JP2011068493A - 用紙後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置との高さのずれを簡易な構成で解消することができる用紙後処理装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置に対して離脱可能に付設され、底部に複数のキャスタ11を備えて成る用紙後処理装置において、前記各キャスタ11のキャスタ保持部材15に上下方向に長い長孔16を形成し、該長孔16にキャスタ軸17を挿通して前記キャスタ保持部材15をキャスタ軸17に対して上下動可能に支持するとともに、前記キャスタ軸17に係合するカム面29aを有する偏心カム(カム部材)29を前記キャスタ保持部材15に回動可能(位置調整可能)に設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に対して離脱可能に付設される用紙後処理装置に関するものである。
複写機やプリンタ等の画像形成装置において画像が形成された用紙に対してステイプル処理やパンチ処理、ソート処理等の後処理を行うための用紙後処理装置(フィニッシャ)が画像形成装置に対して離脱可能に付設される場合があるが、これらの画像形成装置と用紙後処理装置は共に床面上に設置される。
ところで、画像形成装置と用紙後処理装置が例えばカーペット等が敷設された比較的柔らかい床に設置される場合には、用紙後処理装置よりも重い画像形成装置が用紙後処理装置に対して沈み込み、両者の高さに大きなずれを生じ易い。このような場合には画像形成装置と用紙後処理装置の高さを揃える調整作業が必要であるが、その作業には多大な手間が掛かり、両者の連結を円滑に行うことは困難であり、両者を連結する部品に無理な負荷が作用するという問題があった。
そこで、特許文献1には、画像形成装置本体に固定された第1の取付部材の位置決め突起が用紙後処理装置に固定された第2の固定部材の長穴内を十分な余裕をもってスライドできるよう構成することによって、画像形成装置本体と用紙後処理装置の高さ方向に大きなずれが生じても、両者の連結を円滑且つ容易に行うようにした連結装置が提案されている。
又、特許文献2には、用紙後処理装置の載置用テーブルの上ユニットを高さ調整自在とする構成が提案されている。
更に、特許文献3には、用紙後処理装置側の接続部材を上下方向に移動可能とすることによって、用紙後処理装置と画像形成装置との高さ位置のずれを吸収する構成が提案されている。
特開平9−077343号公報 特開2000−044111号公報 特開2002−128369号公報
ところが、特許文献1において提案された構成では、画像形成装置から用紙後処理装置への用紙受け渡し位置の高さのずれを吸収することができないため、ジャム(用紙詰まり)等の問題が発生する可能性がある。
又、特許文献2において提案された構成では、上ユニットは平行にしか動かないため、斜め調整が不可能である他、装置が大型化してコストアップを招くという問題がある。
更に、特許文献3において提案された構成では、特許文献1に提案されたものと同様に画像形成装置から用紙後処理装置への用紙受け渡し位置の高さのずれを吸収することができないため、ジャム等の問題が発生する可能性がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、画像形成装置との高さのずれを簡易な構成で解消することができる用紙後処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、画像形成装置に対して離脱可能に付設され、底部に複数のキャスタを備えて成る用紙後処理装置において、前記各キャスタのキャスタ保持部材に上下方向に長い長孔を形成し、該長孔にキャスタ軸を挿通して前記キャスタ保持部材をキャスタ軸に対して上下動可能に支持するとともに、前記キャスタ軸に係合するカム面を有するカム部材を前記キャスタ保持部材に位置調整可能に設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記キャスタ保持部材に調整軸を回動可能に挿通支持せしめ、前記カム部材を前記キャスタ軸に外周が当接する偏心カムで構成し、該カム部材を前記調整軸に結着したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記調整軸の前記キャスタ保持部材外へ突出する軸方向一端に調整つまみと位置決め部材を軸方向に摺動可能且つ周方向に回転不能に取り付けるとともに、これらの調整つまみと位置決め部材を付勢手段によって前記キャスタ保持部材側に付勢し、前記キャスタ保持部材に前記位置決め部材が係合する複数の係合孔を形成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記キャスタ軸に回転可能に支持された車輪に選択的に係合して該車輪の回転を規制するブレーキ部材を前記調整軸に回転可能且つ軸方向に摺動可能に取り付けたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記キャスタ保持部材に前記ブレーキ部材の先端部が選択的に挿通する2つの挿通孔を形成し、前記ブレーキ部材の先端部が一方の挿通孔に挿通したときには該先端部が前記車輪に係合して該車輪の回転を規制し、前記ブレーキ部材の先端部が他方の挿通孔に挿通したときには該先端部が前記車輪から退避して該車輪の回転を許容するよう構成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記キャスタ軸に係合する斜面状のカム面を有する前記カム部材を前記キャスタ保持部材にスライド可能に設けるとともに、前記キャスタ保持部材に進退可能に螺合するネジ部材の先端を前記カム部材に当接させたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、カム部材のキャスタ保持部材に対する位置を調整すれば、キャスタ軸にカム面が係合するカム部材がキャスタ保持部材と共に上下動するため、キャスタ保持部材が取り付けられた用紙後処理装置の高さが調整され、該用紙後処理装置と画像形成装置との高さのずれが簡易な構成で解消される。
請求項2記載の発明によれば、調整軸を回してこれに結着された偏心カムを一体に回動させると、偏心カムの外周が当接するキャスタ軸に対して調整軸の高さが変化し、該調整軸を挿通支持するキャスタ保持部材がこれに形成された長孔の範囲内で上下動するため、該キャスタ保持部材が取り付けられた用紙後処理装置の高さが調整され、該用紙後処理装置と画像形成装置との高さのずれが簡易な構成で解消される。
請求項3記載の発明によれば、用紙後処理装置の高さ調整に際しては、調整つまみを付勢手段の付勢力に抗して引いて該調整つまみと位置決め部材を調整軸に沿って摺動させ、キャスタ保持部材に形成された係合孔から位置決め部材を抜いて両者の係合を解除する。すると、調整つまみと位置決め部材は調整軸と共に回転可能となるため、調整つまみを回して位置決め部材をキャスタ保持部材の他の係合孔に合わせて調整つまみから手を離せば、調整つまみと位置決め部材は付勢手段の付勢力によって調整軸に沿ってキャスタ保持部材側に摺動し、位置決め部材がキャスタ保持部材の新たな係合孔に係合して調整軸とこれに結着された偏心カムの回転が固定される。
以上のようにして偏心カムが所定角度だけ回転することによって、該偏心カムの外周が当接するキャスタ軸に対して調整軸の高さが変化し、該調整軸を挿通支持するキャスタ保持部材が上下動するため、該キャスタ保持部材が取り付けられた用紙後処理装置の高さが調整され、該用紙後処理装置と画像形成装置との高さのずれが簡易な構成で解消される。
請求項4記載の発明によれば、用紙後処理装置が床面上の所定位置に設置されて画像形成装置に連結された状態で、ブレーキ部材を車輪に係合させればキャスタの車輪の回転がロックするため、用紙後処理装置の移動が阻止され、該用紙後処理装置は所定の設置位置に固定される。
請求項5記載の発明によれば、調整つまみを調整軸に沿って引けば、ブレーキ部材も調整軸に沿って摺動してその先端部がキャスタ保持部材の挿通孔から抜ける。この状態でブレーキ部材を調整軸回りに回転させ、その先端部をキャスタ保持部材の他方の挿通孔に挿通させると、該ブレーキ部材の先端部が車輪に係合して該車輪の回転を規制し、或いはブレーキ部材の先端部が車輪から退避して該車輪の回転を許容する。このようにブレーキ部材の先端部が挿通するキャスタ保持部材の挿通孔を入れ替えることによって、車輪の回転を規制して用紙後処理装置の移動を阻止したり、車輪の回転を許容して用紙後処理装置を移動可能とすることができる。
請求項6記載の発明によれば、ネジ部材を回してこれをキャスタ保持部材に対して進退させれば、該ネジ部材の先端に当接するカム部材がキャスタ保持部材に対してスライドし、キャスタ軸にカム面が係合するカム部材がキャスタ保持部材に共に上下動するため、キャスタ保持部材が取り付けられた用紙後処理装置の高さが無段階に調整され、該用紙後処理装置と画像形成装置との高さのずれが簡易な構成で解消される。
本発明の実施の形態1に係る用紙後処理装置と画像形成装置の側面図である。 本発明の1実施の形態に係る用紙後処理装置の斜視図である。 (a),(b)は本発明の実施の形態1に係る用紙後処理装置の高さが低く調整された場合のキャスタの状態を示す斜視図である。 (a),(b)は本発明の実施の形態1に係る用紙後処理装置の高さが低く調整された場合のキャスタの状態を示す側面図である。 (a),(b)は本発明の実施の形態1に係る用紙後処理装置の高さが高く調整された場合のキャスタの状態を示す斜視図である。 (a),(b)は本発明の実施の形態1に係る用紙後処理装置の高さが高く調整された場合のキャスタの状態を示す側面図である。 図6(a)のA−A線断面図である。 本発明の実施の形態2に係る用紙後処理装置底部の上下を逆にして示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る用紙後処理装置の高さが低く調整された場合のキャスタの状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る用紙後処理装置の高さが高く調整された場合のキャスタの状態を示す図であって、(a)は側面図、(b)は斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る用紙後処理装置と画像形成装置の側面図、図2は本発明に係る用紙後処理装置の斜視図、図3(a),(b)は同用紙後処理装置の高さが低く調整された場合のキャスタの状態を示す斜視図、図4(a),(b)は同側面図、図5(a),(b)は同用紙後処理装置の高さが高く調整された場合のキャスタの状態を示す斜視図、図6(a),(b)は同側面図、図7は図6(a)のA−A線断面図である。
図1において、1は複写機や複合機等の画像形成装置であって、その横には本発明に係る用紙後処理装置10が付設されており、該用紙後処理装置10は画像形成装置1に離脱可能に連結され、両者は各4つのキャスタ2,11を介してそれぞれ同じ床面F上に設置されている。
上記画像形成装置1は、公知の電子写真プロセスによって用紙に画像を形成するものであって、その本体1A内には不図示の感光ドラム、帯電器、現像装置、転写装置、定着装置、クリーニング装置等の各種プロセス機器が収容されている。又、画像形成装置本体1Aの上部には自動原稿搬送装置(ADF)3が設置されており、その下方には排紙トレイ4が設けられている。そして、画像形成装置本体1Aの前記排紙トレイ4の下方には上下4段の給紙カセット5,6,7,8が手前側(前面側)に引き出し可能に設けられている。
他方、本発明に係る用紙後処理装置10は、画像形成装置1において画像が形成された用紙に対してステイプル処理やパンチ処理、ソート処理等の後処理を行うためのものであって、その本体10Aの画像形成装置本体1Aに接合される一方の側面上部には、図2に示すように、画像形成装置1において画像が形成された用紙を導入するための幅方向に長い用紙搬入口12が開口している。この用紙後処理装置10の本体10A内にはそれぞれの後処理を行うための機器が収容されており、画像形成装置1から前記用紙搬入口12を経て本体10A内に導入された用紙は所定の後処理を施された後、本体10Aの上部に設けられた排紙トレイ13,14の何れかに排出される。
ところで、一般的には画像形成装置1の方が用紙後処理装置10よりも重いため、床面Fがその表面に柔軟なカーペットが敷設されているな比較的柔らかいものである場合には、画像形成装置1が用紙後処理装置10に対して沈み込み、両者の高さに大きなずれを生じ易いことは前述の通りである。
そこで、本発明に係る用紙搬送装置10には、簡易な構成で該用紙後処理装置10の高さを調整して画像形成装置1との高さのずれを解消することができる高さ調整機構が設けられている。この高さ調整機構は用紙後処理装置10の本体10A底面の四隅に取り付けられた前記キャスタ11に設けられるものであって、以下、各キャスタ11の構成の詳細を図3〜図7に基づいて説明する。尚、図3〜図7には1つのキャスタ11のみを図示するが、他のキャスタ11の構成も同様であるため、それらについての図示及び説明は省略する。
キャスタ11には、下方が開口するコの字状のキャスタ保持部材15が設けられており、このキャスタ保持部材15の相対向する側壁下部には上下方向に長い長孔16がそれぞれ形成されている。そして、キャスタ保持部材15に形成された一対の長孔16内にはキャスタ軸17が水平に挿通しており、該キャスタ軸17には車輪18が回転可能に支持されている。ここで、キャスタ保持部材15は、用紙後処理装置本体10Aの底面に水平回転可能に取り付けられており、該キャスタ保持部材15及び用紙後処理装置本体10Aは、キャスタ軸17(床面F)に対してキャスタ保持部材15の長孔16内をキャスタ軸17が相対移動する範囲(実際にはキャスタ軸17は不動)で上下動してその高さが調整される。尚、キャスタ軸17は一対のスナップリング19によってキャスタ保持部材15に対する軸方向位置が規制され、車輪18は一対のスナップリング20によってキャスタ軸17に対する軸方向位置が規制されている(図7参照)。
又、キャスタ保持部材15の一対の側壁上部には調整軸21がキャスタ軸17と平行且つ回転可能に挿通支持されており、図7に示すように、その軸方向一端はキャスタ保持部材15の外方に突出している。尚、調整軸21のキャスタ保持部材15に対する軸方向位置はスナップリング22によって規制されている(図7参照)。
そして、上記調整軸21のキャスタ保持部材15から外方へと突出する軸方向端部には、互いに一体に結合された調整つまみ23と位置決め部材24が軸方向に摺動可能且つ周方向に回転不能に取り付けられており、調整軸21の調整つまみ23と位置決め部材24との間にはブレーキ部材25の一端が調整軸21に対して回転可能及び調整つまみ23と位置決め部材24と共に軸方向に摺動可能に取り付けられている。
上記調整つまみ23は袋状に成形されており、その内部の調整軸21とブレーキ部材25との間には付勢手段であるバネ26が縮装され、調整つまみ23と位置決め部材24及びブレーキ部材25はバネ26によってはキャスタ保持部材15側(図7の左側)に常時付勢されている。ここで、位置決め部材24は、調整軸21上の調整つまみ23の内側に配置されたコの字状の部材であって、図5に示すように、その一部には直角に折り曲げられた係合爪24aが形成されている。
ところで、キャスタ保持部材15の調整つまみ23等が設けられた側の側壁であって、位置決め部材24に形成された前記係合爪24aの回動軌跡上には矩形の6つの係合孔27a〜27fが形成されており、調整軸21を挟んで係合孔27a〜27fとは反対側には矩形の2つの挿通孔28a,28bが形成されている。尚、前記ブレーキ部材25は、その先端部25aがキャスタ保持部材15側に直角に折り曲げられており、この先端部25aは2つの挿通孔28a,28bの何れか一方に選択的に挿通してキャスタ保持部材15の内部まで臨んでいる。ここで、一方の挿通孔28aは、図4(a)及び図6(a)に示すように、これに挿通するブレーキ部材25の先端部25aが車輪18の十字を成すスポーク18aの間の空間に差し込まれる位置(係合位置)に形成され、他方の挿通孔28bは、図4(b)及び図6(b)に示すように、これに挿通するブレーキ部材25の先端部25aが車輪18から退避する位置(非係合位置)に形成されている。
又、調整軸21のキャスタ保持部材15の内部に臨む部位には2つの偏心カム29が結着されており、キャスタ保持部材15の上壁には偏心カム29の通過を許容するスリット状の2つの孔15aが形成されている。ここで、各偏心カム29は半円状に成形されており、その外周のカム面29aは調整軸21からの距離が一端から他端に向かって漸次変化(漸減又は漸増)する形状を成している。尚、図7に示すように、各偏心カム29の調整軸21に対する軸方向位置はスナップリング30によって規制されている。
而して、調整つまみ23が図3及び図4に示す角度位置にあって、位置決め部材24の係合爪24aがキャスタ保持部材15の一番端の係合孔27aに係合している状態では、偏心カム29の外周のカム面29aは調整軸21からの距離が最も短い部位がキャスタ軸17に当接しているため、キャスタ保持部材15及び用紙後処理装置本体10Aは最も低い位置に設定されており、用紙後処理装置本体10Aの底面の床面Fからの高さは図4(a)示のH1に調整されている。このとき、キャスタ軸17はキャスタ保持部材15の長孔16の上限に係合している。
尚、図3(a)及び図4(a)に示すようにブレーキ部材25の先端部25aがキャスタ保持部材15の一方の挿通孔28aに挿通しているときには、前述のようにブレーキ部材25の先端部25aが車輪18のスポーク18aの間の空間に差し込まれているため、車輪18のスポーク18aがブレーキ部材25の先端部25aに係合するために車輪18の回転がロックされ、用紙後処理装置10の床面F上での移動が阻止される。又、調整つまみ23をバネ26の付勢力に抗して調整軸21に沿って手前側(図7の右側)に引けば、これと共にブレーキ部材25も手前側に引かれるため、該ブレーキ部材25の先端部25aがキャスタ保持部材15の挿通孔28aから抜かれる。この状態でブレーキ部材25を調整軸21の回りに回転させてその先端部25aを図3(b)及び図4(b)に示すように他方の挿通孔28bに差し込めば、前述のように該先端部25aは車輪18から退避した非係合位置に移動するため、車輪18の回転が許容され、用紙後処理装置10の床面F上での移動が可能となる。
而して、図3及び図4に示す状態から調整つまみ23をバネ26の付勢力に抗して手前側(図7の右側)に引けば、位置決め部材24とブレーキ部材25が調整軸21に沿って同方向に摺動し、位置決め部材24の係合爪24aがキャスタ保持部材15の係合孔27aから外れるとともに、ブレーキ部材25の先端部25aがキャスタ保持部材15の挿通孔28aから抜ける。この状態で調整つまみ23を回せば位置決め部材24も調整軸21と共に回動し、位置決め部材24の係合爪23aを図5及び図6に示すようにキャスタ保持部材15の一番端の係合孔27fに位置させた状態で調整つまみ23から手を離すと、調整つまみ23と位置決め部材24がバネ26の付勢力によって調整軸21上をキャスタ保持部材15側(図7の左側)へと摺動し、位置決め部材24の係合爪24aがキャスタ保持部材15の係合孔27fに係合する。
上記状態においては、図6に示すように、偏心カム29の外周のカム面29aは調整軸21からの距離が最も長い部位がキャスタ軸17に当接しているため、キャスタ保持部材15及び用紙後処理装置本体10Aは最も高い位置に設定されており、用紙後処理装置本体10Aの底面の床面Fからの高さは図4(a)に示す高さH1よりも高いH2(図6(a)参照)に調整されている(H2>H1)。このとき、キャスタ軸17はキャスタ保持部材15の長孔16の下限に係合している。
尚、この場合においても、図5(a)及び図6(a)に示すようにブレーキ部材25の先端部25aがキャスタ保持部材15の一方の挿通孔28aに挿通しているときには、車輪18の回転がロックされて用紙後処理装置10の床面F上での移動が阻止される。又、図5(a)及び図6(a)に示す状態からブレーキ部材25の先端部25aをキャスタ保持部材15の一方の挿通孔28aから引き抜いて図5(b)及び図6(b)に示すように他方の挿通孔28bに差し替えれば、該先端部25aは車輪18から退避した非係合位置に移動するため、車輪18の回転が許容されて用紙後処理装置本10の床面F上での移動が可能となる。
而して、前述と同様の要領で位置決め部材24の係合爪24aをキャスタ保持部材15の他の係合孔27b〜27eに係合させれば、用紙後処理装置本体10Aはその底面の床面Fからの高さがH1〜H2の間の中間高さに調整され、本実施の形態では、用紙後処理装置の10高さをH1〜H2の範囲で6段階に調整することができる。このため、本実施の形態によれば、キャスタ11に調整軸21や偏心カム29等から成る簡易な高さ調整機構を設け、調整つまみ23によって偏心カム29を回すという簡単な作業で用紙後処理装置10の高さを容易に調整することができ、該用紙後処理装置10と画像形成装置1との高さのずれを解消してジャム等の発生を確実に防ぐことができる。
尚、本実施の形態では、用紙後処理装置の高さを6段階に調整するようにしたが、その調整段数は任意に設定し得るものである。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図8〜図10に基づいて説明する。
図8は本発明の実施の形態2に係る用紙後処理装置底部の上下を逆にして示す斜視図、図9(a)は同用紙後処理装置の高さが低く調整された場合のキャスタの状態を示す図、図9(b)は同斜視図、図10(a)は同用紙後処理装置の高さが高く調整された場合のキャスタの状態を示す側面図、図10(b)は同斜視図ある。
本実施の形態に係る用紙後処理装置の基本構成は前記実施の形態1に係る用紙後処理装置10のそれと同じであるため、以下、これについての説明は省略し、本実施の形態の要旨を構成する用紙後処理装置の高さ調整機構について説明する。
本実施の形態に係る用紙後処理装置の底部の画像形成装置側の左右2箇所には小径のキャスタ31が回転可能に設けられ、その反対側の左右には大径のキャスタが回転可能に設けられており、本実施の形態では画像形成装置側の左右2箇所に設けられたキャスタ31に高さ調整機構が設けられている。以下、一方のキャスタ31の構成と作用を図9及び図10に基づいて説明するが、両キャスタ31の構成と作用は同じであるため、他方のキャスタについての図示及び説明は省略する。
キャスタ31には、下方が開口するコの字状のキャスタ保持部材33が設けられており、このキャスタ保持部材33の相対向する側壁下部には上下方向に沿って斜めに形成された長孔34(図9及び図10には一方のみ図示)がそれぞれ形成されている。そして、キャスタ保持部材33に形成された一対の長孔34内にはキャスタ軸35が水平に挿通しており、該キャスタ軸35には車輪36が回転可能に支持されている。ここで、キャスタ保持部材33は、用紙後処理装置本体10Aの底面に水平回転可能に取り付けられており、該キャスタ保持部材33及び用紙後処理装置本体10Aは、キャスタ軸35(床面F)に対してキャスタ保持部材33の長孔34内をキャスタ軸35が相対移動する範囲(実際にはキャスタ軸35は不動)で上下動してその高さが調整される。尚、キャスタ軸35は一対のスナップリング37(図9及び図10には一方のみ図示)によってキャスタ保持部材33に対する軸方向位置が規制されている。
又、キャスタ保持部材33の内部にはカム部材38が図9及び図10の左右方向にスライド可能に収容保持されており、その一端には前記キャスタ軸35の外周に係合する斜面状のカム面38aが形成されている。
他方、前記キャスタ保持部材33の縦壁33Aには円孔33aが形成されており、縦壁33Aの内面の円孔33aの周囲にはナット39が溶接等によって結着されている。そして、キャスタ保持部材33の縦壁33Aに形成された前記円孔33aにはネジ部材40が水平に挿通され、該ネジ部材40のネジ部は前記ナット39に螺合挿通しており、その先端は前記カム部材38の垂直な背面38bに当接している。
而して、図9に示すようにネジ部材40がキャスタ保持部材33の縦壁33Aから最も長く突出し、その先端がナット39からキャスタ保持部材33の内部に突出していない状態では、カム部材38はその背面38bがキャスタ保持部材33の縦壁33Aに当接している図9(a)の右限に位置しており、このとき、キャスタ保持部材33及び用紙後処理装置本体10Aは最も低い位置に設定されており、用紙後処理装置本体10Aの底面の床面Fからの高さは図9(a)に示すH1に調整されている。この場合、キャスタ軸35はキャスタ保持部材33の長孔34の上限に係合している。
次に、図9に示す状態からネジ部材39をドライバ等の不図示の工具を用いて回せば、該ネジ部材40はナット39に沿って移動し、そのネジ部がキャスタ保持部材33の内部に次第に突出するため、該ネジ部の先端がカム部材38の背面38bに当接してカム部材38を押圧する。このため、カム部材38はキャスタ保持部材33の内部を図9(a)及び図10(a)の左方に向かってスライドする。すると、キャスタ軸35の外周に係合するカム面38aを備えるカム部材38がキャスタ保持部材33と用紙後処理装置本体10Aと共に上動し、用紙後処理装置本体10Aの高さが次第に高く調整される。尚、このとき、キャスタ保持部材33に形成された長孔34にはキャスタ軸35が係合しているため、カム部材38とキャスタ保持部材33及び用紙後処理装置本体10Aの上動は、キャスタ軸35の長孔34への係合によって規制される。
そして、ネジ部材40がナット39に最大限にねじ込まれ、図10(a)に示すように該ネジ部材40のネジ部がキャスタ保持部材33の内部への突出量が最大となった時点では、該ネジ部によって押圧されてスライドするカム部材38は図10(a)の左限に位置している。このとき、キャスタ保持部材33及び用紙後処理装置本体10Aは最も高い位置に設定されており、用紙後処理装置本体10Aの底面の床面Fからの高さは図9(a)に示す高さH1よりも高いH2(図10(a)参照)に調整されている(H2>H1)。この場合、図10に示すようにキャスタ軸35はキャスタ保持部材33の長孔34の下限に係合している。
従って、本実施の形態では、ネジ部材40によってカム部材38のスライド量を調整することによって、用紙後処理装置本体10Aの底面の床面Fからの高さをH1〜H2の範囲で無段階に調整することができ、用紙後処理装置と画像形成装置との高さのずれを解消してジャム等の発生を確実に防ぐことができるという効果が得られる。
1 画像形成装置
1A 画像形成装置本体
2 キャスタ
3 自動原稿搬送装置(ADF)
4 排紙トレイ
5〜8 給紙カセット
10 用紙後処理装置
10A 用紙後処理装置本体
11 キャスタ
12 用紙搬入口
13,14 排紙トレイ
15 キャスタ保持部材
15a キャスタ保持部材の孔
16 長孔
17 キャスタ軸
18 車輪
18a 車輪のスポーク
19,20 スナップリング
21 調整軸
22 スナップリング
23 調整つまみ
24 位置決め部材
24a 位置決め部材の係合爪
25 ブレーキ部材
25a ブレーキ部材の先端部
26 バネ(付勢手段)
27a〜27f 係合孔
28a,28b 挿通孔
29 偏心カム
29a 偏心カムのカム面
30 スナップリング
31,32 キャスタ
33 キャスタ保持部材
33A キャスタ保持部材の縦壁
33a キャスタ保持部材の円孔
34 長孔
35 キャスタ軸
36 車輪
37 スナップリング
38 カム部材
38a カム部材のカム面
38b カム部材の背面
39 ナット
40 ネジ部材
F 床面
H1,H2 用紙後処理装置本体底面の床面からの高さ

Claims (6)

  1. 画像形成装置に対して離脱可能に付設され、底部に複数のキャスタを備えて成る用紙後処理装置において、
    前記各キャスタのキャスタ保持部材に上下方向に長い長孔を形成し、該長孔にキャスタ軸を挿通して前記キャスタ保持部材をキャスタ軸に対して上下動可能に支持するとともに、前記キャスタ軸に係合するカム面を有するカム部材を前記キャスタ保持部材に位置調整可能に設けたことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記キャスタ保持部材に調整軸を回動可能に挿通支持せしめ、前記カム部材を前記キャスタ軸に外周が当接する偏心カムで構成し、該カム部材を前記調整軸に結着したことを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。
  3. 前記調整軸の前記キャスタ保持部材外へ突出する軸方向一端に調整つまみと位置決め部材を軸方向に摺動可能且つ周方向に回転不能に取り付けるとともに、これらの調整つまみと位置決め部材を付勢手段によって前記キャスタ保持部材側に付勢し、前記キャスタ保持部材に前記位置決め部材が係合する複数の係合孔を形成したことを特徴とする請求項2記載の用紙後処理装置。
  4. 前記キャスタ軸に回転可能に支持された車輪に選択的に係合して該車輪の回転を規制するブレーキ部材を前記調整軸に回転可能且つ軸方向に摺動可能に取り付けたことを特徴とする請求項2又は3記載の用紙後処理装置。
  5. 前記キャスタ保持部材に前記ブレーキ部材の先端部が選択的に挿通する2つの挿通孔を形成し、前記ブレーキ部材の先端部が一方の挿通孔に挿通したときには該先端部が前記車輪に係合して該車輪の回転を規制し、前記ブレーキ部材の先端部が他方の挿通孔に挿通したときには該先端部が前記車輪から退避して該車輪の回転を許容するよう構成したことを特徴とする請求項4記載の用紙後処理装置。
  6. 前記キャスタ軸に係合する斜面状のカム面を有する前記カム部材を前記キャスタ保持部材にスライド可能に設けるとともに、前記キャスタ保持部材に進退可能に螺合するネジ部材の先端を前記カム部材に当接させたことを特徴とする請求項1記載の用紙後処理装置。
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