JP2011073084A - 切粉回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業効率を向上できる切粉回収装置を提供する。
【解決手段】切粉を吸引ノズル70により吸引して回収する切粉回収装置1であって、吸引ノズル70を上下方向に移動させて、吸引ノズル70の高さを調整する高さ調整アクチュエータ20と、吸引ノズル70をチルト方向に回動させて、吸引ノズル70の角度を調整する角度調整アクチュエータ30と、角度調整アクチュエータ30によって調整される角度に沿って吸引ノズル70をワークWの加工部W1に対して近接離間させて、吸引ノズル70とワークWの加工部W1との距離を調整する距離調整アクチュエータ40と、角度調整アクチュエータ30によって調整される角度および距離調整アクチュエータ40によって調整される距離で、吸引ノズル70をワークWの加工部W1に対して水平方向に回動させて、吸引ノズル70の首振りを行う首振りアクチュエータ50と、を具備した。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワークを加工したときに発生する切粉を回収する切粉回収装置に関する。
加工装置において、ワークを加工したときに発生する切粉がワークに堆積した状態で加工を行うと、堆積した切粉を刃具が切削することとなる。つまり、ワークを加工する刃具に切粉が噛み込んでしまい、ひいては、刃具の劣化の要因となる。
このため、加工装置を停止して、ワークに堆積する切粉を作業者が専用の容器に回収する工程が行われていた。また、専用の容器が満杯になると、作業者が設備の外部へ運び出して廃棄していた。
しかし、ワークを加工するときに、加工装置を停止する必要があるため、作業効率が低下するという問題があった。また、切粉が満杯になった専用の容器は、その重量が非常に重くなるため、作業者が切粉を運び出すときおよび切粉を廃棄するとき等にかかる荷重が大きくなる。つまり、作業者の負荷が大きくなるという問題があった。さらに、鋳鉄等の炭素が多く含まれるワークを加工したときには、切粉とともに多くの粉塵が発生する。従って、切粉とともに粉塵を廃棄するときには、粉塵が舞い上がり、作業者の衣服を汚す場合があるという問題があった。
上記のような問題を解消するための技術として、例えば、特許文献1および特許文献2に開示される技術が知られている。
特許文献1に開示された技術は、切粉を回収する切粉回収装置の技術である。特許文献1に開示された切粉回収装置は、加工装置の近傍に設けられ、ロボット、ノズル、および制御装置を具備する。ロボットは、NCプログラムによって駆動するアームを備える。ノズルは、アームの先端部に取り付けられ、切粉を回収する。制御装置は、ロボットを駆動させてノズルを所望の位置に移動させる。
このように構成される切粉回収装置では、加工装置が駆動する前に、ワークの形状および刃具の形状等に応じて切粉の回収経路、すなわちアームの移動経路を作業者がティーチングする。そして、切粉回収装置は、加工装置が駆動したときに、ティーチングされた移動経路に沿って切粉の回収を行う。このとき、刃具に干渉する可能性のある領域、例えば、ワークの加工部にノズルが移動しないように、制御装置によってアームの移動が規制される。
これによれば、作業者が切粉を回収することなくワークの加工を行うことができる。
このような特許文献1に開示された切粉回収装置では、切粉の回収経路を作業者がティーチングする必要があるため、切粉の回収を始めるまでに長い時間を要する。つまり、作業効率が低下するという点で不利であった。
また、ワークの加工部の切粉をリアルタイムに回収できないため、特定の箇所を長い時間加工する場合等において、ワークの加工部に切粉が堆積する場合がある。従って、刃具が劣化する場合があるという点で不利であった。
また、特許文献2に開示された技術は、脱硫材(切粉)を貯溜するための収容容器の技術である。収容容器は、周壁、低壁、支承突起、および吊支柱を具備し、脱硫塔に収納される。脱硫塔は、ホースを介して脱硫材を回収する装置に連結される。周壁は、略円筒状に形成される。低壁は、略テーパ状に形成され、上下方向に相対移動可能に周壁の下端部に取り付けられる。支承突起は、周壁の軸心を中心に、二つ周壁の外側に形成される。吊支柱には、掛合部が形成され、低壁の略中央部に取り付けられる。
このように構成される収容容器は、掛合部に揚重機を取り付けて、脱硫塔内から廃材置場まで移動させる。そして、廃材置場に形成される支承突起の幅に対応する受止部材に支承突起を載置して、低壁を下方に移動させる。これにより、周壁と低壁との間より脱硫材が排出される。
これによれば、作業者に負荷をかけることなく収容容器内の脱硫材を廃材置場に廃棄できる。また、脱硫材に粉塵が含まれる場合においても、粉塵が舞い上がることを防止できる。
しかし、特許文献2に開示された収容容器を用いて特許文献1に開示された切粉回収装置で回収する切粉を廃棄する場合、収容容器が満杯になっても切粉の回収が続けられる。このとき、切粉回収装置の吸引力が低下するとともに収容容器から切粉が溢れるという点で不利であった。
また、収容容器の脱硫材を廃棄するときに、揚重機を用いるため、廃棄に要する時間が長くなる。このため、収容容器の脱硫材を廃棄するときに、切粉回収装置および加工装置を停止する必要があった。つまり、ワークを加工する動作を中断する必要があり、作業効率が低下するという点で不利であった。
特許第3705999号公報 実開平6−61793号公報
本発明は、以上の如き状況を鑑みてなされたものであり、作業効率を向上させることが可能な切粉回収装置を提供するものである。
請求項1においては、ワークを加工したときに発生する切粉を吸引ノズルにより吸引して回収する切粉回収装置であって、前記吸引ノズルを上下方向に移動させて、前記吸引ノズルの高さを調整する高さ調整手段と、前記吸引ノズルをチルト方向に回動させて、前記吸引ノズルの角度を調整する角度調整手段と、前記角度調整手段によって調整される角度に沿って前記吸引ノズルを前記ワークの加工部に対して近接離間させて、前記吸引ノズルと前記ワークの加工部との距離を調整する距離調整手段と、前記角度調整手段によって調整される角度および前記距離調整手段によって調整される距離で、前記吸引ノズルを水平方向に回動させて、前記吸引ノズルの首振りを行う首振り手段と、を具備し、前記ワークの加工に応じて、前記高さ調整手段と前記角度調整手段と前記距離調整手段と前記首振り手段とを駆動させるものである。
請求項2においては、前記吸引ノズルの先端部における側面に、開口部が形成されるものである。
請求項3においては、前記吸引ノズルには、側面の内側面に複数の凸部および複数の凹部の少なくともいずれか一方が形成されるものである。
請求項4においては、略円筒形状に形成され、下端部に下方向へ向かって縮径する第一テーパ面が形成され、前記吸引ノズルが回収する切粉を貯溜する貯溜部と、前記貯溜部側に第二テーパ面が形成され、該第二テーパ面を前記第一テーパ面に当接させることにより前記貯溜部を閉塞する底部と、前記貯溜部および前記底部の間をシールするシール部と、前記底部に連結されて、前記底部を上下方向に往復移動させることにより、前記底部を前記貯溜部に対して開閉させるシリンダ部と、を有し、所定の間隔で前記シリンダ部を駆動して前記底部を前記貯溜部に対して開閉させる廃棄手段をさらに具備するものである。
請求項5においては、前記貯溜部の第一テーパ面および前記底部の第二テーパ面は、前記底部の底面に対して40°から50°までの範囲で角度を成すものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
すなわち、本発明によれば、ワークを加工する動作を中断することなく、切粉を回収および廃棄できるため、作業効率の向上を図ることができる。
切粉回収装置の全体的な構成を示す斜視図。 同じく側面図。 吸引ノズルの詳細を示す図。(a)吸引ノズルの側面図。(b)吸引ノズルの断面図。 切粉を回収するときの切粉回収装置の動作を示すフロー図。 切粉回収装置が原位置にセットされた状態を示す側面図。 吸引ノズルの高さを調整した状態を示す側面図。 吸引ノズルの位置を調整する状態を示す側面図。(a)吸引ノズルの位置を調整する前の状態を示す図。(b)吸引ノズルの位置を調整した後の状態を示す図。 刃具およびアタッチメントを交換するときの切粉回収装置の動作を示すフロー図。 切粉回収装置の実験で用いた吸引ノズルを示す側面図。(a)ケース1に対応する吸引ノズルを示す図。(b)ケース2に対応する吸引ノズルを示す図。(c)ケース3に対応する吸引ノズルを示す図。 切粉の回収実験の結果を示す図。 吸引力の実験の結果を示す図。 廃棄容器の全体的な構成を示す側面図。 廃棄容器の底部を開放した状態を示す側面図。 廃棄容器の切粉を廃棄する状態を示す側面図。 切粉を廃棄するときの廃棄容器の動作を示すフロー図。 回動することで底部を開閉させた場合の動作を示す側面図。(a)底部を閉塞した状態を示す図。(b)底部を開放した状態を示す図。
以下に、本発明に係る切粉回収装置の実施の一形態である切粉回収装置1について、図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、切粉回収装置1は、加工装置100によってワークWを加工したときに発生する切粉を回収するものである。
加工装置100は、本体101の内部で回転可能に支持される主軸の端部にアタッチメント102および刃具103が連結されることにより構成される。加工装置100は、主軸の回転に伴って刃具103が回転して、ワークWに対して切削等の加工を行う。このような加工装置100は、NCプログラムによって制御され、ワークWの加工に応じたシーケンスを備える。つまり、加工装置100は、ワークWに応じたシーケンスを実行させることにより、所定の順番に動作してワークWの加工を行う。
切粉回収装置1は加工装置100に付設されており、フレーム10、高さ調整アクチュエータ20、角度調整アクチュエータ30、距離調整アクチュエータ40、首振りアクチュエータ50、クリーナーホース60・60、吸引ノズル70・70、および廃棄容器80・80(図12参照)を備える。
フレーム10は、切粉回収装置1を加工装置100に取り付けるための部材であり、複数の棒状またはパイプ状の部材を組み合わせて構成されている。本体101に取付固定されるフレーム10は、加工装置100の主軸方向への移動に伴って一体的に移動する。
高さ調整アクチュエータ20は、吸引ノズル70・70の高さを調整するものである。高さ調整アクチュエータ20は、可動部材21および支持部材22を備える。
可動部材21は上下方向に延出する長尺部材により構成されており、フレーム10の下部に取り付けられるモータ23の回転に伴って、上下方向に往復移動可能に構成されている。(図2に示す矢印H参照)。このような可動部材21としては、例えば、ラックピニオン等がある。
支持部材22は、角度調整アクチュエータ30を支持するための部材である。支持部材22は、上下方向に延出し可動部材21と平行に配置される長尺部材にて構成されており、可動部材21の両端部よりフレーム10の外部に突出する部材により、可動部材21と連結されている。
このような高さ調整アクチュエータ20においては、可動部材21の往復移動に伴って、支持部材22も上下方向に往復移動する。このとき、可動部材21および支持部材22は、フレーム10に対して、換言すれば、加工装置100に対して相対的に上下移動する。
また、高さ調整アクチュエータ20は、加工装置100の主軸方向への移動に伴って一体的に移動可能である。
角度調整アクチュエータ30は、吸引ノズル70・70のワークWに対する角度を調整するものである。角度調整アクチュエータ30は、固定部材31および駆動部材32を備える。
固定部材31は、高さ調整アクチュエータ20の支持部材22に取り付けられる。従って、固定部材31は、フレーム10の外側に配置される。駆動部材32は、固定部材31に取り付けられるとともに、該駆動部材32の回転軸32aを回転駆動する。より詳細には、回転軸32aの軸心が上下方向に対して直交する方向に配置され、図2における時計回りの方向あるいは反時計回りの方向に回動駆動される(図2に示す矢印A参照)。
駆動部材32の回転軸32aには、距離調整アクチュエータ40が取り付けられており、回転軸32aを回転駆動することにより距離調整アクチュエータ40の加工装置100に対する角度を調整することが可能となっている。
なお、駆動部材32は、例えばギアモータにより構成することができる。
なお、以下において、角度調整アクチュエータ30の回転軸32aが回転する方向を「チルト方向」と称する。
このような角度調整アクチュエータ30は、回転軸32aが、固定部材31に対して、換言すれば、加工装置100に対して相対的に回動可能となっている。
また、角度調整アクチュエータ30は、高さ調整アクチュエータ20の上下方向への往復移動に伴って一体的に移動する。このため、駆動部材32は、高さ調整アクチュエータ20の往復移動に伴ってフレーム10と接触しないように、フレーム10との間に所定の間隔を空けた状態で配置されている。
距離調整アクチュエータ40は、吸引ノズル70・70をワークWに対して近接離間させるものである。距離調整アクチュエータ40は、固定部材41および可動部材42を備える。
固定部材41は、回転軸32aの一端部に取り付けられる長尺部材である。可動部材42は、固定部材41に対して、該固定部材41の長尺方向へ摺動可能に取り付けられる。固定部材41は、距離調整アクチュエータ40に設けられるモータにより、固定部材41の長尺方向に沿って往復移動可能に構成される(図2に示す矢印D参照)。
このような距離調整アクチュエータ40は、可動部材42が固定部材41に対して往復移動する。換言すれば、可動部材42は、加工装置100に対して相対的に近接離間する方向へ往復移動可能である。
首振りアクチュエータ50は、吸引ノズル70・70の首振りを行うものである。首振りアクチュエータ50は、固定部材51および回動部材52を備える。
固定部材51は、距離調整アクチュエータ40の可動部材42の一端部に取り付けられる。回動部材52は、固定部材51に対して回動可能に取り付けられる。回動部材52は、略円盤状に形成され、首振りアクチュエータ50に備えられるモータにより、前記駆動部材32の回転軸32aの回転方向と略直交する方向に回動可能に構成される(図2に示す矢印S参照)。
なお、以下において、首振りアクチュエータ50の回動部材52が回動する方向を「水平方向」と称する。
このような首振りアクチュエータ50においては、回動部材52は、固定部材51に対して相対的に回動する。換言すれば、回動部材52は、加工装置100に対して回転軸32aの回転方向と略直交する方向へ相対的に回動可能に構成されている。
図1、図2、および図12に示すように、クリーナーホース60・60は、それぞれ吸引ノズル70・70が回収する切粉を後述する廃棄容器80・80に送るものである。クリーナーホース60・60の一端部は、それぞれ吸引ノズル70・70に連結される。また、クリーナーホース60・60の他端部は、それぞれ廃棄容器80・80に連結される。
前記首振りアクチュエータ50の回動部材52には、パイプ61・61が取り付けられており、各パイプ61・61にそれぞれクリーナーホース60・60を挿通することで、クリーナーホース60・60が回動部材52に支持されている。
なお、各クリーナーホース60・60は、互いにその一端部に連結される吸引ノズル70およびその他端部に連結される廃棄容器80がそれぞれ別の部材である点を除いて同様に構成される。
このため、以下において、クリーナーホース60についての説明は、図1における右側のクリーナーホース60についてのみ行う。
また、各吸引ノズル70・70および各廃棄容器80・80は、それぞれに別のクリーナーホース60・60が接続される点を除いて同様に構成される。
このため、以下において、吸引ノズル70についての説明は、図1における右側の吸引ノズル70についてのみ行う。また、廃棄容器80についての説明は、図1における右側のクリーナーホース60に連結される廃棄容器80についてのみ行う。
吸引ノズル70は、切粉を吸引して回収するものである。図2および図3に示すように、吸引ノズル70は、その一端部がクリーナーホース60に連結されるとともに、その他端部、すなわち開口する側の端部、すなわち先端部が吸引口71として形成される。
吸引ノズル70には、吸引口71側の端部の側面72に二つの開口部73・73が形成される。二つの開口部73・73は、それぞれ吸引ノズル70の一端部に向かって山状に切り欠き形成される。従って、二つの開口部73・73は、側面72より外部に開口する。二つの開口部73・73は、それぞれ吸引ノズル70の軸心を中心に等間隔を空けて形成される。
また、図3(b)に示すように、吸引ノズル70には、側面72の内側面に一定の間隔で連続して配置される凸部74・74・・・が形成される。凸部74・74・・・は、それぞれ側面72の内側方向に略半楕円状に突出する。
本実施形態の吸引ノズル70は、板状の部材の板面を押し上げて加工された(エンボス加工された)金属部材を略筒状に曲げることによって成形される。従って、吸引ノズル70の外側面、より詳細には、前記外側面の凸部74・74・・・に対応する部分には、凹部74a・74a・・・が形成される。
図12に示すように、廃棄容器80は、吸引ノズル70が回収する切粉を貯溜するものである。廃棄容器80は、クリーナーホース60を介して吸引ノズル70に連結されるとともに、クリーナー81を備えることにより、吸引ノズル70の吸引源として機能する。廃棄容器80の詳細については後述する。
このように構成される切粉回収装置1は、各アクチュエータ20・30・40・50を駆動させると、各吸引ノズル70・70が一体的にワークWに対して移動あるいは回動する構成である。
また、各アクチュエータ20・30・40・50は、それぞれ別の駆動源によって駆動する、換言すれば、独立して駆動する。
このような切粉回収装置1は、各アクチュエータ20・30・40・50を駆動させるシーケンスを備える。シーケンスでは、各アクチュエータ20・30・40・50を駆動させる信号を連続して送信する。これにより、切粉回収装置1は、各アクチュエータ20・30・40・50が所定の順番に動作して、切粉の回収を行う。このようなシーケンスは、加工装置100に備えられるシーケンスに対応する。言い換えれば、切粉回収装置1は、ワークWの加工に応じたシーケンスが備えられる。
また、切粉回収装置1は、ケーブル等を介して加工装置100に電気的に接続され、加工装置100が実行するシーケンスの情報を受信可能に構成される。従って、切粉回収装置1は、加工装置100が実行するシーケンスに対応するシーケンスを実行できる。
以下では、ワークWを加工する際に発生する切粉を、切粉回収装置1を用いて回収する場合の動作について説明する。
図4および図5に示すように、切粉回収装置1および加工装置100は、加工を開始するための位置(以下、「原位置」と称する)にセットされる(S110)。原位置にセットされたとき、切粉回収装置1は、加工装置100の刃具103から大きく離間する。
切粉回収装置1および加工装置100が原位置にセットされた後で、作業者が加工装置100に実行させるシーケンスを決定する(S120)。
加工装置100のシーケンスが決定した後で、切粉回収装置1は、そのシーケンスを決定する(S130)。
加工装置100のシーケンスにおいて、ワークWの加工を行う前に、シーケンスの情報を切粉回収装置1に送信するように設定されている。従って、加工装置100は、シーケンスを実行することで、切粉回収装置1にシーケンスの情報を送信することとなる。これにより、切粉回収装置1は、加工装置100が実行するシーケンスに対応するシーケンスを決定する。
切粉回収装置1のシーケンスが決定した後で、切粉回収装置1は、受信した加工装置100のシーケンスの情報より、刃具103の長さを読み取る(S140)。
切粉回収装置1のシーケンスにおいて、加工装置100のシーケンスの情報より刃具103の長さを読み取るように設定されている。従って、切粉回収装置1は、シーケンスを実行することで、刃具103の長さを読み取ることとなる。
図4および図6に示すように、刃具103の長さを読み取った後で、切粉回収装置1は、高さ調整アクチュエータ20を駆動させる(S150)。
ここで、前述のように高さ調整アクチュエータ20の可動部材21は、加工装置100に対して上下方向へ相対的に移動する。つまり、高さ調整アクチュエータ20を駆動させて吸引ノズル70を上下方向に移動させることにより、刃具103(ワークWの加工部W1)と吸引ノズル70との上下方向の位置、すなわち吸引ノズル70の高さを調整する。
切粉回収装置1のシーケンスにおいて、吸引ノズル70の高さを調整するように設定されている。切粉回収装置1は、シーケンスを実行することで、吸引ノズル70の高さを調整することとなる。
このように、高さ調整アクチュエータ20は、吸引ノズル70の高さを調整する高さ調整手段として機能する。
吸引ノズル70の高さを調整した後で、吸引ノズル70をワークWの加工部W1の近傍に移動させる(S160)。具体的には、切粉回収装置1は、角度調整アクチュエータ30および距離調整アクチュエータ40を駆動させて、吸引ノズル70をワークWの加工部W1の近傍に移動させる。
ここで、角度調整アクチュエータ30の駆動部材32は、前述のように、加工装置100に対して相対的に回動する。従って、角度調整アクチュエータ30を駆動させて吸引ノズル70をチルト方向に回動させることにより、刃具103(ワークWの加工部W1)と吸引ノズル70との角度、すなわち吸引ノズル70の角度を調整する。図6においては、反時計回りの方向に回動させて吸引ノズル70の角度を調整する。
距離調整アクチュエータ40の可動部材42は、前述のように、加工装置100に対して相対的に移動する。また、吸引ノズル70の角度は、角度調整アクチュエータ30によって調整される。従って、距離調整アクチュエータ40は、角度調整アクチュエータ30によって調整される角度に沿って、吸引ノズル70を往復移動させる。つまり、吸引ノズル70を刃具103(ワークWの加工部W1)に対して近接離間させることにより、吸引ノズル70とワークWの加工部W1との距離を調整する。図6においては、吸引ノズル70をワークWに近接させて吸引ノズル70とワークWの加工部W1との距離を調整する。
切粉回収装置1のシーケンスにおいて、角度調整アクチュエータ30および距離調整アクチュエータ40を駆動するように設定されている。切粉回収装置1は、シーケンスを実行することで、吸引ノズル70をワークWの加工部W1の近傍に移動させることとなる。
吸引ノズル70をワークWの加工部W1の近傍に移動させた後で、切粉回収装置1は、切粉を回収する(S170)。このとき、切粉回収装置1は、加工装置100の移動に伴って、一体的に移動する。このため、切粉回収装置1のシーケンスを設定する際には、加工装置100に併走するような設定を行う必要がない。従って、切粉回収装置1のシーケンスを容易に設定できる。
つまり、切粉回収装置1は、クリーナーホース60および吸引ノズル70等がワークWと干渉しないように角度調整アクチュエータ30、距離調整アクチュエータ40、および首振りアクチュエータ50を駆動させる。
切粉回収装置1が角度調整アクチュエータ30および距離調整アクチュエータ40を駆動させる場合としては、例えば、図7(a)に示すように、吸引ノズル70と干渉する位置に段差部W2が形成されている場合がある。
この場合、図7(b)に示すように、角度調整アクチュエータ30は、段差部W2と接触しない角度となるように、吸引ノズル70の角度を調整する。そして、距離調整アクチュエータ40は、吸引ノズル70をワークWの加工部W1に対して離間させる。これにより、吸引ノズル70とワークWの加工部W1との距離を調整する。
このように、角度調整アクチュエータ30は、吸引ノズル70の角度を調整する角度調整手段として機能する。
また、距離調整アクチュエータ40は、吸引ノズル70とワークWの加工部W1との距離を調整する距離調整手段として機能する。
このように、角度調整アクチュエータ30および距離調整アクチュエータ40を駆動させることにより、クリーナーホース60および吸引ノズル70がワークWに接触して、挟み込まれることを防止できる。
また、ワークWの加工部W1が傾斜している場合において、角度調整アクチュエータ30は、ワークWの加工部W1に対して最適な角度に吸引ノズル70の角度を調整できる。
ここで、距離調整アクチュエータ40を駆動させて、最も切粉を回収できる距離に吸引ノズル70を移動させることにより、切粉の回収量を向上できる。
また、切粉の回収(S170)において、首振りアクチュエータ50は常に駆動される。
ここで、首振りアクチュエータ50の回動部材52は、前述のように、加工装置100に対して相対的に回動する。また、吸引ノズル70は、その角度が角度調整アクチュエータ30によって調整されるとともに、その距離が距離調整アクチュエータ40によって調整される。従って、首振りアクチュエータ50は、角度調整アクチュエータ30によって調整される角度および距離調整アクチュエータ40によって調整される距離で、吸引ノズル70を水平方向に回動させる。つまり、吸引ノズル70の首振りを行う。
このとき、首振りアクチュエータ50は、ワークWおよび刃具103と接触しない範囲で吸引ノズル70の首振りを行う。
このように、首振りアクチュエータ50は、吸引ノズル70の首振りを行う首振り手段として機能する。
これにより、吸引ノズル70は、広範囲に切粉を回収できる。つまり、回収量を向上できる。
切粉回収装置1のシーケンスにおいて、角度調整アクチュエータ30、距離調整アクチュエータ40、および首振りアクチュエータ50を駆動するように設定されている。切粉回収装置は、シーケンスを実行することで、所定のパターンで切粉を回収することとなる。
このように、切粉回収装置1は、ワークWの加工に応じて、高さ調整アクチュエータ20と角度調整アクチュエータ30と距離調整アクチュエータ40と首振りアクチュエータ50とを駆動させる。
これにより、ワークWの加工部W1の近傍において、広範囲に切粉を回収できるため、ワークWの加工部W1の切粉をリアルタイムに回収できる。従って、ワークWを加工する動作を中断することなく切粉を回収できるため、作業効率を向上できる。また、特定の箇所を長い時間加工する場合等においても、ワークWの加工部W1に堆積する切粉を回収でき、刃具103の劣化を防止できる。
また、作業者が加工装置100のシーケンスを決定するだけで切粉の回収ができる。つまり、回収経路をティーチングする必要がないため、作業効率を向上できる。
さらに、従来技術にあるようなロボットを用いた場合と比較して、製造コストを低減できる。
次に、加工装置100のアタッチメント102あるいは刃具103を交換するときの切粉回収装置1の動作について説明する。
図8に示すように、加工装置100は、アタッチメント102あるいは刃具103を交換するためのシーケンスを実行することで、アタッチメント102あるいは刃具103を交換する。このとき、加工装置100は、かかる交換情報を切粉回収装置1に送信する(S210)。
加工装置100のシーケンスにおいて、アタッチメント102あるいは刃具103を交換する前に、交換情報を切粉回収装置1に送信するように設定されている。
切粉回収装置1に交換情報が送信された後で、加工装置100は原位置にセットされる(S220)。
加工装置100のシーケンスにおいて、加工装置100を原位置にセットするように設定されている。
図5および図8に示すように、加工装置100が原位置に移動した後で、切粉回収装置1は原位置にセットされる(S230)。
切粉回収装置1のシーケンスにおいて、切粉回収装置1を原位置に移動させるように設定されている。
加工装置100および切粉回収装置1を原位置に移動した後で、ATC(オートツールチェンジャー)あるいはAAC(オートアタッチメントチェンジャー)によって、アタッチメント102あるいは刃具103を交換する(S240)。
切粉回収装置1のシーケンスにおいて、アタッチメント102あるいは刃具103を交換するように設定されている。
このように、切粉回収装置1は、アタッチメント102および刃具103を交換する前に、ATCおよびAACの動作と干渉しないように、アタッチメント102および刃具103より大きく離間した位置(原位置)に移動する。このため、ATCおよびAACは、容易にアタッチメント102あるいは刃具103を交換できる。
また、切粉回収装置1は、比較的大きな形状を有する部材、例えば、ロボット等を具備することなく構成しているため、その形状をコンパクトにできる。このため、容易にアタッチメント102および刃具103を交換できる。
さらに、作業者が加工装置100のシーケンスを決定するだけでアタッチメント102および刃具103の交換ができる。
次に、切粉回収装置1を用いた場合の、吸引ノズル70の吸引力や切粉の回収量等についての実験結果について説明する。
実験は、図3および図9に示すように、形状の異なる複数の吸引ノズル70を用いて行った。
第一の実験としては、図9(a)に示すように、クリーナーホース60とは別体に構成される吸引ノズル70をクリーナーホース60に取り付けることなく、クリーナーホース60自体を吸引ノズル70として用いた。この場合、クリーナーホース60の開口する端部が吸引口71として形成される。
第二の実験としては、図9(b)に示すように、二つの開口部73・73、凸部74・74・・・、および凹部74a・74a・・・、が形成されていない吸引ノズル70を用いた。
第三の実験としては、図9(c)に示すように、二つの開口部73・73が形成されているが凸部74・74・・・および凹部74a・74a・・・が形成されていない吸引ノズル70を用いた。
第四の実験として、図3に示すように、本実施形態の吸引ノズル70を用いた。また、吸引口71から開口部73の一端部までの長さLは、10mmとなるように切り欠き形成した。
なお、以下において、第一の実験から第四の実験をそれぞれ「ケース1」から「ケース4」と称する。
まず、ケース1〜4までの風速の測定結果について説明する。風速の測定では、図10に示すように、吸引ノズル70の吸引源となるクリーナー81が吸引するエアの風速を同じ速度(21.0m/s)に設定し、吸引口71の中央部分の風速および開口部73の風速を測定した。
ケース1〜3の風速と比較して、ケース4の風速の方が速かった。言い換えれば、凸部74・74・・・および凹部74a・74a・・・が形成されていない吸引ノズル70の風速よりも、凸部74・74・・・および凹部74a・74a・・・が形成される吸引ノズル70の風速が速かった。また、二つの開口部73・73の風速は、吸引口71の風速よりも速かった。
また、図11に示すように、クリーナー81が吸引するエアの風速を22.6m/sに設定して、ケース2およびケース4の風速を測定した。
この場合、ケース4の風速の方がケース2の風速より速かった。これは、吸引ノズル70の凸部74・74・・・が空気の流れを乱すことにより、風速の低下を防止できる、言い換えれば、吸引ノズル70内の空気の流れが層流から乱流になることに起因する。
次に、ケース2およびケース4の吸引力の測定結果について説明する。吸引力の測定では、クリーナー81の風速を22.6m/sに設定し、所定の測定装置に取り付けられた四本の麻紐を吸引ノズル70で吸引することにより、吸引ノズル70の吸引力を測定した。
ケース2の吸引力と比較して、ケース4の吸引力の方が大きかった。
つまり、吸引ノズル70の内側に凸部74・74・・・を形成することで、風速を速くでき、ひいては、吸引力を大きくできることがわかる。
次に、切粉の回収量の実験結果について説明する。切粉の回収量は、ワークW上に切粉を載置して、かかる切粉を回収することにより測定した。
なお、回収量の実験結果においては、作業者がワークW上に切粉を載置するため、外的な要因、例えば、載置する切粉の密度等の影響による誤差が発生する場合がある。
まず、吸引ノズル70とワークWとの距離が0mmである状態、換言すれば、吸引ノズル70の吸引口71とワークWとが密着している状態での回収量の実験結果について説明する。
ケース1およびケース2の回収量と比較して、ケース3およびケース4の回収量の方が多かった。つまり、二つの開口部73・73が形成されていない吸引ノズル70の回収量よりも、開口部73・73が形成される吸引ノズル70の回収量が多かった。
ケース1およびケース2の場合、図9(a)および図9(b)に示すように、吸引ノズル70の開口する部分が吸引口71だけであるため、吸引ノズル70の吸引口71の内側にある切粉は回収できるが、吸引ノズル70の吸引口71の外側にある切粉は回収できない。また、吸引ノズル70に空気が入らなくなるため、吸引力が低下する。
一方、ケース3およびケース4の場合、図3および図9(c)に示すように、吸引ノズル70の開口する部分が吸引口71および二つの開口部73・73である。つまり、吸引ノズル70の側面72より切粉を回収できるため、吸引ノズル70の吸引口71の外側にある切粉を吸引できる。従って、ワークWに吸引ノズル70を密着させた場合でも、多くの切粉を吸引できる。
また、図10に示すように、二つの開口部73・73の風速は、吸引口71の風速よりも速くなる。つまり吸引ノズル70をワークWに密着させた場合において、二つの開口部73・73は、吸引口71よりも大きな吸引力で切粉を回収できる。
このように、二つの開口部73・73を形成することにより、ワークWに吸引ノズル70が密着した場合でも吸引ノズル70の外側の切粉を回収できる。
次に、吸引ノズル70とワークWとの距離が10mmである状態での回収量の実験結果について説明する。
ケース1〜3の間においては、回収量に大きな差異がなかった。つまり、ケース1およびケース2では、吸引ノズル70とワークWとが密着した状態より回収量が増えた。ケース3およびケース4では、吸引ノズル70とワークWとが密着した状態よりも回収量が減った。
また、ケース4は、ケース1〜3と比較して回収量が少なかった。
次に、吸引ノズル70とワークWとの距離が20mmである状態での回収量の実験結果について説明する。
ケース1〜4の間においては、回収量に大きな差異がなかった。また、ケース1〜4のいずれにおいても、吸引ノズル70とワークWとの間の隙間が10mmである場合よりも回収量が減った。これは、吸引ノズル70がワークWより離れすぎたために、切粉を回収できなかったことに起因する。
次に、吸引ノズル70とワークWとの距離が10mmの状態で、吸引ノズル70をワークWに対して200mm平行移動させた場合の回収量の実験結果について説明する。
ケース1〜4の間においては、回収量に大きな差異がなかった。
次に、1ストロークで切粉を回収した場合の実験結果について説明する。1ストロークの切粉の回収では、ワークWに吸引ノズル70を接近させて、距離調整アクチュエータ40によって一回吸引ノズル70の前後進を行った。
ケース3では、ケース1、ケース2、およびケース4と比較して、回収量が少なかった。
吸引力、平行移動、および1ストロークの実験結果より、吸引ノズル70とワークWとの距離が10mmでのケース4の回収量が、ケース1〜3より少なかった要因は、外的な要因であったことがわかる。
吸引ノズル70とワークWとの距離が10mmでの回収量および平行移動の実験結果より、1ストロークでのケース3の回収量が、ケース1、ケース2、およびケース4より少なかった要因は、外的な要因であったことがわかる。
つまり、図10に示す吸引ノズル70とワークWとの距離が10mmおよび20mmでの実験結果より、外的な要因による影響を受けたものの、ケース1〜4の間では、大きな差異がないことがわかる。従って、吸引ノズル70とワークWとの間に距離がある状態での回収量に、二つの開口部73・73を形成したことは影響しないことがわかる。
また、吸引ノズル70とワークWとの距離が0mmでの実験結果より、二つの開口部73・73が形成されるケース3およびケース4の吸引ノズル70を用いたほうがより切粉を回収できることがわかる。
そして、図11に示すように、吸引力の実験結果より、凸部74・74・・・が形成される吸引ノズル70を用いたほうが風速および吸引力が向上する。
また、図10に示すように、吸引ノズル70とワークWとの距離が0mmでの実験結果におけるケース1とケース2の比較およびケース3とケース4との比較より、風速が向上することで回収量が向上することがわかる。
つまり、二つの開口部73・73および凸部74・74・・・が形成される本実施形態の吸引ノズル70を用いることで、最も多くの切粉を回収できることがわかる。
また、吸引ノズル70とワークWとの距離が0mm、10mm、および20mmの実験結果より、吸引ノズル70は、吸引ノズル70とワークWとの距離が0mmあるいは10mmである場合、回収量が向上する。
従って、切粉回収装置1は、距離調整アクチュエータ40を駆動させて、吸引ノズル70とワークWとの距離を10mm以内に調整することにより、回収量を向上できる。
なお、図3に示すように、二つの開口部73・73は、それぞれ山状に切り欠き形成したが、これに限定されるものでない。すなわち、開口部73は、吸引ノズル70の吸引口71とワークWの加工部W1とが密着した状態で、吸引ノズル70の側面72より切粉を回収できればよい。つまり、開口部73は、例えば、側面72の吸引口71側に円状の孔部を形成することで構成しても構わない。
また、開口部73は、吸引ノズル70とワークWとが密着したときに切粉を多く回収できるという観点より、吸引ノズル70の吸引口71より10mm以内の範囲で開口することが好ましい。従って、開口部73は、吸引ノズル70の側面72を吸引口71より10mm程度切り欠き形成することが好ましい。
また、本実施形態の吸引ノズル70は、側面72の内側面に凸部74・74・・・を形成したが、これに限定されるものでない。すなわち、吸引ノズル70は、風速を向上できればよく、例えば、複数の凹部を形成しても構わない。この場合、エンボス加工された金属部材の凹部が形成される面が、側面72の内側面に配置されるように曲げることで吸引ノズル70を成形できる。また、吸引ノズル70の側面72の内側面に複数の凹部および複数の凸部を形成しても構わない。
このように、吸引ノズル70には、側面72の内側面に複数の凸部74・74・・・および複数の凹部の少なくともいずれか一方が形成される。
また、本実施形態の吸引ノズル70は、エンボス加工された金属部材を曲げることによって成形したが、これに限定されるものでない。ただし、吸引ノズル70の側面72の内側に凸部74・74・・・あるいは凹部74a・74a・・・を容易に形成できるという観点より、エンボス加工された金属部材を曲げることによって成形することが好ましい。
次に、廃棄容器80の詳細について説明する。図12および図13に示すように、廃棄容器80は、クリーナーホース60を介して吸引ノズル70に連結されており、クリーナー81、貯溜部83、シール部84、底部85、およびシリンダ部86を有する。
クリーナー81は、廃棄容器80の上部に配置され、クリーナーホース60が連結される。クリーナー81は、モータ82によって駆動して、吸引ノズル70より切粉を回収可能に構成される。また、吸引ノズル70が回収する切粉は、貯溜部83に送られる。
貯溜部83は、クリーナー81の下端部に連結され、略円筒形状に形成される中空部材であり、貯溜部83の下端は開口している。
また、貯溜部83の下端部には、下方向に向かって徐々に縮径する第一テーパ面83aが形成される。
第一テーパ面83aは、貯溜部83の径方向に対して45°の角度を成すように形成される。
このような貯溜部83は、円錐の頂点部分を除去した側面視略台形状に形成される中空の部材を、筒状の部材の端部に取り付けることによって構成される。また、本実施形態のシール部84としては、ウェザーストリップが用いられる。
シール部84は、貯溜部83の下端部、すなわち第一テーパ面83aを成す部分の下端部に取り付けられる。
底部85は、略円錐状に形成され、側面を成す部分が第二テーパ面85bとして形成される。底部85は、第二テーパ面85bが上方向を向いた状態で貯溜部83の下部に配置されるとともに貯溜部83と同心軸上に配置される。つまり、第二テーパ面85bは、貯溜部83側に形成される。
底面85aは、貯溜部83の第一テーパ面83aの下端部における内径より大きな外径を有する。従って、底部85を貯溜部83に当接させたとき、底部85の第二テーパ面85bがシール部84を介して貯溜部83の下端部に当接し、貯溜部83下端の開口部を閉塞する。この場合、貯溜部83と底部85との間にはシール部84が介装されており、該シール部84により両者間がシールされている。
第二テーパ面85bは、底面85aより貯溜部83に近接する方向に向かって徐々に縮径する。第二テーパ面85bは、底部85の径方向に対して、換言すれば、底面85aに対して45°の角度を成すように形成される。従って、第二テーパ面85bおよび底面85aの成す角度βは45°となる。
ここで、貯溜部83と底部85とは、同心軸上に配置されるため、貯溜部83の径方向と底部85の径方向とは、互いに平行となる。つまり、第一テーパ面83aは、底面85aに対して45°の角度を成すとともに、貯溜部83の第一テーパ面83aと底部85の底面85aの成す角度αは45°となる。また、貯溜部83の第一テーパ面83aは、下方向に向かって徐々に縮径する。一方、底部85の第二テーパ面85bは、上方向に向かって徐々に縮径する。従って、貯溜部83の第一テーパ面83aおよび底部85の第二テーパ面85bは直交する(図12参照)。
シリンダ部86は、連結部86aを介して底部85の底面85aに連結され、貯溜部83の筒軸方向、すなわち底部85を上下方向に沿って往復移動可能に構成される(図12に示す矢印E参照)。シリンダ部86の底面85aに連結される連結部86aは、棒状に構成される。本実施形態のシリンダ部86には、エアシリンダが用いられる。
このように構成される廃棄容器80は、シリンダ部86の連結部86aを縮小して底部85を上方向に移動させることにより、底部85の第二テーパ面85bと貯溜部83の第一テーパ面83aとが当接する。このとき、底部85の第二テーパ面85bは、貯溜部83の筒軸方向に沿って貯溜部83を押圧する。これにより、貯溜部83および底部85の間は、シール部84によって確実にシールされる。つまり、シリンダ部86は、底部85を貯溜部83に対して閉塞させる。
また、シリンダ部86の連結部86aを伸長して底部85を下方向に移動させることにより、貯溜部83の第一テーパ面83aと底部85の第二テーパ面85bとが離間する。つまり、シリンダ部86は、底部85を貯溜部83に対して開放させる。
このように、シリンダ部86を伸縮することにより、底部85を貯溜部83に対して開閉させる。
次に、廃棄容器80に貯溜される切粉を廃棄する動作について説明する。
なお、以下において、ワークWは、鋳鉄によって成形されるものとする。つまり、ワークWは、多くの炭素が含まれる材料によって成形されるため、加工したときに多くの粉塵が発生する。従って、廃棄容器80には、切粉および粉塵が貯溜される。
また、廃棄容器80に貯溜される切粉および粉塵を「切粉K」とする。
図14に示すように、廃棄容器80は、移動可能なキャスター87a・87aを備える作業台87に取り付けられて、チップコンベア89の上方に移動される。また、チップコンベア89と作業台87との間には、切粉Kを連通可能な金網88が設けられる。
まず、図2、図12、および図15に示すように、クリーナー81を駆動させて、前述したような吸引ノズル70による切粉Kの回収を行う(S310)。このとき、底部85は、貯溜部83に当接している。言い換えれば、貯溜部83は底部85によって閉塞されている。従って、貯溜部83は、吸引ノズル70が回収する切粉Kを貯溜する。
回収動作が所定の間行われた後で、廃棄容器80は、クリーナー81を停止させて、吸引ノズル70による切粉Kの回収を停止する(S320)。このとき、貯溜部83には、切粉Kが多く貯溜されている。
本実施形態では、回収動作は30分間行われた後で停止される。また、切粉回収装置1で回収動作の時間を監視する。
切粉Kの回収を停止した後で、図14および図15に示すように、廃棄容器80は、シリンダ部86を伸長して底部85を下方向に移動させて、底部85を開放する(S330)。
貯溜部83を開放したとき、切粉Kは、貯溜部83の第一テーパ面83aを滑り落ちて、底部85の第二テーパ面85bに移動する。そして、底部85の第二テーパ面85bを滑り落ちて、廃棄容器80の外側へ排出される(S340)。つまり、切粉Kは、金網88を通ってチップコンベア89に排出される。そして、チップコンベア89より切粉Kを廃棄するためのホッパーに運ばれる。これにより、廃棄容器80は、切粉Kを廃棄する。
ここで、第一テーパ面83aおよび第二テーパ面85bは、それぞれ底面85aに対して45°の角度を成すように形成されているため、切粉Kが勢いよく滑り落ちる。つまり、廃棄に要する時間を短縮できる。
また、切粉Kは、底部85の頂点を中心に拡散しながら滑り落ちる。従って、切粉Kは、貯溜部83と底部85との間の間隔を大きくすることなく切粉Kを排出できる。
また、底部85より切粉Kを排出できるため、鋳鉄等の炭素を多く含んでいる切粉Kを廃棄するときに、粉塵が舞い上がることを防止できる。
ここで、例えば、底部85に第二テーパ面85bが形成されない場合、貯溜部83を開放したときに、底面85a上を切粉Kが滑り落ちずに、切粉Kが残ってしまう。
また、貯溜部83を確実に閉塞しにくくなるため、貯溜部83と底部85との間より空気が漏れ、ひいては、吸引ノズル70の吸引力が低下してしまう。
切粉Kが底部85より排出された後で、底部85を上方向に移動させて、底部85を閉塞する(S350)。
ここで、例えば、図16(a)に示すように、連結部85cを介して底部85を貯溜部83に連結し、該連結部85cの中途部を回動中心Pとして底部85を開閉させる構成とした場合、底部85は、回動する方向に沿って貯溜部83を押圧する。このため、貯溜部83と底部85との間を確実に閉塞しにくくなり、吸引ノズル70の吸引力が低下してしまう。
また、図16(b)に示すように、切粉Kを底部85より排出するときに、底部85を大きく(例えば、90°)回動する必要がある。つまり、切粉排出時において、廃棄容器80の形状が大きくなってしまう。
このように、シリンダ部86の伸縮により、底部85を上下方向に往復移動させて開閉することにより、底部85を回動させることで開閉する場合と比較して、吸引ノズル70の吸引力を向上できる。また、廃棄容器80をコンパクトにできる。
図12および図14に示すように、底部85が閉塞された後で、クリーナー81を駆動させて回収動作が再開される(S360)。再開される回収動作は、30分間行われた後で再び停止され、前述したような廃棄容器80の廃棄動作が行われる。
このように、廃棄容器80は、所定の間隔でシリンダ部86を駆動して底部85を貯溜部83に対して開閉させる廃棄手段として機能する。
廃棄容器80は、このような廃棄動作(S320〜S350)を約5秒間で行う。言い換えれば、回収動作が停止されている間は、約5秒となるため、その間に発生する切粉Kの量を少なくできる。
つまり、回収動作を停止している間に発生する切粉KがワークWの加工部W1に堆積し、刃具103へ切粉Kが噛み込むことを防止できる。従って、切粉Kを回収する動作を中断することなく切粉Kを廃棄できる。つまり、ワークWを加工する動作を中断することなく切粉Kを廃棄できるため、作業効率が向上する。
また、加工装置100および切粉回収装置1を連続して運転できるため、加工装置100を停止して、切粉Kを回収する工程および切粉Kを廃棄する工程を行うことなくワークWを加工できる。つまり、作業効率を向上できる。
さらに、廃棄容器80は、所定の間隔ごとに自動で切粉Kを廃棄する。従って、貯溜部83が満杯になる前に切粉Kを廃棄できるため、貯溜部83より切粉Kが溢れることを防止できるとともに吸引ノズル70の吸引力が低下することを防止できる。また、作業者に負荷をかけることなく切粉Kを廃棄できる。
なお、本実施形態において、第一テーパ面83aおよび第二テーパ面85bは、それぞれ底面85aに対して45°を成すように形成したが、これに限定されるものでない。第一テーパ面83aおよび第二テーパ面85bは、それぞれ底面85aに対して40°から50°の範囲で角度を成せばよい。これによれば、第一テーパ面83aおよび第二テーパ面85bは、切粉Kを勢いよく滑り落とすことができるとともに、底部85を確実に閉塞できる。
ここで、例えば、切粉Kを廃棄するタイミングを重量で監視した場合、切粉Kの溜まり具合によって重量が変動する。つまり、切粉Kが密集せずに溜まった場合、切粉Kの廃棄動作が遅れてしまい、吸引ノズル70の吸引力が低下する場合がある。
また、切粉Kを廃棄するタイミングを貯溜部83を監視するセンサ、例えば、距離センサで監視した場合、切粉Kの溜まり具合によって貯溜部83に切粉Kがあまり溜まっていない状態で廃棄動作が行われる場合がある。この場合、切粉Kの回収効率が低下する場合がある。また、センサを用いた場合には、廃棄容器80のコストが上がってしまう。
一方、切粉Kを廃棄するタイミングをタイマー制御した場合には、切粉Kの溜まり具合およびワークWの材料等に影響を受けることがない。つまり、切粉Kの回収量、例えば、ワークWの大きさ等に応じて適宜設定するだけで、吸引ノズル70の吸引力が低下することを防止できるとともに適切なタイミングで切粉Kを廃棄できる。
なお、回収動作の時間を監視する部材は、切粉回収装置1であったが、これに限定されるものでない。従って、回収動作の時間を監視する部材を廃棄容器80に取り付けても構わない。
また、シリンダ部86は、エアシリンダによって構成したが、これに限定されるものでない。すなわち、シリンダ部86は、底部85を開閉可能であればよく、例えば、油圧シリンダであっても構わない。
1 切粉回収装置
20 高さ調整アクチュエータ(高さ調整手段)
30 角度調整アクチュエータ(角度調整手段)
40 距離調整アクチュエータ(距離調整手段)
50 首振りアクチュエータ(首振り手段)
70 吸引ノズル
71 吸引口
72 側面
73 切欠部
74 凸部
80 廃棄容器(廃棄手段)
W ワーク
W1 加工部

Claims (5)

  1. ワークを加工したときに発生する切粉を吸引ノズルにより吸引して回収する切粉回収装置であって、
    前記吸引ノズルを上下方向に移動させて、前記吸引ノズルの高さを調整する高さ調整手段と、
    前記吸引ノズルをチルト方向に回動させて、前記吸引ノズルの角度を調整する角度調整手段と、
    前記角度調整手段によって調整される角度に沿って前記吸引ノズルを前記ワークの加工部に対して近接離間させて、前記吸引ノズルと前記ワークの加工部との距離を調整する距離調整手段と、
    前記角度調整手段によって調整される角度および前記距離調整手段によって調整される距離で、前記吸引ノズルを水平方向に回動させて、前記吸引ノズルの首振りを行う首振り手段と、
    を具備し、
    前記ワークの加工に応じて、前記高さ調整手段と前記角度調整手段と前記距離調整手段と前記首振り手段とを駆動させる切粉回収装置。
  2. 前記吸引ノズルの先端部における側面に、開口部が形成される請求項1に記載の切粉回収装置。
  3. 前記吸引ノズルには、
    側面の内側面に複数の凸部および複数の凹部の少なくともいずれか一方が形成される請求項1または請求項2に記載の切粉回収装置。
  4. 略円筒形状に形成され、下端部に下方向へ向かって縮径する第一テーパ面が形成され、前記吸引ノズルが回収する切粉を貯溜する貯溜部と、
    前記貯溜部側に第二テーパ面が形成され、該第二テーパ面を前記第一テーパ面に当接させることにより前記貯溜部を閉塞する底部と、
    前記貯溜部および前記底部の間をシールするシール部と、
    前記底部に連結されて、前記底部を上下方向に往復移動させることにより、前記底部を前記貯溜部に対して開閉させるシリンダ部と、
    を有し、
    所定の間隔で前記シリンダ部を駆動して前記底部を前記貯溜部に対して開閉させる廃棄手段をさらに具備する請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の切粉回収装置。
  5. 前記貯溜部の第一テーパ面および前記底部の第二テーパ面は、
    前記底部の底面に対して40°から50°までの範囲で角度を成す請求項4に記載の切粉回収装置。
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