JP2011079252A - 吐出検査装置、及び、吐出検査方法 - Google Patents

吐出検査装置、及び、吐出検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011079252A
JP2011079252A JP2009234473A JP2009234473A JP2011079252A JP 2011079252 A JP2011079252 A JP 2011079252A JP 2009234473 A JP2009234473 A JP 2009234473A JP 2009234473 A JP2009234473 A JP 2009234473A JP 2011079252 A JP2011079252 A JP 2011079252A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection electrode
potential
nozzle
detection
housing portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009234473A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Komatsu
伸也 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009234473A priority Critical patent/JP2011079252A/ja
Priority to US12/897,262 priority patent/US8408670B2/en
Priority to CN2010105025172A priority patent/CN102029794A/zh
Publication of JP2011079252A publication Critical patent/JP2011079252A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
    • B41J2/2142Detection of malfunctioning nozzles

Abstract

【課題】吐出検査を出来る限り正確に行うこと。
【解決手段】第1電位の液体を吐出するノズルと所定間隔を空けて対向し、前記第1電位とは異なる第2電位である第1の検出用電極と、前記第1電位の液体を吐出するノズルと所定間隔を空けて対向し、前記第2電位である第2の検出用電極と、前記ノズルから前記第1電位の液体が吐出されることによって前記第1の検出用電極及び前記第2の検出用電極に生じる電気的な変化に基づいて、前記ノズルからの液体吐出の有無を検査する検査部と、前記第1の検出用電極を収容する絶縁性の第1の収容部と、前記第2の検出用電極を収容する絶縁性の第2の収容部であって、前記第1の収容部と空間を介して配置される第2の収容部と、を有することを特徴とする吐出検査装置である。
【選択図】図8

Description

本発明は、吐出検査装置、及び、吐出検査方法に関する。
インクジェットプリンター等の液体吐出装置には、帯電させたインクをヘッドから検出用の電極に向けて吐出させ、この電極に生じる電気的な変化に基づいて液体の吐出検査を行うものが提案されている。
特開2007−152888号公報
複数のヘッドを有する液体吐出装置に対して液体の吐出検査を行う場合、ヘッドごとに検出用の電極を設けることで、吐出検査時間を短縮できる。ただし、液体吐出装置におけるヘッドの配置に応じて検出用の電極を並べる必要があり、電極同士の間隔が比較的に狭くなる。そのため、液体吐出時に発生する微小な液滴などが検出用の電極に堆積し、検出用の電極同士が堆積した液滴を介して導通してしまう虞がある。そうすると、液体の吐出検査を正確に行うことが出来なくなってしまう。
そこで、本発明は、吐出検査を出来る限り正確に行うことを目的とする。
前記課題を解決する為の主たる発明は、第1電位の液体を吐出するノズルと所定間隔を空けて対向し、前記第1電位とは異なる第2電位である第1の検出用電極と、前記第1電位の液体を吐出するノズルと所定間隔を空けて対向し、前記第2電位である第2の検出用電極と、前記ノズルから前記第1電位の液体が吐出されることによって前記第1の検出用電極及び前記第2の検出用電極に生じる電気的な変化に基づいて、前記ノズルからの液体吐出の有無を検査する検査部と、前記第1の検出用電極を収容する絶縁性の第1の収容部と、前記第2の検出用電極を収容する絶縁性の第2の収容部であって、前記第1の収容部と空間を介して配置される第2の収容部と、を有することを特徴とする吐出検査装置である。
本発明の他の特徴は、本明細書、及び添付図面の記載により、明らかにする。
印刷システムの構成ブロック図である。 プリンターの概略図である。 図3Aはヘッドの配置を示す図であり、図3Bは各ヘッドにおけるノズル配列を示す図である。 図4Aはドット抜け検出ユニットを説明する図であり、図4Bは検出制御部を説明するブロック図である。 ベース部材に検出用電極が取り付けられた様子を示す図である。 図6Aは吐出検査時に用いる駆動信号を示す図であり、図6Bは電圧信号を説明する図であり、図6Cは複数のノズルの吐出検査結果を示す図である。 図7Aは比較例の収容部の断面図であり、図7Bは検出用電極等にインクが堆積した様子を示す図である。 図8Aは実施例1の収容部の断面図であり、図8Bは実施例1の収容部にインクが堆積した様子を示す図である。 図9Aは実施例2の収容部の断面図であり、図9Bは実施例1の収容部の上面図である。 図10Aは実施例3の収容部の断面図であり、図10Bは実施例3の収容部にインクが堆積する様子を示す図である。 図11Aから図11Eは収容部に設ける切欠き部の変形例を示す図である。
===開示の概要===
本明細書の記載、及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかとなる。
即ち、第1電位の液体を吐出するノズルと所定間隔を空けて対向し、前記第1電位とは異なる第2電位である第1の検出用電極と、前記第1電位の液体を吐出するノズルと所定間隔を空けて対向し、前記第2電位である第2の検出用電極と、前記ノズルから前記第1電位の液体が吐出されることによって前記第1の検出用電極及び前記第2の検出用電極に生じる電気的な変化に基づいて、前記ノズルからの液体吐出の有無を検査する検査部と、前記第1の検出用電極を収容する絶縁性の第1の収容部と、前記第2の検出用電極を収容する絶縁性の第2の収容部であって、前記第1の収容部と空間を介して配置される第2の収容部と、を有することを特徴とする吐出検査装置である。
このような吐出検査装置によれば、第1の検出用電極と第2の検出用電極が液体を介して導通してしまうことを抑制でき、吐出検査を出来る限り正確に行うことができる。
かかる吐出検査装置であって、前記第1の収容部と前記第2の収容部のうちの少なくとも一方の収容部では、前記収容部の上面の端縁のうちの前記空間側の前記端縁が、前記検出用電極よりも突出していること。
このような吐出検査装置によれば、第1の検出用電極に堆積した液体と第2の検出用電極に堆積した液体がより繋がり難くなり、吐出検査をより正確に行うことができる。
かかる吐出検査装置であって、前記第1の収容部と前記第2の収容部のうちの少なくとも一方の収容部では、前記収容部の側面のうちの前記空間側の前記側面に、切欠き部が有ること。
このような吐出検査装置によれば、第1の検出用電極に堆積した液体と第2の検出用電極に堆積した液体がより繋がり難くなり、吐出検査をより正確に行うことができる。
かかる吐出検査装置であって、前記切欠き部は、前記収容部の側面に対して90度の角度を成す面と、前記収容部の底面に対して90度の角度を成す面を有すること。
このような吐出検査装置によれば、第1の検出用電極に堆積した液体と第2の検出用電極に堆積した液体がより繋がり難くなり、吐出検査をより正確に行うことができる。
かかる吐出検査装置であって、前記切欠き部が有する面のうち、前記収容部の側面に対して90度の角度を成す面に、別の切欠き部が有ること。
このような吐出検査装置によれば、第1の検出用電極に堆積した液体と第2の検出用電極に堆積した液体がより繋がり難くなり、吐出検査をより正確に行うことができる。
かかる吐出検査装置であって、ベース部材に前記第1の収容部及び前記第2の収容部が取り付けられ、前記第1の収容部及び前記第2の収容部と接触する前記ベース部材の表面に絶縁処理が施されていること。
このような吐出検査装置によれば、検出用電極とベース部材が液体を介して導通してしまうことを防止でき、吐出検査を出来る限り正確に行うことができる。
かかる吐出検査装置であって、ベース部材に前記第1の収容部及び前記第2の収容部が取り付けられ、前記第1の検出用電極に接続される信号線が前記第1の収容部及び前記ベース部材を貫通し、前記第2の検出用電極に接続される信号線が前記第2の収容部及び前記ベース部材を貫通すること。
このような吐出検査装置によれば、信号線の配線処理を容易にすることができ、収容部の間の空間に信号線が位置してしまうことを防止できる。
また、第1電位の液体を吐出するノズルを、前記第1電位とは異なる第2電位である第1の検出用電極であって、絶縁性の第1の収容部に収容された第1の検出用電極に対向させることと、前記ノズルから前記第1電位の液体を吐出させることにより前記第1の検出用電極に生じる電気的な変化に基づいて、前記ノズルからの液体吐出の有無を検査することと、前記第1電位の液体を吐出するノズルを、前記第2電位である第2の検出用電極であって、前記第1の収容部と空間を介して配置される絶縁性の第2の収容部に収容された第2の検出用電極に対向させることと、前記ノズルから前記第1電位の液体を吐出させることにより前記第2の検出用電極に生じる電気的な変化に基づいて、前記ノズルからの液体吐出の有無を検査することと、を有する吐出検査方法である。
このような吐出検査方法によれば、第1の検出用電極と第2の検出用電極が液体を介して導通してしまうことを抑制でき、吐出検査を出来る限り正確に行うことができる。
===印刷システムについて===
以下、液体吐出装置としてインクジェットプリンター(以下、プリンター)を例に挙げ、プリンターとコンピューターが接続された印刷システムについて説明する。
図1は、印刷システムの構成ブロック図である。図2は、プリンター1の概略図である。外部装置であるコンピューターCPから印刷データを受信したプリンター1は、コントローラー10により、各ユニット(搬送ユニット20、ヘッドユニット30、駆動信号生成回路40、ドット抜け検出ユニット50)を制御し、媒体S(用紙など)に画像を印刷する。また、プリンター1内の状況を検出器群60が監視し、その検出結果に基づいて、コントローラー10は各ユニットを制御する。コントローラー10内のインターフェース部10aは、外部装置であるコンピューターCpとプリンター1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU10bは、プリンター1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー10cは、CPU10bのプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。
搬送ユニット20は、用紙Sを印刷可能な位置に送り込み、印刷時には搬送方向に所定の搬送量で用紙Sを搬送させる。輪状の搬送ベルト22が搬送ローラー21A及び21Bにより回転することによって、搬送ベルト22上の用紙Sが搬送される。なお、用紙Sは搬送ベルト22に静電吸着又はバキューム吸着している。
ヘッドユニット30は、媒体Sにインクを吐出するためのものであり、紙幅方向に並ぶ複数のヘッド31を有する。ヘッド31底面のノズルプレートには、インク吐出部であるノズルが複数設けられている。また、ノズルプレートは、グランド線に接続されてグランド電位になっている。そして、各ノズルには、インクが入った圧力室(不図示)と、圧力室の容量を変化させてインクを吐出させるための駆動素子(例:ピエゾ素子)が設けられている。駆動信号生成回路40によって生成された駆動信号COMによって駆動素子が駆動し、ノズルからインクが吐出される。
ドット抜け検出ユニット50(詳細は後述)は、ヘッド31に設けられたノズルからインクが正常に吐出されるか否かを検査する。
図3Aは、ヘッドユニット30におけるヘッド31の配置を示す図であり、図3Bは、各ヘッド31におけるノズル配列を示す図である。なお、図はヘッドユニット30の上面からヘッド31及びノズルを仮想的に見た図である。ここでは、ヘッドユニット30が15個のヘッド31を有するとし、紙幅方向の左側のヘッド31から順に小さい番号を付す(31(1)、31(2)…)。また、紙幅方向に隣り合うヘッド(例:31(1),31(2))の各端部を重複させるため、一方のヘッド(例:31(2))を他方のヘッド(例:31(1))よりも搬送方向の下流側にずらして配置する。
そして、図3Bに示すように、各ヘッド31には、イエローインクを吐出するイエローノズル列Yと、マゼンタインクを吐出するマゼンタノズル列Mと、シアンインクを吐出するシアンノズル列Cと、ブラックインクを吐出するブラックノズル列Kが形成され、各ノズル列はノズルを180個ずつ備えている。各ノズル列において紙幅方向左側のノズルから順に小さい番号を付す(#1〜#180)。また、各ノズル列のノズルは、紙幅方向に一定の間隔180dpiで整列している。そして、紙幅方向に並ぶ2つのヘッド(例:31(2)と31(3))のうち、左側ヘッド(例:31(2))の右端4個のノズル(#177〜#180)と右側のヘッド(例:31(3))の左端4個のノズル(#1〜#4)を重複させて配置している。このように、ヘッドユニット30では、複数のノズルが紙幅方向に一定の間隔(180dpi)で並んでいる。
このようなプリンター1では、コントローラー10が印刷データを受信すると、コントローラー10は、印刷すべき用紙Sを搬送ベルト22上まで送り、その後、搬送ベルト22上の用紙Sを一定速度で停まることなくヘッドユニット30の下を搬送させる。ヘッドユニット30の下を用紙Sが搬送される間に、各ノズルからインクが断続的に吐出される。その結果、用紙S上に画像が印刷される。
===吐出検査について===
長時間ノズルからインクが吐出されなかったり、ノズルに紙粉などの異物が付着したりすると、ノズルが目詰まりすることがある。ノズルが目詰まりすると、ノズルからインクを吐出すべき時にインクが吐出されず、ドットが形成されるべき所にドットが形成されない現象(ドット抜け)が発生する。「ドット抜け」が発生すると画質が劣化してしまう。そこで、本実施形態では、ドット抜け検出ユニット50により「吐出検査」を実施し、「ドット抜けノズル」が検出された場合には、「回復動作」(フラッシング、ポンプ吸引など)を行って、ドット抜けノズルから正常にインクが吐出されるようにする。
なお、図2に示すように、ドット抜け検出ユニット50は非印刷エリアに位置する。よって、印刷時にはヘッドユニット30を印刷エリアに移動し、ヘッドユニット30と媒体Sを対向させ、吐出検査時にはヘッドユニット30を非印刷エリアに移動し、ヘッドユニット30とドット抜け検出ユニット50を対向させる。また、吐出検査は、プリンター1の電源がオンされた直後やプリンター1がコンピューターCPから印刷データを受信して印刷を開始する時に実施するとよく、更に、印刷が長時間続く場合には所定時間おきに実施するとよい。
<ドット抜け検出ユニット50について>
図4Aは、ドット抜け検出ユニット50を説明する図であり、図4Bは、検出制御部57を説明するブロック図である。図5は、ベース部材70に検出用電極58が取り付けられた様子を上から見た図である。図4Aに示すように、ドット抜け検出ユニット50(吐出検査装置に相当)は、高圧電源ユニット51、第1制限抵抗52、第2制限抵抗53、検出用コンデンサー54、増幅器55、平滑コンデンサー56、及び、検出制御部57、検出用電極58を有する。
吐出検査時には、図4Aに示すようにヘッド31のノズル面32と検出用電極58を所定の間隔dを空けて対向させる。図5に示すように、検出用電極58(クロスハッチ部)は、四角形の金属板(例えばステンレスなど)であり、各ヘッド31のノズル面32全面と対向可能な程度の大きさである。そして、吐出検査時には、検出用電極58は600V〜1kV程度の高電位となる。ところで、本実施形態のプリンター1は、図3Aに示すように複数のヘッド31(1)〜31(15)を有する。そこで、吐出検査時間を短縮するために、ヘッド31ごとに検出用電極58を設ける。そして、全ての検出用電極58(1)〜58(15)が、対応するヘッド31(1)〜31(15)と同時に対向出来るように、ヘッドユニット30におけるヘッド31の配置(図3A)に合わせて、ベース部材70に検出用電極58を配置する(図5)。そうすることで、複数のヘッド31の吐出検査を同時に実施でき、多数のヘッド31を有するプリンター1であっても吐出検査時間を短縮できる。
なお、ここでは、検出用電極58を取り付けるベース部材70を金属板とし、ベース部材70はノイズ防止用のシールド板としての役割も担う。図5では、検出用電極58の下方にシールド板(ベース部材70)を設けた様子を示すが、検出用電極58の周囲にシールド板を設けてもよい。そして、ベース部材70はグランド電位であるのに対して、検出用電極58は吐出検査時に600V〜1kV程度の高電位となる。よって、検出用電極58とベース部材70を絶縁する必要がある。そこで、図5に示すように、例えばプラスチック等でできた絶縁性の収容部59(斜線部)に検出用電極58を収容し、検出用電極58が収容された収容部59をベース部材70に取り付ける。即ち、グランド電位のベース部材70と高電位の検出用電極58の間に絶縁性の収容部59を設けることで、ベース部材70と検出用電極58を絶縁する。そうすることで、検出用電極58からベース部材70に電流が流れてしまうことを防止でき、検出用電極58およびベース部材70を各々の電位に保つことができる。
以下、ドット抜け検出ユニット50を構成するその他の部材について説明する。まず、高圧電源ユニット51は、検出用電極58を所定電位にする電源の一種である。本実施形態の高圧電源ユニット51は、600V〜1kV程度の直流電源によって構成され、検出制御部57からの制御信号によって動作が制御される。
第1制限抵抗52及び第2制限抵抗53は、高圧電源ユニット51の出力端子と検出用電極58との間に配置され、高圧電源ユニット51と検出用電極58との間で流れる電流を制限する。本実施形態では、第1制限抵抗52と第2制限抵抗53は同じ抵抗値(例えば1.6MΩ)とし、第1制限抵抗52と第2制限抵抗53を直列に接続する。図示するように、第1制限抵抗52の一端を高圧電源ユニット51の出力端子に接続し、他端を第2制限抵抗53の一端と接続し、第2制限抵抗53の他端を検出用電極58に接続する。
検出用コンデンサー54は、検出用電極58の電位変化成分を抽出するための素子であり、一方の導体が検出用電極58に接続され、他方の導体が増幅器55に接続されている。この間に検出用コンデンサー54を介在させることで、検出用電極58のバイアス成分(直流成分)を除くことができ、信号の扱いを容易にすることができる。本実施形態では、検出用コンデンサー54を容量が4700pFとする。
増幅器55は、検出用コンデンサー54の他端に現れる信号(電位変化)を増幅して出力する。本実施形態の増幅器55は増幅率が4000倍のものによって構成されている。これにより、電位の変化成分を2〜3V程度の変化幅を持った電圧信号として取得できる。これらの検出用コンデンサー54及び増幅器55の組は検出部の一種に相当し、インク滴の吐出によって生じた検出用電極58の電位変化を検出する。
平滑コンデンサー56は、電位の急激な変化を抑制する。本実施形態の平滑コンデンサー56は一端が第1制限抵抗52と第2制限抵抗53とを接続する信号線に接続され、他端がグランドに接続されている。そして、その容量は0.1μFである。
検出制御部57(検査部に相当)は、ドット抜け検出ユニット50の制御を行う部分である。図4Bに示すように、検出制御部57は、レジスタ群57a、AD変換部57b、電圧比較部57c、及び、制御信号出力部57dを有する。レジスタ群57aは、複数のレジスタによって構成されている。各レジスタには、ノズル毎の判定結果や判定用の電圧閾値などが記憶される。AD変換部57bは、増幅器55から出力された増幅後の電圧信号(アナログ値)をデジタル値に変換する。電圧比較部57cは、増幅後の電圧信号に基づく振幅値の大きさを電圧閾値と比較する。制御信号出力部57dは、高圧電源ユニット51の動作を制御するための制御信号を出力する
<吐出検査方法について>
次に、吐出検査方法について説明する。本実施形態のプリンター1では、図4Aに示すように、ノズルプレート32をグランドに接続してグランド電位(第1電位に相当)とし、検出用電極58を600V〜1kV程度の高い電位(第2電位に相当)としている。なお、本実施形態のインク溶媒は導電性を有する液体(例えば水)とし、グランド電位のノズルプレート32によって、ノズルから吐出されるインク滴はグランド電位になる。そして、各ヘッド31(ノズルプレート32)と各ヘッド31に対応する検出用電極58を、所定間隔dを空けた状態で対向させて、検出対象のノズルからインク滴を吐出させる。そして、インク滴の吐出に起因して検出用電極58側に生じた電気的な変化(電位変化)を検出用コンデンサー54及び増幅器55を介して検出制御部57が電圧信号SGとして取得する。検出制御部57は、電圧信号SGにおける振幅値(電位変化)に基づいて、検出対象のノズルからインク滴が正常に吐出されたか否かを判断する。
検出の原理は正確に解明されていないが、ノズルプレート32と検出用電極58を、所定間隔dを空けて配置したことにより、これらの部材が恰もコンデンサーの様に振る舞う構成ができたからと考えられる。図4Aに示すように、グランドに接続されたノズルプレート32に接することで、ノズルから柱状に延びたインク(インク柱)もグランド電位になる。このインクの伸長が、コンデンサーにおける静電容量を変化させると考えられる。すなわち、ノズルからインクが吐出されることによって、グランド電位のインクと検出用電極58がコンデンサーを構成し、静電容量が変化する。
そして、静電容量が小さくなると、ノズルプレート32と検出用電極58の間で蓄えることのできる電荷の量が減少する。このため、余剰の電荷が検出用電極58から各制限抵抗52,53を通って高圧電源ユニット51側へ移動する。すなわち、高圧電源ユニット51へ向けて電流が流れる。一方、静電容量が増えたり、減少した静電容量が戻ったりすると、電荷が高圧電源ユニット51から各制限抵抗52,53を通って検出用電極58側へ移動する。すなわち、検出用電極58へ向けて電流が流れる。このような電流(便宜上、吐出検査用電流Ifともいう)が流れると、検出用電極58の電位が変化する。検出用電極58の電位の変化は、検出用コンデンサー54における他方の導体(増幅器55側の導体)の電位変化としても現れる。従って、他方の導体の電位変化を監視することで、インク滴が吐出されたか否かを判定できる。
図6Aは、吐出検査時に用いる駆動信号COMの一例を示す図であり、図6Bは、図6Aの駆動信号COMによってノズルからインクが吐出された場合に増幅器55から出力される電圧信号SGを説明する図であり、図6Cは、複数のノズル(#1〜#10)の吐出検査結果である電圧信号SGを示す図である。駆動信号COMは、繰り返し期間Tの前半期間TAにノズルからインクを吐出するための複数の駆動波形W(例えば24個)を有し、後半期間TBでは中間電位で一定の電位が保たれる。駆動信号生成回路40は駆動信号COMを繰り返し期間T毎に繰り返し生成する。この繰り返し期間Tが1つのノズルの検査に要する時間に相当する。
まず、検査対象の中の或るノズルに対応するピエゾ素子に、繰り返し期間Tに亘って駆動信号COMを印加する。そうすると、前半期間TAにて吐出検査対象のノズルからインク滴が連続的に吐出される(例えば24ショット打たれる)。これにより、検出用電極58の電位が変化し、増幅器55は、その電位変化を図6Bに示す電圧信号SG(サインカーブ)として検出制御部57に出力する。なお、1ショット分のインク滴による検出用電極58の電位変化が小さいため、ノズルからインク滴を連続的に吐出させ、検査に十分な振幅である電圧信号SGが得られるようにした。
検出制御部57は、検査対象のノズルの検査期間(T)の電圧信号SGから最大振幅Vmax(最高電圧VHと最低電圧VLの差)を算出し、最大振幅Vmaxと所定の閾値THを比較する。駆動信号COMに応じて検査対象のノズルからインクが吐出されれば、検出用電極58の電位が変化し、電圧信号SGの最大振幅Vmaxが閾値THよりも大きくなる。一方、目詰まり等により、検査対象のノズルからインクが吐出されなかったり、吐出されるインク量が少なかったりすると、検出用電極58の電位が変化しなかったり、又は電位変化が小さかったりして、電圧信号SGの最大振幅Vmaxが閾値TH以下となる。
或るノズルに対応するピエゾ素子に駆動信号COMを印加した後は、次の検査対象ノズルに対応するピエゾ素子に繰り返し期間Tに亘って駆動信号COMを印加するというように、繰り返し期間Tごと、1ノズルごとに、対応するピエゾ素子に駆動信号COMを印加する。その結果、検出制御部57は、図6Cに示すように、繰り返し期間Tごとに、サインカーブの電位変化(図6B)が発生する電圧信号SGを取得できる。例えば、図6Cの結果では、ノズル#5の検査期間に対応する電圧信号SGの最大振幅が閾値THよりも小さいため、検出制御部57は、ノズル#5がドット抜けノズルであると判断する。他のノズル(#1〜#4・#6〜#10)の各検査期間に対応する電圧信号SGの最大振幅Vmaxは閾値TH以上であるため、検出制御部57は、他のノズルは正常なノズルであると判断する。こうして、吐出検査においてドット抜けノズルが検出された場合には、プリンター1のコントローラー10は回復動作を実施する。そうすることで、ドット抜けのない高画質な画像を印刷することができる。
===検出用電極58の収容部59について===
前述のように(図5)、吐出検査時に高電位となる検出用電極58を、グランド電位であるベース部材70(シールド板)に取り付けるため、検出用電極58とベース部材70の間に、絶縁性の収容部59を設ける。そうすることで、検出用電極58からベース部材70に電流が流れること(短絡)を防止できる。よって、ベース部材70をグランド電位に保つことができ安全であり、また、吐出検査時の検出用電極58を所定の高電位に保つことができる。検出用電極58を所定の高電位に保つことで、検査に十分な電圧信号SGの振幅(図6B)が得られ、吐出検査を正確に行うことができる。以下、比較例の収容部59を説明した後、本実施形態の収容部59について詳しく説明する。
<比較例の収容部59’について>
図7Aは、比較例の収容部59’の断面図であり、図7Bは、検出用電極58等にインクが堆積した様子を示す図である。なお、以下では説明の簡略のため、紙幅方向に並ぶ2個の検出用電極58(1),58(3)だけを図示する。また、紙幅方向左側の検出用電極58(1)を「第1検出用電極」と呼び、紙幅方向右側の検出用電極58(3)を「第3検出用電極」と呼ぶ。比較例の収容部59’は直方体形状の絶縁性部材(例:プラスチック)であり、比較例の収容部59’上に全ての検出用電極58(1),58(3)が配設される。即ち、比較例では、複数の検出用電極58に対して1つの収容部59’が設けられる。
ところで、ノズルからインクを吐出する際には、メインのインク滴と共に、微小なインク滴が吐出される。この微小なインク滴は媒体等に着弾せず、インクミストとしてプリンター1内を浮遊する場合がある。そうすると、図7Aに示すように印刷エリアで発生したインクミストが、非印刷エリアのドット抜け検出ユニット50まで浮遊し、検出用電極58などに付着する。また、吐出検査時にも微小なインク滴が発生し、検出用電極58などに付着する。その結果、プリンター1の使用時間の経過と共に、図7Bに示すように、各部材にインクが堆積してしまう。
図7Bでは、第1検出用電極58(1)に堆積したインクと第3検出用電極58(3)に堆積したインクが接触し、また、第3検出用電極58(3)からベース部材70にかけてインクが堆積している。即ち、第1検出用電極58(1)と第3検出用電極58(3)はインクを介して繋がり、第3検出用電極58(3)とベース部材70もインクを介して繋がっている。また、本実施形態のインク溶媒は導電性を有する液体(例えば水)である。よって、第1検出用電極58(1)と第3検出用電極58(3)はインクを介して導通してしまう。
また、比較例ではベース部材70の表面に対して何の処理も施さないとし、ベース部材70の表面(上面)は導電性を有する。よって、図7Bに示すように、ベース部材70の上面に堆積したインクと検出用電極58に堆積したインクが接触すると、ベース部材70と検出用電極58が導通してしまう。
その結果、インクを介して導通する検出用電極58間では、吐出検査時に互いに影響を及ぼし、吐出検査結果(電圧信号SG)にノイズが発生する等して、正確に吐出検査を行うことが出来なくなってしまう。また、吐出検査時に、検出用電極58から導通しているベース部材70に電流が流れ、検出用電極58が所定の電位よりも低電位となってしまう。そうすると、電圧信号SGの振幅が小さくなり、ノズルからの吐出の有無を正確に判断することが出来なくなってしまう。また、ベース部材70に電流が流れると危険である。
特に、本実施形態のプリンター1では、吐出検査時間を短縮するために、ヘッド31ごとに検出用電極58を設け、ヘッドユニット30におけるヘッド31の配置と同様に(図3A)、検出電極58をベース部材70に取り付ける。よって、複数の検出用電極58が比較的に近い距離に位置することになる。図5に示すように、紙幅方向に隣り合う検出用電極(例:58(1),58(3))の紙幅方向の間隔D1が狭く、搬送方向に隣り合う検出用電極(例:58(14),58(15))の搬送方向の間隔D2が狭い。
そして、インクミストは、検出用電極58や収容部59などの表面に付着する。比較例では、直方体形状の収容部59’の上に複数の検出用電極58が位置するため、例えば図7Aに示すように、第1検出用電極58(1)と第3検出用電極58(3)の間において、インクが付着可能な収容部59’の表面の長さ(紙幅方向の長さ)は、2つの検出用電極58の紙幅方向の距離(水平距離)「D1」であり、比較的に短い。言い換えれば、第1検出用電極58(1)に堆積するインクと第3検出用電極58(3)に堆積するインクが接触するまでの距離が、2つの検出用電極58の紙幅方向の距離「D1」であり、比較的に短い。よって、比較例では、2つの検出用電極58(1),58(3)にそれぞれ堆積したインクが接触し易く、2つの検出用電極が導通し易い。
以上をまとめると、複数のヘッド31を有するプリンター1のドット抜け検出ユニット50において、ヘッド31ごとに検出用電極58を設け、ヘッド31の配置と同様に検出用電極58を配置する場合、検出用電極58間の距離が比較的に近く、各検出用電極58に堆積したインクを介して検出用電極58同士が導通する虞がある。また、検出用電極58を、絶縁性の収容部59を介して、金属板のベース部材70(シールド板)に取り付けるドット抜け検出ユニット50では、検出用電極58に堆積したインクとベース部材70に堆積したインクが接触し、検出用電極58とベース部材70が導通する虞がある。そうすると、吐出検査を正確に行うことが出来なくなってしまう。
そこで、本実施形態では、インクを介して検出用電極58間が導通したり、インクを介して検出用電極58とベース部材70が導通したりすることを防止し、吐出検査を出来る限り正確に行うことを目的とする。
<本実施形態の収容部59:実施例1>
図8Aは、実施例1の収容部59の断面図であり、図8Bは、実施例1の収容部59にインクが堆積した様子を示す図である。本実施形態では、図5に示すように検出用電極58ごとに絶縁性の収容部59(例:プラスチック等)を設ける。個別の収容部59に各々検出用電極58を収容し、ベース部材70に取り付ける。そして、各検出用電極58に対応する実施例1の収容部59は略直方体形状をしている。なお、説明のため、第1検出用電極58(1)を収容する収容部59(1)を「第1収容部」と呼び、第3検出用電極(3)を収容する収容部59(3)を「第3収容部」と呼ぶ。そして、本実施形態では、図5や図8Aに示すように、紙幅方向、及び、搬送方向に隣り合う検出用電極58を各々収容する収容部59の間に「空間」を設ける。
第1収容部59(1)と第3収容部59(3)を「空間」を介して配置することで、検出用電極58間の「沿面距離」を増やすことができる。検出用電極58間の沿面距離とは、或る検出用電極58からその隣の検出用電極58までの間に位置する面(収容部59の表面やベース部材70の表面)の合計長さである。図8Aでは、第1検出用電極58(1)と第3検出用電極58(3)の間の沿面距離の長さを点線にて示している。具体的には、図8Aでは、第1検出用電極58(1)の右端から第1収容部59(1)の右端までの第1収容部59(1)の上面の長さと、第1収容部59(1)の右側側面の長さと、第1収容部59(1)と第3収容部59(3)の間のベース部材70の長さと、第3収容部59(3)の左側側面の長さと、第3収容部59(3)の左端から第3検出用電極58(3)の左端までの第3収容部59(3)の上面の長さを、合計した長さとなる。これに対して、前述の比較例では(図7A)、第1検出用電極58(1)と第3検出用電極58(3)の間の沿面距離の長さが、第1検出用電極58(1)の右端から第3検出用電極59(3)の左端までの紙幅方向の長さ「D1」となる。即ち、実施例1(図8A)の沿面距離の方が比較例の沿面距離D1(図7A)よりも、実施例1の収容部59の2つの側面の長さ分だけ長くなる。これは、第1収容部59(1)と第3収容部59(3)の間に「空間」を設けたからである。
そして、プリンター1内を浮遊するインクミストは部材の表面に付着する。そのため、2つの検出用電極58間の沿面距離が長くなるほどインクミストが付着可能な部材の表面(面積)が増える。その結果、2つの検出用電極58に各々堆積したインクが接触し難くなる。例えば、比較例(図7A)では第1検出用電極58(1)に堆積したインクと第3検出用電極58(3)に堆積したインクが接触してしまっている。一方、比較例と同程度のインクが堆積した場合、実施例1(図8B)では、各検出用電極58(1),58(3)に堆積したインクは各収容部59(1),59(3)の側面には達するが、各検出用電極58(1),58(3)に堆積したインクが接触することはない。実施例1では、各検出用電極58(1),58(3)に堆積したインクが接触するためには、2つの収容部59(1),59(3)の側面と、2つの収容部の間のベース部材70に亘ってまで、インクが堆積する必要がある。
つまり、各検出用電極58の収容部59の間に「空間」を設け、検出用電極58間の「沿面距離」を長くすることで、各検出用電極58に堆積したインクを繋げ難くすることができ、検出用電極58間がインクを介して導通してしまうことを抑制できる。その結果、近傍の検出用電極58が互いに影響を及ぼして電圧信号SG(吐出検査結果)にノイズ等を発生させてしまうことを防止でき、吐出検査を正確に実施することができる。また、言い換えれば、検出用電極58間の「沿面距離」を長くすることで、各検出用電極58に堆積したインクが繋がるまでの時間を長く確保でき、堆積インクをクリーニングする等のメンテナンス回数を減らすことができる。
なお、収容部59の高さを高くすることで(側面の長さを長くすることで)、検出用電極58間の沿面距離を長くすることができる。ただし、吐出検査時には検出用電極58とヘッド31(ノズル面)を対向させ、また、ヘッド31の高さの位置は既定である。そのため、図8Aではノズル面と検出用電極58の間に所定の間隔X1が空くように、収容部59の高さを決定している。
また、実施例1では、ベース部材70の上面に絶縁処理を施す。ここでは、ベース部材70にアルマイト処理を施すとした(アルミニウムからなる基材に対して酸化被膜を施す)。ただし、これに限らず、例えば、ベース部材70の表面に樹脂被覆を施してもよい。図8では、ベース部材70に絶縁処理が施された部分を絶縁層として黒く示す。こうすることで、2つの収容部59(1),59(3)の間のベース部材70上面に堆積したインクと、検出用電極58から堆積したインクが接触するとしても、検出用電極58とベース部材70が導通してしまうことを防止できる。その結果、吐出検査時に検出用電極58は所定の高電位に保つことができ、吐出検査を正確に実施することができる。また、ベース部材70をグランド電位に保つことができ、安全である。なお、ここでは、検出用電極58から堆積したインクがベース部材70の側面や下面まで回り込まない構造であるとし、ベース部材70の表面のうち、収容部59と接触する面(上面)にだけ絶縁処理を施す。ただし、これに限らず、例えば、ベース部材70の全表面に絶縁処理を施してもよい。
また、実施例1では、図8Aに示すように、検出用電極58に接続された信号線71(図6Bの電圧信号SG)を収容部59の内部とベース部材71に貫通させる。そうすることで、本実施形態のドット抜け検出ユニット50のように、多数の検出用電極58を有する場合であっても、配線処理を容易にすることができる。また、仮に、収容部59とベース部材70に信号線71を貫通せず、収容部59の間の空間に信号線71が位置したとする。そうすると、信号線71にインクミストが堆積し、隣り合う検出用電極59にそれぞれ堆積したインクを、信号線71上のインクを介して接触させてしまう虞がある。つまり、信号線71を収容部59の内部とベース部材71に貫通させることによって、配線処理を容易にすることができ、また、信号線71上のインクを介して、隣り合う検出用電極59が導通し易くなってしまうことを防止できる。ただし、これに限らず、信号線71を収容部59とベース部材71の何れか一方にだけ貫通させてもよいし、信号線71を収容部59とベース部材71に貫通させなくともよい。
<本実施形態の収容部59:実施例2>
図9Aは、実施例2の収容部59の断面図であり、図9Bは、実施例1の収容部59の上面図である。実施例2の収容部59では、収容部59の上面の端縁が、収容部59上面の中央部よりも、上方に突出している。この収容部59の上面の端縁が突出した部分を「突起部72」と呼ぶ。図9Bの上面図では収容部59のうちの太線で囲った部分を突起部72として示し、ここでは、収容部59の上面の周囲の端縁を突出させる。言い換えれば、収容部59の上面において、紙幅方向に沿う端縁も搬送方向に沿う端縁も上方に突出させる。ただし、これに限らず、例えば、収容部59上面の周囲の端縁(4つの端縁)のうち、他の収容部59と対向する端縁(空間側の端縁)だけを突出させてもよい。
このように収容部59に突起部72を設けることで、実施例1の突起部72の無い収容部59(図8A)に比べて、検出用電極58間の沿面距離を、突起部72の側面分だけ長くすることができる。検出用電極58間の沿面距離を更に長くすることで、各検出用電極58に堆積したインクをより繋げ難くすることができる。即ち、近傍の検出用電極58が導通してしまうことを防止でき、吐出検査を正確に実施することができる。
また、ヘッド31の高さ位置は既定であるため、図9Aではノズル面と突起部72の上面の間に所定の間隔X1(第1間隔X1)が空くように、突起部72の高さを決定している。このような実施例2の収容部59では、検出用電極58とノズル面との間隔X2(第2間隔X2)が、突起部72の上面とノズル面との間隔X1よりも長くなる。ところで、前述の実施例1では(図8A)、検出用電極58間の沿面距離を長くするために、収容部59の側面を出来る限り高くし、検出用電極58とノズル面との間隔を第1間隔X1としている。即ち、実施例2では突起部72を設けたため、実施例2の検出用電極58とノズル面との間隔(第2間隔X2)の方が、実施例1の検出用電極58とノズル面との間隔(第1間隔X1)よりも長い。
検出用電極58とノズル面との間隔は吐出検査が可能な範囲で出来る限り空ける方が良い。それは、ノズル面と検出用電極58の間隔が狭いと、検出用電極58の上方に堆積したインクとノズル面が接触してしまう虞があるからである。そうすると、本実施形態の吐出検査では、図4Aに示すようにノズル面32をグランド電位とし、検出用電極58を所定の高電位とするため、ノズル面32と検出用電極58とが堆積したインクを介して導通し、吐出検査を正確に実施することが出来なくなってしまう。つまり、実施例2では、突起部72を設けることによって、検出用電極58間の沿面距離を長くしつつ、ノズル面と検出用電極58の間隔X2をより空けることができる。その結果、検出用電極58間の導通や、検出用電極58とノズル面の導通を防止する。
<本実施形態の収容部59:実施例3>
図10Aは、実施例3の収容部59の断面図であり、図10Bは、実施例3の収容部59にインクが堆積する様子を示す図である。実施例3の収容部59の下方には切欠き部73を設け、収容部59の下方に空間を設ける。なお、図10では、収容部59において紙幅方向の左右の側面に切欠き部73を設けた様子を示すが、収容部59において搬送方向の上流側,下流側の側面にも切欠き部73を設ける。
ここで示す切欠き部73は、図10Bに示すように、収容部59の側面59cに対して90度(角度α)を成す面(切欠き天井面59a)と、収容部59の底面59dに対して90度(角度β)を成す面(切欠き側面59b)を有する。このように、収容部59の下方に切欠き部73を設けることによって、切欠き部73を形成する面(切欠き天井面59a,切欠き側面59b)の長さ分だけ、検出用電極58間の沿面距離を長くすることができる。その結果、各検出用電極58に堆積したインクをより繋げ難くすることができ、検出用電極58間の導通を防止し、吐出検査を正確に実施することができる。
なお、沿面距離を長くするためには、切欠き部73が有する面、例えば、切欠き天井面59aの長さを長くするとよい。ただし、切欠き天井面59aを長くし過ぎると、収容部59の下部が収容部59の上部に比べて小さくなり過ぎるため、収容部59の安定感が悪くなる。そのため、例えば、切欠き天井面59aが検出用電極58の端部よりも内側まで位置し、収容部59の安定感が保てる程度に、切欠き天井面59aの長さを長くするとよい。
また、図10Bに示すように、2つの収容部59の間の空間に入り込んだインクミストは重力により下方に落ちていく。そのため、インクミストは2つの収容部59の間のベース部材70の上面に堆積しやすい。また、2つの収容部59の間に入り込んだインクミストは、切欠き部73の切欠き天井面59aに回り込んで付着し難い。切欠き部73の切欠き天井面59aにインクが堆積しないということは、例えば、第1検出用電極58(1)に堆積したインクは、第1収容部59(1)の側面のインクとは繋がるが、ベース部材70の上面に堆積したインクや第3検出用電極58(3)に堆積したインクとは繋がらないということである。つまり、収容部59に切欠き部73を設けることによって、2つの検出用電極58の間の沿面(収容部59やベース部材70の表面)において、インクが堆積し難い面(切欠き天井面59a)を形成することができ、2つの検出用電極58がインクを介して導通してしまうことを防止できる。その結果、吐出検査を正確に実施することができる。
同様に、収容部59に切欠き部73を設けることによって、検出用電極58とベース部材70の間の沿面(収容部59の側面)において、インクが堆積し難い面(切欠き天井面59a)を形成することができる。よって、検出用電極58とベース部材70がインクを介して導通してしまうことを防止できる。そのため、収容部59に切欠き部73を設ける場合には、ベース材70の表面(上面)に絶縁処理を施さなくとも、検出用電極58とベース部材70がインクを介して導通してしまうことを防止できる。
なお、図10では、切欠き部73と突起部72を有する収容部59を例に挙げているがこれに限らず、切欠き部73だけを有する収容部59であってもよい。また、切欠き部73は、収容部59の下方に設けるに限らず(即ち、収容部59の底面59dを含んで切欠くに限らず)、収容部59の側面の中間部に切欠き部73を設けてもよい。
<実施例3の変形例について>
図11Aから図11Eは、収容部59に設ける切欠き部73の変形例を示す図である。収容部59の全ての側面に切欠き部73を設けるに限らず、例えば、図11Aに示すように、収容部59の紙幅方向の左右の側面のうち、一方の側面にだけ切欠き部73を設けても良い。この場合、紙幅方向に収容部59を配置する際に、切欠き部73を有する側面が同じ側に位置するように(図11Aでは右側に切欠き部73が位置するように)、収容部59を配置する。そうすることで、紙幅方向に隣り合う収容部59(1),59(3)の間に、インクが堆積し難い切欠き天井面59aが必ず位置するため、2つの検出用電極板58(1),58(3)がインクを介して繋がってしまうことを防止できる。同様に、収容部59において、搬送方向の上流側と下流側の側面のうち、一方の側面にだけ切欠き部73を設けてもよい(不図示)。即ち、別の収容部と対向する側面(空間側の側面)に切欠き部73を設けるとよい。
図11Bは、2段階の切欠き部73が設けられた収容部59を示す図である。2段階の切欠き部73とは、収容部59の側面に対して水平方向(紙幅方向)に切欠いた第1切欠き部731と、第1切欠き部731の天井面59aを鉛直方向上方に切欠いた第2切欠き部732(別の切欠き部)である。このように、収容部59に2段階の切欠き部73を設けることによって、検出用電極58間の沿面距離を更に長くすることができる。また、第2切欠き部732の天井面には、インクミストがより付着し難く、2つの検出用電極58がインクを介して繋がってしまうことをより確実に防止できる。
図11C及び図11Dは、収容部59の底面59dに対して斜めに切欠いた切欠き部73を示す図である。図11Cは、収容部59の底面59dと切欠き部73の側面59bの角度βを90度よりも大きくし、切欠き部73の側面59bを収容部59の底面59dに対して斜めにしている。一方、図11Dは、収容部59の側面59cと切欠き部73の側面59bの角度αを90度よりも小さくし、切欠き部73の側面59bを収容部59の底面59dに対して斜めにしている。このように収容部59の底面59dに対して斜めに切欠いた切欠き部73を設けても良い。ただし、図10Aに示す切欠き部73のように、収容部59の側面59cに対して90度を成す面59aと、収容部59の底面59dに対して90度を成す面59bを有する切欠き部73の方が、検出用電極58間の沿面距離を長くすることが出来る。
図11Eは、切欠き天井面59aが上方に切欠かれた切欠き部73を有する収容部59を示す図である。図示するように、収容部59の側面59cに対して90度よりも大きい角度(角度α)を成す面(切欠き天井面59a)と、収容部59の底面59dに対して90度(角度β)を成す面(切欠き側面59b)を有する切欠き部73であってもよい。このように、切欠き天井面59aを上方に切欠くことで、よりインクミストを付着し難くすることができる。
===その他の実施形態===
上記の各実施形態は、主としてインクジェット方式のプリンターを有する印刷システムについて記載されているが、吐出検査方法等の開示が含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<収容部59について>
前述の実施形態では、図5などに示すように、各検出用電極58に対応する収容部59を個別の物体(分離可能)としているが、これに限らない。例えば、複数の検出用電極58に対応する複数の収容部59を一体物とし、例えば、各収容部59の底面を繋げても良い。なお、前述の実施形態(図8)では2つの収容部59(1),59(3)の間においてベース部材70が露出するが、各収容部59の底面を絶縁性の物質(例:プラスチック等)で繋げることで、2つの収容部59間のベース部材70を絶縁性の物質で覆うことができる。この場合には、ベース部材70の上面(表面)の絶縁処理を行わなくとも良い。
<吐出検査装置について>
前述の実施形態では、プリンター1に搭載された形態の吐出検査装置(ドット抜け検出ユニット50)について説明したが、この構成に限定されない。ドット抜け検出ユニット50を、例えばヘッドユニット30を検査するための専用の吐出検査装置として構成することもできる。
<プリンターについて>
前述の実施形態では、複数のヘッド31が紙幅方向に並び、その複数のヘッド31の下に媒体Sを搬送させることによって画像を印刷するプリンター(所謂ラインヘッドプリンター)を例に挙げているが、これに限らない。例えば、連続用紙を印刷領域に搬送し、印刷領域に位置する用紙に対して、複数のヘッドを用紙の搬送方向に移動させながら画像を形成する動作と、複数のヘッドを紙幅方向に移動する動作を繰り返して画像を形成し、その後、未だ印刷が完了していない用紙部分を印刷領域に搬送して画像を形成するプリンターでもよい。
<ドット抜け検出ユニット50について>
前述の実施形態では、ドット抜け検出ユニット50に分圧回路を設けずに、吐出検査用電流Ifに起因する電気的状態の変化に基づいて、検出用電極58の異常を検出しているが、これに限らず、分圧回路によって電源電圧を分圧し、検出した電圧に基づいて、検出用電極58の異常を検出してもよい。
また、前述の実施形態では、検出用電極58をノズル面よりも高電位にし、検出用コンデンサー54によってインク滴の吐出に起因する検出用電極58の電位変化を抽出したが、これに限らない。例えば、ノズルプレート32に高圧電源ユニットを接続して高電位にし、検出用電極58をグランドに接続してグランド電位にしてもよいし、ノズルプレート32の電位変化によりドット抜けノズルを検出してもよい。また、ノズルプレート32をグランド電位にするに限らず、ノズルから吐出されるインクがグランド電位になる構成であれば、ノズルプレート32を電極としなくても良い。例えば、インク流路や圧力室などの壁面にノズル内のインクと導通する導電性部材を設け、この導電性部材をグランド電位にしてもよい。また、インクはグランド電位に限らず、検出用電極58との間で検出に必要な電位差があればよい。
<液体吐出装置について>
前述の実施形態では、液体吐出装置としてインクジェットプリンターを例示していたが、これに限らない。液体吐出装置であれば、プリンター(印刷装置)ではなく、様々な工業用装置に適用可能である。例えば、布地に模様をつけるための捺染装置、カラーフィルター製造装置や有機ELディスプレイ等のディスプレイ製造装置、チップへDNAを溶かした溶液を塗布してDNAチップを製造するDNAチップ製造装置等であっても、本件発明を適用することができる。
また、液体の吐出方式は、駆動素子(ピエゾ素子)に電圧をかけて、インク室を膨張・収縮させることにより液体を吐出するピエゾ方式でもよいし、発熱素子を用いてノズル内に気泡を発生させ、その気泡によって液体を吐出させるサーマル方式でもよい。
1 プリンター、10 コントローラー、10a インターフェース部、10b CPU、10c メモリー、20 搬送ユニット、30 ヘッドユニット、31 ヘッド、32 ノズルプレート、40 駆動信号生成回路、
50 ドット抜け検出ユニット、51 高圧電源ユニット、52 第1制限抵抗、53 第2制限抵抗、54 検出用コンデンサー、55 増幅器、
56 平滑コンデンサー、57 検出制御部、57a レジスタ群、
57b AD変換部、57c 電圧比較部、57d 制御信号出力部、
58 検出用電極、59 収容部、
60 検出器群、70 ベース部材、71 信号線、CP コンピューター

Claims (8)

  1. 第1電位の液体を吐出するノズルと所定間隔を空けて対向し、前記第1電位とは異なる第2電位である第1の検出用電極と、
    前記第1電位の液体を吐出するノズルと所定間隔を空けて対向し、前記第2電位である第2の検出用電極と、
    前記ノズルから前記第1電位の液体が吐出されることによって前記第1の検出用電極及び前記第2の検出用電極に生じる電気的な変化に基づいて、前記ノズルからの液体吐出の有無を検査する検査部と、
    前記第1の検出用電極を収容する絶縁性の第1の収容部と、
    前記第2の検出用電極を収容する絶縁性の第2の収容部であって、前記第1の収容部と空間を介して配置される第2の収容部と、
    を有することを特徴とする吐出検査装置。
  2. 請求項1に記載の吐出検査装置であって、
    前記第1の収容部と前記第2の収容部のうちの少なくとも一方の収容部では、前記収容部の上面の端縁のうちの前記空間側の前記端縁が、前記検出用電極よりも突出している、
    吐出検査装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の吐出検査装置であって、
    前記第1の収容部と前記第2の収容部のうちの少なくとも一方の収容部では、前記収容部の側面のうちの前記空間側の前記側面に、切欠き部が有る、
    吐出検査装置。
  4. 請求項3に記載の吐出検査装置であって、
    前記切欠き部は、前記収容部の側面に対して90度の角度を成す面と、前記収容部の底面に対して90度の角度を成す面を有する、
    吐出検査装置。
  5. 請求項4に記載の吐出検査装置であって、
    前記切欠き部が有する面のうち、前記収容部の側面に対して90度の角度を成す面に、別の切欠き部が有る、
    吐出検査装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の吐出検査装置であって、
    ベース部材に前記第1の収容部及び前記第2の収容部が取り付けられ、
    前記第1の収容部及び前記第2の収容部と接触する前記ベース部材の表面に絶縁処理が施されている、
    吐出検査装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の吐出検査装置であって、
    ベース部材に前記第1の収容部及び前記第2の収容部が取り付けられ、
    前記第1の検出用電極に接続される信号線が前記第1の収容部及び前記ベース部材を貫通し、
    前記第2の検出用電極に接続される信号線が前記第2の収容部及び前記ベース部材を貫通する、
    吐出検査装置。
  8. 第1電位の液体を吐出するノズルを、前記第1電位とは異なる第2電位である第1の検出用電極であって、絶縁性の第1の収容部に収容された第1の検出用電極に対向させることと、
    前記ノズルから前記第1電位の液体を吐出させることにより前記第1の検出用電極に生じる電気的な変化に基づいて、前記ノズルからの液体吐出の有無を検査することと、
    前記第1電位の液体を吐出するノズルを、前記第2電位である第2の検出用電極であって、前記第1の収容部と空間を介して配置される絶縁性の第2の収容部に収容された第2の検出用電極に対向させることと、
    前記ノズルから前記第1電位の液体を吐出させることにより前記第2の検出用電極に生じる電気的な変化に基づいて、前記ノズルからの液体吐出の有無を検査することと、
    を有する吐出検査方法。
JP2009234473A 2009-10-08 2009-10-08 吐出検査装置、及び、吐出検査方法 Pending JP2011079252A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009234473A JP2011079252A (ja) 2009-10-08 2009-10-08 吐出検査装置、及び、吐出検査方法
US12/897,262 US8408670B2 (en) 2009-10-08 2010-10-04 Discharge inspection apparatus and discharge inspection method
CN2010105025172A CN102029794A (zh) 2009-10-08 2010-10-08 排出检查装置及排出检查方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009234473A JP2011079252A (ja) 2009-10-08 2009-10-08 吐出検査装置、及び、吐出検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011079252A true JP2011079252A (ja) 2011-04-21

Family

ID=43854511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009234473A Pending JP2011079252A (ja) 2009-10-08 2009-10-08 吐出検査装置、及び、吐出検査方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8408670B2 (ja)
JP (1) JP2011079252A (ja)
CN (1) CN102029794A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020082525A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012111214A (ja) * 2010-11-29 2012-06-14 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、液体吐出装置の検査方法、及びプログラム

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003054004A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Canon Inc インクジェット記録装置及びインクジェット記録ヘッド、並びにインクジェット記録方法
JP4079127B2 (ja) * 2004-07-01 2008-04-23 セイコーエプソン株式会社 検査装置及び液滴吐出検査方法
JP2006175849A (ja) * 2004-11-25 2006-07-06 Seiko Epson Corp ノズルクリーニング装置、ノズルクリーニング方法、液体吐出装置、印刷装置、プログラム、および液体吐出システム
JP2006224384A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Seiko Epson Corp 液体噴射装置及びプラテンユニット
JP4736768B2 (ja) 2005-12-08 2011-07-27 セイコーエプソン株式会社 印刷ヘッド検査装置、印刷装置、印刷ヘッド検査方法及びそのプログラム
US7543904B2 (en) * 2005-12-08 2009-06-09 Seiko Epson Corporation Print head inspection method, print head inspection device and a printing device
JP4827625B2 (ja) * 2006-06-14 2011-11-30 キヤノン株式会社 記録ヘッドの吐出検査方法、記録装置
JP5023935B2 (ja) * 2006-11-14 2012-09-12 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2009126155A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Brother Ind Ltd 液滴吐出装置
JP2010064309A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、及び、吐出検査方法
JP2011051152A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、及び、吐出検査方法、

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020082525A (ja) * 2018-11-26 2020-06-04 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
JP7354535B2 (ja) 2018-11-26 2023-10-03 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20110084998A1 (en) 2011-04-14
CN102029794A (zh) 2011-04-27
US8408670B2 (en) 2013-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1705017A2 (en) Liquid ejection inspecting apparatus, liquid ejection inspecting method, printing apparatus, computer-readable storage medium, and liquid ejection system
JP2010064309A (ja) 液体吐出装置、及び、吐出検査方法
US8360543B2 (en) Liquid ejecting apparatus and ejection inspecting method
JP2011104803A (ja) 吐出検査装置及び吐出検査方法
JP2005262867A (ja) 液体吐出検査装置、液体吐出検査方法、液体吐出装置、インクジェットプリンタ、プログラムおよび液体吐出システム
JP4696971B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2011079252A (ja) 吐出検査装置、及び、吐出検査方法
JP2011201030A (ja) 液体吐出検査装置
JP5834823B2 (ja) 液体吐出検査装置、液体吐出検査方法、印刷装置、及びプログラム
JP4513354B2 (ja) 液体吐出検査装置、液体吐出検査方法およびプログラム
JP5088708B2 (ja) 液体吐出検査装置および液体吐出検査方法
US8596764B2 (en) Image forming apparatus
JP2010058454A (ja) 吐出検査の設定方法
JP2006272633A (ja) 液体吐出検査装置、印刷装置、および液体吐出システム
JP4670304B2 (ja) 液体滴吐出検査装置、液体滴吐出装置、液体滴吐出システム、及び、液体滴吐出部の吐出状態の検査方法
US8777366B2 (en) Liquid-discharging device, and method for substituting liquid
JP2006272634A (ja) 液体吐出検査装置、液体吐出検査方法、印刷装置、プログラムおよび液体吐出システム
JP2007098571A (ja) 印刷ヘッド検査装置、印刷装置、印刷ヘッド検査方法及びそのプログラム
JP2011235550A (ja) 液体吐出検査装置
JP2010058406A (ja) 吐出検査方法、及び、液体吐出装置
JP4752418B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2012111214A (ja) 液体吐出装置、液体吐出装置の検査方法、及びプログラム
JP4998628B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2010058452A (ja) ノズル検査装置及びノズル検査方法
JP4720144B2 (ja) 吐出検査装置、吐出検査方法及び印刷システム