JP2011077614A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、光源の光量調整を行わなくていい場合には、以前に光量調整されたときのLEDの駆動電流や点灯時間である調整パラメータを用いて原稿を読み取ることができるため、実際に読み取りを開始するまでの時間を短縮することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
【解決手段】読取手段が原稿の画像を読み取る際に、読取前制御手段の制御によって、読取手段が基準部材を読み取る。そして、判断手段が当該読取手段が出力した各電圧の全てが所定値以下であると判断し、かつ、当該読取手段が出力した各電圧のうち閾値以上の電圧の数が、予め記憶手段に記憶された閾値以上の電圧の数以上である場合、予め記憶された点灯時間を用いて光源を点灯させて、画像読取装置が原稿を読み取ることができるため、原稿の画像を読み取る際に、読取手段が原稿の読み取りを開始するまでの時間を短縮することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像読取装置に関する。
従来、LED等を光源として用い、その光源を点灯して原稿を照射することにより画像を読み取る画像読取装置は、LEDの駆動電流や点灯時間を変更し、最適な光量を得る調整を行っていた。その調整された駆動電流や点灯時間の下で、光源を点灯させることによって画像読取装置は、原稿の画像を読み取るようになっている。
例えば、特許文献1記載の発明は、原稿の画像を読み取る前にモノクロやカラーといった読取条件毎に、LEDの点灯電流や点灯時間を調整した後、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関する技術が開示されている。
特開2000−287036号公報
しかし、従来の画像読取装置の場合、原稿の画像を読み取る際に、それぞれの原稿毎に全く同様な光源の光量調整動作を繰り返して行っているため、実際に読み取りを開始するまでに、原稿毎に光源の光量を調整に要する時間を費やしていた。
本発明は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、光源の光量調整を行わなくてよい場合には、以前に光量調整されたときのLEDの駆動電流や点灯時間である調整パラメータを用いて原稿を読み取ることができるため、実際に読み取りを開始するまでの時間を短縮することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、請求項1に記載の発明の画像読取装置は、原稿を点灯する光源と、前記原稿からの光を受光する複数の受光素子と、からなる読取手段と、所定の反射率を有する基準部材と、前記読取手段が前記基準部材からの反射光を受光して各受光素子毎に出力する電圧のうちの最大値が、所定値となるように、前記光源の駆動電流もしくは点灯時間の少なくとも一方である調整パラメータを調整する光量調整手段と、前記光量調整手段によって調整された前記読取手段が出力する各電圧のうち前記所定値未満である閾値以上の電圧の数を取得する調整後取得手段と、前記光量調整手段で調整された調整パラメータと前記閾値以上の電圧の数とを記憶する第1記憶手段と、前記読取手段が原稿の画像を読み取る際に、前記第1記憶手段に記憶されている前記調整パラメータを用いて前記光源を点灯させて前記基準部材を照射し、反射光を受光して前記読取手段が各電圧を出力するように制御する読取前制御手段と、前記読取前制御手段の制御によって前記読取手段が出力した各電圧の全てが前記所定値以下であるか否かを判断する判断手段と、前記読取前制御手段の制御によって前記読取手段が出力した各電圧のうち前記閾値以上の電圧の数が前記第1記憶手段に記憶されている数以上であるか否かを判別する判別手段と、前記判断手段が前記各電圧の全てが前記所定値以下であると判断し、かつ、前記判別手段が前記記憶されている数以上と判別すると、前記第1記憶手段に記憶された調整パラメータを用いて光源を点灯させて前記読取手段が原稿を読み取るように制御する画像読取制御手段と、を備えることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明の画像読取装置は、請求項1記載の画像読取装置において、前記読取手段が各受光素子毎に出力するアナログ信号である電圧を、それぞれデジタル信号である出力値に変換するA/D変換手段と、前記光量調整手段によって調整された前記読取手段からの各電圧が前記A/D変換手段によって変換された各出力値の最大値である白基準値を用いて、各受光素子間のバラツキを補正するシェーディング補正データを生成するシェーディング補正データ生成手段と、前記シェーディング補正データ生成手段によって生成されたシェーディング補正データを記憶する第2記憶手段と、前記画像読取制御手段の制御によって読取手段が出力する各電圧値を、前記A/D変換手段によって前記出力値に変換し、当該出力値を前記第2記憶手段に記憶されたシェーディング補正データを用いてシェーディング補正するシェーディング補正手段と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、読取手段が原稿の画像を読み取る際に、読取前制御手段の制御によって、読取手段が基準部材を読み取る。そして、判断手段が当該読取手段が出力した各電圧の全てが所定値以下であると判断し、かつ、当該読取手段が出力した各電圧のうち閾値以上の電圧の数が、原稿の画像を読み取る前に予め記憶手段に記憶された閾値以上の電圧の数以上である場合、改めて読取手段の光源の光量調整を実施する必要がない。そして、予め記憶手段に記憶された調整パラメータを用いて光源を点灯させることによって、画像読取装置が原稿を読み取ることができるため、原稿の画像を読み取る際に、実際に読取手段が原稿の読み取りを開始するまでの時間を短縮することができる。
請求項2に記載の発明によれば、判断手段が当該読取手段が出力した各電圧の全てが所定値以下であると判断し、かつ、当該読取手段が出力した各電圧のうち閾値以上の電圧の数が、原稿の画像を読み取る前に予め記憶手段に記憶された閾値以上の電圧の数以上である場合には、事前に光量調整をしたときのシェーディング補正データを用いてシェーディング補正をすればよいため、原稿の画像を読み取る度に、シェーディング補正データを作成する必要がなく、実際に読取手段が原稿の読み取りを開始するまでの時間を短縮することができる。
原稿の画像を読み取るイメージスキャナ1の模式図。 イメージスキャナ1の電気的構成を示すブロック図。 電源投入時の処理のフローチャート。 読取デバイス21の光源22の光量調整処理のフローチャート。 読取デバイス21の各受光素子が出力する出力信号の電圧値を示した図。 原稿Pを読取デバイス21が読み取る際の処理のフローチャート。 原稿Pを読み取る前の読取デバイス21の各受光素子が出力する出力信号の電圧値を示した図。
本発明の実施形態を図1ないし図7によって説明する。
[複合機の構成]
図1は、原稿の画像を読み取るイメージスキャナ1(画像読取装置の一例)の模式図である。イメージスキャナ1は所謂フラットベッド型のスキャナ装置として構成されており、原稿が載置されるプラテンガラス13を有する装置本体3と、装置本体3の上方に開閉可能に設けられたFBカバー5とを備えて構成されている。
装置本体3は、第一の読取面11と第二の読取面12とを構成するプラテンガラス13
と、プラテンガラス13を支持する筐体20と、第一の読取面11に載置される原稿の位置決めを行うための位置決め部材17と、所定の反射率を有する白基準板19と、読取デバイス21(読取手段の一例)と、読取デバイス21を移動させるFBモータ23及びベルト機構部25と、を備えている。
プラテンガラス13の表面は、筐体20に対して着脱自在に設けられた位置決め部材17によって第一の読取面11と第二の読取面12とに分割されている。第一の読取面11は利用者が表面に載置した原稿を読み取るための領域であり、FBカバー5が閉じられた状態でFBカバー5により被覆される。第二の読取面12はFBカバー5に設けられた原稿搬送装置40により搬送されてきた原稿Pを読み取るための領域である。
読取デバイス21は、プラテンガラス13の裏面において、プラテンガラス13の盤面に平行な副走査方向(図中のD方向)に移動可能に収容されている。読取デバイス21は、ベルト機構部25が備える一対のローラ25aに掛け回されたベルト25bに固定されており、FBモータ23が発生する動力により回転するベルト25bと共に、副走査方向に移動する。
白基準板19(基準部材の一例)は、位置決め部材17とプラテンガラス13との間に、紙面に垂直な主走査方向に延びる姿勢で配置されている。白基準板19は反射率の高い白色の部材であり、光源22(図2参照)の光量調整やシェーディング補正のための白基準値の生成に用いられる。
FBカバー5に設けられた原稿搬送装置40の動作によって第二の読取面12上に搬送されてきた原稿Pを読み取る際、読取デバイス21は第二の読取面12下に移動されて停止する。また、第一の読取面11上の原稿を読み取る際、読取デバイス21はFBモータ23及びベルト機構部25の動作により第一の読取面11の裏面側を副走査方向に搬送される。
FBカバー5は、前述したように原稿搬送装置40を備えており、次のように、給紙トレイ41に載置された原稿Pを、第二の読取面12上に搬送し、第二の読取面12上で読取デバイス21により読み取られた原稿を排紙トレイ42に排出する。
原稿搬送装置40は、搬送路の始点に、給紙ローラ44、45を備えており、給紙トレイ41に載置された原稿は給紙ローラ44、45によって搬送路下流に搬送される。給紙ローラ44、45により搬送されてきた原稿Pは、第一の搬送ローラ47、48により、更に搬送路下流に搬送される。
搬送路において第一の搬送ローラ47、48より下流側には、第二の読取面12と所定の空隙を有した状態で、第二の読取面12に対抗する上板49が設けられている。第一の搬送ローラ47、48により搬送されてきた原稿Pは、上板49と第二の読取面12との間を通過して、それより更に搬送路下流に設けられた一対の第二の搬送ローラ51、52によって搬送され、続いて、一対の第三の排紙ローラ53、54によって、排紙トレイ42に排紙される。
[イメージスキャナの電気的構成]
図2は、イメージスキャナ1の電気的構成を示すブロック図である。イメージスキャナ1は、ASIC100、CPU101(光量調整手段、調整後取得手段、読取前制御手段、判断手段、判別手段、画像読取制御手段、シェーディング補正データ生成手段、シェーディング補正手段の一例)、ROM102、RAM103、EEPROM104(第1記憶手段、第2記憶手段の一例)、FBモータ23、FBモータ駆動回路105、ADFモータ110、ADFモータ駆動回路106、読取デバイス21、電流制御回路121、A
/D変換回路123などを備えて構成されている。
図示するようにASIC100には、FBモータ駆動回路105、ADFモータ駆動回路106、電流制御回路121、A/D変換回路123(A/D変換手段の一例)等が接続されている。ASIC100はCPU101の制御の下でこれらを制御するとともに、A/D変換回路123から出力された出力値にガンマ補正やシェーディング補正、その他各種の画像処理を施して画像データを生成する。
なお、ガンマ補正やシェーディング補正その他各種の画像処理はASIC100ではなくCPU101で行ってもよい。
読取デバイス21は、赤色(R)の光を発する複数のLEDがラインセンサ26の延伸方向に1列に配列された光源22Rと、緑色(G)の光を発する複数のLEDが1列に配列された光源22Gと、青色(B)の光を発する複数のLEDが1列に配列された光源22Bとで構成される光源22とを備えている。各光源22R、22G、22Bは電流制御回路121から供給された駆動電流の大きさに応じて点灯する。
電流制御回路121には、読取デバイス21の光源22が接続されている。電流制御回路121は、ASIC100からパルス信号として出力されるPWM信号に基づいて光源22に電流を供給する。
CPU101は、ASIC100を介して、1ライン周期中においてPWM信号を出力する期間と出力しない期間とのデューティ比を光源22R、22G、22B毎に調整することにより、光源22R、22G、22B毎に点灯時間を調整することができる。
なお、光源22の駆動電流及び点灯時間の調整はCPU101ではなくASIC100で行ってもよい。
読取デバイス21は、A4幅で1200dpiを読み取るために、0〜10121までの10122個の受光素子が主走査方向に一次元配列したラインセンサ26を更に備えている。複数の受光素子から構成されているラインセンサ26は、各受光素子毎に、光源22から光を照射することによって原稿もしくは白基準板19からの反射光の光量に応じて、アナログの出力信号として電圧値をそれぞれ出力する。
A/D変換回路123は、各受光素子26から出力される各電圧(アナログ)をデジタル信号である出力値(画素値)に変換する回路である。本実施形態のA/D変換回路123は電圧範囲を8ビット(0〜255)に分解する分解能のものである。
[電源投入時における光量調整処理について]
図3は、イメージスキャナ1の電源投入時の処理のフローチャートを示している。本実施形態では、イメージスキャナ1の電源投入時に、図3の処理が実行される。
図3に示すように、この処理では、先ず、S101(Sはステップを表す:以下同様)にて、モータ駆動部105が、FBモータ23を駆動することによって、読取デバイス21が白基準板19との対向位置へ移動される。
次に、S102にて、後述する光量調整処理によって光源22の光量が、光量を調整可能な調整パラメータの1つである点灯時間(1ライン周期内での各光源22R、22G、22Bの点灯時間)によって調整される。S103にて、S102にて調整された点灯時間を用いて光源22を点灯した状態で、読取デバイス21を用いて白基準板19の反射光を読み取り、読取デバイス21が各受光素子毎に出力する電圧をA/D変換回路123によって変換し、各出力値の最大値を、いわゆる白基準値としてCPU101が取得する。
次に、S104にて、読取デバイス21は光源22を消灯させて読み取りを行い、CPU101は、読取デバイス21が各受光素子毎に出力する出力する電圧をA/D変換回路123によって変換し、各出力値の最小値を、いわゆる黒基準値として取得する。
S105において、シェーディング補正データ生成手段として機能するCPU101が、各受光素子毎に、白基準値と黒基準値との差から、各受光素子間でのバラつきを補正するシェーディング補正データを求める。後述する図6のS314の処理において、読取デバイス21が原稿Pを読み取った各受光素子毎の出力値に対して、このシェーディング補正データを用いて補正することにより、受光素子間の出力のバラつきが生じないようにすることができる。
S106において、S105において、取得されたシェーディング補正データが、EEPROM104(第2記憶手段の1例)に記憶される。そして、図3の処理は終了する。
[光量調整処理のフローチャート]
図4は、光量調整手段として機能するCPU101が、図3のS102における読取デバイス21の光源22の光量調整処理を実行する際のフローチャートである。本実施形態では、1ライン周期内での各光源をどれだけ点灯させるかを調整することによって各光源22の光量を調整する調整パラメータの1つである点灯時間を例示して説明する。
S201において、初期設定として、CPU101は、ROM102に記憶されている点灯時間の初期値としての1ライン周期の間全てに亘って光源22を点灯する値を取得する。
S202において、CPU101は、S201において取得された点灯時間を用いて、読取デバイス21が白基準板19を1ライン周期分、読み取るように制御し、読取デバイス21は各受光素子毎に出力信号の電圧を出力する。
そして、出力された各受光素子の出力信号の電圧は、A/D変換回路123によってデジタルの出力値にそれぞれ変換される。S203において、A/D変換回路123が例えば「255」(8ビット時、所定値の一例)のように、A/D変換回路123が変換可能な最大電圧レベルを超える信号が1つでも出力されていたとき、CPU101は、オーバーフローする受光素子があると判断する(S203:YES)。また、A/D変換回路123が変換可能な最大電圧レベルを超える信号が出力されていないとき、オーバーフローする受光素子がないと判断する(S203:NO)。
S203でYESとなった場合、CPU101は、光源22の点灯時間を1段階小さくする。
S204が終了すると、再びS202に戻り、S204で1段階小さくした点灯時間を用いて光源22を点灯させ、CPU101は読取デバイス21が白基準板19を読み取るように制御し、読取デバイス21が各受光素子毎に出力信号の電圧を出力する。
S203において読取デバイス21の各受光素子が出力する電圧値のうち最大値が、A/D変換回路123が変換可能な最大電圧レベル以下となり、オーバーフローしている受光素子がない、すなわち、CPU101がオーバーフローしていないと判断するまで(S203:NO)、上記のS202とS203とS204の処理が繰り返して行われる。そして、S205において、上記処理によって調整された点灯時間の値がEEPROM104に記憶される(記憶手段の一例)。
図5は、読取デバイス21の各受光素子が出力する出力信号の電圧値を模式的に示した図を用いて、上記の光量調整について補足説明する。図5において、横軸が各受光素子を、縦軸がその受光素子が出力する電圧値を示しており、デジタル変換された出力値である。また、RefHは、A/D変換回路123が変換可能な最大電圧レベルを示し、具体的に、A/D変換回路123によって変換されたデジタル変換された値では「255」となる。図5では、模式的に示すため14個しか受光素子を記載していないが、実際は、受光素子の数としては10122個ある。
なお、図5の細線は、光量調整前の出力信号の電圧値を模式的に示している。当該細線において、8番目から13番目の受光素子がRefH(255)を超えている。すなわち、図4のS203において、オーバーフローする受光素子があるとされる場合に該当する。
図5の太線は、光量調整後の出力信号の電圧値を模式的に示している。そして、当該太線においては、RefH(255)を超えている受光素子はなく、読取デバイス21が出力する出力信号の各電圧のうち最大値(11番目の受光素子)がRefH(255)と一致するようになっている。
図5の光量調整前の8番目から13番目の受光素子が出力する電圧を、A/D変換回路123を用いて変換すると、A/D変換回路123が変換可能な最大電圧レベルを超えている。そのため、8番目から13番目の受光素子の変換された電圧値として、A/D変換回路123が、全て「255」の値を出力する。その場合、A/D変換回路123から受光素子毎に出力された出力値は、画像データとして0〜255の階調レベルを適切に表現することができない。そのため、図5の太線のように、RefH(255)を超えている受光素子はないように、光源22の駆動電流を調整するのである。
次に、S206において、調整後取得手段として機能するCPU101が、読取デバイス21の各受光素子が出力する出力信号の電圧値のなかで、閾値A以上の出力信号の電圧値を出力している受光素子の数を取得する。
本実施形態では、閾値Aとして「230」という値がROM102に記憶されている。この値は、図5のRefAに相当するものである。なお、閾値Aは、RefH(255)未満の値である。
S206を詳細に説明すると、CPU101は、閾値A「230」の値と、各受光素子毎にA/D変換回路123によって変換される電圧値とを比較し、閾値A「230」を超える受光素子の数をカウントする。
S207において、S206で得た閾値A「230」を超える受光素子の数がEEPROM104に記憶される。図5の例では、7番目から13番目の受光素子が閾値A「230」を超えているため、閾値A以上の出力信号の電圧値を出力している受光素子の数として7個という値がEEPROM104に記憶される。そして、図4の処理は終了する。
なお、本実施形態では、光源22の光量を調整する調整パラメータとして点灯時間を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、図4の点灯時間の替わりに、光源22の駆動電流を調整パラメータとして用いてもよい。また、駆動電流を調整した後、点灯時間を再度、調整するような形で、光源22の光量を調整してもよい。
[画像読取処理について]
次に、図6を用いて、原稿Pを読取デバイス21が読み取る際の処理のフローチャートについて説明する。先ず、S301にてS101と同様に、モータ駆動部105が、FBモータ23を駆動することによって、読取デバイス21が白基準板19との対向位置へ移動される。
EEPROM104(記憶手段の一例)に記憶されている調整された調整パラメータである駆動電流の値を、CPU101が取得する(S302)。
読取前制御手段として機能するCPU101が、S205において記憶された点灯時間を用いて、読取デバイス21が白基準板19からの反射光を読み取るように制御し、読取デバイス21が各受光素子毎に出力信号の電圧を出力する(S303)。
S304において、読取デバイス21の各受光素子が出力する電圧値のうち最大値が、A/D変換回路123が変換可能な最大電圧レベルを超えている、すなわち、オーバーフローしている受光素子があるか否かを、判断手段として機能するCPU101が判断する。S304において、オーバーフローしている受光素子がある場合(S304:YES)には、上述した図4の光量調整処理を行い、光源22の調整パラメータである点灯時間を調整する(S308)。
オーバーフローしている受光素子がない場合(S304:NO)には、CPU101が、閾値A「230」の値と、各受光素子毎にA/D変換回路123によって変換される電圧値とを比較し、閾値A「230」を超える受光素子の数をカウントする。
そして、S305において、判別手段として機能するCPU101が、S207にて記憶された閾値A「230」を超える受光素子の数と、閾値A「230」を超える受光素子の数を超えているか否かを判別する。そして、CPU101が、越えているとした際には、S306に進み、越えていない場合には、上述した図4の光量調整処理を行い、光源22の調整パラメータである点灯時間を再調整する(S308)。
図7は、S305においてYESと判別された場合を説明するものであり、原稿Pを読み取る前の読取デバイス21が白基準板19からの反射光を読取って、各受光素子が出力する出力信号の電圧値を模式的に示した図である。図5において閾値A「230」を超える受光素子の数として7個という値がEEPROM104に記憶されていた。図7において、閾値A「230」を超える受光素子の数は9個有り、図5のS207で記憶されていた閾値A「230」を超える受光素子の数として7個よりも多い。
図7のような場合には、事前にS207の光量調整時と比較して変化が少なく、S207で求められた調整パラメータである駆動電流を用いて、イメージスキャナ1が光源22を点灯させて原稿Pの画像を読み取っても、結果として何ら遜色ない結果が得られる。
そのため、S306において、画像読取制御手段として機能するCPU101は、EEPROM104に記憶されている調整パラメータである点灯時間の値を用いて光源22を点灯させて原稿Pの画像を読み取るように制御する。
また、シェーディング補正手段として機能するCPU101は、読取デバイス21が読み取りA/D変換回路123によって変換された出力値に対して、EEPROM104に記憶されているシェーディング補正データを用いて、シェーディング補正を行う(S307)。
一方、S308〜S311の処理は、図3のS102〜105の処理と同等な処理であ
り、S308の光量調整処理の実行及びS311のシェーディング補正データを作成し直す。そして、S312において、S311で作成されたシェーディング補正データが、以前に記憶されたものを更新してEEPROM104に記憶される。そして、
S308で調整された調整パラメータを用いて光源22を点灯させて原稿Pを読み取り(S313)、その読み取った結果を、S311で作成されたシェーディング補正データを用いてシェーディング補正を行なわれる。
S305がYESの場合とNOの場合とを比較すると、S305においてYESとなる場合には、S308の光量調整処理の実行及びS311のシェーディング補正データを作成しなおす必要がない分、S305がNOの場合よりも実際に読み取りを開始するまでの時間を短縮することができる。
P 原稿
1 イメージスキャナ
3 装置本体
5 FBカバー
11 第1の読取面
12 第2の読取面
13 プラテンガラス
17 位置決め部材
19 白基準板(基準部材の一例)
20 筐体
21 読取デバイス(読取手段の一例)
22 光源(光源の一例)
26 ラインセンサ(受光素子の一例)
101 CPU(光量調整手段、調整後取得手段、読取前制御手段、判断手段、判別手段、画像読取制御手段、シェーディング補正データ生成手段、シェーディング補正手段の一例)
104 EEPROM(記憶手段、第2記憶手段の一例)
121 電流制御回路
123 A/D変換回路(A/D変換手段の一例)

Claims (2)

  1. 原稿を点灯する光源と、前記原稿からの光を受光する複数の受光素子と、からなる読取手段と、
    所定の反射率を有する基準部材と、
    前記読取手段が前記基準部材からの反射光を受光して各受光素子毎に出力する電圧のうちの最大値が、所定値となるように、前記光源の駆動電流もしくは点灯時間の少なくとも一方である調整パラメータを調整する光量調整手段と、
    前記光量調整手段によって調整された前記読取手段が出力する各電圧のうち前記所定値未満である閾値以上の電圧の数を取得する調整後取得手段と、
    前記光量調整手段で調整された調整パラメータと前記閾値以上の電圧の数とを記憶する第1記憶手段と、
    前記読取手段が原稿の画像を読み取る際に、前記第1記憶手段に記憶されている前記調整パラメータを用いて前記光源を点灯させて前記基準部材を照射し、反射光を受光して前記読取手段が各電圧を出力するように制御する読取前制御手段と、
    前記読取前制御手段の制御によって前記読取手段が出力した各電圧の全てが前記所定値以下であるか否かを判断する判断手段と、
    前記読取前制御手段の制御によって前記読取手段が出力した各電圧のうち前記閾値以上の電圧の数が前記第1記憶手段に記憶されている数以上であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判断手段が前記各電圧の全てが前記所定値以下であると判断し、かつ、前記判別手段が前記記憶されている数以上と判別すると、前記第1記憶手段に記憶された調整パラメータを用いて光源を点灯させて前記読取手段が原稿を読み取るように制御する画像読取制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1記載の画像読取装置であって、
    前記読取手段が各受光素子毎に出力するアナログ信号である電圧を、それぞれデジタル信号である出力値に変換するA/D変換手段と、
    前記光量調整手段によって調整された前記読取手段からの各電圧が前記A/D変換手段によって変換された各出力値の最大値である白基準値を用いて、各受光素子間のバラツキを補正するシェーディング補正データを生成するシェーディング補正データ生成手段と、
    前記シェーディング補正データ生成手段によって生成されたシェーディング補正データを記憶する第2記憶手段と、
    前記画像読取制御手段の制御によって読取手段が出力する各電圧値を、前記A/D変換手段によって出力値に変換し、当該出力値を前記第2記憶手段に記憶されたシェーディング補正データを用いてシェーディング補正するシェーディング補正手段と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
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