JP2011076471A - 作業管理装置、作業管理方法、及びプログラム - Google Patents

作業管理装置、作業管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】保守作業での個々の作業の正確性及び的確性を向上させるとともに、作業証跡を確実かつ効率的に取得するための技術を提供する。
【解決手段】端末装置とネットワーク接続される作業管理装置において、複数の手順の作業内容を記録した作業シナリオを格納する手段と、前記作業シナリオから、ある手順の作業内容を読み出し、当該作業内容を前記端末装置に送信する作業内容送信手段と、前記端末装置から、前記作業内容に関する応答情報を受信し、当該応答情報に基づき、前記作業内容の作業が正常に終了したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記作業が正常に終了したと判定された場合に、前記手順に係る作業が正常に終了したことを示す情報を作業証跡として作業証跡格納手段に格納するとともに、前記作業シナリオに記録された次の手順の作業内容を前記端末装置に送信するように前記作業内容送信手段を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバ、通信機器等の各種機器に対する運用保守や工事における各種作業を支援及び管理するための技術に関し、特に、作業者が、予め定めた手順に沿って適切に作業を実施したかどうかを示す作業証跡を、確実かつ効率的に残すための技術に関するものである。
サーバや通信機器等の運用保守や工事においては、作業者は、テープ装置のテープ交換、リブート、パスワード変更、機器設定変更等の各種作業を行う。作業にあたっては、予め作業手順書が準備され、作業者は作業手順書を作業現場に持参し、作業手順書に従って各種作業を行う。
一方、各種作業で使用する物品(テープ、代替部品等)や作業対象機器(サーバ、通信機器等)については、当該物品や機器にバーコードやRFIDタグを貼付し、リーダライタ機能を有するハンディ端末等で当該バーコードやRFIDタグを読み取ることにより、物品管理及び棚卸作業を行っている。なお、関連技術として、工事支援に関する技術が特許文献1に開示されている。
特開2001-142952号公報
各種機器の運用保守や工事における作業(まとめて保守作業と呼ぶ)では、作業誤り及び作業漏れを防止するために、作業手順書に記述された作業を行ったことを確認し、確認したことをチェックリスト等の形式で記録することが行われている。この作業の記録を作業証跡と呼ぶ。
作業証跡は、後に障害等が起こった際に、適切に作業が行われたかどうかの検証等に用いられる重要なものである。このため、実際に行った作業を確実に作業証跡として残すために、作業現場では、作業者と、作業者の作業を確認して作業証跡の記録を行う確認者とを配置する場合が多い。このため、人件費が増大するという問題があった。
また、従来、作業証跡記録は手作業をメインとすることから、作業全体の実施確認及び作業証跡記録は行うものの、個々の作業手順に対する実施確認及び作業証跡記録を行わない場合があった。
また、作業者は、作業対象機器や作業物品の選択を目視で行い、作業を進めるため、作業手順書とは異なる誤った機器・物品の選択を行う可能性があった。このような誤った選択が行われた場合、適切に作業が行われたことが作業証跡に記述されたとしても、実際の作業は誤った作業であることになり、作業証跡と現実との相違が生じてしまうという問題があった。
また、従来技術では、作業証跡を紙ベースで残していたため、後の管理のために、それをデータ化するための手間がかかっていた。
更に、従来のように作業手順書を見ながら作業をする方法では、作業手順書の中に危険工程であることが記載されていても、その記述を見落とす場合があり、特に注意を払って行うべき作業を、通常の作業と同様に行ってしまう可能性があった。また、従来技術では、技術スキルが不足した作業者や本来作業を実施できないはずの確認者が作業を進めることを抑止できないという問題もあった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、保守作業での個々の作業の正確性及び的確性を向上させるとともに、作業証跡を確実かつ効率的に取得するための技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、機器に対する保守作業を行う作業者が操作する端末装置とネットワークを介して接続される作業管理装置であって、順番付けされた複数の手順の作業内容を記録した作業シナリオを格納する作業シナリオ格納手段と、前記作業シナリオから、ある手順の作業内容を読み出し、当該作業内容を前記端末装置に送信する作業内容送信手段と、前記端末装置から、前記作業内容に関する応答情報を受信し、当該応答情報に基づき、前記作業内容の作業が正常に終了したか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記作業が正常に終了したと判定された場合に、前記手順に係る作業が正常に終了したことを示す情報を作業証跡として作業証跡格納手段に格納するとともに、前記作業シナリオに記録された次の手順の作業内容を前記端末装置に送信するように前記作業内容送信手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする作業管理装置として構成される。
前記作業管理装置において、前記手順の作業内容に、危険工程であることを示す情報が含まれている場合に、前記作業内容送信手段は、前記端末装置において、前記手順に係る作業が危険工程であることが表示されるように、前記作業内容を前記端末装置に送信することとしてもよい。
前記作業管理装置において、前記作業管理装置は、前記ネットワークに接続されるネットワーク管理装置から、前記手順の作業内容に含まれる機器の故障情報を取得する故障情報取得手段を更に備え、前記故障情報に基づき、前記機器に故障が発生していることが判明した場合に、前記作業内容送信手段は、前記作業内容とともに、機器故障が生じていることを示す情報を前記端末装置に送信するようにしてもよい。
本発明によれば、端末装置を操作する作業者により実施される保守作業での個々の作業の正確性及び的確性を向上させるとともに、作業証跡を確実かつ効率的に取得することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る作業管理システムの構成図である。 端末装置3の機能構成図である。 作業管理装置1の機能構成図である。 作業シナリオ格納部18に格納される1つの作業シナリオの一例を示す図である。 作業管理システムの動作を説明するためのフローチャートである。 作業者情報格納部20に格納されるデータの例を示す図である。 端末装置3に表示される画面の例である。 機器・物品情報格納部19に格納されるデータの例を示す図である。 作業証跡格納部21に記録される作業証跡データの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(システム構成)
図1に、本発明の実施の形態に係る作業管理システムの構成図を示す。図1に示すように、本実施の形態に係る作業管理システムは、作業管理装置1と、端末装置3とを備え、これらがネットワーク5を介して接続された構成を有する。ネットワーク5は、例えばWANやインターネットである。
端末装置3は、作業者が、各種機器に対する運用保守や工事等の作業を行う作業現場で用いられるものであり、無線LAN、携帯電話網等により、無線でネットワーク5に接続される。ただし、端末装置3が無線でネットワーク5に接続されることは必ずしも必要でなく、有線で接続されてもよい。
また、本実施の形態では、作業対象機器を含む機器の構成管理や故障情報収集監視を行うためのネットワーク管理装置7がネットワーク5に接続されている。
図2に、端末装置3の機能構成図を示す。図2に示すように、端末装置3は、RFIDタグ読み取り部31、ネットワーク通信部32、表示・操作部33、及び制御部34を有する。RFIDタグ読み取り部31は、RFIDタグからIDデータを読み取り、制御部34に渡す機能部である。ネットワーク通信部32は、無線ネットワーク、及びネットワーク5を介して作業管理装置1と通信を行うための機能部である。表示・操作部33は、作業者とのインタフェース機能を有し、ディスプレイ、及び入力キー(ディスプレイに表示される仮想キーでもよい)を有する。
なお、本実施の形態では、RFIDタグからIDデータを取得することとしているが、物品等に表示や貼付けできるものであれば、IDデータを取得する元となる装置・媒体としてRDIDタグ以外のものを用いてもよい。
制御部34は、ネットワーク通信部32を介して受信したデータの表示・操作部33への表示処理、RFIDタグのIDデータを作業管理装置1へ送信するための処理、表示・操作部33からの入力情報を作業管理装置1へ送信するための処理などを、作業者からの操作や予め定めた手順に基いて行う機能部である。
端末装置3は、RFIDタグ読み取り装置及び無線通信機能を備えた小型コンピュータ(携帯電話機やスマートフォン等を含む)に、プログラム(例えば、Webブラウザ)を搭載することにより実現できる。また、端末装置3として、RFIDタグ読み取り装置を有線または無線で接続した一般のPC端末(Webブラウザ等のプログラムを備える)を用いてもよい。
図3に、作業管理装置1の機能構成図を示す。図3に示すように、作業管理装置1は、ネットワーク通信部11、手順制御部12、作業指示情報作成送信部13、応答情報受信部14、条件判定部15、作業証跡記録部16、故障情報取得部17、作業シナリオ格納部18、機器・物品情報格納部19、作業者情報格納部20、作業証跡格納部21を有する。
ネットワーク通信部11は、作業管理装置1が、他の装置とネットワーク5を介して通信を行うために機能部である。手順制御部12は、作業シナリオ格納部18から取得した作業シナリオの情報を解釈し、その内容に従って、端末装置3への作業指示情報送信や、端末装置3からの応答情報に基づく判定処理等を制御する機能部である。
作業指示情報作成送信部13は、手順制御部から受け取る、作業シナリオに記述された作業指示情報に基づき、端末装置3に送信する作業指示情報(画面データ)を作成し、送信する機能部である。応答情報受信部14は、端末装置3からの応答情報(作業者による入力情報、RFIDタグ読み取りデータ等)を受信し、手順制御部12に渡す機能部である。
条件判定部15は、作業シナリオに記述された判定条件と、端末装置3から受信した応答情報とに基づき、ある手順が正常に完了したかどうかを判定する機能部である。作業証跡記録部16は、条件判定部15での判定結果に基づき、作業証跡を作業証跡格納部21に記録する機能部である。
また、故障情報取得部17は、ある手順に関係する機器の情報に基づき、ネットワーク管理装置から当該機器の故障情報を取得する機能部である。
図4に、作業シナリオ格納部18に格納される1つの作業シナリオの一例を示す。図4に示すように、作業シナリオは、作業シナリオを識別するための作業シナリオ識別情報、手順番号、作業指示情報、危険工程フラグ、及び、正常終了判定条件を含む。
上記の手順番号は、作業シナリオに係る各手順の番号であり、作業管理装置1の手順制御部12は、この手順番号の順番で作業シナリオの内容を解釈し、処理を進める。なお、本実施の形態における"手順"とは、1つの作業シナリオに係る作業全体を幾つかに分割したうちの1つの作業の単位を指すものである。
作業指示情報は、端末装置3に表示される作業内容を示す情報である。危険工程フラグは、ある手順の作業が危険工程であるか否かを示す情報であり、例えば、"1"が危険工程を示す。
正常終了判定条件は、ある手順が正常に終了したか否かを判定するための条件であり、例えば、"テープ装置AのRFID照合"とは、端末装置3から受信したテープ装置AのRFIDタグのIDデータと、機器・物品情報格納部19に格納されたテープ装置AのIDデータとを照合し、これらが一致することを正常終了の条件とすることを意味している。また、例えば、図4に記述された"完了応答"とは、作業者が端末装置3にある手順の作業が完了した旨を入力し、その情報を端末装置3から受信することである。
他の各格納部に格納される情報の例については、次のシステム動作の説明の中で順次説明する。なお、各格納部に格納されるデータは、作業管理装置1に接続される管理端末から入力される。
図3に示した作業管理装置1は、記憶装置及びCPUを備える一般的なコンピュータに、上記各機能部に対応する処理を行うためのプログラムを搭載することにより実現できる。当該プログラムは、メモリやディスク等の記録媒体から上記コンピュータにインストールしてもよいし、ネットワーク上のサーバから上記コンピュータにダウンロードし、インストールすることとしてもよい。
また、作業管理装置1の上記各機能部は、1つのコンピュータ内に備える必要はなく、例えば、上記機能部のうちの1つ又は複数の機能部を有するコンピュータを、複数個ネットワーク接続した構成を、作業管理装置1として用いてもよい。
(システムの動作)
<基本動作>
次に、本実施の形態に係る作業管理システムの動作を、主に図5に示すフローチャートに沿って説明する。図5に示すフローチャートは、運用保守・工事における基本的な作業内容例に基づく、主に作業管理装置1側の動作を示すものである。
まず、作業現場に到着した作業者は、目的とする運用保守・工事を識別するための作業シナリオ識別情報(日時、ビル名、フロア名、作業者識別情報などでもよい)を端末装置3に入力し、端末装置3は当該作業シナリオ識別情報を作業管理装置1に送信する(ステップ1)。
作業シナリオ識別情報を受信した作業管理装置1において、手順制御部12が、当該作業シナリオ識別情報に対応した作業シナリオを、作業シナリオ格納部18内で特定する(ステップ2、3)。
そして、手順制御部12は、対象とする作業シナリオにおける最初の手順から最後の手順まで、1つづつ作業内容が記述された手順情報を読み取り、手順情報に基づく処理を行う。なお、"手順情報"とは、図4に記載された1つの手順に対応する1行全体の情報であるものとする。また、手順制御部12は、ある手順が正常終了しない限り、次の手順に進まない(次の手順情報を読み込まない)よう制御を行う。
より詳細には、手順制御部12は、現在の順番に対応したある手順の手順情報を読み取る(ステップ4)。そして、当該手順情報における作業指示情報を作業指示情報作成送信部13に渡し、作業指示情報作成送信部13が、作業指示情報の画面表示用データ(例えばXMLデータ)を作成し、端末装置3に送信する(ステップ5)。
端末装置3では、作業指示情報が表示される(ステップ6)。作業者が作業指示情報に従った作業を行った後、作業完了したことを示す情報を入力すると(もしくはRFIDタグを読み取ると)、当該情報が応答情報として作業管理装置1に送信される(ステップ7)。
ステップ8で応答情報を受信した作業管理装置1において、手順制御部12が、現在の手順情報の条件に基づく正常終了判定処理の実行を条件判定部15に指示し、条件判定部15が、応答情報を用いて現在処理対象となっている手順が正常に終了したか否かの判定を行う(ステップ9)。
正常に終了したと判定した場合には、現在の手順は正常に終了したことを示す情報(OKを示す情報)が、作業証跡記録部16により作業証跡格納部21に記録される(ステップ10)。また、正常に終了したと判定されなかった場合には、NG処理に移行し(ステップ11)、NG処理において、正常終了に至った場合には、ステップ10に進む。また、NG処理においては、該当手順の作業がNGであった旨が作業証跡格納部21に記録される。
上記のステップ4からステップ10までの処理が、最初の手順から最後の手順まで繰り返される(ステップ12)。
上記のNG処理は、例えば、作業者が、該当手順の作業が正常に完了できなかった理由を調べ、再度RFIDタグを読み取ったり、再度設定情報を機器に入力したりすることにより、作業管理装置1が、再度受信する応答情報が正常かどうかを判定するものである。
次に、図4に示す作業シナリオの例を用いて、作業管理装置1における処理内容をより具体的に説明する。
<例1>
図4に示す作業シナリオに係る作業では、作業者が、予め登録された作業者であることが要求されている。そこで、手順1が設けられている。作業管理装置1が、この手順1を実行する場合、図5におけるステップ5の後、「作業者RFIDタグを読み取って下さい。」という情報を含む画面が端末装置3に表示される。端末装置3が作業者が保有するRFIDタグを読み取り、作業者のIDデータを作業管理装置1に送信する。
作業管理装置1では、条件判定部15が、作業者情報格納部20を参照して条件判定を行う。図6に、作業者情報格納部20に格納されるデータの例を示す。図6に示すように、作業者情報格納部20には、作業者名、RFIDタグのIDデータ、及び、権限情報が格納されている。条件判定部15は、受信したIDデータが作業者情報格納部20に格納されているか否かを調べることにより、手順1が正常終了したか否かを判定する(図5のステップ9)。
<例2>
次に、図4の作業シナリオにおける手順2の例を説明する。手順2では、図5におけるステップ5の後、図7に示すような画面が端末装置3に表示される。そして、作業者の操作に基づき、端末装置3がRFIDタグを読み取り、IDデータを作業管理装置1に送信する。
作業管理装置3では、条件判定部15が、機器・物品情報格納部19を参照することにより判定を行う。図8に示すように、機器・物品情報格納部19には、機器・物品識別情報と、RFIDタグのIDデータとが対応付けて格納されている。機器・物品識別情報は、機器・物品を一意に識別可能なように、機器・物品に表示されている情報であり、作業指示情報において、機器・物品を特定する際には、この情報が記述されるものとする。
条件判定部15は、受信したIDデータと、作業シナリオ内の条件(データ装置A)に対応する製品・物品情報格納部19内のIDデータとが一致するか否かを調べることにより、手順2が正常終了したか否かを判定する。
また、手順2において、作業管理装置1における故障情報取得部17が、手順2内に記述された"テープ装置A"の故障情報をネットワーク管理装置7に問い合わせ、故障が発生している旨の情報を含む故障情報を取得した場合には、作業指示情報作成送信部13は、図8に示す画面の中で"故障情報閲覧"を強調表示するような画面データを作成し、端末装置3に送信することとしてもよい。端末装置3では、作業者が、強調表示された"故障情報閲覧"を選択することにより、詳細な故障情報をネットワーク管理装置7から取得し、表示する。また、機器構成情報を選択することにより、端末装置3は、詳細な機器情報をネットワーク管理装置7から取得し、表示する。
このようにすれば、端末装置3において、これから作業しようとする機器の故障発生を把握でき、その後の作業を適切に進めることができる。例えば、詳細な故障情報及び機器情報を参考にして故障を修復した後に、指示された作業内容を継続することができる。
<例3>
次に、作業シナリオにおける手順5の例を説明する。手順5は、次の手順6が危険工程であることから、作業を所定の作業権限を持ったものだけに行わせることを要求する手順である。
手順5において、図5におけるステップ5の後、「作業者RFIDタグを読み取って下さい。」という情報を含む画面が端末装置3に表示される。端末装置3が作業者RFIDタグを読み取り、作業者のIDデータを作業管理装置1に送信する。
作業管理装置1では、条件判定部15が、作業者情報格納部20を参照することにより、受信したIDデータに対応する権限が、条件に記述された権限"R"であるか否かを判定することにより、当該IDデータで特定される作業者が、手順6で必要な作業権限を有しているか否かを判定する。
なお、手順1でもRFIDタグを読み取ることにより作業者確認を行っているが、手順5、6の時点で実際に作業を行っている者を確認する意味で、手順6の直前の手順5において改めて作業者のRFIDタグの読み取りを行っている。また、手順5では、RFIDタグの読み取りに加えて、パスワード等の入力を求めることとしてもよい。
<例4>
次に、手順6の例を説明する。手順6においては、手順制御部12が、手順情報における危険工程フラグが1であることを認識し、手順6が危険工程であることを作業指示情報作成送信部13に通知する。
図5のステップ5において、作業指示情報作成送信部13は、手順6の"作業X"が危険工程であることを画面データに明示的に記述するとともに、例えば、作業指示情報"作業X"が端末装置3において点滅表示されるように画面データを作成し、端末装置3に送信する。
これにより、端末装置3では、作業指示情報"作業X"の文が点滅表示され、作業者は、手順6の作業が危険工程であることを即座に理解でき、手順6の作業を注意深く行うことが可能になる。
<作業証跡>
図9に、作業証跡格納部21に記録される作業証跡データの一例を示す。図9に示す例は、図4に示す作業シナリオに対応するものである。図9に示すように、この作業証跡データは、作業シナリオ識別情報、手順毎の作業結果(OK/NG)、及び備考の記述を含む。図9に示す例では、手順2において、一度NGとなったが、2回目にはOKとなった場合を示している。また、作業者による端末装置3からの文章入力に基づき、NGとなった理由が備考欄に記録されている。
なお、本実施の形態では、NGが解消しない限り、次の手順に進めないこととしているため、NGがNG処理によっても解消されなかった場合、NGとなった手順までの作業証跡のみが残ることになる。
(実施の形態の効果)
本実施の形態における作業管理システムを用いることにより、作業者は、作業管理装置1において管理された最新の適切な作業シナリオに基づき正確に作業を行うことができるようになる。このため、紙ベースの作業手順書を用いた場合の問題が解消される。特に、個々の作業毎の作業証跡を、自動的にデータとして正確に残すことが可能となるので、従来必要であった確認者のコストが削減されるとともに、作業証跡データ化の手間も削減される。
また、作業者は危険工程を明確に理解しながら作業を進めることができ、更に、作業内容に応じた権限を有する適切な作業者に作業をさせることが可能になるので、作業の安全性、正確性等が向上する。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
1 作業管理装置
3 端末装置
5 ネットワーク
7 ネットワーク管理装置
11 ネットワーク通信部
12 手順制御部
13 作業指示情報作成送信部
14 応答情報受信部
15 条件判定部
16 作業証跡記録部
17 故障情報取得部
18 作業シナリオ格納部
19 機器・物品情報格納部
20 作業者情報格納部
21 作業証跡格納部
31 RFIDタグ読み取り部
32 ネットワーク通信部
33 表示・操作部
34 制御部

Claims (5)

  1. 機器に対する保守作業を行う作業者が操作する端末装置とネットワークを介して接続される作業管理装置であって、
    順番付けされた複数の手順の作業内容を記録した作業シナリオを格納する作業シナリオ格納手段と、
    前記作業シナリオから、ある手順の作業内容を読み出し、当該作業内容を前記端末装置に送信する作業内容送信手段と、
    前記端末装置から、前記作業内容に関する応答情報を受信し、当該応答情報に基づき、前記作業内容の作業が正常に終了したか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記作業が正常に終了したと判定された場合に、前記手順に係る作業が正常に終了したことを示す情報を作業証跡として作業証跡格納手段に格納するとともに、前記作業シナリオに記録された次の手順の作業内容を前記端末装置に送信するように前記作業内容送信手段を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする作業管理装置。
  2. 前記手順の作業内容に、危険工程であることを示す情報が含まれている場合に、前記作業内容送信手段は、前記端末装置において、前記手順に係る作業が危険工程であることが表示されるように、前記作業内容を前記端末装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の作業管理装置。
  3. 前記作業管理装置は、前記ネットワークに接続されるネットワーク管理装置から、前記手順の作業内容に含まれる機器の故障情報を取得する故障情報取得手段を更に備え、
    前記故障情報に基づき、前記機器に故障が発生していることが判明した場合に、前記作業内容送信手段は、前記作業内容とともに、機器故障が生じていることを示す情報を前記端末装置に送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業管理装置。
  4. 機器に対する保守作業を行う作業者が操作する端末装置とネットワークを介して接続される作業管理装置が実行する作業管理方法であって、
    前記作業管理装置は、順番付けされた複数の手順の作業内容を記録した作業シナリオを格納する作業シナリオ格納手段を備えており、前記作業管理方法は、
    前記作業シナリオから、ある手順の作業内容を読み出し、当該作業内容を前記端末装置に送信するステップと、
    前記端末装置から、前記作業内容に関する応答情報を受信し、当該応答情報に基づき、前記作業内容の作業が正常に終了したか否かを判定するステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記作業が正常に終了したと判定された場合に、前記手順に係る作業が正常に終了したことを示す情報を作業証跡として作業証跡格納手段に格納するとともに、前記作業シナリオに記録された次の手順の作業内容を前記端末装置に送信するステップと、
    を備えたことを特徴とする作業管理方法。
  5. 順番付けされた複数の手順の作業内容を記録した作業シナリオを格納する作業シナリオ格納手段を備えたコンピュータを、機器に対する保守作業を行う作業者が操作する端末装置とネットワークを介して接続される作業管理装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記作業シナリオから、ある手順の作業内容を読み出し、当該作業内容を前記端末装置に送信する作業内容送信手段、
    前記端末装置から、前記作業内容に関する応答情報を受信し、当該応答情報に基づき、前記作業内容の作業が正常に終了したか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段により、前記作業が正常に終了したと判定された場合に、前記手順に係る作業が正常に終了したことを示す情報を作業証跡として作業証跡格納手段に格納するとともに、前記作業シナリオに記録された次の手順の作業内容を前記端末装置に送信するように前記作業内容送信手段を制御する制御手段、
    として機能させるプログラム。
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