JP2011071749A - 監視制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】それぞれの利用者に合った負荷の制御のための操作キーなどの表示を行うことができる監視制御装置を提供する。
【解決手段】タグ300からタッチスイッチ100がIDを読み取ると(S11,S21)、タッチスイッチ100はID−表示シートDB140を参照する。そして、複数の表示シートの中から、読み取ったIDに対応する表示シートを決定する(S24)。続いて決定された表示シートの表示シート情報を表示シートDB150から取得し(S25)、取得した表示シート情報を用いて操作画面を表示する(S27)。
【選択図】図9
【解決手段】タグ300からタッチスイッチ100がIDを読み取ると(S11,S21)、タッチスイッチ100はID−表示シートDB140を参照する。そして、複数の表示シートの中から、読み取ったIDに対応する表示シートを決定する(S24)。続いて決定された表示シートの表示シート情報を表示シートDB150から取得し(S25)、取得した表示シート情報を用いて操作画面を表示する(S27)。
【選択図】図9
Description
本発明は、照明器具などの負荷に対する監視制御を行う遠隔監視制御システムに用いられる監視制御装置に関する。
従来の遠隔監視制御システムは、例えば、負荷を制御させるための複数の操作ボタンを有し監視制御装置として機能する操作端末器と、負荷の電源スイッチを入切するリレー回路を内蔵する制御端末器と、この操作端末器および制御端末器と信号線により接続された伝送制御装置とを備える(特許文献1)。
このようなシステムにおいては、上記操作端末器の複数の操作ボタンおよび負荷には個別にアドレスが割り当てられている。
このようなシステムにおいては、上記操作端末器の複数の操作ボタンおよび負荷には個別にアドレスが割り当てられている。
そして、操作端末器が操作ボタンの操作を受け付けると、受け付けた操作ボタンに割り当てられたアドレスとON/OFFなどの負荷の制御内容を含む信号が操作端末器から伝送制御装置を経由して制御端末器へと送信される。この信号が送信された制御端末器側では、信号に含まれるアドレスに一致するアドレスが予め割り当てられた負荷に対して、信号に含まれる制御内容に従い、電源スイッチの入切などの制御を行う。
特許文献1では、操作端末器として、特にディスプレイとこれに重ねられた透明なタッチセンサとを有する「多機能スイッチ」が例に挙げられている。この多機能スイッチでは、ディスプレイの画面上にそれぞれ負荷に対応する複数の操作ボタンを表示し、画面上のタッチ位置を検出することにより、操作ボタンの入力を受け付ける。
このような多機能スイッチは、画面上に表示する操作ボタン(以下、操作ボタンなど画面上に表示する操作のためのキーを「操作キー」と呼ぶ。)の種類などの表示内容を比較的自由に変更することができることから、多機能スイッチ1台で多様な負荷の操作が可能となる。
このような多機能スイッチは、画面上に表示する操作ボタン(以下、操作ボタンなど画面上に表示する操作のためのキーを「操作キー」と呼ぶ。)の種類などの表示内容を比較的自由に変更することができることから、多機能スイッチ1台で多様な負荷の操作が可能となる。
ところで、上述の遠隔監視制御システムは、例えばオフィスビルにおける照明器具の点灯・消灯の制御に用いられている。
このようなオフィスビルに出入りする利用者間においては、制御を行う照明器具に偏りがあることが通常である。
このため従来のように、すべての利用者について一律に同じ操作キーを表示すると、ある利用者にとっては操作頻度が高い操作キーが操作しにくい位置に表示されたり、あるいは非表示になったりとすることで操作性に不満を感じることも考えられる。
このようなオフィスビルに出入りする利用者間においては、制御を行う照明器具に偏りがあることが通常である。
このため従来のように、すべての利用者について一律に同じ操作キーを表示すると、ある利用者にとっては操作頻度が高い操作キーが操作しにくい位置に表示されたり、あるいは非表示になったりとすることで操作性に不満を感じることも考えられる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、それぞれの利用者に合った負荷の制御のための操作キーなどの表示を行うことができる監視制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る監視制御装置は、負荷を制御するための操作を受け付ける監視制御装置と、監視制御装置が受け付けた操作に基づいて負荷を制御する負荷制御装置とを備える監視制御システムにおける監視制御装置であって、ディスプレイと、前記ディスプレイに重ねられ、操作画面上のタッチ位置を検出するタッチセンサと、利用者IDを読み取る読取手段と、負荷の制御のための1以上の操作キーを含む操作画面を表示するための複数の表示用データを、利用者IDと対応付けて記憶する記憶手段と、前記読取手段により読み取られた利用者IDに基づいて、前記複数の表示用データの中から1つを決定する決定手段と、決定された表示用データを用いて前記1以上の操作キーを含む操作画面を前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、前記タッチセンサが検出したタッチ位置に表示されている操作キーの入力を受け付ける入力受付手段と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、表示制御手段は、利用者IDに対応する表示用データを用いた操作画面をディスプレイに表示させるので、このため、例えば、利用者ID毎に利用者に適した表示用データを記憶手段に予め対応付けておくことで、その利用者に合った操作キーを表示することができ、使い勝手の向上に貢献する。
また、前記記憶手段は、前記複数の表示用データのうちの1つの表示用データに対して、複数の利用者IDを対応付けて記憶するとしても構わない。
また、前記記憶手段は、前記複数の表示用データのうちの1つの表示用データに対して、複数の利用者IDを対応付けて記憶するとしても構わない。
この構成によれば、例えば、部屋Aの負荷の制御に特化したひとつの表示用データに対して、同じ部屋Aを利用する複数の利用者の利用者IDをまとめて関連付けて記憶しておくことで、関連付けられた利用者らに部屋Aの負荷の制御に特化した操作キーを含む操作画面を表示することができる。
また、前記操作画面は、それぞれ1以上の操作キーを含む複数のタブから構成され、前記表示制御手段は、前記複数のタブを示す複数のタブキーと、複数のタブキーのうちの1つ選択状態に有るタブに含まれる1以上の操作キーを含む操作画面を前記ディスプレイに表示させ、前記入力受付部が選択状態に無いタブキーの入力を受け付けると、前記表示制御手段は、入力を受け付けたタブキーに対応するタブに含まれる1以上の操作キーの表示へと表示を切り換えるとしても構わない。
また、前記操作画面は、それぞれ1以上の操作キーを含む複数のタブから構成され、前記表示制御手段は、前記複数のタブを示す複数のタブキーと、複数のタブキーのうちの1つ選択状態に有るタブに含まれる1以上の操作キーを含む操作画面を前記ディスプレイに表示させ、前記入力受付部が選択状態に無いタブキーの入力を受け付けると、前記表示制御手段は、入力を受け付けたタブキーに対応するタブに含まれる1以上の操作キーの表示へと表示を切り換えるとしても構わない。
この構成によれば、タブの切り換えを行うことで、例えば、ディスプレイの画面サイズが小さくても数多くの操作キーを操作画面として表示することができる。
また、前記読取手段は、電池を有し前記電池から供給された電力により利用者IDを送信するタグから、前記利用者IDを受信するとしても構わない。
また、前記読取手段は、アンテナを含み、当該アンテナにかざされた非接触ICカードの電力を誘起させることにより当該非接触ICカードから前記利用者IDを受信するとしても構わない。
また、前記読取手段は、電池を有し前記電池から供給された電力により利用者IDを送信するタグから、前記利用者IDを受信するとしても構わない。
また、前記読取手段は、アンテナを含み、当該アンテナにかざされた非接触ICカードの電力を誘起させることにより当該非接触ICカードから前記利用者IDを受信するとしても構わない。
<構成>
以下、図面に基づいて本実施の形態について説明する。
図1に示すように、遠隔監視制御システム1は、伝送制御装置10、4台のリレー装置80a〜80d、4台のアナログスイッチ90a〜90d、タッチスイッチ100を含んで構成される。
以下、図面に基づいて本実施の形態について説明する。
図1に示すように、遠隔監視制御システム1は、伝送制御装置10、4台のリレー装置80a〜80d、4台のアナログスイッチ90a〜90d、タッチスイッチ100を含んで構成される。
図2は、あるオフィスビルのワンフロアを占有するP社のフロア図であり、このフロアには本実施の形態に係る遠隔監視制御システム1が導入されている。図2に示すように、部屋Aの天井には負荷L1〜L4、出入り口付近の壁面にはこの負荷L1〜L4を制御するためのアナログスイッチ90aが設置されている。また同様に、部屋Bには負荷L5〜L8とアナログスイッチ90bが設置されている。また、男子トイレには負荷L9〜L10、女子トイレには負荷L11〜L12が設置されており、この負荷L9〜L12を制御するためのアナログスイッチ90cが両トイレの出入り口に設置されている。また、廊下には、負荷L13〜L15と、この負荷L13〜L15を制御するためのアナログスイッチ90dが設置されている。なお、負荷L1〜L15は照明器具である。
また、廊下には、すべての負荷L1〜L15を制御するためのタッチスイッチ100が設置されている。
遠隔監視制御システム1の概要としては、次の通りである。
アナログスイッチ90a〜90d、タッチスイッチ100および負荷L1〜L15のそれぞれには固有なアドレスが割り当てられている。また各利用者は、それぞれ異なる利用者IDが記録されたタグ300またはICカード400を携行しているものとする。
遠隔監視制御システム1の概要としては、次の通りである。
アナログスイッチ90a〜90d、タッチスイッチ100および負荷L1〜L15のそれぞれには固有なアドレスが割り当てられている。また各利用者は、それぞれ異なる利用者IDが記録されたタグ300またはICカード400を携行しているものとする。
タッチスイッチ100は、利用者の携行するタグ300から利用者IDを読み取ると、この利用者IDに基づいて利用者IDに対応する負荷とその負荷の制御内容とを決定する。そして、タッチスイッチ100は、決定された負荷のアドレスを示しかつ決定された負荷の制御内容を示す信号を送信する。この信号を受信した伝送制御装置10はリレー装置80a〜80dへと信号を転送し、リレー装置80a〜80d側では、信号に示されるアドレスに一致するアドレスが割り当てられた負荷に対して、信号に示される制御内容に従った制御を実行する。
また、アナログスイッチ90a〜90dの操作ボタンやタッチスイッチ100の操作キーが入力操作を受け付けた場合も同様に、入力操作を受け付けた操作ボタンまたは操作キーに対応する負荷とその制御内容とを特定して、特定された負荷とその制御内容とを含む信号をリレー装置80a〜80dへと送ることで負荷の制御を実行する。
以上が遠隔監視制御システム1の概要である。
以上が遠隔監視制御システム1の概要である。
<タッチスイッチ100>
タッチスイッチ100は、監視制御装置の一例である。
図3に示すように、タッチスイッチ100は、読取部102、タッチパネル部104、表示制御部106、入力受付部108、通信部110、制御部112、記憶部116、負荷・制御内容決定部118、表示シート決定部120、動作状態取得部122を備える。
タッチスイッチ100は、監視制御装置の一例である。
図3に示すように、タッチスイッチ100は、読取部102、タッチパネル部104、表示制御部106、入力受付部108、通信部110、制御部112、記憶部116、負荷・制御内容決定部118、表示シート決定部120、動作状態取得部122を備える。
なお、タッチスイッチ100は動作に比較的大きな電力を要するため、商用電源8(AC100V)を降圧するリモコントランス101から供給されているAC24Vの電源を用いる(図1参照)。
読取部102は、利用者が携帯するタグ300(図1参照)やICカード400から利用者IDを読み取る。タグ300の通信距離は例えば数m程度である。ICカード400は非接触ICカードであり通信距離は例えば数cm程度である。
読取部102は、利用者が携帯するタグ300(図1参照)やICカード400から利用者IDを読み取る。タグ300の通信距離は例えば数m程度である。ICカード400は非接触ICカードであり通信距離は例えば数cm程度である。
タッチパネル部104は、ディスプレイ104aとディスプレイの画面上に重ねられた透明なタッチセンサ104bとを含んで構成される。ディスプレイ104aは、例えば液晶方式であり3.5インチの大きさの画面上に各種情報を表示する。タッチセンサ104bは、例えば抵抗膜方式であり、画面上のタッチ位置を検出する。
表示制御部106は、タッチパネル部104のディスプレイ104aの画面表示を制御する。入力受付部108は、タッチパネル部104のタッチセンサ104bがタッチを検出すると、タッチされた位置にディスプレイ104aが表示していた表示内容(操作キーなど)の入力を受け付ける。
表示制御部106は、タッチパネル部104のディスプレイ104aの画面表示を制御する。入力受付部108は、タッチパネル部104のタッチセンサ104bがタッチを検出すると、タッチされた位置にディスプレイ104aが表示していた表示内容(操作キーなど)の入力を受け付ける。
通信部110は、伝送制御装置10から送信される伝送信号を受信する。また伝送信号の信号返送期間を利用して、伝送制御装置10へと各種情報(信号)を送信する。
制御部112は、制御プログラムを実行するCPU、この制御プログラムを格納するROMや作業領域となるRAMを含んで構成され、各部を制御する。
記憶部116は、例えば、データの書き換えが可能なフラッシュメモリから構成され、ID(identifier)−負荷DB(Data Base)130、ID−表示シートDB140、表示シートDB150、動作状態テーブル160を記憶する。各DB130,140,150及びテーブル160の詳細については後述する。
制御部112は、制御プログラムを実行するCPU、この制御プログラムを格納するROMや作業領域となるRAMを含んで構成され、各部を制御する。
記憶部116は、例えば、データの書き換えが可能なフラッシュメモリから構成され、ID(identifier)−負荷DB(Data Base)130、ID−表示シートDB140、表示シートDB150、動作状態テーブル160を記憶する。各DB130,140,150及びテーブル160の詳細については後述する。
負荷・制御内容決定部118は、ID−負荷DB130を参照して(検索して)、読取部102が読み取った利用者IDに基づいてその利用者IDに対応する負荷とその負荷の制御内容とを決定する。決定された負荷とその負荷の制御内容とを示す情報は、通信部110により伝送制御装置10を経由して負荷を制御するリレー装置80a〜80dへと送信されることとなる。
表示シート決定部120は、ID−表示シートDB140を参照して、読取部102が読み取った利用者IDに基づいて、ID−表示シートDB140の複数の表示シートの中から、その利用者IDに対応する1つの表示シートを決定する。表示制御部106は、この決定された表示シートに対応する情報を表示シートDBから読み出してタッチパネル部104のディスプレイ104aに表示する。
動作状態取得部122は、動作状態テーブル160から動作状態を取得する。動作状態テーブル160の動作状態は、上記表示制御部106による画面における動作状態の表示に用いられる。例えば、動作状態ONの負荷を示す操作キーを、動作状態OFFの負荷を示す操作キーと比べて、背景色を濃く表示することで、ユーザがひと目で動作状態がわかるようにする。
上記した負荷・制御内容決定部118,表示シート決定部120,動作状態取得部122などのハードウェア構成としては、例えば、ROM内に格納された制御プログラムと、この制御プログラムを実行するCPUとを含んで構成される。
なお、動作状態テーブル160においては、通信部110が定期的に受信する各負荷(負荷L1〜L15)の動作状態(ON/OFFの状態など)を示す情報を含む伝送信号に基づいて、制御部(動作状態更新部)112により動作状態が更新されている。
なお、動作状態テーブル160においては、通信部110が定期的に受信する各負荷(負荷L1〜L15)の動作状態(ON/OFFの状態など)を示す情報を含む伝送信号に基づいて、制御部(動作状態更新部)112により動作状態が更新されている。
図4は、ID−負荷DB130のデータ構成を示す図である。
ID−負荷DB130は、利用者IDを示す項目である「ID」132と、「ID」132に示される利用者IDに対応する負荷を識別する情報及びその負荷の制御内容を示す「制御内容」134の項目を含む。
例えば、利用者ID"ID:0001"には、3つの負荷L4,L9,L10が対応しており、負荷の制御内容はいずれも"ON"(点灯)である。
ID−負荷DB130は、利用者IDを示す項目である「ID」132と、「ID」132に示される利用者IDに対応する負荷を識別する情報及びその負荷の制御内容を示す「制御内容」134の項目を含む。
例えば、利用者ID"ID:0001"には、3つの負荷L4,L9,L10が対応しており、負荷の制御内容はいずれも"ON"(点灯)である。
図5は、ID−表示シートDB140のデータ構成を示す図である。
ID−表示シートDB140は、表示シートを識別する項目である「表示シート名」142と、「ID」144の項目を含んでおり、各表示シートごとに対応するIDの範囲を紐付ける。例えば、"表示シート1"には、利用者ID"ID:0001"が対応付けられている。また、"表示シート4"には、利用者ID"ID:0005"から"ID:0009"と、ひとつの"表示シート4"に対して5つの利用者IDが対応付けられている。
ID−表示シートDB140は、表示シートを識別する項目である「表示シート名」142と、「ID」144の項目を含んでおり、各表示シートごとに対応するIDの範囲を紐付ける。例えば、"表示シート1"には、利用者ID"ID:0001"が対応付けられている。また、"表示シート4"には、利用者ID"ID:0005"から"ID:0009"と、ひとつの"表示シート4"に対して5つの利用者IDが対応付けられている。
図6は、表示シートDB150のデータ構成を示す図である。
本実施の形態においては、各表示シートは一般的なタブ型であり、複数のタブのうちで選択状態(active)である(選択中である)タブのタブ内容のみを画面に表示させる。タブの個数は3個であり、タブ内容としては、それぞれ最大8個の負荷を示す操作キー含む。このため、1つの表示シートあたり最大で3×8=24個の操作キーが含まれることになる。なお、表示シートのタブの数(3個)やタブあたりの操作キーの数(8個)は一例でありこれに限られない。
本実施の形態においては、各表示シートは一般的なタブ型であり、複数のタブのうちで選択状態(active)である(選択中である)タブのタブ内容のみを画面に表示させる。タブの個数は3個であり、タブ内容としては、それぞれ最大8個の負荷を示す操作キー含む。このため、1つの表示シートあたり最大で3×8=24個の操作キーが含まれることになる。なお、表示シートのタブの数(3個)やタブあたりの操作キーの数(8個)は一例でありこれに限られない。
表示シートDB150は、係る表示シートの内容を規定するデータベースであり、「タブ」152と、「タブ」152に対応する負荷を示す「タブ内容」154の項目を含む。
なお、上記ID−負荷DB130、ID−表示シートDB140、表示シートDB150の内容は、遠隔監視制御システム1の管理者などにより予め登録されているものとする。
なお、上記ID−負荷DB130、ID−表示シートDB140、表示シートDB150の内容は、遠隔監視制御システム1の管理者などにより予め登録されているものとする。
図7は、動作状態テーブル160のデータ構成を示す図である。
動作状態テーブル160は、「負荷名」162と「状態」164の項目を含み、負荷L1〜L15がON/OFFいずれの状態にあるかを示すテーブルである。上述のように、通信部110は受信する各負荷の動作状態を示す情報を含む伝送信号を受信しており、この伝送信号に基づいて制御部112により動作状態テーブル160の内容が更新される。
動作状態テーブル160は、「負荷名」162と「状態」164の項目を含み、負荷L1〜L15がON/OFFいずれの状態にあるかを示すテーブルである。上述のように、通信部110は受信する各負荷の動作状態を示す情報を含む伝送信号を受信しており、この伝送信号に基づいて制御部112により動作状態テーブル160の内容が更新される。
<伝送制御装置10>
伝送制御装置10は、監視制御システム1を構成する各装置間における信号の伝送を制御する装置であり、各装置に向けて伝送信号を送信する。伝送信号(Vs)の形式は図8に示すように、信号送出開始を示す同期信号SY(SYnchronization signal)、伝送信号のモード(制御モード,ダミーモード,監視モード)を示すモードデータMD(Mode Data)、アドレスデータAD(Address Data)、負荷L1〜L15を制御する制御データCD(Control Data)、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータCS(CheckSum)、リレー装置80a〜80d,アナログスイッチ90a〜90dおよびタッチスイッチ100からの返送信号を受信するタイムスロットである信号返送期間WT(Waiting Time)より構成される。この伝送信号は±24Vの双極性のパルス幅変調信号が用いられる。
伝送制御装置10は、監視制御システム1を構成する各装置間における信号の伝送を制御する装置であり、各装置に向けて伝送信号を送信する。伝送信号(Vs)の形式は図8に示すように、信号送出開始を示す同期信号SY(SYnchronization signal)、伝送信号のモード(制御モード,ダミーモード,監視モード)を示すモードデータMD(Mode Data)、アドレスデータAD(Address Data)、負荷L1〜L15を制御する制御データCD(Control Data)、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータCS(CheckSum)、リレー装置80a〜80d,アナログスイッチ90a〜90dおよびタッチスイッチ100からの返送信号を受信するタイムスロットである信号返送期間WT(Waiting Time)より構成される。この伝送信号は±24Vの双極性のパルス幅変調信号が用いられる。
この伝送信号を利用して通信する仕組みについては、特許文献1(特開平10-243478号)などに記載の仕組みと基本的には同様なものであるため簡単な説明に留めるが、概ね次の(1)〜(3)のパターンがある。
(1)伝送制御装置10からリレー装置80a、アナログスイッチ90a〜90dやタッチスイッチ100などの装置にデータを伝送する場合には、伝送制御装置10の通信部(図示しない)は、モードデータMDを制御モードとし、各装置に割り当てられたアドレスをアドレスデータADとする伝送信号を送出する。アドレスデータADに一致する装置は、伝送信号を受け取り、伝送信号に含まれる制御データCDに基づいた制御を行う。
(1)伝送制御装置10からリレー装置80a、アナログスイッチ90a〜90dやタッチスイッチ100などの装置にデータを伝送する場合には、伝送制御装置10の通信部(図示しない)は、モードデータMDを制御モードとし、各装置に割り当てられたアドレスをアドレスデータADとする伝送信号を送出する。アドレスデータADに一致する装置は、伝送信号を受け取り、伝送信号に含まれる制御データCDに基づいた制御を行う。
特に、伝送制御装置10がタッチスイッチ100の通信部110から、負荷とその負荷の制御内容とを示す情報を受信した場合には、モードデータMDを制御モードとし、受信した情報に示される負荷のアドレスをアドレスデータADとし、受信した情報に示される制御内容を制御データCDとした伝送信号を送出することとなる。
(2)伝送制御装置10の通信部(図示しない)はモードデータMDをダミーモードとした伝送信号を定期的(例えば数百ミリ秒おき)に送信している。この伝送信号を利用して、リレー装置80a、アナログスイッチ90a〜90dやタッチスイッチ100などの装置は、伝送信号の信号返送期間WTにデータを返送することができる。
(2)伝送制御装置10の通信部(図示しない)はモードデータMDをダミーモードとした伝送信号を定期的(例えば数百ミリ秒おき)に送信している。この伝送信号を利用して、リレー装置80a、アナログスイッチ90a〜90dやタッチスイッチ100などの装置は、伝送信号の信号返送期間WTにデータを返送することができる。
(3)伝送制御装置10が負荷L1〜L15などの動作状態を取得する場合には、伝送制御装置10の通信部(図示しない)は取得対象とする負荷のアドレスをアドレスデータADとし、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送出する。伝送信号のアドレスに対応する負荷を制御するリレー装置(例えば負荷L1〜L4を制御する装置はリレー装置80aである。)では、この伝送信号の信号返送期間WTに動作状態を含む情報を返送する。
このようにして取得した負荷の動作状態は伝送制御装置10からタッチスイッチ100へと定期的に送信されており、上述のようにタッチスイッチ100の動作状態テーブル160に反映される。
<リレー装置80a〜80d>
リレー装置80a〜80dは、負荷制御装置の一例であり、電磁石を用いた各負荷の電源スイッチの入切などの制御を行う。1台のリレー装置あたり最大4台の負荷の電源スイッチが接続されている。
<リレー装置80a〜80d>
リレー装置80a〜80dは、負荷制御装置の一例であり、電磁石を用いた各負荷の電源スイッチの入切などの制御を行う。1台のリレー装置あたり最大4台の負荷の電源スイッチが接続されている。
<アナログスイッチ90a〜90d>
アナログスイッチ90a〜90dはそれぞれ壁面に取り付けられた一般的なスイッチである。例えばアナログスイッチ90aは、L1〜L4の負荷をそれぞれON/OFF制御するための4つの操作ボタン(操作スイッチ)を備え、4つの操作ボタンのそれぞれは、対応する負荷の消灯時に点灯する緑色LEDや点灯時に点灯する赤色LEDなども備える。
アナログスイッチ90a〜90dはそれぞれ壁面に取り付けられた一般的なスイッチである。例えばアナログスイッチ90aは、L1〜L4の負荷をそれぞれON/OFF制御するための4つの操作ボタン(操作スイッチ)を備え、4つの操作ボタンのそれぞれは、対応する負荷の消灯時に点灯する緑色LEDや点灯時に点灯する赤色LEDなども備える。
例えば、アナログスイッチ90aにおいて、L1の負荷を制御するための操作ボタンがON側に押下されると、アナログスイッチ90aから伝送制御装置へと負荷L1と負荷L1をONにすべきという制御内容とを含む信号が伝送制御装置10を経由してリレー装置80aへと送信される。そしてリレー装置80aにより負荷L1の電源スイッチが入れられて負荷L1が点灯する。
<動作>
次に動作について説明する。
<動作>
次に動作について説明する。
図9,図10は、タッチスイッチ100における処理の流れを示すフローチャートである。
まず、タグ300からタッチスイッチ100に向けて利用者IDが送信されると(S11)、タッチスイッチ100の読取部102は、利用者IDを読み取る(S21)。なお、図11(a)にステップS11,S21に対応する利用者IDの読み取りの様子を示している。
まず、タグ300からタッチスイッチ100に向けて利用者IDが送信されると(S11)、タッチスイッチ100の読取部102は、利用者IDを読み取る(S21)。なお、図11(a)にステップS11,S21に対応する利用者IDの読み取りの様子を示している。
そして、負荷・制御内容決定部118は、ID−負荷DB130を参照して読み取られた利用者IDに対応する負荷とその制御内容を決定する(S22)。そして、決定された負荷のアドレスを示しかつ決定された負荷の制御内容を示す信号を送信する(S23)。送信された信号は伝送制御装置10を経由して、伝送制御装置から伝送信号としてリレー装置80a〜80dへと送信される。そして対応するアドレスを有する負荷は、リレー装置80a〜80dにより制御内容に従って制御される。
例えばステップS21において受信した利用者IDが"ID:0001"ならば、ステップS23においては、負荷L4,L9,L10のアドレスを示しかつONという制御内容を制御データCDとして含む信号を送信する。送信された信号は伝送制御装置10を経由して伝送信号としてリレー装置80a〜80dへと送信され、負荷L4に対応するリレー装置80aや負荷L9,L10に対応するリレー装置80cは、制御データCDのONという制御内容に従って負荷L4や負荷L9,L10をONにする。
表示シート決定部120は、ID−表示シートDB140を参照して読み取られた利用者IDに対応する表示シートを決定し(S24)、決定された表示シート情報を表示シートDB150から取得する(読み出す)(S25)。例えば、利用者IDが"ID:0001"ならば、ステップS24においては、「表示シート1」を表示シートとして決定し、ステップS25においては「表示シート1」の情報を取得することとなる。
続いて、動作状態取得部122は、動作状態テーブル160を参照して負荷L1〜L15の動作状態を取得する(S26)。ステップS23により負荷L4,L9,L10が既に点灯済みであれば、これら3つの負荷L4,L9,L10の動作状態はONとなる。
そして、表示制御部106は、ステップS25で取得された表示シートの情報に基づいて、ディスプレイ104aのバックライトを点灯させてその操作画面を表示させる(S27)。この操作画面に表示する負荷については、ステップS26で取得した動作状態に基づいて、動作状態をも併せて表示する。
そして、表示制御部106は、ステップS25で取得された表示シートの情報に基づいて、ディスプレイ104aのバックライトを点灯させてその操作画面を表示させる(S27)。この操作画面に表示する負荷については、ステップS26で取得した動作状態に基づいて、動作状態をも併せて表示する。
この操作画面の具体例を図11(b)に示す。操作画面200には、それぞれ負荷L1〜L4,L9,L10,L13,L14を示す8個の操作キー231〜238が表示されている。これらの操作キー231〜238は"ID:0001"に対応する「表示シート1」のものである。また、動作状態がONである負荷L4,L9,L10を示す操作キー234〜236の3つのボタンは背景色を濃い灰色にすることで、これらの動作状態がONであることを利用者Aが一目で理解できるようにしている。また、操作画面200の右端には、タブ間を切り替えるためのタブキーである「タブ1」221,「タブ2」222,「タブ3」223が表示されている。
この操作画面200の表示後、入力受付部108は、操作キー231〜238の入力を受け付けると(S29:Yes)、通信部110は入力を受け付けた内容を示す信号(操作キーに対応する負荷のアドレスを示す情報とON/OFFの制御内容を示す情報とを含む。)を伝送制御装置10へと送信する(S30)。
なお、入力受付部108が「タブ1」221,「タブ2」222,「タブ3」223の操作キーの入力を受け付けると、表示制御部106は、表示シートDB150の「表示シート1」の情報を参照して入力を受け付けたタブの内容へと操作キーを切り換える。
なお、入力受付部108が「タブ1」221,「タブ2」222,「タブ3」223の操作キーの入力を受け付けると、表示制御部106は、表示シートDB150の「表示シート1」の情報を参照して入力を受け付けたタブの内容へと操作キーを切り換える。
また、画面表示を開始してから入力がないまま所定時間(例えば15秒程度)経過すると(S29:No,S28:Yes)、表示制御部106は、ディスプレイ104aのバックライトを消灯させ、表示していた画面をOFFにする(S31)。
以上説明した本実施の形態によれば、図11(b)に示すように、利用者ID"ID:0001"に対応する「表示シート1」をタッチスイッチ100の操作画面200として表示することができる。例えば、"ID:0001"のタグ300を携行する利用者Aに関して、予め利用者Aが頻繁に利用する負荷を「表示シート1」に対応づけて登録しておけば、利用者Aに適した操作画面を表示することができるので、利用者Aの操作環境を向上させることができる。
以上説明した本実施の形態によれば、図11(b)に示すように、利用者ID"ID:0001"に対応する「表示シート1」をタッチスイッチ100の操作画面200として表示することができる。例えば、"ID:0001"のタグ300を携行する利用者Aに関して、予め利用者Aが頻繁に利用する負荷を「表示シート1」に対応づけて登録しておけば、利用者Aに適した操作画面を表示することができるので、利用者Aの操作環境を向上させることができる。
また、利用者IDに対応する負荷とその制御内容を含む伝送信号を送信するので(S22,S23など)、利用者Aの立場からすると、携行するタグ300の利用者ID"ID:0001"をタッチスイッチ100に読み取らせるだけで、利用者Aが利用する負荷L4,L9,L10を点灯させることができる。つまり従来のように、アナログスイッチ90a,90cやタッチスイッチ100などの操作ボタンを操作する手間はなく、IDの読み取りだけで負荷L4,L9,L10を点灯できることとなる。図12(a)に、利用者ID"ID:0001"の読み取り前のフロア図を示す、図12(b)に利用者ID"ID:0001"の読み取り後のフロア図を示す。図12(b)では読み取り後に点灯された負荷L4,L9,L10を斜線で示している。
<補足>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の内容に限定されず、本発明の目的とそれに関連又は付随する目的を達成するための各種形態においても実施可能であり、例えば、以下であっても構わない。
<補足>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の内容に限定されず、本発明の目的とそれに関連又は付随する目的を達成するための各種形態においても実施可能であり、例えば、以下であっても構わない。
(1)実施の形態では特に説明しなかったが、タッチスイッチ100の読取部102と、タグ300の構成の例について以下説明する。図13(a)は、タッチスイッチ100の読取部102の構成を示す機能ブロック図である。読取部102は、LF送受信部1021、UHF受信部1023、HF送受信部1025を有する。
LF送受信部1021は、アンテナ1022を用いて定期的に質問信号を送信する。そして、この質問信号を受信したタグ300から利用者IDを含む応答信号を受信する。
LF送受信部1021は、アンテナ1022を用いて定期的に質問信号を送信する。そして、この質問信号を受信したタグ300から利用者IDを含む応答信号を受信する。
また、タグ300の電池202が消耗している場合の対策として、LF送受信部1021はLF信号により、近接したタグ300の電力を誘起させてタグ300から応答信号を受信できるようになっている。
UHF受信部1023は、アンテナ1024を用いてタグ300から利用者IDを含むUHF信号を受信する。
UHF受信部1023は、アンテナ1024を用いてタグ300から利用者IDを含むUHF信号を受信する。
HF送受信部1025は、タグ300との通信ではなくICカード400との近接非接触通信を担当する。具体的には、アンテナ1026を用いて、タッチスイッチ100にかざされたICカード400に対して電磁誘導により電力を供給(誘起)する。この供給された電力を利用してICカード400は、自己の利用者IDをアンテナ(図示しない)を介してHF送受信部160に返送し、HF送受信部1025はアンテナ1026を用いて返送された利用者IDを受信する。
図13(b)に示すように、タグ300は、電池302、LF送受信部304、UHF送受信部306、メモリ308、操作ボタン310、LED312、制御部314を備える。
電池302は、例えばコイン型リチウムの電池であり各部に電力を供給する。
LF送受信部304はアンテナ305を有しており、読取部302から質問信号を受信すると、待機状態から起動状態へと移り、起動後の一定期間の間、メモリ308に記憶された利用者IDを含む応答信号を送信する。
電池302は、例えばコイン型リチウムの電池であり各部に電力を供給する。
LF送受信部304はアンテナ305を有しており、読取部302から質問信号を受信すると、待機状態から起動状態へと移り、起動後の一定期間の間、メモリ308に記憶された利用者IDを含む応答信号を送信する。
UHF送信部306はアンテナ307を有しており、操作ボタン310の押下に応じて利用者IDを含むUHF信号を送信する。
(2)実施の形態においては、負荷として照明器具を例に挙げ、制御内容はONかOFFの2値であったが、調光対応の照明器具であれば、調光の割合(例えば、0%〜100%)をID-負荷DB130に設定する制御内容として含むようにしても構わない。
(2)実施の形態においては、負荷として照明器具を例に挙げ、制御内容はONかOFFの2値であったが、調光対応の照明器具であれば、調光の割合(例えば、0%〜100%)をID-負荷DB130に設定する制御内容として含むようにしても構わない。
また、負荷は照明器具に限られず、空調機器など電気信号により制御可能な電気機器であればよい。
なお、負荷が空調機器であれば、ON/OFFの制御だけではなく、モード(冷房・暖房・除湿など)や設定温度などをも制御内容として含むことが考えられる。
(3)実施の形態においては特に述べなかったが、タッチスイッチ100の記憶部116は筐体に内蔵するタイプでなくてもよく、例えば、図14に示すように、タッチスイッチ100の筐体にSDメモリーカード用のスロット180を設けて、上記各DB130,140,150などを記憶するSDメモリーカード182を着脱できるようにしても構わない。SDメモリーカードは幅広く利用されており、一般的なPC(Personal Computer)もスロットを備えていることが多い。このため、利用者が使い慣れたPCにおいて各DB130,140,150などの情報を予め入力しておき、入力した情報をタッチスイッチで利用する使用形態が考えられる。
なお、負荷が空調機器であれば、ON/OFFの制御だけではなく、モード(冷房・暖房・除湿など)や設定温度などをも制御内容として含むことが考えられる。
(3)実施の形態においては特に述べなかったが、タッチスイッチ100の記憶部116は筐体に内蔵するタイプでなくてもよく、例えば、図14に示すように、タッチスイッチ100の筐体にSDメモリーカード用のスロット180を設けて、上記各DB130,140,150などを記憶するSDメモリーカード182を着脱できるようにしても構わない。SDメモリーカードは幅広く利用されており、一般的なPC(Personal Computer)もスロットを備えていることが多い。このため、利用者が使い慣れたPCにおいて各DB130,140,150などの情報を予め入力しておき、入力した情報をタッチスイッチで利用する使用形態が考えられる。
また、実施の形態では各DB130,140,150やテーブル160は、タッチスイッチ100の記憶部116に記憶するとして説明したが、これに代えてタッチスイッチ100以外の外部の記憶装置に記憶させるようにしても構わない。
(4)実施の形態では、遠隔監視制御システム1における装置間の情報の送受は、必ず伝送制御装置10を介在させるとして説明したが、介在させることは必須ではない。例えば、タッチスイッチからリレー装置へと情報を直接に送信できるようなその他の一般的な通信方式(例えばRS-485通信など)を採用して、タッチスイッチからリレー装置へと、負荷やその負荷の制御内容を示す信号などを直接送るようにしても構わない。
(4)実施の形態では、遠隔監視制御システム1における装置間の情報の送受は、必ず伝送制御装置10を介在させるとして説明したが、介在させることは必須ではない。例えば、タッチスイッチからリレー装置へと情報を直接に送信できるようなその他の一般的な通信方式(例えばRS-485通信など)を採用して、タッチスイッチからリレー装置へと、負荷やその負荷の制御内容を示す信号などを直接送るようにしても構わない。
(5)実施の形態では、操作画面200(図11(b)参照)で表示する操作キー231〜238と負荷とが一対一で対応している例を説明したが、例えば、1つの操作キーに負荷L1と負荷L2とを対応付けることで、負荷L1と負荷L2とを一括してON/OFFするようにしてもよい。このような複数の負荷を同じ制御状態に一括して制御する方式はグループ制御と呼ばれる。
また、1つの操作キーに、負荷L1と負荷L4をONにし負荷L2と負荷L3とはOFFにするように対応付けて、部屋Aにおける間引き点灯を実現するようにしてもよい。このような複数の負荷を予め設定した制御状態に制御する方式はパターン制御と呼ばれる。
(6)実施の形態では、ID−負荷DB130に基づいて利用者Aに対応した負荷へと対応する制御内容を含む信号をリレー装置80a〜80dへと送信することによって負荷を制御するとして説明したが、利用者に合った操作画面の表示という目的からすると、個々の利用者IDごとに負荷を自動的に制御することまでは必須ではない。つまり、図9において、ステップS22,S23などはスキップするようにしてもよい。
(6)実施の形態では、ID−負荷DB130に基づいて利用者Aに対応した負荷へと対応する制御内容を含む信号をリレー装置80a〜80dへと送信することによって負荷を制御するとして説明したが、利用者に合った操作画面の表示という目的からすると、個々の利用者IDごとに負荷を自動的に制御することまでは必須ではない。つまり、図9において、ステップS22,S23などはスキップするようにしてもよい。
(7)実施の形態では、ID−表示シートDB140(図4)は、表示シートごとに対応するIDの範囲を紐付けるデータ構成であったが、これに限らず図15のID-表示シートDB145に示すように、IDごとに対応する表示シートを紐付けるようにしてもよい。
また、図16に示すように、「表示シート名」172と「GROUP名」174とを対応付けたGROUP−表示シートDB170、「GROUP名」182と「ID」184とを対応付けたGROUP-IDDB180の両DBを記憶部116内に記憶させておき、表示シート決定部120は、両DBを参照して読み取られた利用者IDに対応する表示シート名を特定するようにしても構わない。
また、図16に示すように、「表示シート名」172と「GROUP名」174とを対応付けたGROUP−表示シートDB170、「GROUP名」182と「ID」184とを対応付けたGROUP-IDDB180の両DBを記憶部116内に記憶させておき、表示シート決定部120は、両DBを参照して読み取られた利用者IDに対応する表示シート名を特定するようにしても構わない。
(8)実施の形態では、図6に示すように、表示シートDB150は3個のタブとタブ毎の8個の操作キーを規定するデータ構成であったが、これに限らずデータ構成としては操作画面として表示に係る要素(GUI(Graphical User Interface)構成要素)であればよい。
このような要素の例としては、表示シートのタブの個数、各タブにおける操作キーの個数、各操作キーの位置や大きさ、各操作キーの文字の指定(フォント種類、フォントサイズ、文字装飾など。)、各操作キーの背景色などがある。
このような要素の例としては、表示シートのタブの個数、各タブにおける操作キーの個数、各操作キーの位置や大きさ、各操作キーの文字の指定(フォント種類、フォントサイズ、文字装飾など。)、各操作キーの背景色などがある。
これらの要素を表示シートDB150の内容として含めることで、利用者ID毎の表示シートの表示を実現することができる。
一例として、図17に示した操作画面240では、負荷L1を示す操作キー241は、それぞれ負荷L2〜L5を示す操作キー242〜244に比べて大きくなっている。このような表示は、例えば、表示シートDB150の内容として、キーのサイズを負荷L1は50×20と大きく設定し、負荷L2〜L5はそれぞれ22×10と小さく設定することで実現できる。
一例として、図17に示した操作画面240では、負荷L1を示す操作キー241は、それぞれ負荷L2〜L5を示す操作キー242〜244に比べて大きくなっている。このような表示は、例えば、表示シートDB150の内容として、キーのサイズを負荷L1は50×20と大きく設定し、負荷L2〜L5はそれぞれ22×10と小さく設定することで実現できる。
(9)実施の形態では、図11(b)に示すように、タブ1〜タブ3のタブのうちタブ1を選択状態にするとして説明したが、選択状態にするべきタブを切り換えるようにしてもよい。
例えば、タブ1は平日(月〜金曜日)昼間(8:00〜17:00)用のタブ、タブ2は平日夜間(17:00〜8:00)用のタブ、タブ3は休日(土・日曜日)用のタブとして、時間帯・曜日を分けて予め設定しておく。そして、利用者ID読み取り時点の時間帯・曜日に応じて、選択状態にするべきタブを切り換えるとしてもよい。
例えば、タブ1は平日(月〜金曜日)昼間(8:00〜17:00)用のタブ、タブ2は平日夜間(17:00〜8:00)用のタブ、タブ3は休日(土・日曜日)用のタブとして、時間帯・曜日を分けて予め設定しておく。そして、利用者ID読み取り時点の時間帯・曜日に応じて、選択状態にするべきタブを切り換えるとしてもよい。
負荷L1〜L15の照明器具の運用状況が、昼間と夜間あるいは平日と休日とで異なるのであれば、このように時間帯や曜日に応じて選択状態にするタブを切り換えることで、利用者により合った操作画面を表示することができる。
1 遠隔監視制御システム
10 伝送制御装置
80a〜80d リレー装置(負荷制御装置)
90a〜90d アナログスイッチ
100 タッチスイッチ(監視制御装置)
102 読取部
104 タッチパネル部
104a ディスプレイ
104b タッチセンサ
106 表示制御部
116 記憶部
120 表示シート決定部
140,145 ID−表示シートDB
150 表示シートDB
200,240 操作画面
221 タブ1
222 タブ2
223 タブ3
231〜238,241〜244 操作キー(操作ボタンキー)
300 タグ
400 ICカード(非接触ICカード)
L1−L15 負荷
AD アドレスデータ
CD 制御データ
10 伝送制御装置
80a〜80d リレー装置(負荷制御装置)
90a〜90d アナログスイッチ
100 タッチスイッチ(監視制御装置)
102 読取部
104 タッチパネル部
104a ディスプレイ
104b タッチセンサ
106 表示制御部
116 記憶部
120 表示シート決定部
140,145 ID−表示シートDB
150 表示シートDB
200,240 操作画面
221 タブ1
222 タブ2
223 タブ3
231〜238,241〜244 操作キー(操作ボタンキー)
300 タグ
400 ICカード(非接触ICカード)
L1−L15 負荷
AD アドレスデータ
CD 制御データ
Claims (5)
- 負荷を制御するための操作を受け付ける監視制御装置と、監視制御装置が受け付けた操作に基づいて負荷を制御する負荷制御装置とを備える監視制御システムにおける監視制御装置であって、
ディスプレイと、
前記ディスプレイに重ねられ、操作画面上のタッチ位置を検出するタッチセンサと、
利用者IDを読み取る読取手段と、
負荷の制御のための1以上の操作キーを含む操作画面を表示するための複数の表示用データを、利用者IDと対応付けて記憶する記憶手段と、
前記読取手段により読み取られた利用者IDに基づいて、前記複数の表示用データの中から1つを決定する決定手段と、
決定された表示用データを用いて前記1以上の操作キーを含む操作画面を前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、
前記タッチセンサが検出したタッチ位置に表示されている操作キーの入力を受け付ける入力受付手段と、
を備えることを特徴とする監視制御装置。 - 前記記憶手段は、前記複数の表示用データのうちの1つの表示用データに対して、複数の利用者IDを対応付けて記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。 - 前記操作画面は、それぞれ1以上の操作キーを含む複数のタブから構成され、
前記表示制御手段は、前記複数のタブを示す複数のタブキーと、複数のタブキーのうちの1つ選択状態に有るタブに含まれる1以上の操作キーを含む操作画面を前記ディスプレイに表示させ、
前記入力受付部が選択状態に無いタブキーの入力を受け付けると、前記表示制御手段は、入力を受け付けたタブキーに対応するタブに含まれる1以上の操作キーの表示へと表示を切り換える
ことを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。 - 前記読取手段は、電池を有し前記電池から供給された電力により利用者IDを送信するタグから、前記利用者IDを受信する
ことを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。 - 前記読取手段は、アンテナを含み、当該アンテナにかざされた非接触ICカードの電力を誘起させることにより当該非接触ICカードから前記利用者IDを受信する
ことを特徴とする請求項1に記載の監視制御装置。
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JP2016006686A (ja) * | 2015-09-08 | 2016-01-14 | カシオ計算機株式会社 | 情報処理装置及びプログラム |
-
2009
- 2009-09-25 JP JP2009221186A patent/JP2011071749A/ja not_active Withdrawn
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