可能となっている。これらセンサユニットは、一定の時間間隔(例えば1分)をおいてタイヤ空気圧信号を送信し、この送信を定期的に繰り返す。車両は、これらタイヤ空気圧信号をチューナで受信して各タイヤの空気圧を監視し、空気圧異常となったタイヤが存在する場合、そのタイヤを運転者に通知する。
特開2008−195120号公報
ところが、センサユニットは走行時のタイヤ回転に伴って定期的に車軸の裏に隠れるので、車軸の裏にセンサユニットが隠れるタイミングでは、センサユニットからのタイヤ空気圧信号が車軸に遮られ、センサユニットからのタイヤ空気圧信号がチューナまで届かないことがある。また、高速回転するタイヤに影響を受けてタイヤ空気圧信号が不安定な状態で送信されてしまうことも稀にあり、例えば仮にセンサユニットがチューナから最も遠い位置をとる際にタイヤ空気圧信号が不安定な状態で送信されると、タイヤ空気圧信号が正常にチューナまで届かないことも想定される。
よって、タイヤ空気圧信号を正常に受け取ることができなかったタイヤについては、次回の送信サイクルまで取得を待たねばならないので、4輪の全タイヤからタイヤ空気圧信号を取得するのに時間を要してしまう問題あった。また、信号取得に要する時間を短くするためには送信の周期を短くすればよいが、この場合にはタイヤ側のセンサユニットのバッテリ消耗が早まるという問題が生じてしまうので、タイヤ空気圧信号を効率よく受信したいニーズがあった。
本発明の目的は、タイヤ空気圧を監視するセンサユニットからタイヤ空気圧信号が送信された際、タイヤ空気圧信号とその受信機との間の通信成立性を向上することができるタイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視方法を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、タイヤの空気圧を検出して外部に送信可能なセンサユニットを車両の各タイヤに取り付け、当該センサユニットから送信されたタイヤ空気圧信号を車体側に設置した受信機で取得し、当該タイヤ空気圧信号から前記各タイヤのそれぞれのタイヤ空気圧を把握することで当該タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムにおいて、前記車両の電子キーに、前記タイヤ空気圧信号を前記受信機に転送可能な中継通信手段を設けて、前記電子キーを前記タイヤ空気圧信号の中継器として使用することを要旨とする。
この構成によれば、車両の電子キーをタイヤ空気圧監視システムの中継器として使用するので、もし仮にセンサユニットからタイヤ空気圧信号が狭いエリアでしか送信されない状況下に陥っても、電子キーがタイヤ空気圧信号の橋渡しを担うことにより、タイヤ空気圧信号を受信機まで届かせることが可能となる。このため、タイヤ空気圧信号の通信成立性を向上することが可能となる。
本発明では、前記センサユニットは、自らのタイミングで以て前記タイヤ空気圧信号を送信する自発式であることを要旨とする。
この構成によれば、センサユニットを自発式としたので、センサユニットに対して送信開始トリガを出すイニシエータを車両に別途用意する必要がなくなる。このため、タイヤ空気圧監視システムに必要となる部品点数や部品コストを少なく抑えることが可能となる。
本発明では、前記受信機は、前記タイヤ空気圧信号を前記センサユニットから直に受信することも可能となっていることを要旨とする。
この構成によれば、センサユニットから直に届けるのと、電子キーを経由して届けるのと、の両方でセンサユニットからタイヤ空気圧信号を受信機に送ることが可能となる。このため、2つの通信系統のうちどちらかで通信が成立すれば、タイヤ空気圧信号が受信機に届く状態となるので、タイヤ空気圧信号の通信成立性を、より高いものとすることが可能となる。
本発明では、前記中継通信手段は、前記タイヤ空気圧信号を受信した際、当該タイヤ空気圧信号を前記受信機に向けて直ちに送信するのではなく、ランダムな待ち時間又は一定時間後のタイムラグを経てから送信することを要旨とする。
この構成によれば、一定のタイムラグを経て送られるので、もし仮にセンサユニットから受信機への直の通知が可能な構成とした場合に、受信機が同じタイヤ空気圧信号を同時受信してしまう状況を生じ難くすることが可能となる。よって、同時受信の場合には、信号が重畳して正常に信号を受け取ることができない状況に陥るが、本構成を採用すれば、同時受信が発生し難くなるので、この点において通信成立性を高いものとすることが可能となる。
本発明では、前記電子キーを中継器として前記タイヤ空気圧信号を前記受信機に送る動作が複数実行される場合、前記電子キーの中継送信は2回目以降においてもランダムな待ち時間又は一定時間後のタイムラグを経て送信することを要旨とする。
この構成によれば、2回目以降の中継送信においても通信成立性を高いものとすることが可能となる。
本発明では、前記電子キーが送信可能とする電波の周波数を1種類以上とし、前記センサユニットと同じ周波数を中継する機能と、前記センサユニットと異なる周波数を中継する機能との両方を備えることを要旨とする。
ところで、タイヤから受信機に電波が届かないことの理由の1つに、ノイズによる通信障害が想定されるが、この状況ではノイズと同じ周波数で電波を送っても相手に電波が届かないので、通信が成立しない可能性が高い。しかし、本構成のように電子キーの周波数が2つ以上設定されていれば、ノイズに影響を受けない周波数で通信することが可能となるので、問題なく通信を成立させることが可能となる。
本発明では、前記電子キーの状態を監視する監視手段と、前記監視手段の監視結果を基に、前記電子キーの中継モードを変更又は停止するモード変更手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、中継モードを変更可能としたので、その時々の電子キーの動作状態に応じた好適な中継動作を実行することが可能となる。このため、例えば車両のエンジンが始動してからの一定時間は、電子キーの中継動作に制限を持たせずにすることで、センサユニットから受信機へのタイヤ空気圧信号の通知(通信成立性)を優先し、それ以降は電子キーの中継動作に制限を持たせて、キー電源の有効利用(キー電源の省エネルギー化)を優先するなどの処理を実行することが可能となる。
本発明では、前記受信機は、前記電子キーを用いてID照合を行う電子キーシステムの車両側の受信機としても共用されていることを要旨とする。
この構成によれば、受信機をタイヤ空気圧監視システムと電子キーシステムとの両方で共用するので、これら各システムで各々個別の受信機を用意する必要がなくなり、車両の搭載部品を少なく抑えることが可能となる。
本発明では、タイヤの空気圧を検出して外部に送信可能なセンサユニットを車両の各タイヤに取り付け、当該センサユニットから送信されたタイヤ空気圧信号を車体側に設置した受信機で取得し、当該タイヤ空気圧信号から前記各タイヤのそれぞれのタイヤ空気圧を把握することで当該タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視方法において、前記車両の電子キーに、前記タイヤ空気圧信号を前記受信機に転送可能な中継通信手段を設けて、前記電子キーを前記タイヤ空気圧信号の中継器として使用することを要旨とする。
本発明によれば、タイヤ空気圧を監視するセンサユニットからタイヤ空気圧信号が送信された際、タイヤ空気圧信号とその受信機との間の通信成立性を向上することができる。
第1実施形態における電子キーシステムの概略構成を示すブロック図。 タイヤ空気圧監視システムの概略構成を示す構成図。 タイヤ空気圧信号中継システムの概略構成を示すブロック図。 (a),(b)は、タイヤ空気圧監視システムの動作例を示す模式図。 第2実施形態におけるタイヤ空気圧信号中継システムの概略構成を示す構成図。 (a)は別例におけるタイヤ空気圧信号中継システムの動作例を示すタイミングチャートであり、(b)は同じくその概略構成を示すブロック図。
(第1実施形態)
以下、本発明を車両に具体化したタイヤ空気圧監視システム及びタイヤ空気圧監視方法の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、車両1からのリクエスト信号Srqにより電子キー2からID信号Sidを無線送信させ、このID信号Sidに含まれるIDコードについてID照合が成立すれば、ドアロックの施解錠やエンジン始動が許可又は実行される電子キーシステム3が設けられている。
電子キー2には、電子キー2の各種動作を統括制御する通信制御部11が設けられている。この通信制御部11は、CPU(Central Processing Unit)12やメモリ13等の各種デバイスを持ち、電子キー2が持つ固有のキーコードとしてIDコードがメモリ13に登録されている。電子キー2には、LF(Low Frequency)帯の電波(約134KHz)を受信可能なLF受信機14と、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波(約312MHz)を送信可能なUHF送信機15と、UHF帯の電波を受信可能なUHF受信機16とが設けられている。本例の電子キー2は、UHF帯の電波を送受信可能なキーとなっている。また、電子キー2には、遠隔操作によってドアロック施解錠が可能となるように、例えば押しボタン式の施錠ボタン18及び解錠ボタン19が設けられている。
車両1には、電子キー2と双方向の無線通信によりキー照合(ID照合)を行うキー照合装置4と、ドアロック施解錠を管理するドアロック装置5と、エンジンの始動を制御するエンジン始動装置17が設けられ、これら装置4〜6が車内バス6を介して接続されている。キー照合装置4には、ID照合を管理する照合ECU(Electronic Control Unit)7が設けられている。照合ECU7には、車外にLF帯の電波を発信可能な車外発信機8と、車内にLF帯の電波を発信可能な車内発信機9と、UHF帯の電波を受信可能な車両チューナ10とが接続されている。なお、車両チューナ10が受信機に相当する。
車外発信機8(車内発信機9)により形成されたリクエスト信号Srqの通信エリアに電子キー2が進入すると、電子キー2はID信号SidをUHF帯の電波で送信する。また、電子キー2の施錠ボタン18や解錠ボタン19が操作されると、電子キー2はワイヤレス信号SwlをUHF帯の電波で送信する。照合ECU7は、ID信号Sidやワイヤレス信号Swlを受信すると、電子キー2のIDコードと、自身のメモリ20に登録されたIDコードとを照らし合わせてID照合を実行する。そして、例えば車外で実行されたID照合が成立すれば、ドアロックの施解錠が許可又は実行される。一方、車内で実行されたID照合が成立すれば、エンジン始動が許可される。
なお、例えば車両1に、UHF帯の電波を車外に送信可能なUHF送信機を設けた場合、照合ECU7は、遠隔操作によってドアロック施解錠が完了したことを確認すると、ドアロック施解錠完了通知信号SokをUHF帯の電波により電子キー2に送信して、ドアロック施解錠完了を電子キー2にアンサーバックしてもよい。
図2に示すように、車両1には、車両1のタイヤ21のタイヤ空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)22が設けられている。タイヤ空気圧監視システム22は、車両1の4つのタイヤ21a〜21dの空気圧を監視し、空気圧異常タイヤが存在する場合に、その空気圧異常タイヤを運転者に警報するシステムである。本例のタイヤ空気圧監視システム22は、各タイヤ21aから21dの内部にセンサ部品を取り付けてそれぞれのタイヤ21a〜21dの空気圧を検知し、検知したタイヤ空気圧を車体1a側に通知する直接式となっている。
この場合、各タイヤ21a〜21dには、タイヤ空気圧を検出するとともに、その検出情報を外部に通知可能なセンサユニット23が設けられている。センサユニット23には、同ユニット23の動作を管理する制御部24が設けられている。制御部24は、例えばCPUやメモリ等を備えたIC(Integrated Circuit)からなる。制御部24には、タイヤ21の空気圧を検出する空気圧検出センサ25が接続されている。空気圧検出センサ25は、例えば圧力センサからなるとともに、タイヤ空気圧を定期的に監視し、その監視結果として検出信号を制御部24に逐次出力する。更に、制御部24には、センサユニット23の温度を検出する温度センサ25a、センサユニット23の電源である電池の電池残量を検出する電池残量検知部25bが設けられている。制御部24は、空気圧検出センサ25から入力した検出信号を基に、タイヤ21の現空気圧を逐次把握する。また、制御部24は、温度センサ25aの検出信号を基にセンサユニット23の現在温度を把握し、電池残量検知部25bの検出信号を基に電池残量も把握する。
制御部24には、UHF帯の電波を送信可能なセンサ送信機26が接続されている。センサ送信機26は、制御部24から動作指令を受けた際、タイヤ空気圧を通知する電波としてタイヤ空気圧信号StpをUHF帯の電波によって送信する。
タイヤ空気圧信号Stpには、タイヤ空気圧の他に、タイヤ21a〜21dの固有ID(タイヤID)、タイヤ温度、センサユニット23の電池残量等が含まれている。タイヤ空気圧信号Stpは、例えば先頭にプリアンブル(フレームスタートビット)が含まれるとともに、ワイヤレス信号Swlと同様に複数フレーム(例えば2フレーム)で送信されている。また、タイヤ空気圧信号Stpの送信エリアは、同信号Stpが車両チューナ10に届くエリアに設定されている。
各タイヤ21a〜21dのセンサユニット23…は、それぞれが個別に独立して動き、タイヤ空気圧信号Stpを自発的に送信する。本例の場合、各センサユニット23…は、簡易のタイマを持ち、タイマで時間を計時することにより、タイヤ空気圧信号Stpをランダムな待ち時間で以て送信する。よって、これらセンサユニット23,23…は、結果としてそれぞれがランダムにタイヤ空気圧信号Stpを送信する。即ち、タイヤ空気圧信号Stpは、それぞれのタイヤ21a〜21dからランダム周期で送信される。
一方、車両1には、タイヤ空気圧監視システム22のコントロールユニットとしてタイヤ空気圧監視ECU27が設けられている。タイヤ空気圧監視ECU27は、例えばCPUやメモリ等のデバイスからなり、タイヤ空気圧監視システム22の受信チューナとしても共用されている車両チューナ10に接続されている。タイヤ空気圧監視ECU27は、車両チューナ10でタイヤ空気圧信号Stpを受信すると、タイヤ空気圧信号Stpを基にタイヤ21a〜21dの空気圧を把握する。また、タイヤ空気圧監視ECU27は、車内のメータ28に接続され、このメータ28の表示制御が可能となっている。タイヤ空気圧監視ECU27は、タイヤ空気圧の監視結果から、空気圧異常が発生しているタイヤ21があることを認識すると、そのタイヤ21をメータ28に表示して運転者に通知する。
図3に示すように、タイヤ空気圧監視システム22には、タイヤ空気圧信号Stpをセンサユニット23から車両チューナ10に送り渡す際、電子キー2を中継器(リピータ)として使用するタイヤ空気圧信号中継システム29(電子キー中継機能)が設けられている。タイヤ空気圧信号中継システム29は、センサユニット23からのタイヤ空気圧信号Stpを電子キー2により中継させることにより、タイヤ空気圧信号Stpを安定した信号で車両チューナ10に再送信して、タイヤ空気圧信号Stpの通信を成立し易くするためのものである。本例のタイヤ空気圧監視システム22は、センサユニット23から車両チューナ10に直にタイヤ空気圧信号Stpを送り渡すことを前提とし、そのサポートとして電子キー2を中継器として用いる機能も付加することで、タイヤ空気圧信号Stpの通信を成立し易くする。電子キー2は、センサユニット23からのタイヤ空気圧信号StpをUHF受信機16で受信し、そのデータ群を通信制御部11に出力する。
通信制御部11には、UHF受信機16で受信したタイヤ空気圧信号Stpを取得するタイヤ空気圧信号取得部30が設けられている。タイヤ空気圧信号取得部30は、車両チューナ10がポーリングのタイミングでタイヤ空気圧信号Stpを受信した際、タイヤ空気圧信号Stpの先頭に含まれるプリアンブルによって動作が安定化され、この後に続くフレームを読み取ることでタイヤ空気圧信号Stpを取得する。なお、タイヤ空気圧信号取得部30が中継通信手段を構成する。
ところで、タイヤ空気圧信号Stpは、車両1から電子キー2に向けて送信される同一周波数の各種信号に対して、データレートが早く設定されている。これは、タイヤ空気圧信号Stpの送信時間を極力短いものとして、センサユニット23の電池の省エネルギー化を図るためである。よって、タイヤ空気圧信号取得部30は、LF受信機14で電波を受信した際、受信電波のデータレートとIDコードとがタイヤ空気圧信号Stpに沿うものであると認識することで、タイヤ空気圧信号Stpを受信したことを認識する。
通信制御部11には、電子キー2におけるタイヤ空気圧信号Stpの中継動作を管理する中継処理部31が設けられている。中継処理部31は、タイヤ空気圧信号Stpを車両チューナ10に中継するに際して、この受信データを最後まで全て受信した後に、同信号Stpを車両チューナ10に向けて送信する。中継処理部31は、タイヤ空気圧信号Stpの信号レベル(電波強度)を所定値まで高めることによって、タイヤ空気圧信号Stpを安定化することが可能である。また、中継処理部31は、タイヤ空気圧信号Stpを解析することにより欠けている箇所を抽出し、その箇所を修復することによってタイヤ空気圧信号Stpを安定化することも可能である。なお、中継処理部31が中継通信手段を構成する。
通信制御部11には、安定化された後のタイヤ空気圧信号Stpを、UHF送信機15からUHF帯の電波によって送信させる信号送信部32が設けられている。信号送信部32は、電子キー2がタイヤ空気圧信号Stpを受信してこれを安定化する度に、安定化させたタイヤ空気圧信号Stpの送信データをUHF送信機15に送り、安定状態をとるタイヤ空気圧信号StpをUHF送信機15から送信させる。タイヤ空気圧信号Stpは、電子キー2がタイヤ空気圧信号Stpを受信した際に、全データ受信後において直ちに車両チューナ10に転送されてもよいし、或いはタイヤ空気圧信号Stpを受信してから所定時間後のタイムラグを持たせて送信されてもよい。なお、信号送信部32が中継通信手段を構成する。
次に、本例のタイヤ空気圧監視システム22の動作を図4に従って説明する。
車両1が走行を開始すると、タイヤ21a〜21dが回転を始める。各タイヤ21a〜21dのセンサユニット23は、タイヤ21a〜21dが回転を開始したことを、内蔵の加速度センサ(図示略)により検出すると、タイヤ空気圧信号Stpの送信を開始する。タイヤ空気圧信号Stpは、各センサユニット23…から順番に送信され、車両走行期間中、この送信サイクルが繰り返し実行される。このとき、図4(a)に示すように、タイヤ空気圧信号Stpがセンサユニット23から直に車両チューナ10に届けば、これを以てタイヤ空気圧信号Stpの通知が完了する。
一方、タイヤ空気圧信号Stpが車軸に妨害を受けたり、或いは不安定な状態で送信したりした場合、図4(b)に示すように、タイヤ空気圧信号Stpが狭いエリアでしか飛ばないことがある。このとき、電子キー2はUHF受信機16でタイヤ空気圧信号Stpを受信すると、中継器となってタイヤ空気圧信号Stpを車両チューナ10に転送する。この場合、タイヤ空気圧信号取得部30は同信号Stpのデータレートに則った信号を受け取ることでタイヤ空気圧信号Stpを受信したと認識し、同信号Stpを取得する。そして、このタイヤ空気圧信号Stpを中継処理部31で安定した信号とし、安定状態のタイヤ空気圧信号Stpを信号送信部32によってUHF帯の電波で送信し、車両チューナ10に届ける。
ところで、場合によって車両チューナ10は、センサユニット23から直に届く直接信号と、電子キー2を経由して届く経由信号とを重ねて受信することがある。こうなると、これら2信号が重畳して、正常に電波受信できない。そこで、電子キー2がタイヤ空気圧信号Stpを中継する際、一定時間待ってこれを行うようにすれば、これら2信号を車両チューナ10はタイムラグを持って受信することになる。よって、同じタイヤ空気圧信号Stp信号を2つ受信することになるが、タイヤ空気圧信号Stpを正常に受信することが可能となる。
そして、車両チューナ10は、このタイヤ空気圧信号Stpを受信すると、これをタイヤ空気圧監視ECU27に出力する。タイヤ空気圧監視ECU27は、このタイヤ空気圧信号Stpに含まれるタイヤIDから信号送信源のタイヤ21と把握し、同じ信号Stp内に含まれるタイヤ空気圧を確認することで、同タイヤ21のタイヤ空気圧を確認する。そして、タイヤ空気圧に異常があれば、タイヤ空気圧監視ECU27は車内のメータ28で空気圧異常を運転者に通知して警告を発する。タイヤ空気圧監視ECU27は、タイヤ21から順番にタイヤ空気圧信号Stpを取得する度に、この動作を行って各タイヤ21の空気圧をチェックする。
さて、本例のタイヤ空気圧監視システム22では、電子キー2を中継器としてタイヤ空気圧信号Stpを車両チューナ10、即ち車体1a側に送るようにしたので、もし仮に遠目の位置のセンサユニット23からタイヤ空気圧信号Stpが送信されたり、またはタイヤ空気圧信号Stpが不安定な状態で送信されたりしても、タイヤ空気圧信号Stpが車両チューナ10まで正常に届き易くなる。このため、タイヤ空気圧信号Stpの通信成立性を高いものとすることが可能となる。従って、タイヤ空気圧信号Stpの送信の1サイクルで、全てのタイヤ21a〜21dからタイヤ空気圧信号Stpを受け取れる確率が高くなり、通信規格も高いレベルで満たすことが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)車両1の電子キー2をタイヤ空気圧監視システム22の中継器として使用するので、例えばセンサユニット23が車軸に隠れたり、或いはタイヤ空気圧信号Stpがセンサユニット23から不安定な状態で送信される状況となったりして、タイヤ空気圧信号Stpが狭いエリアでしか送信されない状況になっても、タイヤ空気圧信号Stpが車両チューナ10まで届く。よって、タイヤ空気圧信号Stpが安定しない状態で送信されても、車両チューナ10はタイヤ空気圧信号Stpを受信可能となるので、タイヤ空気圧信号Stpの通信成立性を向上することができる。
(2)センサユニット23を自発式としたので、センサユニット23に対して送信開始トリガを出す送信機、即ちタイヤ空気圧信号Stpの送信指示を出すイニシエータを、車両1に別途取り付ける必要がなくなる。このため、タイヤ空気圧監視システム22に必要となる部品点数や部品コストを少なく抑えることができる。
(3)電子キー2を中継器としてタイヤ空気圧信号Stpを車両チューナ10に送信可能としたことに加え、センサユニット23からタイヤ空気圧信号Stpを直に車両チューナ10に届けることも可能となっている。このため、2つの通信系統のうちどちらか一方で通信が成立すれば、タイヤ空気圧信号Stpが車両チューナ10に届く状態となるので、タイヤ空気圧信号Stpの通信成立性を、より高いものとすることができる。
(4)電子キー2がタイヤ空気圧信号Stpを受信して車両チューナ10に中継する際、受信後の一定時間を経てからタイムラグを持たせて車両チューナ10に送信することも可能とした。このため、もし仮にタイヤ空気圧信号Stpが直に車両チューナ10に届く際に、センサユニット23から直に飛んできたタイヤ空気圧信号Stpと、電子キー2を中継して飛んできたタイヤ空気圧信号Stpとを、車両チューナ10に同時受信させずに済む。よって、センサユニット23から直に飛んできたタイヤ空気圧信号Stpを車両チューナ10は正常に受信することが可能となるので、この点において通信成立性を高いものとすることができる。
(5)電子キーシステム3の車両1側の車両チューナ10を、タイヤ空気圧監視システム22の車体1a側の受信機として使用する。このため、電子キーシステム3とタイヤ空気圧監視システム22との各々個別のチューナを用意する必要がなくなるので、車両1の搭載部品を少なく済ますことができる。
(6)タイヤ空気圧信号Stpのフレーム数を、電子キーシステム3の各種電波(リクエスト信号Srq、ワイヤレス信号Swl)よりも少なくしたので、車両チューナ10に電子キーシステム3の各種電波を受け取らせ易くすることが可能となる。よって、電子キーシステム3の通信を成立し易いものとすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図5に従って説明する。なお、第2実施形態は、第1実施形態の電子キー2に中継器としての機能を増やした点が異なるのみであり、他の基本的な構成部分は同じである。よって、第1実施形態と同一部分に関しては同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ詳述する。
図5に示すように、通信制御部11には、車両1のエンジンが始動状態に切り換わってからの経過時間を計時するタイマ41が設けられている。ところで、車両1は、エンジンが始動状態に切り換わった際、エンジン始動通知をUHF帯の電波によって電子キー2に通知して、エンジンが始動したことを電子キー2に把握させる。よって、タイマ41は、このエンジン始動通知を受信したことを以て車両1のエンジンが始動に切り換わったことを確認し、エンジンが始動を開始してからの経過時間を計時する。なお、タイマ41が監視手段に相当する。
また、通信制御部11には、タイマ41での経過時間を基に、中継器としての動作モード(中継モード)を設定するモード設定部42が設けられている。モード設定部42は、エンジンが始動を開始してからの一定時間を通常モードとし、経過時間が一定時間を経過すると、中継モードを省エネルギーモードに設定する。なお、通常モードは、電子キー2がタイヤ空気圧信号Stpを受信する度に、このタイヤ空気圧信号Stpを中継するモードである。また、省エネルギーモードは、例えば数回のタイヤ空気圧信号Stpに対して、タイヤ空気圧信号Stpを1回のみ中継するモードである。なお、モード設定部42がモード変更手段に相当する。
さて、本例の場合、エンジンが始動してからの一定時間は、電子キー2の中継モードとし、一定時間経過後は、電子キー2の中継モードを省エネルギーモードとする。このため、エンジンが始動してからの一定時間内に4つのタイヤ21a〜21dの全てからタイヤ空気圧信号Stpを受信しなければならないという要望があっても、これを満たすことが可能となり、しかも一定時間後は電子キー2の中継モードを省エネルギーモードとして電子キー2の電源を無駄に使用しないようにするので、電子キー2の電源の省エネルギー化を図ることも可能となる。
また、中継モードを省エネルギーモードとしてから所定時間経過後に、電子キー2の中継モードを停止してもよい。このように中継モードを所定時間後に停止しても、タイヤ空気圧が必要なのは運転開始初期時であるので、中継モードを強制終了してもさほどもんだいはない。よって、この場合は、電子キー2の電源の省エネルギー化を更に一層図ることが可能となる。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態に記載の(1)〜(6)の効果に加え、以下に記載の効果を得ることができる。
(7)電子キー2の中継モードに動作モード(通常モード、省エネルギーモード)を設けたので、一定時間内に4つの全タイヤ21a〜21dからタイヤ空気圧信号Stpを取得可能(即ち、法規を満足することが可能)という効果と、キー電源の省エネルギー化を図ることが可能という効果との両立を図ることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・図6(a)に示すように、電子キー2がタイヤ空気圧信号Stpを多フレームで送信している際に、他タイヤ21のセンサユニット23からタイヤ空気圧信号Stpが送信されたことを検出すると、これを優先するために、中継送信を一時的に停止してもよい。この場合、通信制御部11には、図6(b)に示すように、他タイヤ21からのタイヤ空気圧信号Stpの送信有無を確認する他信号送信確認部51と、他信号があった際に現通信を一時停止させる送信一時停止部52とが必要となる。
・図6(a),(b)の例の場合、他信号として監視する電波は、他タイヤ21から送信されたタイヤ空気圧信号Stpに限らず、例えば電子キー2から送信されるID照合に準ずる電波(例えば、リクエスト信号Srq等)でもよい。また、他信号が存在した際、現通信は一時停止することに限らず、強制終了するようにしてもよい。
・第1及び第2実施形態において、電子キー2が送信する電波の周波数を1種類以上とし、センサユニット23の送信周波数と同じ周波数を中継する機能と、センサユニット23の送信周波数と異なる周波数を中継する機能との両方を備えていてもよい。この場合の動作は、電子キー2にノイズ検知機能を設け、センサユニット23の送信周波数にノイズがある場合に、センサユニット23の送信周波数と異なる周波数でタイヤ空気圧信号Stpを車両チューナ10に中継する。ところで、状況によっては、センサユニット23に対して電子キー2はかろうじてS/N比が確保できるが、車両チューナ10は遠すぎてS/N比が確保できないことが想定される。しかし、この状況となっても、本例の構成を採用すれば、通信を成立させることが可能となる。この場合、車両チューナ10の受信周波数を切り換える必要が生じるが、この受信周波数切換動作としては、例えば一定時間ごとに受信周波数を切り換える形式が考えられる。また、例えば、車両1からリクエスト信号Srqを電子キー2が受信するタイミングで、電子キー2の送信周波数と車両チューナ10の受信周波数とを切り換えたりする方法を採用してもよい。
・第1及び第2実施形態において、タイヤ空気圧信号中継システム29は、センサユニット23から車両チューナ10に直にタイヤ空気圧信号Stpを送るものを前提とするシステムに限らず、必ず電子キー2を経由するシステムとしてもよい。
・第1及び第2実施形態において、電子キーシステム3は、往路通信(車両1→電子キー2)と復路通信(電子キー2→車両1)とで電波が異なることに限らず、これら通信経路でともにUHF帯の電波を用いるシステムとしてもよい。この場合、LFとUHFとで各々別々に用意していた電子キー2の受信機を1つに統合することができる。
・第1及び第2実施形態において、センサユニット23は、自らが独立して信号送信を行う自発式に限定されない。例えば、車体1a側に設置された発振機から電波を受信したタイミングでタイヤ空気圧信号Stpを送信するものでもよい。
・第1及び第2実施形態において、センサユニット23の信号Stpを出す自発タイミングは、必ずしも一定であることに限定されない。例えば、タイヤ空気圧が低くなるに連れて、送信間隔が短くなるものでもよい。
・第1及び第2実施形態において、タイヤ空気圧信号Stpに含まれるデータは、実施形態以外に述べたパラメータ以外のものが含まれていてもよい。
・第1及び第2実施形態において、タイヤ空気圧信号Stpのフレーム数は、電子キーシステム3に準じた各種電波(リクエスト信号Srq、ワイヤレス信号Swl)よりも少ないことに限定されず、これよりも多くしてもよい。また、フレーム数も通信状態に応じて変更可能としてもよい。
・第1及び第2実施形態において、電子キーシステム3は、キー操作フリーシステム及びワイヤレスキーシステムの両方を含むものに限らず、どちらか一方でもよい。また、電子キーシステム3は、電子キー2に埋設したトランスポンダによってID照合を行うイモビライザーシステムでもよい。
・第1及び第2実施形態において、中継通信手段は、電子キー2の通信制御部11に追加した構成をとることに限らず、例えば通信制御部11から独立したICチップにより形成されるものでもよい。
・第1及び第2実施形態において、タイヤ空気圧監視システム22は、電子キーシステム3の一部品(車両チューナ10)を共用することに限定されず、電子キーシステム3とは独立したシステムとなっていてもよい。即ち、受信機を電子キーシステム3とタイヤ空気圧監視システム22とで各々別に設けてもよい。
・第1及び第2実施形態において、タイヤ空気圧の異常警告は、メータ28による通知に限らず、例えばブザーやホーン等により行うようにしてもよい。
・第2実施形態において、中継モードは、通常モードと省エネルギーモードとに限らず、他のモードを採用してもよい。また、中継モードは前述の2モードに限らず、3モード以上としてもよい。更に、モード変更を時間で区切るのではなく、例えば電子キー2の通信状態や電池残量に応じて、動作モードを切り換えるものでもよい。
・第2実施形態において、監視手段は、必ずしもタイマ41に限らず、電子キー2において監視する動作状態に合わせて、適宜変更可能である。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜8のいずれかにおいて、前記中継通信手段は、前記タイヤ空気圧信号を取得する信号取得手段と、前記信号取得手段で取得した前記タイヤ空気圧信号を安定した信号に変換する中継処理手段と、安定化した前記タイヤ空気圧信号を前記受信機に向けて送信させる信号送信手段とを備えた。
(ロ)請求項7又は前記技術的思想(イ)において、前記監視手段は、前記車両のエンジンが始動を開始してからの経過時間を計時し、前記モード変更手段は、前記車両がエンジンを始動してからの一定時間、前記電子キーの中継モードを、前記タイヤ空気圧信号を受信したら都度、当該タイヤ空気圧信号を前記受信機に中継する通常モードとし、前記一定時間を経過すると、前記タイヤ空気圧信号を数回受信に対して中継動作を1回のみ行う省エネルギーモードに切り換える。この構成によれば、タイヤ空気圧信号を真に集めたいときには同信号をより確実に収集することが可能となり、しかも電子キーの電源の省エネルギー化も図ることが可能となる。
(ハ)請求項1〜8、前記技術的思想(イ),(ロ)のいずれかにおいて、前記受信機は、受信動作としてポーリングを実行し、前記電子キーは、前記タイヤ空気圧信号を複数フレームで送信することにより、当該タイヤ空気圧信号をその先頭からポーリングにヒットさせる複数フレーム送信部を備えた。この構成によれば、受信機が受信動作としてポーリングをとる場合であっても、タイヤ空気圧信号をその先頭からポーリングに受け取らせることが可能となる。
(ニ)前記技術的思想(ハ)において、前記複数フレーム送信部が前記タイヤ空気圧信号の送信を行っている状況下で、前記受信機が他通信を行う際、前記複数フレームに準じた前記タイヤ空気圧信号の送信を一時停止させる送信停止手段を備えた。この構成によれば、通信の混信が発生し難くなるので、通信成立性をより向上することが可能となる。
1…車両、1a…車体、2…電子キー、3…電子キーシステム、10…受信機としての車両チューナ、22…タイヤ空気圧監視システム、21(21a〜21d)…タイヤ、23…センサユニット、29…タイヤ空気圧監視システム、30…中継通信手段を構成するタイヤ空気圧信号取得部、31…中継通信手段を構成する中継処理部、32…中継通信手段を構成する信号送信部、41…監視手段としてのタイマ、42…モード変更手段としてのモード設定部、Stp…タイヤ空気圧信号。

Claims (9)

  1. タイヤの空気圧を検出して外部に送信可能なセンサユニットを車両の各タイヤに取り付け、当該センサユニットから送信されたタイヤ空気圧信号を車体側に設置した受信機で取得し、当該タイヤ空気圧信号から前記各タイヤのそれぞれのタイヤ空気圧を把握することで当該タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視システムにおいて、
    前記車両の電子キーに、前記タイヤ空気圧信号を前記受信機に転送可能な中継通信手段を設けて、前記電子キーを前記タイヤ空気圧信号の中継器として使用することを特徴とするタイヤ空気圧監視システム。
  2. 前記センサユニットは、自らのタイミングで以て前記タイヤ空気圧信号を送信する自発式であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  3. 前記受信機は、前記タイヤ空気圧信号を前記センサユニットから直に受信することも可能となっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  4. 前記中継通信手段は、前記タイヤ空気圧信号を受信した際、当該タイヤ空気圧信号を前記受信機に向けて直ちに送信するのではなく、ランダムな待ち時間又は一定時間後のタイムラグを経てから送信することを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  5. 前記電子キーを中継器として前記タイヤ空気圧信号を前記受信機に送る動作が複数実行される場合、前記電子キーの中継送信は2回目以降においてもランダムな待ち時間又は一定時間後のタイムラグを経て送信することを特徴とする請求項4に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  6. 前記電子キーが送信可能とする電波の周波数を1種類以上とし、前記センサユニットと同じ周波数を中継する機能と、前記センサユニットと異なる周波数を中継する機能との両方を備えることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  7. 前記電子キーの状態を監視する監視手段と、
    前記監視手段の監視結果を基に、前記電子キーの中継モードを変更又は停止するモード変更手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  8. 前記受信機は、前記電子キーを用いてID照合を行う電子キーシステムの車両側の受信機としても共用されていることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一項に記載のタイヤ空気圧監視システム。
  9. タイヤの空気圧を検出して外部に送信可能なセンサユニットを車両の各タイヤに取り付け、当該センサユニットから送信されたタイヤ空気圧信号を車体側に設置した受信機で取得し、当該タイヤ空気圧信号から前記各タイヤのそれぞれのタイヤ空気圧を把握することで当該タイヤの空気圧を監視するタイヤ空気圧監視方法において、
    前記車両の電子キーに、前記タイヤ空気圧信号を前記受信機に転送可能な中継通信手段を設けて、前記電子キーを前記タイヤ空気圧信号の中継器として使用することを特徴とするタイヤ空気圧監視方法。
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