JP2011068417A - 油圧エレベータの制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】油圧ポンプ5と油圧ジャッキ2との間を接続する主流路7には逆止め弁8、電磁操作のパイロット操作逆止め弁11を配設し、主流路7から分岐して油タンク4に接続する分岐流路9には開閉弁10を配設する。パイロット操作逆止め弁11は油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する状態での油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5側への漏れ量を、逆止め弁8における油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側2から油圧ポンプ側5への漏れ量および、開閉弁10における閉状態Yでの主流路7側から油タンク4への漏れ量より多くした。
【選択図】図1
Description
作動油の供給により乗りかごを上昇作動すると共に作動油の排出により乗りかごを下降作動する油圧ジャッキと、作動油を吸入吐出する油圧ポンプと、油圧ジャッキと油圧ポンプとの間を接続する主流路と、主流路に配設して油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する第1の逆止め弁手段と、主流路における第1の逆止め弁手段の配設個所より油圧ジャッキ側から分岐して低圧側に接続する分岐流路と、分岐流路に配設して主流路と低圧側との間を連通する開状態と主流路から低圧側への流れを阻止する閉状態とを有する開閉弁とを具備した油圧エレベータの制御装置において、主流路には分岐流路の分岐個所より油圧ジャッキ側に、油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第2の逆止め弁手段を配設し、第2の逆止め弁手段は油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量を、第1の逆止め弁手段における油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量および、開閉弁における閉状態での主流路側から低圧側への漏れ量より多くしたことを特徴とする油圧エレベータの制御装置がそれである。
図1において、1は油圧エレベータの乗りかごである。2は乗りかご1を昇降作動する油圧ジャッキで、内部に形成した油室3に作動油を供給して乗りかご2を上昇作動すると共に、油室3の作動油を排出して乗りかご2を下降作動する。4は低圧側としての油タンクで、作動油を貯蔵している。5は一方向回転型の油圧ポンプで、電動機5により回転駆動され油タンク4の貯蔵作動油を吸入して吐出する。7は主流路で、油圧ポンプ5の吐出ポートと油圧ジャッキ2の油室3との間を接続する。8は第1逆止め弁手段としての逆止め弁で、油圧ポンプ5から油圧ジャッキ2への流れを許容して油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する向きに主流路7に配設している。逆止め弁8は、油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する状態で、図示しない弁体に装着したOリング等の弾性部材が弁座に着座する所詮ソフトシール型といわれるもので、油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5側への漏れ量を少量にしている。9は分岐流路で、主流路7における逆止め弁8の配設個所より油圧ジャッキ2側から分岐して油タンク4に接続する。10は電磁操作の開閉弁で、分岐流路9に配設し、通電操作により主流路7と油タンク4との間を連通する開状態Xと、非通電操作により主流路7から油タンク4への流れを阻止する閉状態Yとを有し、閉状態Yで油タンク4から主流路7への流れを許容している。なお、開閉弁10は、閉状態Yで主流路7と油タンク4との間を遮断する構成にしても良い。開閉弁10は、主流路7から油タンク4への流れを阻止する閉状態Yで、逆止め弁8と同様に、弁体の弾性部材が弁座に着座する所詮ソフトシール型といわれるもので、主流路7側から油タンク4側への漏れ量を少量にしている。
図1は、乗りかご1が下方位置に停止している状態を示し、油圧ポンプ5は停止し、逆止め弁8、パイロット操作逆止め弁11はともに油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止し、開閉弁10は非通電で閉状態Yにあり、主流路7から油タンク4への流れを阻止している。
このため、パイロット操作逆止め弁11とパイロット操作逆止め弁12のいずれか一方が損傷、破損等しても停止状態の乗りかご1を支障なく位置保持することができ、信頼性を一層向上することができる。
油圧ポンプ5Aは、一方向への回転で他方のポート5Cから吸入した作動油を一方のポート5Bから吐出すると共に、一方向と反対の他方向への回転で一方のポート5Bから吸入した作動油を他方のポート5Cから吐出する両方向回転型で、インバータ制御で回転数を制御する電動機6Aにより回転駆動される。油圧ポンプ5Aの一方のポー5Bと油圧ジャッキ2の油室3との間を主流路7で接続し、油圧ポンプ5Aの他方のポート5Cと油タンク4との間を低圧流路13で接続する。主流路7には、第1逆止め弁手段として電磁操作のパイロット操作逆止め弁8Aを配設し、パイロット操作逆止め弁8Aは油圧ポンプ5Aから油圧ジャッキ2への流れを許容して油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを格別な操作としての電磁操作により可能とする。そして、パイロット操作逆止め弁8Aは、図示しない弁体に装着したOリング等の弾性部材が弁座に着座する所詮ソフトシール型といわれるもので、油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5側への漏れ量を少量にしている。主流路7におけるパイロット操作逆止め弁8Aの配設個所より油圧ジャッキ2側には第2の逆止め弁手段としてのパイロット操作逆止め弁11を配設し、パイロット操作逆止め弁11は図1に示す一実施形態と同一構成のメタルシール型で、油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5A側への漏れ量を、パイロット操作逆止め弁8Aにおける油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5A側への漏れ量より多くしている。
この状態で、電動機6で油圧ポンプ5Aを一方向に回転駆動すると、油圧ポンプ5Aは油タンク4の貯蔵作動油を低圧流路13より吸入して主流路7に吐出し、主流路7に吐出した作動油はパイロット操作逆止め弁8A、パイロット操作逆止め弁11を流れて油圧ジャッキ2の油室3に供給され、油圧ジャッキ2は乗りかご1を上昇作動する。そして、上方位置に到達すると、油圧ポンプ5の回転駆動を停止して乗りかご1を上方位置に停止する。
このため、図2に示す一実施形態の変形例の装置と同様に、パイロット操作逆止め弁11とパイロット操作逆止め弁12のいずれか一方が損傷、破損等しても停止状態の乗りかご1を支障なく位置保持することができ、信頼性を一層向上することができる。
2:油圧ジャッキ
4:油タンク(低圧側)
5、5A:油圧ポンプ
7:主流路
8:逆止め弁(第1の逆止め弁手段)
8A:パイロット操作逆止め弁(第1の逆止め弁手段)
9:分岐流路
10:開閉弁
11:パイロット操作逆止め弁(第2の逆止め弁手段)
12:パイロット操作逆止め弁(第3の逆止め弁手段)
13:低圧流路
Claims (4)
- 作動油の供給により乗りかごを上昇作動すると共に作動油の排出により乗りかごを下降作動する油圧ジャッキと、作動油を吸入吐出する油圧ポンプと、油圧ジャッキと油圧ポンプとの間を接続する主流路と、主流路に配設して油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する第1の逆止め弁手段と、主流路における第1の逆止め弁手段の配設個所より油圧ジャッキ側から分岐して低圧側に接続する分岐流路と、分岐流路に配設して主流路と低圧側との間を連通する開状態と主流路から低圧側への流れを阻止する閉状態とを有する開閉弁とを具備した油圧エレベータの制御装置において、主流路には分岐流路の分岐個所より油圧ジャッキ側に、油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第2の逆止め弁手段を配設し、第2の逆止め弁手段は油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量を、第1の逆止め弁手段における油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量および、開閉弁における閉状態での主流路側から低圧側への漏れ量より多くしたことを特徴とする油圧エレベータの制御装置。
- 前記主流路における前記第2の逆止め弁手段の配設個所より前記油圧ジャッキ側には、前記油圧ポンプから前記油圧ジャッキへの流れを許容して前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第3の逆止め弁手段を配設し、第3の逆止め弁手段は前記油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量を、前記第1の逆止め弁手段における前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量および、前記開閉弁における閉状態での前記主流路側から前記低圧側への漏れ量より多くしたことを特徴とする請求項1に記載の油圧エレベータの制御装置。
- 作動油の供給により乗りかごを上昇作動すると共に作動油の排出により乗りかごを下降作動する油圧ジャッキと、一方向への回転で他方のポートから吸入した作動油を一方のポートから吐出すると共に一方向と反対の他方向への回転で一方のポートから吸入した作動油を他方のポートから吐出する両方向回転型の油圧ポンプと、油圧ジャッキと油圧ポンプの一方のポートとの間を接続する主流路と、油圧ポンプの他方のポートと低圧側との間を接続する低圧流路と、主流路に配設して油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第1の逆止め弁手段とを具備した油圧エレベータの制御装置において、主流路には第1逆止め弁の配設個所より油圧ジャッキ側に、油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第2の逆止め弁手段を配設し、第2の逆止め弁手段は油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量を、第1の逆止め弁手段における油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量より多くしたことを特徴とする油圧エレベータの制御装置。
- 前記主流路における前記第2の逆止め弁手段の配設個所より前記油圧ジャッキ側には、前記油圧ポンプから前記油圧ジャッキへの流れを許容して前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第3の逆止め弁手段を配設し、第3の逆止め弁手段は前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量を、前記第1の逆止め弁手段における前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量より多くしたことを特徴とする請求項3に記載の油圧エレベータの制御装置。
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JP2009218250A JP5379623B2 (ja) | 2009-09-22 | 2009-09-22 | 油圧エレベータの制御装置 |
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Family Applications (1)
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JP2009218250A Active JP5379623B2 (ja) | 2009-09-22 | 2009-09-22 | 油圧エレベータの制御装置 |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS55124610U (ja) * | 1979-02-26 | 1980-09-04 | ||
JPH01127580A (ja) * | 1987-11-11 | 1989-05-19 | Hitachi Ltd | 流体圧エレベータの制御装置 |
JP2008044736A (ja) * | 2006-08-17 | 2008-02-28 | Mitsubishi Electric Corp | 油圧エレベータの制御装置 |
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2009
- 2009-09-22 JP JP2009218250A patent/JP5379623B2/ja active Active
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