JP2011069150A - 硬岩地盤削孔用サイクルハンマー - Google Patents
硬岩地盤削孔用サイクルハンマー Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 ヘックスプレート1は、下面に不要物流入防止網3を配置して、高圧空気室S4を区画する上部ケース4に着脱自在に空密装着すると共に、各エアーハンマーAHの削孔ビット16を、ドライブサブ15に、回動自在、且つ上下摺動自在に保持し、サイクルハンマーCHのR1公転削孔作用に伴なって、各削孔ビット16にR2自転作用を発生させ、削孔ヘッド16Fの摩耗を平準化して、削孔ビット16の稼働率を向上させる。
【選択図】 図1
Description
従来のサイクルハンマーCHは、図9(A)に示す如く、基礎機械と連結するヘックスプレート101に上部ケース104を接続し、上部ケース104の下部に本体ケース106を接続し、本体ケース106内に、中心に1本、周辺に5本のエアーハンマーAHを配置して1本のサイクルハンマーCHとし、各エアーハンマーAHを別個独立的に作動させると共に、1本のサイクルハンマーCHを土木基礎機械で操作施工するものである。
ビット116の支承構造は、図9(C),(D)に示す如く、ビット116のロッド部R116は、ドライブサブ115から突出させる小径部の上端には係合用の環溝116Aを配置し、ドライブサブ115の内周面対応部には縦溝G116群を配置し、ドライブサブ115の内周面にも縦溝G115群を配置し、ビット116のロッド部R116をドライブサブ115に貫入して、ロッド部R116の小径突出部の上端の環溝116Aに、2分割形態の止めリング119を、内周突出環119Aを環溝116Aに嵌入させて嵌合し、ピストンケース112内にドライブサブ115を螺入止着し、ビット116を吊下げても、止めリング119が、ドライブサブ上端t115に当接支承されて、ビット116の下方への脱落が阻止される構造になっている。
従って、各エアーハンマーAHは、エアパイプP107から高圧空気を供給すれば、ピストン113は、本体ケース106内に密接嵌入して下端がボトムパッドB106で保持されたピストンケース112内で、高速上下振動してピストン下端d113がビット上端t116に高速振動打撃を付与し、ビット116はドライブサブ115に対して、上下振動可能、且つ回動不能の下で、地盤を高速反復打撃削孔する。
そのため、サイクルハンマーCH内に混入した土砂、ゴム片等の異物を取除くためには、上部ケース104からヘックスプレート101をガス切断して掃除をし、再度、ヘックスプレート101を溶接固定する手間を要し、メンテナンスが煩雑であった。
本発明は、従来のサイクルハンマーCH(図9)の、上述の如き問題点を、一挙に解決又は改善する、小型、且つ高性能で、メンテナンス性に優れたサイクルハンマーCHを提供するものである。
また、各エアーハンマーAHの、ピストン13の高圧空気による上下振動運動、及びピストン13による削孔ビット16の岩盤への振動打撃付与の、機構及び作用自体は、従来例(図9)と同一である。
そのため、本願発明のサイクルハンマーCHにあっては、削孔作用中は、各エアーハンマーAHの削孔ビット16が自転R2を伴なった削孔作用を奏し、各削孔ビット16の削孔ヘッド16Fの摩損は全周面均一となり、削孔ビット16は、耐用期間中に、従来例の如く、摩耗部位と非摩耗部位との変更、再装着の、煩雑なメンテナンス作業が不要であるため、本発明は、各削孔ビット16が、常時均斉削孔作用を発揮し、且つ稼働率の高い、高性能サイクルハンマーを提供する。
また、削孔ビット16をドライブサブ15によって、上下摺動可能、且つ回動可能に嵌合保持する手段としては、ドライブサブ15自体はハンマーケース6の下端に配置するボトムパッド17で落下防止構造と出来るため、削孔ビット16のドライブサブ15から下方への抜脱さえ阻止する構造とすれば、ドライブサブ15の内周面を平滑とし、削孔ビット16のドライブサブ15内への嵌入ロッドR16の外周面を平滑面として、平滑すべり可能に嵌合保持すれば良く、ロッドR16の外周面、又はドライブサブ15の内周面に、平滑摺動突出部を突出形成しても良い。
従って、本発明のサイクルハンマーCHは、従来例(図9)のサイクルハンマーCHの大半の構成部材の転用によって、合理的に製作出来、しかも、削孔ビット16は、作用中に、図1(B)の矢印R2に示す自転を生ずるため、均斉な摩耗及び均斉な削孔作用を発揮する。
この場合、押えピンP15のドライブサブ15への嵌入は、押えピンP15が削孔ビット16のロッド小径部16Cに突出形態で保持出来れば良く、ドライブサブ15へのねじ嵌入でも、摺動嵌入でも良い。
また、ロッド小径部16Cは、削孔ビット16のドライブサブ15からの抜脱落下を阻止するための押えピンP15の突出先端を受容し、且つ、削孔ビット16のドライブサブ15からの垂下突出寸法を規定すれば良く、典型的には、ドライブサブ15の内周面に摺接するドライブサブ摺接部16B及び16Dの外径DRが80mmで、ロッド小径部16Cの外径Drは75mmであり、ロッド小径部16Cの上下寸法hrは70mmである。
この場合、中心部のエアーハンマーAHの偏心配置は、サイクルハンマーCHの公転削孔によって、周辺ビット16最内周縁と中心ビット外周縁との間に生ずるビット非作用域を低減するためであって、作用径560mm(ハンマーケース径550mm+周辺ビット突出5mm)で周辺ビット径が180mm、中心ビット径が130mmのサイクルハンマーにあっては、図1(B)に示す如く、中心部エアーハンマーの、ケース中心位置C6からの縦・横偏心寸法gs、即ちセンタービット偏心寸法gsは、典型的には15mmである。
この場合、空気流入口O1から流入する「不要物」とは、高圧空気の精緻な制御で作動するエアーハンマーAH内に流入すれば、エアーハンマー心臓部のピストンの作動に支障を来たすものであって、ロッド又はスクリューガイドが折れて入り込む土砂や、スクリュージョイント部のゴムパッキンの切れ端等である。
従って、ヘックスプレート1のアッパープレート2に対する組付けは、両者間の4個のピン孔hp内に径20mm、高さ30mmのピンP1を嵌入埋設して、各ボルト孔hbにボルトb1を締着するため、ヘックスプレート1の強大な回転力を受けるアッパープレート2は、各8本のボルトb1間の4本の埋設ピンP1も応力伝達機能を奏し、ヘックスプレート1側から、上部ケース4と一体のアッパープレート2に対する、強力な回転応力対抗接続を、少ないボルト本数(標準:8本)で達成出来る。
そのため、各エアーハンマーAHは、ハンマーケース6内に嵌入することにより、ピストンボルト7の上端の空気流入口O7が、ハンマーケース6の空気流入口O6を介して上部ケース底板4Bの空気流出口O4と剛構造当接連通形態となり、上部ケース4内の高圧空気室S4の高圧空気は、中心部のエアーハンマーAHを含む、各エアーハンマーAHに等高圧、且つ均等供給となる。
図1(A)は、サイクルハンマーCHの縦断側面図であり、図1(B)は、該サイクルハンマーの底面図である。
サイクルハンマーCHの全体形状は、上端の着脱自在のヘックスプレート1と、ヘックスプレート下面に高圧空気室S4を空密区画した上部ケース4と、上部ケース4の下面に一体化固着したハンマーケース6とから成り、ハンマーケース6内には、図1(B)に示す如く、エアーハンマーAHの5本を、ハンマーケース周辺部に等間隔に4本、中心部に偏心形態で1本配置した。
そして、各エアーハンマーAHの下端は、従来例(図9)同様、ボトムパッド17でハンマーケース6からの脱落を阻止し、ボトムパッド17を下面のボトムカバー18で保護している。
また、ヘックスプレート1の下面には、不要物流入防止網3を付設し、各エアーハンマーAHの削孔ビット16は、上下摺動自在、且つ回動自在に保持したものである。
図2(A)は、ヘックスプレートと上部ケースとを分解した側面図であり、図2(B)は分解斜視図である。
図2に示す如く、ヘックスプレート1自体は、従来例(図9)のヘックスプレート101同様、上部の、ジョイントピン嵌合部1Aを備えて、高圧空気流入口O1を備えたスクリューに連結する部分と、上部ケース4と同径(550mm径)の底板1Bとを備えたものであるが、底板1Bの下面には、ステンレス鋼板製で、外径300mm、高さ120mmの有底円筒の全周面に、径10mmの孔3hを多数散在穿孔した、不要物流入防止網3を底板1Bと同心形態に溶接固定し、厚さt1が24mmの底板1Bの外周部位には、図2(B)に示す如く、ボルト孔hbを等間隔(45°間隔)に8本配置し、各ボルト孔hb間の一区画置きに、計4個の下向きピン孔hpを、深さ15mm、径20mmで配置する。
そして、アッパープレート2の各上向きピン孔hpに高さ30mm、径20mmのピンP1を嵌入し、ヘックスプレート底板1Bの各ピン孔hpをピンP1の突出部に嵌合し、ヘックスプレート底板1Bの各ボルト孔hbからボルトb1をアッパープレートのボルト孔hbに螺入固定する。
従って、アッパープレート2は上部ケース4の上面を補強し、ヘックスプレート1と上部ケース4とは、強力な回転応力に対して8本の埋設ピンP1がボルトb1の抗剪断力に助力し、ヘックスプレート1は、上部ケース4に対して、着脱自在、且つ強力な接合を保証する。
エアーハンマーAHは、ハンマーケース6内に収納されて、高圧空気の供給を受けて岩盤を削孔するハンマーであって、エアーハンマーAHの基本的構造及び作用原理自体は、従来例(図9)のエアーハンマー、及び慣用のダンザホールハンマーと同じであり、図4(A)は、エアーハンマーAHの全体縦断側面図、図4(B)は、分解斜視図、図4(C)は、図4(B)のバルブ系統の拡大図、図4(D)は、チェックバルブ押え10の上面図である。
ガイドスリーブ14は、図5(B)に示す如く、外径D14が105mm、高さL14が117mm、肉厚10mmの鋼管であって、上端及び下端外周には、厚さ10mm、突出長5mmの上端環状フランジ14A、及び下端環状フランジ14Bを、ピストンケース12の内周面摺接用に備え、上部内周面には、ピストン下部13Bの外周を摺接案内するための、内径70mmの内周フランジ14Cを備えたものである。
本発明のドライブサブ15は、図5(D)に示す如く、外周がねじ面15Sである上部の円筒部15Aと、外周が多角形(標準:正六角形)の基部15Bとを備えた内径d15が80mm、外径D15が115mmの鋼製円筒体であって、基部15Bは、角形で突出した最大径Ad、即ち対角寸法、が140mmであり、基部15Bの下端から上方50mm位置の各面に径10mmの、押えピンP15を挿入するためのピン孔hpを穿設したものである。
削孔ビット16は、ロッド部R16と削孔ヘッド16Fとから成り、図1に示す如く、4本の外周ビットと中心ビットとは、削孔ヘッド16Fの形状のみが相違するだけである。
即ち、周辺削孔ビット16は、図5(A),(E)に示す如く、下面に切削チップb16を散在配置した円盤型の外径180mmの削孔ヘッド16Fと、削孔ヘッド16Fの上方へ、外径120mm、ロッド軸心方向長さ20mmの、ボトムパッド嵌合部16Eと、ロッド部R16とから成り、ロッド部R16は、上端から外径75mm、軸心方向長さ70mmのガイドスリーブ摺接部16A、外径80mm、軸心方向長さ115mmのドライブサブ摺接部16B、外径75mmで上下長さ70mmの押えピンP15摺接用の小径部16C、外径80mm、長さ55mmのドライブサブ摺接部16Dとを備えたものである。
図6は、ピストン13の説明図であって、(A)は正面斜視図、(B)は側面斜視図、(C)は(A)のC−C線断面図、(D)は(A)のD−D線断面図であり、ピストン13自体は、従来例(図9)のピストン113と同一物である。
即ち、ピストン13は、外径115mm、長さが218mmの上部13Aと、外径70mm、長さが112mmの下部13Bを備えて中心孔O13が貫通する円筒であり、上面では、中心孔O13の周囲に4個の上方に空気の行く空気孔Ouを備え、左右側面の切欠部C13には下方に空気の行く空気孔Odを備え、上方に空気の行く空気孔Ouも、下方に空気の行く空気孔Odも、中心孔O13と連通したものである。
図4に示す如く、まず、チェックバルブ押え10の上部有底円筒10A内に、コイルスプリング9を介してチェックバルブ8を嵌入し、次いで、リジットバルブの上部有底円筒11A内にチェックバルブ押えの下部円筒10Bを嵌入して、ピストンボルト下部のピン孔(図示せず)、リジットバルブのピン孔hp及びチェックバルブ押えのピン孔hpを整合して連結ピンP8の貫通で一体化して、図7(A)に示す如く、従来例(図9)同様の、バルブ機構内蔵ピストンボルトを準備する。
次いで、図7(B)に示す如く、ピストンボルトをピストンケース上端内周に螺着し、図7(C)の如く、ピストンケース12内に、下方からピストン13を、次いでガイドスリーブ14を嵌入し、次いで図7(D)の如く、ピストンケース12下端のねじ面12Sをドライブサブ15の円筒部外周のねじ面15Sに螺着すれば、エアーハンマーAHの組立てが完了する。
この場合、サイクルハンマーCHの中心部のエアーハンマーAHは、削孔ビット16として削孔ヘッド16Fの小径(標準:外径130mm)物を採用すれば良い。
図3(A)に示す如く、ハンマーケース6は、外径550mm、長さ1050mmの中実鉄丸棒を準備し、図1(B)に示す如く、外周に深さ10mm、幅70mmの広幅の周面凹部6Aを等間隔に、図3(A)に示す如く、全長に亘って切削配置し、外周面には下端から500mmに亘り、全周面に、焼入れHtによって耐摩耗補強をする。
次いで、従来例(図9)同様に、各エアーハンマー挿入用孔H14及びケース結合ボルト挿入用孔H19を中ぐり穿設する。
この場合、挿入用孔H14は、従来例(図9)でのエアーハンマー挿入用孔と同様に、下端部が、ドライブサブ15の六角形の基部15Bに整合した形状で、中間部が、円筒のピストンケース12に整合した形状で、上部が、ピストンボルト7を嵌合する形態である。
また、ハンマーケース6の下面には、ボトムパッド締着用のボルト孔hb、及びボトムカバー締着用のボルト孔hbも穿設しておく。
しかも、中心エアーハンマーAHも、偏心配置によって、削孔ビット16が周辺削孔ビット16と同様に、サイクルハンマーCHの公転R1に伴なう自転R2作用を奏するため、削孔ビット16の摩耗は平準化した。
そして、ハンマーケース6下端部を焼入れして補強したことにより、岩盤削孔によるハンマーケース6の損傷、変形も阻止出来たため、エアーハンマーAHの挿入用孔H14の変形も阻止出来て、メンテナンス時のエアーハンマーAHの着脱に支障の無い、高耐久性サイクルハンマーCHとなった。
しかも、ヘックスプレート1は、上部ケース4と着脱自在で、不要物流入防止網3を備えているため、エアーハンマーAH内への不慮の異物流入による作用不全の生ずる怖れも無くなり、信頼性の高いサイクルハンマーとなった。
1A ジョイントピン挿入部
1B,4B 底板
2 アッパープレート
3 不要物流入防止網
4 上部ケース
5 円錐(高圧空気分散円錐)
6 ハンマーケース(ケース)
6A 周面凹部
7 ピストンボルト
7C 環状凹部
7G 環状溝
7S,12S,15S ねじ面
8 チェックバルブ
9 コイルスプリング
10 チェックバルブ押え
11 リジットバルブ
12 ピストンケース
13 ピストン
14 ガイドスリーブ
14A 上端フランジ
14B 下端フランジ
14C 内周フランジ
15 ドライブサブ
15A 円筒部
15B 基部
16 削孔ビット(ビット)
16A ガイドスリーブ摺接部
16B,16D ドライブサブ摺接部
16C 小径部
16E ボトムパッド嵌合部
16F 削孔ヘッド(ヘッド)
17 ボトムパッド
18 ボトムカバー
19 ケース結合ボルト
a 高圧空気流
AH エアーハンマー
B5 台片
BS 円錐底面
b1,b17,b18 ボルト
b16 切削チップ
CH サイクルハンマー
C6 ケース中心位置
hb ボルト孔
hp ピン孔
h3 透孔
H14,H19 挿入用孔
Ht 焼入れ
O4,O11,O16 空気流出口(エア流出口)
O1,O6,O7,O10 空気流入口(エア流入口)
P,P1,P8 ピン
P15 押えピン
R1 公転
R2 自転
R16 ロッド部
S4 高圧空気室
S5 スペース
Sd 下部空気溜り
Su 上部空気溜り
US 底板上面
Claims (8)
- 空気流入口(O1)を備えたヘックスプレート(1)の下面に、高圧空気室(S4)を区画する上部ケース(4)を備え、上部ケース(4)内の高圧空気室(S4)から、ハンマーケース(6)内に収納した各エアーハンマー(AH)に高圧空気を供給して、各エアーハンマー(AH)が地盤に上下振動打撃を付与するサイクルハンマー(CH)であって、各エアーハンマー(AH)は、高圧空気によって上下振動するピストン(13)と、打撃削孔ビット(16)とを含み、各削孔ビット(16)は、ハンマーケース(6)内に回動不能に保持した各ピストンケース(12)内で、上下摺動可能、且つ回動可能に保持した、サイクルハンマー。
- 各エアーハンマー(AH)は、チェックバルブ(8)を備えて高圧空気室(S4)に接続するピストンボルト(7)をピストンケース(12)上端に固着し、ピストンケース(12)内に、ピストン(13)、ガイドスリーブ(14)を内蔵し、ガイドスリーブ(14)下端に当接形態でドライブサブ(15)をピストンケース(12)の下端に螺入固定し、削孔ビット(16)をドライブサブ(15)に、上下摺動及び回動摺動自在に嵌合保持した、請求項1に記載のサイクルハンマー。
- 削孔ビット(16)が、削孔ヘッド(16F)の上下のロッド部(16R)中間に小径部(16C)を備え、ロッド部(16R)外周のドライブサブ(15)に嵌入した押えピン(P15)が、小径部(16C)に突出して削孔ビット(16)を、上下摺動及び回動自在に支承した、請求項2に記載のサイクルハンマー。
- ドライブサブ(15)が外周にねじ面(S15)を有する上部の円筒部(15A)と、外周が多角形の基部(15B)とを備え、基部(15B)のピン孔(hp)から押えピン(P15)を削孔ビット(16)のロッド小径部(16C)に嵌入突出し、ピストンケース(12)を嵌入したハンマーケース(6)の多角形挿入用孔(H14)が押えピン(P15)の脱抜を阻止した、請求項3に記載のサイクルハンマー。
- 各エアーハンマー(AH)は、ハンマーケース(6)内の周辺部に複数本を、中心部に1本を配置し、且つ、中心部のエアーハンマー(AH)を、ケース中心位置(C6)より偏心配置した、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のサイクルハンマー。
- ヘックスプレート(1)は、空気流入口(O1)から流入する不要物を捕捉する不要物流入防止網(3)を下面に垂下して、高圧空気室(S4)を区画する上部ケース(4)の上端に、着脱自在に空密配置した、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のサイクルハンマー。
- 上部ケース(4)の上端に環状のアッパープレート(2)を固着し、ヘックスプレート(1)の底板(1B)をアッパープレート(2)に対して、複数本のボルト(b)で締着すると共に、各ボルト(b)間の適所に、アッパープレート(2)の上向きピン孔(hp)と底板(1B)の下向ピン孔(hp)に亘るピン(P)を嵌入した、請求項6に記載のサイクルハンマー。
- 上部ケース(4)の底板(4B)は、各エアーハンマー(AH)の、ピストンボルト(7)上端の空気流入口(O7)との対応位置に空気流出口(O4)を備え、底板(4B)上には、空気流出口(O4)と干渉しない位置に複数個の台片(B5)を固定し、台片(B5)上に高圧空気分散用の円錐(5)を固定して、円錐底面(BS)と底板上面(US)間にスペース(S5)を保持した、請求項6又は7に記載のサイクルハンマー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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