JP2011077473A - 製膜方法及び製膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板が移動する系において当該基板上に蒸着される化合物の組成を制御する。
【解決手段】基板2上に第IIIB族元素(Y)、第VIB族元素(Z)を蒸着する製膜ゾーン11とこのゾーン11で形成された薄膜に第IB族元素(X)、第VIB族元素を蒸着する製膜ゾーン12を経た薄膜に第IIIB族元素、第VIB族元素を蒸着させる製膜ゾーン13を有する製膜方法及びその装置において、ゾーン12において検出されたXYZ2が化学量論的組成比となる基板の位置に基づきゾーン12の終点における薄膜の第IB族元素と第IIIB族元素の組成比の予測値を算出し、ゾーン13の終点におけるXYZ2化合物薄膜の組成比が予め設定されたゾーン13の終点におけるXYZ2薄膜の第IB族元素と第IIIB族元素の組成比の目的値となるように、前記予測値に基づきゾーン13における第IIIB族元素の蒸着量を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は化合物半導体膜の組成を制御する製膜技術に関する。
CuInSe2、CuInGaSe2、Cu(In,Ga)(S,Se)2、CuGaSe2等(以下、全てをまとめてCIGS系)の化学半導体は、光吸収率が極めて高いことから、従来のSi系の太陽電池と比較して発電層の厚さを約100分の1程度の数μmと薄くすることが可能である。これにより、材料コストを低く抑えることができるほか、製造時の投入エネルギーも節約できる。また、理論的な発電効率が25〜30%と高いことから、CIGS系太陽電池は「変換効率でSiと同等でしかも発電コストがSi系の半分」が可能となる非常に魅力的な電池である。CIGS太陽電池は目的の組成に制御して製膜すればSi並みの効率を得ることができるが、組成の制御ができないと極端に効率は低下する。また、組成を変えることで吸収波長域を制御できる性質があるため、組成を厚み方向に分布を形成することで吸収波長域を広げ、発電効率を高めることができる。
CIGS系の製膜法としては、多源蒸着法、セレン化法、スパッタ法、スプレー法、電着法、スクリーン印刷法、レーザブレーション法、ハロゲン輸送法、ホットウォール法、MOCVD法(Metal−Organic Chemical Vaper Deposion:有機金属化学気相蒸着法)などの多くの製膜法が知られている。
特に、多源蒸着法の一種である3段階法は高効率化を図ったCIGS太陽電池の製膜技術の中では最も優れた方法である(例えば、特許文献1,2参照)。この方法は、第1段階でIn、Ga、Seを基板に蒸着し、(In,Ga)2Se3を形成する。次に、第2段階で、基板温度を上昇して、Cu、Seを同時蒸着しCu過剰組成とする。この段階における膜は、Cu2Se−In2Se3擬2元系相図から、液相Cu2-xSeと固相CIGSの2相共存状態となり、Cu2-xSeがフラックスとして働き結晶粒の急激な大粒径化が起こる。Cu2-xSeは、低抵抗であり、太陽電池特性に悪影響を与えるため、第3段階で、In、Ga、Seをさらに同時蒸着してわずかに第IIIB族元素が過剰な組成となるように制御する。このようにして得られたCIGS薄膜はカルコパイライト型構造となり、大粒径で、従来の蒸着法に比べて結晶学的に高品質な薄膜結晶となる。また、Mo基板側に向かってGa濃度が直線的に増加し、それに伴い禁制帯幅が連続的に変化したグレーデッド・バンドギャップCu(In,Ga)(S,Se)2薄膜が形成される。そして、3段階法がインライン装置に適用された製膜装置が公知となっている(例えば、特許文献3参照)。
特表平10−513606号公報 特開平8−2916号公報 特表2007−527121号公報
小長井誠編著,「薄膜太陽電池の基礎と応用」第5章Cu(In,Ga)Se2系薄膜太陽電池,オーム社,2001年1月,p.178−192
CIGS薄膜の組成制御は太陽電池の特性に直接関係するため非常に重要な開発要素である。基板が移動しないバッチタイプの装置であればその制御は比較的容易に行うことが可能であるが、インライン装置のような基板が移動する装置システムでの製膜の組成制御(特許文献3)は非常に困難であるため、新たな制御方法を開発する必要がある。
そこで、前記課題を解決するための製膜方法は、インライン方式により基板に対してXが第IB族元素、Yが第IIIB族元素、Zが第VIB族元素であるXYZ2化合物薄膜を形成させる製膜方法であって、基板上に第IIIB族元素、第VIB族元素を蒸着し、薄膜を形成する第一の工程と、この第一の工程で形成された薄膜に第IB族元素、第VIB族元素を蒸着し、XYZ2の化学量論的組成比に対して第IB族元素が過剰である組成の薄膜を形成する第二の工程と、この第二の工程で形成された薄膜に第IIIB族元素、第VIB族元素を蒸着し、第IIIB族元素が化学量論的組成比に対して過剰である組成の薄膜を形成する第三の工程とを有し、前記第二の工程においてXYZ2が化学量論的組成比となる基板の位置を位置検出手段により検出し、この検出した位置に基づき当該位置検出を行った製膜ゾーンの終点における薄膜の第IB族元素と第IIIB族元素の組成比の予測値を算出し、前記第三の工程の終点におけるXYZ2化合物薄膜の組成比が予め設定された前記第三の工程の終点におけるXYZ2薄膜の第IB族元素と第IIIB族元素の組成比の目的値となるように、前記予測値に基づき前記第三の工程における第IIIB族元素の蒸着量を制御する。
この製膜方法に対応した製膜装置の態様としては、インライン方式により基板に対してXが第IB族元素、Yが第IIIB族元素、Zが第VIB族元素であるXYZ2化合物薄膜を形成させる製膜装置であって、基板上に第IIIB族元素、第VIB族元素を蒸着し、薄膜を形成する第一の製膜ゾーンと、この第一の製膜ゾーンで形成された薄膜に第IB族元素、第VIB族元素を蒸着し、XYZ2の化学量論的組成比に対して第IB族元素が過剰である組成の薄膜を形成する第二の製膜ゾーンと、この第二の製膜ゾーンで形成された薄膜に第IIIB族元素、第VIB族元素を蒸着し、第IIIB族元素が化学量論的組成比に対して過剰である組成の薄膜を形成する第三の製膜ゾーンと、前記第二の製膜ゾーンにおいてXYZ2が化学量論的組成比となる基板の位置を検出する位置検出手段と、この検出した位置に基づき前記製膜ゾーンの終点における薄膜の第IB族元素と第IIIB族元素の組成比の予測値を算出し、前記第三の製膜ゾーンの終点におけるXYZ2化合物薄膜の組成比が予め設定された前記第三の製膜ゾーンの終点におけるXYZ2薄膜の第IB族元素と第IIIB族元素の組成比の目的値となるように、前記予測値に基づき前記第三の工程における第IIIB族元素の蒸着量を制御する制御手段とを備える。
前記製膜方法及び製膜装置において、前記第IB族元素としてはCuが、前記第IIIB族元素としてはIn,Gaが、前記第VIB族元素としてはSeが例示される。前記位置検出手段の態様としては、例えば、前記第二の工程における基板への光照射によって散乱した光の強度の変化に基づき当該工程におけるXYZ2化学量論的組成比となる位置を算出する検出手段が挙げられる。
以上の発明によれば基板が移動する系において当該基板上に蒸着される化合物の組成を制御できる。
発明の実施形態に係る製膜装置の概略構成図。 発明の実施形態に係る検出装置の概略構成図。 第2段階の製膜ゾーン12の最上流からの距離と散乱光の強度との関係を示した特性図。
図1に示された本発明の実施形態に係る製膜装置1は、3段階法の第1段階と第2段階の第IIIB族元素(In,Ga)、第VIB族元素(Se)の蒸着条件(セル温度、蒸着幅等)は固定し、第3段階の第IIIB族元素(In,Ga)、第VIB族元素(Se)の製膜条件のみを変化させることで基板2に形成されるCIGS薄膜の組成の制御を行う。但し、第2段階のCu、Seの製膜ゾーンは単一の工程からなり、製膜ゾーン12では第IB族元素(Cu)と第IIIB族元素(Ga,In)との比(Cu/(Ga,In))が1を超えるような条件で製膜する。
製膜装置1は真空下で基板2が供されるインライン式の反応室3を含む。基板2の供給ラインにはLL(ロードロック)室4、ゲートバルブ5、予備加熱室6、ゲートバルブ7が順次配置されている。基板2の搬出ラインにもゲートバルブ8、LL室9が順次配置されている。
反応室3内には基板2を水平搬送させる搬送路10に沿って第1段階の製膜ゾーン11、第二段階の製膜ゾーン12、第三段階の製膜ゾーン13が上流側から下流側にかけて順次形成されている。
第1段階の製膜ゾーン11では、搬送路10内を移動する基板2に対して第IIIB族元素(In,Ga)、第VIB族元素(Se)を蒸着してこれらの元素成分からなる薄膜を形成する。第IIIB族元素であるGa、Inはそれぞれ蒸着源14a、15aから供給される。第VIB族元素であるSeは蒸着源16aから供給される。蒸着源14a〜16aには元素材料を蒸発させるセル(坩堝)の開口部を開閉させるセルシャッター141a〜161aが具備されている。蒸着源14a〜16aから供された各元素成分は開口部17を介して搬送路10内に導入される。
全第IIIB族元素(In,Ga)の蒸着量は第1段階と第3段階の合計であるため第3段階が終了後の第IB族元素(Cu)と第VIB族元素(Se)の組成比(第IB族元素/第VIB族元素)は第2段階の製膜条件に依存する。
第2段階の製膜ゾーン12では、製膜ゾーン11で形成された薄膜に対して第IB族元素(Cu)、第VIB族元素(Se)を蒸着し、XYZ2(但し、Xが第IB族元素(Cu)、Yが第IIIB族(In,Ga)、Zが第VIB族元素(Se)である)の化学量論的組成比に対して第IB族元素が過剰である組成の薄膜を形成する。また、製膜ゾーン12では、Cuと(Ga,In)の化学量論的組成比(Cu/(Ga,In)=1)となる点で粒径の変化によって光散乱特性が変化することを利用して化学量論的組成比となる位置を検出する。
第IB族元素であるCuは蒸着源18aから供給される。第VIB族元素であるSeは蒸着源19a,19bから供給される。蒸着源14a〜16aと同様に蒸着源18a〜19bには元素材料を蒸発させるセル(坩堝)の開口部を開閉させるセルシャッター181a〜191bが具備されている。蒸着源18a〜19bから供された各元素成分は開口部20を介して搬送路10内に導入される。
第3段階の製膜ゾーン13では、製膜ゾーン12で形成された薄膜に第IIIB族元素、第VIB族元素を蒸着し、第IIIB族元素が化学量論的組成比に対して過剰である組成の薄膜を形成する。
第IIIB族元素であるGa,Inはそれぞれ蒸着源14b、15bから供給される。第VIB族元素であるSeは蒸着源16bから供給される。蒸着源14a〜16aと同様に蒸着源14b〜16bには元素材料を蒸発させるセル(坩堝)の開口部を開閉させるセルシャッター141b〜161bが具備されている。蒸着源14b〜16bから供された各元素成分は開口部21を介して搬送路10内に導入される。
搬送路10内には基板2の搬送手段として図示省略の搬送ホルダーが具備されている。また、搬送路10には製膜ゾーン11〜13にそれぞれ対応した開口部17,20,21が形成されている。開口部17〜21はそれぞれメインシャッター22〜24によって開閉自在となっている。さらに、搬送路10内には路内の雰囲気を加熱するための加熱手段としてヒータ25が基板2の搬送方向に沿って複数配置されている。
製膜装置1の外部には図2に例示された検出装置26と制御部27とが具備される。
検出装置26は基板2上においてXYZ2の化学量論的組成比となる製膜ゾーン12における基板2の位置を検出する。検出装置26は光源30とカメラ31と画像処理部32とを備える。光源30は照射光が第2段階の製膜ゾーン12全体に当たるように設置される。光源30としては、例えば、赤色レーザー、緑色レーザー、青色レーザー、LED、蒸着源18a〜19bのセルからの輻射光(外部から光源を与えない)等が挙げられる。光源30はその他上記の代替となるものであればかまわない。カメラ31は第2段階の製膜ゾーン12全体が写るように設置される。
画像処理部32はカメラ31によって得た画像からRGBのいずれかの色を抽出してラインプロファイルを実施することで、光源30の光照射による製膜ゾーン12から散乱した光の強度の変化を算出する。そして、同処理部32はこの算出した光強度の変化に基づき製膜ゾーン12におけるXYZ2化学量論的組成比となる位置を算出する。
画像処理部32は前記プロファイル機能のプログラム及び前記位置の算出を実行する位置計算プログラムをコンピュータ等の電子計算機にインストールすれば実現できる。前記計算プログラムは後述の図3に例示された製膜ゾーン12の左端(最上流)からの距離と製膜ゾーン12からの散乱光の強度(強度の単位は任意)との関係に基づき構築できる。
制御部27は少なくともメインシャッター22〜24、製膜ゾーン12に係るセルシャッター、基板2の搬送速度を制御する。また、制御部27は、画像処理部32にて算出された位置に基づき製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を算出する機能を有する。さらに、制御部27はこの算出した値に基づき製膜ゾーン13で必要な第IIIB族元素,第VIB族元素の蒸着量を算出する機能を有する。制御部27は前記算出した蒸着量となるように製膜ゾーン13に係るメインシャッター24、Ga,Inの蒸着源14b,15bのセルシャッター141b,151b、基板2の搬送手段(ホルダー)の動作を制御する。また、制御部27は画像処理部32で得られたRGBモードに基づきプロファイルを実施する機能を有する。
制御部27は前記組成比を算出する組成比計算プログラムをコンピュータ等の電子計算機にインストールすれば実現できる。前記組成比計算プログラムも前記位置計算プログラムと同様に図3に例示された製膜ゾーン12の左端(最上流)からの距離と製膜ゾーン12からの散乱光の強度(強度の単位は任意)との関係に基づき構築できる。
制御部27と画像処理部32は単一の機能部に統合してもよい。すなわち、制御部27に画像処理部32の機能を具備するようにしてもよい。
図1を参照しながら製膜装置1の動作例について説明する。
Cuと(Ga,In)が化学量論的組成比(Cu/(Ga,In)=1)となる点での粒径の変化による光散乱強度の変化を利用するので、その変化量のしきい値が予め制御部27にて設定されている。そして、図3に示したように前記変化量がそのしきい値以上となった点が化学量論的組成比となる点と定義しておけば、製膜ゾーン12におけるその位置を決定できる。
第1段階の製膜ゾーン11では第IIIB族元素(Ga,In)と第VIB元素(Se)が基板2に蒸着処理される。すなわち、搬送路10内の基板2は搬送手段によって製膜ゾーン11に誘導される。搬送路10の開口部17はメインシャッター22によって開口される。蒸着源14a〜16aからはセルシャッター141a〜161aが開に設定されてGa、In、Seがそれぞれ放出される。これらの成分は開口部17を介して搬送路10内を移動する基板2に供される。
第2段階では第IB族元素(Cu)と第VIB族元素(Se)を蒸着する。製膜ゾーン11を介した基板2は搬送手段によって製膜ゾーン12に誘導される。搬送路10の開口部20はメインシャッター23によって開口される。蒸着源18a〜19bからはセルシャッター181a〜191bが開に設定されてCu、Seがそれぞれ放出される。これらの成分は開口部20を介して搬送路10内を移動する基板2に供されて蒸着される。
製膜ゾーン12では必ず第IB族元素(Cu)と第IIIB族元素(Ga,In)との比(Cu/(Ga,In))が1を超えるような条件で製膜する。より具体的には、第IB族元素(Cu)と第IIIB族元素(Ga,In)との比(Cu/(Ga,In))が1を超えるように、製膜ゾーン12の幅、セルシャッター181a〜191bの開度、蒸着源のセル数、セルの温度等が制御部27によって調整されることで製膜が制御される。
図3の特性図において横軸は第2段階の製膜ゾーン12の左端(最上流)からの距離を示し、縦軸は緑の散乱光の強度(強度の単位は任意)を示す。図示されたように化学量論的組成比(Cu/第IIIB族元素(Ga,In)=1)になると反射強度が強くなる。これを利用して、強度にしきい値(強度が所定の値以上となったら化学量論点とする)を定め、このしきい値を超えた点を製膜ゾーン12における化学量論の位置(図3では横軸の値である距離X=80位である点)と定める。図3には一例として緑色レーザーを使用した場合の特性を示した。光源としてLEDまたは蒸発源18a〜19bのいずれかまたはその組み合わせたものの光を適用しても同様な判断が行える。
このようにして製膜ゾーン12における化学量論的組成比(Cu/(Ga,In)=1)となる位置が分かるので、その位置から製膜ゾーン12が終了する時点でのCuと第IIIB族元素との比が制御部27によって計算できる。
また、製膜ゾーン12では図2に示したように基板2の蒸着表面に対して光源30から光が照射されると共に当該表面がカメラ31によって撮影される。カメラ31で得られた画像は画像処理部32にてRGBモードに変換された後、ラインプロファイルが実行される。ラインプロファイルにあたり、光源30の光をライン状でなく基板2全体に当てて、基板2の面全体でプロファイルを実施してもよい。
第3段階の製膜ゾーン13では、製膜ゾーン12で形成された薄膜への第IIIB族元素(In,Ga)、第VIB族元素(Se)の蒸着量を制御することで、第IIIB族元素が化学量論的組成比に対して過剰である組成の薄膜を形成する。
すなわち、製膜ゾーン12を経た搬送路10内の基板2は搬送手段(基板ホルダー)によって製膜ゾーン13に誘導される。搬送路10の開口部21はメインシャッター24によって開口される。蒸着源14b〜16bからはセルシャッター141b〜161bが開に設定されてそれぞれGa、In、Seが放出される。これらの成分は開口部21を介して搬送路10内を移動する基板2に供される。
ここで、制御部27は、画像処理部32によって算出された位置に基づき製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の化学量論的組成比を算出する。次いで、制御部27は、この算出した値に基づき、所望の第IB族元素(Cu)と第IIIB族元素(Ga,In)の比となるような、製膜ゾーン13における第IIIB族元素、第VIB族元素の蒸着量を計算する。制御部27はこの算出した第IIIB族元素の蒸着量となるように製膜ゾーン13に係るメインシャッター24、Ga,Inの蒸着源14b〜16bのセルシャッター141b〜161b、基板2の基板ホルダーの搬送速度を制御する。
以下に発明に係る製膜装置1の実施例を示した。
(実施例1)
検出装置26の光源30には赤色レーザー(Global Laser製Premier LC 1290-03(653nm,10mW))を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として赤色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を算出した。この算出には図3の特性に基づき構築した組成比計算プログラムを適用した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ゾーン13に係るメインシャッター24の開度を調節することで制御した。
(実施例2)
検出装置26の光源30には緑色レーザー(Global Laser製Fire Fly 532nm)を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として緑色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ゾーン13に係るメインシャッター24の開度を調節することで制御した。
(実施例3)
検出装置26の光源30には青色レーザー(Global Laser製Blue Lyte 473nm DPSS)を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として青色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ゾーン13に係るメインシャッター24の開度を調節することで制御した。
(実施例4)
検出装置26の光源30にはLED(Lumileds製LXK2-PW14-U00)を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として赤色散乱光、緑色散乱光、または青色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ゾーン13に係るメインシャッター24の開度を調節することで制御した。
(実施例5)
検出装置26の光源30には製膜ゾーン12に係る蒸発源18a〜19bの坩堝からの輻射光を適用した(外部から光源を与えない)。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として赤色散乱光、緑色散乱光または青色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ゾーン13に係るメインシャッター24の開度を調節することで制御した。
(実施例6)
検出装置26の光源30には赤色レーザー(Global Laser製Premier LC 1290-03(653nm,10mW))を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として赤色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ソーン13に係る蒸発源14b〜16bのセルシャッター141b〜161bの開度を調節することで制御した。
(実施例7)
検出装置26の光源30には緑色レーザー(Global Laser製Fire Fly 532nm)を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として緑色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ソーン13に係る蒸発源14b〜16bのセルシャッター141b〜161bの開度を調節することで制御した。
(実施例8)
検出装置26の光源30には青色レーザー(Global Laser製Blue Lyte 473nm DPSS)を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として青色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ソーン13に係る蒸発源14b〜16bのセルシャッター141b〜161bの開度を調節することで制御した。
(実施例9)
検出装置26の光源30にはLED(Lumileds製LXK2-PW14-U00)を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として赤色散乱光、緑色散乱光または青色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ソーン13に係る蒸発源14b〜16bのセルシャッター141b〜161bの開度を調節することで制御した。
(実施例10)
検出装置26の光源30には製膜ゾーン12に係る蒸発源18a〜19bの坩堝からの輻射光を適用した(外部から光源を与えない)。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として赤色散乱光、緑色散乱光または青色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ゾーン13に係る蒸発源14b〜16bのセルシャッター141b〜161bの開度を調節することで制御した。
(実施例11)
検出装置26の光源30には赤色レーザー(Global Laser製Premier LC 1290-03(653nm,10mW))を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として赤色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ゾーン13を通過する基板2の基板ホルダーの搬送速度を調節することで制御した。
(実施例12)
検出装置26の光源30には緑色レーザー(Global Laser製Fire Fly 532nm)を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として緑色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ゾーン13を通過する基板2の基板ホルダーの搬送速度を調節することで制御した。
(実施例13)
検出装置26の光源30には青色レーザー(Global Laser製Blue Lyte 473nm DPSS)を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として青色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ゾーン13を通過する基板2の基板ホルダーの搬送速度を調節することで制御した。
(実施例14)
検出装置26の光源30にはLED(Lumileds製LXK2-PW14-U00)を採用した。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として赤色散乱光、緑色散乱光または青色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ゾーン13を通過する基板2の基板ホルダーの搬送速度を調節することで制御した。
(実施例15)
検出装置26の光源30には製膜ゾーン12に係る蒸発源18a〜19bの坩堝からの輻射光を適用した(外部から光源を与えない)。制御部27は光源30による基板2からの散乱光として赤色散乱光、緑色散乱光または青色散乱光を検出し、これに基づき、製膜ゾーン12の終了時での第IB族元素と第IIIB族元素の組成比を実施例1と同じ組成比計算プログラムによって算出した。そして、この算出に基づく第IIIB族元素(Ga,In)、第VIB族元素(Se)の供給量は製膜ゾーン13を通過する基板2の基板ホルダーの搬送速度調節することで制御した。
表1に実施例1に係る制御部27によって計算した最終的なCu/第IIIB族元素(Ga,In)比(Cuと第IIIB族元素(Ga,In)との比)の算出値と、分析計(島津製作所製EPMA-8705)によって計算したCu/第IIIB族元素(Ga,In)比(Cuと第IIIB族元素(Ga,In)との比)の実測値を開示した。再現性を検証するために前記算出値及び実測値についてそれぞれ複数回計算を行った。表1には各々6つの計算結果を示した。
Figure 2011077473
表1に示したように実施例1の場合、制御部27によるCu/第IIIB族元素(Ga,In)(Cuと第IIIB族元素(Ga,In)との比)の算出値と分析計によるCu/第IIIB族元素(Ga,In)比(Cuと第IIIB族元素(Ga,In)との比)の実測値とがほぼ一致することが確認された。また、実施例2〜15の算出値の開示は省略されているが、実施例1と同様に、実施値とほぼ一致していること確認された。
1…製膜装置
2…基板
11,12,13…製膜ゾーン
26…検出装置(位置検出手段)
27…制御部
30…光源
31…カメラ
32…画像処理部

Claims (4)

  1. インライン方式により基板に対してXが第IB族元素、Yが第IIIB族元素、Zが第VIB族元素であるXYZ2化合物薄膜を形成させる製膜方法であって、
    基板上に第IIIB族元素、第VIB族元素を蒸着し、薄膜を形成する第一の工程と、
    この第一の工程で形成された薄膜に第IB族元素、第VIB族元素を蒸着し、XYZ2の化学量論的組成比に対して第IB族元素が過剰である組成の薄膜を形成する第二の工程と、
    この第二の工程で形成された薄膜に第IIIB族元素、第VIB族元素を蒸着し、第IIIB族元素が化学量論的組成比に対して過剰である組成の薄膜を形成する第三の工程と
    を有し、
    前記第二の工程においてXYZ2が化学量論的組成比となる基板の位置を位置検出手段により検出し、この検出した位置に基づき当該位置検出を行った製膜ゾーンの終点における薄膜の第IB族元素と第IIIB族元素の組成比の予測値を算出し、前記第三の工程の終点におけるXYZ2化合物薄膜の組成比が予め設定された前記第三の工程の終点におけるXYZ2薄膜の第IB族元素と第IIIB族元素の組成比の目的値となるように、前記予測値に基づき前記第三の工程における第IIIB族元素の蒸着量を制御すること
    を特徴とする製膜方法。
  2. 前記第IB族元素はCuであり、前記第IIIB族元素はIn,Gaであり、第VIB族元素はSeでありこと
    を特徴とする請求項1に記載の製膜方法。
  3. 前記位置検出手段は前記第二の工程における基板への光照射によって散乱した光の強度の変化に基づき当該工程におけるXYZ2化学量論的組成比となる位置を算出すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の製膜方法。
  4. インライン方式により基板に対してXが第IB族元素、Yが第IIIB族元素、Zが第VIB族元素であるXYZ2化合物薄膜を形成させる製膜装置であって、
    基板上に第IIIB族元素、第VIB族元素を蒸着し、薄膜を形成する第一の製膜ゾーンと、
    この第一の製膜ゾーンで形成された薄膜に第IB族元素、第VIB族元素を蒸着し、XYZ2の化学量論的組成比に対して第IB族元素が過剰である組成の薄膜を形成する第二の製膜ゾーンと、
    この第二の製膜ゾーンで形成された薄膜に第IIIB族元素、第VIB族元素を蒸着し、第IIIB族元素が化学量論的組成比に対して過剰である組成の薄膜を形成する第三の製膜ゾーンと
    前記第二の製膜ゾーンにおいてXYZ2が化学量論的組成比となる基板の位置を検出する位置検出手段と、
    この検出した位置に基づき前記製膜ゾーンの終点における薄膜の第IB族元素と第IIIB族元素の組成比の予測値を算出し、前記第三の製膜ゾーンの終点におけるXYZ2化合物薄膜の組成比が予め設定された前記第三の製膜ゾーンの終点におけるXYZ2薄膜の第IB族元素と第IIIB族元素の組成比の目的値となるように、前記予測値に基づき前記第三の工程における第IIIB族元素の蒸着量を制御する制御手段と
    を備えたこと
    を特徴とする製膜装置。
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