JP2011073498A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝撃が加わった場合の下面板部材の変形を大きくする。
【解決手段】収納したエアバッグ1にガスを供給するインフレータ5の取付けを行うエアバッグケース12と、天井が開口した有底箱体に形成され、エアバッグを保持するファブリック製ハウジング11を備えたエアバッグ装置である。インフレータ5はスタッドボルト5aによりエアバッグケース12に取付ける。エアバッグケース12は、ファブリック製ハウジング11を挿入する開口12aa部にインストルメントパネルへの係合用フック12abを設けた係合部材12aにブリッジ機構12bを介して下面板部材12cを連結した構成である。前記開口における、ブリッジ機構を設けた側の長さより、当該ブリッジ機構と連結する下面板部材の、ブリッジ機構との境界長さを短くする。
【効果】下面板部材の変形が大きくなって、エネルギーを多く吸収でき、乗員に与える傷害を効果的に抑制できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車に設置されるエアバッグ装置に関するものである。
乗員の安全確保を目的として、自動車には、幾つかの安全装置が設置されている。衝突などの緊急時に、インフレータで発生させたガスによってエアバッグを展開させるエアバッグ装置も安全装置の1つである。
このエアバッグ装置のうち、助手席用のエアバッグ装置は、図13に示すように、インストルメントパネル4の内側に設けた立壁4aの係合孔4aaに、エアバッグケース2の一方側壁2aの開口近傍に取付けたフック2bを係合させて取付けている(例えば特許文献1)。なお、図13中の1はエアバッグ、3はエアバッグ1を覆う帯状のフラップ、5はインフレータである。
ところで、前記エアバッグ装置は、車両への搭載時におけるエアバッグの折り畳み形状の保持と、展開時における展開方向の規制のため、天井面が開口した箱状の金属製又は樹脂製エアバッグケースによって、エアバッグの全周を覆っている。
しかしながら、前記エアバッグケースは、重量が重たいので、近年の軽量化の傾向に反することになる。また、必要とする資源も多くなって、省資源化の傾向に反することになる。さらに、エアバッグ装置の取付け部の強度も、前記エアバッグケースの重量増加に伴って大きな強度が必要になる。
特開2008−110737号公報
本発明が解決しようとする問題点は、従来の金属製又は樹脂製の箱状エアバッグケースを採用する場合は、必要とする資源が増加して重量も増加するので、省資源化、軽量化に反するという点である。また、エアバッグモジュールの取付け部も、前記の重量増加に伴って大きな強度が必要になるという点である。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明では、エアバッグを覆うフラップを有底箱体に形成することで、車両への搭載時におけるエアバッグの折り畳み形状の保持と、展開時における展開方向の規制を行い、前記課題を解決するものである。加えて、エアバッグケースの下面板部材へのインフレータの取付け態様等を変更することで、インストルメントパネルに衝撃が加わった場合の、下面板部材の変形を大きくして、エネルギーを吸収し易くするものである。
すなわち、本発明のエアバッグ装置は、
インフレータ及びエアバッグと、
このエアバッグの収納と、収納したエアバッグにガスを供給するインフレータの取付けを行うエアバッグケースと、
天井が開口し、床面にインフレータとの接続用孔を設けた有底箱体に形成され、前記エアバッグケースへのエアバッグの収納時に、エアバッグを保持するファブリック製ハウジングと、
を備えたエアバッグ装置であって、
前記インフレータは、圧力容器に設けたスタッドボルトにより前記エアバッグケースに取付けると共に、
前記エアバッグケースは、前記ファブリック製ハウジングを挿入する開口を備え、この開口部にはインストルメントパネルへの係合用フックを設けた係合部材と、この係合部材にブリッジ機構を介して連結される下面板部材とを含み、係合部材の前記開口における、ブリッジ機構を設けた側の長さより、当該ブリッジ機構と連結する下面板部材の、ブリッジ機構との境界長さを短くした構成であることを最も主要な特徴としている。
本発明では、エアバッグを保持するハウジングをファブリック製として、天井が開口した有底箱体に形成することで、エアバッグケースの機能を持たせている。従って、開口にフックを設けただけの係合部材と下面板部材をブリッジ機構で連結するだけで、エアバッグケースを構成できるので、側壁を可能な限り省略でき、資源と重量を軽減できる。
また、エアバッグケースへのインフレータの取付けを、圧力容器に設けたスタッドボルトにより行うのと共に、係合部材の開口におけるブリッジ機構を設けた側の長さより、当該ブリッジ機構と連結する下面板部材のブリッジ機構との境界長さを短くしている。従って、インストルメントパネルに衝撃が加わった場合の下面板部材の変形が大きくなって、エネルギーが吸収し易くなる。
本発明において、ブリッジ機構とは、前記係合部材と前記下面板部材をブリッジのように橋渡しをして互いに係止するものである。このブリッジ機構は、前記係合部材と前記下面板部材が、ファブリック製ハウジングを保持するように構成される。
このブリッジ機構としては、例えば次のようなものがある。
a)前記係合部材12a又は前記下面板部材12cから、折り畳まれたエアバッグの厚み方向に延びた板状の部材12baが、相互に前記エアバッグ厚み方向の中間部位で連結するように形成されたもの(図12(a)参照)。
b)前記係合部材12aや前記下面板部材12cとは別の第三の板状部材12bbが、前記係合部材12aと前記下面板部材12cそれぞれに連結するように形成されたもの(図12(b)(c)参照)。
c)前記係合部材12a又は前記下面板部材12cの一方から、折り畳まれたエアバッグの厚み方向に他の一方まで延びた部分12bcが前記係合部材12aと前記下面板部材12cとが連結するように形成されたもの(図12(d)(e)参照)。
本発明において、下面板部材12cのブリッジ機構との境界bは、例えば図12に示した態様の場合は以下の位置である。
ブリッジ機構が図12(a)で示した板状の部材12baの場合は、下面板部材12cからこの板状の部材12baが延び出す位置である。
また、ブリッジ機構が図12(b)で示した第三の板状部材12bbの場合は、下面板部材12cと第三の板状部材12bbを連結する位置である。一方、ブリッジ機構が図12(c)で示した第三の板状部材12bbの場合は、第三の板状部材12bbと連結するための下面板部材12cの折り曲げ位置である。
また、ブリッジ機構が図12(d)で示した係合部材12aの一方から延びた部分12bcの場合は、下面板部材12cと前記延びた部分12bcを連結する位置である。一方、ブリッジ機構が図12(e)で示した下面板部材12cの一方から延びた部分12bcの場合は、下面板部材12cからこの延びた部分12bcが延び出す位置である。
本発明において、前記係合部材と前記下面板部材を別部材で構成した場合は、どちらか一方の部材を変更するだけで、異なる車両への取付けが可能になる。
本発明は、エアバッグを保持するファブリック製ハウジングに、車両への搭載時におけるエアバッグの折り畳み形状の保持と、展開時における展開方向の規制を行わせるので、エアバッグケースの側壁を可能な限り省略できる。従って、資源の減少と重量の軽減が可能になる。
また、エアバッグケースへのインフレータの取付けを、圧力容器に設けたスタッドボルトにより行うのと共に、係合部材の開口におけるブリッジ機構を設けた側の長さより、当該ブリッジ機構と連結する下面板部材のブリッジ機構との境界長さを短くしている。従って、インストルメントパネルに衝撃が加わった場合には、下面板部材の変形が大きくなって、エネルギーを多く吸収することができ、乗員に与える傷害を効果的に抑制できる。
(a)は助手席に備える本発明の第1のエアバッグ装置の組立て状態の一例を説明する斜め上方から見た斜視図、(b)は(a)図のA−A断面図である。 図1に示す本発明の第1のエアバッグ装置の分解斜視図である。 本発明の第1のエアバッグ装置のエアバッグケースの第1の例を示す斜視図である。 本発明の第1のエアバッグ装置のエアバッグケースの第2の例を示す斜視図である。 本発明の第1のエアバッグ装置のエアバッグケースの第3の例を示す斜視図である。 本発明の第1のエアバッグ装置のエアバッグケースの第4の例を示す斜視図である。 (a)は助手席に備える本発明の第2のエアバッグ装置の組立て状態の一例を説明する斜め上方から見た斜視図、(b)は(a)図のB−B断面図である。 助手席に備える本発明の第2のエアバッグ装置の組立て状態の一例を説明する斜め下方から見た斜視図である。 本発明の第2のエアバッグ装置のエアバッグケースの第1の例を示す斜視図である。図である。 本発明の第2のエアバッグ装置のエアバッグケースの第2の例を示す斜視図である。 本発明の第2のエアバッグ装置のエアバッグケースの第3の例を示す斜視図である。 (a)〜(e)はブリッジ機構の各種の態様及び下面板部材のブリッジ機構との境界を説明する図である。 従来のエアバッグ装置のインストルメントパネルへの取付け状態を説明する図である。
従来の金属製又は樹脂製の箱状エアバッグケースの場合、必要とする資源が増加して重量も増加するので、省資源化、軽量化に反する。また、エアバッグモジュールの取付け部も、前記の重量増加に伴って大きな強度が必要になる。
本発明は、エアバッグを覆うフラップを有底箱体に形成して、車両への搭載時におけるエアバッグの折り畳み形状の保持と、展開時における展開方向の規制を行いつつ、エアバッグケースの側壁を可能な限り省略して、資源と重量の軽減を実現するものである。
加えて、エアバッグケースの下面板部材へのインフレータの取付け態様等を変更して、インストルメントパネルに衝撃が加わった場合の、下面板部材の変形を大きくし、エネルギー吸収量の増加を実現するものである。
以下、本発明を実施するための形態例について、図1〜図11を用いて説明する。
図1〜図11は助手席に備える本発明のエアバッグ装置について説明したもので、図1〜図6は円盤状タイプのインフレータを採用する例、図7〜図11は円柱状タイプのインフレータを採用する例を示した図である。
11はエアバッグケース12への収納時にエアバッグ1を保持するハウジングで、例えばエアバッグ1と同じファブリックを用いて、折り畳み状態のエアバッグ1が収納可能なように、エアバッグ1と略同形状の、天井が開口した有底箱体に縫製している。
このファブリック製ハウジング11には、床面にインフレータ5との接続用孔11aが設けられている。また、図2の例では、前記開口の一方両側に、後述するエアバッグケース12のフック12abに係合する切込み11bを設けている。
このようなファブリック製ハウジング11を備えた本発明のエアバッグ装置では、エアバッグ1が床面及び全側面に亘ってファブリック製ハウジング11に覆われることになる。
従って、エアバッグケース12にエアバッグ1を組み込む際、エアバッグケース12との擦過からエアバッグ1を保護することができる。また、車両への搭載時には、ファブリック製ハウジング11によってエアバッグ1の折り畳み状態を保持することができる。
一方、エアバッグ1の展開時には、ファブリック製ハウジング11がエアバッグ1をエアバッグケース12の内部に保持し、さらにブリッジ機構12b、係合部材12a及び下面板部材12cが、ファブリック製ハウジング11の弾性的な変形を抑制する。従って、エアバッグ1の展開方向を正しく規制しながら、乗員拘束に十分なエアバッグ1の展開性能を確保することができる。
本発明では、このようなファブリック製ハウジング11を採用することで、エアバッグケース12の側壁を可能な限り省略することができる。
すなわち、本発明では、開口12aaの例えば乗員側とこれに対向する側に係合用フック12abを設けただけの係合部材12aに、ブリッジ機構12bを介して下面板部材12cを連結するだけでエアバッグケース12を構成できるようになる。
従って、エアバッグケース12を製作するための資源を減少でき、エアバッグケース12自体の重量も軽減することができる。
図1〜図11の例では、係合部材12aと下面板部材12cを別部材で構成し、これら係合部材12aと下面板部材12cの相対する一方側面に、各2個のブリッジ機構12bを構成するそれぞれの板状の部材12baを一体に形成している。このように係合部材12aと下面板部材12cを別部材で構成すれば、どちらか一方の部材を変更するだけで、異なる車両への取付けが可能になる。
その際、インフレータ5を保持するだけの下面板部材12cは、必要な強度が得られる範囲でその厚さを薄くしても問題はないので、係合部材12aの厚さよりも薄くして、更なる重量軽減を図っても良い。なお、別部材で構成したブリッジ部材12b同士は溶接やボルト等によって締結する。
また図1〜図11の例では、係合部材12aの開口12aaの全周に立壁12acをプレス成形することで、係合部材12aの剛性を増加させ、展開時におけるエアバッグ1の展開方向の規制をより確実に行えるようにしている。その際、立壁12acのコーナ部となる箇所に逃げ部12adを設け、立壁12acをプレス成形又は絞り成形する場合の加工歪みを分散するようにしている。
さらに、前記フック12abの、前記開口12aaと水平な平面部分の長手方向全長と、前記フック12abが突出した立壁12ac部に、フック12abの剛性増加と、インストルメントパネルへの取付け部の強度増加のための、ビード12aeを形成している。
このように、フック12ab部と立壁12ac部にビード12aeを形成することで、必要な強度を保ちながら係合部材12aの厚さを薄くでき、さらなる重量の軽減を図ることができる。
また、本発明では、圧力容器に例えば2本のスタッドボルト5aを設けたインフレータ5を採用し、このスタッドボルト5aにより前記下面部材12cにインフレータ5を取付けるものとしている。
つまり、円盤状タイプでは図1(b)に、円柱状タイプでは図7(b)に示すように、ファブリック製ハウジング11を介して、上方から下面板部材12cの挿通孔12caにスタッドボルト5aを挿入してインフレータ5を取付けることになる。
そして、本発明では、前記係合部材12aの開口12aaにおける、ブリッジ機構12bを設けた側の長さLより、当該長さLの範囲に設けたブリッジ機構12bと連結する下面板部材12cの、全ブリッジ機構12bとの境界bの長さを短くしている。この全ブリッジ機構12bとの境界bの長さは、それぞれのブリッジ機構12bと下面板部材12cの境界bの長さL1にブリッジ機構12bの数を掛けた値(図2の場合2L1)である。
以上の構成により、衝突等によってインストルメントパネルに衝撃iが加わった場合は、図1(b)に想像線で示すように、車両側ブラケット13部より下面板部材12cが変形することになる。または、図7(b)に想像線で示すように、インフレータ5のスタッドボルト5a部より下面板部材12cが変形することになる。
このとき、下面板部材12cの前記変形を容易に行うためには、以下のように構成しておくことが望ましい。
先ず、係合部材12bと下面板部材12cを強度の異なる別部材で構成する等して、前記変形の際に、乗員側における下面板部材12cとブリッジ機構12bの境界bの近傍で変形するようにしておく(変形箇所1)。なお、前記境界bの近傍とは、下面板部材12cとブリッジ機構12bの境界bのみならず、境界bから10mm程度インフレータ5側の下面板部材12cを含むことを意味している。
次に、前記境界bの外周側端部を係合部材12aの開口12aa内に位置させる等して、前記境界bと下面板部材12cに設けられたインフレータ5のスタッドボルト5aの挿通孔12caとの間で、下面板部材12cが変形するようにしておく(変形箇所2)。
例えば図3、図9の例では、ブリッジ機構12bで連結する乗員側の下面板部材12cの長さL2と、ブリッジ機構12bと下面板部材12cの境界bにおける長さL1を短くして変形箇所2で変形し易いようにしている。
また、図4、図10の例では、図3、図9の例におけるブリッジ機構12bと下面板部材12cの境界b部分にスリットsを設けて、変形箇所1でも変形し易くしている。
また、図5の例では、ブリッジ機構12bで連結する側の下面板部材12cの長さL2は図3の例のように短くしていないが、図3の例より長くした部分を台形状に形成して変形箇所2で変形し易いようにしている。
また、図6の例では、図3の例における下面板部材12cに肉抜き12cbを明け、さらなる軽量化を図っている。
また、図11の例では、ブリッジ機構12bで連結する側の下面板部材12cの長さL2を図9の例よりさらに短くして軽量化と変形箇所2での変形し易さを図っている。
つまり、本発明の場合、インストルメントパネルに衝撃が加わった場合の下面板部材12cの変形範囲が、圧力容器にスタッドボルトを設けていない従来のインフレータの場合と比べて広くなる。従って、下面板部材12cの変形量が大きく、エネルギーの吸収量が多くなって、乗員に与える損傷を抑制することができる。
なお、図1〜図11中の12ccはインフレータ5を作動せるためのハーネスワイヤーを挿通するために下面板部材12cに設けられた挿通孔、図7、図8中の14はサイドブラケットである。
以上のような構成の本発明のエアバッグ装置では、有底箱体に形成したファブリック製ハウジング11により、車両への搭載時にはエアバッグ1の折り畳み形状を保持することができる。また、緊急時にエアバッグ1が展開した場合は、展開方向の規制を行うことができる。
また、上記構成のファブリック製ハウジング11を採用することによって、エアバッグケース12の側壁を可能な限り省略できるようになって、資源の減少と重量の軽減を図ることができる。
さらに、エアバッグケース12へのインフレータ5の取付けを、圧力容器に設けたスタッドボルト5aによって行っている。加えて、係合部材12aの開口12aaにおけるブリッジ機構12bを設けた側の長さより、当該ブリッジ機構12bと連結する下面板部材12cのブリッジ機構12bとの境界長さを短くしている。従って、インストルメントパネルに衝撃が加わった場合には、下面板部材12cの変形が大きくなって、エネルギーを多く吸収することができ、乗員に与える傷害を効果的に抑制できる。
本発明のエアバッグ装置は上記の例に限らないことは言うまでもない。
前記エアバッグケース12のブリッジ機構12bは、図7、図8のように、開口12aaの全ての側にブリッジ機構12bを取付けるようにしても良い。
本発明は上記の例に限らず、各請求項に記載された技術的思想の範疇であれば、適宜実施の形態を変更しても良い。
すなわち以上で述べたエアバッグ装置は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定する主旨の記載がない限り、本発明は添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨のない限り、それに限定されるものではない。
例えば係合部材12a、ブリッジ機構12b、下面板部材12cを一体に形成したものでも良い。またブリッジ機構12bを係合部材12a又は下面板部材12cのどちらか一方に一体形成したものでも良い。
さらに、エアバッグ1の底部とファブリックハウジング11の床面を縫製して一体化すれば、エアバッグ1の底面部分の強度が増加する。同程度の強度でよい場合は、エアバッグ1の底面を構成するファブリックを1枚減少できる。
本発明のエアバッグ装置は、自動車に設置して用いるが、車両以外に航空機や船舶等の乗物に設けることも可能であり、同様な効果が発揮される。
1 エアバッグ
5 インフレータ
5a スタッドボルト
11 ファブリック製ハウジング
12 エアバッグケース
12a 係合部材
12aa 開口
12ab フック
12b ブリッジ機構
12c 下面板部材

Claims (8)

  1. インフレータ及びエアバッグと、
    このエアバッグの収納と、収納したエアバッグにガスを供給するインフレータの取付けを行うエアバッグケースと、
    天井が開口し、床面にインフレータとの接続用孔を設けた有底箱体に形成され、前記エアバッグケースへのエアバッグの収納時に、エアバッグを保持するファブリック製ハウジングと、
    を備えたエアバッグ装置であって、
    前記インフレータは、圧力容器に設けたスタッドボルトにより前記エアバッグケースに取付けると共に、
    前記エアバッグケースは、前記ファブリック製ハウジングを挿入する開口を備え、この開口部にはインストルメントパネルへの係合用フックを設けた係合部材と、この係合部材にブリッジ機構を介して連結される下面板部材とを含み、係合部材の前記開口における、ブリッジ機構を設けた側の長さより、当該ブリッジ機構と連結する下面板部材の、ブリッジ機構との境界長さを短くした構成であることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記下面板部材と、この下面板部材と連結する前記ブリッジ機構との境界の外周側端部は、前記係合部材の開口内に位置していることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記係合部材側から前記下面板部材側に力が作用した場合に、前記下面板部材と前記ブリッジ機構の境界部近傍で変形するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記係合部材側から前記下面板部材側に力が作用した場合に、前記下面板部材と前記ブリッジ機構の境界部と、前記下面板部材に設けられた前記インフレータのスタッドボルト挿入用孔との間で、前記下面板部材が変形するようにしたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のエアバッグ装置。
  5. 前記下面板部材と前記ブリッジ機構の境界に、前記下面板部材と前記ブリッジ機構に亘る切欠きを設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のエアバッグ装置。
  6. インストルメントパネルへの取付け時に、前記ブリッジ機構の少なくとも一つは乗員側に設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のエアバッグ装置。
  7. 前記ブリッジ機構は、対向する両側に設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のエアバッグ装置。
  8. 前記係合部材と前記下面板部材は、それぞれが別部材で構成されたものであることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のエアバッグモジュール。
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