JP2011066829A - 通信モジュール、通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のアンテナ素子間のアイソレーションの劣化を抑制、および送受信特性の劣化を抑制する通信モジュール、通信装置を実現する。
【解決手段】無線信号を送受信する第1のアンテナ素子12及び第2のアンテナ素子13と、第1のアンテナ素子12と第2のアンテナ素子13との間に配置され、互いの電気的干渉を抑制する接地電位のグランド部14とを備えている。これにより、第1のアンテナ素子12及び第2のアンテナ素子13から漏洩する不要電波が接地され、アイソレーションの劣化を抑制することができる。
【選択図】図3A
【解決手段】無線信号を送受信する第1のアンテナ素子12及び第2のアンテナ素子13と、第1のアンテナ素子12と第2のアンテナ素子13との間に配置され、互いの電気的干渉を抑制する接地電位のグランド部14とを備えている。これにより、第1のアンテナ素子12及び第2のアンテナ素子13から漏洩する不要電波が接地され、アイソレーションの劣化を抑制することができる。
【選択図】図3A
Description
本発明は、通信モジュールに関する。また、本発明は、通信モジュールを備えた通信装置に関する。
近年、ノートパソコンなどの情報機器は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク網に無線で接続するシステムや、Bluetooth(登録商標)などのようにアクセスポイントと無線で接続するシステムなどの無線通信システムを備えたものが主流となりつつある。特に、複数種類の無線通信システムを備え、選択的に無線通信が可能な情報機器が登場している。情報機器に搭載される無線通信システムは、例えば無線LAN、無線WAN、Bluetoothなどがある。これらの無線通信システムを1台の情報機器に搭載する場合は、電波の送信周波数帯域及び受信周波数帯域を無線通信システムの種類毎に異ならせていることが多いが、同一の周波数帯域を採用している無線通信システムもある。例えば、IEEE802.11規格に準拠した無線LANと、Bluetoothは、いずれも2.4GHz帯を利用したシステムである。
情報機器に同一周波数帯域の電波を送受信する複数のアンテナ素子を配置する場合、アンテナ素子同士を近づけて配置するとアンテナ素子間のアイソレーションが劣化し、それぞれのアンテナ素子における送受信特性が劣化する。アイソレーションの劣化を抑えるためにアンテナ素子同士を離して配置すればよいが、それでは情報機器が大型化してしまう。情報機器を大型化せずに複数のアンテナ素子におけるアイソレーションを向上させるための手法として、アンテナ素子の近傍にグランドパターンを備える構成が提案されている。
特許文献1は、複数のアンテナ素子を面状に配列した基板及び当該複数のアンテナ素子を切り換えるハイブリッドパターンを配列した基板が、グランドレベルのパターンを配列した基板を介して積層されたダイバーシティアンテナを開示している。
特開2004−328717号公報
しかしながら、特許文献1が開示しているグランドパターンは、ハイブリッドパターンを配した基板とアンテナ素子を配した基板との間に介在する基板に備わる。このようなグランドパターンでは、基板上に面状に配列した複数のアンテナ素子それぞれが備える送受信面の相互干渉を抑制する効果が少なく、アンテナ素子が備える送受信面間におけるアイソレーションの向上があまり期待できない。
本発明の目的は、複数のアンテナ素子間のアイソレーションの劣化を抑制、および送受信特性の劣化を抑制できる通信モジュール、通信装置を実現することである。
本発明の通信モジュール及び通信装置は、無線信号を送受信する送受信面を備える複数のアンテナ素子と、前記複数のアンテナ素子間に配置され、前記複数のアンテナ素子それぞれに備える前記送受信面における互いの電気的干渉を抑制する接地電位の分離手段とを備えたものである。
本発明によれば、アンテナ配置の制約により、同一周波数のアンテナを近接設置する場合に、アンテナ間の距離を大きくせずに、アイソレーションを確保することが可能になり、設置スペースの小型化が可能となる。
本実施の形態にかかる通信モジュールまたは通信装置は、無線信号を送受信する送受信面を面状に備える複数のアンテナ素子と、前記複数のアンテナ素子の送受信面間に面状に配置され、前記複数のアンテナ素子における互いの電気的干渉を抑制する接地電位の分離手段とを備えたものである。
本実施の形態にかかる通信モジュールまたは通信装置において、前記複数のアンテナは、送受信する前記無線信号の周波数帯域が同一である構成とすることができる。このような構成とすることにより、アイソレーションが比較的大きく劣化する同一周波数帯域の電波を送受信可能なアンテナ素子において、アイソレーションの劣化を抑えることができる。
本実施の形態にかかる通信モジュールまたは通信装置において、前記アンテナ素子と前記分離手段とを備えた基板を、さらに備え、前記アンテナ素子と前記分離手段とは、前記基板における同一平面上に配されている構成とすることができる。このような構成とすることにより、複数のアンテナ素子間におけるアイソレーションの劣化を抑えることができる。また、基板の枚数を減らすことができるので、コストダウンを図ることができるとともに、通信装置に組み込む際の工数を減らすことができる。また、通信モジュール、通信装置を小型化することができる。
本実施の形態にかかる通信モジュールまたは通信装置において、前記アンテナ素子と前記分離手段とが実装された基板を、さらに備え、前記分離手段は、前記基板における前記アンテナ素子が実装された第1面、前記第1面の裏側である第2面、または前記第1面と前記第2面との間の領域のうち、少なくともいずれか一カ所に実装されている構成とすることができる。このような構成とすることにより、通信モジュールを大型化せずに、グランドパターンを増やすことができる。グランドパターンを増やすことができるので、アイソレーション劣化抑制の効果をさらに高めることができる。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態の通信装置の外観を示す斜視図である。図1は、通信装置の一例であるノートパソコンを示す。図2は、本実施の形態におけるノートパソコンの第1の筐体の平面図である。なお、本実施の形態では、通信装置の一例として無線通信システムを備えたノートパソコンを挙げたが、携帯電話端末、電子ゲーム機、医療機器などのように、少なくとも複数の無線通信システムを備えた装置であればよい。
図1は、本実施の形態の通信装置の外観を示す斜視図である。図1は、通信装置の一例であるノートパソコンを示す。図2は、本実施の形態におけるノートパソコンの第1の筐体の平面図である。なお、本実施の形態では、通信装置の一例として無線通信システムを備えたノートパソコンを挙げたが、携帯電話端末、電子ゲーム機、医療機器などのように、少なくとも複数の無線通信システムを備えた装置であればよい。
図1に示すように、ノートパソコンは、第1の筐体1と第2の筐体2とを備えている。第1の筐体1は、各種電気素子が実装された回路基板やハードディスクドライブなどを内蔵している。第2の筐体2は、液晶ディスプレイ4を備えている。第1の筐体1と第2の筐体2とは、ヒンジ部3によって互いに回動自在に支持されている。ヒンジ部3は、第1の筐体1と第2の筐体2とを回動自在に支持する回動軸を備えている。第1の筐体1の上面1aにはキーボード5とポインティングデバイス6とを備えている。キーボード5は、ユーザによる各種文字の入力操作を受け付ける。ポインティングデバイス6は、第1の筐体1内に固定され、操作面が第1の筐体1の表面に露出している。ポインティングデバイス6は、その操作面においてユーザによる接触操作を受け付け、液晶ディスプレイ2aに表示されるカーソルを所望の位置へ移動する操作が可能なデバイスである。
図2に示すように、本実施の形態のノートパソコンは、無線通信を行うことが可能な通信モジュール10を備えている。通信モジュール10は、第1の筐体1に内蔵されている。通信モジュール10は、第1の筐体1の厚さ方向に、ポインティングデバイス6に重なる位置に配されている。
なお、通信モジュール10の図2に示す配置位置は一例であるが、ノートパソコンの大型化を抑制する観点、および送受信特性を確保する観点から、ポインティングデバイス6に重なる位置に配置することが好ましい。第1の筐体1内には、マザーボードなどの電気回路基板、ハードディスクドライブ、バッテリーなど比較的大きな部材が内蔵され、さらに近年のノートパソコンは小型化及び薄型化が進んでいるため、第1の筐体1内に通信モジュール10を配置するスペースを確保することが難しくなってきている。さらには、通信モジュール10における良好な送受信特性を確保するために、通信モジュール10をできるだけ第1の筐体1の側面1b、1c、または1dに近い位置に配置することが好ましい。しかし、側面1c及び1dには、PCカードスロットや入出力端子が配置されていることが多いため,通信モジュール10を配置するスペースを確保しにくい。そこで本実施の形態では、通信モジュール10をポインティングデバイス6の下側の空間に配置することで、第1の筐体1を大型化せず、かつ側面1bに近い位置であるため送受信特性を確保している。
図3Aは、通信モジュール10の平面図である。図3Bは、図3AにおけるZ−Z部の断面図である。通信モジュール10は、基板11、第1のアンテナ素子12、第2のアンテナ素子13,グランド部14を備えている。第1のアンテナ素子12、第2のアンテナ素子13、グランド部14は、基板11の表面11aに配されている。第1のアンテナ素子12、第2のアンテナ素子13、グランド部14は、基板11の表面11aに例えばパターニング法を用いて形成することができる。
第1のアンテナ素子12と第2のアンテナ素子13は、同一の周波数帯域の電波を送受信可能なアンテナ素子である。第1のアンテナ素子12及び第2のアンテナ素子13は、無線信号を送受信する送受信面を面状に備える。第1のアンテナ素子12は、本実施の形態ではIEEE802.11規格(無線LAN)に準拠した電波を送受信可能なアンテナ素子とした。第2のアンテナ素子13は、本実施の形態ではBluetooth規格に準拠した電波を送受信可能なアンテナ素子とした。IEEE802.11規格とBluetooth規格は、いずれも2.4GHz帯を利用した通信規格である。第1のアンテナ素子12及び第2のアンテナ素子13は、いずれもアンテナ、受信回路、送信回路などを備えている。第1のアンテナ素子12は、孔部内パターン12a、孔部12bを備えている。第2のアンテナ素子13は、孔部内パターン13a、孔部13bを備えている。孔部内パターン12aは、第1のアンテナ素子12を電気的に接地するためのパターンである。孔部内パターン13aは、第2のアンテナ素子13を電気的に接地するためのパターンである。孔部12b及び13bは、通信モジュール10をノートパソコンに固定するためのネジ15a及び15b(後述)が挿通される孔部であり、第1のアンテナ素子12、第2のアンテナ素子13、基板11を貫通している。孔部内パターン12a及び13aは、孔部12b及び13bを介して、基板11の裏面11bに至るまで形成されている。
グランド部14は、接地電位である。グランド部14は、第1のアンテナ素子12と第2のアンテナ素子13との間に面状に配されている。グランド部14は、孔部内パターン14a、孔部14b、グランドパターン14cを備えている。グランドパターン14cは、基板11の表面11aに配されている。グランドパターン14cは、金属などの導体で形成され、銅などの導電性に優れた材料で形成することが好ましい。孔部14bは、通信モジュール10をノートパソコンに固定するためのネジ15c(後述)が挿通される孔部であり、グランドパターン14c、および基板11を貫通している。孔部内パターン14aは、孔部14bの内壁に配され、グランドパターン14cに電気的に接続されている。
図4Aは、通信モジュール10を図1に示すノートパソコンに組み込んだ際の要部平面図である。図4Aは、ノートパソコンにおけるポインティングデバイス6の近傍の第1の筐体1内の構造を示し、図示を明瞭にするためにポインティングデバイス6の図示は省略した。図4Bは、図4AにおけるZ−Z部の断面図である。図4Bでは、第1の筐体1、ポインティングデバイス6、通信モジュール10の位置関係を明瞭にするために、第1の筐体1、ポインティングデバイス6、通信モジュール10を図示した。
図4A及び図4Bに示すように、通信モジュール10は、ネジ15a〜15cにより、第1の筐体1内のフレーム17に固定されている。フレーム17は、金属鍍金層16を備えている。これにより、通信モジュール10をフレーム17に固定している状態において、第1のアンテナ素子12の孔部内パターン12a、第2のアンテナ素子13の孔部内パターン13a、およびグランド部14の孔部内パターン14aが金属鍍金層16に接触している。これにより、第1のアンテナ素子12、第2のアンテナ素子13、およびグランド部14を接地することができる。なお、本実施の形態では、フレーム17を樹脂などの絶縁体で形成したので金属鍍金層16を備えたが、フレーム17を金属などの導体で形成すれば金属鍍金層16は省略することができる。また、フレーム17が導体で、ネジ15a〜15cが金属などの導体の場合には、孔部内パターン12a、13aおよび14aは必ずしも必要ではない。
図4及び図4Bに示す通信モジュール10において、まず無線LAN規格に基づいた通信を行う場合は、第1のアンテナ素子12を起動させる。第1のアンテナ素子12は、外部から伝搬する電波を、内部のアンテナを介して受信回路で受信することができる。また、第1のアンテナ素子12は、内部の送信回路で生成した送信信号を、アンテナを介して外部に伝搬させることができる。一方、Bluetooth規格に基づいた通信を行う場合は、第2のアンテナ素子13を起動させる。第2のアンテナ素子13は、外部から伝搬する電波を、内部のアンテナを介して受信回路で受信することができる。また、第2のアンテナ素子13は、内部の送信回路で生成した送信信号を、アンテナを介して外部に伝搬させることができる。
このとき、第1のアンテナ素子12と第2のアンテナ素子13とが同一周波数帯域の電波を送受信可能な仕様となっているため、第1のアンテナ素子12から第2のアンテナ素子13へ電波が漏洩、または第2のアンテナ素子13から第1のアンテナ素子12に電波が漏洩することがある。本実施の形態では、第1のアンテナ素子12と第2のアンテナ素子13との間にグランド部14を備えたことにより、第1のアンテナ素子12または第2のアンテナ素子13のうちいずれか一方から他方へ漏洩する不要電波を、グランド部14及び金属鍍金層16を介して逃がすことができる。よって、第1のアンテナ素子12及び第2のアンテナ素子13との間におけるアイソレーションの劣化を抑えることができる。
本実施の形態によれば、通信モジュール10において第1のアンテナ素子12と第2のアンテナ素子13との間にグランド部14を備えたことにより、第1のアンテナ素子12と第2のアンテナ素子13との間におけるアイソレーションの劣化を抑えることができる。したがって、通信モジュール10における送受信特性の劣化を抑えることができる。
また、グランド部14を、同一周波数帯域の電波を送受信する複数のアンテナ素子の間に配置することにより、アイソレーション向上の効果をさらに大きくすることができる。すなわち、互いに同一周波数帯域の電波を利用する複数のアンテナ素子を近接配置した場合、複数のアンテナ間のアイソレーションが劣化しやすくなるが、本実施の形態のように、第1のアンテナ素子12と第2のアンテナ素子13との間にグランド部14を備えることで、アイソレーションの劣化を抑えることができる。
また、第1のアンテナ素子12、第2のアンテナ素子13、グランド部14を同一基板11に集約して配置したことにより、基板内の配線を共有できるため、通信モジュールを小型化することができる。また、そのような通信モジュールを通信装置に備えることで、通信装置を小型化することができる。また、第1のアンテナ素子12、第2のアンテナ素子13、グランド部14が各々独立した基板に実装されている場合は、それぞれの基板を通信装置に固定するための工数が必要となるが、1枚の基板に集約することで通信装置に固定するための工数を削減することができる。
なお、本実施の形態のグランド部14は、図3Bに示すように、基板11の表面11aにグランドパターン14cを備えたが、基板11の裏面11bにさらにグランドパターンも備えてもよい。また、基板11の内部にグランドパターンを備えてもよい。図5Aは、本実施の形態の通信モジュールの変形例を示す平面図である。図5Bは、図5AにおけるZ−Z部の断面図である。図5A及び図5Bに示すように、グランド部24は、基板11の表面11aに配された第1のパターン24a、基板11の内部に配された第2のパターン24b、基板11の裏面11bに配された第3のパターン24cを備えている。第1のパターン24a、第2のパターン24b、第3のパターン24cは、基板11の厚さ方向に重なるように配されている。このような構成とすることにより、第1のアンテナ素子12と第2のアンテナ素子13との間のアイソレーションの劣化をさらに抑えることができる。また、基板11の内部にさらにグランドパターン(第2のパターン24b)を備えることにより、基板11の表面11a及び裏面11bにグランドパターンを配置するためのスペースを必要としないため、通信モジュール10を大型化せずに、アイソレーション劣化抑制の効果を大きくすることができる。なお、基板11内に配するグランドパターンは、図5Bに示すように1層に限らず、複数層のパターンを備えてもよい。
また、グランド部14の第1のパターン14aの上部に、他のモジュールを配置することができる。図6Aは、本実施の形態のノートパソコンの変形例におけるポインティングデバイス6近傍の要部平面図である。図6Bは、図6AにおけるZ−Z部の断面図である。図6Aに示すように、本変形例のノートパソコンは、ポインティングデバイス6の近傍に指紋センサー7を備えている。指紋センサー7は、ユーザによって手の指の接触操作を受け付ける。ノートパソコンは、指紋センサー7で読み取ったユーザの指紋と、予め登録されている指紋とを照合し、両者が一致していればノートパソコンの操作を許可し、両者が不一致であればノートパソコンの操作を許可しないよう制御する。指紋センサー7は、図6Bに示すように、グランド部14の上部に接合されている。このとき、指紋センサー7におけるグランド端子(不図示)とグランド部14とを電気的に接続する構成とすることにより、指紋センサー7のグランド端子(不図示)をノートパソコン内のグランドパターンに接続するための配線等が不要となるため、コストダウン、省スペース化が可能となる。
なお、図6A及び図6Bに示す構成では、グランド部14の上部に指紋センサー7を備えたが、他の素子を備えてもよい。勿論、グランド部14の上部に配置する素子は、第1のアンテナ素子12及び第2のアンテナ素子13間のアイソレーションに悪影響を与えない素子であることが好ましい。
また、第1のアンテナ素子12、第2のアンテナ素子13において対応している通信規格は一例である。少なくとも、同じ周波数帯域を利用した通信規格に対応していればよい。
また、本実施の形態の通信モジュールは、2つのアンテナ素子を備えているが、3つ以上のアンテナ素子を備えた構成としてもよい。その場合は、各アンテナ素子間にグランドパターンを配置することで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態の通信モジュールは、単体で通常使用が可能な機器(ノートパソコンやゲーム機など)に限らず、例えば周辺機器にも適用が可能である。例えば、ノートパソコンに外部接続可能なネットワークデバイスにも適用可能である。ネットワークデバイスは、例えば、PCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)規格に準拠した形状のコネクタを備えたネットワークカードや、ノートパソコンに搭載されたUSB(Universal Serial Bus)端子などの外部接続端子に接続可能なネットワークデバイスで実現することができる。上記周辺機器は、本発明の通信装置の範囲に含むものとする。
また、本実施の形態における第1のアンテナ素子12、第2のアンテナ素子13は、本発明のアンテナ素子の一例である。本実施の形態におけるグランド部14、24は、本発明の分離手段の一例である。
本発明は、通信モジュール、通信装置に有用である。
12 第1のアンテナ素子
13 第2のアンテナ素子
14、24 グランド部
13 第2のアンテナ素子
14、24 グランド部
Claims (5)
- 無線信号を送受信する送受信面を備える複数のアンテナ素子と、
前記複数のアンテナ素子間に配置され、前記複数のアンテナ素子それぞれに備える前記送受信面における互いの電気的干渉を抑制する接地電位の分離手段とを備えた,通信モジュール。 - 前記複数のアンテナ素子は、送受信する前記無線信号の周波数帯域が同一である、請求項1記載の通信モジュール。
- 前記アンテナ素子と前記分離手段とが実装された基板を、さらに備え、
前記アンテナ素子と前記分離手段とは、前記基板における同一平面上に実装されている、請求項1または2記載の通信モジュール。 - 前記アンテナ素子と前記分離手段とが実装された基板を、さらに備え、
前記分離手段は、前記基板における前記アンテナ素子が実装された第1面、前記第1面の裏側である第2面、または前記第1面と前記第2面との間の領域のうち、少なくともいずれか一カ所に実装されている、請求項1または2記載の通信モジュール。 - 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の通信モジュールを備えた、通信装置。
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