JPWO2011121954A1 - デジタルアンプ - Google Patents

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Abstract

デジタルパルス幅変調におけるパルスのデューティの補正範囲を広げることができ、歪率を改善することができるデジタルアンプを提供すること。デジタルアンプ(200)は、デジタル変調ブロック(210)のデジタルパルス幅のデジタル値を電圧値に変換する電圧値変換ブロック(220)と、マスタークロックにより三角波を発生し、かつ、前記発生した三角波を、前記デジタルパルス幅変調の変調幅の値に応じた信号を基に変調する積分回路ブロック(230)とを備える。デジタルアンプ(200)は、駆動回路(250)により電力増幅されたパルス電力を、オーディオ帯域のアナログ電力に復調する低域濾波器(260と、低域濾波器(280)の電圧と低域濾波器(260)の差の電圧を演算して増幅する誤差増幅器(290)とを備える。上記各部は、全体としてアナログ局部帰還を持つ回路構成となっている。

Description

本発明は、音響機器のデジタルアンプに関する。
D級アンプは、AB級アンプ等のアナログ線形アンプと比較して、極めて良好な電力変換効率が得られる。放熱量も少ないことから、スピーカ駆動用アンプとして採用されることが多い。D級アンプは、音声信号などの入力信号をトランジスタ等の増幅能動素子によってスイッチング動作を行うことによってなされる。D級アンプは、入力音声信号に基づくPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)信号をデジタル変調し、そのPWM信号についての電力増幅を行い、電力増幅がなされたPWM信号を、スピーカに供給する。
特許文献1には、スピーカを駆動するデジタルアンプが記載されている。特許文献1記載のデジタルアンプは、デジタルオーディオ信号に対して信号処理を行ってデジタルのパルス幅変調を行うことによってデジタルパルス出力を得る。そして、このデジタルアンプは、パルス波形のエッジ遅延に対して出力段の状態を帰還させることによって歪を補正し、スピーカを駆動するデジタルパルスをアナログ信号に変換した部分における歪の低減を図る。
特許文献1記載のデジタルアンプは、低域濾波器を通過させてデジタルアンプ出力からアナログ信号へ復調する。スピーカを駆動するアナログ信号の歪を改善する方法として、上述した方法を採っている。
特表2001−517393号公表
特許文献1記載のデジタルアンプは、最小パルス幅の半分までのエッジ遅延の補正範囲でしかパルス幅の補正ができない方式である。このため、デジタルパルス幅変調された場合、歪補正量が最小パルス幅までである。したがって、補正量がデジタルパルス幅の上又は下に1レベルまでの補正範囲でしかなく、デジタルパルス幅値の上又は下に1レベルを超えて補正しなければならないような歪を補正できないという課題がある。すなわち、PWM出力になった場合、歪率の補正が、最大遅延したときに、デジタルパルスの1レベルでしかできないという課題がある。
本発明の目的は、デジタルパルス幅変調におけるパルスのデューティの補正範囲を広げることができ、歪率を改善することができるデジタルアンプを提供することである。
本発明のデジタルアンプは、デジタル信号を入力し、デジタル信号のままスピーカを駆動するデジタルアンプであって、デジタルオーディオデータをデジタルパルス幅変調に変換するデジタル変調回路と、前記デジタル変調回路されたパルス電圧を低域濾波し、アナログオーディオ電圧を出力する第1アナログオーディオ出力部と、前記デジタルパルス幅変調の変調幅の値に基づいて、振幅変調された三角波を発生する三角波発生回路と、前記三角波発生回路からの出力電圧を増幅する駆動回路と、前記駆動回路により電力増幅された信号を低域濾波し、オーディオ帯域のアナログ電力を出力する第2アナログオーディオ出力部と、前第1アナログオーディオ出力部の電圧と前記第2アナログオーディオ出力部の電圧の差を演算して増幅する誤差増幅器とを備え、前記三角波発生回路は、前記デジタルパルス幅変調の変調幅の値に応じた信号に、前記誤差増幅器からの誤差を加算してデジタルパルス幅変調波形を再生成する構成を採る。
本発明によれば、デジタルパルス幅変調のあらゆるパルス幅について、デジタルパルス幅値の上又は下に1レベルを超えて補正することを可能にする。これにより、デジタルパルス幅変調のデューティを0%から100%まで変化させて補正することができ、駆動回路以降で発生するデジタルアンプの歪をデジタルパルス幅変調の変調幅の値を0から最大値まで補正することができる。したがって、スピーカを駆動するためのデジタルパルス幅変調信号を低域濾波器を通過させることにより復調したアナログ信号に含まれる歪を、大幅に改善することができる。
本発明の原理を説明するためのデジタルアンプの基本構成を示す図 本発明の一実施の形態に係るデジタルアンプの構成を示す図 図2のデジタルアンプの具体的構成を示す回路図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図 図2のデジタルアンプの各部の動作波形を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(原理説明)
まず、本発明の基本的考え方について説明する。
従来のスピーカを駆動するデジタルアンプは、PWM信号を無帰還でそのまま利用しているか、低周波に限定した帰還経路としているか、帰還経路があったとしてもPWM信号の最小パルス幅で制限された方式であるため、スイッチング回路とスピーカ駆動用のLPF回路とスピーカ負荷で発生する歪に対応する対応力に制限がある。
本発明者らは、従来のデジタルアンプがパルスで加減算を行う方式で制約があること、またフィードバック制御できないことに鑑み、デジタル信号を量子化する量子化器のレベル数を三角波発生回路の積分定数切替に利用し、レベル数に応じた三角波を発生させることを想到した。三角波発生回路は、アナログ局部帰還を持つ回路構成である。これにより、歪の低減を図るとともに、歪の発生がない場合はデジタル信号はそのままで劣化しない。
図1は、デジタル信号を入力し、デジタル信号のままスピーカを駆動するデジタルアンプの基本構成を示す図である。
図1において、デジタルアンプ100は、1ビット量子化器110、レベル適応型三角波発生回路120、駆動回路130、低域濾波器140(低域濾波器<2>)(第2アナログオーディオ出力部),150(低域濾波器<1>)(第1アナログオーディオ出力部)、比較器160、及びスピーカ170を備える。
1ビット量子化器110は、デジタル信号を量子化する。
レベル適応型三角波発生回路120は、1ビット量子化器110からのパルス信号を三角波に変換し、かつ、発生した三角波をデジタルパルス幅変調の変調幅の値に適応して振幅変調する。レベル適応型三角波発生回路120は、1ビット量子化器110のレベル数に応じた直流電位を三角波に重畳して使用し、レベル数に応じた三角波を発生する。
駆動回路130は、レベル適応型三角波発生回路120からのPWM信号を電力増幅する。
低域濾波器140(低域濾波器<2>)は、駆動回路130により電力増幅されたパルス電力を、オーディオ帯域のアナログ電力に復調する。
低域濾波器150(低域濾波器<1>)は、1ビット量子化器110によりデジタルパルス幅変調されたパルス電圧からアナログオーディオ電圧を出力する。
比較器160は、低域濾波器150の電圧と低域濾波器140の差の電圧を演算して増幅する。
スピーカ170は、アナログオーディオ信号の電力を音響エネルギに変換する。
以上の構成において、デジタルアンプ100は、レベル適応型三角波発生回路120により1ビット量子化器110からのパルス信号を三角波に変換し、駆動回路130に出力する。
デジタルアンプ100は、レベル適応型三角波発生回路120により三角波に変換された信号を、駆動回路130に出力する際に別途、低域濾波器150により1ビット量子化器110からの出力をアナログ信号に変換しておき、比較器160に導く。比較器160にはスピーカ170を駆動する信号も導く。比較器160は、低域濾波器150の電圧と低域濾波器140の差の電圧を演算して増幅する。レベル適応型三角波発生回路120は、上記差分により三角波を変調する。
このように、アナログ局部帰還を有する回路構成とすることで、低歪のスピーカ駆動出力を得ることができる。
(実施の形態)
図2は、上記基本的な考え方に基づく本発明の一実施の形態に係るデジタルアンプの構成を示す図である。本実施の形態は、スピーカを駆動するデジタルアンプに適用した例である。
図2に示すように、デジタルアンプ200は、デジタル変調ブロック210、電圧値変換ブロック220、積分回路ブロック230、コンパレータ240、駆動回路250、低域濾波器260(低域濾波器<2>)、スピーカ270、低域濾波器280(低域濾波器<1>)、及び誤差増幅器290を備える。
デジタルアンプ200には、マスタークロック201、ビットクロック202、LRクロック203、デジタルシリアルデータ204、及び基準電位205が入力される。
マスタークロック201は、デジタルパルス幅変調とデジタルパルス幅のデジタル値を演算するためのクロックである。マスタークロック201は、デジタル変調ブロック210及び積分回路ブロック230と接続し、デジタル変調ブロック210のデジタルパルス幅変調出力とデジタルパルス幅の値を得るためのマスタークロックであるとともに、積分回路ブロック230と接続して、積分回路ブロック230で三角波信号を生成する。
ビットクロック202は、デジタル変調ブロック210と接続し、デジタル変調ブロック210でデジタルシリアルデータ204をラッチする。
LRクロック203は、デジタル変調ブロック210と接続し、ビットクロック202でラッチしたデータのLチャンネルとRチャンネルを区別する。LRクロック203は、デジタルシリアルデータ204のLチャンネルデータと、Rチャンネルデータが交互に到来するタイミングで切り替わり、LチャンネルデータとRチャンネルデータを区別するためのクロックである。
デジタルシリアルデータ204は、振幅を表現した2の補数形式のデジタルオーディオデータである。デジタルシリアルデータ204は、デジタル変調ブロック210と接続し、LRクロック周期で標本化される。
基準電位205は、コンパレータ240の基準電位である。
デジタル変調ブロック210は、例えば、各部のタイミングを生成するタイミング生成器、PCM信号をデジタル1ビット信号へ再量子化する量子化器等からなり、マスタークロック201、ビットクロック202、LRクロック203、及びデジタルシリアルデータ204を接続する。
デジタル変調ブロック210は、デジタルオーディオデータをデジタルパルス幅変調に変換する。デジタル変調ブロック210は、デジタルパルス幅変調電圧を電圧値変換ブロック220に出力し、デジタルパルス幅のデジタル値を低域濾波器280(低域濾波器<1>)に出力する。
電圧値変換ブロック220は、デジタル変調ブロック210と接続し、デジタル変調ブロック210のデジタルパルス幅のデジタル値を電圧値に変換する。
積分回路ブロック230は、マスタークロック201、電圧値変換ブロック220、及び誤差増幅器290と接続し、マスタークロック201から生成した三角波電圧を振幅変調させた電圧を出力する。
詳細には、積分回路ブロック230は、マスタークロック201により三角波を発生し、かつ、前記発生した三角波を、電圧値変換ブロック220からの電圧値に変換されたデジタルパルス幅変調の変調幅の値に応じた信号を基に変調する。ここで、特に、デジタルパルス幅変調の変調幅の値を電圧値へ変換した電圧に、誤差増幅器290から出力された電圧が加算される。積分回路ブロック230は、前記デジタルパルス幅変調の変調幅の値に応じた信号に、前記誤差増幅器からの誤差を加算してデジタルパルス幅変調波形を再生成する。
コンパレータ240は、積分回路ブロック230及び基準電位205と接続し、積分回路ブロック230の出力電圧と、基準電位205の電圧を比較した結果で電力を出力する。コンパレータ240は、基準電位205の電圧を比較した結果で電力を出力することで、電圧値変換ブロック220及び積分回路ブロック230におけるパルスのデューティを修正する。
駆動回路250は、コンパレータ240からのデジタルパルス幅変調の電力を増幅する。
低域濾波器260(低域濾波器<2>)は、駆動回路250の電力出力を入力し、アナログオーディオ電力を出力する。詳細には、低域濾波器260(低域濾波器<2>)は、駆動回路250によってコンパレータ240からの信号を電力増幅されたパルス電力を、オーディオ帯域のアナログ電力に復調し、アナログオーディオ電力を出力する。アナログオーディオ電力は、スピーカ270の電力入力端子及び誤差増幅器290の電圧入力端子に入力される。
スピーカ270は、低域濾波器260(低域濾波器<2>)の電力出力を入力し、音響エネルギへ変換する。詳細には、スピーカ270は、駆動回路250からの電力のうち、低域濾波器260(低域濾波器<2>)によってオーディオ帯域を通過させて不要な高域を減衰させて得たアナログオーディオ信号を入力し、入力された電力を音響エネルギに変換する。
低域濾波器280(低域濾波器<1>)は、オーディオ帯域を通過させて不要な高域を減衰させてアナログオーディオ信号を得るための装置であり、低域濾波器260(低域濾波器<2>)と同じ周波数特性を有する。
低域濾波器280(低域濾波器<1>)は、デジタルパルス幅変調されたパルス電圧からアナログオーディオ電圧を出力する。低域濾波器280(低域濾波器<1>)は、デジタル変調ブロック210の出力電圧と、デジタルパルス幅変調電圧出力から低域濾波を行い、かつ、アナログオーディオ電圧出力を得る電圧入力端子と接続してアナログオーディオ電圧を出力する。
誤差増幅器290は、低域濾波器280(低域濾波器<1>)の出力電圧を第1電圧入力端子と接続し、低域濾波器260(低域濾波器<2>)の出力電圧を第2電圧入力端子と接続して、低域濾波器280(低域濾波器<1>)の電圧と低域濾波器260(低域濾波器<2>)の差の電圧を演算して増幅する。
図3は、上記デジタルアンプ200の具体的構成を示す回路図である。図2と同一構成部分には同一符号を付している。
本実施の形態は、デジタルパルス幅変調のデジタルパルスレベル値を、レベル値0、レベル値1、レベル値2、レベル値3、及びレベル値4の5レベルとした例である。
図3に示すように、デジタル変調ブロック210は、デジタルオーディオデータをデジタルパルス幅変調に変換するデジタルパルス幅変調変換回路211と、デジタルオーディオデータをデジタルパルス幅値に変換するデジタルパルス幅値変換回路212と、レベル値情報1〜4を格納するレベル値情報格納部213とから構成される。
電圧値変換ブロック220は、演算増幅器221及び抵抗R1〜R5から構成される。
積分回路ブロック230は、分周器231、演算増幅器232,233、キャバシタ234及び抵抗R6〜R10から構成される。演算増幅器232、キャバシタ234及び抵抗R6は、積分器を構成する。
コンパレータ240は、演算増幅器241からなる。
なお、本実施の形態は、デジタルパルス幅変調のレベルを5レベルに限定されるものではなく、他の任意のレベルで実施が可能である。
以下、上述のように構成されたデジタルアンプ200の動作について説明する。動作自体は両チャネルとも同じである。
デジタル変調ブロック210は、マスタークロック201とビットクロック202とLRクロックとデータのデジタルシリアルデータ204を入力してデジタルパルス幅変調とデジタルパルス幅変調の変調幅の値の出力を行う。
電圧値変換ブロック220は、デジタル変調ブロック210と接続し、デジタル変調ブロック210から、デジタルパルス幅のデジタル値をデジタルパルス幅のデジタル値に応じた電圧値へ変換する。
電圧値変換ブロック220は、デジタル変調ブロック210から出力されるデジタルパルス幅変調の変調幅の値を電圧値へ変換する。
積分回路ブロック230は、マスタークロック201を入力して分周したパルスを三角波に変換する。積分回路ブロック230は、三角波に対して振幅変調を行うための入力端子と、誤差増幅器290の結果を入力する端子を有し、三角波を電圧で変調して三角波信号を出力する。
コンパレータ240は、積分回路ブロック230からの三角波信号と基準電位205の電圧を比較した結果で電力を出力する。
駆動回路250は、コンパレータ240からの再生成されたデジタルパルス幅変調信号を、スピーカ270を駆動する電力に増幅する。
低域濾波器260(低域濾波器<2>)は、駆動回路250により電力を増幅した信号をオーディオ帯域のアナログ電力に復調し、アナログオーディオ電力を出力する。
スピーカ270は、アナログオーディオ信号を入力し、入力された電力を音響エネルギに変換して音響出力する。
ここで、デジタルアンプ200は、デジタル変調ブロック210から出力されたデジタルパルス幅変調出力を別の歪の少ないスピーカ270に接続されていない低域濾波器280(低域濾波器<1>)の入力と接続する。また、低域濾波器280(低域濾波器<1>)のアナログ信号に復調された出力信号を誤差増幅器290の比較信号入力端子のプラス端子へ接続する。さらに、低域濾波器260(低域濾波器<2>)のアナログ信号に復調された出力信号を誤差増幅器290の比較信号入力端子のマイナス端子に接続する。
上記接続により、誤差増幅器290からは、低域濾波器280(低域濾波器<1>)のアナログ信号と低域濾波器260(低域濾波器<2>)のアナログ信号の差分を増幅した電圧を得る。そして、積分回路ブロック230は、誤差増幅器290から出力された電圧を、電圧値変換ブロック220によって電圧値へ変換した電圧と加算する。
これにより、低域濾波器260(低域濾波器<2>)から出力されたアナログ信号出力は、低域濾波器280(低域濾波器<1>)の出力と等しくなるように自動制御され、低域濾波器260(低域濾波器<2>)からのアナログ信号出力の歪率が改善される。
これより詳細に説明する。
誤差増幅器290から積分回路ブロック230へ接続されている電圧は、低域濾波器280(低域濾波器<1>)と、低域濾波器260(低域濾波器<2>)の電圧差分を増幅した電圧であるため、低域濾波器280(低域濾波器<1>)と誤差増幅器290が接続されている電圧と、低域濾波器260(低域濾波器<2>)と誤差増幅器290が接続されている電圧に差がなければ、誤差増幅器290からの電圧出力は、基準電位205と等しくなる。この場合、積分回路ブロック230は、デジタルパルス幅を電圧値へ変換するブロック220からのデジタルパルス幅を電圧値へ変換した電圧のみで振幅変調を受けるため、コンパレータ240から駆動回路250へ接続された電圧は、デジタルパルス幅変調出力とデジタルパルス幅の値を得るための回路ブロック210からのデジタルパルス幅変調出力と同じ電圧になる。すなわち、デジタルアンプ200の歪(特に、駆動回路250及び低域濾波器260における歪)がない場合、誤差増幅器290は誤差成分を出力しないので、積分回路ブロック230の積分器(図示略)は中点動作し、積分回路ブロック230からは同じ波形が復元されて出力されることになる。
一方、誤差増幅器290から積分回路ブロック230へ接続されている電圧において、低域濾波器280(低域濾波器<1>)と誤差増幅器290を接続した信号と、低域濾波器260(低域濾波器<2>)と誤差増幅器290に接続した信号に差がある場合の誤差増幅器290から積分回路ブロック230へ接続される電圧は、以下の通りである。
積分回路ブロック230は、デジタルパルス幅を電圧値へ変換するブロック220からのデジタルパルス幅を電圧値へ変換した電圧に誤差増幅器290から積分回路ブロック230へ接続される信号を加算した電圧で振幅変調を受ける。このため、コンパレータ240から駆動回路250へ接続された電圧は、デジタル変調ブロック210からのデジタルパルス幅変調出力に対して、誤差を補正したパルス幅変調電圧となる。すなわち、アナログ局部帰還を持つ回路構成により、歪成分の逆成分を発生させることでデジタルアンプ200の歪(特に、駆動回路250及び低域濾波器260における歪)を補正することができる。
コンパレータ240は、誤差を補正したパルス幅変調電圧を基準電位205と比較する。コンパレータ240により比較して得られる再生成されたパルス幅変調電力は、デジタルパルス幅のデジタル値の上又は下1レベルを超えることができる。したがって、パルス幅変調のデューティとして0%から201%の範囲で補正したパルス幅でパルス幅変調された電力を得ることができる。
以上により、デジタルパルス幅変調を行うデジタルアンプの歪補正について、従来例よりも大きな補正効果を得ることができる。歪補正範囲を広げることを可能になり、特許文献記載の回路より高性能を図ることができる。
次に、デジタル変調ブロック210、電圧値変換ブロック220、積分回路ブロック230、及びコンパレータ240について、具体例を示しながら説明する。
図4乃至図25は、各部の動作波形を示す図である。
〔デジタルパルス幅変調レベルに応じたデジタル変調ブロック210からの出力波形〕
図4は、デジタル変調ブロック210から出力されるレベル値0のときの出力波形である。図4に示すように、デジタルパルス幅変調周期1005中で、波形1100となり、電圧1010一定で出力される。
図5は、デジタル変調ブロック210から出力されるレベル値1のときの出力波形である。図5に示すように、デジタルパルス幅変調周期1005中で、波形1101となり、電圧は、波形1010から始まり、周期1005中央を中心にして波形1001の幅で電圧1011まで上昇して再び電圧1010まで下降する波形で出力される。
図6は、デジタル変調ブロック210から出力されるレベル値2のときの出力波形である。図6に示すように、デジタルパルス幅変調周期1005中で、波形1102となり、電圧は、波形1010から始まり、周期1005中央を中心にして波形1002の幅で電圧1011まで上昇して再び電圧1010まで下降する波形で出力される。
図7は、デジタル変調ブロック210から出力されるレベル値3のときの出力波形である。図7に示すように、デジタルパルス幅変調周期1005中で、波形1103となり、電圧は、波形1010から始まり、周期1005中央を中心にして波形1003の幅で電圧1011まで上昇して再び電圧1010まで下降する波形で出力される。
図8は、デジタル変調ブロック210から出力されるレベル値4のときの出力波形である。図8に示すように、デジタルパルス幅変調周期1005中で、波形1104となり、波形1004の幅で電圧は波形1011一定で出力される。
〔デジタル変調ブロック210から出力されるデジタルパルス幅値情報の出力電位の波形〕
図9は、デジタル変調ブロック210から出力されるデジタルパルス幅値情報の出力電位の低電圧値の波形である。図9に示すように、デジタルパルス幅値情報の出力電位の低電圧値の波形は、電圧1010かつ周期1005で出力される波形である。
図10は、デジタル変調ブロック210から出力されるデジタルパルス幅値情報の出力電位の高電圧値の波形である。図10に示すように、デジタルパルス幅値情報の出力電位の高電圧値の波形は、電圧1011かつ周期1005で出力される波形である。
ここで、デジタル変調ブロック210中のレベル値情報(レベル値情報1、レベル値情報2、レベル値情報3、及びレベル値情報4)の値は、デジタルパルス幅値によって変化する。
デジタル変調ブロック210中のレベル値情報(レベル値情報1、レベル値情報2、レベル値情報3、及びレベル値情報4)の値は、デジタルパルス幅のレベル値が0のときは、全て図9の波形となる。
デジタル変調ブロック210中のレベル値情報(レベル値情報1、レベル値情報2、レベル値情報3、及びレベル値情報4)の値は、デジタルパルス幅のレベル値が1のときは、レベル値情報1は図9の波形となり、レベル値情報2、レベル値情報3、及びレベル値情報4は、図10の波形となる。
デジタル変調ブロック210中のレベル値情報(レベル値情報1、レベル値情報2、レベル値情報3、及びレベル値情報4)の値は、デジタルパルス幅のレベル値が2のときは、レベル値情報1及びレベル値情報2は、図9の波形となり、レベル値情報3及びレベル値情報4は図10の波形となる。
デジタル変調ブロック210中のレベル値情報(レベル値情報1、レベル値情報2、レベル値情報3、及びレベル値情報4)の値は、デジタルパルス幅のレベル値が3のときは、レベル値情報1、レベル値情報2、及びレベル値情報3は、図9の波形となり、レベル値情報4は図10の波形となる。
デジタル変調ブロック210中のレベル値情報(レベル値情報1、レベル値情報2、レベル値情報3、及びレベル値情報4)の値は、デジタルパルス幅のレベル値が4のときは、レベル値情報1、レベル値情報2、レベル値情報3、及びレベル値情報4は、全て図10の波形となる。
〔電圧値変換ブロック220から出力されるデジタルパルス幅変調レベルのレベル値に応じた出力波形〕
図11は、電圧値変換ブロック220から出力されるデジタルパルス幅変調レベルのレベル値が0のときの出力波形、図12は、前記レベル値が1のときの出力波形、図13は、前記レベル値が2のときの出力波形、図14は、前記レベル値が3のときの出力波形、図15は、前記レベル値が4のときの出力波形をそれぞれ示す。
前記図3に示すように、電圧値変換ブロック220のレベル値情報入力端子に、レベル値情報1、レベル値情報2、レベル値情報3、及びレベル値情報4を接続し、かつ電圧値変換ブロック220に基準電位205を接続する。
電圧値変換ブロック220の出力端子からは、レベル値情報1、レベル値情報2、レベル値情報3、及びレベル値情報4の電圧を基に、デジタルパルス幅変調のレベル値に応じて、下記の出力波形が出力される。
デジタルパルス幅変調レベル値が0のときには、図11の電圧2020で波形2100に変換される。デジタルパルス幅変調レベル値が1のときには、図12の電圧2021で波形2101に変換される。デジタルパルス幅変調レベル値が2のときには図13の電圧2022で波形2102に変換される。デジタルパルス幅変調レベル値が3のときには、図14の電圧2023で波形2103に変換される。デジタルパルス幅変調レベル値が4のときには、図15の電圧2024で波形2104に変換される。ここで、電圧1011と1010の電位の中点電位は、基準電位205と等しい。
〔積分回路ブロック230、コンパレータ240、及び駆動回路250から出力される波形〕
図16は、図3の電圧値変換ブロック220、積分回路ブロック230、コンパレータ240、駆動回路250、低域濾波器260(低域濾波器<2>)、低域濾波器280(低域濾波器<1>)において、歪がない場合のデジタルパルス幅変調のレベル値0における積分回路ブロック230、コンパレータ240、及び駆動回路250から出力される波形を示す。同様に、図17は、前記レベル値が1のときの出力波形、図18は、前記レベル値が2のときの出力波形、図19は、前記レベル値が3のときの出力波形、図20は、前記レベル値が4のときの出力波形をそれぞれ示す。
電圧値変換ブロック220は、デジタルパルス幅変調レベル値情報を基に、デジタル変調ブロック210のデジタルパルス幅のデジタル値を電圧値に変換する。そして、誤差増幅器290からの電圧が基準電位205となっているときの積分回路ブロック230からの出力結果は、デジタルパルス幅変調レベル値が0のときには図16(a)に示す波形3020となる。また、コンパレータ回路ブロック240からの出力は図16(b)に示す波形4100となり、駆動回路250からの出力は、図16(c)に示す波形5100となる。
また、デジタルパルス幅変調レベル値が1のときには図17(a)に示す波形3021となる。また、コンパレータ回路ブロック240からの出力は図17(b)に示す波形4101となり、駆動回路250からの出力は、図17(c)に示す波形5101となる。
また、デジタルパルス幅変調レベル値が2のときには図18(a)に示す波形3022となる。また、コンパレータ回路ブロック240からの出力は図18(b)に示す波形4102となり、駆動回路250からの出力は、図18(c)に示す波形5102となる。
また、デジタルパルス幅変調レベル値が3のときには図19(a)に示す波形3023となる。また、コンパレータ回路ブロック240からの出力は図19(b)に示す波形4103となり、駆動回路250からの出力は、図19(c)に示す波形5103となる。
また、デジタルパルス幅変調レベル値が4のときには図20(a)に示す波形3024となる。また、コンパレータ回路ブロック240からの出力は図20(b)に示す波形4104となり、駆動回路250からの出力は、図20(c)に示す波形5104となる。
図20に示すように、波形5100は、波形1100と電圧が異なる同じデューティの波形となる。波形5101は、波形1101と電圧が異なる同じデューティの波形となる。波形5102は、波形1102と電圧が異なる同じデューティの波形となる。波形5103は、波形1103と電圧が異なる同じデューティの波形となる。波形5104は、波形1104と電圧が異なる同じデューティの波形となることがわかる。
〔電圧値変換ブロック220、積分回路ブロック230、コンパレータ240、駆動回路250、低域濾波器260(低域濾波器<2>)、及び低域濾波器280(低域濾波器<1>)から出力される歪がない場合の波形〕
図21及び図22は、電圧値変換ブロック220、積分回路ブロック230、コンパレータ240、駆動回路250、低域濾波器260(低域濾波器<2>)、及び低域濾波器280(低域濾波器<1>)において、歪がない場合の波形を示す。図22は、図21の波形に対して、デジタル変調ブロック210からの出力を低域濾波器280(低域濾波器<1>)を通すことによって得た波形8020と電圧が違うだけの波形である。なお、波形6020と波形8020は、任意比率に設定される固定値である。
〔電圧値変換ブロック220、積分回路ブロック230、コンパレータ240、駆動回路250、低域濾波器260(低域濾波器<2>)、及び低域濾波器280(低域濾波器<1>)から出力される歪が生じた場合の波形〕
図23は、電圧値変換ブロック220、積分回路ブロック230、コンパレータ240、駆動回路250、低域濾波器260(低域濾波器<2>)、及び低域濾波器280(低域濾波器<1>)から出力される歪が生じた場合の波形を示す。
図23に示すように、各ブロックにおいて歪が生じた場合、歪の信号は、各ブロックの歪の総和として誤差増幅器290から、波形9020のように現れる。この結果は、積分回路ブロック230へ接続されて、積分回路ブロック230は、波形6020を波形8020と電圧違いの相似形にするように歪を減算する動作を自動的に行う。
波形6020の歪が補正される例について説明する。デジタルパルス幅変調レベル値が2のときの補正結果は、誤差増幅器290からの出力が、図23中の電圧9020である。
〔コンパレータ240から出力される波形〕
図24は、デジタルパルス幅変調のレベル値2のときに、電圧値変換ブロック220、積分回路ブロック230、コンパレータ240、駆動回路250、及び低域濾波器260(低域濾波器<2>)の歪の総和と、低域濾波器280(低域濾波器<1>)の出力における歪が異なっている場合で、かつデジタルパルス幅変調のレベル値が正側に補正されたときのコンパレータ240から出力される波形を示す。
図24に示すように、図23に示す電圧9011と電圧9010の平均値よりも電圧9011寄りになっていて、デジタルパルス幅変調の変調レベル値を1以上加算する方向で歪を補正したときに得られる、コンパレータ240からの出力結果は、波形4102aに示される。
図24は、デジタルパルス幅変調のレベル値2のときに、電圧値変換ブロック220、積分回路ブロック230、コンパレータ240、駆動回路250、及び低域濾波器260(低域濾波器<2>)の歪の総和と、低域濾波器280(低域濾波器<1>)の出力における歪が異なっている場合で、かつデジタルパルス幅変調のレベル値が負側に補正されたときのコンパレータ240から出力される波形を示す。
図25に示すように、デジタルパルス幅変調レベル値が2のときの補正結果で、誤差増幅器290からの出力が、前記図23中の電圧9020で、かつ電圧9011と9010の平均値よりも電圧9010寄りのレベルになっていて、かつデジタルパルス幅変調の変調レベル値を1以上減算する方向で歪を補正したときに得られる、コンパレータ240からの出力結果は、波形4102bに示される。
このように、デジタルパルス幅変調を行うデジタルアンプの歪補正について、従来例よりも大きな補正効果を得ることができる。歪補正範囲を広げることが可能になるため、高性能化を図ることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、デジタルアンプ200は、デジタル変調ブロック210のデジタルパルス幅のデジタル値を電圧値に変換する電圧値変換ブロック220と、マスタークロックにより三角波を発生し、かつ、前記発生した三角波を、前記デジタルパルス幅変調の変調幅の値に応じた信号を基に変調する積分回路ブロック230とを備える。デジタルアンプ200は、デジタルパルス幅変調されたパルス電圧からアナログオーディオ電圧を出力する低域濾波器280(低域濾波器<1>)と、電圧値変換ブロック220の出力電圧と基準電位の電圧を比較し、比較結果により電力を出力するコンパレータ240と、コンパレータ240からのデジタルパルス幅変調の電力を増幅する駆動回路250とを備える。デジタルアンプ200は、駆動回路250により電力増幅されたパルス電力を、オーディオ帯域のアナログ電力に復調する低域濾波器260(低域濾波器<2>)と、低域濾波器280(低域濾波器<1>)の電圧と低域濾波器260(低域濾波器<2>)の差の電圧を演算して増幅する誤差増幅器290とを備える。上記各部は、全体としてアナログ局部帰還を持つ回路構成となっている。
積分回路ブロック230は、デジタルパルス幅変調の変調幅の値に適応して振幅変調された三角波を発生する。このとき、デジタルパルス幅変調の変調幅の値に応じた信号に、誤差増幅器からの誤差を加算してデジタルパルス幅変調波形を再生成される。
この構成により、デジタルパルス幅変調により生成されたパルスでスピーカを駆動する際に発生する歪の補正効果を、デジタルパルス生成時のあらゆるデジタルパルス幅値に対する補正効果をデジタルパルス幅値のレベル表現上の0から最大、つまりデューティとして0%から100%の範囲で歪補正を得ることが可能になる。換言すれば、デジタルパルス幅変調のデジタルパルス幅値に対し、0から最大のデジタルパルス幅値まで変化させることが可能になる。
これにより、デジタルパルス幅変調のデジタルアンプにおいて、従来のデジタルアンプよりもデジタルパルス幅変調におけるパルスのデューティの補正範囲を広げることができ、デジタルアンプより歪率を大幅に改善することができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。例えば、上記実施の形態は、各種の音響装置に適用した例であるが、音を増幅するものであればどのような機器にも同様に適用できる。
また、上記各実施の形態ではデジタルアンプという名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、電力増幅回路、D級アンプ等であってもよいことは勿論である。
さらに、上記デジタルアンプを構成する各回路部、例えば量子化器、低域濾波器等の種類、数及び接続方法などは前述した実施の形態に限られない。
2010年3月31日出願の特願2010−083295の日本出願に含まれる明細書、図面及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明に係るデジタルアンプは、デジタル信号を入力し、デジタル信号のままスピーカを駆動する、スピーカ等を含む負荷に供給するオーディオ用途に有効である。また、各種の音響装置におけるデジタルアンプに適用して好適であるのみならず、音響装置以外の電子機器におけるデジタルアンプにも広く適用され得るものである。
100,200 デジタルアンプ
110 1ビット量子化器
120 レベル適応型三角波発生回路
130 駆動回路
140,260 低域濾波器(低域濾波器<2>)
150,280 低域濾波器(低域濾波器<1>)
160 比較器
170,270 スピーカ
210 デジタル変調ブロック
211 デジタルパルス幅変調変換回路
212 デジタルパルス幅値変換回路
213 レベル値情報格納部
220 電圧値変換ブロック
221,232,233,241 演算増幅器
230 積分回路ブロック
231 分周器
234 キャバシタ
240 コンパレータ
250 駆動回路
290 誤差増幅器

Claims (5)

  1. デジタル信号を入力し、デジタル信号のままスピーカを駆動するデジタルアンプであって、
    デジタルオーディオデータをデジタルパルス幅変調に変換するデジタル変調回路と、
    前記デジタル変調回路されたパルス電圧を低域濾波し、アナログオーディオ電圧を出力する第1アナログオーディオ出力部と、
    前記デジタルパルス幅変調の変調幅の値に基づいて、振幅変調された三角波を発生する三角波発生回路と、
    前記三角波発生回路からの出力電圧を増幅する駆動回路と、
    前記駆動回路により電力増幅された信号を低域濾波し、オーディオ帯域のアナログ電力を出力する第2アナログオーディオ出力部と、
    前第1アナログオーディオ出力部の電圧と前記第2アナログオーディオ出力部の電圧の差を演算して増幅する誤差増幅器とを備え、
    前記三角波発生回路は、前記デジタルパルス幅変調の変調幅の値に応じた信号に、前記誤差増幅器からの誤差を加算してデジタルパルス幅変調波形を再生成するデジタルアンプ。
  2. 前記三角波発生回路の出力電圧と所定基準電位の電圧を比較するコンパレータをさらに備え、
    前記駆動回路は、前記コンパレータの比較結果に基づいて前記デジタルパルス幅変調の電力を増幅する請求項1記載のデジタルアンプ。
  3. 前記三角波発生回路は、前記デジタルパルス幅変調の変調幅の値に応じた信号を電圧値に変換する電圧値変換回路を備える請求項1記載のデジタルアンプ。
  4. 前記三角波発生回路は、マスタークロックにより三角波を発生し、かつ、前記発生した三角波を、前記デジタルパルス幅変調の変調幅の値に応じた信号を基に変調する積分回路を備える請求項1記載のデジタルアンプ。
  5. 前記デジタル変調回路は、デジタル信号を量子化する量子化器を備え、
    前記三角波発生回路は、前記量子化器のレベル数を積分定数切替に使用し、レベル数に応じた三角波を発生する請求項1記載のデジタルアンプ。
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