JP2011072819A - 衣類乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通風路を通して回転槽内の空気を循環させる送風機と、通風路中に蒸発器と凝縮器とを配設してそれらを圧縮機と接続することにより冷凍サイクルを構成するヒートポンプとを具え、衣類を乾燥させる乾燥運転を行うものにおいて、使用者の操作による乾燥運転の中断時に、圧縮機の能力を低下させて該圧縮機の作動を所定時間継続するようにした。
【選択図】図7
Description
なお、図3には、乾燥運転が中断されたときの通風路の湿度の変化を(c)に示し、 蒸発器で結露して落ちた水(ドレイン水)の量の変化を(d)に示しており、いずれも、高レベルまで急激に上昇している。
使用者の操作による乾燥運転の中断時に、前記ヒートポンプの圧縮機の能力を低下させて該圧縮機の作動を所定時間継続するようにしたことを特徴とする(請求項1の発明)。
又、この場合には、圧縮機の能力を低下させても該圧縮機の作動を所定時間継続させたことで、その作動が継続される間に運転を再開させたときには、圧縮機の能力を速やかに上げ得て、迅速に効果的な運転ができる利点もある。
まず、図2は、洗濯乾燥機の全体を正面視して示しており、外箱1の前面の中央部にドア2を有している。このドア2は、外箱1の前面の中央部に形成した衣類投入口(図示省略)を開閉するもので、外箱1の前面部には、そのほか、ドア2を開放させるためのプッシュボタン3、操作パネル4、洗剤投入ケース5を設けている。
図5は、前記通風ケース13内又は通風ケース13外において蒸発器19及び凝縮器20の直下部に設けた貯水タンク30を示しており、この貯水タンク30には排水装置として排水ポンプ31を設け、貯水タンク30内に溜まった水をその排水ポンプ31にて排水チューブ32を介し機外に排出するようにしている。
上記構成のものでは、操作部34により標準的な運転コースが選択されると、制御装置33は最初に洗濯(洗い及びすすぎ)運転を開始させる。この洗濯運転では、給水弁36により水槽9内に給水する動作が行われ、続いて、モータ12が作動されることにより、ドラム11が低速で正逆両方向に交互に回転される。
洗濯運転が終了すると、次に、脱水運転が開始される。この脱水運転では、水槽9内の水を排出した後、ドラム11を高速で一方向に回転させる動作が行われる。これにより、ドラム11内の衣類(洗濯物)は遠心脱水される。
ドラム11内に供給された温風は、衣類から水分を蒸発させることでその水分を奪った後、前記吸込側ダクト15を経て通風ケース13内に流入する。
かくして、蒸発器19と凝縮器20を配置した通風ケース13とドラム11との間を空気が循環することにより、ドラム11内の衣類が漸次乾燥される。
又、そのヒートポンプ25の圧縮機23を停止させた後の送風機21の継続作動により、ドラム11及び通風路18の空気循環路に残存する水蒸気が蒸発器19に運ばれてそれの余冷熱により冷却され、除湿が行われる。よって、図1の(c)に示すように、空気循環路の湿度も下げられ、残存した水蒸気で衣類が湿らされることのないようにできる。
但し、その排水ポンプ31の作動は、必ずしも必要なものではなく、必要に応じて実行するようにしても良い。
このようにすることで、ドア2が開放されても(循環空気が衣類投入口から出るようになっても)なお送風機21を作動し続けることの無駄、すなわち上述の作用効果が得られなくなるのを避けることができる。
このようにしても、上述同様、ドア2が開放されてもなお送風機21を作動し続けることの無駄を避けることができる。
図7に示す第1実施例においては、使用者の操作による乾燥運転の中断時に、(a)に示すように、直ち(時刻t1)にドラム11を停止させるが、ヒートポンプ25の圧縮機23は能力を低下させて作動させ続け、所定時間後(時刻t5)に停止させる。この場合、圧縮機23はロータリー式であり、能力の低下は、駆動モータの回転速度を、通常の毎秒60回転から毎秒30回転に減じることで達成する。又、この場合、送風機21も作動させ続けて短時間(例えば数十秒など)の所定時間後(時刻t’1)に停止させる。更に、その所定時間後(時刻t3)に排水ポンプ31を作動させ、その所定時間後(時刻t4)に排水ポンプ31を停止させる。そして又、その所定時間後(時刻t’2)に排水ポンプ31を再度作動させ、その所定時間後(時刻t’3)に排水ポンプ31を停止させる。
又、この場合、圧縮機23の能力を低下させても該圧縮機23の作動を所定時間継続させたことで、その作動が継続される間に運転を再開させたときには、圧縮機23の能力を速やかに上げ得て、迅速に効果的な運転ができる利点もある。
但し、その排水ポンプ31の作動は、この場合も、必ずしも必要なものではなく、必要に応じて実行するようにしても良い。
図8に示す第2実施例においては、使用者の操作による乾燥運転の中断時に、上述のようにヒートポンプ25の圧縮機23の能力を低下させて該圧縮機23を作動させ続け、所定時間後(時刻t5)に停止させるものにおいて、送風機21を、乾燥運転の中断時点(t1)で、ドラム11と共に停止させるようにしている。
この場合、乾燥運転の中断後も、ヒートポンプ25の圧縮機23だけでなく送風機21まで作動し続けると、乾燥運転の中断を使用者が認識しづらいが、送風機21が停止することで、認識しやすくできる。
図9に示す第1参考例においては、何らかの異常の発生による乾燥運転の中断時に、(a)に示すよう(基本例と同様)に、直ち(時刻t1)にドラム11を停止させると共に、ヒートポンプ25の圧縮機23を停止させるが、送風機21は作動させ続けて所定時間後(時刻t2)に停止させる。
なお、この場合も、送風機21の停止は、ドア2が開放されたとき、又はドア2の閉鎖状態の拘束が解除されたときに行うようにしても良い。
図10に示す第2参考例においては、(a)に示すように、乾燥運転の開始時(時刻t”1〜t”2)に、排水ポンプ31を作動させて貯水タンク30内に溜まった水を機外に排出するようにしている。
このようにすることで、前回の運転の終了から長い時間を経た後などで貯水タンク30内に多くの水が溜まっている状況でも、それを次の乾燥運転の開始時に排出できるので、以後貯水タンク30内に水が溜まっても、(b)の溢水水位を越えないことで分かるように、貯水タンク30からの溢水の問題を生じない。
なお、この場合、排水ポンプ31を作動させるのは、乾燥運転の開始時でも、その直前であり、それに代わって、開始時と同期させて行うか、もしくは開始直後に行うようにしても良い。
Claims (2)
- 回転槽と、通風路、及び前記回転槽を回転させる駆動装置を具えると共に、
前記通風路を通して前記回転槽内の空気を循環させる送風機と、
前記通風路中に蒸発器と凝縮器とを配設してそれらを圧縮機と接続することにより冷凍サイクルを構成するヒートポンプとを具え、
衣類を乾燥させる乾燥運転を行うものにおいて、
使用者の操作による前記乾燥運転の中断時に、前記ヒートポンプの圧縮機の能力を低下させて該圧縮機の作動を所定時間継続するようにしたことを特徴とする衣類乾燥機。 - 使用者の操作による乾燥運転の中断時に、送風機の作動を停止させ、この状態で、ヒートポンプの圧縮機の能力を低下させて該圧縮機の作動を所定時間継続するようにしたことを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
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JP2011006780A JP2011072819A (ja) | 2011-01-17 | 2011-01-17 | 衣類乾燥機 |
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JP2011006780A JP2011072819A (ja) | 2011-01-17 | 2011-01-17 | 衣類乾燥機 |
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JP2011006780A Pending JP2011072819A (ja) | 2011-01-17 | 2011-01-17 | 衣類乾燥機 |
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JP2018519106A (ja) * | 2015-07-02 | 2018-07-19 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 乾燥機 |
Citations (2)
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JP2005168547A (ja) * | 2003-12-08 | 2005-06-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 衣類乾燥装置 |
JP2006212117A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 衣類乾燥装置 |
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