JP2011075380A - 電子機器および電子機器の制御方法 - Google Patents

電子機器および電子機器の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011075380A
JP2011075380A JP2009226441A JP2009226441A JP2011075380A JP 2011075380 A JP2011075380 A JP 2011075380A JP 2009226441 A JP2009226441 A JP 2009226441A JP 2009226441 A JP2009226441 A JP 2009226441A JP 2011075380 A JP2011075380 A JP 2011075380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reception
battery
time
remaining capacity
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009226441A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5381575B2 (ja
Inventor
Katsuyuki Honda
克行 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009226441A priority Critical patent/JP5381575B2/ja
Publication of JP2011075380A publication Critical patent/JP2011075380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5381575B2 publication Critical patent/JP5381575B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

【課題】精度の高い時刻修正を行うことができるとともに駆動時間を延ばすことができる電子機器および電子機器の制御方法を提供する。
【解決手段】腕時計等の電子機器において、位置情報衛星からの衛星信号を受信するGPS装置10と、二次電池60Aと、二次電池60Aの残容量を計測する電圧計測部90と、GPS装置10による受信を制御して、GPS装置10で受信した衛星信号を用いて現在時刻を求める制御装置20とを備えさせる。制御装置20は、二次電池60Aの残容量が所定値以上の場合にGPS装置10での受信を第1の時間間隔で行う第1測時モードに制御し、二次電池60Aの残容量が所定値未満の場合にGPS装置10での受信を第1の時間間隔よりも長い時間間隔で行う第2測時モードに制御する。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えばGPS衛星等の位置情報衛星から送信される衛星信号を受信して現在の時刻情報を取得する電子機器および電子機器の制御方法に関する。
自己位置を測位するためのシステムであるGPS(Global Positioning System)では、地球を周回する軌道を有するGPS衛星が用いられており、このGPS衛星には、原子時計が備えられている。このため、GPS衛星は、極めて正確な時刻情報(GPS時刻、衛星時刻情報)を有している。
このGPS衛星の時刻情報(GPS時刻)を利用して時刻修正を行う時計機能を有する電子時計が提案されている(特許文献1)。
特開2005−221449号公報
しかしながら、前述した特許文献1には、以下の問題点があった。
特許文献1では、GPS測位電波に含まれる測位データから時間情報を抽出するため、時刻情報だけを得たい場合であっても、測位に必要な全ての情報を受信して取得する必要がある。従って、受信時間が長くなり消費電力が大きくなるため、駆動時間の長期化の弊害となるという問題点があった。
また、特許文献1では、電池の残容量の有無にかかわらず、所定の時間間隔でGPS衛星の電波を受信して電力を消費する。従って、電池の残容量が少ない場合には、その受信により機器を駆動する電力を消費してしまい、駆動時間が短くなるという問題点があった。
本発明の目的は、衛星信号を受信して時刻を修正できるとともに駆動時間を延ばすことができる電子機器および電子機器の制御方法を提供することにある。
本発明の電子機器は、位置情報衛星からの衛星信号を受信する受信手段と、電池と、前記電池の残容量を計測する電池残容量計測手段と、前記受信手段による受信を制御して、前記受信手段で受信した衛星信号を用いて現在時刻を求める制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電池の残容量が所定値以上の場合に前記受信手段での受信を第1の時間間隔で行う第1測時モードに制御し、前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に前記受信手段での受信を前記第1の時間間隔よりも長い時間間隔で行う第2測時モードに制御することを特徴とする。
ここで、第1測時モードおよび第2測時モードは、1つの位置情報衛星から時刻情報を受信するモードである。この受信に要する時間は、3つ以上の位置情報衛星からの受信を要する測位のための受信よりも受信時間を短縮することができる。
従って、本発明によれば、測位を行う場合よりも受信時間を短くすることができ、消費電力を小さくして、駆動時間を長くすることができる。
また、本発明によれば、第1または第2測時モードにより、定期的に受信手段で受信した衛星信号を用いて現在時刻を求めるため、正確な時刻を維持することができる。また、電池残容量が所定値以上の場合には、第1の時間間隔で受信(例えば24時間毎に受信)した時刻情報により現在時刻を求めるため、誤差の少ない非常に高い精度の時刻を維持することができる。電池残容量が所定値未満の場合には、第1の時間間隔よりも長い時間間隔で受信(例えば48時間毎に受信)した時刻情報により現在時刻を求めるため、駆動時間も考慮した高い精度の時刻を維持することができる。従って、電池の残容量が少ない場合に受信による消費電力を削減して駆動時間を延ばすことができる。
本発明の電子機器において、前記電池は、充電可能な二次電池であり、前記制御手段は、前回の受信時から前記第1の時間間隔以上経過している場合に、前記電池の残容量が前記所定値未満から前記所定値以上となったことを確認した時点で、前記受信手段での受信を行うことが好ましい。
本発明によれば、二次電池の残容量が所定値未満から所定値以上となったことを確認した時点で受信手段での受信を行うため、第2測時モードでの受信タイミングを待たずに時刻修正を行うことができる。また、前回の受信時から第1の時間間隔以上経過している場合に受信を行うため、例えば、電池の残容量の計測を第1の時間間隔に比して短い間隔で行う場合であっても、電池交換、充電等により電池の出力電圧が回復した場合に、第1の時間間隔よりも短い間隔では受信しないため、効果的に時刻修正を行うことができる。
本発明の電子機器において、前記制御手段は、前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に、前記受信手段での受信間隔を、前記電池の残容量が少なくなるにつれ段階的に長くすることが好ましい。
本発明によれば、受信手段での受信間隔を、電池の残容量が少なくなるにつれ段階的に長くすることで、電池の残容量が少なくなるほど受信間隔が長くなるため(極端には受信を行わないようになる)、電池の残容量に応じて時刻修正を行いつつ、より駆動時間を延長することができる。電池の残容量がある程度まで低下した場合に受信を行わないようにした場合には、システムがダウンしてしまうことを防止することができる。
本発明の電子機器において、前記制御手段は、前記第2測時モードでの制御の際に警告を行うことが好ましい。
本発明によれば、使用者が警告により第2測時モードで受信していることを認識することができ、第1測時モードでの受信に戻すための電池交換、充電等の時期を使用者に把握させることができる。
本発明の電子機器は、位置情報衛星からの衛星信号を受信する受信手段と、電池と、前記電池の残容量を計測する電池残容量計測手段と、前記受信手段による受信を制御して、前記受信手段で受信した衛星信号を用いて現在時刻を求める制御手段とを備え、前記制御手段は、前記電池の残容量が所定値以上の場合に、前記受信手段での受信を、3つ以上の位置情報衛星から行う測位モードに制御し、前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に、前記受信手段での受信を、1つの位置情報衛星から行う測時モードに制御することを特徴とする。
本発明によれば、電池の残容量が所定値以上の場合に受信手段での受信を、3つ以上の位置情報衛星から行う測位モードに制御する。このため、電池の残容量が十分にある場合には、測位モードでの受信で取得できる測位情報を用いて、位置情報衛星からの電波の伝播時間をも考慮した、非常に高い精度の時刻修正を行うことができる。電池の残容量が所定値未満の場合には、測時モードで受信するため、測位モードを継続した場合よりも消費電力を低減することができ、駆動時間を延ばすことができる。
なお、各モードの受信間隔は、両方とも同じ設定(例えば24時間)であってもよいし、どちらか一方が短い設定(例えば一方が24時間、他方が48時間)であってもよい。
本発明の電子機器において、前記測時モードは、前記受信手段での受信を所定時間間隔で行い、前記制御手段は、前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に、前記受信手段での受信間隔を、前記電池の残容量が少なくなるにつれ段階的に長くする
ことが好ましい。
本発明によれば、受信手段での受信間隔を、電池の残容量が少なくなるにつれ段階的に長くすることで、電池の残容量が少なくなるほど受信間隔が長くなるため(極端には受信を行わないようになる)、電池の残容量を考慮した受信をより細かく行うことができる。
本発明の電子機器において、前記電池に対して、前記受信手段によって与えられる負荷よりも軽い負荷を与える負荷手段を備え、前記電池残容量計測手段は、前記電池の出力電圧を計測し、前記制御手段は、前記電池から前記受信手段への電力供給に先立って前記負荷手段を動作させ、前記負荷手段の動作中に前記電池残容量計測手段が計測した前記電池の出力電圧に基づいて、前記電池の残容量を判断することが好ましい。
本発明によれば、電池の残容量を、電池容量と相関関係のある電池の出力電圧によって判断する。受信手段への電力の供給に先立って、受信手段によって与えられる負荷よりも軽い負荷を与え、それによる電池の出力電圧で電池の残容量を判断するため、電池の劣化具合等の特性を考慮した正確な残容量を把握することができる。また、電池容量が足りずに受信手段による受信が行えず、電池の残容量を判断できないことを回避することができる。
本発明の電子機器の制御方法は、位置情報衛星からの衛星信号を受信する受信ステップと、電池の残容量を計測する電池残容量計測ステップと、前記受信ステップによる受信を制御して、前記受信ステップで受信した衛星信号を用いて現在時刻を求める制御ステップとを備え、前記制御ステップは、前記電池の残容量が所定値以上の場合に前記受信ステップでの受信を第1の時間間隔で行う第1測時モードに制御し、前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に前記受信ステップでの受信を前記第1の時間間隔よりも長い時間間隔で行う第2測時モードに制御することを特徴とする。
本発明の電子機器の制御方法は、位置情報衛星からの衛星信号を受信する受信ステップと、電池の残容量を計測する電池残容量計測ステップと、前記受信ステップによる受信を制御して、前記受信ステップで受信した衛星信号を用いて現在時刻を求める制御ステップとを備え、前記制御ステップは、前記電池の残容量が所定値以上の場合に、前記受信ステップでの受信を、3つ以上の位置情報衛星から行う測位モードに制御し、前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に、前記受信ステップでの受信を、1つの位置情報衛星から行う測時モードに制御することを特徴とする。
本発明の電子機器の制御方法によれば、本発明の電子機器と同様の作用効果を奏する。
本発明に係る電子機器であるGPS付き腕時計を示す概略図である。 図1のGPS付き腕時計の主な回路構成を示す概略図である。 GPS衛星信号の構成を説明するための概略概念図である。 GPS衛星信号を示す概略説明図である。 GPS衛星信号のサブフレーム1を示す概略説明図である。 第1実施形態における時刻修正に関連する部分のブロック図である。 電池容量と電池の出力電圧の相関を説明するための図である。 第1実施形態での受信設定処理を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態での受信処理を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態での受信設定処理を説明するためのフローチャートである。 第3実施形態での受信設定処理を説明するためのフローチャートである。 電池の内部抵抗の経年変化を表わす図である。 電池容量の経年変化を表わす図である。 負荷装置の構成を説明するための図である。 第4実施形態での受信設定処理を説明するためのフローチャートである。 負荷装置とGPS装置の各動作時における電池電圧を示す図である。 電池内部抵抗値の算出方法を説明するための図である。 変形例での受信設定処理を説明するためのフローチャートである。
以下、この発明の好適な実施の形態を、添付図面等を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
〔第1実施形態〕
以下、本発明に係る第一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電子機器であるGPS時刻修正装置付き腕時計1(以下「GPS付き腕時計1」という)を示す概略図である。また、図2は、GPS付き腕時計1の主な回路構成を示す概略図である。
図1に示すように、GPS付き腕時計1は、文字板2および指針3からなる時刻表示部を備える。文字板2の一部には開口が形成され、ディスプレイ4が組み込まれている。
指針3は、秒針、分針、時針等を備えて構成され、ステップモーターで歯車を介して駆動される。
ディスプレイ4はLCD表示パネル等で構成され、緯度、経度や都市名等の位置情報を表示する他、メッセージ情報を表示する。
そして、GPS付き腕時計1は、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星5からの衛星信号を受信して衛星時刻情報を取得し、内部時刻情報を修正したり、測位情報つまり現在位置をディスプレイ4に表示できるように構成されている。
なお、GPS衛星5は、本発明における位置情報衛星の一例であり、地球の上空に複数存在している。現在は約30個のGPS衛星5が周回している。
また、GPS付き腕時計1には、外部操作部材であるボタン6やリュウズ7が設けられている。
[GPS付き腕時計の回路構成]
次に、GPS付き腕時計1の回路構成について説明する。
GPS付き腕時計1は、図2に示すように、GPS装置(GPSモジュール)10、制御装置(CPU)20、記憶装置(記憶部)30、入力装置40、表示装置50、電源60、ソーラーパネル70を備えている。記憶装置30は、RAM31およびROM32を備える。これらの各装置は、データバス80等を介してデータを通信している。
なお、表示装置50は、時刻や測位情報を表示する前記指針3やディスプレイ4で構成されている。
また、電源60は、ソーラーパネル70で発電された電力を蓄積可能な二次電池で構成されている。
GPS装置10は、GPSアンテナ11を備え、GPSアンテナ11を介して受信した衛星信号を処理して時刻情報や位置情報を取得するものである。
GPSアンテナ11は、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星5からの衛星信号を受信するパッチアンテナとなっている。このGPSアンテナ11は文字板2の裏面側に配置され、GPS付き腕時計1の表面ガラスおよび文字板2を通過した電波を受信するように構成されている。
このため、文字板2および表面ガラスは、GPS衛星5から送信される衛星信号である電波を通す材料で構成されている。例えば、文字板2はプラスチックで構成されている。
そして、GPS装置10は、通常のGPS装置と同様に、制御装置20の制御のもと、GPS衛星5から送信される衛星信号を受信する。このため、本実施形態では、GPS装置10によって受信手段が構成されている。本発明に係る制御手段である制御装置20は、GPS付き腕時計1を構成する各部(各装置)を制御する。本実施形態では、さらに制御装置20は、GPS装置10が受信した衛星信号をデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号を復調して航法メッセージを取得する。
記憶装置30のROM32には、制御装置20で実行するプログラム等が記憶されている。
一方、記憶装置30のRAM31には、受信により制御装置20が取得した衛星信号、時刻情報、測位演算により算出される位置情報等が記憶される。
[航法メッセージの説明]
ここで、GPS衛星5から送信される信号(衛星信号)である航法メッセージについて、説明する。なお、航法メッセージは、50bpsのデータとして衛星の電波に変調されている。
図3〜5は、GPS衛星信号を示す概略説明図である。
各GPS衛星5からは、図3に示すように、1フレームデータ(30秒)単位で信号が送信されてくる。この1フレームデータは、5個のサブフレームデータ(1サブフレームデータは6秒)を有している。各サブフレームデータは、10個のワード(1ワードは0.6秒)を有している。
また、各サブフレームデータの先頭のワードは、TLM(Telemetry word)データが格納されたTLMワードとなり、図4に示すように、前記TLMワード内の先頭には、プリアンブルデータが格納されている。
また、TLMに続くワードは、HOW(hand over word)データが格納されたHOWワードとなり、その先頭には、TOW(Time of Week、「Zカウント」ともいう)というGPS衛星のGPS時刻情報(衛星時刻情報)が格納されている。
GPS時刻情報は毎週日曜日の0時からの経過時間が秒で表示され、翌週の日曜日の0時に0に戻るようになっている。つまり、GPS時刻情報は、週の初めから一週間毎に示される秒単位の情報であって、経過時間が1.5秒単位で表した数となっており、ZカウントあるいはZカウントデータともいわれており、GPS付き腕時計1が現在時刻を知る手がかりともなっている。
また、図5に示すように、サブフレーム1のワード3には、週番号データ(WN)、衛星健康状態情報(SVhealth)データなどの衛星補正データが格納されている。
週番号データは、現在のGPS時刻情報が含まれる週を表す情報である。すなわち、GPS時刻情報の起点は、UTC(世界協定時)における1980年1月6日00:00:00であり、この日に始まる週は週番号0となっている。そして、週番号と経過時間(秒)のデータを取得することで、受信側はGPS時刻情報を取得できる構成となっている。
また、週番号データは、1週間単位で更新されるデータとなっている。
従って、受信側で、一旦、週番号データを取得しており、その週番号データを取得した時期からの経過時間がカウントされている場合は、再度、週番号データを取得しなくても、取得している週番号データと経過時間から、GPS衛星の現在の週番号データが分かる。従って、Zカウントデータを取得すれば、現在のGPS時刻が概算で分かるようになっている。このため、GPS装置10は、時刻情報を取得する場合には、通常、Zカウントデータのみを取得する。
GPS衛星からの信号に含まれる航法メッセージはフレームデータ(メインフレーム構成)が50bps、全ビット数1500ビットを主フレームとするデータとなっている。
そして、この主フレームデータは、それぞれ300ビット(300bit)ずつの5つのサブフレームデータに分割されている。
そして、1フレームデータは30秒に相当する。従って、サブフレームデータの1つは、6秒に相当するデータとなっている。上述したように、この各サブフレームデータの先頭の2語には、TLMワード、HOWワードのZカウント(TOW)データが含まれている。そして、Zカウントデータは、サブフレーム1から始まり、サブフレームデータ毎に6秒おきのデータとなっている。つまり、サブフレーム1からサブフレーム5はTLMワード、HOWワードのZカウント(TOW)データを有している。この、Zカウント(TOW)データは、次のサブフレームデータの時刻情報となっている。例えば、サブフレーム1のZカウントデータは、サブフレーム2の時刻データとなっている。
また、GPS衛星5からの衛星信号である航法メッセージは、図3,4で示すように、プリアンブルデータおよびHOWワードのTOW、各サブフレームデータ、例えば、週番号データ(WN)や衛星健康状態データ(SV HEALTH)を含む衛星補正データ等や、エフェメリス(GPS衛星5毎の詳細な軌道情報)や、アルマナック(全GPS衛星5の概略軌道情報)や、UTCデータ(世界協定時情報等)となっている。さらに詳細には、航法メッセージのサブフレームデータは、サブフレーム1からサブフレーム5まであり、この5つのサブフレームデータを1つの単位として、フレームデータが構成されている。そして、サブフレームデータは、上述したように、1から10までのワードデータで構成されている。
従って、HOWデータつまりZカウントは、6秒間隔で送信されるのに対し、週番号データ、エフェメリスパラメーター、アルマナックパラメーターは、30秒間隔で送信される。
GPS衛星5からの信号は以上のように送信されてくるため、本実施形態の衛星信号の受信とは、各GPS衛星5から送信される衛星信号のC/Aコードと位相同期させることである。
つまり、このようなGPS衛星5のフレームデータ等を取得するには、GPS衛星5の信号と同期する必要がある。
この場合、特に1ms単位の同期のためにC/Aコード(1023chip(1ms))が用いられる。このC/Aコード(1023chip(1ms))は、地球を周回している複数のGPS衛星5毎に異なっており、固有のものとなっている。
従って、特定のGPS衛星5の衛星信号を受信する場合は、GPS装置10において、GPS衛星5に固有のC/Aコードを発生させて位相同期することで、受信することができるようになっている。
そして、C/Aコード(1023chip(1ms))と同期させると、サブフレームデータのTLMワードのプリアンブルデータ、HOWワードを受信でき、HOWワードのZカウントデータ(時刻情報)が取得できる。
さらに、測位情報は、衛星信号のエフェメリスパラメーターを3〜4衛星分取得すればよい。ここで、エフェメリスパラメーターは、30秒ごとに送信されるサブフレーム2のプリアンブルから600ビット、つまり約12秒の受信を行うことで取得できる。
GPS衛星5の衛星信号である航法メッセージは以上のように構成されている。
[時刻修正処理]
以下、制御装置20による処理について説明する。
図6は、本実施形態における時刻修正に関連する部分のブロック図である。
図7は、電池容量と電池の出力電圧の相関を説明するための図である。
図7から、電池容量が減少すれば電池の出力電圧も小さくなることがわかる。
前述したように、本実施形態では、電源60として二次電池60A(本発明に係る電池)を用いており、ソーラーパネル70により二次電池60Aが充電可能な構成を有している。
本実施形態では、本発明に係る電池残容量計測手段である電圧計測部90が二次電池60Aの出力電圧を測定することで、図7に示す相関関係に基づいて二次電池60Aの残容量を判断する。
制御装置20は、受信条件判断部20A、受信動作制御部20B、時刻情報判断部20Cおよび時刻情報制御部20Dを備えており、GPS装置10から衛星信号を受信して現在時刻を求めて内部時刻の修正を行う。
受信条件判断部20Aは、電圧計測部90が計測した二次電池60Aの出力電圧に基づき、GPS装置10での受信条件を判断する。受信動作制御部20Bは、受信条件判断部20Aが判断した受信条件に基づいてGPS装置10を制御する。時刻情報判断部20Cは、GPS装置10が受信した衛星信号から時刻情報を抽出して現在時刻を判断する。時刻情報制御部20Dは、時刻情報判断部20Cが判断した現在時刻に基づいて時刻情報を制御する。
時計駆動制御部95は、時刻情報制御部20Dが生成した制御情報に基づき、表示装置50に表示される時刻が修正後の時刻となるように表示装置50の表示を制御する。
本実施形態の時刻修正処理では、以下に説明する受信設定処理で設定された受信条件において、後述する受信処理を行うことで、現在時刻を求めて時刻修正を行う。
図8は、本実施形態での受信設定処理を説明するためのフローチャートである。
本処理では、先ず、電圧計測部90が所定時間毎(例えば1時間毎)に二次電池60Aの出力電圧を測定する(S1)。そして、受信条件判断部20Aは、電圧計測部90が測定した二次電池60Aの出力電圧が所定電圧値(例えば3.6V)以上か否かを判定する(S2)。
S2で所定電圧値以上である(S2の判定:「YES」)と判定された場合には、受信条件判断部20Aは、受信間隔(受信を行う時間間隔)を第1測時モードに設定し(S3)、受信設定処理を終了する。第1測時モードとは、第1の時間間隔で受信を行う設定のことをいう。本実施形態では、第1の時間間隔での受信を24時間毎の受信としている。
一方、S2で所定電圧値未満である(S2の判定:「NO」)と判定された場合には、受信条件判断部20Aは、受信間隔を第2測時モードに設定し(S4)、警告(S5)後に受信設定処理を終了する。第2測時モードとは、第1の時間間隔よりも長い第2の時間間隔で受信を行う設定のことをいう。本実施形態では、第2の時間間隔での受信を48時間毎の受信としている。
内部時計の誤差は、通常、月差15秒程度である。従って、48時間毎に受信を行えば、1日の誤差を1秒以内にすることができる。さらに、24時間毎ごとに受信を行えば、1日の誤差を0.5秒以内と高い精度とすることができる。このような誤差の程度に基づいて、第1,第2測時モードの受信間隔を設定することができる。
S5の警告は、第2測時モードの設定になった旨を使用者に認知させるためのものであり、例えば、表示装置50のディスプレイ4に「第2測時モードに設定しました」等のメッセージを表示することで行われる。なお、警告は文字表示に限らない。例えば、指針3の動きで警告(具体的には、指針3を2秒運針としたり、警告表示を指針3で指し示したり)してもよいし、警告灯の点灯等で警告してもよい。また、一時的な警告に限らず、第2測時モードでの受信時に連続的に行ってもよい。
図9は、本実施形態での受信処理を説明するためのフローチャートである。
本処理では、先ず、受信動作制御部20Bが、前回の受信から、現在設定されている受信モードの受信間隔(例えば、前述した第1測時モードの例の場合では、24時間)が経過したか否かを判定する(S11)。
S11で経過していない(S11の判定:「NO」)と判定された場合には、受信動作制御部20Bは、経過するまで処理を行わない。
S11で経過した(S11の判定:「YES」)と判定された場合には、受信動作制御部20Bは、受信を開始するようにGPS装置10を制御する(S12)。
次に、受信動作制御部20Bは、衛星時刻情報が含まれる衛星信号が受信できたか否かを判定する(S13)。
S13で受信できなかった(S13の判定:「NO」)と判定された場合には、受信動作制御部20Bは、受信処理を終了する。なお、タイマー等により所定時間経過後(例えば1時間後)に受信を再び開始し、何回か受信を試みても受信できない場合に受信処理を終了するとしてもよい。
S13で受信できた(S13の判定:「YES」)と判定された場合には、受信動作制御部20Bは、受信を終了するようにGPS装置10を制御する。そして、時刻情報判断部20Cが、受信された情報から時刻情報を判断する。時刻情報制御部20Dは、時刻情報判断部20Cが判断した時刻情報に基づいて現地の現在時刻を求め、内部時刻の修正を行い(S14)、受信処理を終了する。
これにより、時計駆動制御部95は、表示装置50を制御して修正後の時刻を表示する。
なお、受信動作制御部20Bは、衛星時刻情報が含まれる衛星信号として、前述したサブフレームのいずれか1つを受信する。そして、時刻情報判断部20Cは、受信により得られたサブフレームから前述したZカウント(衛星時刻データ)を取得することで衛星時刻情報を抽出する。
また、時刻情報制御部20Dは、Zカウントにオフセット値を加えて協定世界時(UTC)とし、この協定世界時に時差時間を加えることで現地の現在時刻を求める。時差時間は、使用者が予め手動で現在地を選択することで設定されたものであってもよいし、測位により自動的に設定されたものであってもよい。
[第1実施形態での作用効果]
以上説明したように、第1実施形態では、以下の作用効果がある。
第1測時モードおよび第2測時モードは、1つのGPS衛星5から時刻情報を受信するモードである。この受信に要する時間は、3つ以上のGPS衛星5からの受信を要する測位のための受信よりも受信時間を短縮することができる。
従って、本実施形態では、測位を行う場合よりも受信時間を短くすることができ、消費電力を小さくして、GPS付き腕時計1の駆動時間を長くすることができる。
また、本実施形態によれば、第1または第2測時モードにより、定期的にGPS装置10で受信した衛星信号を用いて現在時刻を求めるため、正確な時刻を維持することができる。また、二次電池60Aの出力電圧が所定電圧値以上(二次電池60Aの残容量が所定値以上)の場合には、第1の時間間隔(第1測時モード)で受信した時刻情報(衛星時刻情報)により現在時刻を求めるため、誤差の少ない非常に高い精度の時刻を維持することができる。二次電池60Aの出力電圧が所定電圧値未満(二次電池60Aの残容量が所定値未満)の場合には、第1の時間間隔よりも長い時間間隔(第2測時モード)で受信した時刻情報(衛星時刻情報)により現在時刻を求めるため、駆動時間も考慮した高い精度の時刻を維持することができる。従って、二次電池60Aの残容量が少ない場合に受信による消費電力を削減して駆動時間を延ばすことができる。
さらに、本実施形態によれば、S5において第2測時モードでの制御の際に警告を行うことで、使用者が警告により第2測時モードに制御されていることを認識することができ、使用者は、第1測時モードでの受信に戻すための電池交換、充電等の時期を把握することができる。
〔第2実施形態〕
次に本発明に係る第2実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態および変形例において、前述した第1実施形態のGPS付き腕時計1と同一の構成、制御については同符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。
本実施形態は、受信設定処理において、二次電池60Aの出力電圧で判断される二次電池60Aの残容量に応じて受信間隔を段階的に変化させる点において、前述した第1実施形態と相違する。他の構成および処理は、第1実施形態と同様である。
図10は、本実施形態での受信設定処理を説明するためのフローチャートである。
本処理では、先ず、電圧計測部90が所定時間毎(例えば1時間毎)に二次電池60Aの出力電圧を測定する(S21)。そして、受信条件判断部20Aは、電圧計測部90が測定した二次電池60Aの出力電圧が第1の所定電圧値(例えば3.7V)以上か否かを判定する(S22)。
S22で第1の所定電圧値以上である(S22の判定:「YES」)と判定された場合には、受信条件判断部20Aは、受信間隔を前述した第1測時モードに設定し(S23)、受信設定処理を終了する。
一方、S22で第1の所定電圧値未満である(S22の判定:「NO」)と判定された場合には、受信条件判断部20Aは、二次電池60Aの出力電圧が第2の所定電圧値(例えば3.6V)以上か否かを判定する(S24)。
S24で第2の所定電圧値以上である(S24の判定:「YES」)と判定された場合には、受信条件判断部20Aは、受信間隔を第2測時モードに設定し(S25)、警告(S26)後に受信設定処理を終了する。この警告は、第1実施形態と同様の警告である。
なお、第2の所定電圧値は、第1の所定電圧値よりも小さい値である。
S24で第2の所定電圧値未満である(S24の判定:「NO」)と判定された場合には、受信条件判断部20Aは、二次電池60Aの出力電圧が第3の所定電圧値(例えば3.5V)以上か否かを判定する(S27)。
S27で第3の所定電圧値以上である(S27の判定:「YES」)と判定された場合には、受信条件判断部20Aは、受信間隔を第3測時モードに設定し(S28)、警告(S26)後に受信設定処理を終了する。
なお、第3の所定電圧値は、第2の所定電圧値よりも小さい値である。また、第3測時モードとは、上述した第2の時間間隔よりも長い第3の時間間隔で受信を行う受信モードのことをいう。本実施形態では、第3の時間間隔での受信を1週間毎の受信としている。
S27で第3の所定電圧値未満である(S27の判定:「NO」)と判定された場合には、受信条件判断部20Aは、受信間隔を非受信モードに設定し(S29)、警告(S26)後に受信設定処理を終了する。
なお、非受信モードとは、GPS装置10による定期的な受信を行わない受信モードのことをいう。
このように、本実施形態の受信設定処理では、第1測時モード、第2測時モード、第3測時モード及び非受信モードの4段階のいずれかが設定される。
そして、受信処理では、これら4段階のうち設定されている測時モードの受信間隔のタイミングにおいてGPS装置10による受信及び時刻修正が行われる。測時モードとは、1つのGPS衛星5から衛星信号の受信を行う受信モードのことをいう。なお、非受信モードの場合には、図9に示したS11の判定は、常に「NO」となり、受信は行われない。
[第2実施形態の作用効果]
以上説明したように、第2実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、以下の作用効果を奏する。
本実施形態によれば、二次電池60Aの出力電圧が所定電圧値(第1の所定電圧値)未満の場合に、GPS装置10での受信間隔を、二次電池60Aの出力電圧が小さくなるにつれ(残容量が少なくなるにつれ)段階的に長くする。すなわち、二次電池60Aの出力電圧が第1の所定電圧値以上から第3の所定電圧値未満へと順に小さくなるにつれ、GPS装置10での受信間隔を、第1測時モード、第2測時モード、第3測時モード、非受信モードへと順に段階的に長くする。このため、二次電池60Aの残容量に応じて時刻修正を行いつつ、より駆動時間を延長することができる。二次電池60Aの残容量がある程度まで低下した場合に受信を行わないようにした場合には、システムがダウンしてしまうことを防止することができる。
〔第3実施形態〕
次に本発明に係る第3実施形態について説明する。
本実施形態は、二次電池60Aの出力電圧で判断される二次電池60Aの残容量が十分ある場合(二次電池60Aの出力電圧が十分に高い場合)に、測位情報による自機の位置まで考慮した時刻修正を行う点において、前述した第2実施形態と相違する。他の構成および処理は、第2実施形態と同様である。
図11は、本実施形態での受信設定処理を説明するためのフローチャートである。
本処理では、先ず、電圧計測部90が所定時間毎(例えば1時間毎)に二次電池60Aの出力電圧を測定する(S31)。そして、受信条件判断部20Aは、電圧計測部90が測定した二次電池60Aの出力電圧が測位用所定電圧値(例えば3.8V)以上か否かを判定する(S32)。
S32で測位用所定電圧値以上である(S32の判定:「YES」)と判定された場合には、受信条件判断部20Aは、受信モードおよび受信間隔を測位モードに設定し、(S33)、受信設定処理を終了する。
なお、測位モードとは、3つ以上のGPS衛星5から衛星信号の受信を行う受信モードのことをいう。また、測位用所定電圧値は、前述した第1の所定電圧値よりも大きい値である。また、本実施形態では、測位モードでの受信間隔は、第1測時モードと同じに設定される。
一方、S32で測位用所定電圧値未満である(S32の判定:「NO」)と判定された場合には、受信条件判断部20Aは、受信モードを測時モードに設定(S34)した後、電圧計測部90が測定した二次電池60Aの出力電圧が第1の所定電圧値(例えば3.7V)以上か否かを判定する(S22)。
なお、S22以降の処理は、第2実施形態と同様であり、ここでは説明を省略する。
このように、本実施形態の受信設定処理では、受信モードとして測位モードまたは測時モードが設定され、測時モードでは、4段階(第1測時モード、第2測時モード、第3測時モード及び非受信モード)の受信間隔のいずれかが設定される。
そして、受信処理では、これらのうち設定モードの受信間隔のタイミングにおいてGPS装置10による受信及び時刻修正が行われる。
なお、測位モードの場合には、図9に示す受信処理におけるS12,S13では、受信動作制御部20Bは、3つのGPS衛星5から、衛星時刻情報が含まれる測位情報を衛星信号として受信する。前述したように、測位情報は、各GPS衛星5から衛星信号のエフェメリスパラメーターを取得することで得られる。そして、時刻情報判断部20Cは、受信により得られた測位情報から前述したZカウント(衛星時刻データ)を取得することで衛星時刻情報を抽出する。
また、時刻情報制御部20Dは、Zカウントにオフセット値を加えて協定世界時(UTC)とする。また、時刻情報判断部20Cは、測位情報から時差時間を求めて、この協定世界時に時差時間を加えることで現地の現在時刻を求める。
なお、通常のカーナビゲーションの測位処理では、現在位置を連続して検出する必要があるため、連続して測位し続ける必要がある。これに対し、本実施形態の測位処理は、測位モードでの時刻修正を行った際に、現在地が分かれば目的を達成し、連続して測位のための受信を行う必要がない。
[第3実施形態の作用効果]
以上説明したように、第3実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、以下の作用効果を奏する。
本実施形態によれば、二次電池60Aの残容量が所定値以上、すなわち二次電池60Aの出力電圧が測位用所定電圧値以上の場合に、GPS装置10での受信を、3つのGPS衛星5から行う測位モードに制御する。このため、二次電池60Aの残容量が十分にある場合には、測位モードでの受信で取得できる測位情報を用いて、GPS衛星5からの電波の伝播時間をも考慮した、非常に高い精度の時刻修正を行うことができる。
GPS衛星5からの伝播遅延時間は、60ms〜90ms程度である。従って、測位モードで受信して時刻修正を行うことで、この伝播遅延時間による誤差を解消(例えば誤差1ms以内)することができる。
二次電池60Aの出力電圧が測位用所定電圧値未満の場合には、測時モードで受信するため、測位モードを継続した場合よりも消費電力を低減することができ、GPS付き腕時計1の駆動時間を延ばすことができる。
また、本実施形態によれば、第2実施形態と同様に、二次電池60Aの出力電圧が所定電圧値(第1の所定電圧値)未満の場合に、GPS装置10での受信間隔を、二次電池60Aの出力電圧が小さくなるにつれ(残容量が少なくなるにつれ)段階的に長くする。従って、第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
〔第4実施形態〕
次に本発明に係る第4実施形態について説明する。
本実施形態は、二次電池60Aの残容量の判断方法が、第2実施形態と相違する。他の構成および処理は、第2実施形態と同様である。
図12,図13は、電池特性を説明するための図である。
図12は、電池の内部抵抗の経年変化を表しており、図13は、電池容量の経年変化を表している。
図12に示すように、電池の内部抵抗は経過年数とともに増加する。これにより、負荷をかけたときの降下電圧(ドロップ電圧)が変化してしまう。つまり、負荷を与えた場合に、電池の出力電圧がどこまで降下するのか、実際に負荷を与えてみないと判断しにくい。また、図13に示すように、電池の容量は経過年数とともに減少する。
そこで、本実施形態では、先ず、実際に二次電池60Aに負荷を与えて、その状態での二次電池60Aの出力電圧を検出し、二次電池60Aの内部抵抗値等の電池特性を考慮した二次電池60Aの残容量を判断する。
そのため、制御装置20は、GPS装置10の制御に加えて、以下に説明する負荷装置の動作を制御する。
〔負荷装置の構成〕
図14は、負荷装置の構成を説明するための図である。
本実施形態では、本発明に係る負荷手段である負荷装置100は、抵抗で構成されている。この抵抗は、他の目的で使用しているものを利用してもよいし、新たに設けてもよい。抵抗値は、例えばGPS装置10の動作時に流れる電流の1/10程度の電流が流れる値に設定されている。例えば、GPS装置10の動作時の負荷が100Ωに相当する場合には、抵抗値を1kΩに設定する。
負荷装置100を構成する抵抗の一端は、スイッチ110を介して二次電池60Aの正側の電極に接続され、当該抵抗の他端は、二次電池60Aの負側の電極に接続されている。
スイッチ110は、二次電池60Aからの駆動電力を、GPS装置10に供給するモード、負荷装置100に供給するモードおよびGPS装置10と負荷装置100のいずれにも供給しないモードの3種類の接続モードを切り替える。制御装置20は、制御信号をスイッチ110に出力して、スイッチ110の接続モードの切り替えを行う。
図15は、本実施形態での受信設定処理を説明するためのフローチャートである。
本処理では、先ず、制御装置20は、GPS装置10への電力供給(受信処理による受信)に先立って、所定時間(例えば5秒程度)に亘って負荷装置100を駆動する(S41)。すなわち、図14において、制御装置20が出力する制御信号に基づいて、スイッチ110による接続を負荷装置100側にすることにより負荷装置100を駆動する。
1)。
次に、制御装置20は、負荷装置100の動作中における二次電池60Aの出力電圧を、図6に示した電圧計測部90(図14中では図示略)で計測する(S42)。負荷装置100の動作中は、非動作中に比べて二次電池60Aの出力電圧が低下する。
図16は、負荷装置100の動作時とGPS装置10の動作時における二次電池60Aの出力電圧の変化を示す図である。横軸は、負荷装置100の動作開始時を基準とした時刻を示しており、縦軸は二次電池60Aの出力電圧を示している。
図16の実線のグラフにおいて、時刻0秒〜5秒までの期間は、負荷装置100が動作していない期間であり、時刻5秒に負荷装置100の動作を開始し、その後から時刻11秒までの期間は、負荷装置100が動作している期間である。負荷装置100の非動作時において、二次電池60Aの出力電圧(負荷前の電圧値)Voは、図16の例では約4.1Vである。負荷装置100の動作時において、二次電池60Aの出力電圧(負荷後の電圧値)Vcは、図16の例では約3.95Vである。
なお、図16の破線のグラフは、負荷装置100に代えてGPS装置10を動作させた場合を示している。図16の破線のグラフにおいて、時刻0秒〜5秒までの期間は、GPS装置10が動作していない期間であり、時刻5秒にGPS装置10の動作を開始し、その後の期間は、GPS装置10が動作している期間である。GPS装置10の非動作時において、二次電池60Aの出力電圧は、Vo(図16の例では約4.1V)である。GPS装置10の動作時において、二次電池60Aの出力電圧はVca(図16の例では約3.3V)である。
このように、負荷装置100の負荷は、GPS装置10よりも軽い負荷であるので、出力電圧Vcは、GPS装置10の動作時における二次電池60Aの出力電圧Vcaよりも高い電圧となる。
制御装置20は、このような電池特性に基づいて、S42の処理から所定時間経過後に、負荷装置100の駆動を終了する(S43)。すなわち、図14において、制御装置20が出力する制御信号に基づいて、スイッチ110による接続を負荷装置100から切断することにより負荷装置100の駆動を終了する。
S43で負荷装置100の駆動を終了後、制御装置20の電圧計測部90が計測した二次電池60Aの出力電圧が第1の所定電圧値(例えば3.7V)以上か否かを判定する(S22)。
S22以降の処理は、第2実施形態と同様であり、ここでは説明を省略する。
なお、電池の残容量を判断するための各所定電圧値(第1〜第3の所定電圧値)は、GPS装置10を、タイムアウトになるまで受信動作状態(オン状態)としても十分に電池容量がもつ値に設定することが好ましい。
図16に示す閾値Aは、1つの衛星による受信モードでのタイムアウトまで(例えば1分)容量がもつと判断できる電圧値(3.7V程度)である。従って、図16に示す特性の場合には、前述した各所定電圧値を3.7V程度(閾値A)以上に設定することで、受信により電池の残容量が0となることを回避できる。
なお、閾値Bは、3つの衛星による受信モードでのタイムアウトまで(例えば3分)容量がもつと判断できる電圧値(4.0V程度)である。
[第4実施形態の作用効果]
以上説明したように、第4実施形態によれば、前述した第1〜第3実施形態と同様の作用効果を奏するとともに、以下の作用効果を奏する。
本実施形態によれば、GPS装置10への電力の供給に先立って、GPS装置10によって与えられる負荷よりも軽い負荷を負荷装置100によって与え、それによる二次電池60Aの出力電圧で二次電池60Aの残容量を判断するため、二次電池60Aの劣化具合等の特性を考慮した正確な残容量を把握することができる。また、電池容量が足りずにGPS装置10による受信が行えず、二次電池60Aの残容量を判断できないことを回避することができる。
なお、本実施形態では、二次電池60Aに対して負荷装置100により負荷を与えた際の電池の出力電圧値から二次電池60Aの残容量を判断したが、二次電池60Aの劣化具合等により内部抵抗値等の電池特性を考慮して算出した電圧値から、電池特性を考慮した二次電池60Aの正確な残容量を判断することもできる。
図17は、電池の内部抵抗値の算出方法を説明するための図である。
前述したように、電池の内部抵抗値と電池の劣化とは比例関係にある。従って、電池の内部抵抗値Rimpは、負荷装置100の負荷抵抗値をrとすると、以下の式(1)で算出できる。
〔数1〕
Rimp=r×(Vo−Vc)/Vc ・・・(1)
なお、図17中、ΔVは、動作開始から約1.5秒(計測から約6.5秒)経過後の降下電圧幅(Vo−Vc)である。
この式(1)により内部抵抗値Rimpを求めておき、その値を以下の式(2)に当てはめることで、負荷抵抗値RのGPS装置10を駆動した際の負荷後の出力電圧Vcaを推測することができる。
〔数2〕
Vca=RVo/(Rimp+R) ・・・(2)
このように算出した出力電圧Vcaを前述した各実施形態での所定電圧値として用いることで、二次電池60Aの劣化状況、負荷変動等の要因を含めた実際の二次電池60Aの残容量を把握して、正確な処理を行うことができる。
〔変形例〕
なお、本発明は前述した各実施形態に限定されない。
例えば、前述した各実施形態は、他の実施形態に適用してもよい。具体的には、第3実施形態において、測時モードを段階的としたが、これに限らず、測位モードと測時モードのみであってもよい。また、第1,第3実施形態で第4実施形態のように負荷装置100による軽い負荷で電池の残容量を判断してもよい。
また、各実施形態における所定電圧値(測位用所定電圧値、第1〜第3の所定電圧値)、各モードの受信間隔等の値は、適宜設定することができる。例えば、第3実施形態に第4実施形態を適用した場合であって、二次電池60Aが図16に示す特性を有する場合には、各所定電圧値を4.0V程度(図16中の閾値B)以上に設定することで、受信により電池の残容量が0となることを回避できる。また例えば、第3実施形態では、測位モードでの受信間隔を、第1測時モードと同じ設定としたが、同じでなくてもよい。精度をさらに高めたい場合には、第1測時モードよりも短い時間間隔とすることも可能である。
さらに、第3実施形態では、3つのGPS衛星5から受信するとしたが、4つ以上としてもよい。4つ以上とすることで、時刻情報を修正する際に、測位情報から高度(高さ)情報を取得することができ、時刻情報を求める際に、高度をも考慮した伝播遅延の補正を行うことができ、より高い精度の時刻修正を行うことができる。
さらに、前述した各実施形態では、警告を行うとしたが、必ずしも警告を行わなければならない訳ではない。また、各実施形態において制御装置(CPU)20により各部を制御するとしたが、複数個の制御部(制御手段)を設け、それによって各部を個別に制御する構成であってもよい。
また、前述した各実施形態において、受信設定処理で受信間隔等の設定を行うとしたが、充電等により二次電池60Aの出力電圧が回復したことが確認できた場合に、設定されている受信間隔のタイミングでなくても受信を行ってもよい。
図18は、変形例における受信設定処理を説明するためのフローチャートである。
S1からS5は、第1実施形態と同様である。この変形例では、受信条件判断部20Aは、S3で受信間隔を第1測時モードに設定後に受信設定処理を終了せずに、受信動作制御部20BによりGPS装置10の駆動を制御する。
この制御は、先ず、受信動作制御部20Bが、前回の受信から、第1測時モードの受信間隔(例えば、24時間)が経過したか否かを判定する(S51)。
S51で経過していない(S51の判定:「NO」)と判定された場合には、受信動作制御部20Bは、GPS装置10を駆動せず、受信動作制御部20Bは、受信設定処理を終了する。
S51で経過した(S51の判定:「YES」)と判定された場合には、受信動作制御部20Bは、受信処理によりGPS装置10による受信を行い、時刻修正を行う(S52)。この受信から時刻修正までの処理は、図9に示したS12〜S14と同様の処理である。
そして、受信動作制御部20Bは、受信設定処理を終了する。
この変形例によれば、二次電池60Aの出力電圧が所定電圧値未満から所定電圧値以上となったことを確認した時点でGPS装置10での受信を行うため、定期的な受信タイミングを待たずに時刻修正を行うことができる。また、S51で前回の受信時から第1の時間間隔以上経過している場合に受信を行うため、二次電池60Aの出力電圧の計測を第1の時間間隔(例えば24時間毎)に比して非常に短い間隔(例えば1時間毎)で行う場合であっても、電池交換、充電等により二次電池60Aの出力電圧が回復した場合に効果的に時刻修正を行うことができる。なお、経過時間にかかわらず、受信処理を行うとしてもよい。
1…GPS付き腕時計、5…GPS衛星、10…GPS装置、20…制御装置(CPU)、60A…二次電池、80…電圧計測部、100…負荷装置。

Claims (9)

  1. 位置情報衛星からの衛星信号を受信する受信手段と、
    電池と、
    前記電池の残容量を計測する電池残容量計測手段と、
    前記受信手段による受信を制御して、前記受信手段で受信した衛星信号を用いて現在時刻を求める制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記電池の残容量が所定値以上の場合に前記受信手段での受信を第1の時間間隔で行う第1測時モードに制御し、
    前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に前記受信手段での受信を前記第1の時間間隔よりも長い時間間隔で行う第2測時モードに制御する
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記電池は、充電可能な二次電池であり、
    前記制御手段は、前回の受信時から前記第1の時間間隔以上経過している場合に、前記電池の残容量が前記所定値未満から前記所定値以上となったことを確認した時点で、前記受信手段での受信を行う
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
    前記制御手段は、前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に、前記受信手段での受信間隔を、前記電池の残容量が少なくなるにつれ段階的に長くする
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子機器において、
    前記制御手段は、前記第2測時モードでの制御の際に警告を行う
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 位置情報衛星からの衛星信号を受信する受信手段と、
    電池と、
    前記電池の残容量を計測する電池残容量計測手段と、
    前記受信手段による受信を制御して、前記受信手段で受信した衛星信号を用いて現在時刻を求める制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記電池の残容量が所定値以上の場合に、前記受信手段での受信を、3つ以上の位置情報衛星から行う測位モードに制御し、
    前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に、前記受信手段での受信を、1つの位置情報衛星から行う測時モードに制御する
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5に記載の電子機器において、
    前記測時モードは、前記受信手段での受信を所定時間間隔で行い、
    前記制御手段は、前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に、前記受信手段での受信間隔を、前記電池の残容量が少なくなるにつれ段階的に長くする
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の電子機器において、
    前記電池に対して、前記受信手段によって与えられる負荷よりも軽い負荷を与える負荷手段を備え、
    前記電池残容量計測手段は、前記電池の出力電圧を計測し、
    前記制御手段は、
    前記電池から前記受信手段への電力供給に先立って前記負荷手段を動作させ、
    前記負荷手段の動作中に前記電池残容量計測手段が計測した前記電池の出力電圧に基づいて、前記電池の残容量を判断する
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 位置情報衛星からの衛星信号を受信する受信ステップと、
    電池の残容量を計測する電池残容量計測ステップと、
    前記受信ステップによる受信を制御して、前記受信ステップで受信した衛星信号を用いて現在時刻を求める制御ステップとを備え、
    前記制御ステップは、
    前記電池の残容量が所定値以上の場合に前記受信ステップでの受信を第1の時間間隔で行う第1測時モードに制御し、
    前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に前記受信ステップでの受信を前記第1の時間間隔よりも長い時間間隔で行う第2測時モードに制御する
    ことを特徴とする電子機器の制御方法。
  9. 位置情報衛星からの衛星信号を受信する受信ステップと、
    電池の残容量を計測する電池残容量計測ステップと、
    前記受信ステップによる受信を制御して、前記受信ステップで受信した衛星信号を用いて現在時刻を求める制御ステップとを備え、
    前記制御ステップは、
    前記電池の残容量が所定値以上の場合に、前記受信ステップでの受信を、3つ以上の位置情報衛星から行う測位モードに制御し、
    前記電池の残容量が前記所定値未満の場合に、前記受信ステップでの受信を、1つの位置情報衛星から行う測時モードに制御する
    ことを特徴とする電子機器の制御方法。
JP2009226441A 2009-09-30 2009-09-30 電子機器および電子機器の制御方法 Active JP5381575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009226441A JP5381575B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 電子機器および電子機器の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009226441A JP5381575B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 電子機器および電子機器の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011075380A true JP2011075380A (ja) 2011-04-14
JP5381575B2 JP5381575B2 (ja) 2014-01-08

Family

ID=44019529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009226441A Active JP5381575B2 (ja) 2009-09-30 2009-09-30 電子機器および電子機器の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5381575B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102968052A (zh) * 2011-08-30 2013-03-13 精工爱普生株式会社 电子钟表
US9098071B2 (en) 2011-03-25 2015-08-04 Seiko Epson Corporation Electronic timepiece and control method therefor
JP2015210106A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 セイコーエプソン株式会社 電子機器および電子機器の制御方法
JP2016164531A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 セイコーエプソン株式会社 電子時計および電子時計の制御方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004233150A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Nec Corp 位置情報機能付き携帯電話、その測位システム、及びその制御プログラム
JP2005283236A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Seiko Epson Corp 測位装置、測位装置の制御方法、測位装置の制御プログラム及び測位装置の制御プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006322812A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Seiko Epson Corp 電波時計
JP2008051529A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Seiko Epson Corp 時刻修正装置、時刻修正装置付き電子時計及び時刻修正方法
JP2008309759A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Ricoh Elemex Corp デジタル時計およびデジタル時計の電圧制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004233150A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Nec Corp 位置情報機能付き携帯電話、その測位システム、及びその制御プログラム
JP2005283236A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Seiko Epson Corp 測位装置、測位装置の制御方法、測位装置の制御プログラム及び測位装置の制御プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006322812A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Seiko Epson Corp 電波時計
JP2008051529A (ja) * 2006-08-22 2008-03-06 Seiko Epson Corp 時刻修正装置、時刻修正装置付き電子時計及び時刻修正方法
JP2008309759A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Ricoh Elemex Corp デジタル時計およびデジタル時計の電圧制御方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9098071B2 (en) 2011-03-25 2015-08-04 Seiko Epson Corporation Electronic timepiece and control method therefor
CN102968052A (zh) * 2011-08-30 2013-03-13 精工爱普生株式会社 电子钟表
JP2013050347A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Seiko Epson Corp 電子時計
US8995235B2 (en) 2011-08-30 2015-03-31 Seiko Epson Corporation Electronic timepiece
CN102968052B (zh) * 2011-08-30 2016-11-23 精工爱普生株式会社 电子钟表
EP2579110A3 (en) * 2011-08-30 2017-10-25 Seiko Epson Corporation Electronic timepiece
JP2015210106A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 セイコーエプソン株式会社 電子機器および電子機器の制御方法
JP2016164531A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 セイコーエプソン株式会社 電子時計および電子時計の制御方法
CN105938323A (zh) * 2015-03-06 2016-09-14 精工爱普生株式会社 电子钟表和电子钟表的控制方法
CN105938323B (zh) * 2015-03-06 2020-06-30 精工爱普生株式会社 电子钟表和电子钟表的控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5381575B2 (ja) 2014-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4600480B2 (ja) 電子時計
JP5200636B2 (ja) 電子時計および電子時計の時刻修正方法
US9563174B2 (en) Electronic device, time correction method, and time correction program
JP4488066B2 (ja) 衛星信号受信装置および計時装置
JP5365012B2 (ja) 衛星信号受信装置および衛星信号受信装置の制御方法
JP5463630B2 (ja) 時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法
US9261861B2 (en) Radio-controlled timepiece
JP5428167B2 (ja) 時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法
JP5333014B2 (ja) 電子機器および電子機器の閏秒更新情報受信方法
EP2693276B1 (en) Radiowave-controlled wristwatch
US10317850B2 (en) Positioning apparatus, electronic timepiece, positioning control method and recording medium
JPWO2014010646A1 (ja) 衛星電波腕時計
JP2008145287A (ja) 時計装置及び閏秒補正方法
JP5381575B2 (ja) 電子機器および電子機器の制御方法
JP6508096B2 (ja) 衛星電波受信装置、電波時計、日時情報出力方法、及びプログラム
JP2017173129A (ja) 電波時計、うるう秒補正情報取得方法、及びプログラム
EP3418819A1 (en) Electronic device, date-and-time acquisition control method, and recording medium
JP6131554B2 (ja) 電子時計および電子時計の衛星信号受信方法
JP6945473B2 (ja) 衛星電波時計
JP6485148B2 (ja) 電波時計
JP6687141B2 (ja) 電波時計
JP7034784B2 (ja) 電波時計
JP6959061B2 (ja) 電波時計
JP2018151267A (ja) 電波修正時計
JP6910895B2 (ja) 電波時計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5381575

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350