JP2011070843A - 雌側端子金具 - Google Patents

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直人 杉江
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基義 鈴木
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Abstract

【課題】雄側端子金具の挿抜時の操作力が小さくて済み、雄側端子金具の挿抜作業が簡単にできる雌側端子金具を提供すること。
【解決手段】タブ3が挿入される角筒部45内に、タブ3を角筒部45内の導通接触面49に押圧する板ばね51が配置される雌側端子金具41において、タブ3の挿入に伴う板ばね51の移動方向に配置された角筒部45の後部壁61が板ばね51の後端摺接部69の移動を拘束しないように、角筒部45のばね係止部63,64と前記後部壁61との離間距離を設定する。これにより、タブ3の挿入時に板ばね51の両端が拘束されることを回避して、操作力の増加を抑止することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、雄側端子金具のタブを挿入可能な角筒部が一端に備えられた端子金具本体と、前記角筒部内に支持されて前記角筒部に挿入された前記タブを前記角筒部の導通接触面に押圧する板ばねと、を備えた雌側端子金具に関する。
図7及び図8は、従来の雌側端子金具を示したものである。
ここに示した雌側端子金具1は、下記特許文献1に開示されたもので、雄側端子金具のタブ3を挿入可能な角筒部5が一端に備えられた端子金具本体7と、角筒部5内に支持されて、角筒部5に挿入されたタブ3を角筒部5の導通接触面9に押圧する板ばね11と、を備えている。
端子金具本体7は、金属板のプレス成形品である。この端子金具本体7は、角筒部5の下部壁13の後端に、電線の芯線を圧着接続する芯線加締め片15と、電線の被覆部を固定する被覆加締め片17とが一体形成されている。
角筒部5は、挿入されたタブ3が摺接する導通接触面9を有した下部壁13と、この下部壁13の両側から立ち上がる両側壁19,19と、下部壁13と対向するように両側壁19,19の上端から延出した上部壁20,20と、タブ3の挿入方向(図8の矢印A方向)の先方に位置するように上部壁20の後端に垂下形成された後部壁21と、板ばね11を上部壁20側に位置決めするばね係止部23とを備えている。
ばね係止部23は、両側壁19,19の上端部に形成された四角形の開口である。
図7には、雌側端子金具1に並べて、板ばね11単体の斜視図を載せている。
板ばね11も、金属板のプレス成形品である。板ばね11は、タブ3を導通接触面9に押圧するばね部本体25と、このばね部本体25の前端に一体形成されて上部壁20に摺動可能に当接する前端摺接部27と、ばね部本体25の後端に一体形成されて上部壁20に摺動可能に当接する後端摺接部29と、ばね係止部23に係合してタブ3の挿抜方向への移動が規制される筒部係合部31と、を備えている。
ばね部本体25は、前後方向(図7の矢印B方向)の中央部が下部壁13に向かって凸の撓み形状に成形されていて、中央部によってタブ3を導通接触面9に押圧接触させる。板ばね11の前後方向は、角筒部5におけるタブ3の挿抜方向である。
筒部係合部31は、角筒部5のばね係止部23に嵌入する角板状の突片である。筒部係合部31の前後方向の寸法L1は、ばね係止部23の前後方向の寸法L2よりも小さく設定されていて、これらの寸法差の分だけ、板ばね11は前後方向にスライド可能に支持される。
筒部係合部31は、前端摺接部27の両側端から延出するガイド側壁33の上縁に突設されている。ガイド側壁33は、角筒部5の両側壁19,19の内側に摺動可能に当接するように、前端摺接部27の両側に設けられている。
特開2006−12741号公報
ところで、上記雌側端子金具1では、角筒部5にタブ3が挿入されていない状態では、図9(a)に示すように、後端摺接部29の後端は、適宜距離L3だけ角筒部5の後部壁21から離れている。
この距離L3は、筒部係合部31の前後方向への移動を許容するばね係止部23内の遊び量よりも大きく設定されている。
従って、角筒部5へのタブ3の挿入開始時に、タブ3に押されて板ばね11が後部壁21側にスライドし、筒部係合部31の後端がばね係止部23の後端に当接しても、後端摺接部29が後部壁21に衝突することはない。
しかし、ばね係止部23と筒部係合部31との係合によって後部壁21側へのスライド移動が規制されていても、タブ3の挿入によってばね部本体25が上部壁20側に弾性変位すると、ばね部本体25が後方に伸びるために、後端摺接部29が上部壁20上を後部壁21側に摺動移動する。
ばね部本体25が上部壁20側に弾性変位した時のばね部本体25の前後方向への伸び量は、タブ3やばね部本体25自体の寸法誤差の影響で変動し易い。ばね部本体25の前後方向への伸び量を十分に考慮していない従来の雌側端子金具1では、ばね部本体25が後方に伸びた時に、図9(b)に示すように、後端摺接部29が後部壁21に当接することがあった。
後端摺接部29が後部壁21に当接すると、ばね部本体25の伸びは図9(b)に矢印Cで示すように、前方に向かう。しかし、従来の雌側端子金具1では、ばね係止部23で許容するスライド量が小さいため、筒部係合部31がばね係止部23の前端に当接した状態になる。
結局、ばね部本体25は、図9(c)に示すように、前方への伸びは筒部係合部31とばね係止部23との当接D1により拘束され、後方への伸びは後端摺接部29と後部壁21との当接D2により拘束される。このように、ばね部本体25の両端が拘束されて伸びができない状態では、ばね部本体25は上部壁20側に弾性変形し難くなり、タブ3の挿入時に大きな操作力が必要になる。そのため、雄側端子金具の挿抜作業が困難になるとい問題が生じた。
そこで、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、雄側端子金具の挿抜時の操作力が小さくて済み、雄側端子金具の挿抜作業が簡単にできる雌側端子金具を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)雄側端子金具のタブを挿入可能な角筒部が一端に備えられた端子金具本体と、前記角筒部内に支持されて、前記角筒部に挿入された前記タブを前記角筒部の導通接触面に押圧する板ばねと、を備え、
前記角筒部は、挿入された前記タブが摺接する前記導通接触面を有した下部壁と、該下部壁の両側から立ち上がる両側壁と、前記下部壁と対向するように前記側壁の上端から延出した上部壁と、前記タブの挿入方向の先方に位置するように前記上部壁の後端に垂下形成された後部壁と、前記板ばねを前記上部壁側に位置決めするばね係止部とを備え、
前記板ばねは、前後方向の中央部が前記下部壁に向かって凸の撓み形状に成形されて前記タブを前記導通接触面に押圧するばね部本体と、このばね部本体の前端に一体形成されて前記上部壁に摺動可能に当接する前端摺接部と、前記ばね部本体の後端に一体形成されて前記上部壁に摺動可能に当接する後端摺接部と、前記ばね係止部に係合して前記タブの挿抜方向への移動が規制される筒部係合部と、を備えた雌側端子金具であって、
前記タブの挿入時に前記後部壁が前記後端摺接部の移動を拘束しないように、前記ばね係止部と前記後部壁との離間距離を設定したことを特徴とする雌側端子金具。
(2)前記ばね係止部は、前記上部壁から前記下部壁に向かって延出したスライド移動規制片を備え、
前記筒部係合部は、前記前端摺接部に一体形成されて、前記スライド移動規制片の前端に当接することによって前記板ばねの後端側への移動を規制する第1のスライド規制部と、前記後端摺接部に一体形成されて、前記スライド移動規制片の後端に当接することにより、前記板ばねの前端側への移動を規制する第2のスライド規制部と、を備えたことを特徴とする上記(1)に記載の雌側端子金具。
上記(1)の構成によれば、タブの角筒部への挿入初期には、タブの挿入に伴って、板ばねが上部壁上を後方にスライド移動する。スライド移動量が所定量に達すると、角筒部に装備されたばね係止部と筒部係合部との係合によって板ばねの後方へのスライド移動が規制される。そして、更にタブが角筒部に挿入されると、ばね部本体の上部壁側への弾性変位に伴い、ばね部本体に伸びが発生する。この伸びによって、板ばねの後端摺接部が上部壁上を後方に摺動するが、ばね係止部と後部壁との離間距離が十分に設定されているため、板ばねの後端摺接部が角筒部の後部壁に干渉することはない。
即ち、上記(1)の構成では、タブの挿入操作時に、ばね部本体は両端が拘束された状態にはならず、ばね部本体の伸びに応じて後端摺接部は自由に後方に摺動できるため、ばね部本体が自由に弾性変位することができる。
従って、雄側端子金具の挿抜時の操作力が小さくて済み、雄側端子金具の挿抜作業が簡単にできる。
上記(2)の構成によれば、筒部係合部に備える第1のスライド規制部や第2のスライド規制部は、スライド移動規制片が延出する上部壁と平行な平板状でよく、曲げ加工を要せずに簡単に前端摺接部や後端摺接部に一体形成することができる。
従って、板ばねの構造が単純になり、板ばねの製造を容易にすることができる。
本発明による雌側端子金具によれば、タブの挿入操作時に、ばね部本体は両端が拘束された状態にはならず、ばね部本体の伸びに応じて後端摺接部は自由に後方に摺動できるため、ばね部本体が自由に弾性変位することができる。
従って、雄側端子金具の挿抜時の操作力が小さくて済み、雄側端子金具の挿抜作業が簡単にできる。
本発明に係る雌側端子金具の一実施形態の斜視図である。 図1に示した雌側端子金具の角筒部の縦断面図である。 図2の角筒部に収容されている板ばねの斜視図である。 図2のD−D断面図である。 図3に示した板ばねの第1のスライド規制部及び第2のスライド規制部と、角筒部のスライド移動規制片との位置関係を示す拡大図である。 一実施形態の雌側端子金具にタブが挿抜される際の板ばねの動作説明図で、(a)はタブの挿入初期の動作説明図、(b)はタブの挿入中期の動作説明図、(c)はタブの挿入後期の動作説明図である。 従来の雌側端子金具の斜視図である。 従来の雌側端子金具の要部断面図である。 従来の雌側端子金具にタブが挿抜される際の板ばねの動作説明図で、(a)はタブの挿入前の動作説明図、(b)はタブの挿入中期の動作説明図、(c)はタブの挿入後期の動作説明図である。
以下、本発明に係る雌側端子金具の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図5は本発明に係る雌側端子金具の一実施形態を示したものである。
この一実施形態の雌側端子金具41は、雄側端子金具のタブ3(図6参照)を挿入可能な角筒部45が一端に備えられた端子金具本体47と、角筒部45内に支持されて、角筒部45に挿入されたタブ3を角筒部45の導通接触面49に押圧する板ばね51と、を備えている。
端子金具本体47は、金属板のプレス成形品である。この端子金具本体47は、角筒部45の下部壁53の後端に、電線の芯線を圧着接続する芯線加締め片55と、電線の被覆部を固定する被覆加締め片57とが一体形成されている。
角筒部45は、挿入されたタブ3が摺接する導通接触面49を有した下部壁53と、この下部壁53の両側から立ち上がる両側壁59,59と、下部壁53と対向するように両側壁59,59の上端から延出した上部壁60,60と、タブ3の挿入方向(図2の矢印E方向)の先方に位置するように上部壁60の後端に垂下形成された後部壁61と、板ばね51を上部壁60側に位置決めするばね係止部としての上下位置規制片63及びスライド移動規制片64とを備えている。
上下位置規制片63は、側壁59の一部を角筒部45の内部に折り曲げることによって形成されている。上下位置規制片63は、図2及び図4に示すように、上部壁60と平行に、角筒部45の内部に突出している。上下位置規制片63は、上部壁60との間に板ばね51の側縁を挟んで、板ばね51を上部壁60側に位置決めしている。
スライド移動規制片64は、上部壁60の一部を切り起こすことで、上部壁60に一体形成されている。スライド移動規制片64は、上部壁60から下部壁53に向かって延出した突片である。
板ばね51も、金属板のプレス成形品である。板ばね51は、図2及び図3に示すように、タブ3を導通接触面49に押圧するばね部本体65と、このばね部本体65の前端に一体形成されて上部壁60に摺動可能に当接する前端摺接部67と、ばね部本体65の後端に一体形成されて上部壁60に摺動可能に当接する後端摺接部69と、ばね係止部であるスライド移動規制片64に係合してタブ3の挿抜方向への移動が規制される筒部係合部71と、を備えている。
ばね部本体65は、前後方向(図3の矢印F方向)の中央部が下部壁53に向かって凸の撓み形状に成形されていて、中央部によってタブ3を導通接触面49に押圧接触させる。板ばね51の前後方向は、角筒部45におけるタブ3の挿抜方向である。
本実施形態の場合、筒部係合部71は、図3に示すように、第1のスライド規制部73と、第2のスライド規制部75とから構成されている。
第1のスライド規制部73は、前端摺接部67に一体形成されて、スライド移動規制片64の前端に当接することによって板ばね51の後端側への移動を規制する。第2のスライド規制部75は、後端摺接部69に一体形成されて、スライド移動規制片64の後端に当接することにより、板ばね51の前端側への移動を規制する。
図4に示すように、筒部係合部71を構成している第1のスライド規制部73と第2のスライド規制部75は、板ばね51の両側縁に装備されている。
また、第1のスライド規制部73と第2のスライド規制部75は、いずれも、上部壁60に平行な平板状である。従って、両側の第1のスライド規制部73,73は、前端摺接部67に一枚の平板状に連なっている。また、両側の第2のスライド規制部75,75は、後端摺接部69に一枚の平板状に連なっている。
筒部係合部71を構成する第1のスライド規制部73と第2のスライド規制部75との間は、切り欠き76により、切り離されている。
図5に示すように、第1のスライド規制部73や第2のスライド規制部75は、スライド移動規制片64との間に隙間S1,S2が残るように、位置が設定されている。これらの隙間S1,S2は、角筒部45にタブ3が挿抜された時に、板ばね51が角筒部45の前後方向にスライド移動するための遊びとなっている。
また、図4に示すように、後部壁61と後端摺接部69との間には、後端摺接部69の移動を許容する離間距離(空隙)S3が確保されている。この離間距離S3は、タブ3の挿入時に後部壁61が後端摺接部69の移動を拘束しないように設定されている。
具体的には、板ばね51がスライド移動規制片64に対して図6(a)に示す位置関係(図5に示した位置関係と同一である)にある状態で、角筒部45にタブ3が挿入されたとする。図6に示す矢印G,Hは、タブ3の挿入方向、又は抜去方向である。
タブ3が挿入されると、図6(b)に矢印Jで示すように、タブ3に押されて板ばね51が後部壁61側にスライド移動する。そして、スライド移動規制片64の前端が第1のスライド規制部73に当接すると、板ばね51は後部壁61にそれ以上移動できなくなる。
そして、更にタブ3が挿入されると、タブ3による押圧でばね部本体65が上部壁60側に弾性変位する。図6(b)では、弾性変位する前のばね部本体65の位置を破線で示している。
この弾性変位に伴い、ばね部本体65には後方(タブ3の挿入方向)に伸びが生じる。ばね部本体65の伸びを拘束する部材がなく、ばね部本体65が自由に伸びることができる場合に、タブ3や板ばね51の寸法誤差も考慮して、この伸びの最大値S4を、推定する。そして、この伸びの最大値S4が生じているときの後端摺接部69の後端から第1のスライド規制部73までの距離をS5とする。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、スライド移動規制片64の前端から後部壁61までの距離をS6とすると、S6>S5の関係が常時成立するように、各部の寸法設定をしている。このようにS6を設定すれば、前述の離間距離S3は、タブ3の挿入時に後部壁61が後端摺接部69の移動を拘束しない値となる。
角筒部45からタブ3を抜去する時には、図6(c)に示すように、抜去の初期は、タブ3の移動に伴って、板ばね51が前方に移動する。そして、第2のスライド規制部75がスライド移動規制片64の後端に当接すると、ばね部本体65は、前方へそれ以上移動できなくなる。そして、更にタブ3が抜き出されると、それに伴い、上部壁60側に弾性変位していたばね部本体65は、図に破線で示すように、復元していく。
以上に説明した雌側端子金具41では、タブ3の角筒部45への挿入初期には、図6(a)に示したように、タブ3の挿入に伴って、板ばね51が上部壁上を後方にスライド移動する。スライド移動量が所定量に達すると、図6(b)に示したように、角筒部45に装備されたばね係止部64と第1のスライド規制部73との係合によって板ばね51の後方へのスライド移動が規制される。
そして、更にタブ3が角筒部45に挿入されると、ばね部本体65の上部壁側への弾性変位に伴い、ばね部本体65に伸びが発生する。この伸びによって、板ばね51の後端摺接部69が上部壁上を後方に摺動するが、ばね係止部64と後部壁61との離間距離S5が十分に設定されているため、板ばね51の後端摺接部69が角筒部45の後部壁61に干渉することはない。
即ち、一実施形態に示した雌側端子金具41の構成では、タブ3の挿入操作時に、ばね部本体65は両端が拘束された状態にはならず、ばね部本体65の伸びに応じて後端摺接部69は自由に後方に摺動できるため、ばね部本体65が自由に弾性変位することができる。
従って、雄側端子金具の挿抜時の操作力が小さくて済み、雄側端子金具の挿抜作業が簡単にできる。
更に、一実施形態に示した雌側端子金具41では、ばね係止部として、前記上部壁から前記下部壁53に向かって延出したスライド移動規制片64を備えている。また、筒部係合部71としては、第1のスライド規制部73と第2のスライド規制部75とを備えている。そして、第1のスライド規制部73は、前端摺接部67に一体形成されて、スライド移動規制片64の前端に当接することによって板ばね51の後端側への移動を規制する構成である。また、第2のスライド規制部75は、後端摺接部69に一体形成されて、スライド移動規制片64の後端に当接することにより、板ばね51の前端側への移動を規制する構成である。
そのため、筒部係合部71に備える第1のスライド規制部73や第2のスライド規制部75は、図3にも示したように、スライド移動規制片64が延出する上部壁60と平行な平板状でよく、曲げ加工を要せずに簡単に前端摺接部67や後端摺接部69に一体形成することができる。
従って、板ばね51の構造が単純になり、板ばね51の製造を容易にすることができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
3 タブ
41 雌側端子金具
45 角筒部
49 導通接触面
51 板ばね
53 下部壁
59 側壁
60 上部壁
61 後部壁
63 上下位置規制片(ばね係止部)
64 スライド移動規制片(ばね係止部)
65 ばね部本体
67 前端摺接部
69 後端摺接部
71 筒部係合部
73 第1のスライド規制部
75 第2のスライド規制部
76 切り欠き

Claims (2)

  1. 雄側端子金具のタブを挿入可能な角筒部が一端に備えられた端子金具本体と、前記角筒部内に支持されて、前記角筒部に挿入された前記タブを前記角筒部の導通接触面に押圧する板ばねと、を備え、
    前記角筒部は、挿入された前記タブが摺接する前記導通接触面を有した下部壁と、該下部壁の両側から立ち上がる両側壁と、前記下部壁と対向するように前記側壁の上端から延出した上部壁と、前記タブの挿入方向の先方に位置するように前記上部壁の後端に垂下形成された後部壁と、前記板ばねを前記上部壁側に位置決めするばね係止部とを備え、
    前記板ばねは、前後方向の中央部が前記下部壁に向かって凸の撓み形状に成形されて前記タブを前記導通接触面に押圧するばね部本体と、このばね部本体の前端に一体形成されて前記上部壁に摺動可能に当接する前端摺接部と、前記ばね部本体の後端に一体形成されて前記上部壁に摺動可能に当接する後端摺接部と、前記ばね係止部に係合して前記タブの挿抜方向への移動が規制される筒部係合部と、を備えた雌側端子金具であって、
    前記タブの挿入時に前記後部壁が前記後端摺接部の移動を拘束しないように、前記ばね係止部と前記後部壁との離間距離を設定したことを特徴とする雌側端子金具。
  2. 前記ばね係止部は、前記上部壁から前記下部壁に向かって延出したスライド移動規制片を備え、
    前記筒部係合部は、前記前端摺接部に一体形成されて、前記スライド移動規制片の前端に当接することによって前記板ばねの後端側への移動を規制する第1のスライド規制部と、前記後端摺接部に一体形成されて、前記スライド移動規制片の後端に当接することにより、前記板ばねの前端側への移動を規制する第2のスライド規制部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の雌側端子金具。
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