JP2011029894A - 伝送制御装置、伝送制御方法、及び送信局装置 - Google Patents

伝送制御装置、伝送制御方法、及び送信局装置 Download PDF

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Abstract

【課題】受信局からフィードバックされたチャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを切り替えても、周波数帯域の利用効率を低下させることがない伝送制御装置、伝送制御方法、及び送信局装置を提供する。
【解決手段】伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するMIMO方式制御部11と、ドップラ周波数を推定するドップラ周波数推定部10と、チャネル情報を受信するチャネル情報フィードバック受信部14と、送信モードを変更するか否かを判定するシグナリング送信判定部12と、送信モード変更の判定結果に基づいて送信モードを変更するシグナリング送信部13と、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かについての判定結果と変更された送信モードとに基づいてスケジューリングを行う無線パケットスケジューラと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、MIMO(Multiple Input Multiple Output、多入力多出力)伝送に係る伝送制御装置、伝送制御方法、及び送信局装置に関する。
近年、高速かつ広帯域の無線伝送を実現する次世代の移動通信方式として、3GPP(Third Generation Partnership Project)の標準規格の1つであるLTE(Long Term Evolution)が注目されている(非特許文献1参照)。
LTEでは、端末局のスループット(単位時間あたりのデータ転送量)を向上させるため、MIMO伝送技術が採用されている。MIMO伝送を行う基地局と端末局は、複数の送信アンテナと複数の受信アンテナとの間に形成されるチャネル(伝送路)を用い、同一周波数でデータを伝送した場合でも、並列するチャネルの数だけ伝送速度を高速化することができる。このためMIMO伝送は、LTEにおける必須技術となっている。
ここで、LTEにおけるMIMOの送信モードとして、「1.Single−antenna port; port 0」、「2.Transmit diversity」「3.Open−loop spatial multiplexing」「4.Closed−loop spatial multiplexing」「5.Multi−user MIMO」「6.Closed−loop Rank=1 precoding」「7.Single−antenna port; port 5」の7つのモードが規定されている。
このうち、上記4から6の送信モードにおいて、基地局は、端末局からフィードバックされるPMI(Precoding Matrix Indicator)を用いて無線パケット(リソース)を割り当てる(以下、「スケジューリング」と称する)。ここで、PMIは、チャネル情報であって、受信信号対干渉雑音比が最も大きくなるよう端末局が選択したプリコーディング(送信位相/振幅制御)のパターン情報である。
しかしながら、端末局が移動することでチャネル(伝送路)情報は刻々と変化する。このため、移動する端末局からフィードバックされたチャネル情報は、フィードバック後のチャネルにすでに適合していないことが多い。そこで従来の基地局は、端末局の移動速度を示すドップラ周波数を推定し、この推定値(以下、「推定ドップラ周波数」と称する)と1つの閾値を比較することにより、フィードバックされたチャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定していた(特許文献1参照)。
図6は、従来の伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するタイミングと、シグナリングメッセージを送信するタイミングとを示す図である。ここで、シグナリングメッセージは、基地局(伝送制御装置)と端末局とがMIMO伝送方式(送信モード)を変更するために交換する情報である。また、シグナリング処理は、LTEにおけるRRC(Radio Resource Control)レイヤで実行されるため、チャネル情報をスケジューリングに反映するには、数十msオーダーの長い時間が必要である。
従来の伝送制御装置は、推定ドップラ周波数が閾値以上となった時刻「t13」で、チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定し、チャネル情報をフィードバックしないよう端末局にシグナリングメッセージを送信していた。次に伝送制御装置は、推定ドップラ周波数が閾値未満となった時刻「t14」で、チャネル情報をスケジューリングに用いると判定し、チャネル情報をフィードバックするよう端末局にシグナリングメッセージを送信していた。
しかしながら、推定ドップラ周波数は推定誤差も多いため、1つの閾値を頻繁に横切ることがある。この場合、従来の伝送制御装置は、送信モードを変更するためのシグナリングメッセージを頻繁に送信してしまい、これにより周波数帯域の利用効率を低下させてしまうという問題があった。
本発明は、前記の諸点に鑑みてなされたものであり、端末局(受信局)からフィードバックされたチャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを切り替えても、周波数帯域の利用効率を低下させることがない伝送制御装置、伝送制御方法、及び送信局装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、受信局が送信したチャネル情報を受信するチャネル情報フィードバック受信部と、前記受信局が送信したパイロット信号に基づいてドップラ周波数を推定するドップラ周波数推定部と、前記推定されたドップラ周波数に基づいて、前記チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するMIMO方式制御部と、前記推定されたドップラ周波数に基づいて、MIMOの送信モードを変更するか否かを判定するシグナリング送信判定部と、前記送信モード変更の判定結果に基づいて前記送信モードを変更し、前記受信局が前記送信モードを変更するためのシグナリングメッセージを送信するシグナリング送信部と、前記チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かについての判定結果と、前記送信モードの変更の判定結果と、に基づいて、無線パケットのスケジューリングを行う無線パケットスケジューラと、を備えることを特徴とする伝送制御装置である。
また本発明は、前記無線パケットスケジューラが、前記チャネル情報をスケジューリングに用いる前記送信モードにおいて、前記チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定された場合に、前記チャネル情報の代わりに、予め決められたプリコーディングパターンを用いてスケジューリングすることを特徴とする伝送制御装置である。
また本発明は、前記MIMO方式制御部が、前記ドップラ周波数が第1の閾値以上となった場合に、前記チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定し、前記ドップラ周波数が第2の閾値以下となった場合に、前記チャネル情報をスケジューリングに用いると判定することを特徴とす伝送制御装置である。
また本発明は、前記シグナリング送信判定部が、前記ドップラ周波数が第3の閾値以上となった場合に、前記チャネル情報を送信させないための前記シグナリングメッセージを前記受信局に送信し、前記ドップラ周波数が第4の閾値以下となった場合に、前記チャネル情報を送信させるための前記シグナリングメッセージを前記受信局に送信することを特徴とする伝送制御装置である。
また本発明は、前記シグナリング送信判定部が、前記MIMO方式制御部が前記チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定した時刻から所定時間が経過した後に、前記チャネル情報を送信させないための前記シグナリングメッセージを前記受信局に送信することを特徴とする伝送制御装置である。
また本発明は、伝送制御装置における伝送制御方法であって、チャネル情報フィードバック受信部が、受信局が送信したチャネル情報を受信するステップと、ドップラ周波数推定部が、前記受信局が送信したパイロット信号に基づいてドップラ周波数を推定するステップと、MIMO方式制御部が、前記推定されたドップラ周波数に基づいて、前記チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するステップと、シグナリング送信判定部が、前記推定されたドップラ周波数に基づいて、MIMOの送信モードを変更するか否かを判定するステップと、シグナリング送信部が、前記送信モード変更の判定結果に基づいて前記送信モードを変更し、前記受信局が前記送信モードを変更するためのシグナリングメッセージを送信するステップと、無線パケットスケジューラが、前記チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かについての判定結果と、前記送信モードの変更の判定結果と、に基づいて、無線パケットのスケジューリングを行うステップと、を含むことを特徴とする伝送制御方法である。
また本発明は、伝送制御装置を備えることを特徴とする送信局装置である。
本発明によれば、伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かについての判定と、MIMOの送信モードを変更するか否かについての判定を独立に行うので、送信モードを変更するためのシグナリングメッセージを頻繁に送信することなく、無線パケットのスケジューリング動作を切り替えることができる。
本発明の第1の実施形態における伝送制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するタイミングと、シグナリングメッセージを送信するタイミングとを示す図である。 本発明の第2の実施形態における伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するタイミングと、シグナリングメッセージを送信するタイミングとを示す図である。 本発明の第2の実施形態における伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するタイミングを示す図である。 本発明の第3の実施形態における伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するタイミングと、シグナリングメッセージを送信するタイミングとを示す図である。 従来の伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するタイミングと、シグナリングメッセージを送信するタイミングとを示す図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における伝送制御装置の構成を示すブロック図である。伝送制御装置100は、基地局(送信局)に備えられる。伝送制御装置100は、ドップラ周波数推定部10と、MIMO方式制御部11と、シグナリング送信判定部12と、シグナリング送信部13と、チャネル情報フィードバック受信部14と、無線パケットスケジューラ15と、を備える。
チャネル情報フィードバック受信部14は、端末局(受信局)が送信したチャネル情報(PMI)をMIMO伝送によって受信し、無線パケットスケジューラ15に出力する。
ドップラ周波数推定部10には、端末局が送信したパイロット信号が入力される。ドップラ周波数推定部10は、パイロット信号の周期変動に基づいて、端末局の移動速度を示すドップラ周波数を推定し、推定ドップラ周波数をMIMO方式制御部11とシグナリング送信判定部12に出力する。ここでパイロット信号は、複数のチャネル(伝送路)から入力されてもよい。この場合、ドップラ周波数推定部10は複数のパイロット信号に基づいて、最大の推定ドップラ周波数を出力する。
MIMO方式制御部11には、推定ドップラ周波数が入力される。MIMO方式制御部11は、推定ドップラ周波数と2つの閾値を比較することにより、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定し、その判定結果を無線パケットスケジューラ15に出力する。MIMO方式制御部11の判定手順の詳細は、図2で後述する。
シグナリング送信判定部12には、推定ドップラ周波数が入力される。シグナリング送信判定部12は、推定ドップラ周波数と2つの閾値を比較することにより、MIMOの送信モードを変更するか否かを判定し、その判定結果をシグナリング送信部13に出力する。シグナリング送信判定部12の判定手順の詳細は、図2で後述する。
シグナリング送信部13には、MIMOの送信モードを変更するか否かについての判定結果が入力される。送信モードを変更すると判定された場合、シグナリング送信部13は、送信モードを変更し、無線パケットスケジューラ15にその送信モードを通知するとともに、端末局にシグナリングメッセージを送信する。一方、送信モードを変更しないと判定された場合、シグナリング送信部13は、送信モードを変更せず、シグナリングメッセージを端末局に送信しない。なお、シグナリング送信部13は、シグナリングメッセージを端末局と送受信してもよい。
無線パケットスケジューラ15には、チャネル情報と、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かについての判定結果と、送信モードが入力される。チャネル情報をスケジューリングに用いると判定された場合、無線パケットスケジューラ15は、通知された送信モードで動作し、チャネル情報を用いて無線パケットのスケジューリングを行う。
一方、チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定された場合、無線パケットスケジューラ15は通知された送信モードで動作し、チャネル情報の代わりに、予め決められたプリコーディングパターンを用いて無線パケットのスケジューリングを行う。ここで、無線パケットスケジューラ15の各送信モードにおけるスケジューリングには、適宜のアルゴリズムが用いられてよい。
次に、MIMO方式制御部11とシグナリング送信判定部12の判定手順の詳細を説明する。図2は、本発明の第1の実施形態における伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するタイミングと、シグナリングメッセージを送信するタイミングとを示す図である。横軸は時刻を示し、縦軸は推定ドップラ周波数を示す。ここで、閾値1は閾値2よりも大きい値である。
まず時刻「t1」より前において、無線パケットスケジューラ15は、フィードバックされたチャネル情報(PMI)を用いてスケジューリングする送信モード(Closed−loop)で、MIMO伝送を実行しているものとする。
次に端末局の移動速度が速くなり、「閾値1」未満であった推定ドップラ周波数が、時刻「t1」において「閾値1」以上になったとする。MIMO方式制御部11は、推定ドップラ周波数と「閾値1」を比較することにより、チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定する。同様にシグナリング送信判定部12は、送信モードを変更すると判定する。これにより、シグナリング送信部13は、端末局にチャネル情報を送信させないためのシグナリングメッセージを送信する。
時刻「t1」から「t2」までの間、推定ドップラ周波数が「閾値2」以上であるため、無線パケットスケジューラ15は、チャネル情報を用いずに無線パケットのスケジューリングを実行する。同様に、端末局は基地局にチャネル情報を送信しない。すなわち、MIMO方式制御部11とシグナリング送信判定部12は、推定ドップラ周波数が「閾値2」以下になるまでは、それまでの動作を続ける。
次に端末局の移動速度が遅くなり、「閾値2」より高かった推定ドップラ周波数が、時刻「t2」において「閾値2」以下になったとする。MIMO方式制御部11は、推定ドップラ周波数と「閾値2」を比較することにより、チャネル情報をスケジューリングに用いると判定する。同様にシグナリング送信判定部12は、送信モードを変更すると判定する。これにより、シグナリング送信部13は、端末局にチャネル情報を送信させるためのシグナリングメッセージを送信する。
時刻「t2」より後において、無線パケットスケジューラ15は、チャネル情報を用いて無線パケットのスケジューリングを実行する。また、端末局は基地局にチャネル情報を送信する。すなわち、MIMO方式制御部11とシグナリング送信判定部12は、推定ドップラ周波数が「閾値1」以上になるまでは、それまでの動作を続ける。
以上、本発明の第1の実施形態により、伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かについての判定と、MIMOの送信モードを変更するか否かについての判定を2つの閾値を用いて独立に行うので、無線パケットのスケジューリング動作を切り替えても、送信モードを変更するためのシグナリングメッセージを頻繁に送信することがない。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第2の実施形態における伝送制御装置は、MIMO方式制御部11とシグナリング送信判定部12の動作が第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態における伝送制御装置との相違点についてのみ説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態における伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するタイミングと、シグナリングメッセージを送信するタイミングとを示す図である。
MIMO方式制御部11は、「閾値1」及び「閾値2」と、推定ドップラ周波数を比較する。同様に、シグナリング送信判定部12は、「閾値3」及び「閾値4」と、推定ドップラ周波数を比較する。ここで各閾値は、「閾値3」>「閾値1」>「閾値4」>「閾値2」の大小関係があるものとする。
まず時刻「t3」より前において、無線パケットスケジューラ15は、フィードバックされたチャネル情報(PMI)を用いてスケジューリングする送信モード(Closed−loop)で、MIMO伝送を実行しているものとする。
次に端末局の移動速度が速くなり、「閾値1」未満であった推定ドップラ周波数が、時刻「t3」において「閾値1」以上になったとする。MIMO方式制御部11は、推定ドップラ周波数と「閾値1」を比較することにより、チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定する。
さらに端末局の移動速度が速くなり、「閾値3」未満であった推定ドップラ周波数が、時刻「t4」において「閾値3」以上になったとする。これにより、シグナリング送信判定部12は、送信モードを変更すると判定する。したがって、シグナリング送信部13は、端末局にチャネル情報を送信させないためのシグナリングメッセージを送信する。
次に、端末局の移動速度が遅くなり、「閾値4」より高かった推定ドップラ周波数が、時刻「t5」において「閾値4」以下になったとする。これにより、シグナリング送信判定部12は、送信モードを変更すると判定する。したがって、シグナリング送信部13は、端末局にチャネル情報を送信させるためのシグナリングメッセージを送信する。
さらに端末局の移動速度が遅くなり、「閾値2」より高かった推定ドップラ周波数が、時刻「t6」において「閾値2」以下になったとする。これにより、MIMO方式制御部11は、チャネル情報をスケジューリングに用いると判定する。
このように、時刻「t4」から「t5」までの間、端末局はチャネル情報を基地局に送信せず、時刻「t5」より後で送信する。一方、時刻「t3」から「t6」までの間、無線パケットスケジューラ15は、チャネル情報を用いずに、予め決められたプリコーディングパターンを用いて無線パケットのスケジューリングを実行し、時刻「t6」より後では、チャネル情報を用いたスケジューリングを実行する。
したがって、時刻「t3」から「t4」の間、及び時刻「t5」から「t6」の間、無線パケットスケジューラ15は、フィードバックされたチャネル情報(PMI)を用いてスケジューリングする送信モード(Closed−loop)で動作しているにもかかわらず、チャネル情報を用いずに、予め決められたプリコーディングパターンを用いて無線パケットのスケジューリングを実行する。
図4は、本発明の第2の実施形態における伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するタイミングを示す図である。一例として、閾値1を上回った推定ドップラ周波数が、閾値3に到達せずに、閾値2を下回った場合の動作について説明する。
まず、時刻「t7」より前において、無線パケットスケジューラ15は、フィードバックされたチャネル情報(PMI)を用いてスケジューリングする送信モード(Closed−loop)で、MIMO伝送を実行しているものとする。
次に端末局の移動速度が速くなり、「閾値1」未満であった推定ドップラ周波数が、時刻「t7」において「閾値1」以上になったとする。これにより、MIMO方式制御部11は、チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定する。
次に端末局の移動速度が遅くなり、「閾値1」以上であった推定ドップラ周波数が、「閾値3」に到達せずに時刻「t8」において「閾値2」以下になったとする。これにより、MIMO方式制御部11は、チャネル情報をスケジューリングに用いると判定する。一方、シグナリング送信判定部12は、推定ドップラ周波数が「閾値3」に到達しなかったため、それまでの動作を続ける。
このように、図4において、シグナリングメッセージが1度も送信されないため、MIMOの送信モードは変更されない。しかし、時刻「t7」から「t8」までの間、無線パケットスケジューラ15は、チャネル情報を用いずに無線パケットのスケジューリングを実行し、時刻「t8」より後では、チャネル情報を用いたスケジューリングを実行する。
したがって、時刻「t7」から「t8」の間、無線パケットスケジューラ15は、フィードバックされたチャネル情報(PMI)を用いてスケジューリングする送信モード(Closed−loop)で動作しているにもかかわらず、チャネル情報を用いずに、予め決められたプリコーディングパターンを用いて無線パケットのスケジューリングを実行する。
以上、本発明の第2の実施形態により、伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かについての判定と、MIMOの送信モードを変更するか否かについての判定を4つの閾値を用いて独立に行うので、無線パケットのスケジューリング動作を切り替えても、送信モードを変更するためのシグナリングメッセージを頻繁に送信することがない。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第3の実施形態における伝送制御装置は、MIMO方式制御部11とシグナリング送信判定部12の動作が第1の実施形態と異なる。以下、第1の実施形態における伝送制御装置との相違点についてのみ説明する。
図5は、本発明の第3の実施形態における伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するタイミングと、シグナリングメッセージを送信するタイミングとを示す図である。
まず時刻「t9」より前において、無線パケットスケジューラ15は、フィードバックされたチャネル情報(PMI)を用いてスケジューリングする送信モード(Closed−loop)で、MIMO伝送を実行しているものとする。
次に端末局の移動速度が速くなり、「閾値1」未満であった推定ドップラ周波数が、時刻「t9」において「閾値1」以上になったとする。MIMO方式制御部11は、推定ドップラ周波数と「閾値1」を比較することにより、チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定する。
また、シグナリング送信判定部12は、MIMO方式制御部11がチャネル情報をスケジューリングに用いないと判定した時刻「t9」から時間を計測する。シグナリング送信判定部12は、時刻「t9」から時間閾値「Δt11」だけ経過すると、送信モードを変更すると判定する。したがって、シグナリング送信部13は、端末局にチャネル情報を送信させないためのシグナリングメッセージを送信する。
次に、端末局の移動速度が遅くなり、「閾値4」より高かった推定ドップラ周波数が、時刻「t10」において「閾値4」以下になったとする。これにより、シグナリング送信判定部12は、送信モードを変更すると判定する。したがって、シグナリング送信部13は、端末局にチャネル情報を送信させるためのシグナリングメッセージを送信する。
また、MIMO方式制御部11は、シグナリング送信判定部12が送信モードを変更すると判定した時刻「t10」から時間を計測する。MIMO方式制御部11は、時刻「t10」から時間閾値「Δt12」だけ経過すると、チャネル情報をスケジューリングに用いると判定する。
したがって、時刻「t9」から「Δt11」が経過するまでの間、及び時刻「t10」から「Δt12」が経過するまでの間、無線パケットスケジューラ15は、フィードバックされたチャネル情報(PMI)を用いてスケジューリングする送信モード(Closed−loop)で動作しているにもかかわらず、チャネル情報を用いずに、予め決められたプリコーディングパターンを用いて無線パケットのスケジューリングを実行する。
なお、シグナリング送信判定部12は、推定ドップラ周波数が「閾値4」以下となった時刻「t10」から時間を計測し、その時刻「t10」から時間閾値「Δt13」(不図示)だけ経過後に、送信モードを変更すると判定してもよい。シグナリング送信部13は、その判定後に、チャネル情報を送信させるためのシグナリングメッセージを端末局に送信する。
以上、本発明の第3の実施形態により、伝送制御装置が、チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かについての判定と、MIMOの送信モードを変更するか否かについての判定を、2つの閾値と2つの時間閾値を用いて独立に行うので、無線パケットのスケジューリング動作を切り替えても、送信モードを変更するためのシグナリングメッセージを頻繁に送信することがない。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、伝送制御装置が端末局(受信局)に備えられることで、端末局は送信局として動作してもよい。
また、本発明に記載のドップラ周波数推定部は、ドップラ周波数推定部10に対応し、チャネル情報フィードバック受信部は、チャネル情報フィードバック受信部14に対応し、MIMO方式制御部は、MIMO方式制御部11に対応し、シグナリング送信判定部は、シグナリング送信判定部12に対応し、シグナリング送信部は、シグナリング送信部13に対応し、無線パケットスケジューラは、無線パケットスケジューラ15に対応する。
10…ドップラ周波数推定部 11…MIMO方式制御部 12…シグナリング送信判定部 13…シグナリング送信部 14…チャネル情報フィードバック受信部 15…無線パケットスケジューラ 100…伝送制御装置

Claims (7)

  1. 受信局が送信したチャネル情報を受信するチャネル情報フィードバック受信部と、
    前記受信局が送信したパイロット信号に基づいてドップラ周波数を推定するドップラ周波数推定部と、
    前記推定されたドップラ周波数に基づいて、前記チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するMIMO方式制御部と、
    前記推定されたドップラ周波数に基づいて、MIMOの送信モードを変更するか否かを判定するシグナリング送信判定部と、
    前記送信モード変更の判定結果に基づいて前記送信モードを変更し、前記受信局が前記送信モードを変更するためのシグナリングメッセージを送信するシグナリング送信部と、
    前記チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かについての判定結果と、前記送信モードの変更の判定結果と、に基づいて、無線パケットのスケジューリングを行う無線パケットスケジューラと、
    を備えることを特徴とする伝送制御装置。
  2. 前記無線パケットスケジューラは、前記チャネル情報をスケジューリングに用いる前記送信モードにおいて、前記チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定された場合に、前記チャネル情報の代わりに、予め決められたプリコーディングパターンを用いてスケジューリングすることを特徴とする請求項1に記載の伝送制御装置。
  3. 前記MIMO方式制御部は、前記ドップラ周波数が第1の閾値以上となった場合に、前記チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定し、前記ドップラ周波数が第2の閾値以下となった場合に、前記チャネル情報をスケジューリングに用いると判定することを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1つに記載の伝送制御装置。
  4. 前記シグナリング送信判定部は、前記ドップラ周波数が第3の閾値以上となった場合に、前記チャネル情報を送信させないための前記シグナリングメッセージを前記受信局に送信し、前記ドップラ周波数が第4の閾値以下となった場合に、前記チャネル情報を送信させるための前記シグナリングメッセージを前記受信局に送信することを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1つに記載の伝送制御装置。
  5. 前記シグナリング送信判定部は、前記MIMO方式制御部が前記チャネル情報をスケジューリングに用いないと判定した時刻から所定時間が経過した後に、前記チャネル情報を送信させないための前記シグナリングメッセージを前記受信局に送信することを特徴とする請求項1から請求項2のいずれか1つに記載の伝送制御装置。
  6. 伝送制御装置における伝送制御方法であって、
    チャネル情報フィードバック受信部が、受信局が送信したチャネル情報を受信するステップと、
    ドップラ周波数推定部が、前記受信局が送信したパイロット信号に基づいてドップラ周波数を推定するステップと、
    MIMO方式制御部が、前記推定されたドップラ周波数に基づいて、前記チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かを判定するステップと、
    シグナリング送信判定部が、前記推定されたドップラ周波数に基づいて、MIMOの送信モードを変更するか否かを判定するステップと、
    シグナリング送信部が、前記送信モード変更の判定結果に基づいて前記送信モードを変更し、前記受信局が前記送信モードを変更するためのシグナリングメッセージを送信するステップと、
    無線パケットスケジューラが、前記チャネル情報をスケジューリングに用いるか否かについての判定結果と、前記送信モードの変更の判定結果と、に基づいて、無線パケットのスケジューリングを行うステップと、
    を含むことを特徴とする伝送制御方法。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の伝送制御装置を備えることを特徴とする送信局装置。
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