JP2011069451A - クランプ式管継手の構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クランプユニットCUは、押さえ駒12と、ベース駒10と、リンク部材14を備え、一方、ベース駒と押さえ駒の右端部側には締結用のボルト16が貫通している。ボルトの6角頭部16aは、レールRの開口部Raを介してレール内部Rbに到っており、レール内部に配置された係止部材22に係止される。ナット18を回すことにより、6角頭部は係止部材を上方へ押圧し、それにより係止部材は、レールの上側内面と接触し、押さえ駒は下方へ付勢され、その結果、ベース駒の2箇所と合わせ、3点でフランジ部を支持固定する。
【選択図】図1
Description
また、特許文献4には、複数の手動弁と、これらを一列に配列した状態で取り付けるとともに、内部にこれら手動弁に連通する流路を形成した流路ブロックとを備えた集積弁ユニットが示されている。
また、特許文献2乃至4に示される集積化ガスパネルの構造は、いずれも底部に流路ブロックを有する構造をしており、このブロック内の流路の加工、組付けのための手間は非常に大きく、したがって、コストもかかる。また、ブロック内部に管継手を形成しているので、その該当箇所だけを簡単に取り外しできる構造ではなく、メンテナンス上での問題がある。また、底部のブロック構造ではV字状にまたはコの字状に流路が形成されるので流体の流路抵抗が大きい。
対向する一対の管路部材端部にそれぞれフランジ部が形成され、同各フランジ部外周面には前記対向側と反対方向に下り勾配の傾斜面を設けてなる前記一対の管路部材端部を締結する管継手の構造において、
前記下り勾配の傾斜面と同一勾配の対向した傾斜面を持ち断面が略V字状をしたV溝部の一対を隣接して所定角度に対向配置したベース駒と、
前記ベース駒と同じ対向した傾斜面を有し断面が略V字状をしたV溝部が形成された押さえ駒と、
前記ベース駒および押さえ駒の一端部側に回動可能に結合されたリンク片と、
前記ベース駒および押さえ駒の他端部側に形成された貫通孔に挿通される軸体を備え、予め前記ベース駒および押さえ駒の各V溝部に挿入配置された前記一対の管路部材端部を、前記軸体を介し前記押さえ駒をベース駒の方へ押付けることにより締結する締結手段、
とからなることを特徴とする。
その場合、前記締結手段は、前記軸体と、同軸体と前記ベース駒とを固定する手段とからなり、前記軸体の上部にはネジ部および同ネジ部に螺合するナットが設けられ、前記押付け駒は前記ナットの回転によりベース駒の方へ押付けられるよう攻勢することができる。
また、その場合、前記固定手段は、底部が取付面上に固定され上面中央部の長手方向に開口部を有する断面4角状のレールと、前記軸体の下端部をレール上部面の内側に係止させる係止部材と、を備え、前記ベース駒の底部は前記レール上面に配置され、同底部の軸体貫通孔近傍は前記開口部に嵌り込んでおり、前記開口部を介して前記軸体の下端部はレール内部に達し前記係止部材により係止されるよう構成することができる。
対向する一対の管路部材端部にそれぞれフランジ部が形成され、同各フランジ部外周面には前記対向側と反対方向に下り勾配の傾斜面を設けてなる前記一対の管路部材端部を締結する管継手の構造において、
前記下り勾配の傾斜面と同一勾配の対向した傾斜面を持ち断面が略V字状をしたV溝部の一対を隣接して所定角度に対向配置したベース駒と、
前記ベース駒と同じ対向した傾斜面を有し断面が略V字状をしたV溝部が形成された押さえ駒と、
前記ベース駒および押さえ駒の一端部側に回動可能に結合されたリンク片と、
前記ベース駒および押さえ駒の他端部側に形成された貫通孔に挿通される軸体を備え、予め前記ベース駒および押さえ駒の各V溝部に挿入配置された前記一対の管路部材端部を、前記軸体を介し前記押さえ駒をベース駒の方へ押付けることにより締結する締結手段、
とから構成されているので、
クランプ作業が確実、簡単である。
前記締結手段は、前記軸体と、同軸体と前記ベース駒とを固定する手段とからなり、前記軸体の上部にはネジ部および同ネジ部に螺合するナットが設けられ、前記押付け駒は前記ナットの回転によりベース駒の方へ押付けられるので、簡単な構造で本発明を実施可能である。
請求項2記載の本発明によるクランプ式管継手によれば、
前記固定手段は、底部が取付面上に固定され上面中央部の長手方向に開口部を有する断面四角状のレールと、前記軸体の下端部をレール上部面の内側に係止させる係止部材と、を備え、前記ベース駒の底部は前記レール上面に配置され、同底部の軸体貫通孔近傍は前記開口部に嵌り込んでおり、前記開口部を介して前記軸体の下端部はレール内部に達し前記係止部材により係止されるので、従来の底部ブロックのようなものが不要であり配管のレイアウトが自在に変更でき、且つ集積化も容易であり、集積化ガスパネルのコストを大幅に低減することが可能である。
図1は本発明によるクランプ式管継手の構造を示すもので、(a)はフランジ部を有する一対の管路部材端部を締結した状態のクランプ式管継手の平面図、(b)は一対の管路部材端部を締結した状態のクランプ式管継手の正面図、(c)は(b)のA−A線矢視図であり、(d)は(b)の側面図である。
参照符号14は、リンク部材であって、ベース駒10と押さえ駒12の左端部側にピン14aをカシメて取り付けられる。一方、ベース駒10と押さえ駒12の右端部側にはボルト16の6角頭部16aを下にして貫通させる貫通孔が設けられている。図示のように、ボルト16の6角頭部16aは、レールRの開口部Raを介してレール内部Rbに到っており、レール内部Rbに配置された係止部材22に係止される。すなわち、ボルト16の6角頭部16aは、係止部材22の中央部に6角頭部16aの辺と当接するよう形成した平行溝22a内に配置される。ボルト16の上端部にはネジ部が設けられ、ナット18が螺着している。
図(c)に示されるように、係止部材22は、レール内部Rbで回転できないような長さになっておりレールにより回り止めされる。またその幅はレールRの開口幅Wより小さくされているのでボルト16の6角頭部16aとともにレール内部Rbに挿入することができる。
また、ナット18を回すことにより、押さえ駒12は下方へ付勢され、その結果ベース駒10の2箇所と合わせて、3点でフランジ部を支持固定する。
図2は、本発明を適用した集積化ガスパネルの配置を示しており、(a)はその平面図、(b)は(a)のB−B線矢視図、(c)は(a)の配管の一部を取り出した平面図、(d)は(c)のC−C線矢視図である。
図(b)、(d)に示すように、配管の高さは各クランプユニットの3点クランプの中心位置に統一して形成されており、従来のような底部ブロックを必要としないようになっている。各配管の間隔はピッチPで示され、レール間隔は2Pで示される。
また、図(c)に示されるように、一本のレールR2に2系列の集積化スティックを兼ねさせることができるものである。
この場合では、フロア面への取り付けは、図1(b)でボルト20による取付作業が軽減される。
12 押さえ駒
14 リンク部材
16 ボルト
16a 6角頭部
16b 止め輪
18 ナット
20 ボルト
22 係止部材
22a 溝
50 一体型レール
CU、CU1、CU2、CU3 クランプユニット
FL フロア面
L1 レール中心線
R、R1、R2、R3 レール
Ra レール開口部
Rb レール内部
SL 傾斜面
T,T1、T2 配管
T1f、T2f フランジ部
VU1、VU2 バルブユニット
W レール開口部幅
Claims (3)
- 対向する一対の管路部材端部にそれぞれフランジ部が形成され、同各フランジ部外周面には前記対向側と反対方向に下り勾配の傾斜面を設けてなる前記一対の管路部材端部を締結する管継手の構造において、
前記下り勾配の傾斜面と同一勾配の対向した傾斜面を持ち断面が略V字状をしたV溝部の一対を隣接して所定角度に対向配置したベース駒と、
前記ベース駒と同じ対向した傾斜面を有し断面が略V字状をしたV溝部が形成された押さえ駒と、
前記ベース駒および押さえ駒の一端部側に回動可能に結合されたリンク片と、
前記ベース駒および押さえ駒の他端部側に形成された貫通孔に挿通される軸体を備え、予め前記ベース駒および押さえ駒の各V溝部に挿入配置された前記一対の管路部材端部を、前記軸体を介し前記押さえ駒をベース駒の方へ押付けることにより締結する締結手段、
とからなる管継手の構造。 - 前記締結手段は、前記軸体と、同軸体と前記ベース駒とを固定する手段とからなり、前記軸体の上部にはネジ部および同ネジ部に螺合するナットが設けられ、前記押付け駒は前記ナットの回転によりベース駒の方へ押付けられることを特徴とする請求項1に記載された管継手の構造。
- 前記固定手段は、底部が取付面上に固定され上面中央部の長手方向に開口部を有する断面四角状のレールと、前記軸体の下端部をレール上部面の内側に係止させる係止部材と、を備え、前記ベース駒の底部は前記レール上面に配置され、同底部の軸体貫通孔近傍は前記開口部に嵌り込んでおり、前記開口部を介して前記軸体の下端部はレール内部に達し前記係止部材により係止されることを特徴とする請求項2に記載された管継手の構造。
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---|---|---|---|---|
JP2006322545A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Mitsubishi Electric Corp | 真空接続装置 |
JP2007005020A (ja) * | 2005-06-21 | 2007-01-11 | Japan Atomic Energy Agency | 遠隔配管着脱装置 |
JP2007147011A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Ihara Science Corp | 継手構造 |
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