JP2006322545A - 真空接続装置 - Google Patents

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Shinichi Masuno
真一 益野
Fumihiko Kashima
文彦 加島
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Abstract

【課題】ダクト先端に設けられたフランジを対向させ、対向面の間にガスケットを挟み、両フランジを締結部材で締結して真空シールする真空接続装置において、様々なダクト形状に対応して、フランジの脱着が容易にできる真空接続装置を得る。
【解決手段】両フランジ2,4の外形を矩形状とし、対向面の裏面側に一組の対辺に向かって薄くなるようなテーパ面2a,4aを形成し、テーパ面2a,4aに係合する断面V字状の溝部6a,7aが形成された一対のクランプ6,7でフランジ2,4を挟み、溝部6a,7aをテーパ面2a,4aに圧接させる方向に締付具10で締め付けるように構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、超高真空を必要とする真空ダクトや真空チャンバ等の接続部に用いられて真空状態を保つための真空接続装置に関するものである。
例えば、シンクロトロン等の物理実験施設、又は粒子線治療装置等に用いられる加速器のビームダクトでは、ダクト内部を真空状態に保ちダクト同士の接続部において気体漏れが無いように、接続部には真空フランジが使用されている。このような真空接続部に関する従来の技術としては、例えば、接続されるパイプの端部に、それぞれコンフラットフランジ(商標、以下、CFフランジと略す)が対向するように設けられており、両CFフランジ間に形成された環状スペース内に金属ガスケットを挟み込み、両CFフランジの外周部近傍に設けられた数個〜数十個の貫通穴に締め付けボルトを挿入し、この締め付けボルトとナットにより両CFフランジを締めつけるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、フランジ締結部の締結作業を容易にするための技術としては、例えば、図4に示すように、テーパ型フランジとクランプによりフランジ同士を締結する接続方法が知られている。図4(b)の断面図に示すように、パイプの一端側に外周面がテーパ形状に形成されているテーパフランジ21が形成され、対向する他端側にも同様のテーパフランジ22が形成され、間にOリング23とセンターリング24とを挟み、両フランジの外周の両側からフランジ21,22のテーパ部に係合するクランプ25,26によって締め上げることにより、真空シール結合するように構成されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−207691号公報(第3頁、図l) 特開平8−210572号公報(第2頁、図1)
従来の真空装置は上述のように構成されているため、特許文献1のようなフランジ構造を、長方形又は楕円形等をした断面形状が大きなダクトの真空接続部に適用しようとすれば、それに伴ってフランジの外形が大きくなり締結ボルトの本数が増えるので、接続部の締め付けに多くの時間と労力が必要となってくる。このため、真空接続装置の使用場所が、例えば、放射線管理区域等のような長時間作業をすることが危険な場所の場合には、メンテナンス性が悪いという問題点があった。さらに、締め付け用のボルト・ナットは、CFフランジの軸方向からから差し込んで締結するので、真空接続部の周辺に他の装置を配置する場合、CFフランジと他機器の間にボルト挿入用の空間を確保する必要があるなどの問題点があつた。
締結作業を簡素化するために、特許文献2に示すようなクランプを用いて締め付ける方法があるが、これは主に小口径の真空配管や真空ポンプ、真空バルブ用である。シンクロトロン等の物理実験施設、又は粒子線治療装置等に用いられる加速器のビームダクトや真空チヤンバー等では、それらに比較すると大口径である場合が多く、特許文献2に示すクランプ式をそのまま適用するには、締め付け力確保の点から問題があつた。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、特に大口径となるような様々なダクト形状に対応して、フランジの脱着が容易にできる真空接続装置を得ることを目的とする。
この発明に係わる真空接続装置は、一対のフランジを対向させ、対向面の間にガスケットを挟み、両フランジを締結部材で締結することにより対向面を真空シールする真空接続装置において、両フランジは、外形が矩形状であって、対向面の裏面側に一組の対辺に向かって薄くなるようなテーパ面が形成されており、締結部材は、テーパ面に係合する断面V字状の溝部が形成された一対のクランプと、溝部をテーパ面に圧接させる方向に両クランプを締め付ける締付具とで構成したものである。
この発明の真空接続装置によれば、対向面の裏面側にテーパ面が形成された、矩形状をした一対のフランジの間にガスケットを挟み、テーパ面を持つ対辺側から、テーパ面に係合するV字状の溝部が形成された一対のクランプで挟み、両クランプを締付具で締め付けるようにしたので、締付具の個数を削減して十分な締め付け力が得られるため、フランジの脱着の作業時間を大幅に削減することができる。
実施の形態1.
以下、この発明を図に基づいて説明する。図1は実施の形態1による真空接続装置であり、(a)は正面図、(b)は(a)のb−bから見た一部断面で示す側面図である。図のように、ダクト1の端部に設けられたフランジ2とダクト3の端部に設けられたフランジ4とを対向させ、対向面の間にガスケット5を挟み、両フランジ2,4を後述の締結部材で締結することにより対向面を真空シールするようになっている。
先ず、フランジ2,4の形状を説明する。
それぞれのフランジ2,4の外形は、矩形状をしており、両フランジ2,4とも、対向面の裏面側には、一組の対辺に向かって薄くなるようなテーパ面2a及び4aが形成されている。対向面側には、ダクトを取り囲むように、環状のガスケット5を挿入するための凹部が形成され、更に、ガスケット5と当接する面には、拡大図に示すように、ガスケット5の形状に合わせて環状にナイフエッジ2b及び4bが突設されている。なお、この場合のガスケット5の材質は、例えば、無酸素銅のような軟質金属である。
次に、締付部材について説明する。
締付部材は、フランジ2,4のテーパ面2a,4aに係合する断面V字状の溝部6aが形成されたクランプ6と、同様に、フランジ2,4のテーパ面2a,4aに係合する断面V字状の溝部7aが形成されたクランプ7と、各溝部6a,7aをテーパ面2a,4aに圧接させる方向に両クランプ6,7を締め付けるねじ棒8,ナット9(ワッシャを含む)とで構成されている。ねじ棒8とナット9で締付具10を構成する。クランプ6,7の幅方向の両端部には、ねじ棒8を通すための貫通穴6b,7bが設けられている。
また、ガスケット5のコーナ部の締め付け力確保のため、クランプ6,7の高さ方向(図では上下方向)は、中央部に比べ両端部を、より中心部付近まで延長させている。
次に、フランジの締結方法について説明する。
両フランジ2,4の対向面のガスケット溝にガスケット5を挿入し、両フランジの2,4のテーパ面を有する対辺側から、クランプ6,7の溝部6a,7aをテーパ面2a、4aに係合させて挟み、クランプ6,7の両端部に設けた貫通穴6b,7bにねじ棒8を貫通させ、その両端からナット9を螺合させる。このとき、ねじ棒8が共回りしないように、ねじ棒8の一端側には掴み代として2面幅8aを設けている。ナット9を締め付けることにより、クランプ6,7の溝部6a,7aがテーパ面2a、4aに圧接されて、両フランジ2,4が締め付けられ、対向面に設けたナイフエッジ2b,4bがガスケット5に食い込んで対向面が真空シールされる。これにより、ダクト1,3に接続される真空機器が高真空を保つことができる構造となっている。
図2は、実施の形態1の応用例として、別の形態例を示す真空接続装置の正面図である。図1と同等部分は同一符号を付し説明は省略する。図1では、断面が矩形状のダクトの長辺方向に対応するフランジの対辺側にテーパ面を形成したものについて説明したが、図2に示すように、ダクトの形状が正方形に近い場合は、フランジ2,4のダクト短辺方向に対応する対辺側にテーパ面を形成し、クランプ6,7をその方向から取り付けるようにしても良い。短辺方向を図のように左右方向に配置すれば、ねじ棒8の挿入方向も左右方向となり、締め付け時においてナット9により仮止めしていなくても、ねじ棒8が脱落することがないため、分解、組立時の作業性が向上する。
なお、フランジ2,4に接続されるダクト1,3は、断面矩形状のものを示したが、矩形状以外にも、例えば、楕円状や円形状でも良い。但し、正方形や円形より一方が長い形状に対して、本発明はより効果的である。
また、フランジのガスケット溝とガスケットは、ナイフエッジ型の溝と金属ガスケットの組み合わせの場合について説明したが、これに限定するものではなく、フランジの片側又は両側に断面コの字状の溝を設け、Oリングを使用するようなものでも良い。
また、締付具10はねじ棒8とナット9としたが、ボルトとナットの組み合わせや、一方のクランプにねじを設け他方のクランプには貫通穴を設けて、貫通穴側からボルトを挿入して締め付ける構造でも良い。また貫通穴とせずに外側に開放したU字溝とすれば、ねじ棒又はボルトの挿入が容易となる。
以上のように、本実施の形態の発明によれば、一対のフランジの対向面間にガスケットを挟み、両フランジを締結部材で締結することにより真空シールする真空接続装置において、両フランジの外形を矩形状とし、対向面の裏面側に一組の対辺に向かって薄くなるようなテーパ面を形成し、テーパ面に係合する断面V字状の溝部が形成された一対のクランプでフランジを挟み、溝部をテーパ面に圧接させる方向に締付具で締め付けるように構成したので、少ない締付具(例えば、2本のねじ棒とナット)でクランプを締め付けるだけでフランジの締結ができるため、多くのボルト・ナットを締め付ける必要がなく、フランジの脱着を素早く容易に行うことができる。従って、例えば、放射線管理区域等のような長時間作業をすることが危険な場所に適用すれば、大きな効果を期待できる。
また、ねじ棒はフランジの軸に直角方向から挿入されるので、軸方向にボルトを挿入するための空間を確保する必要が無くなり、例えば、真空容器等の機器が複雑に入り組んで配置されている場合でも、装置の組立、解体が容易にできる。
また、ガスケットは金属ガスケットとし、両フランジの対向面のガスケット当接面には環状にナイフエッジを突設して、ナイフエッジに金属ガスケットを食い込ませることにより真空シールするようにした場合は、上記の効果に加え、高い真空度を有する信頼性の高い真空シール接続構造を提供することができる。
実施の形態2.
図3は実施の形態2による真空接続装置の正面図である。側面から見た形状は、実施の形態1で説明した図1(b)と同等である。フランジは一方に長い矩形状をしており、図で紙面に垂直方向の手前側にあるフランジ12にはダクト11a,11b,11cが接続されており、垂直方向の向こう側のフランジ14にはダクト13a,13b,13cが接続されている。そして、各フランジ12,14の対向面には、実施の形態1の図1(b)の拡大図に示したガスケット5と同様のガスケット15が挟持される溝とナイフエッジが形成されている。また、両対向面の裏面側には、長辺側の対辺に向かって薄くなるようなテーパ面が形成されている(側面図は図1(b)参照)。
両フランジ12,14を締結する締結部材は、両フランジのテーパ面に係合する断面V字状の溝部が形成されたクランプ16と、同様に、両フランジのもう一方のテーパ面に係合する断面V字状の溝部が形成されたクランプ17と、各溝部をテーパ面に圧接させる方向に両クランプ16,17を締め付けるねじ棒18,ナット19(ワッシャを含む)とで構成されている。ねじ棒18とナット19で締付具20を構成する。
フランジの締め付け方法は、実施の形態1の場合と同様である。
なお、図では3個のダクトを接続した場合について説明したが、3個に限定するものではなく、複数個のダクトであれば良い。また、ダクトの形状は矩形に限定するものではなく、楕円形や円形でも良い。
また、ガスケット部は実施の形態1と同様に、例えば、Oリングとコの字状溝の組み合わせでも良い。
また、締付具20は、ねじ棒とナット以外に、例えば、ボルトとナットでも良い。
以上のように、本実施の形態の発明によれば、実施の形態1の発明と同様のフランジと締結部材の構成に加えて、フランジには、複数個のダクトが接続されるようにしたので、複数のダクトを同時に接続する場合においても、各ダクト共通のフランジを用いることでコンパクトにでき、実施の形態1と同様の効果が得られる。
このように、フランジに接続されるダクトが複数個あって、フランジが横長になっても、締付けボルトの本数は増加させることなく、ボルトサイズのみの調整で対応可能なため、フランジサイズの大型化によって分解・組立の作業性が悪化することを防止出来る。
この発明の実施の形態1における真空接続装置を示す図である。 この発明の実施の形態1の真空接続装置の他の例を示す正面図である。 この発明の実施の形態2における真空接続装置を示す正面図である。 従来の真空接続装置を示す図である。
符号の説明
1,3,11a〜11c,13a〜13c ダクト
2,4,12,14 フランジ
2a,4a テーパ面
2b,4b ナイフエッジ
5,15 ガスケット
6,7,16,17 クランプ
6a,7a 溝部
8,18 ねじ棒
9,19 ナット
10,20 締付具。

Claims (3)

  1. 一対のフランジを対向させ、対向面の間にガスケットを挟み、上記両フランジを締結部材で締結することにより上記対向面を真空シールする真空接続装置において、
    上記両フランジは、外形が矩形状であって、上記対向面の裏面側に一組の対辺に向かって薄くなるようなテーパ面が形成されており、上記締結部材は、上記テーパ面に係合する断面V字状の溝部が形成された一対のクランプと、上記溝部を上記テーパ面に圧接させる方向に上記両クランプを締め付ける締付具とで構成されていることを特徴とする真空接続装置。
  2. 請求項1記載の真空接続装置において、上記ガスケットは金属ガスケットとし、上記両フランジの上記対向面のガスケット当接面には環状にナイフエッジが突設され、上記ナイフエッジに上記金属ガスケットを食い込ませることにより真空シールするようにしたことを特徴とする真空接続装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の真空接続装置において、上記フランジは、複数個のダクトが接続されることを特徴とする真空接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011069451A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Ihara Science Corp クランプ式管継手の構造

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