JP2011078124A - ダイバーシチ受信機及びダイバーシチ受信動作の制御方法 - Google Patents

ダイバーシチ受信機及びダイバーシチ受信動作の制御方法 Download PDF

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【課題】 ダイバーシチ受信機における消費電力を低減すること。
【解決手段】 ダイバーシチを利用する受信機(10)であって:
所定条件を満たすか否かを判定する条件判定回路(26);及び
前記条件判定回路が前記所定条件を満たすと判断した場合に、ダイバーシチ受信を一時停止する制御回路(28);
から構成され、 当該ダイバーシチ受信機は移動局において基地局からの信号を受信し、前記所定条件は、当該移動局の基地局への送信信号のレベルが閾値を下回ることであることを特徴とするダイバーシチ受信機。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダイバーシチ受信機及びダイバーシチ受信動作の制御方法に関し、特に移動通信システムにおける基地局と無線通信を行う移動局におけるダイバーシチ受信機及びダイバーシチ受信動作の制御方法に関する。
送信機からの送信信号を受信機において受信する無線伝送において、送信機もしくは受信機またはその両通信機が移動する移動通信環境下においては、送信機と受信機との相対位置の移動に伴い生じるレイリーフェージングに起因して受信信号の振幅、位相が時間とともに変動する。このような、変動を伴う受信信号を受信機において復調(送信信号を復元)する場合、振幅が落ち込んだ区間での復調が正しく行えない(伝送信号がディジタルデータの場合にはビット誤りを生じる)ことがある。
このような、フェージング変動の影響を低減する技術として、受信機のアンテナを通常1本であるところを複数使用するアンテナスペースダイバーシチ技術があり、複数のアンテナから出力される受信信号のフレーム位相(タイミング)を揃えた上で合成し、合成後の受信信号に対する復調を行うことで、アンテナが1本のときよりもフェージングの影響を軽減することができる。具体的には、アンテナ数が例えば2本の場合、一方のアンテナから受信された信号のレベルが落ち込んでいる時、他方のアンテナから受信された信号のレベルが強い場合は、両アンテナで受信された信号を合成することで、レベルの落ち込みが軽減される(ただし、合成による効果をより高めるためには複数のアンテナ間の相関をできるだけ低く抑える必要がある)。ここで、上記合成は、各アンテナからの受信信号について振幅による重み付けを行った後に合成することも可能である。また、各アンテナからの信号を合成するのではなく、平均レベルの高いアンテナからの一出力を選択して出力することも可能である。
特開2000−252896 特開平07−273705 国際公開第2005/002111 特開2002−246969 特開平07−123037
上述したアンテナスペースダイバーシチ技術は、移動通信等に適用する場合、安定して電源電力を得られる基地局(固定局)への適用は比較的容易である一方で、携帯電話端末(移動局)への適用は、1本のアンテナを使用する場合に比べて高周波受信回路等の消費電力が増大し、バッテリの充電無しに連続通話できる時間が減少してしまうという課題がある。
本発明の一特徴に従ったダイバーシチを利用するダイバーシチ受信機は:
所定条件を満たすか否かを判定する条件判定回路;及び
条件判定回路が前記所定条件を満たすと判断した場合に、ダイバーシチ受信を一時停止する制御回路;
から構成される。
高周波受信回路等の電力消費をもたらすダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
ダイバーシチ受信機は移動局において基地局からの信号を受信し、所定条件は、通信中の基地局からの所定信号の品質が閾値を超えることであるように構成することができる。
通信中の基地局からの所定信号の品質が閾値を超える際にダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
ダイバーシチ受信機は移動局において基地局からの信号を受信し、所定条件は、当該移動局の基地局への送信信号のレベルが閾値を下回ることであるように構成することができる。
移動局の基地局への送信信号のレベルが閾値を下回る際にダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
所定条件は、当該受信機が送信電力制御適用チャネルによる通信を行っていることであるように構成することができる。
受信機が送信電力制御適用チャネルによる通信を行っている際にダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
ダイバーシチ受信機は移動局において基地局からの信号を受信し、所定条件は、当該受信機が共通チャネルによる通信中であり、かつ当該移動局の基地局への送信信号のレベルが閾値を下回ることであるように構成することができる。
所定条件は、当該受信機の移動速度が所定値を下回ることであるように構成することができる。
所定条件が満たされた際にダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
所定条件は、当該受信機が送信電力制御適用チャネルによる通信中である場合は、移動速度が第一の所定値を下回ること、また、当該受信機が送信電力制御非適用チャネルによる通信中である場合は、移動速度が第二の所定値を下回ること、かつ、第一の所定値は第二の所定値を上回るように構成することができる。
このように構成によってダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
ダイバーシチ受信動作の一時停止中において所定の短時間だけダイバーシチ受信動作をさせるように構成することができる。
短時間だけダイバーシチを動作させ、それ以外はダイバーシチ動作を停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
本発明の他の特徴に従ったダイバーシチを利用する受信機におけるダイバーシチ受信動作の制御方法は:
所定条件を満たすか否かを判定する段階;及び
前記所定条件を満たすと判定された場合に、ダイバーシチ受信を一時停止する段階;
から構成される。
高周波受信回路等の電力消費をもたらすダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
所定条件は、通信中の基地局からの所定信号の品質が閾値を超えることであるように構成することができる。
通信中の基地局からの所定信号の品質が閾値を超える際にダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
所定条件は、当該受信機の上り回線の送信信号のレベルが閾値を下回ることであるように構成することができる。
受信機の上り回線の送信信号のレベルが閾値を下回る際にダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
所定条件は、当該受信機が送信電力制御適用チャネルによる通信を行っていることであるように構成することができる。
受信機が送信電力制御適用チャネルによる通信を行っている際にダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
ダイバーシチ受信機は移動局において基地局からの信号を受信し、所定条件は、当該受信機が共通チャネルによる通信中であり、かつ当該移動局の基地局への送信信号のレベルが閾値を下回ることであるように構成することができる。
所定条件は、当該受信機の移動速度が所定値を下回ることであるように構成することができる。
所定条件が満たされた際にダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
所定条件は、当該受信機が送信電力制御適用チャネルによる通信中である場合は、移動速度が第一の所定値を下回ること、また、当該受信機が送信電力制御非適用チャネルによる通信中である場合は、移動速度が第二の所定値を下回ること、かつ、第一の所定値より第二の所定値を上回るように構成することができる。
このように構成によってダイバーシチ受信を一時停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
ダイバーシチ受信動作の一時停止中において所定の短時間だけダイバーシチ受信動作をさせるように構成することができる。
短時間だけダイバーシチを動作させ、それ以外はダイバーシチ動作を停止することにより、消費電力を低減することが可能である。
本発明の実施例によれば、アンテナスペースダイバーシチを利用した受信機において、所定の判定対象信号のレベルに関する判定に基づいて、ダイバーシチ受信動作を一時的に停止することにより、ダイバーシチ受信動作による消費電流増加を低く抑え、連続通話時間の減少を抑えながら、移動中の通信品質を良好に保つことが可能である。
本発明の一実施例に従ったアンテナスペースダイバーシチ受信機のブロック図である。 本発明の一実施例に従ったダイバーシチ受信動作制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例に従ったダイバーシチ受信動作制御の条件を示すタイミングチャートである。 本発明の他の実施例に従ったダイバーシチ受信動作制御の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明に従ったダイバーシチ受信機及びダイバーシチ受信方法の実施例について説明する。
[実施例1]
図1に、本発明の実施例1に従ったアンテナスペースダイバーシチ受信機の一部分のブロック図を示す。図1に示すダイバーシチ受信機10として、簡単のためにアンテナが2本の例を示しているが、3本以上のアンテナを有するダイバーシチ受信機も可能である。アンテナスペースダイバーシチは、ダイバーシチの一例である。複数アンテナによるダイバーシチには,ある程度離れたところに配置した複数アンテナを用いるスペースダイバーシチと,ほぼ同じ場所であるが、アンテナ間で水平/垂直の偏波面を変えた偏波ダイバーシチ,指向性を変えた指向性ダイバーシチ等のダイバーシチがある。
アンテナ#1で受信された信号は高周波受信回路12へ供給され、そこで必要に応じて信号増幅、周波数変換、フィルタ処理等の信号処理が施される。高周波受信回路12からの出力は、アナログ/ディジタル変換回路14においてディジタル信号に変換された後、ディジタルベースバンド処理回路16に供給される。
一方、アンテナ#2で受信された信号は高周波受信回路22へ供給され、そこで必要に応じて信号増幅、周波数変換、フィルタ処理等の信号処理が施される。高周波受信回路22からの出力は、アナログ/ディジタル変換回路24においてディジタル信号に変換された後、ディジタルベースバンド処理回路16に供給される。
3本以上のアンテナがある場合にも上述のように並行的な処理が施されて、ディジタルベースバンド処理回路16に供給される。
動作にあたり、ディジタルベースバンド処理回路16では、2系統の入力信号15,25を合成し、或いは選択を行って、結果としての合成又は選択した復調信号を出力する。ディジタルベースバンド処理回路16からの復調信号は、後段の信号処理段(図示せず)に出力するとともに、条件判定回路26にも出力される。
図2のステップS2に示すように、条件判定回路26は、受信信号中の所定の判定対象信号、すなわち判定の対象となる信号(例えばパイロット信号のレベル又は品質等)が所定の閾値より高いか否かを調べる(図2のS2)ことによりダイバーシチ受信動作を継続させるべきか一時停止させるべきかの条件判定を行い、その判定結果を制御回路28へと出力する。
判定対象信号としては、例えばパイロットチャネルの信号レベル又は信号品質があり、具体的には信号レベル(電力、電界強度等)、S/N,C/N,誤り率等の各種各様の対象信号があり得る。さらに、判定対象信号として、後述するように、上り回線の送信信号レベルを表す信号、当該受信機の移動速度を示す信号、送信電力制御適用チャネルで通信中であるか否かを表す信号等の種々の信号があり得る。
条件判定回路26は、合成又は選択された復調信号をディジタルベースバンド処理回路16から受信してもよいし、或いは、アナログ/ディジタル変換回路14,24からのディジタル信号15,25を直接に受信するようにしてもよい。後者の場合には、両ディジタル信号を別個独立に閾値と比較することも、また両ディジタル信号どうしを比較していずれのレベルが高いかを判定することも可能である。変形的には、条件判定回路26は、ディジタルベースバンド処理回路16に含まれていても良い。
条件判定回路26が受信する判定対象信号としては、通信チャネル自身の合成結果(前回の条件判定がダイバーシチ受信一時停止であった場合には、合成回路の出力信号は合成回路の入力信号に一致する)であっても良く、或いは通信チャネルと並列又は時間多重されて伝送されるパイロットチャネルの合成結果であっても良い。
一般に受信機内において、送受信状態が良好の場合には上り回線の送信信号のレベルを下げるよう動作していることから、上り回線の送信信号のレベルが所定の閾値以下の場合において、ダイバーシチ受信を一時停止とする構成にすることも可能である。この構成の場合、条件判定回路26が、判定対象信号として自局の上り回線の送信信号のレベルを取得することにより、閾値以下か否かを判定することができる。
チャネルには共通チャネル(制御系のチャネル)と個別チャネル(通話など)があり、一般的に、個別チャネルは送信電力制御(パワーコントロール)が行われているが、共通チャネルは送信電力制御が行われていない。従って、送信電力制御が行われていない共通チャネルの方が、ダイバーシチ受信の効果が高い。そこで、複数のアンテナの通信品質を比較せずに、先ずチャネルの種類に従ってダイバーシチ動作/停止を切り替えるような構成にしても良い。
すなわち、簡単な制御としては、例えば位置登録信号の送信用チャネルなどの送信電力制御非適用チャネル(共通チャネル)による通信中はダイバーシチ受信を動作させ、送信電力制御適用チャネル(個別チャネル)による通信中はダイバーシチ受信を停止とするような構成にすることが可能である。
このような構成の場合、条件判定回路26が、判定対象信号として送信電力制御適用チャネルによる通信中であるか否かを示す信号を判定することができる。
より詳細には、共通チャネルによる通信状態においては、下り回線には送信電力制御が適用されていないが、上り回線には(低速または緩やかな)送信電力制御が適用されている。これにより、相対的に基地局に近い場所または通信環境が良好な区間においては、移動局送信電力の平均値(またはピーク値)が相対的に低めとなる。従って、その区間(送信電力の閾値判定により決定できる)でのダイバーシチ受信動作を一時停止しても通信品質への影響は殆どない。
一方、個別チャネルによる通信状態においては、下り回線、上り回線ともに高速の送信電力制御が適用されている。これにより、移動局送信電力に基づいてダイバーシチ受信動作の一時停止制御が可能である。なお、適用される送信電力制御方法に違いがあるため、ダイバーシチ受信動作の一時停止制御に使用する閾値は、共通チャネル状態と個別チャネル状態とでは、異なる値を設定することにより、より適切な制御が可能となる。
さらに、受信機の移動速度が低い場合に空間ダイバーシチ受信効果が高いので、受信機の移動速度が所定値未満である場合にダイバーシチ受信を動作させ、所定値以上である場合にダイバーシチ受信を一時停止とするような構成にすることも可能である。受信機の移動速度は、フェージング周期や、加速度センサ、GPSシステムを利用することにより検出可能である。条件判定回路26が、判定対象信号としてフェージング周期検出回路、加速度センサ、GPSシステムなど(図示せず)からの情報を入力することにより、受信機の移動速度が所定値未満であるか否かを判定することができる。
或いは、一般に移動局が静止状態から次第に移動速度を上げてより高速に移動するようになると、特に送信電力制御を適用していないチャネルの場合において、通信チャネルの品質が劣化する傾向がある。送信電力制御を適用されていない共通チャネル(下り回線)において、所定速度以下では受信ダイバーシチ受信動作を一時停止させても大きな品質劣化とはならない。そのため、必要な通信品質を確保しつつ消費電力の低減が可能である。
一方、送信電力制御を適用している場合には、送信電力制御自体の適用効果が十分でなくなるような高速の領域になったら、受信ダイバーシチ受信動作を開始させるよう、動作を開始させる速度閾値(これ以上でダイバーシチ受信動作を開始させる)を高めに設定することが可能である。
また、移動局が送信電力制御適用チャネルによる通信中である場合は、移動速度が第一の所定値を下回ることを条件とし、一方、移動局が送信電力制御非適用チャネルによる通信中である場合は、移動速度が第二の所定値を下回る(第一の所定値は第二の所定値を上回る)ことを条件として、ダイバーシチ受信を一時停止するように構成してもよい。
このような制御において、厳密には、低速移動または静止状態であっても、アンテナ毎の受信品質はその優劣が時間とともに変化することがあるため、ダイバーシチ受信動作を連続的に止めてしまうのではなく、一時停止中であっても一定間隔で短時間だけダイバーシチ受信動作をさせる(あるいは選択ダイバーシチ受信動作とする)ような構成にしてもよい。
制御回路28は、入力された判定結果に基づいて高周波受信回路を1系統のみ動作させるか、それとも2系統とも動作させるかを制御する。より詳細には、高周波受信回路12のみを動作させるか、高周波受信回路22のみを動作させるか(3系統以上の場合にはどの系統を何カ所動作させるか)、或いは両(全)受信回路12,22を動作させるかについて制御する。さらに制御回路28は、入力された判定結果に基づいて、ベースバンド処理回路内にある合成又は選択回路の動作を制御することもできる。
通話中の基地局からの(例えばパイロットチャネルの)信号レベル又は信号品質(本明細書及び特許請求の範囲において、レベル又は品質等を総称して、単に「品質」と呼び、レベル(電力、電界強度等)、S/N,C/N,誤り率等を含む。)が所定の閾値以下の場合には、ダイバーシチ受信の必要性が大きいので、制御回路28が両高周波受信回路12,14を動作させる(図2のS3)。
一方、通話中の基地局からの(例えばパイロットチャネルの)信号品質が所定の閾値以上の場合には、ダイバーシチ受信の必要性が小さいので、電力消費を減少させるために、制御回路28がいずれかの高周波受信回路の動作を一時的に停止することによりダイバーシチ受信を一時的に停止させるようにすることができる(図2のS4)。
上述のような受信信号の品質等に基づく代わりに、他の要素に基づいてダイバーシチ受信を継続させるべきか一時停止させるべきかの制御をすることも可能である。
一般に受信機内において、送受信状態が良好の場合には上り回線の送信信号のレベルを下げるよう動作していることから、上り回線の送信信号のレベルが所定の閾値以下の場合に、ダイバーシチ受信を一時的に停止するような制御をすることも可能である。
また、送信電力制御が行われていない共通チャネルの方が、ダイバーシチ受信の効果が高い。そこで、複数のアンテナの通信品質を比較せずに、先ず送信電力制御適用チャネルによる通信中はダイバーシチ受信を一時停止とするような構成にしても良い。
さらに、受信機の移動速度が低い場合に空間ダイバーシチ受信効果が高いので、受信機の移動速度が所定値未満である場合にダイバーシチ受信を継続し、所定値以上である場合にダイバーシチ受信を一時停止するような制御をすることも可能である。受信機の移動速度は、フェージング周期や、加速度センサ、GPSシステムを利用することにより検出可能である。
条件判定結果に基づくダイバーシチ受信動作のオンオフの頻度が頻繁になりすぎることを防止するため、適当な時間をカウントするタイマを設けることができる。該タイマを受信動作切り替え時にカウントを開始させて、タイマが満了するまでは次回受信動作切り替えは実施しないものとすることができる(図2のS5、図4のS17)。
所定時間経過後に(S5)、判定対象信号が閾値より大きいか否かの判定処理に戻る(S2)。
さらに、該タイマの代わりに、条件判定用閾値に適当なヒステリシスを設けること(図示せず)によっても、頻度を低減する効果を得ることができる。
[実施例2]
図3及び図4を参照しながら、本発明の実施例2に従ったダイバーシチ受信動作の制御動作を説明する。
先ず、ダイバーシチ受信機10の電源をオンした際、条件判定回路26において、両信号14,25がそれぞれ閾値以上であるか否かを判定し(図4のS11)、両信号のうちいずれの信号レベルが高いかを検出する(図4のS12)。
もし両信号とも閾値以上であれば、レベルの高い方に相当する受信系統のみを選択して動作を継続する(図4のS13)。図3の例では、高周波受信回路12からの信号15のレベルの方が高くなっている。この場合には、高周波受信回路22の動作を一時停止させ(ダイバーシチ受信一時停止)、高周波受信回路12のみを動作させる。このようにして、電力消費を一時的に低減できる。
もし一方の信号のみが閾値以上であれば(図4の14)、閾値より高いその信号に相当する受信系統のみを選択して動作を継続させる(図4のS15)。
もし両信号とも閾値以下であれば(図4のS14)、両方の高周波受信回路12,22を動作させ、ディジタルベースバンド処理回路16において、両信号15,25を合成する(ダイバーシチ受信動作継続、図4のS16)。
所定時間経過後に(S17)、両信号とも閾値より大きいか否かの判定処理に戻る(S11)。
ダイバーシチ受信機10の電源をオンした時以降においても、条件判定回路26において、両信号14,25がそれぞれ閾値以上であるか否かを判定し、両信号のうちいずれの信号レベルが高いかを検出する。
もし一方の信号のみが閾値以上であれば、その閾値より高い信号に相当する受信系統のみを選択して動作を継続させる。図3の例では、高周波受信回路12からの信号15のレベルの方が高くなっている。この場合には、高周波受信回路22の動作を一時停止させ(ダイバーシチ受信一時停止)、高周波受信回路12のみを動作継続させる。このようにして、電力消費を一時的に低減できる。
もし両信号とも閾値以下であれば、両方の高周波受信回路12,22の動作を継続させ、ディジタルベースバンド処理回路16において、両信号15,25を合成する(ダイバーシチ受信動作)。この場合において、両信号を比較し、比較した時点からダイバーシチ受信動作開始までの間は、レベルの高い方を選択して動作させておいても良い。
10 ダイバーシチ受信機
12 高周波受信回路
14 アナログ/ディジタル変換回路
16 ディジタルベースバンド処理回路
22 高周波受信回路
24 アナログ/ディジタル変換回路
26 条件判定回路
28 制御回路

Claims (8)

  1. ダイバーシチを利用する受信機であって:
    所定条件を満たすか否かを判定する条件判定回路;及び
    前記条件判定回路が前記所定条件を満たすと判断した場合に、ダイバーシチ受信を一時停止する制御回路;
    から構成され、
    当該ダイバーシチ受信機は移動局において基地局からの信号を受信し、前記所定条件は、当該移動局の基地局への送信信号のレベルが閾値を下回ることであることを特徴とするダイバーシチ受信機。
  2. ダイバーシチを利用する受信機であって:
    所定条件を満たすか否かを判定する条件判定回路;及び
    前記条件判定回路が前記所定条件を満たすと判断した場合に、ダイバーシチ受信を一時停止する制御回路;
    から構成され、
    前記所定条件は、当該受信機が送信電力制御適用チャネルによる通信を行っていることであることを特徴とするダイバーシチ受信機。
  3. ダイバーシチを利用する受信機であって:
    所定条件を満たすか否かを判定する条件判定回路;及び
    前記条件判定回路が前記所定条件を満たすと判断した場合に、ダイバーシチ受信を一時停止する制御回路;
    から構成され、
    当該ダイバーシチ受信機は移動局において基地局からの信号を受信し、前記所定条件は、当該受信機が共通チャネルによる通信中であり、かつ当該移動局の基地局への送信信号のレベルが閾値を下回ることであることを特徴とするダイバーシチ受信機。
  4. ダイバーシチを利用する受信機であって:
    所定条件を満たすか否かを判定する条件判定回路;及び
    前記条件判定回路が前記所定条件を満たすと判断した場合に、ダイバーシチ受信を一時停止する制御回路;
    から構成され、
    前記所定条件は、当該受信機の移動速度が所定値を下回ることであり;
    ダイバーシチ受信動作の一時停止中において所定の短時間だけダイバーシチ受信動作をさせることを特徴とするダイバーシチ受信機。
  5. ダイバーシチを利用する受信機におけるダイバーシチ受信動作の制御方法であって:
    所定条件を満たすか否かを判定する段階;及び
    前記所定条件を満たすと判定された場合に、ダイバーシチ受信を一時停止する段階;
    から構成され、
    前記所定条件は、当該受信機の上り回線の送信信号のレベルが閾値を下回ることであることを特徴とするダイバーシチ受信動作の制御方法。
  6. ダイバーシチを利用する受信機におけるダイバーシチ受信動作の制御方法であって:
    所定条件を満たすか否かを判定する段階;及び
    前記所定条件を満たすと判定された場合に、ダイバーシチ受信を一時停止する段階;
    から構成され、
    前記所定条件は、当該受信機が送信電力制御適用チャネルによる通信を行っていることであることを特徴とするダイバーシチ受信動作の制御方法。
  7. ダイバーシチを利用する受信機におけるダイバーシチ受信動作の制御方法であって:
    所定条件を満たすか否かを判定する段階;及び
    前記所定条件を満たすと判定された場合に、ダイバーシチ受信を一時停止する段階;
    から構成され、
    当該ダイバーシチ受信機は移動局において基地局からの信号を受信し、前記所定条件は、当該受信機が共通チャネルによる通信中であり、かつ当該移動局の基地局への送信信号のレベルが閾値を下回ることであることを特徴とするダイバーシチ受信動作の制御方法。
  8. ダイバーシチを利用する受信機におけるダイバーシチ受信動作の制御方法であって:
    所定条件を満たすか否かを判定する段階;及び
    前記所定条件を満たすと判定された場合に、ダイバーシチ受信を一時停止する段階;
    から構成され、
    前記所定条件は、当該受信機の移動速度が所定値を下回ることであり;
    ダイバーシチ受信動作の一時停止中において所定の短時間だけダイバーシチ受信動作をさせることを特徴とするダイバーシチ受信動作の制御方法。
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