JP2011066880A - 3−レベルパルス幅変調増幅器及びこれを含むオーディオ処理装置 - Google Patents

3−レベルパルス幅変調増幅器及びこれを含むオーディオ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011066880A
JP2011066880A JP2010194433A JP2010194433A JP2011066880A JP 2011066880 A JP2011066880 A JP 2011066880A JP 2010194433 A JP2010194433 A JP 2010194433A JP 2010194433 A JP2010194433 A JP 2010194433A JP 2011066880 A JP2011066880 A JP 2011066880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level
signal
power supply
supply voltage
input signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010194433A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011066880A5 (ja
JP5674387B2 (ja
Inventor
Bong-Jung Kim
奉 柱 金
Wang-Seup Yeun
旺 燮 廉
Yong-Hee Lee
龍 熙 李
Seung-Bin You
承 彬 劉
Chun Kyun Seok
春 均 石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2011066880A publication Critical patent/JP2011066880A/ja
Publication of JP2011066880A5 publication Critical patent/JP2011066880A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5674387B2 publication Critical patent/JP5674387B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/38Dc amplifiers with modulator at input and demodulator at output; Modulators or demodulators specially adapted for use in such amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/217Class D power amplifiers; Switching amplifiers
    • H03F3/2173Class D power amplifiers; Switching amplifiers of the bridge type
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/20Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers
    • H03F3/21Power amplifiers, e.g. Class B amplifiers, Class C amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/217Class D power amplifiers; Switching amplifiers
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers without distortion of the input signal
    • H03G3/007Control dependent on the supply voltage
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/01Details
    • H03K3/017Adjustment of width or dutycycle of pulses
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K7/00Modulating pulses with a continuously-variable modulating signal
    • H03K7/08Duration or width modulation ; Duty cycle modulation
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/10Calibration or testing
    • H03M1/1009Calibration

Abstract

【課題】3−レベルパルス幅変調器及びこれを含むオーディオ処理装置を提供すること。
【解決手段】ハーフ−ブリッジ3−レベルPWM増幅器が開示される。ハーフブリッジ3−レベルPWM増幅器はプリスケーリング部、PWM生成器及び出力ステージを含む。PWM生成器はプリスケーリング部から提供されるスケーリングされた信号の大きさによって3−レベルパルス幅変調信号を生成する。出力ステージは3−レベルパルス幅変調信号に基づいて出力ノードを駆動する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、増幅器に係り、より詳細にはハーフブリッジ(half―bridge)PWM方式の増幅器に関する。
PWM方式は、変調信号の大きさによってパルス(例えば、周期的パルス)の幅を変化させて変調する方式で、高効率、高解像度及び低電力の特性を有し、増幅器(例えば、クラスDオーディオ増幅器)やオーディオ装置に広く使用されている。従って、PWM増幅器はクラス−D増幅器と呼ばれることもある。
一般に、PWM方式のオーディオ装置はオーディオ信号のサンプリングレートより、高い周波数を有するPWM変調信号でオーディオを伝達する。PWMオーディオ増幅器はアナログオーディオ信号をデジタルPWM信号に変換し、これを増幅してスピーカやヘッドホンに出力する。
スピーカを駆動するためには、通常フル−ブリッジ(full―bridge)形態のPWM増幅器が使用される。ヘッドホンのような低電力装置を駆動するためには、ゼロ(zero)電圧のグラウンドレベルを基準に入力信号が印加される、一般的にハーフ−ブリッジ(Harf−bridge)形態のPWM増幅器が使用される。
通常のPWM信号の駆動方式は2−レベル駆動方式で、PWM信号によってあらかじめ決まった正電圧(+)とグラウンドレベルとをスイッチングする方式または、正電圧と負電圧とをスイッチングする方式である。
このような2−レベルPWM駆動方式は、入力信号が「0」の時も出力ステージは50:50のPWMデューティレシオを維持しつつ、スイッチングするため、オーディオ信号が消費する動的(dynamic)電流以外の不必要な静的(Static)電流が常に消費されるため、出力効率が落ちる。
また、出力ステージの電源電圧のレベルが変動して電源電圧の間のレベルにミスマッチが発生した場合は、復元されるオーディオ信号にこのようなミスマッチによる歪曲が生じることになる。
図1は、アナログ増幅器入力信号の一例を示した波形のグラフである。
図2〜図4は、図1に図示された増幅器入力信号に対する通常の2−レベルPWM変調信号を示す。図1と図2〜図4の時間―比率はそれぞれ異なる。
図1に図示されたように、増幅器入力信号を正のピーク電圧(MAX)と負のピーク電圧(MIN)との間をスイングする信号と仮定する。
この場合、通常のPWM変調信号は2−レベル(VDDとVSS)を有するパルス信号である。図2〜図4に図示されたように、増幅器の入力信号が正のピーク電圧(MAX)の時は、VDDレベルを有する「High」区間が最大で、増幅器入力信号が負のピーク電圧(MIN)の時は、VSSレベルを有する「Low」区間が最大である。アナログ入力信号がゼロ(「0」)の時は、2−レベルPWM変調信号の「High」区間と「Low」区間の持続時間が同じになり、50:50のデューティレシオ(duty ratio)を有する。増幅器入力信号がピーク電圧(MAX)の方に増加する時は、2−レベルPWM変調信号はVDDレベルを有する「High」区間が次第に大きくなり、入力信号が負のピーク電圧(MIN)の方に減少する時は、2−レベルPWM変調信号はVSSレベルを有するLow’区間が次第に大きくなる。
従来の2−レベルPWM増幅器(つまり、Class−D増幅器)は既存のClass−A、Class−B、Class−AB増幅器に比べて比較的高い効率を有する。しかし、従来の2−レベルPWM増幅器もアナログ増幅器入力信号が「0」の間も、VDDレベルとVSSレベル(または、グラウンドレベル)にスイッチングしつつ、電流を消費することになる。
米国特許6,700,518号明細書 特開2001−211036号公報 米国特許7,224,217号明細書
本発明の目的は、静的(static)電流消費を減らし効率を高めると共に、電源電圧の非対称による歪曲を防止することができるハーフブリッジ3−レベルPWM増幅器及びその駆動方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、ハーフブリッジ3−レベルPWM増幅器を具備するオーディオ処理装置を提供することにある。
前述した本発明の目的を達成するために、本発明の一実施形態に係わる3−レベルPWM増幅器はPWM(pulse width modulation)生成器及び出力ステージを含む。PWM生成器は入力信号に基づいて第1レベルのパルス幅を可変したり、または第2レベルのパルス幅を可変して、第1レベル、第2レベル及び基準レベルを有する3−レベルパルス幅変調信号を生成する。出力ステージは、3−レベルパルス幅変調信号に基づいて出力ノードを第1電源電圧、第2電源電圧、または第3電源電圧レベルに駆動する。
実施形態において、3−レベルPWM増幅器は入力信号を少なくとも1つのゲイン値によってスケーリングしてPWM生成器に提供するプリスケーリング部を更に含め、ゲイン値は第1〜第3電源電圧の中で少なくとも1つの変動を補償する大きさを有することができる。
実施形態において、第3電源電圧はグラウンドレベルであり、第1電源電圧は第3電源電圧より高い正の電圧であり、前期第2電源電圧は第3電源電圧より低い負の電圧であってもよい。
実施形態において、第1電源電圧と第2電源電圧とのレベル変化に基づいてプリスケーリング部にゲイン値を提供する電源電圧センシング部をさらに含むことができる。
電源電圧センシング部は、第1電源電圧の測定されたレベルと第2電源電圧の測定されたべレベルとによるデジタル値を測定して提供するアナログデジタル変換器及びデジタル値に基づいてゲイン値を演算してゲイン値を提供する演算部を含むことができる。
演算部は、第1電源電圧と第2電源電圧それぞれのレベルによるデジタル値の大きさを比べてゲイン値を提供することができる。
演算部は、第1電源電圧と第2電源電圧の理想的なレベルと第1電源電圧の測定されたレベルと第2電源電圧の測定されたレベルに少なくとも1つのゲイン値を提供することができる。
実施形態において、プリスケーリング部は基準レベルに基づいて入力信号を基準レベル以上の第1入力信号と基準レベル以上の第1入力信号と基準レベル以下の第2入力信号とに分離する信号分離器、第1入力信号または第2入力信号にゲイン値を乗算して、第1スケーリングされた信号及び第2スケーリングされた信号に提供するスケーラ及び第1スケーリングされた信号及び第2スケーリングされた信号を合算して、スケーリングされた信号としてPWM生成器に提供する合算器を含むことができる。
プリスケーリング部は、第1入力信号及び第2入力信号に対してそれぞれゲイン値に含まれる第1ゲイン値、第2ゲイン値を乗算して第1スケーリングされた信号及び第2スケーリングされた信号として提供することができる
プリスケーリング部は第1入力信号に対してゲイン値を乗算して第1スケーリングされた信号として提供することができる。
プリスケーリング部は第2入力信号に対してゲイン値を乗算して第2スケーリングされた信号として提供することができる。
プリスケーリング部は、第1入力信号と第2入力信号に対して非対称的にスケーリングを実行することができる。
実施形態において、PWM生成器は基準レベル以上の正の第1信号部分の大きさによって第1レベルのパルス幅を可変した第1パルス幅変調信号と基準レベル以下の負の第2信号部分の大きさによって第2レベルのパルス幅を可変した第2パルス幅信号を結合して3−レベルパルス幅変調信号を出力することができる。正の第1信号部分と負の第2信号部分は入力信号に含むことができる。
基準レベルはグラウンドレベルであり、第1信号部分は正にスケーリングされた信号であり、第2信号部分は負にスケーリングされた信号であってもよい。
PWM生成器は、第1信号部分を第1レベルと基準レベルとの間をスイングする第1三角波信号と比べて第1パルス幅変調信号を提供する第1比較器及び第2信号部分を基準レベルと第2レベルとの間をスイングする第2三角波信号と比べて第2パルス幅変調信号を提供する2比較器を具備することができる。実施形態において、出力ステージは、第1イネーブル信号に応答して出力ノードを第1電源電圧に駆動するプルアップ部、第2イネーブル信号に応答して出力ノードを第2電源電圧に駆動するプルダウン部及び第3イネーブル信号に応答して出力ノードを第3電源電圧に駆動するグランドスイッチング部を含み、第3電源電圧はグラウンドレベルであり、第1電源電圧は第3電源電圧より高い正の電圧であり、第2電源電圧は第3電源電圧より低い負の電圧であってもよい。
実施形態において、プルアップ部は出力ノードと第1電源電圧との間に接続し、第1イネーブル信号に応答してターンオン・オフされるプルアップトランジスタを含み、プルダウン部は出力ノードと第2電源電圧との間に接続し、第2イネーブル信号に応答してターンオン・オフされるプルダウントランジスタを含み、グラウンドスイッチング部は、出力ノードと第3電源電圧との間に接続され、第3イネーブル信号に応答してターンオン・オフされる少なくとも1つのスイッチを含むことができる。
実施形態において、入力信号はシグマ・デルタ変調された信号であってもよい。
実施形態において、3−レベルPWM増幅器はハーフ−ブリッジPWM増幅器であってもよい。
本発明の他の目的を達成するために、本発明の一実施形態にかかわるオーディオ処理装置はボリューム調節部及びハーフ−ブリッジ3−レベルPWM増幅器を含む。ボリューム調節部はボリューム制御信号に応答して受信された入力信号のオーディオソースデータをボリューム調節してボリューム調節された入力信号を提供する。ハーフ−ブリッジ3−レベルPWM増幅器は、入力信号を第1レベル、第2レベル及び基準レベルを有する3−レベルパルス幅変調信号に変換し、変換された3−レベルパルス幅変調信号に基づいて負荷の一端子に接続される出力ノードを駆動する。
実施形態において、ハーフ−ブリッジ3−レベルPWM増幅器は、ボリューム調節された入力信号を少なくとも1つのゲイン値に応じてスケーリングして、スケーリングされた信号として提供するプリスケーリング部、スケーリングされた信号に基づいて第1レベルのパルス幅を可変したり、または第2レベルのパルス幅を可変して、第1レベル、第2レベル及び基準レベルを有する3−レベルパルス幅変調信号を生成するPWM(pulse width modulation)生成器、及び負荷の一端子に接続される出力ノードを第1電源電圧、第2電源電圧、または第3電源電圧レベルに駆動する出力ステージを具備し、ゲイン値は第1〜第3電源電圧の中で少なくとも1つのレベル変動を補償する大きさであってもよい。
本発明によると、不必要な静的電流の防止だけでなく、電源電圧のレベルが変動しても非対称が生じないオーディオ信号(AS)を復元することができ、電力消費を減少させて信号の歪曲を防止することができる。
アナログ増幅器入力信号の一形態を示した波形のグラフである。 図1に図示された増幅器入力信号に対する通常の2−レベルPWM変調信号を示す。 図1に図示された増幅器入力信号に対する通常の2−レベルPWM変調信号を示す。 図1に図示された増幅器入力信号に対する通常の2−レベルPWM変調信号を示す。 本発明の一実施形態による3−レベルPWM増幅器の概略的な構成を示したブロック図である。 本発明の他の実施形態による3−レベルPWM増幅器の概略的な構成を示したブロック図である。 図5及び図6に図示されたシグマ・デルタ変調器の一実施形態を概略的に示したブロック図である。 図5に図示された3−レベルPWM生成器の一実施形態を概略的に示したブロック図である。 図5または図6に図示された出力ステージの構成を示した回路図である。 図5の出力ステージで第1電源電圧と第2電源電圧とにレベル変動が発生した場合を示す。 本発明の一実施形態による図5または図6のプリスケーリング部の構成を概略的に示したブロック図である。 本発明の他の実施形態による図5または図6のプリスケーリング部の構成を示したブロック図である。 本発明のまた他の実施形態による図5または図6のプリスケーリング部の構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態による図6の電源電圧センシング部の構成を概略的に示したブロック図である。 本発明の一実施形態による図6の電源電圧センシング部の構成を概略的に示したブロック図である。 図8の3−レベルPWM生成器に入力される信号がパルス−幅変調された波形を示したグラフである。 本発明の一実施形態により図16の入力信号に対する3−レベルPWM生成器のパルス−幅変調された出力信号を示した波形である。 本発明の一実施形態により図16の入力信号に対する3−レベルPWM生成器のパルス−幅変調された出力信号を示した波形である。 図9に図示された出力ステージの各レベル別動作を示した回路図である。 図9に図示された出力ステージの各レベル別動作を示した回路図である。 図9に図示された出力ステージの各レベル別動作を示した回路図である。 PWM出力信号の各レベルを示した信号である。 図3に図示されたマッパを示したテーブルである。 3−レベルPWM増幅器の入力信号の一形態を示した波形図である。 スケーリングされた信号SIMの一実施形態を示した波形図である。 図25に図示されたスケーリングされた信号に対する本発明の実施形態による3−レベルPWM変調信号を示した。 図25に図示されたスケーリングされた信号に対する本発明の実施形態による3−レベルPWM変調信号を示した。 図25に図示されたスケーリングされた信号に対する本発明の実施形態による3−レベルPWM変調信号を示した。 図25に図示されたスケーリングされた信号に対する本発明の実施形態による3−レベルPWM変調信号を示した。 図25に図示されたスケーリングされた信号に対する本発明の実施形態による3−レベルPWM変調信号を示した。 図25に図示されたスケーリングされた信号に対する本発明の実施形態による3−レベルPWM変調信号を示した。 図25に図示されたスケーリングされた信号に対する本発明の実施形態による3−レベルPWM変調信号を示した。 図26に図示されたスケーリングされた信号に対する本発明の実施形態による3−レベルPWM変調信号を示した。 本発明の一実施形態によるオーディオ処理装置の概略的な構成を示したブロック図である。
図5は、本発明の一実施形態による3−レベルPWM増幅器10の概略的な構成を示したブロック図である。
図5を参照すると、3−レベルPWM増幅器10はプリスケーリング部100、シグマ−デルタ変調器(sigma―delta modulator、200、SDM)、3−レベルPWM生成器300、マッパ400及び出力ステージ500を含む。ハーフ−ブリッジPWM増幅器10はローパスフィルタ(LPF)600を更に含むこともできる。
図6は本発明の他の実施形態による3−レベル増幅器20の概略的な構成を示したブロック図である。
図6を参照すると、3−レベルPWM増幅器20は、プリスケーリング部100、シグマ−デルタ変調器(sigma―delta modulator、200、SDM)、3−レベルPWM生成器300、マッパ400、出力ステージ500、ローパスフィルタ600及び電源電圧センシング部700を含んで構成することができる。入力信号IMはパルス−コード変調されたオーディオソース信号のようなパルスコード変調(PCM、pulse code modulation)信号である。
プリスケーリング部100は、入力信号IMを少なくとも1つのゲイン値Gによりプリスケーリングして、スケーリングされた信号SIMを提供する。ここで、ゲイン値Gは出力端500に提供される電源電圧(VDD,VSS)のレベル変動を逆に補償することができる値としてあらかじめ設定することができ、または図6の電源電圧センシング部700からのフィードバックに基づいて動的に選択することができる。プリスケーリング部100の構成と動作については後述する。
シグマ−デルタ変調器200はアナログ入力信号IMを量子化する。シグマ−デルタ変調はオーバーサンプリングと結合してPCMデータの量子化雑音を減らし、少ないビット数で高解像度を得るための変調方式である。図5に図示されてはいないが、プリスケーリング部100、シグマ−デルタ変調器200の間にオーバーサンプラが挿入されることがある。例えば、増幅器がオーディオ増幅器の場合、オーバーサンプリングされたオーディオ入力信号は直接PWM信号に変換するには解像度(resolution)が高い。従って、シグマ−デルタ変調器200を経てスケーリングされた信号SIMの解像度をPWM信号に変換するのに適する水準まで低下させる必要がある。
図7は、図5及び図6に図示されたシグマ・デルタ変調器200の一実施形態を概略的に示したブロック図である。
図7を参照すると、シグマ・デルタ変調器200は加算器210、ループフィルタ220及びM−ビート量子化器230を具備する。従って、シグマ−デルタ変調器200の出力信号OMはMビットに量子化された信号である。Mはオーディオソース信号がPCM変調されたスケーリングされた信号SIMのビット数に比べてずっと少ないビット数であり、例えば、スケーリングされた信号(SIM)が16ビットまたは20ビットで構成されると、シグマ・デルタ変調器200の出力信号OMは4ビットまたは5ビットで構成することができる。
図8は、図5に図示された3−レベルPWM生成器300の一実施形態を概略的に示したブロック図である。
図8を参照すると、3−レベルPWM生成器300は入力信号(つまり、シグマ・デルタ変調器(200)の出力信号)の大きさ(レベル)によってパルスの幅を可変し、パルスバウンダリ(boundary)電圧を選択してパルス幅変調信号(PWMO)を生成して出力する。
3−レベルPWM生成器300はアナログ方式のPWM生成器であってもよい。3−レベルPWM生成器300はランプ信号発生器330、第1比較器310、第2比較器320及び加算器340を含むことができる。ランプ信号発生器330は図16に図示されたように、第1三角波信号SA1及び第2三角波信号SA2を発生する。第1三角波信号SA1は図16に図示されたように、第1レベル(LEVEL1、例えば、あらかじめ設定された正の電圧)と基準レベル(例えば、グラウンドレベル)の間を周期的に増減する三角波形の信号であってもよい。第2三角波信号SA2は、図10に図示されたように基準レベルと第2レベル(LEVEL2、例えば、あらかじめ設定された負のレベル)の間を周期的に増減する三角波形の信号であってもよい。第1三角波信号SA1と第2三角波信号SA2とは周期と波形は同様だが、位置差が180度の信号であってもよい。
第1比較器310は第1三角波信号SA1と第1入力信号(OM1、つまり、正のスケーリングされた信号)とを比べてその比較結果を出力する。第2比較器320は第2三角波信号SA2と第2入力信号(OM2、つまり、負のスケーリングされた信号)とを比べてその比較結果を出力する。加算器340は第1比較器310の出力信号PWMO1と第2比較器320の出力信号PWMO2とを加えてパルス幅変調信号PWMOとして出力する。
ここで、第1入力信号(OM1、つまり、正のスケーリングされた信号)はシグマ−デルタ変調器200の出力信号OMのうち基準レベル(例えば、グラウンドレベル つまり「0」)以上の信号であってもよい。第2入力信号(OM2、つまり正のスケーリングされた信号)はシグマ−デルタ変調器200の出力信号OMのうち基準レベル(例えば、グラウンドレベルつまり「0」)以下の信号であってもよい。第1比較器310は第1入力信号OM1が第1三角波信号SA1より大きければ第1レベル(LEVEL1)を出力し、小さければ基準レベル(例えば、グラウンドレベル)を出力し、第2比較器320は第2入力信号OM2が第2三角波信号SA2より大きければ基準レベル(例えば、グラウンドレベル)を出力し、小さければ第2レベル(LEVEL2)を出力する。このように、3−レベルPWM生成器300は第1レベル(LEVEL1)、第2レベル(LEVEL2)及び基準レベルを有する3−レベルパルス幅変調信号のPWM変調信号PWMOを出力することができる。
図9は、図5または図6の3−レベルPWM増幅器の出力ステージ500の構成を示した回路図である。
出力ステージ500は3−レベルPWM変調信号PWMOに基づいて出力ノードNOを第1電源電圧VDDのレベル、第2電源電圧VSSのレベルまたは第3電源電圧GNDのレベルに駆動する。
図9を参照すると、出力ステージ500はプルアップトランジスタ510、プルダウントランジスタ520及びグラウンドスイッチング部530を含む。プルアップトランジスタ510は第1電源電圧VDDと出力ノードNOの間に接続され、第1イネーブル信号EN1に応答して出力ノードNOを第1電源電圧VDDレベルに駆動する。出力ノードNOは負荷(540、例えば、ヘッドホン、イヤホン、ヘッドセットなど)の一端子に接続される。負荷540の他の端子はグラウンドGNDに接続される。
プルダウントランジスタ520は出力ノードNOと第2電源電圧VSSとの間に接続され、第2イネーブル信号EN2に応答して出力ノードNOを第2電源電圧VSSレベルに駆動する。グラウンドスイッチング部530は出力ノードNOと第3電源電圧GNDとの間に接続され、第3イネーブル信号EN3に応答してオン・オフされる。グラウンドスイッチング部530がオンされる場合、出力ノードNOは第3電源電圧(例えば、グラウンド)に接続され、出力ノードNOの電圧はグラウンドレベルになる。グラウンドスイッチング部530は1つ以上のスイッチ素子SWで構成することができ、スイッチ素子SWはトランジスタやトランスミッションゲートなどで具現することができる。
出力ステージ500から提供される出力信号OUTはローパスフィルタ600から信号成分を除外した高周波部分がフィルターリングされてオーディオ信号ASに復元される。ローパスフィルタ600で復元されるオーディオ信号ASが元のオーディオソース信号とほぼ同様に復元されるためには、出力ステージ500に提供される第1電源電圧VDD及び第2電源電圧VSSのレベルが相互マッチされるべきである。もし、第1電源電圧VDD及び第2電源電圧VSSのレベルが相互マッチしなければ、オーディオ信号ASにも第1電源電圧VDD及び第2電源電圧VSSのレベルが相互マッチしない程度に応じた非対称現象が発生する。このような、オーディオ信号ASにおける非対称現象はオーディオ信号のハーモニックディストーション(harmonic distortion)を非常に増加させ、増幅器の性能を阻害する原因となる。本発明の実施形態においては、このような電源電圧VDD,VSSの物理的な非対称を避けることがきでない状況で復元されたオーディオ信号ASから発生される非対称歪曲をPWM変換を行う前に補償する。
図10は、図5の出力ステージ500で第1電源電圧と第2電源電圧とにレベル変動が起きた場合を示す。
図10では、出力ステージ500に提供される第1電源電圧VDDと第2電源電圧VSSとにレベル変動が発生して、第1電源電圧VDDと第2電源電圧VSSの大きさ(絶対値)に非対称が発生した場合である。このような場合は、出力ステージ500から負荷540を駆動するPWM信号(PWMO)の正の成分と負の成分の間に非対称が発生して復元されるオーディオ信号ASに歪曲が発生することになる。このような歪曲は第1電源電圧VDDと第2電源電圧VSSの大きさが増加するほどさらに大きくなる。
図11は、本発明の一実施形態による図5または図6のプリスケーリング部の構成を概略的に示したブロック図である。
図11の実施形態は、入力信号IMのうち基準レベル以上の第1入力信号IM1と基準レベル以下の第2入力信号IM2それぞれに対してスケーリングする実施形態である。また、入力信号IMの第1入力信号IM1と第2入力信号IM2との間には基準値(遷移点)の相関(correlation)が存在する。
図11を参照すると、プリスケーリング部110は信号分離器111、スケーラ部115及び合算器119を含む。スケーラ部115は第1乗算器116及び第2乗算器118を含んで構成することができる。また、信号分離器111は第1選択器112及び第2選択器114を含んで構成することができる。
信号分離器111においては入力信号IMを基準レベル(例えば、グラウンド)以上の(正の)第1入力信号IM1と基準レベル以下の(負の)第2入力信号IM2に分離する。具体的に、第1選択器112は入力信号IMのサインビートSBに沿って入力信号IMのうち基準レベル以上の部分だけを選択して(正の)第1入力信号IM1に提供する。また、第2選択器114は入力信号IMのサインビートSBに沿って入力信号IMのうち基準レベル以下の部分だけを選択して(負の)第2入力信号IM2に提供する。サインビートSBは入力信号IMが基準レベル以上の場合は「0」であり、入力信号IMが基準レベル以下の場合「1」である。従って、入力信号IMが基準レベル以上の場合、第1選択器112から(正の)第1入力信号IM1が提供され入力信号IMが基準レベル以下の場合、第2洗濯器114から(負の)第2入力信号IM2が提供される。
スケーラ部115は第1乗算器(スケーラ、116)及び第2乗算器(スケーラ、118)を含む。第1乗算器116は(正の)第1入力信号IM1に第1ゲインG1を乗算して第1スケーリングされた信号SIM1を提供する。第2乗算器118は負の第2入力信号IM2に第2ゲインG2を乗算して、第2スケーリングされた信号SIM2を提供する。合算器119は第1スケーリングされた信号SIM1と第2スケーリングされた信号SIM2とを合算してスケーリングされた信号SIMに提供する。第1ゲインG1値と第2ゲインG2値とはあらかじめ設定したり、図6の電源電圧センシング部700で動的に提供することができる。
図10のように、動作の間第1電源電圧VDDのレベルが正常(理想的の)レベル(VDDideal)より△VDDだけ減少し、第2電源電圧VSSのレベルが正常(理想的の)レベル(VSSideal)より△VSSだけ増加して出力ステージ500に提供されると仮定してみよう。もし、プリスケーリング部100が含まれなければ、復元されるオーディオ信号ASの正の部分は(VDDideal−△VDD)/VDDideaだけ変化し、復元されるオーディオ信号ASの負の部分は(VSSideal−△VSS)/VSSidealだけ変化するため、オーディオ信号ASに相当する非対称が発生する。
しかし、本発明の実施形態においては、復元されるオーディオ信号ASの変動分を相殺するほどのゲイン値をプリスケーリング部110からオーディオ信号ASの復元前にあらかじめスケーリングして復元されるオーディオ信号ASが対称となるようにする。ここで、第1ゲインG1値はオーディオ信号ASの正の部分の変動分を相殺する値であるのでVDDideal/(VDD ideal−△VDD)になり、第2ゲインG2値はオーディオ信号ASの負の部分の変動分を相殺する値であるのでVSSideal/(VSS ideal−△VDD)になる。従って、第1スケーリングされた信号SIM1は第1入力信号IM1よりレベルが VDDideal/(VDDideal−△VDD)だけ変化(ここでは増加)され、第2スケーリングされた信号SIM2は第2入力信号SIM2よりレベルがVSSideal/(VSS ideal−△VSS)だけ変化(ここでは減少)する。このように、スケーリングされた信号SIMがシグマ−デルタ変調器200及び3−レベルPWM生成器300及び出力ステージ500を通過し、出力ステージ500から第1電源電圧VDDと第2電源電圧VSSのレベル変動があってもこのレベル変動を相殺するだけのスケーリングがプリスケーリング部100ですでに成されているので、オーディオ信号ASの正の部分と負の部分には非対称が生じない。
このようなスケーリングは図11の実施形態でのように、第1入力信号IM1と第2入力信号IM2とに対してそれぞれ実行されることもあり、または図12に図示されたように第1入力信号IM1と第2入力信号IM2の中で1つに限り実行することもある。
図12は本発明の他の実施形態による図5または図6のプリスケーリング部の構成を示したブロック図である。
図12の実施形態は入力信号IMのうち基準レベル以下の第2入力信号IM2に対してスケーリングする実施形態である。
図12を参照すると、プリスケーリング部120は信号分離器121、スケーラ125及び合算器129を含む。スケーラ125は1つの乗算器128を含んで構成することができる。また、信号分離器120は第1選択器122及び第2選択器124を含んで構成することができる。
信号分離器121では、入力信号IMを基準レベル(例えば、グラウンド)以上の(正の)第1入力信号IM1と基準レベル以下の(負の)第2入力信号IM2とに分離する。具体的に、第1選択器122は入力信号IMのサインビートSBに沿って入力信号IMの中で基準レベル以上の部分だけを選択して(正の)第1入力信号IM1として提供する。また、第2選択器124は入力信号IMのサインビートSBに沿って入力信号IMの中で基準レベル以下の部分だけを選択して(負の)第2入力信号IM2として提供する。サインビートSBは入力信号IMが基準レベル以上の場合は「0」であり、入力信号IMが基準レベル以下の場合は「1」である。従って、入力信号IMが基準レベル以上の場合は第1選択器122から(正の)第1入力信号IM1が提供され、入力信号IMが基準レベル以下の場合は第2選択器124から(負の)第2入力信号IM2が提供されることができる。
図12の実施形態ではスケーラ125が1つの乗算器128だけを含んで第2入力信号IM2にゲイン値G2を乗算して第2スケーリングされた信号SIM2として提供する。合算器129は第1入力信号IM1と第2スケーリングされた信号SIM2とを合算してスケーリングされた信号SIMとして提供する。従って、スケーリングされた信号SIMの正の部分は入力信号IMの正の部分(第1入力信号(IM1))と同様で、スケーリングされた信号SIMの負の部分は入力信号IMの負の部分(第2入力信号(IM2))に比べてゲインG2だけレベルが変化する(ここでは減少)ことになる。ゲインG2値はあらかじめ設定することもでき、図6の電源電圧センシング部700から提供することもできる。
図12の実施形態において、ゲインG2値は|VDD|/|VSS|とすることができる。図12の実施形態のように第2入力信号IM2だけがスケーリングされても復元されるオーディオ信号ASから非対称は生じない。
図13は本発明のまた他の実施形態による図5または図6のプリスケーリング部の構成を示したブロック図である。
図13の実施形態は入力信号IMのうち基準レベル以上の第1入力信号IM2に対してスケーリングする実施形態である。
図13を参照すると、プリスケーリング部130は信号分離器131、スケーラ135及び合算器139を含む。スケーラ135は乗算器136を含んで構成することができる。また信号分離器131は第1選択器132及び第2選択器134を含んで構成することができる。
信号分離器131では入力信号IMを基準レベル(例えば、グラウンド)以上の(正の)第1入力信号IM1と基準レベル以下の(負の)第2入力信号IM2とに分離する。具体的に第1選択器132は入力信号IMのサインビートSBに沿って入力信号IMのうち基準レベル以上の部分だけを選択して(正の)第1入力信号IM1として提供する。また第2選択器134は入力信号IMのサインビートSBに沿って入力信号IMの中で基準レベル以下の部分だけを選択して(負の)第2入力信号(IM2)として提供する。サインビートSBは入力信号IMが基準レベル以上の場合は「0」であり、入力信号IMが基準レベル以下の場合は「1」である。従って、入力信号IMが基準レベル以上の場合は第1選択器132から第1入力信号IM1が提供され、入力信号IMが基準レベル以下の場合は第2選択器134から第2入力信号IM2が提供される。
図13の実施形態においては、スケーラ135が1つの乗算器136だけを含んで第1入力信号IM1にゲイン値G1を乗算して第1スケーリングされた信号SIM1として提供する。合算器139は第1スケーリングされた信号SIM1と第2入力信号IM2とを合算してスケーリングされた信号SIMとして提供する。従って、スケーリングされた信号SIMの負の部分は入力信号IMの負の部分(第2入力信号(IM2))と同様であり、スケーリングされた信号SIMの正の部分は入力信号IMの負の部分(第1入力信号(IM1))に比べてゲインG1だけレベルが変化(ここでは増加)する。ゲインG1値はあらかじめ設定することもでき、図6の電源電圧センシング部700から提供することもできる。
図13の実施形態において、ゲインG1値は|VDD|/|VSS|とすることができる。図13の実施形態でのように第1入力信号IM1だけがスケーリングされても復元されるオーディオ信号ASから非対称は生じない。
図11〜図13の実施形態についての説明で第1電源電圧VDDが△VDDだけレベルが減少し、第2電源電圧VSSが△VSSだけレベルが増加する場合を説明した。しかし、本発明は第1電源電圧VDDが△VDDだけレベルが増加し、第2電源電圧VSSが△VSSだけレベルが減少する場合にも同様に適用することができる。つまり、本発明は第1電源電圧VDDと第2電源電圧VSSのレベル変動が生じる場合適用することができる。
つまり、プリスケーリング部100は第1入力信号IM1及び第2入力信号IM2に対して非対称的にスケーリングを実行することができる。
図14は本発明の一実施形態による図6の電源電圧センシング部の構成を概略的に示したブロック図である。
図14の実施形態による電源電圧センシング部710は図11のプリスケーラ110と共に図6の3−レベルPWM増幅器20に採用することができる。
図14を参照すると、電源電圧センシング部710はアナログ−デジタル変換器711及び演算部713を含んで構成することができる。アナログ−デジタル変換器711は第1電源電圧VDDと第2電源電圧VSSそれぞれのレベルに応じたデジタル値を提供する。
演算部713はアナログ−デジタル変換器711から提供されるデジタル値に基づいてゲイン値を演算し、演算されたゲイン値をプリスケーリング部100に提供する。より具体的に、演算部713は第1電源電圧VDDのデジタル値と正常レベルVDDidealの差を演算し、その演算された差異値に応じてVDDideal/(VDDideal−△VDD)の第1ゲイン値G1をプリスケーリング部100に提供する。また演算部713は第2電源電圧VSSのデジタル値と正常レベル VSSidealの差を演算し、その演算された差異値に応じてVSSideal/(VSS ideal−△VSS)の第2ゲイン値G2をプリスケーリング部100に提供する。
図15は、本発明の他の実施形態による図6の電源電圧センシング部の構成を概略的に示したブロック図である。
図15の実施形態による電源電圧センシング部720は、図12のプリスケーラ120または図13のプリスケーラ130と共に図6の3−レベルPWM増幅器20に採用することができる。
図15を参照すると、電源電圧センシング部720はアナログ−デジタル変換器721及び演算部723を含んで構成することができる。アナログ−デジタル変換器721は第1電源電圧VDDと第2電源電圧VSSそれぞれのレベルに応じたデジタル値を提供する。演算部723は第1電源電圧VDDと第2電源電圧VSSそれぞれのレベルに応じたデジタル値の大きさを比べてその比較結果に応じて第1ゲインG1値または第2ゲイン値G2を提供する。つまり、演算部723は第1電源電圧VDDと第2電源電圧VSSそれぞれの絶対値を比べて第1電源電圧VDDの絶対値が第2電源電圧VSSの絶対値より大きい場合は|VSS|/|VDD|のゲイン値G1を提供し、第1電源電圧VDDの絶対値が第2電源電圧VSSの絶対値より小さい場合は|VSS|/|VDD|のゲイン値G2を提供する。
図6のように、電源電圧センシング部700が具備される3−レベルPWM増幅器20は、電源電圧のミスマッチされる量が増幅器が動作するたびに変わったり生成された固定偏差によって変動し、ゲイン値G1,G2を固定させるのが困難である場合適用可能である。
図16は図8の3−レベルPWM生成器に入力される信号がパルス−幅変調された波形を示したグラフである。
図17及び図18は本発明の一実施形態によって図16の入力信号に対する3−レベルPWM生成器のパルス−幅変調された出力信号を示した波形図である。
図16において、点線は本発明と比べるためにプリスケーリング部100を経ない入力信号を示す。また図17において、点線は本発明と比べるためにプリスケーリング部100を経ない入力信号がPWM生成器300に入力された場合のPWM出力信号を示す。
図5〜図18を参照して3−レベルPWM増幅器(10または20)の動作を説明すると以下の通りである。
正の入力信号(入力信号のうち0より大きい信号、OM1、ここでOM1は第1スケーリングされた信号(SIM1)がシグマ−デルタ変調された信号である)が入力される区間では、第1比較器310は第1三角波信号SA1と正の入力信号OM1とを比べて正の入力信号OM1が第1三角波信号SA1より大きい区間では第1レベル(LEVEL1)の信号を出力し、小さければ基準レベルGNDの信号を出力する。ここで正の入力信号OM1は入力信号OM11に比べレベルアップされているが、これは出力端の電源電圧VDD、VSSのレベル変動を反映してプリスケーリング部100から第1入力信号IM1に第1ゲインG1を乗算したものである。
この区間の間第2比較器320は、図18に図示されたように第2三角波信号SA2の毎周期ごとに(例えば、第2三角波信号SA2が0になるたび)第2レベル(LEVEL2)を有する最小パルス信号を出力することができる。PWM出力信号PWMOのパルス幅はあらかじめ設定された最小の大きさから最大の大きさまで変化することができる。最小のパルス信号とは、PWM出力信号が有することができるパルス信号のうち最小の大きさのパルス幅を有する信号で、リターンゼロパルスとも呼ばれる。
負の入力信号(入力信号のうち0より小さい信号OM2、ここでOM2は第2スケーリングされた信号(SIM2)がシグマ−デルタ変調された信号である)が入力される区間では、第2比較器320は第2三角波信号SA2と負の入力信号OM2を比べて負の入力信号OM2が第2三角波信号SA2より大きい区間では基準レベルGNDの信号を出力し、小さければ第2レベル(LEVEL2)の信号を出力する。ここで、負の入力信号OM2は入力信号OM22に比べてレベルダウンされているが、これは出力端の電源電圧VDD、VSSのレベル変動を反映してプリスケーリング部100で第2入力信号IM2に第2ゲインG2を乗算したものである。
この区間の間第1比較器310は、図17に図示されたように、第1三角波信号SA1の毎周期ごとに(例えば、第1三角波信号(SA1)が第1レベル(LEVEL1)になるたび)第1レベル(LEVEL1)を有する最小パルス信号を出力することができる。
従って、第1比較器310の出力信号PWMO1と第2比較器320の出力信号PWMO2とを合算した信号のPWM出力信号PWMOは図17に図示されたように第1レベル(LEVEL1)、第2レベル(LEVEL2)及び基準レベル(GND)を有する3−レベルパルス信号であってもよい。第1比較器310と第2比較器320から最小パルス信号(リターンゼロパルス)が出力されれば、PWM出力信号PWMOは図18に図示されたパルス信号であってもよい。
図16及び図17を再び参照すると、第1入力信号OM1が入力信号OM11に比べて第1ゲインG1だけスケーリングされて第1比較器310の出力信号PWMO1のパルス幅が第1ゲインG1だけ増加したことがわかる。つまり、図17で第1入力信号OM1に該当する部分で実線のパルス幅が点線のパルス幅に比べて第1ゲインG1だけ増加したことがわかる。これは後述する出力ステージ500でプルアップトランジスタ510がオンされる時間がその分さらに増加するということである。また、第2入力信号OM2が入力信号OM22に比べて第2ゲインG2だけスケーリングされて第2比較器320の出力信号PWMO2のパルス幅が第2ゲインG2だけ減少したことがわかる。つまり、図17で第2入力信号OM2に該当する部分で実線のパルス幅が点線のパルス幅に比べて第2ゲインG2だけ減少したことがわかる。これは後述する出力ステージ500でプルダウントランジスタ520がオンされる時間がそれだけさらに減少するということである。つまり、本発明の実施形態においては、出力ステージ500の第1電源電圧VDDと第2電源電圧VSSのレベル変動が発生するとしても、このレベル変動分を相殺するだけのゲイン値G1,G2に入力信号IM1、IM2をあらかじめスケーリングする。従って、このようなスケーリングによって出力ステージ500のプルアップトランジスタ510とプルダウントランジスタ520のオン・オフ時間を増加させたり減少させたりして、第1電源電圧VDDと第2電源電圧VSSのレベル変動分を相殺することができる。
図16では、便宜上入力信号OM1、OM2を正弦波の形のアナログ信号で図示するが、実質的には三角波信号SA1、SA2と比較される信号は上述したようにスケーリングされた信号SIM1、SIM2がシグマ−デルタ変調された信号であってもよい。従って、図16に図示された入力信号OM1、OM2の波形とは異なってもよい。
また、図8で便宜上第1比較器310と第2比較器320とは別々に具備されるものを図示したが、これに限定されるものではない。例えば、第1比較器310と第2比較器320とは1つに具現され、正の入力信号OM1が入力される区間ではこれを第1三角波信号SA1と比べてPWM出力信号PWMOを出力し、負の入力信号OM2が入力される区間ではこれを第2三角波信号SA2と比べてPWM出力信号PWMOを出力するように構成することができる。
図19〜図21は、図7に図示された出力ステージ500の各レベル別動作を示した回路図である。図22はPWM出力信号の各レベルを示した信号である。図23は図3に図示されたマッパを示したテーブルである。
図19〜図23を参照すると、本発明の一実施形態によるPWM生成器300の出力信号、つまりPWM出力信号PWMOは図22に図示されたように、3−レベル(例えば、第1レベル(LEVEL1)、基準レベル(GND)及び第2レベル(LEVEL2)を有する。ここで、第1レベル(LEVEL1)は基準レベルGNDより高く、第2レベル(LEVEL2)は基準レベルGNDより低いこともある。
従って、出力ステージ500もPWM出力信号PWMOのレベルに応じて図19〜図21に図示されたように3つの動作モードに分けることができる。図19〜図21に図示されたように出力ステージ500を駆動するために、マッパ400は図22に図示されたように、PWM出力信号PWMOによりイネーブル信号EN1,EN2,EN3を選択的に活性化することができる。
PWM出力信号PWMOが第1レベル(LEVEL1)の場合は第1イネーブル信号EN1だけ「0」に活性化され残りの信号EN2,EM3は非活性化されることにより、出力ステージ500は出力ノードNOを第1電源電圧VDDに駆動する。
PWM出力信号PWMPが第2レベル(LEVEL2)の場合は第2イネーブル信号EN2だけ「1」に活性化され、残りの信号EN1,EM2は非活性化されることにより、出力ステージ500は出力ノードNOを第2電源電圧VSSに駆動する。
そして、PWM出力信号PWMOが基準レベルGNDの場合は第3イネーブル信号EN3だけ「1」に活性化され、残りの信号EN1,EM2は非活性化されることにより、出力ステージ500は出力ノードNOを第3電源電圧GNDに駆動する。
このような方法で、PWM出力信号PWMOのレベルに応じて出力ノードNOを駆動するとき、プルアップトランジスタ510がオンされる時間を第1電源電圧VDDの変動分を相殺するだけ増加させ、プルダウントランジスタ520がオンされる時間を第2電源電圧VSSの変動分を相殺するだけ減少させることができる。
図24は3−レベルPWM増幅器の入力信号IMの一形態を示した波形図である。図25はスケーリングされた信号SIMの一形態を示した波形図である。図26〜図29及び図30〜33は、図25に図示されたスケーリングされた信号SIMに対する本発明の実施形態による3−レベルPWM変調信号PWMOを示す。
図24に図示されたように、増幅器の入力信号IMが正のピーク電圧MAX1と負のピーク電圧MIN1の間をスイングする信号と仮定する。この場合、図25に図示されたように、スケーリングされた信号SIMは正のピーク電圧MAX2と負のピーク電圧MIN2の間をスイングする信号となる。
図25〜図33を参照すると、図25に示された8段階のスケーリングされた信号SIMの変化(1〜8)に対して各場合別にPWM出力は図26〜図29及び図30〜図33に図示されたように3−レベル(LEVEL1、GND、LEVEL2)をスイッチングすることになる。
まず、図26のように0から正のピーク電圧MAX方向に増加するスケーリングされた信号SIMに対してPWM出力信号は図26のような形で第1レベル(LEVEL1)のパルス幅が増加する。この場合、PWM出力信号の一周期ごとに第2レベル(LEVEL2)の最小パルスも出力される。次第に増加するパルス幅を有する第1レベル(LEVEL1)パルス以外はグラウンドレベルが出力されるため不必要な静的電流の発生が防止される。
スケーリングされた信号SIMが正のピーク電圧MAX2に到達すると、PWM出力信号は図27のような形で第1レベル(LEVEL1)のパルスは最大幅になる。スケーリングされた信号SIMが正のピーク電圧MAX2で0に向かって減少する間は、図28のように第1レベル(LEVEL1)のパルスの幅が減少する。
スケーリングされた信号SIMが0になると、図29のようにPWM出力信号は大部分の時間の間グラウンドレベルを維持することになる。
図1及び図2のように、通常の2−レベルPWM出力の場合は入力信号が0の時VDDパルスとVSSパルスが50:50デューティを有してスイッチングし、グラウンドレベルが存在しないため、静的電流が最大に消費される。しかし、本発明の一実施形態による3−レベルPWM増幅器を使用すると、0入力に対して静的電流がほぼ消耗されない。
0で負のピーク電圧MIN方向に減少するスケーリングされた信号SIMに対してPWM出力信号は図30のような形で第2レベル(LEVEL2)のパルス幅が増加する。この際、第2レベル(LEVEL2)のパルス以外はグラウンドレベルが出力されて不必要な静的電流が発生しない。
スケーリングされた信号SIMが負のピーク電圧MIN2に到達するとPWM出力信号は図31のような形で第2レベル(LEVEL2)のパルスは最大幅になる。スケーリングされた信号SIMが負のピーク電圧MINで0に向かって増加する間は、図32のように第2レベル(LEVEL2)のパルスの幅が減少する。スケーリングされた信号SIMがまた0になると、図33のようにPWM出力信号は大部分の時間グラウンドレベルを維持することになる。
図16〜図33を参照した説明では、図11のように第1入力信号IM1と第2入力信号IM2とをそれぞれスケーリングした場合を説明した。しかし、図16〜図33の説明は図12または図13のように第1入力信号IM1と第2入力信号IM2のうち1つの信号だけをスケーリングした場合にも同様に適用される。また、図16〜図33を参照した説明で第1電源電圧VDDは△VDDだけレベルが減少し、第2電源電圧VSSは△VSSだけレベルが増加する場合を説明したが、本発明は第1電源電圧VDDは△VDDだけレベルが増加し、第2電源電圧VSSは△VSSだけレベルが減少する場合にも同様に適用することができる。
図34は本発明の一実施形態によるオーディオ処理装置の概略的な構成を示したブロック図である。
図34を参照すると、本発明の一実施形態によるオーディオ処理装置800はボリューム調節部810及びハーフ−ブリッジ3−レベルPWM増幅器820を含む。ハーフ−ブリッジ3−レベルPWM増幅器820は、プリスケーリング部830、シグマ・デルタ変調器840、3−レベルPWM生成器850及び出力部860を含んで構成することができる。ここで、出力部860は図5のマッパ400と出力ステージ500とを含んで構成することができる。
ボリューム調節部810はボリュームテーブル811及び乗算器813を含んで構成することができる。ボリュームテーブル811は受信されたボリューム制御信号VCONに応答してボリューム値VOLを出力する。ボリューム値VOLはオーディオソースデータASDのレベルを調節するためのレベル調節値である。オーディオソースデータASDはパルスコード変調PCMデータであってもよい。
このために、ボリュームテーブル811は各ボリューム制御信号VCONに対応するボリューム値VOLをマッピングしたテーブルを貯蔵することができる。オーディを処理装置800の使用者がオーディオ信号のボリュームを調節すると、これに対応してボリューム制御信号VCONを発生することができる。ボリューム制御信号VCONは複数のビットで生成されたデジタルコードであってもよい。
例えば、ボリューム制御信号VCONが4ビットであれば、16段階にボリューム調節ができる。
乗算器813はオーディオソースデータASDとボリューム値VOLとを乗算して、ボリューム調節された入力信号IMを出力する。つまり、乗算器813はボリューム値VOLに応じてオーディオソースデータASDのレベルを増加または減少させる役割をする。ボリューム値VOLが1(0dB)以上であれば、オーディオソースデータASDのレベルは増加し、ボリューム値が1(0dB)以下であれば、オーディオソースデータASDのレベルは減少する。通常的に最大ボリューム値VOLは1(0dB)である。
オーディオソースデータASDはアナログオーディオ信号をあらかじめ決定されたサンプリングレート(例えば、48kHz)でサンプリングした信号をパルス符号変調した信号であってもよい。オーディオソースデータASDは複数(例えば、16〜20)のビットで構成することができる。
プリスケーリング部830は入力信号IMをゲインG値によってスケーリングして、スケーリングされた信号SIMを提供する。シグマ・デルタ変調器840はスケーリングされた信号SIMをシグマ・デルタ変調して変調信号QSとして提供する。3−レベル生成器850は変調信号QSの大きさによって第1ベルのパルス幅または第2レベルのパルス幅を可変し、そのレベルを選択して第1レベル、第2レベル及び基準レベルを有する3−レベルパルス幅変調信号PWMOを生成する。出力部860では負荷の一端子に接続される出力ノードを第1電源電圧、第2電源電圧または第3電源電圧レベルで駆動する。出力部860から提供される出力信号OUTはローパスフィルタ870で高周波成分がフィルターリングされてオーディオ信号ASとして復元される。図34のハーフ−ブリッジ3−レベルPWM増幅器820として図5のハーフブリッジ3−レベルPWM増幅器10または図6のハーフ−ブリッジ3−レベルPWM増幅器20を採用することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明による3−レベルハーフブリッジPWM増幅器は不必要な静的電流の防止だけでなく、電源電圧のレベルが変動しても非対称が発生しないオーディオ信号ASを復元することができる。従って、向上された効率を提供してシステムの電力消費を減少することができる。
20 3−レベルPWM増幅器
100 プリスケーリング部
200 シグマ−デルタ変調器
300 3−レベルPWM生成器
400 マッパ
500 出力ステージ
600 ローパスフィルタ(LPF)
700 電源電圧センシング部

Claims (21)

  1. 入力信号に基づいて第1レベルのパルス幅を可変し、または前記入力信号に基づいて第2レベルのパルス幅を可変して前記第1レベル、前記第2レベル及び基準レベルを有する3−レベルパルス幅変調信号を生成するPWM生成器と、
    前記3−レベルパルス幅変調信号に基づいて出力ノードを第1電源電圧、第2電源電圧、または第3電源電圧レベルで駆動する出力ステージとを具備することを特徴とする3−レベルPWM増幅器。
  2. 前記入力信号を少なくとも1つのゲイン値によってスケーリングして前記PWM生成器に提供するプリスケーリング部をさらに含み、前記ゲイン値は前記第1〜第3電源電圧のうち少なくとも1つの変動を補償する大きさを有することを特徴とする請求項1に記載の3−レベルPWM増幅器。
  3. 前記第3電源電圧はグラウンドレベルであり、
    前記第1電源電圧は前記第3電源電圧より高い正電圧であり、
    前記第2電源電圧は前記第3電源電圧より低い負電圧であることを特徴とする請求項1に記載の3−レベルPWM増幅器。
  4. 前記第1電源電圧と前記第2電源電圧のレベル変化に基づいて前記プリスケーリング部に前記少なくとも1つのゲイン値を提供する電源電圧センシング部をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の3−レベルPWM増幅器。
  5. 前記電源電圧センシング部は、
    前記第1電源電圧の測定されたレベルと前記第2電源電圧の測定されたレベルのデジタル値を提供するアナログデジタル変換器と、
    前記デジタル値に基づいて前記少なくとも1つのゲイン値を演算して提供する演算部とを含むことを特徴とする請求項3に記載の3−レベルPWM増幅器。
  6. 前記演算部は、
    前記第1電源電圧と前記第2電源電圧それぞれのレベルによるデジタル値を比べて前記少なくとも1つのゲイン値を提供することを特徴とする請求項4に記載の3−レベルPWM増幅器。
  7. 前記演算部は、
    前記第1電源電圧及び前記第2電源電圧の理想的なレベルと前記第1電源電圧の測定されたレベルと前記第2電源電圧の測定されたレベルとに基づいて、前記少なくとも1つのゲイン値を提供することを特徴とする請求項4に記載の3−レベルPWM増幅器。
  8. 前記プリスケーリング部は、
    前記基準レベルに基づいて前記入力信号を前記基準レベル以上の第1入力信号と前記基準レベル以下の第2入力信号に分離する信号分離器と、
    前記第1入力信号または前記第2入力信号に前記少なくとも1つのゲイン値を乗算して、第1スケーリングされた信号及び第2スケーリングされた信号を提供するスケーラと、
    前記第1スケーリングされた信号及び前記第2スケーリングされた信号を合算して、前記スケーリングされた信号を前記PWM生成器に提供する合算器と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の3−レベルPWM増幅器。
  9. 前記プリスケーリング部は、
    前記第1入力信号及び前記第2入力信号に対してそれぞれ前記少なくとも1つのゲイン値に含まれる第1ゲイン値及び第2ゲイン値を乗算して、前記第1スケーリングされた信号及び前記第2スケーリングされた信号を提供することを特徴とする請求項8に記載の3−レベルPWM増幅器。
  10. 前記プリスケーリング部は、
    前記第1入力信号に対して前記少なくとも1つのゲイン値を乗算して前記第1スケーリングされた信号を提供することを特徴とする請求項8に記載の3−レベルPWM増幅器。
  11. 前記プリスケーリング部は、
    前記第2入力信号に対して前記少なくとも1つのゲイン値を乗算して前記第2スケーリングされた信号に提供することを特徴とする請求項8に記載の3−レベルPWM増幅器。
  12. 前記プリスケーリング部は前記第1入力信号と前記第2入力信号とに対して非対称的に前記スケーリングを実行することを特徴とする請求項8に記載の3−レベルPWM増幅器。
  13. 前記PWM生成器は、
    前記基準レベル以上の正の第1信号部分の大きさによって前記第1レベルのパルス幅を可変した正の第1パルス幅変調信号と、前記基準レベル以下の負の第2信号部分の大きさによって前記第2レベルのパルス幅を可変した負の第2パルス幅変調信号とを結合して前記3−レベルパルス幅変調信号を出力し、
    前記正の第1信号部分と前記負の第2信号部分とは前記入力信号に含まれることを特徴とする請求項1に記載の3−レベルPWM増幅器。
  14. 前記基準レベルはグラウンドレベルであり、前記第1信号部分は正にスケーリングされた信号であり、前記第2信号部分は負にスケーリングされた信号であることを特徴とする請求項12に記載の3−レベルPWM増幅器。
  15. 前記PWM生成器は、
    前記第1信号部分を、前記第1レベルと前記基準レベルとの間をスイングする第1三角波信号と比べて前記第1パルス幅変調信号を提供する第1比較器と、
    前記第2信号部分を、前記基準レベルと前記第2レベルとの間をスイングする第2三角波信号と比べて前記第2パルス幅変調信号を提供する第2比較器とを具備することを特徴とする請求項13に記載の3−レベルPWM増幅器。
  16. 前記出力ステージは、
    第1イネーブル信号に応答して前記出力ノードを前記第1電源電圧に駆動するプルアップ部と、
    第2イネーブル信号に応答して前記出力ノードを前記第2電源電圧に駆動するプルダウン部と、
    第3イネーブル信号に応答して前記出力ノードを前記第3電源電圧に駆動するスインググラウンド部を含み、
    前記第3電源電圧はグラウンドレベルであり、
    前記第1電源電圧は前記第3電源電圧より高い正電圧であり、
    前記第2電源電圧は前記第3電源電圧より低い負電圧であることを特徴とする請求項1に記載の3−レベルPWM増幅器。
  17. 前記プルアップ部は前記出力ノードと前記第1電源電圧との間に接続され、前記第1イネーブル信号に応答してターンオン・オフされるプルアップトランジスタを含み、
    前記プルダウン部は前記出力ノードと前記第2電源電圧との間に接続され、前記第2イネーブル信号に応答してターンオン・オフされるプルダウントランジスタを含み、
    前記スイッチンググラウンド部は前記出力ノードと前記第3電源電圧との間に接続され、前記第3イネーブル信号に応答してターンオン・オフされる少なくとも1つのスイッチを含むことを特徴とする請求項16に記載の3−レベルPWM増幅器。
  18. 前記入力信号はシグマ・デルタ変調された信号であることを特徴とする請求項1に記載の3−レベルPWM増幅器。
  19. 前記3−レベルPWM増幅器はハーフ−ブリッジ3−レベルPWM増幅器であることを特徴とする請求項1に記載の3−レベルPWM増幅器。
  20. ボリューム制御信号に応答して受信された入力信号のオーディオソースデータをボリューム調節してボリューム調節された入力信号を出力するボリューム調節部と、
    前記入力信号を第1レベル、第2レベル及び基準レベルを有する3−レベルパルス幅変調信号に変換し、変換された3−レベルパルス幅変調信号に基づいて負荷の一端子に接続される出力ノードを駆動するハーフ−ブリッジ3−レベルPWM増幅器を含むことを特徴とするオーディオ処理装置。
  21. 前記ハーフ−ブリッジ3−レベルPWM増幅器は、
    前記ボリューム調節された入力信号を少なくとも1つのゲイン値によりスケーリングしてスケーリングされた信号を提供するプリスケーリング部と、
    前記スケーリングされた信号に基づいて前記第1レベルのパルス幅を可変し、前記第2レベルのパルス幅を可変して前記第1レベル、前記第2レベル及び前記基準レベルを有する前記3−レベルパルス幅変調信号を生成するPWM(pulse width modulation)生成器と、
    前記負荷の一端子に接続される前記出力ノードを第1電源電圧、第2電源電圧、または第3電源電圧レベルに駆動する出力ステージを具備し、前記ゲイン値は前記第1〜第3電源電圧のうち少なくとも1つのレベル変動を補償する大きさであることを特徴とする請求項20に記載のオーディオ処理装置。
JP2010194433A 2009-09-16 2010-08-31 3−レベルパルス幅変調増幅器及びこれを含むオーディオ処理装置 Active JP5674387B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020090087600A KR101593438B1 (ko) 2009-09-16 2009-09-16 하프-브리지 3-레벨 펄스폭 변조 증폭기, 이의 구동 방법 및 오디오 처리 장치
KR10-2009-0087600 2009-09-16

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011066880A true JP2011066880A (ja) 2011-03-31
JP2011066880A5 JP2011066880A5 (ja) 2013-10-17
JP5674387B2 JP5674387B2 (ja) 2015-02-25

Family

ID=43730567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010194433A Active JP5674387B2 (ja) 2009-09-16 2010-08-31 3−レベルパルス幅変調増幅器及びこれを含むオーディオ処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8362832B2 (ja)
JP (1) JP5674387B2 (ja)
KR (1) KR101593438B1 (ja)
DE (1) DE102010040732B4 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2448114B1 (en) * 2010-10-27 2012-12-12 ST-Ericsson SA Method and apparatus for efficient and distortion compensated digital Class-D amplifier ternary modulation scheme
US9564948B2 (en) 2011-11-18 2017-02-07 Nxp B.V. 3-level bridge driver with single supply and low common mode EMI emission
US20130241663A1 (en) * 2012-03-15 2013-09-19 Texas Instruments Incorporated Pulse width modulation scheme with reduced harmonics and signal images
JP6172580B2 (ja) * 2014-12-25 2017-08-02 ヤマハ株式会社 差動信号を利用したアナログ信号生成装置および方法
KR101779698B1 (ko) 2016-02-18 2017-09-18 엘에스산전 주식회사 Pwm 신호의 생성 방법 및 장치
US10069467B1 (en) * 2017-03-01 2018-09-04 Paulo Carvalho Apparatus for quantized linear amplification with nonlinear amplifiers
US10177776B1 (en) * 2017-08-04 2019-01-08 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Noise mitigating quantizer for reducing nonlinear distortion in digital signal transmission
NL2023246B1 (en) * 2019-06-01 2020-12-11 Semiconductor Ideas To The Market Itom Bv Three level PWM Class D amplifier
CN112271947B (zh) * 2020-10-29 2021-09-03 同济大学 分段同步shepwm切换控制方法、介质及电子设备

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000500625A (ja) * 1995-11-13 2000-01-18 アポジー・テクノロジー・インコーポレイテツド 三状態パワースイッチへの小さい入力信号の線形化のためのデジタル信号処理
JP2005006093A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Sharp Corp ディジタルアンプ及びこれを用いたオーディオ再生装置
JP2005311472A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Mitsubishi Electric Corp D級増幅器
JP2005348361A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Sharp Corp 増幅器
US7492219B1 (en) * 2006-08-10 2009-02-17 Marvell International Ltd. Power efficient amplifier

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3625169B2 (ja) 2000-01-27 2005-03-02 シャープ株式会社 ディジタルスイッチングアンプ
JP3576461B2 (ja) 2000-05-22 2004-10-13 シャープ株式会社 ディジタルスイッチング増幅器
JP2003234621A (ja) 2002-02-12 2003-08-22 Alpine Electronics Inc オーディオ装置
JP4445304B2 (ja) 2004-03-26 2010-04-07 オンキヨー株式会社 スイッチングアンプ
US8466743B2 (en) * 2010-04-27 2013-06-18 Broadcom Corporation Ground-referenced common-mode amplifier circuit and related method

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000500625A (ja) * 1995-11-13 2000-01-18 アポジー・テクノロジー・インコーポレイテツド 三状態パワースイッチへの小さい入力信号の線形化のためのデジタル信号処理
JP2005006093A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Sharp Corp ディジタルアンプ及びこれを用いたオーディオ再生装置
JP2005311472A (ja) * 2004-04-16 2005-11-04 Mitsubishi Electric Corp D級増幅器
JP2005348361A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Sharp Corp 増幅器
US7492219B1 (en) * 2006-08-10 2009-02-17 Marvell International Ltd. Power efficient amplifier

Also Published As

Publication number Publication date
DE102010040732B4 (de) 2022-11-03
KR101593438B1 (ko) 2016-02-12
US20110064245A1 (en) 2011-03-17
KR20110029776A (ko) 2011-03-23
JP5674387B2 (ja) 2015-02-25
US8362832B2 (en) 2013-01-29
DE102010040732A1 (de) 2011-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5674387B2 (ja) 3−レベルパルス幅変調増幅器及びこれを含むオーディオ処理装置
US7205917B2 (en) Pulse width modulator quantisation circuit
US7078964B2 (en) Detection of DC output levels from a class D amplifier
KR101650812B1 (ko) 하프-브릿지 3-레벨 pwm 증폭기 및 그 구동 방법
US10826478B2 (en) Pulse-width modulation
US7649410B2 (en) Systems and methods for improving performance in a digital amplifier by adding an ultrasonic signal to an input audio signal
US9019012B2 (en) Amplifier circuit with offset control
JP2006512004A (ja) デジタル信号変調器を用いたデジタル入力信号の変調および信号の分割
JP4513832B2 (ja) D級増幅回路
JP2002026734A (ja) デジタル/アナログコンバータおよびデジタル/アナログ変換方法
JP2007036736A (ja) デジタルスイッチングアンプ
JP2005109590A (ja) スイッチング増幅回路及びオーディオ機器用d級増幅装置
TWI752648B (zh) 放大器及用於控制放大器的方法
US11418153B2 (en) Amplifier circuits
JP2004088430A (ja) D級増幅器
WO2022038334A1 (en) Amplifiers
US20230256638A1 (en) Amplifiers
JPWO2011121954A1 (ja) デジタルアンプ
US7889001B2 (en) Systems and methods of reduced distortion in a class D amplifier
Kulka Application of pulse modulation techniques for class-D audio power amplifiers
GB2491913A (en) A class-D H-bridge amplifier with reduced susceptibility to supply ripple at low signal levels
JP5038973B2 (ja) 音声出力装置及び音声出力方法
KR20090015862A (ko) D급 증폭 회로
KULKA Acoustic energy distribution in space around the pipe outlet
TW200803156A (en) Sigma-delta power amplifier and its modulation method

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130829

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5674387

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250