JP5379623B2 - 油圧エレベータの制御装置 - Google Patents

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本発明は、作動油を油圧ジャッキに給排して乗りかごを昇降したり油圧ジャッキへの作動油の給排を遮断して乗りかごを停止したりする油圧エレベータの制御装置に関するものである。
この種の油圧エレベータの制御装置は、乗りかごを昇降する油圧ジャッキと油圧ポンプとの間を主流路で接続し、主流路には油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容する向きに第1の逆止め手段としてのパイロット操作逆止め弁を配設している。そして、油圧ポンプを一方向に回転すると、油圧ポンプから吐出した作動油がパイロット操作逆止め弁を流れて油圧ジャッキに供給され、乗りかごを上昇作動する。また、油圧ポンプを一方向と反対の他方向に回転し、パイロット電磁弁を励磁する格別の操作でパイロット操作逆止め弁を開くと、油圧ジャッキから排出された作動油がパイロット操作逆止め弁を流れて油圧ポンプに吸入され、乗りかごを下降作動する。そして、パイロット電磁弁を非励磁してパイロット操作逆止め弁を閉じると、乗りかごを停止する。
特開2002−205883号公報(段落0017、0018、図2)
ところが、2009年9月28日施行の改正建築基準法施行令では、「駆動装置及び制御器が故障時においても、かごの位置が著しく移動した場合又はかご及び昇降路の戸が全て閉じる前にかごが昇降した場合に、かごを制止させる装置」を義務付けられ、これを順守するために、油圧ポンプと油圧ジャッキとの間を接続する主流路に少なくとも2個の逆止め弁を直列に配設しなければならなくなった。すなわち、従来の油圧エレベータの制御装置において、主流路に第1の逆止め弁手段と直列に第2の逆止め弁手段を少なくとも1個追加して配設しなければならない。このため、直列に配設した第1の逆止め弁手段と第2の逆止め弁手段をともに開作動して乗りかごを下降作動する際の起動時に、第1の逆止め弁手段と第2の逆止め弁手段との間に空間が生じていると、この空間の容積に相当する分、乗りかごが落下してショックが発生する問題があった。
本発明の課題は、油圧ポンプと油圧ジャッキとの間を接続する主流路に直列に配設した少なくとも2個の逆止め弁手段の間に作動油を充満し、乗りかごを下降作動する際の起動時のショック発生を軽減し得る油圧エレベータの制御装置を提供するものである。
かかる課題を達成すべく、本発明は次の手段をとった。即ち、
作動油の供給により乗りかごを上昇作動すると共に作動油の排出により乗りかごを下降作動する油圧ジャッキと、作動油を吸入吐出する油圧ポンプと、油圧ジャッキと油圧ポンプとの間を接続する主流路と、主流路に配設して油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する第1の逆止め弁手段と、主流路における第1の逆止め弁手段の配設個所より油圧ジャッキ側から分岐して低圧側に接続する分岐流路と、分岐流路に配設して主流路と低圧側との間を連通する開状態と主流路から低圧側への流れを阻止する閉状態とを有する開閉弁とを具備した油圧エレベータの制御装置において、主流路には分岐流路の分岐個所より油圧ジャッキ側に、油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第2の逆止め弁手段を配設し、第2の逆止め弁手段は油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量を、第1の逆止め弁手段における油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量および、開閉弁における閉状態での主流路側から低圧側への漏れ量より多くしたことを特徴とする油圧エレベータの制御装置がそれである。
この場合、前記主流路における前記第2の逆止め弁手段の配設個所より前記油圧ジャッキ側には、前記油圧ポンプから前記油圧ジャッキへの流れを許容して前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第3の逆止め弁手段を配設し、第3の逆止め弁手段は前記油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量を、前記第1の逆止め弁手段における前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量および、前記開閉弁における閉状態での前記主流路側から前記低圧側への漏れ量より多くしても良い。
また、作動油の供給により乗りかごを上昇作動すると共に作動油の排出により乗りかごを下降作動する油圧ジャッキと、一方向への回転で他方のポートから吸入した作動油を一方のポートから吐出すると共に一方向と反対の他方向への回転で一方のポートから吸入した作動油を他方のポートから吐出する両方向回転型の油圧ポンプと、油圧ジャッキと油圧ポンプの一方のポートとの間を接続する主流路と、油圧ポンプの他方のポートと低圧側との間を接続する低圧流路と、主流路に配設して油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第1の逆止め弁手段とを具備した油圧エレベータの制御装置において、主流路には第1逆止め弁の配設個所より油圧ジャッキ側に、油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第2の逆止め弁手段を配設し、第2の逆止め弁手段は油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量を、第1の逆止め弁手段における油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量より多くしたことを特徴とする油圧エレベータの制御装置がそれである。
この場合、前記主流路における前記第2の逆止め弁手段の配設個所より前記油圧ジャッキ側には、前記油圧ポンプから前記油圧ジャッキへの流れを許容して前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第3の逆止め弁手段を配設し、第3の逆止め弁手段は前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量を、前記第1の逆止め弁手段における前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量より多くしても良い。
以上詳述したように、請求項1に記載の発明は、第2の逆止め弁手段は油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量を、第1の逆止め弁手段における油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量および、開閉弁における閉状態での主流路側から低圧側への漏れ量より多くした。このため、第1の逆止め弁手段と第2の逆止め弁手段の油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態および、開閉弁の閉状態において、漏れ量の多い第2の逆止め弁手段から漏洩した作動油が漏れ量の少ない第1の逆止め弁手段と開閉弁とでそれぞれ漏れを抑制できるから、第2の逆止め弁手段と第1の逆止め弁手段との間および第2の逆止め弁手段と開閉弁との間に作動油を充満でき、乗りかごを下降作動する際の起動時のショック発生を軽減することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の効果に加え、主流路には、第2の逆止め弁手段の配設個所より油圧ジャッキ側に、油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第3の逆止め弁手段を配設し、第3の逆止め弁手段は油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量を、第1の逆止め弁手段における油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量および、開閉弁における閉状態での主流路側から低圧側への漏れ量より多くした。このため、第2の逆止め弁手段と第3の逆止め弁手段のいずれか一方が損傷、破損等しても停止状態の乗りかごを支障なく位置保持することができ、信頼性を一層向上することができる。
また、請求項3に記載の発明は、第2の逆止め弁手段は油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量を、第1の逆止め弁手段における油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量より多くした。このため、第1の逆止め弁手段と第2の逆止め弁手段において油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態で、漏れ量の多い第2の逆止め弁手段から漏洩した作動油が漏れ量の少ない第1の逆止め弁手段で漏れを抑制できるから、第2の逆止め弁手段と第1の逆止め弁手段との間に作動油を充満でき、請求項1に記載の発明の効果と同様に、乗りかごを下降作動する際の起動時のショック発生を軽減することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の効果に加え、主流路には、第2の逆止め弁手段の配設個所より油圧ジャッキ側に、油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第3の逆止め弁手段を配設し、第3の逆止め弁手段は油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量を、第1の逆止め弁手段における油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量より多くした。このため、請求項2に記載の発明の効果と同様に、第2の逆止め弁手段と第3の逆止め弁手段のいずれか一方が損傷、破損等しても停止状態の乗りかごを支障なく位置保持することができ、信頼性を一層向上することができる。
本発明の一実施形態を示した油圧エレベータの制御装置の油圧回路図である。 図1の変形例を示した油圧回路図である。 他実施形態を示した油圧回路図である。 図3の変形例を示した油圧回路図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。
図1において、1は油圧エレベータの乗りかごである。2は乗りかご1を昇降作動する油圧ジャッキで、内部に形成した油室3に作動油を供給して乗りかご2を上昇作動すると共に、油室3の作動油を排出して乗りかご2を下降作動する。4は低圧側としての油タンクで、作動油を貯蔵している。5は一方向回転型の油圧ポンプで、電動機5により回転駆動され油タンク4の貯蔵作動油を吸入して吐出する。7は主流路で、油圧ポンプ5の吐出ポートと油圧ジャッキ2の油室3との間を接続する。8は第1逆止め弁手段としての逆止め弁で、油圧ポンプ5から油圧ジャッキ2への流れを許容して油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する向きに主流路7に配設している。逆止め弁8は、油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する状態で、図示しない弁体に装着したOリング等の弾性部材が弁座に着座する所詮ソフトシール型といわれるもので、油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5側への漏れ量を少量にしている。9は分岐流路で、主流路7における逆止め弁8の配設個所より油圧ジャッキ2側から分岐して油タンク4に接続する。10は電磁操作の開閉弁で、分岐流路9に配設し、通電操作により主流路7と油タンク4との間を連通する開状態Xと、非通電操作により主流路7から油タンク4への流れを阻止する閉状態Yとを有し、閉状態Yで油タンク4から主流路7への流れを許容している。なお、開閉弁10は、閉状態Yで主流路7と油タンク4との間を遮断する構成にしても良い。開閉弁10は、主流路7から油タンク4への流れを阻止する閉状態Yで、逆止め弁8と同様に、弁体の弾性部材が弁座に着座する所詮ソフトシール型といわれるもので、主流路7側から油タンク4側への漏れ量を少量にしている。
11は第2の逆止め弁手段としての電磁操作のパイロット操作逆止め弁で、主流路7における分岐流路9の分岐個所より油圧ジャッキ2側に配設し、油圧ポンプ5から油圧ジャッキ2への流れを許容して油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを格別な操作としての電磁操作により可能としている。パイロット操作逆止め弁11は、油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する状態で、図示しない金属製の弁体が金属製の弁座に着座する所詮メタルシール型といわれるもので、油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5側への漏れ量が、前述のソフトシール型の弁より多くなる。こうして、パイロット操作逆止め弁11は、油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する状態での油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5側への漏れ量を、逆止め弁8における油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する状態での油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5側への漏れ量および、開閉弁10の閉状態Yでの主流路7側から油タンク4側への漏れ量より多くしている。
次に、かかる構成の作動を説明する。
図1は、乗りかご1が下方位置に停止している状態を示し、油圧ポンプ5は停止し、逆止め弁8、パイロット操作逆止め弁11はともに油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止し、開閉弁10は非通電で閉状態Yにあり、主流路7から油タンク4への流れを阻止している。
この状態で、電動機6で油圧ポンプ5を回転駆動すると、油圧ポンプ5は油タンク4の貯蔵作動油を吸入して主流路7に吐出し、主流路7に吐出した作動油は逆止め弁8を流れ、開閉弁10で油タンク4への流れを阻止され、パイロット操作逆止め弁11を流れて油圧ジャッキ2の油室3に供給され、油圧ジャッキ2は乗りかご1を上昇作動する。そして、上方位置に到達すると、油圧ポンプ5の回転駆動を停止して乗りかご1を上方位置に停止する。
乗りかご1を上方位置に停止した状態で、開閉弁10を通電操作して開状態Xにすると共に、パイロット操作逆止め弁11を通電操作して油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを可能にすると、油圧ジャッキ2の油室3から排出された作動油はパイロット操作逆止め弁11を流れ、逆止め弁8で油圧ポンプ5側への流れを阻止され、分岐流路9より開状態Xの開閉弁10を流れて油タンク4に排出され、乗りかご1を下降作動する。そして、図1の下方位置に復帰すると、開閉弁10、パイロット操作逆止め弁11をともに非通電操作して乗りかご1を下方位置に停止する。
かかる作動において、パイロット操作逆止め弁11は油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する状態での油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5側への漏れ量を、逆止め弁8における油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する状態での油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5側への漏れ量および、開閉弁10における閉状態Yでの主流路7側から油タンク4への漏れ量より多くした。このため、逆止め弁8、パイロット操作逆止め弁11の油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する状態および、開閉弁10の閉状態Yにおいて、漏れ量の多いパイロット操作逆止め弁11から漏洩した作動油が漏れ量の少ない逆止め弁8と開閉弁10とでそれぞれ漏れを抑制できるから、パイロット操作逆止め弁11と逆止め弁8との間およびパイロット操作逆止め弁11と開閉弁10との間に作動油を充満でき、乗りかご1を下降作動する際の起動時のショック発生を軽減することができる。
また、パイロット操作逆止め弁11の漏れ量を逆止め弁8の漏れ量および開閉弁10の漏れ量より多くすることを、パイロット操作逆止め弁11をメタルシール型とすると共に、逆止め弁8、開閉弁10をそれぞれソフトシール型とする簡単な弁の選定で容易に実施することができる。
図2は図1の一実施形態の変形例を示し、主流路7には、パイロット操作逆止め弁11の配設個所より油圧ジャッキ2側に、第3の逆止め弁手段としての電磁操作のパイロット操作逆止め弁12を1個追加して配設している。パイロット操作逆止め弁12は、パイロット操作逆止め弁11と同一構成で、油圧ポンプ5から油圧ジャッキ2への流れを許容して油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを格別な操作としての電磁操作により可能としている。そして、パイロット操作逆止め弁12は、油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを阻止する状態で、図示しない金属製の弁体が金属製の弁座に着座する所詮メタルシール型といわれるもので、油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5側への漏れ量を、ソフトシール型の逆止め弁8、開閉弁10より多くしている。
このため、パイロット操作逆止め弁11とパイロット操作逆止め弁12のいずれか一方が損傷、破損等しても停止状態の乗りかご1を支障なく位置保持することができ、信頼性を一層向上することができる。
図3は本発明の他実施形態を示し、一実施形態と同一個所には同符号を付して説明を省略し、異なる個所についてのみ説明する。
油圧ポンプ5Aは、一方向への回転で他方のポート5Cから吸入した作動油を一方のポート5Bから吐出すると共に、一方向と反対の他方向への回転で一方のポート5Bから吸入した作動油を他方のポート5Cから吐出する両方向回転型で、インバータ制御で回転数を制御する電動機6Aにより回転駆動される。油圧ポンプ5Aの一方のポー5Bと油圧ジャッキ2の油室3との間を主流路7で接続し、油圧ポンプ5Aの他方のポート5Cと油タンク4との間を低圧流路13で接続する。主流路7には、第1逆止め弁手段として電磁操作のパイロット操作逆止め弁8Aを配設し、パイロット操作逆止め弁8Aは油圧ポンプ5Aから油圧ジャッキ2への流れを許容して油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを格別な操作としての電磁操作により可能とする。そして、パイロット操作逆止め弁8Aは、図示しない弁体に装着したOリング等の弾性部材が弁座に着座する所詮ソフトシール型といわれるもので、油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5側への漏れ量を少量にしている。主流路7におけるパイロット操作逆止め弁8Aの配設個所より油圧ジャッキ2側には第2の逆止め弁手段としてのパイロット操作逆止め弁11を配設し、パイロット操作逆止め弁11は図1に示す一実施形態と同一構成のメタルシール型で、油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5A側への漏れ量を、パイロット操作逆止め弁8Aにおける油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5A側への漏れ量より多くしている。
作動は、図3は、乗りかご1が下方位置に停止している状態を示し、油圧ポンプ5Aは停止し、パイロット操作逆止め弁8A、パイロット操作逆止め弁11はともに油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止している。
この状態で、電動機6で油圧ポンプ5Aを一方向に回転駆動すると、油圧ポンプ5Aは油タンク4の貯蔵作動油を低圧流路13より吸入して主流路7に吐出し、主流路7に吐出した作動油はパイロット操作逆止め弁8A、パイロット操作逆止め弁11を流れて油圧ジャッキ2の油室3に供給され、油圧ジャッキ2は乗りかご1を上昇作動する。そして、上方位置に到達すると、油圧ポンプ5の回転駆動を停止して乗りかご1を上方位置に停止する。
乗りかご1を上方位置に停止した状態で、パイロット操作逆止め弁8A、パイロット操作逆止め弁11をともに通電操作して油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5への流れを可能にし、電動機6で油圧ポンプ5Aを他方向に回転駆動すると、油圧ジャッキ2の油室3から排出された作動油はパイロット操作逆止め弁11、パイロット操作逆止め弁8Aを流れて油圧ポンプ5Aに吸入され、油圧ポンプ5Aは主流路7から吸入した作動油を低圧流路13に吐出して油タンク4に排出し、乗りかご1を下降作動する。そして、図3の下方位置に復帰すると、パイロット操作逆止め弁8A、パイロット操作逆止め弁11をともに非通電操作して乗りかご1を下方位置に停止する。
かかる作動において、パイロット操作逆止め弁11は油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5A側への漏れ量を、パイロット操作逆止め弁8Aにおける油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5A側への漏れ量より多くした。このため、パイロット操作逆止め弁8Aとパイロット操作逆止め弁11において油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止する状態で、漏れ量の多いパイロット操作逆止め弁11から漏洩した作動油が漏れ量の少ないパイロット操作逆止め弁8Aで漏れを抑制できるから、パイロット操作逆止め弁11とパイロット操作逆止め弁8Aとの間に作動油を充満でき、図1に示す一実施形態の装置と同様に、乗りかご1を下降作動する際の起動時のショック発生を軽減することができる。また、パイロット操作逆止め弁11の漏れ量をパイロット操作逆止め弁8Aの漏れ量より多くすることを、パイロット操作逆止め弁11をメタルシール型とすると共に、パイロット操作逆止め弁8Aをソフトシール型とする簡単な弁の選定で容易に実施することができる。
図4は、図3の他実施形態の変形例を示し、主流路7には、パイロット操作逆止め弁11の配設個所より油圧ジャッキ2側に、第3の逆止め弁手段としての電磁操作のパイロット操作逆止め弁12を1個追加して配設している。パイロット操作逆止め弁12は、パイロット操作逆止め弁11と同一構成で、油圧ポンプ5Aから油圧ジャッキ2への流れを許容して油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを格別な操作としての電磁操作により可能としている。そして、パイロット操作逆止め弁12は、油圧ジャッキ2から油圧ポンプ5Aへの流れを阻止する状態で、図示しない金属製の弁体が金属製の弁座に着座する所詮メタルシール型といわれるもので、油圧ジャッキ2側から油圧ポンプ5A側への漏れ量を、ソフトシール型のパイロット操作逆止め弁8より多くしている。
このため、図2に示す一実施形態の変形例の装置と同様に、パイロット操作逆止め弁11とパイロット操作逆止め弁12のいずれか一方が損傷、破損等しても停止状態の乗りかご1を支障なく位置保持することができ、信頼性を一層向上することができる。
1:乗りかご
2:油圧ジャッキ
4:油タンク(低圧側)
5、5A:油圧ポンプ
7:主流路
8:逆止め弁(第1の逆止め弁手段)
8A:パイロット操作逆止め弁(第1の逆止め弁手段)
9:分岐流路
10:開閉弁
11:パイロット操作逆止め弁(第2の逆止め弁手段)
12:パイロット操作逆止め弁(第3の逆止め弁手段)
13:低圧流路

Claims (4)

  1. 作動油の供給により乗りかごを上昇作動すると共に作動油の排出により乗りかごを下降作動する油圧ジャッキと、作動油を吸入吐出する油圧ポンプと、油圧ジャッキと油圧ポンプとの間を接続する主流路と、主流路に配設して油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する第1の逆止め弁手段と、主流路における第1の逆止め弁手段の配設個所より油圧ジャッキ側から分岐して低圧側に接続する分岐流路と、分岐流路に配設して主流路と低圧側との間を連通する開状態と主流路から低圧側への流れを阻止する閉状態とを有する開閉弁とを具備した油圧エレベータの制御装置において、主流路には分岐流路の分岐個所より油圧ジャッキ側に、油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第2の逆止め弁手段を配設し、第2の逆止め弁手段は油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量を、第1の逆止め弁手段における油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量および、開閉弁における閉状態での主流路側から低圧側への漏れ量より多くしたことを特徴とする油圧エレベータの制御装置。
  2. 前記主流路における前記第2の逆止め弁手段の配設個所より前記油圧ジャッキ側には、前記油圧ポンプから前記油圧ジャッキへの流れを許容して前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第3の逆止め弁手段を配設し、第3の逆止め弁手段は前記油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量を、前記第1の逆止め弁手段における前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量および、前記開閉弁における閉状態での前記主流路側から前記低圧側への漏れ量より多くしたことを特徴とする請求項1に記載の油圧エレベータの制御装置。
  3. 作動油の供給により乗りかごを上昇作動すると共に作動油の排出により乗りかごを下降作動する油圧ジャッキと、一方向への回転で他方のポートから吸入した作動油を一方のポートから吐出すると共に一方向と反対の他方向への回転で一方のポートから吸入した作動油を他方のポートから吐出する両方向回転型の油圧ポンプと、油圧ジャッキと油圧ポンプの一方のポートとの間を接続する主流路と、油圧ポンプの他方のポートと低圧側との間を接続する低圧流路と、主流路に配設して油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第1の逆止め弁手段とを具備した油圧エレベータの制御装置において、主流路には第1逆止め弁の配設個所より油圧ジャッキ側に、油圧ポンプから油圧ジャッキへの流れを許容して油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第2の逆止め弁手段を配設し、第2の逆止め弁手段は油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量を、第1の逆止め弁手段における油圧ジャッキから油圧ポンプへの流れを阻止する状態での油圧ジャッキ側から油圧ポンプ側への漏れ量より多くしたことを特徴とする油圧エレベータの制御装置。
  4. 前記主流路における前記第2の逆止め弁手段の配設個所より前記油圧ジャッキ側には、前記油圧ポンプから前記油圧ジャッキへの流れを許容して前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止すると共に、阻止した前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを格別な操作により可能とする第3の逆止め弁手段を配設し、第3の逆止め弁手段は前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量を、前記第1の逆止め弁手段における前記油圧ジャッキから前記油圧ポンプへの流れを阻止する状態での前記油圧ジャッキ側から前記油圧ポンプ側への漏れ量より多くしたことを特徴とする請求項3に記載の油圧エレベータの制御装置。
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