JP2011069263A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011069263A
JP2011069263A JP2009219757A JP2009219757A JP2011069263A JP 2011069263 A JP2011069263 A JP 2011069263A JP 2009219757 A JP2009219757 A JP 2009219757A JP 2009219757 A JP2009219757 A JP 2009219757A JP 2011069263 A JP2011069263 A JP 2011069263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throttle valve
lpl
intake
egr
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009219757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5297319B2 (ja
Inventor
Masaru Ogawa
賢 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009219757A priority Critical patent/JP5297319B2/ja
Publication of JP2011069263A publication Critical patent/JP2011069263A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5297319B2 publication Critical patent/JP5297319B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

【課題】LPLスロットルバルブの故障発生時にエアフローメータなどの吸気部品の汚染と、コンプレッササージを抑制できる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】算出したフィードバック係数が上限値より大きい、または下限値未満となる回数が、予め設定されている所定回数以上となると、LPLスロットルバルブ204が故障したとみなし、LPLスロットルバルブ204の制御を停止することによって、LPLスロットルバルブ開度をデフォルトとするとともに、LPL−EGRの制御を停止することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本実施形態は、内燃機関の制御装置の技術に関する。
エンジンから排出される窒素酸化物(NO)の排出量を少なくするための技術にEGR(Exhaust Gas Recirculation)がある。EGRでは、排気ガスを吸気系に戻すことにより、燃焼室における燃焼温度を低下させ、混合気中の窒素の燃焼を防止し、NO生成を抑えることができる。以下、吸気系へ戻される排気ガスをEGRガスと称し、EGRガスの量をEGR量と称する。
EGRには、過給機の排気タービンより下流の排気通路と、過給機のコンプレッサより上流の吸気通路とを低圧EGR通路で接続することによって、排気ガスを吸気系に戻すLPL(Low Pressure Loop)−EGR(低圧EGR)が知られている。以下、低圧EGR通路をLPL−EGR通路と称する。
一般に、ターボチャージャのような過給機を有している内燃機関において、減速時や、停止時のようにコンプレッサの回転速度が低い状態では吸気脈動が生じる。LPL−EGRでは、LPL−EGR通路の上流と、下流との差圧でEGRガスの量を制御している。そのため、吸気脈動が生じると、排気ガスがエアフローメータに向かって逆流してしまい、エアフローメータが排気ガスにより汚染される原因となっている。
このような問題を解決するために、吸気脈動が発生する条件下で過給機を強制的に駆動させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、高圧EGR(HPL(High Pressure-Loop)−EGR)と、低圧EGR(LPL−EGR)とを併用する領域と、低圧EGRのみを用いる領域の切り替わり前後において、EGR量を精度よく制御可能にする技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−261257号公報 特開2007−315371号公報
特許文献1および特許文献2に記載の技術において、吸気脈動が生じる条件下において、エアフローメータが汚染されたり、吸気系部品が腐食したりすることを抑制することは可能であるが、吸気脈動がない状態から、吸気脈動が発生し得る状態に移行した際、過給機での応答性や、LPLスロットルバルブの応答性から、吸気脈動の抑制が不十分となることを考慮していない。
このような条件下では、排気ガスが吸気通路を逆流してエアフローメータが汚染されたり、吸気系部品が腐食したりするおそれがあり、不十分である。
また、特許文献1および特許文献2に記載の技術では、吸気絞り弁故障時に対する対策が考慮されていない。
そこで、本発明の課題は、吸気絞り弁の故障発生時にエアフローメータなどの吸気部品の汚染と、コンプレッササージを抑制できる内燃機関の制御装置を提供することにある。
前記課題を解決する本発明のうち請求項1に記載の発明は、内燃機関から排出される排気により駆動して吸気を過給する過給機と、前記過給機の排気タービン下流側の排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り込み、前記過給機のコンプレッサ上流側の吸気通路へ前記EGRガスを再循環させる低圧EGR通路と、前記低圧EGR通路に設けられ、前記低圧EGR通路の流路面積を変更するEGR弁と、前記内燃機関の吸気通路に設けられるとともに、前記内燃機関に吸入される吸気量を変更可能な吸気絞り弁と、前記吸気絞り弁下流位置の圧力を検知する圧力検知手段と、を備える内燃機関において、前記吸気絞り弁の下流位置での目標圧力を前記内燃機関の回転速度および負荷に応じて定める第1の手段と、吸気絞り弁開度の基本値を前記内燃機関の回転速度および負荷に応じて求める第2の手段と、前記圧力検知手段から取得した前記吸気絞り弁の下流位置の圧力と、前記目標圧力と、を基に、前記吸気絞り弁のフィードバック係数を算出し、当該算出したフィードバック係数と、前記吸気絞り弁開度の基本値と、により前記吸気絞り弁開度を補正する第3の手段と、前記吸気絞り弁開度のフィードバック係数が上限値より大きい、または下限値より小さい状態が所定時間経過をした場合に、前記吸気絞り弁をノーマルオープンとする第4の手段と、を有することを特徴とする内燃機関の制御装置である。
請求項1に係る発明によれば、吸気絞り弁の故障発生時において、吸気絞り弁をノーマルオープンとするため吸気系部品の汚染と、コンプレッササージを抑制できる。
また、請求項2に係る発明は、前記吸気絞り弁の故障を検知した場合には、前記EGR弁を閉弁する第5の手段を、さらに有することを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、吸気絞り弁の故障発生時に、吸気絞り弁を閉弁することによりEGRガスの吸気系上流への流入を防止することができる。
また、請求項3に係る発明は、内燃機関から排出される排気により駆動して吸気を過給する過給機と、前記過給機の排気タービン下流側の排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り込み、前記過給機のコンプレッサ上流側の吸気通路へ前記EGRガスを再循環させる低圧EGR通路と、前記低圧EGR通路に設けられ、前記低圧EGR通路の流路面積を変更するEGR弁と、前記内燃機関の吸気通路に設けられるとともに、前記内燃機関に吸入される吸気量を変更可能な吸気絞り弁と、前記吸気絞り弁下流位置の圧力を検知する圧力検知手段と、を備える内燃機関において、前記吸気絞り弁の下流位置での目標圧力を前記内燃機関の回転速度およびエアフローメータから取得される吸入空気流量に応じて定める第1の手段と、吸気絞り弁開度の基本値を前記内燃機関の回転速度および負荷に応じて求める第2の手段と、前記圧力検知手段から取得した前記吸気絞り弁の下流位置の圧力と、前記目標圧力と、を基に、前記吸気絞り弁のフィードバック係数を算出し、当該算出したフィードバック係数と、前記吸気絞り弁開度の基本値と、により前記吸気絞り弁開度を補正する第3の手段と、前記吸気絞り弁開度のフィードバック係数が上限値より大きい、または下限値より小さい状態が所定時間経過をした場合に、前記吸気絞り弁をノーマルオープンとする第4の手段と、を有することを特徴とする内燃機関の制御装置である。
請求項3に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、吸入空気流量の変化と、エンジン回転速度に応じて、より正確に吸気絞り弁の下流位置での目標圧力を設定することができる。
本発明によれば、吸気絞り弁の故障発生時にエアフローメータなどの吸気部品の汚染と、コンプレッササージを抑制できる内燃機関の制御装置を提供することができる。
LPL−EGRシステムにおける吸気系・排気系の概要図である。 第1実施形態に係るLPL−EGRシステムの模式図である。 第1実施形態に係るECUの機能ブロック図である。 第1実施形態に係る目標圧力値マップの構成例を示す説明図である。 第1実施形態に係る目標LPLスロットルバルブ開度マップの構成例を示す説明図である。 第1実施形態に係るEGR制御処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係る目標圧力値および目標LPLスロットルバルブ開度算出処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施形態に係るLPLスロットルバルブ開度算出処理の流れを示すフローチャートである(その1)。 第1実施形態に係るLPLスロットルバルブ開度算出処理の流れを示すフローチャートである(その2)。 第1実施形態に係るEGR制御処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係るLPL−EGRシステムの模式図である。 第2実施形態に係る排気圧力値マップの構成例を示す説明図である。 第2実施形態に係る目標圧力値および目標LPLスロットルバルブ開度算出処理の流れを示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
《第1実施形態》
まず、図1から図9を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
<構成>
図1は、LPL−EGRシステムにおける吸気系・排気系の概要図である。
図1において、吸気ガスは白抜きの矢印で示し、排気ガスは黒で塗りつぶした矢印で示す。また、LPL−EGR通路212(低圧EGR通路)を介して戻された排気ガスと混合した吸気ガスをドット付けした矢印で示す。
なお、本実施形態における内燃機関は、過給機205を備えている。過給機205は、排気ターボチャージャ方式であり、排気タービン205bと、排気タービン205bに駆動されるコンプレッサ205aとを有している。
LPL−EGRシステム10において、外気から取り入れられた空気はエアクリーナ201で浄化された後、LPLスロットルバルブ(吸気絞り弁)204で流量を調節される。吸気空気の流量は、エアクリーナ201の直後に設置されているエアフローメータ202で計測される。
その後、吸入空気は、後記する三元触媒211の下流側の排気通路209と通じているLPL−EGR通路212を介して戻された排気ガスと混合し、吸気ガスとなったものが過給機205のコンプレッサ205aによって圧縮される。
圧縮された吸気ガスは、温度が高くなるため、吸気通路203の途中に設置されているインタクーラ206によって冷却された後、スロットルバルブ207で流量を調節され、エンジン(内燃機関)208の吸気口へ送られる。
エンジン208の排気口から排気された排気ガスは、排気通路209を介して、過給機205の排気タービン205bに送られる。排気ガスは、排気タービン205bを回転させた後、三元触媒211に送られる。三元触媒211によって浄化された排気ガスは、マフラ(図示せず)を介して外部へ排出されるが、一部の排気ガスは、三元触媒211の下流に接続しているLPL−EGR通路212を介して吸気系へ戻される。LPL−EGR通路212を介して吸気系へ戻される排気ガスをEGRガスと称する。
LPL−EGR通路212に入った高温のEGRガスは、まずEGRクーラ213で冷却された後、EGRバルブ(EGR弁)214がLPL−EGR通路212の流路面積を変更することによってEGR量を調節され、吸気通路203へ戻される。
また、EGR量は、LPLスロットルバルブ204の開度を調節することによっても調節する。つまり、LPLスロットルバルブ204の開度を調節することにより、LPL−EGR通路212の上流と下流の差圧を制御し、EGR量を調節する。
図2は、第1実施形態に係るLPL−EGRシステムの模式図である。
LPL−EGRシステム10おいて、図1と同一の要素については、同一の符号を付して説明を省略する。また、吸気ガスおよび排気ガスの流れも図1と同様であるため、説明を省略する。なお、図2において、図1と同様に、吸入空気は白抜きの矢印で示し、排気ガスは黒く塗りつぶした矢印で示し、EGRにより排気ガスと混合した吸気ガスはドット付けした矢印で示している。
LPLスロットルバルブ204およびEGRバルブ214は、ECU(Engine Control Unit:制御装置)1から出力されるEGR制御信号によって制御されている。
ECU1は、エンジン208からエンジン回転速度、負荷としての正味有効圧力値を取得し、大気圧センサ302から大気圧値を取得し、LPLスロットルバルブ204と、LPL−EGR通路212の吸気通路203との接続部との間に設置されている圧力センサ(圧力検知手段)301から、コンプレッサ205aの吸入側の実圧力値を取得する。そして、ECU1は、取得したこれらの値を基にLPLスロットルバルブ開度を算出し、このLPLスロットルバルブ開度の情報であるLPLスロットルバルブ開度制御信号や、EGRバルブ214の開度の情報であるEGRバルブ制御信号を含むEGR制御信号を生成し、LPLスロットルバルブ204や、EGRバルブ214などへ出力する。
これにより、LPLスロットルバルブ204下流の実圧力値を基に、LPLスロットルバルブ204の開度を制御することができる。
図1を参照しつつ、図3に沿って第1実施形態に係るECU1について説明する。
図3は、第1実施形態に係るECUの機能ブロック図である。
ECU1は、情報を入力される入力部121、情報を処理する処理部100、情報を格納する記憶部110、情報を出力する出力部122を有する。
入力部121に入力される情報は、図2で前記したようにエンジン208から入力されるエンジン回転速度および負荷としての正味有効圧力値、大気圧センサ302から入力される大気圧値、圧力センサ301から入力される実圧力値がある。
記憶部110には、目標圧力値マップ111と、目標LPLスロットルバルブ開度マップ112と、EGR量マップ113とが格納されている。
目標圧力値マップ111には、大気圧値、エンジン208の回転速度および正味有効圧力値と、に対応付けられて、LPLスロットルバルブ204の下流位置の最適な圧力である目標圧力値(目標圧力)が格納されている。目標LPLスロットルバルブ開度マップ112には、大気圧値、エンジン208の回転速度および正味有効圧力値と、に対応付けられて、前記した目標圧力値をLPLスロットルバルブ204の下流に生じさせるためのLPLスロットルバルブ204の開度である目標LPLスロットルバルブ開度(吸気絞り弁の開度の基本値)が格納されている。EGR量マップ113には、例えば、エンジン回転速度、正味有効圧力値を参照してEGR量を算出するようになっている。
なお、目標圧力値マップ111は、図4で後記し、目標LPLスロットルバルブ開度マップ112は、図5で後記する。
処理部100は、目標値算出部102(第1の手段、第2の手段)と、LPLスロットルバルブ開度算出部103(第3の手段、第4の手段、第5の手段)と、EGR制御部104と、EGR量算出部101とを有する。
目標値算出部102は、入力情報のうち、エンジン回転速度と、正味有効圧力値と、大気圧値とを基に、目標圧力値マップ111から目標圧力値を算出し、目標LPLスロットルバルブ開度マップ112から目標LPLスロットルバルブ開度を算出する。
LPLスロットルバルブ開度算出部103は、目標値算出部102が算出した目標圧力値、目標LPLスロットルバルブ開度、入力情報の実圧力値を用いてフィードバック制御によるLPLスロットルバルブ開度を算出する。
EGR制御部104は、LPLスロットルバルブ開度算出部103が算出したLPLスロットルバルブ開度を含むEGR制御信号を生成し、出力部122を介してEGR制御信号をLPLスロットルバルブ204へ出力することにより、LPLスロットルバルブ204を制御する。
なお、EGR制御部104は、EGRバルブ214の制御も行っている。
EGR量算出部101は、エンジン回転速度と、正味有効圧力値とを基に、EGR量マップ113を参照してEGR量を算出する。
処理部100および各部101〜104は、図示しないROM(Read Only Memory)や、HD(Hard Disk)に格納されたプログラムが、RAM(Random Access Memory)に展開され、CPU(Central Processing Unit)によって実行されることにより具現化する。
<マップ>
図4は、第1実施形態に係る目標圧力値マップの構成例を示す説明図であり、図5は、第1実施形態に係る目標LPLスロットルバルブ開度マップの構成例を示す説明図である。
図4および図5に示すように、各マップには、目標圧力値および目標LPLスロットルバルブ開度は、正味有効圧力値、エンジン回転速度に対応付けられて格納されている。
さらに、図4および図5に示すように目標圧力値マップ111および目標LPLスロットルバルブ開度マップ112は、各マップが大気圧値毎にセットとなって格納されている。
なお、図4および図5ではグラフの形式で示してあるが、実際には目標圧力値マップ111および目標LPLスロットルバルブ開度マップ112は、エンジン回転速度および正味有効圧力値に対応したテーブルが、大気圧値毎に格納されている構成となる。
また、大気圧値、エンジン回転速度、正味有効圧力値などは離散的な値として記載されているが、これらの間の値が入力された場合、目標値算出部102が補間処理を行うことにより、目標圧力値および目標LPLスロットルバルブ開度を算出する。
なお、マップは一例であり、例えば関数でもよい。
<フローチャート>
次に、図2および図3を参照しつつ、図6〜図8を参照して第1実施形態に係るEGR制御方法を説明する。
図6は、第1実施形態に係るEGR制御処理の流れを示すフローチャートである。
まず、EGR量算出部101が、エンジン回転速度、正味有効圧力値(負荷)を基に、EGR量マップ113を参照して、EGR量の算出処理を行う(S101)。
次に、目標値算出部102が、入力されたエンジン回転速度、正味有効圧力値、大気圧値を基に、目標圧力値および目標LPLスロットルバルブ開度の算出処理を行う(S102)。ステップS102の処理の詳細は、図7を参照して後記する。
次に、LPLスロットルバルブ開度算出部103が、ステップS102で算出された目標圧力値および目標LPLスロットルバルブ開度に加えて、圧力センサ301から入力された実圧力値を基に、フィードバック制御によるLPLスロットルバルブ開度の算出処理を行う(S103)。ステップS103の処理は、図8を参照して後記する。
そして、EGR制御部104は、ステップS103で算出されたLPLスロットルバルブ開度や、EGRバルブ214を制御するためのEGR制御信号を生成し、LPLスロットルバルブ204の制御や、EGR量に基づいてEGRバルブ214の開弁制御を行うことによりEGR制御を行う(S104)。ステップS104の処理の詳細は、図9を参照して後記する。
そして、処理部100は、エンジン208が停止したか否かを判定する(S105)。
ステップS105の結果、エンジン208が停止していない場合(S105→No)、処理部100は、ステップS101へ処理を戻す。
ステップS105の結果、エンジン208が停止している場合(S105→Yes)、処理部100は処理を停止する。
(目標圧力値および目標LPLスロットルバルブ開度算出処理)
図7は、第1実施形態に係る目標圧力値および目標LPLスロットルバルブ開度算出処理(S102)の流れを示すフローチャートである。
目標値算出部102は、入力されたエンジン回転速度、正味有効圧力値(負荷)、大気圧値を参照して、記憶部110の目標圧力値マップ111(図4)を検索し、該当する目標圧力値を算出する(S201)。
次に、目標値算出部102は、入力されたエンジン回転速度、正味有効圧力値(負荷)、大気圧値を参照して、記憶部110の目標LPLスロットルバルブ開度マップ112(図5)を検索し、該当する目標LPLスロットルバルブ開度を算出し(S202)、図6のステップS102へリターンする。
(LPLスロットルバルブ開度算出処理)
図8Aおよび図8Bは、第1実施形態に係るLPLスロットルバルブ開度算出処理(S103)の流れを示すフローチャートである。
なお、第1実施形態では、フィードバック制御の一例としてPID(Proportional Integration and Differential)制御を用いた例を示しているが、これに限らず、PI(Proportional and Integration)など他のフィードバック制御を用いてもよい。
まず、図8Aにおいて、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、記憶部110に予め設定されているP項係数、I項係数およびD項係数を読み込む(S301,S302,S303)。なお、P項係数、I項係数およびD項係数は、最初の一回だけ読み込めばよい。
次に、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、図7のステップS201で取得した目標圧力値から、圧力センサ301(図2)から取得した実圧力値を減算することによって今回の偏差を算出する(S304)。
そして、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、ステップS304で算出した今回の偏差から、記憶部110に一時記憶しておいた前回の偏差を減算し、さらにステップS301で取得したP項係数を乗算することによりPID制御におけるP項を算出する(S305)。
次に、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、ステップS304で算出した今回の偏差に、ステップS302で取得したI項係数を乗算することによりPID制御におけるI項を算出する(S306)。
続いて、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、ステップS304で算出した今回の偏差から、記憶部110に一時記憶しておいた前回の偏差の2倍を減算し、さらに記憶部110に一時記憶しておいた前々回の偏差を加算したものに、ステップS303で取得したD項係数を乗算することによってPID制御におけるD項を算出する(S307)。
次に、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、ステップS305〜S307で算出したP項、I項、D項のそれぞれを加算することによって今回のPID項の変化分を算出する(S308)。
さらに、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、記憶部110に一時記憶しておいた前回のPID項に、ステップS308で算出した今回のPID項変化分を加算することによって、今回のPID項(フィードバック係数)を算出する(S309)。
次に、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、ステップS309で算出した今回のPID項が、予め設定されている上限値より大きいか否かを判定する(S310)。
ステップS310の結果、今回のPID項が上限値より大きい場合(S310→Yes)、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、今回のPID項を設定されている上限値に更新し(S311)、上限値を超えた回数を「1」インクリメントする(S312)。
次に、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、上限値を超えた回数が、予め設定されている閾値より大きいか否かを判定する(S313)。
ステップS313の結果、閾値以下である場合(S313→No)、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、ステップS322へ処理を進める。
ステップS313の結果、閾値より大きい場合(S313→Yes)、つまり、所定時間、今回のPID項が上限値を超えている場合、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、LPLスロットルバルブ204がクローズ側で故障していると判定し、クローズ側故障フラグに「1」を代入し(S314)、ステップS322へ処理を進める。
ステップS310の結果、今回のPID項が上限値以下である場合(S310→No)、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、今回のPID項が予め設定されている下限値より小さいか否かを判定する(S315)。
ステップS315の結果、今回のPID項が下限値より小さい場合(S315→Yes)、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、今回のPID項を設定されている下限値に更新し(S316)、下限値より小さい回数を「1」インクリメントする(S317)。
次に、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、下限値より小さい回数が、予め設定されている閾値より大きいか否かを判定する(S318)。
ステップS318の結果、閾値以下である場合(S318→No)、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、ステップS322へ処理を進める。
ステップS318の結果、閾値より大きい場合(S318→Yes)、つまり、所定時間、今回のPID項が下限値より小さい場合、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、LPLスロットルバルブ204がオープン側で故障している判定し、オープン側故障フラグに「1」を代入し(S319)、ステップS322へ処理を進める。
ステップS315の結果、今回のPID項が下限値以上であれば(S315→No)、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、下限値より小さい回数を「0」にリセットし(S320)、上限値を超えた回数も「0」にリセットし(S321)、ステップS322へ処理を進める。
図8BのステップS322において、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、前回のPID項を、今回のPID項で更新し、更新した前回のPID項を記憶部110に一時記憶する。
次に、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、前々回の偏差を、前回の偏差で更新し(S323)、更新した前々回の偏差を記憶部110に一時記憶する。
さらに、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、前回の偏差を、ステップS304で算出した今回の偏差で更新し(S324)、更新した前回の偏差を記憶部110に一時記憶する。
次に、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、オープン側故障フラグが「1」であるか否かを判定する(S325)。つまり、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、LPLスロットルバルブ204がオープン側で故障していると判定されているか否かを判定する。
ステップS325の結果、オープン側故障フラグが「1」である場合(S325→Yes)、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、LPLスロットルバルブ開度にデフォルト値を代入し(S326)、図6のステップS102の処理へリターンする。
ステップS325の結果、オープン側故障フラグが「1」でない場合(S325→No)、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、クローズ側故障フラグが「1」であるか否かを判定する(S327)。つまり、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、LPLスロットルバルブ204がクローズ側で故障していると判定されているか否かを判定する。
ステップS327の結果、クローズ側故障フラグが「1」である場合(S327→Yes)、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、LPLスロットルバルブ開度にデフォルト値を代入し(S326)、図6のステップS102の処理へリターンする。なお、ステップS326において、LPLスロットルバルブ開度に代入される値は、デフォルト値でなくても、LPLスロットルバルブ204が故障していることを示すものであればよい。また、デフォルト値として、LPLスロットルバルブ204を閉弁させるようにしてもよい。
ステップS327の結果、クローズ側故障フラグが「1」でない場合(S327→No)、LPLスロットルバルブ開度算出部103は、LPLスロットルバルブ204は故障していないと判定し、図7のステップS202で取得した目標LPLスロットルバルブ開度に、算出した今回のPID項を乗算し、LPLスロットルバルブ開度を算出し(S328)、図6のステップS103へリターンする。
(EGR制御処理)
図9は、第1実施形態に係るEGR制御処理(S104)の流れを示すフローチャートである。
まず、EGR制御部104は、LPLスロットルバルブ開度がデフォルト値となっているか否かを判定する(S401)。
ステップS401の結果、LPLスロットルバルブ開度がデフォルト値である場合(S401→Yes)、EGR制御部104はLPLスロットルバルブ204の制御を停止する(S402)。ステップS402でのLPLスロットルバルブ204の制御停止は、LPLスロットルバルブ204の電源をOFFにするなどして実行される。制御を停止されたLPLスロットルバルブ204は、開度をデフォルト値とする。これにより、LPLスロットルバルブ204はノーマルオープンとなる。ここで、ノーマルオープンとは、全開状態ではなく、EGRガスが吸気通路203を逆流しない程度の開度である。
ステップS402の後、EGR制御部104は、EGRバルブ214など、他のLPL−EGRシステム10の部品を制御を停止する(S403)。このとき、EGR弁214は閉弁状態となす。
ステップS401の結果、LPLスロットルバルブ開度がデフォルト値でない場合(S401→No)、EGR制御部104は、図8Aおよび図8Bで算出したLPLスロットルバルブ開度に応じて、LPLスロットルバルブ204を制御する(S404)。
そして、EGR制御部104は、EGRバルブ214など、他のLPL−EGRシステム10の部品を制御を行う(S405)。ステップS405のEGR制御は公知の技術であるため、処理の詳細を省略する。
ステップS403およびステップS405の処理後、EGR制御部104は、図6のステップS104の処理へリターンする
(まとめ)
第1実施形態によれば、エンジン回転速度およびエンジン負荷(正味有効圧力値)に応じ、LPLスロットルバルブ204の下流における圧力を最適な圧力(目標圧力値)に保つことができるので、吸気脈動を抑制することができる。例えば、吸気脈動が生じていない状態で、実圧力値が高い値を示している場合、つまりLPLスロットルバルブ204の下流位置における圧力が高まっている場合、LPLスロットルバルブ204を閉まることにより逆流を防止することができる。また、EGR量が少ない状態で、LPL−EGR通路212の上流と下流とで差圧が生じていると、LPL−EGR通路212に残留しているEGRガスが吸気通路203に入ってしまうが、差圧が小さくなるようLPLスロットルバルブ204を制御することにより、EGRガスの吸気通路203への侵入を防止することができる。このため、エアフローメータ202が汚染されるのを防ぎ、その他の吸気系部品の腐食を防ぐことができる。
また、吸気脈動などによるEGR量の変動を抑えることができ、LPL−EGRシステム10の制御性を向上させることができる。
さらに、大気圧値に応じて、LPLスロットルバルブ204の下流における圧力(目標圧力値)を設定するので、環境変化が生じても正確なEGR量を得ることができる。また、環境変化が生じてもエアフローメータ202が汚染されるのを防ぎ、その他の吸気系部品の腐食を防ぐことができる。
さらに、吸気脈動を防ぐことができるため、LPL−EGR通路212を介した排気通路209への新気流入を防止でき、三元触媒211の下流に設けられているOセンサの誤動作を防ぐことができる。
また、ポンピングロスが発生するような状態で、LPLスロットルバルブ204を閉じても、LPLスロットルバルブ204の下流における圧力を最適な圧力(目標圧力値)に保つことにより、ポンピングロスの発生を防止することができる。
さらに、LPLスロットルバルブ204の下流における圧力に対応してLPLスロットルバルブ204の開度を調節するため、吸気脈動がない状態から、吸気脈動が発生し得る状態に移行した際、ターボ過給での応答性や、LPLスロットルバルブ204の応答性によらない、吸気脈動の抑制が可能となる。
また、本実施形態によれば、LPLスロットルバルブ204の故障を検知すると、LPLスロットルバルブ204をノーマルオープンとするため、エアフローメータ202の汚染や、他の吸気系部品の腐食を防ぐことができる。
さらに、LPLスロットルバルブ204が全開状態で故障すると、コンプレッササージが生じるおそれがあり、好ましくないが、本実施形態によれば、LPLスロットルバルブ204が故障しても、全開状態で固着することを避けることができるため、コンプレッササージを防ぐことができる。
また、LPLスロットルバルブ204の故障を検知すると、EGR弁214を閉弁状態とするため、LPLスロットルバルブ204の故障時におけるEGRガスの流入を停止することができる。
さらに、本実施形態に寄れば、LPLスロットルバルブ204がオープン側で故障したのか、クローズ側で故障したのかを区別することができるので、修理時における不具合の特定が容易となり、修理作業時間の短縮、交換部品の削減が可能となる。
《第2実施形態》
次に、図10から図12を参照して、本発明における第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態において第1実施形態と同様の要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
<構成>
図10は、第2実施形態に係るLPL−EGRシステムの模式図である。
LPL−EGRシステム10aが、図2に示すLPL−EGRシステム10と異なる点は、エアフローメータ202から吸入空気流量が、ECU1aへの入力情報として加わっている点である。
なお、ECU1aは、目標圧力値マップ111(図3)の代わりに、図11で後記する排気圧力値マップ111aを有していることと、目標値算出部102が、エンジン回転速度、吸入空気流量および大気圧値を基に排気圧力値マップ111aから排気圧力値(排気圧力)を推定し、推定した排気圧力値から目標圧力値を算出する他は、図3に示す構成と同様であるため、図示および説明を省略する。
<マップ>
図11は、第2実施形態に係る排気圧力値マップの構成例を示す説明図である。
前記したように、ECU1aは、図4に示す目標圧力値マップ111の代わりに、図11に示すような排気圧力値マップ111aを記憶部110(図3)に格納している。
排気圧力値マップ111aでは、排気圧力値が、エアフローメータ202から取得される吸入空気流量と、エンジン回転速度に対応付けられた上、さらに大気圧値毎に格納されている。
<フローチャート>
次に、図12を参照して、第2実施形態に係る目標圧力値および目標LPLスロットルバルブ開度算出処理(図6のステップS102)を説明する。
なお、他の処理(図6のステップS101、ステップS103およびステップS104)は、第1実施形態と同様であるため図示および説明を省略する。
(目標圧力値および目標LPLスロットルバルブ開度算出処理)
図12は、第2実施形態に係る目標圧力値および目標LPLスロットルバルブ開度算出処理(S102)の流れを示すフローチャートである。
目標値算出部102は、入力されたエンジン回転速度、吸入空気流量、大気圧値をキーとして、記憶部110の排気圧力値マップ111a(図11)を検索し、該当する排気圧力値を推定する(S201a)。
次に、目標値算出部102は、推定した排気圧力値から、必要とする差圧値(予め設定されている)を減算することにより目標圧力値を算出する(S202a)
次に、目標値算出部102は、入力されたエンジン回転速度、正味有効圧力値、大気圧値をキーとして、記憶部110の目標LPLスロットル開度マップ112(図5)を検索し、該当する目標LPLスロットルバルブ開度を算出し(S203a)、図6のステップS102へリターンする。
(まとめ)
第2実施形態によれば、吸入空気流量の変化と、エンジン回転速度に応じて、より正確に吸気絞り弁下流位置での目標圧力を設定することができる。
1,1a ECU(制御装置)
10,10a LPL−EGRシステム
100 処理部
102 目標値算出部(第1の手段、第2の手段)
103 LPLスロットルバルブ開度算出部(第3の手段、第4の手段、第5の手段)
104 EGR制御部
110 記憶部
111 目標圧力値マップ
111a 排気圧力値マップ
112 目標LPLスロットルバルブ開度マップ
201 エアクリーナ
202 エアフローメータ
203 吸気通路
204 LPLスロットルバルブ(吸気絞り弁)
205 過給機
205a コンプレッサ
205b 排気タービン
206 インタクーラ
208 エンジン(内燃機関)
209 排気通路
211 三元触媒
212 LPL−EGR通路(低圧EGR通路)
213 EGRクーラ
214 EGRバルブ(EGR弁)
301 圧力センサ(圧力検知手段)

Claims (3)

  1. 内燃機関から排出される排気により駆動して吸気を過給する過給機と、
    前記過給機の排気タービン下流側の排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り込み、前記過給機のコンプレッサ上流側の吸気通路へ前記EGRガスを再循環させる低圧EGR通路と、
    前記低圧EGR通路に設けられ、前記低圧EGR通路の流路面積を変更するEGR弁と、
    前記内燃機関の吸気通路に設けられるとともに、前記内燃機関に吸入される吸気量を変更可能な吸気絞り弁と、
    前記吸気絞り弁下流位置の圧力を検知する圧力検知手段と、
    を備える内燃機関において、
    前記吸気絞り弁の下流位置での目標圧力を前記内燃機関の回転速度および負荷に応じて定める第1の手段と、
    吸気絞り弁開度の基本値を前記内燃機関の回転速度および負荷に応じて求める第2の手段と、
    前記圧力検知手段から取得した前記吸気絞り弁の下流位置の圧力と、前記目標圧力と、を基に、前記吸気絞り弁のフィードバック係数を算出し、当該算出したフィードバック係数と、前記吸気絞り弁開度の基本値と、により前記吸気絞り弁開度を補正する第3の手段と、
    前記吸気絞り弁開度のフィードバック係数が上限値より大きい、または下限値より小さい状態が所定時間経過をした場合に、前記吸気絞り弁をノーマルオープンとする第4の手段と、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記吸気絞り弁の故障を検知した場合には、前記EGR弁を閉弁する第5の手段を、
    さらに有することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 内燃機関から排出される排気により駆動して吸気を過給する過給機と、
    前記過給機の排気タービン下流側の排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り込み、前記過給機のコンプレッサ上流側の吸気通路へ前記EGRガスを再循環させる低圧EGR通路と、
    前記低圧EGR通路に設けられ、前記低圧EGR通路の流路面積を変更するEGR弁と、
    前記内燃機関の吸気通路に設けられるとともに、前記内燃機関に吸入される吸気量を変更可能な吸気絞り弁と、
    前記吸気絞り弁下流位置の圧力を検知する圧力検知手段と、
    を備える内燃機関において、
    前記吸気絞り弁の下流位置での目標圧力を前記内燃機関の回転速度およびエアフローメータから取得される吸入空気流量に応じて定める第1の手段と、
    吸気絞り弁開度の基本値を前記内燃機関の回転速度および負荷に応じて求める第2の手段と、
    前記圧力検知手段から取得した前記吸気絞り弁の下流位置の圧力と、前記目標圧力と、を基に、前記吸気絞り弁のフィードバック係数を算出し、当該算出したフィードバック係数と、前記吸気絞り弁開度の基本値と、により前記吸気絞り弁開度を補正する第3の手段と、
    前記吸気絞り弁開度のフィードバック係数が上限値より大きい、または下限値より小さい状態が所定時間経過をした場合に、前記吸気絞り弁をノーマルオープンとする第4の手段と、
    を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。
JP2009219757A 2009-09-24 2009-09-24 内燃機関の制御装置 Expired - Fee Related JP5297319B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009219757A JP5297319B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009219757A JP5297319B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 内燃機関の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011069263A true JP2011069263A (ja) 2011-04-07
JP5297319B2 JP5297319B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=44014768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009219757A Expired - Fee Related JP5297319B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5297319B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8161746B2 (en) * 2011-03-29 2012-04-24 Ford Global Technologies, Llc Method and system for providing air to an engine
WO2012176490A1 (ja) * 2011-06-22 2012-12-27 日産自動車株式会社 過給機付内燃機関の吸気装置
WO2013187141A1 (ja) * 2012-06-15 2013-12-19 日産自動車株式会社 内燃機関の制御装置及び制御方法
CN107939534A (zh) * 2016-10-12 2018-04-20 罗伯特·博世有限公司 用于校准和诊断废气再循环质量流测量计的方法和控制器
KR20180067337A (ko) * 2016-12-12 2018-06-20 현대오트론 주식회사 터보차저 서지 제어장치 및 그 제어방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07166971A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Nissan Motor Co Ltd ディーゼルエンジンの排気還流制御装置
JP2000087806A (ja) * 1998-09-14 2000-03-28 Toyota Motor Corp 内燃機関

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07166971A (ja) * 1993-12-14 1995-06-27 Nissan Motor Co Ltd ディーゼルエンジンの排気還流制御装置
JP2000087806A (ja) * 1998-09-14 2000-03-28 Toyota Motor Corp 内燃機関

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8161746B2 (en) * 2011-03-29 2012-04-24 Ford Global Technologies, Llc Method and system for providing air to an engine
US8783031B2 (en) 2011-03-29 2014-07-22 Ford Global Technologies, Llc Method and system for providing air to an engine
WO2012176490A1 (ja) * 2011-06-22 2012-12-27 日産自動車株式会社 過給機付内燃機関の吸気装置
CN103608560A (zh) * 2011-06-22 2014-02-26 日产自动车株式会社 带有增压器的内燃机的进气装置
RU2563427C2 (ru) * 2011-06-22 2015-09-20 Ниссан Мотор Ко., Лтд. Впускное устройство для двигателя внутреннего сгорания с нагнетателем
US9228548B2 (en) 2011-06-22 2016-01-05 Nissan Motor Co., Ltd. Intake device for internal combustion engine with supercharger
CN103608560B (zh) * 2011-06-22 2016-03-09 日产自动车株式会社 带有增压器的内燃机的进气装置
WO2013187141A1 (ja) * 2012-06-15 2013-12-19 日産自動車株式会社 内燃機関の制御装置及び制御方法
CN107939534A (zh) * 2016-10-12 2018-04-20 罗伯特·博世有限公司 用于校准和诊断废气再循环质量流测量计的方法和控制器
CN107939534B (zh) * 2016-10-12 2022-11-08 罗伯特·博世有限公司 用于校准和诊断废气再循环质量流测量计的方法和控制器
KR20180067337A (ko) * 2016-12-12 2018-06-20 현대오트론 주식회사 터보차저 서지 제어장치 및 그 제어방법
KR101887954B1 (ko) * 2016-12-12 2018-08-13 현대오트론 주식회사 터보차저 서지 제어장치 및 그 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5297319B2 (ja) 2013-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6431244B2 (ja) 排気タービン過給機のサージ回避制御方法、サージ回避制御装置
JP6375912B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US20120179356A1 (en) Control device for turbocharged engine
JP2007211767A (ja) 内燃機関の排気再循環装置
JP4775097B2 (ja) 遠心式圧縮機を備える内燃機関の制御装置
WO2007107873A2 (en) Exhaust purification device of internal combustion engine, and control method thereof
JP4251660B2 (ja) 内燃機関の排気再循環制御装置
JP5297319B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5246298B2 (ja) 内燃機関の吸気漏洩診断装置
JP2012180746A (ja) 過給機付き内燃機関及びその制御方法
WO2015157496A1 (en) System and method for turbocharger compressor surge control
JP6860313B2 (ja) エンジンの制御方法、及び、エンジン
JP5538712B2 (ja) 内燃機関のegr装置
JP5249889B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5056953B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5503238B2 (ja) 内燃機関の制御装置
WO2018142510A1 (ja) 内燃機関の吸気制御方法及び吸気制御装置
JP2007303380A (ja) 内燃機関の排気制御装置
JP2012154292A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2010151040A (ja) インタークーラの異常検出装置
JP2016050517A (ja) 内燃機関
JP4978513B2 (ja) エンジンのガス漏れ検出装置
JP2011226438A (ja) Egrシステムの異常検出装置及び異常検出方法
JP5366863B2 (ja) 吸入空気量センサの劣化補正方法
JP2007231829A (ja) 内燃機関の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees