JP2011074594A - 制振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制振装置本体から建物への騒音振動(固体伝播音)の伝播を的確に遮断でき、建物の高次の振動モードでの励振を回避できる制振装置を提供する。
【解決手段】建物2の振動を減衰するために移動される重りWを有する制振装置本体3と制振装置本体3が設置される建物2との間に弾性部材4を介設し、制振装置本体3から弾性部材4を介して建物2に伝わる振動の内、弾性部材4の固有振動数ωo’よりも低い周波数の制御力を伝えると共に、固有振動数ωo’よりも高い周波数の固体伝播音を遮断するようにした制振装置1であって、制振装置本体3は、建物2の振動が入力され振動を減衰させるように重りWを建物2の振動に対して所定位相遅らせて移動させるためのコントローラCを有し、コントローラCは、弾性部材4の固有振動数ωo’より高い周波数領域でのゲインを落とす3次以上の次数の高いコントローラである。
【選択図】図4

Description

本発明は、建物の上層部に配設されるアクティブマスダンパータイプの制振装置に関する。
図1に示すように、アクティブマスダンパー(AMD)タイプの制振装置1として、建物(高層ビル等)2の振動を減衰するために移動される重りを有する制振装置本体3と、その制振装置本体3と建物2の床面との間に介設される弾性部材4とを備えたものが知られている。
図2に示すように、制振装置本体3は、建物2の上層階において水平面内で移動可能に支持された重りWと、重りWを駆動するアクチュエータAと、センサSで検出した建物2の振動が入力されその振動を減衰させる重りWの動きを演算しそれをアクチュエータAに送るコントローラCとを有し、強風や地震等により建物に生じた振動を、重りWを移動させることによる慣性力でアクティブに減衰させるものである(特許文献1、2参照)。
図3に示すように、コントローラCは、センサSで検出した建物2の振動に基づき重りWを建物2の振動に対して所定位相を遅らせて移動させ、制振装置本体3に、建物2の振動に対して所定位相(例えば90度)遅れた振動を生成する。こうして制振装置本体3に生じた振動(建物2の振動に対し90度遅れた振動)により、建物2の振動が減衰される。
弾性部材4は、ゴム等から成り、重りWを移動させることに伴って制振装置本体3から建物2に伝わる振動の内、建物2の振動を減衰させる周波数の制御力(例えば0.05Hz〜1.0Hz程度)を伝えると共に、建物2内の居室にて騒音の原因となる周波数の騒音振動(例えば20Hz〜5kHz程度:固体伝播音)を遮断するために設けられる。
ここで、弾性部材(ゴム等)4は、図4(a)に示すように、自身の固有振動数ωoよりも低い周波数の振動については伝達率(ゲイン)が1であり、固有振動数ωoよりも高い周波数の振動については周波数が高まるにつれて伝達率が低下するという特性を有する。また、弾性部材4は、図4(b)に示すように、固有振動数ωoよりも低い周波数の振動については位相遅れが零であり、固有振動数ωoと同一の周波数の振動については90度の位相遅れが発生し、固有振動数ωoよりも高い領域の周波数の振動については180度の位相遅れが発生するという特性を有する。
制振装置本体3は、このような特性を有する弾性部材4を介して建物2に設置されているところ、制振装置本体3には、既述のようにコントローラCによって建物2の振動に対して90度位相が遅れた制御力(振動)が生成されている。このため、制振装置本体3にて生成された制御力(建物2の振動に対して90度遅れの振動)は、制振装置本体3から弾性部材4を介して建物2に伝わる際に、図4(c)に示すように、弾性部材4の固有振動数ωoよりも低い周波数の振動については、そのまま即ち建物2の振動に対して90度の位相遅れで伝わり、固有振動数ωoと同一の周波数の振動については、元々の90度遅れに弾性部材4による90度遅れが加わって180度遅れで伝わり、固有振動数ωoよりも高い領域の周波数の振動については、元々の90度遅れに弾性部材4による180度遅れが加わって270度遅れで伝わる。
特開平7−26785号公報 特開平11−294521号公報
さて、図4(a)に示すように、弾性部材4の固有振動数ωoをこれまで一般的に用いられてきた10Hz程度に設定すると、制振装置本体3にて重りWを移動させることに伴って生じた20Hz〜5kHzの騒音振動(固体伝播音)は、伝達率が1以下の領域にはあるものの伝達率が1に近い領域にラップするため、十分に遮断することができず、建物2の居室にて騒音の問題が生じ得る。
この対策として、固有振動数ωoを図4(a)の破線で示すように従来より低い8Hz以下(例えば5Hz程度)に設定することが考えられる。こうすれば、この新たな固有振動数ωo’(5Hz)の弾性部材4に対して、前記騒音振動(20Hz〜5kHz)は、伝達率が1よりも遙かに小さい領域に位置するため、十分に遮断され、建物2の居室における騒音が防止される。
しかし乍ら、弾性部材4の固有振動数ωo(10Hz)をωo’(5Hz)にまで下げると、図4(c)に破線で示すように、制振装置本体3から弾性部材4を介して建物2に伝わる振動は、建物2の振動に対して、固有振動数ωo’(5Hz)以下の周波数では位相遅れが90度であり的確に制振機能を発揮するが、固有振動数ωo’(5Hz)以上の周波数において180度から270度の遅れが生じてしまう。そして、制振装置本体3から建物2に伝わる振動が、建物2の振動に対して180度から270度遅れた状態は、建物2の振動を励振してしまうことが知られている。
また、制振装置本体3にて建物2の振動に対して90度の位相遅れの制御力(振動)を生成するように重りWを動かすコントローラCは、従来、2次のものが用いられていた。この2次のコントローラCは、図4(d)に破線で示すように、カットオフ周波数ωc以下の周波数では一定のゲイン(振幅)を有し、カットオフ周波数ωc以上の周波数では緩やかにゲインが低下していく特性を有する。よって、2次のコントローラCのカットオフ周波数ωcを建物2の2次振動モードと3次振動モードとの間に設定すると、建物2の3次、4次の振動モードの領域にて、或る程度のゲインが残存してしまう。これら高次の振動モード(3次、4次振動モード)の領域は、図4(c)に示すように、固有振動数ωo’の弾性部材4について、180度から270度の位相遅れの領域に位置するため、そこでの制御力のゲインは制振ではなく逆に励振として機能してしまい、建物2が3次、4次振動モードで発振してしまう虞がある。
すなわち、弾性部材4の固有振動数ωo’を従来の約10Hzよりも低い8Hz以下(たとえば5Hz)とすると、固有振動数ωo’以上の周波数の領域で制振装置本体3から建物2に伝わる制御力(振動)に180度から270度の位相遅れが生じ、その位相遅れの領域に制振装置本体3の2次のコントローラCにより生成された制御力のゲインが存在するため、そのゲインが制振対象である建物2を高次の振動モード(3次、4次振動モード)で励振する可能性がある。
他方、弾性部材4の固有振動数ωoを10Hz程度にまで高めると、180度から270度の位相遅れの領域が建物2の3次、4次振動モードよりも高周波側にずれるため、建物2の3次、4次振動モードでの励振は回避できるが、図4(a)に示すように、制振装置本体3から建物2に伝わる騒音振動(固体伝播音:20Hz〜5kHz)が、弾性部材4の伝達率が比較的大きな領域に位置してしまうため、その騒音振動(固体伝播音)を的確に遮断することができない。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、制振装置本体から建物への騒音振動(固体伝播音)の伝播を的確に遮断できると共に、建物の高次の振動モードでの励振を回避できる制振装置を提供することにある。
上記目的を達成するために第1の発明は、建物の振動を減衰するために水平面内で移動される重りを有する制振装置本体と該制振装置本体が設置される前記建物の床面との間に弾性部材を介設し、前記制振装置本体から前記弾性部材を介して前記建物の床面に伝わる振動の内、前記弾性部材の固有振動数よりも低い周波数の制御力を伝えると共に、前記固有振動数よりも高い周波数の固体伝播音を遮断するようにした制振装置であって、前記制振装置本体は、前記建物の振動が入力され該振動を減衰させるように前記重りを前記建物の振動に対して所定位相遅らせて移動させるためのコントローラを有し、該コントローラは、前記弾性部材の固有振動数より高い周波数領域でのゲインを落とす3次以上の次数の高いコントローラであるものである。
第2の発明は、建物の振動を減衰するために水平面内で移動される重りを有する制振装置本体と該制振装置本体が設置される前記建物の床面との間に弾性部材を介設し、前記制振装置本体から前記弾性部材を介して前記建物の床面に伝わる振動の内、前記弾性部材の固有振動数よりも低い周波数の制御力を伝えると共に、前記固有振動数よりも高い周波数の騒音振動を遮断するようにした制振装置であって、前記制振装置本体は、前記建物の振動が入力され該振動を減衰させるように前記重りを前記建物の振動に対して所定位相遅らせて移動させるためのコントローラを有し、該コントローラは、前記弾性部材の固有振動数より高い周波数領域でのゲインを落とす3次以上の次数の高いフィルターを有するものである。
前記弾性部材の固有振動数が、8Hzより小さく前記建物の1次振動モード周波数より大きいことが好ましい。
本発明に係る制振装置によれば、制振装置本体から建物への騒音振動(固体伝播音)の伝播を的確に遮断できると共に、建物の高次の振動モードでの励振を回避できる。
制振対象である建物に弾性部材を介して制振装置本体を設置した様子を示す説明図である。 制振装置本体、弾性部材、建物についての概略ブロック図である。 コントローラにより生成された制振のための制御力が、建物の振動に対して所定位相遅れていることを示す説明図である。 (a)はゴム等の弾性部材のゲイン特性を示す説明図、(b)は弾性部材の位相特性を示す説明図、(c)は制振装置本体から弾性部材を介して建物に伝達される制御力の位相特性を示す説明図、(d)は制振装置本体のコントローラのゲイン特性を示す説明図である。
本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る制振装置は、上述した制振装置と基本的な構造は同一であり、以下に述べる2点が異なっている。
第1の相違点は、図4(a)、図4(b)、図4(c)に破線で示すように、弾性部材4の固有振動数ωo’が通常設定されるωo(10Hz近傍)より低い5Hz程度に設定されている点にある。弾性部材4の固有振動数ωo’を通常設定されるωo(10Hz近傍)よりも引き下げるためには、弾性部材4の材質に弾性係数が小さいゴムやエラストマー系の樹脂(エーテル系の発泡ポリウレタンエラストマー樹脂等)を用いたり、弾性部材4を空気バネ構造とすることが行われる。
第2の相違点は、制振装置本体3のコントローラCに、弾性部材4の固有振動数ωo’(5Hz)より高い周波数領域でのゲインを急激に落とすため、通常用いられる2次ではなく3次以上の次数の高いコントローラを用いた点にある。かかる高次コントローラCを用いてアクチュエータAで重りWを駆動すると、図4(d)に示すように、コントローラCのカットオフ周波数ωc以下の周波数では制御力に設計通りのゲインが存在し、カットオフ周波数ωc以上の周波数では制御力のゲインが急速に減少する。なお、高次コントローラCの概念には、これと同様の機能を発揮するH無限大制御のコントローラも含まれる。
上述した弾性部材4及びコントローラCを備えた本実施形態に係る制振装置1によれば、図4(a)に破線で示すように、弾性部材4の固有振動数ωo’が従来の固有振動数ωo(10Hz)より低い5Hzに設定されているので、固体伝播音である騒音振動(20Hz〜5kHz)は、伝達率が1よりも遙かに小さい領域(伝達率0.1以下の領域)に位置し、弾性部材4によって的確に遮断される。よって、建物2内の居室における騒音の発生が防止される。
また、弾性部材4の固有振動数ωo(10Hz)をωo’(5Hz)にまで下げることに伴って、図4(b)に破線で示すように弾性部材4の位相遅れ領域(−90度〜−180度)が低周波数側にシフトし、これに伴い図4(c)に破線で示すように制御力の位相遅れ領域(−180度〜−270度)も低周波数側にシフトする。この結果、図4(d)に示すように、建物2の高次(3次、4次)の振動モードが制御力の位相遅れ領域(−180度〜−270度:励振領域)に位置することになる。
ここで、制振装置本体4のコントローラCに従来の2次コントローラを用い、そのカットオフ周波数ωcを建物2の2次振動モード周波数と3次振動モード周波数との間に設定したとすると、2次コントローラでは、図4(d)に破線で示すようにカットオフ周波数ωc以上での制御力のゲインの落ち方が緩やかなので、前記励振領域に位置する建物2の3次、4次振動モードの周波数にてゲインが十分に落ちきってはおらず、そのゲインが3次や4次のモードで振動する建物2に対し、制振ではなく励振として機能してしまうという問題が生じ得る。
そこで、本実施形態では、制振装置本体3のコントローラCに、通常用いられる2次コントローラではなく、図4(d)に実線で示すようにカットオフ周波数ωc以上でゲインが急激に落ちる3次以上の次数の高いコントローラ(高次コントローラ)を用いている。かかる高次コントローラCによれば、カットオフ周波数ωc以上の領域では制御力のゲインが極端に落ちるため、その領域が前記励振領域であっても、建物2が3次、4次振動モードで励振されることはない。
すなわち、弾性部材4の固有振動数ωo(10Hz)をωo’(5Hz)にまで下げると、制振装置本体3から建物2に伝わる制御力が180度〜270度遅れる位相遅れ領域(励振領域)に、建物2の3次、4次の振動モードが位置することになるので、制御力による建物2の3次、4次の振動モードでの励振が問題となり得るものの、本実施形態の高次コントローラCによれば、図4(d)に示すように、前記励振領域においては制御力のゲインが極めて小さく、制振装置本体3の動作が抑制されるので、3次、4次の振動モードでの建物2の励振は生じない。
加えて、上記励振領域は図4(a)から明らかなように弾性部材4の伝達率が1よりも小さい領域であるので、制御力のゲインは、制振装置本体3から弾性部材4を通過して建物2に伝達される際にその伝達率に応じて小さくなり、これも建物2の3次、4次の振動モードでの励振を回避する要因となる。
また、かかる高次コントローラCによれば、カットオフ周波数ωc以下の領域では制御力の適正なゲインが得られるため、建物2の1次、2次振動モードの振動が制振される。すなわち、この高次コントローラCは、図4(d)に示すように、カットオフ周波数ωc以下の建物2の1次、2次の振動モードの周波数領域では、一定のゲインを発揮しており、その領域では図4(c)に示すように制御力は90度遅れとなっているので、その制御力によって、建物2の1次、2次の振動モードを的確に減衰することができる。
本実施形態においては、弾性部材4の固有振動数ωo’を従来の固有振動数ωo(10Hz)より小さい8Hz以下で且つ建物2の2次振動モード周波数よりも大きいωo’(5Hz)とし、高次コントローラCのカットオフ周波数ωcを2次振動モードと3次振動モードとの間に設定している。これにより、建物2の1次及び2次振動モードを高次コントローラCによる制御力で的確に制振し、建物2の3次以上のモードの領域での制御力のゲインを落とすことで、3次以上のモードでの建物2の励振を回避している。
なお、弾性部材4の固有振動数ωo’を建物2の2次振動モードの周波数より小さく且つ建物2の1次振動モードの周波数よりも大きい周波数(1Hz程度)とし、高次コントローラCのカットオフ周波数ωcを1次振動モードと2次振動モードとの間に設定してもよい。これにより、建物2の1次振動モードを高次コントローラCによる制御力で的確に制振し、建物2の2次以上のモードの領域での制御力のゲインを落とすことで、2次以上のモードでの建物2の励振を回避できる。
また、コントローラCに3次以上の高次のコントローラを用いることに代え、コントローラCに高次フィルタを組み込み、前記カットオフ周波数ωcに相当する周波数以上の制御力のゲインを略カットするようにしてもよい。こうしても、前記実施形態と同様の作用効果が得られる。
1 制振装置
2 建物
3 制振装置本体
4 弾性部材
C コントローラ
A アクチュエータ
W 重り
ωo 弾性部材の固有振動数
ωo’ 弾性部材の固有振動数
ωc コントローラのカットオフ周波数

Claims (3)

  1. 建物の振動を減衰するために水平面内で移動される重りを有する制振装置本体と該制振装置本体が設置される前記建物の床面との間に弾性部材を介設し、前記制振装置本体から前記弾性部材を介して前記建物の床面に伝わる振動の内、前記弾性部材の固有振動数よりも低い周波数の制御力を伝えると共に、前記固有振動数よりも高い周波数の固体伝播音を遮断するようにした制振装置であって、
    前記制振装置本体は、前記建物の振動が入力され該振動を減衰させるように前記重りを前記建物の振動に対して所定位相遅らせて移動させるためのコントローラを有し、該コントローラは、前記弾性部材の固有振動数より高い周波数領域でのゲインを落とす3次以上の次数の高いコントローラである
    ことを特徴とする制振装置。
  2. 建物の振動を減衰するために水平面内で移動される重りを有する制振装置本体と該制振装置本体が設置される前記建物の床面との間に弾性部材を介設し、前記制振装置本体から前記弾性部材を介して前記建物の床面に伝わる振動の内、前記弾性部材の固有振動数よりも低い周波数の制御力を伝えると共に、前記固有振動数よりも高い周波数の騒音振動を遮断するようにした制振装置であって、
    前記制振装置本体は、前記建物の振動が入力され該振動を減衰させるように前記重りを前記建物の振動に対して所定位相遅らせて移動させるためのコントローラを有し、該コントローラは、前記弾性部材の固有振動数より高い周波数領域でのゲインを落とす3次以上の次数の高いフィルターを有する
    ことを特徴とする制振装置。
  3. 前記弾性部材の固有振動数が、8Hzより小さく前記建物の1次振動モード周波数より大きい請求項1又は2に記載の制振装置。
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