JP2011065861A - 電気コネクタおよび係合解除治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1のコネクタと第2のコネクタとを電気的に接続する電気コネクタにおいて、第1のコネクタと第2のコネクタとのロック構造をロック解除が可能な可逆的なロック構造でありながら、一旦ロックされると、誤ってロック解除されることが無い構造とする。
【解決手段】第1のコネクタには第1補強金具、および第2のコネクタには第1補強金具と係合する第2補強金具がそれぞれ設けられており、第2の補強金具は、前記係合を解除するためのリリース片を有し、第1のコネクタと第2のコネクタが結合された状態において、該リリース片は、電気コネクタのから突出しないように設けられ、第1のコネクタ側から該リリース片を操作することにより、前記係合が解除されることを特徴とする電気コネクタを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明はコネクタに関し、特に基板と基板を電気的に接続する電気コネクタおよび係合解除治具に関する。
従来から、一対の平行に配置された基板を電気的接続する基板対基板コネクタ(電気コネクタ)が知られている。基板対基板コネクタは、一対の基板の相互に対向する面にそれぞれ取付けられる一対のコネクタを備えており、各コネクタは、各基板と電気接続される。そして、コネクタ間の電気接続を介して一方の基板と他方の基板とが電気接続される。基板とコネクタの電気接続、およびコネクタ間の電気接続は、各コネクタに設けられる複数のコンタクトにより行われる。基板とコネクタの電気接続は、コンタクトが基板にハンダ付けされることにより行われ、コネクタ間の電気接続は、それぞれの基板にハンダ付けされたコンタクト同士の弾性接触により行われる。
コネクタ間の結合は、上述の複数対のコンタクトの弾性接触によって保持されるが、更に、コネクタの間にロック構造を設けることにより、コネクタ間の結合を強化する技術が提案されている。一方、コネクタは挿抜/着脱が可能な部品なので、コネクタ間のロックはロック解除が可能でなければならない。したがって、ロック構造とともに、ロック解除方法についても提案されている。
従来技術として、図22に、特許文献1に開示された基板対基板コネクタのロック構造を示す。図22は、プラグ用基板801に付設されたプラグ800と、ソケット用基板901に付設されたソケット900を結合させた状態図である。ソケット900は、両端部に係合窓903を有するロックバネ902を有し、前記プラグ800は係合窓903に係合する拘止突部802を備える。ソケット900とプラグ800との結合を解除するには、ロックバネ902の係合窓903を拘止突部802からリリースさせる。リリースのために、ロック解除窓803がプラグ用基板801に形成されており、ロック解除窓803を通じてリリース片904に触れて、それを紙面右方向に動かす。
他の従来技術として、図23に特許文献2に開示された基板対基板コネクタのロック構造を示す。図23は、ソケット910とヘッダ810が嵌合させた状態図である。ソケット910の周辺壁911に設けられた保持プレート912にはロック穴913が貫通して設けられている。一方、ヘッダ810の保持金具811には、ロック片812が設けられている。ヘッダ810のロック片812が、ソケット910のロック穴913に挿入された状態となり、ソケット910とヘッダ810がロックされる。このロックの解除する場合は、先端が尖鋭な工具などを利用してロック穴913を介し、ロック片812の先端を内側に変位させ、ロック片812をロック穴913から外す。
特開2006−244955号公報 特開2008−270098号公報
しかし、特許文献1に開示されたロック構造においては、リリース片904が、コネクタ本体から突出し、プラグ用基板801のロック解除窓803の内部まで延在している。したがって、プラグ用基板801の外部から誤ってリリース片904に接触し、ロックが外れる可能性がある。
また、特許文献2に開示されたロック構造においては、接合する基板と基板の間に設けられたロック穴913から、ロック解除の操作を行う必要がある。近年の電子部品の小型化に伴い、基板対基板コネクタの薄型化、低背化が進んでいる。接合する基板と基板の隙間は狭く、そこからコネクタにロック解除の操作を行うことは容易ではなく、操作性が悪い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ロック解除が可能な可逆的なロック構造でありながら、一旦ロックされると、誤ってロック解除されることが無いロック構造を有する電気コネクタを提供することを目的とする。また、本発明は、ロック解除の操作性が良いロック構造を有する電気コネクタを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、第1のコネクタと、第2のコネクタとを結合することにより電気接続する電気コネクタであって、前記第1のコネクタには第1補強金具、および前記第2のコネクタには前記第1補強金具と係合する第2補強金具がそれぞれ設けられており、前記第2の補強金具は、前記係合を解除するためのリリース片を有し、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを結合した状態において、該リリース片は、前記電気コネクタから突出しないように設けられ、前記第1のコネクタ側から該リリース片を操作することにより、前記係合が解除されることを特徴とする電気コネクタが提供される。
本発明の第2の態様に従えば、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタの結合状態において、第1の態様のリリース片へ操作を加えて、前記係合を解除する係合解除治具が提供される。
本発明の電気コネクタにおけるロック構造は、一端、ロックされると、リリース片に操作を加えなければ、ロックを解除することが出来ない。リリース片は電気コネクタから突出しないように配置されているので、専用の治具を用いなければ、コネクタ外部からリリース片へ操作を加えられない。したがって、ロック解除可能な可逆的なロック構造でありながら、誤ってロックが解除される危険性が無い。また、ロックの解除操作は、コネクタの実装側から(基板側から)行うことができ、操作の作業性が良い。
本発明の第1の実施形態におけるプラグコネクタ1とリセプタクルコネクタ2を結合した状態の基板対基板コネクタ3の斜視図であり、プラグコネクタ1側から観た図である。 本発明の第1の実施形態におけるプラグコネクタ1の斜視図であり、リセプタクルコネクタ2との結合面側から観た図である。 本発明の第1の実施形態におけるプラグコネクタ1の斜視図であり、基板91へ実装される面側からみた斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるプラグ補強金具51の斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるリセプタクルコネクタ2の斜視図であり、プラグコネクタ1との結合面側から観た図である。 本発明の第1の実施形態におけるリセプタクル補強金具151の斜視図である。 本発明の第1の実施形態におけるプラグコネクタ1とリセプタクルコネクタ2を結合した状態の断面図であって、プラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151の係合部分の拡大図である。 本発明の第1の実施形態における係合解除治具30および基板対基板コネクタ3の斜視図である。 本発明の第1の実施形態における係合解除治具30を用いて、基板対基板コネクタ3に対して係合解除操作を行っている様子を示す断面図であって、係合解除治具30をリセプタクルコネクタの冶具挿入孔157に挿入した状態の拡大図である。 本発明の第1の実施形態における係合解除治具30を用いて、基板対基板コネクタ3に対して係合解除操作を行っている様子を示す断面図であって、係合突起54と係合片154との係合が外れた状態の拡大図である。 本発明の第2の実施形態におけるプラグコネクタ200とリセプタクルコネクタ300を結合した状態の基板対基板コネクタ400の斜視図であり、プラグコネクタ1側から観た図である。 本発明の第2の実施形態におけるプラグコネクタ200の斜視図であり、リセプタクルコネクタ300との結合面側から観た図である。 本発明の第2の実施形態におけるプラグ補強金具251の斜視図である。 本発明の第2の実施形態におけるリセプタクルコネクタ300の斜視図であり、プラグコネクタ200との結合面側から観た図である。 本発明の第2の実施形態におけるリセプタクルコネクタ300の斜視図であり、基板391へ実装される面側からみた図である。 本発明の第2の実施形態におけるリセプタクル補強金具351の斜視図である。 本発明の第2の実施形態におけるプラグコネクタ200とリセプタクルコネクタ300を結合した状態の断面図であって、係合突起254と係合片354との係合部分の拡大図である。 本発明の第2の実施形態におけるプラグコネクタ200とリセプタクルコネクタ300を結合した状態の断面図であって、リリース片356および解除孔292付近の拡大図である。 本発明の第2の実施形態における係合解除治具230および基板対基板コネクタ400の斜視図である。 本発明の第2の実施形態における係合解除治具230を用いて、基板対基板コネクタ400に対して係合解除操作を行っている様子を示す断面図であって、係合突起254と係合片354との係合が外れた状態の拡大図である。 本発明の第2の実施形態における係合解除治具230を用いて、基板対基板コネクタ400に対して係合解除操作を行っている様子を示す断面図であって、係合解除治具230とリリース片356が接触している状態の拡大図である。 特許文献1に記載されている従来のロック構造を有するコネクタの断面図である。 特許文献2に記載されている従来のロック構造を有するコネクタの断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1に示すように、本発明の実施の形態に従う電気コネクタは、プラグコネクタ1とリセプタクルコネクタ2よりなる一対の基板対基板コネクタ3である。本実施の形態における基板対基板コネクタ3は、プラグコネクタ1とリセプタクルコネクタ2との接続を通じて、それらが取り付けられる基板同士を電気的に接続する。
[プラグコネクタ]
最初に、プラグコネクタ1について、図2及び図3を参照しながら説明する。プラグコネクタ1は直方体の外形を有する部材であり、プラグコネクタ1はプラグコンタクト61を基板91にハンダ付けすることにより基板91に実装される。本願において、適宜、プラグコネクタ1の基板に実装する側を「実装側」または「下側」、リセプタクルコネクタ2が結合される側を「結合側」または「上側」と呼ぶ。また、本願において、適宜、直方体状のプラグコネクタ1が延在する方向(図2に“Y"として示した方向)を「長手方向」、基板91と平行な面内で「長手方向」と直交する方向(図2に“X"として示した方向)を「短手方向」、基板91の面と垂直な方向(図2に“Z"として示した方向)を「高さ方向」という。
プラグコネクタ1は、桶状のハウジング11と、ハウジング11に装着される複数プラグコンタクト61と、ハウジング11に上側から装着される一対のプラグ補強金具51とを有する。ハウジング11は、高さ方向に所定の厚みを有し、長手方向に互いに平行に延在する一対の梁12a、12bと、短手方向に延在して梁12a、12bの両端部同士を連結する一対のブリッジ26a、26bと、底板17とを有する。底板17は、梁12aと梁12bとを、そしてブリッジ26aとブリッジ26bとを繋ぐようにハウジング11の下側に延在する。ハウジング11の中央には、梁12a、12b、ブリッジ26a、26b及び底板17によって空間13が区画される。この空間13には、後述するレセプタクルコネクタ2の一部が挿入される。
ブリッジの上面26Ua、26Ubには、それぞれ、プラグ補強金具51が取付けられる孔23a、23bが形成されている。孔23aは、ブリッジの下面26Baに形成された一対の孔24aと連通している。同様に、孔23bは、ブリッジの下面26Bbに形成された一対の孔24bと連通している。
プラグ補強金具51について、図4を参照しながら説明する。プラグ補強金具51は、導電性の金属板を打ち抜き、屈曲することによって形成された部材であり、中央が略U字状に湾曲した屈曲板状の形状を有する。プラグ補強金具51は、略U字に突出したU字部52と、その両端から延在する一対の脚53からなる。更に、脚53は、脚が延在する方向と垂直な方向に突出することで、ハンダ付けタブ55をもたらす。後述するように、ハンダ付けタブ55は、基板91にハンダ付けられる。U字部52のU字状に突出した先端には、U字部52の突出方向と同一方向に突出する係合突起54が形成されている。後述するように、リセプタクルコネクタ2とプラグコネクタ1の結合時には、係合突起54はリセプタクル補強金具151に形成された係合孔154に係合する。係合突起54は、U字部52の表面の上部から、U字部52の突出方向かつ脚53が延在する方向へなだらかに連続する曲面54aと、U字部52の表面から、ほぼ垂直に突出した垂直平面54bとを有する非対称な形状である。曲面54aとU字部52の表面との間に段差が画成される。
プラグ補強金具51のプラグコネクタ1への装着について、図2および図3を参照しながら説明する。ブリッジの上面の孔23a、23b、それぞれに、係合突起54をプラグコンタクト側に位置させた状態のプラグ補強金具51を脚53側から嵌入させ、上方から押圧する。この結果、プラグ補強金具51はプラグコネクタ1へ装着され、プラグ補強金具のハンダ付けタブ55は、ブリッジの下面の孔24a、24bのそれぞれから突出して基板91に達する。ハンダ付けタブ55は、基板91にハンダ付けされることにより機械的に接続される。この結果、プラグ補強金具51は、プラグコネクタ1と基板91の接続を強化する。
プラグコネクタが実装される基板91には、プラグコネクタを挟むようにして、2個の解除孔92a、92bがそれぞれブリッジ26a、26bに隣接して形成される。後述するプラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151の係合を解除する操作において、専用の解除治具30の一部が解除孔92a、92bに挿入される。解除孔92a、92bは、後述する解除治具30による操作が行える十分な大きさを有する。
[リセプタクルコネクタ]
次に、リセプタクルコネクタ2について図5を参照しながら説明する。リセプタクルコネクタ2は直方体の外形を有する部材であり、リセプタクルコンタクト161を基板191にハンダ付けすることにより基板191に実装される。本願において、適宜、リセプタクルコネクタ2の基板に実装する側を「実装側」または「下側」、プラグコネクタ2が結合される側を「結合側」または「上側」と呼ぶ。また、本願において、適宜、直方体状のリセプタクルコネクタ2が延在する方向(図5に“Y"として示した方向)を「長手方向」、基板191と平行な面内で「長手方向」と直交する方向(図5に“X"として示した方向)を「短手方向」、基板91の面と垂直な方向(図5に“Z"として示した方向)を「高さ方向」という。
リセプタクルコネクタ2は、桶状のハウジング101と、ハウジング101に下側から装着される複数リセプタクルコンタクト161と、ハウジング101に上側から装着される一対のリセプタクル補強金具151とを有する。ハウジング101は、高さ方向に所定の厚みを有し、長手方向に互いに平行に延在する一対の梁112a、112bと、短手方向に延在して梁112a、112bの両端部同士を連結する一対のブリッジ126a、126bと、底板117とを有する。底板117は、梁112aと梁112bとを、そしてブリッジ126aとブリッジ126bとを繋ぐようにハウジング101の下側に延在する。また底板117の中央部から隆起部114が突出して長手方向に延在している。
ハウジング101の中央には、梁112a、112b、ブリッジ126a、126b及び底板17によって空間113が区画され、隆起部114は空間113の内部に位置する。空間113には、上述のプラグコネクタ1の一部が挿入される。
梁112a、112bとブリッジ126aの境界には、リセプタクル補強金具151の一部が挿入される溝123aが形成される。同様に、梁112a、112bとブリッジ126bの境界には、溝123bが形成される。更に、梁112aの両端には、リセプタクル補強金具151の一部が収容される凹部112aa、112abが形成され、同様に、梁112bの両端には、凹部112ba、112bbが形成される。溝123aと凹部112aa、112baは、いずれもリセプタクル補強金具151の収容部として機能する。同様に、溝123bと凹部112ab、112bbも、リセプタクル補強金具151の収容部として機能する。
リセプタクル補強金具151について、図6を参照しながら説明する。リセプタクル補強金具151は、導電性の平板状金属板を打ち抜き、その両端を直角に屈曲することによって形成された部材であり、板状の本体152と、その両端から同方向へほぼ垂直に屈曲して延在する一対の側壁部153を備える。リセプタクル補強金具151は、本体152と一対の側壁部153により「止め釘」の形状を有する。本体152の略中央には係合孔154が形成されている。後述するように、リセプタクルコネクタ2とプラグコネクタ1の結合時には、プラグ補強金具51の係合突起54と係合孔154が係合する。係合孔154の片側に隣接する本体152の領域を、適宜、係合部152aという。更に、本体152の中央からは、リリース片156が延在する。リリース片156は、舌片状の形状を有し、本体152に対して、側壁部153の延在方向とは反対の方向へ湾曲するように形成されている。更に、リリース片156の略中央には、上側に向かって開口する治具挿入孔157が形成されている。後述するプラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151の係合を解除する操作において、専用の解除治具30が、上方から治具挿入穴157に挿入される。尚、治具挿入孔157と係合孔154の間の領域が、上述の係合部152aに相当する。更に、側壁部153は、下側に突出することで、ハンダ付けタブ155をもたらす。後述するように、ハンダ付けタブ155は、基板191にハンダ付けられる。また、リリース片156の短手方向の両端に相当する位置には、本体部の高さ方向に一部を切り欠いたスリット状の切欠部158が形成されている。この切欠部158は、リセプタクル補強金具151が弾性変形する弾性力を調整することができ、切欠部158が長く本体152を切り欠いている場合、本体部52が小さくなり弾性力が弱まり、切欠部158が短い場合には、本体部152が大きくなり弾性力が強くなる。切欠部158を形成しない場合には、切欠部158を形成した場合と比べて最も弾性力が高くなる。
リセプタクル補強金具151のリセプタクコネクタ2への装着について、図5を参照しながら説明する。ブリッジに形成された溝123aにリセプタクル補強金具の本体152の両端部を嵌入し、同時に凹部112aa、112baに補強金具の側壁部153を嵌入して、上方から押圧する。同様に、ブリッジに形成された溝123bにリセプタクル補強金具の本体152の両端部を嵌入し、同時に凹部112ab、112bbに補強金具の側壁部153を嵌入して、上方から押圧する。この結果、リセプタクル補強金具151はリセプタクコネクタ2へ装着され、ハンダ付けタブ155は、凹部112ab、112bb内部において、基板191に達する。更に、ハンダ付けタブ155は、基板191にハンダ付けされることにより機械的に接続される。これにより、リセプタクル補強金具151は、リセプタクコネクタ2と基板191の接続を強化する。
リセプタクル補強金具151がリセプタクコネクタ2への装着されたとき、その本体152はブリッジ126a、126bと同方向(X方向)に延在するように位置し、リリース片156はレセプタクルコネクタ2の上側に位置する。本体152は、図7に示されるように、ブリッジ126a、126bは、本体152の中央付近との間に、隙間を形成するために、外側方向に窪んだ凹部を備えている。本体152の中央付近から延在するリリース片156に、ブリッジ126a、125bに向かうY方向に力を加えると(一対のリリース片156を互いに離れるようにY方向に引っ張ると)、本体152は弾性変形し、係合部152aは力を加えた方向へ移動する。この変形は板バネによる弾性変形であるので、係合部152aには基の状態に戻ろうとする付勢力が働いており、力を解除すると係合部152aは基の位置に戻る。この本体152の弾性変形により、後述する基板対基板コネクタ3におけるロック機構、ロック解除機構が可能となる。
以上説明した本実施形態のプラグコネクタ1およびリセプタクルコネクタ2における、それぞれのハウジング11および101は、合成樹脂等の絶縁性材料によって一体的に形成できる。リセプタクルコネクタ2におけるリセクタブルコンタクト161は梁112aおよび112b上に、プラグコネクタ1と同ピッチで同数、対応するように設けた。尚、ハウジングの寸法、コンタクトのピッチ及び個数は適宜変更することができる。また、基板91に形成された解除孔92a、92bは、縦0.3mm×横0.5mmの長穴であった。解除孔92a、92bの大きさは、解除治具30による操作が行える範囲で適宜変更することができる。尚、後述するプラグコネクタ1とリセプタクルコネクタ2の結合時において、基板91と基板191の間に存在するリリース片156に対して、解除孔92a、92bを介して接触し誤作動することを防止する観点から、解除孔92a、92bは、できるだけ小さい方が好ましい。また、基板の実装面積を増やす観点からも解除孔92a、92bは、できるだけ小さい方が好ましい。
[補強金具の係合]
プラグコネクタ1およびリセプタクルコネクタ2の結合時において、プラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151は係合し、コネクタ間の結合を強化する。まず、プラグコネクタ1とリセプタクルコネクタ2との結合について説明する。結合は、プラグコネクタ1の結合面(図2における上側)とリセプタクルコネクタ2の結合面(図5の上側)を合わせ、プラグコネクタ1における梁12a、12bおよびブリッジ26a、26bからなる連結した凸形状を、リセプタクルコネクタ2における空間113からなる凹形状へ嵌入することにより行う。このとき、プラグコネクタ1に設けられた複数のプラグコンタクト61と、リセプタクルコネクタ2に設けられた複数のリセプタクルコンタクト161がそれぞれ弾性接触し電気的に接続される。
プラグコネクタ1およびリセプタクルコネクタ2の結合時において、図7に示すように、プラグ補強金具51の係合突起54が、リセプタクル補強金具151の係合孔154に係合する。これにより、プラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151は係合する。このとき、係合突起54の垂直平面54bが、係合孔154の結合側に位置する係合部152aに対して、係合の抜け止として作用する。
係合突起54の係合孔154への係合は、次のように進行する。プラグコネクタ1の結合側とリセプタクルコネクタ2の結合側を位置合わせし、プラグコネクタ1をリセプタクルコネクタ2に押し込むと、まず、リセプタクル補強金具の係合部152aとプラグコネクタ2の係合突起の曲面54aが当接する。更に、プラグコネクタ1をリセプタクルコネクタ2に押し込むと、プラグコネクタの係合突起の曲面54aは、リセプタクルコネクタの係合部152aに摺動しながら、プラグコネクタ2の結合側から実装側へ進む。このとき、係合突起54によって、係合部152aにブリッジ126a、125bに向かうY方向の力が加えられ、リセプタクルコネクタの本体152は弾性変形する。その結果、係合部152aは力の方向へ移動する。更に、プラグコネクタ1が、リセプタクルコネクタ2に押し込まれると、垂直平面54bが係合孔154に達して、係合突起54によって係合部152aに加えられていた力が解除される。これにより、弾性変形していた本体152は元の形状に復元し、係合部152aはブリッジ126a、125bから離れるY方向に移動する。係合突起54は係合孔154に挿入される。こうしてプラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151との係合が完了する。
図7から分かるように、プラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151が係合した状態において、リリース片156、特にその先端は、基板91と基板191の間に存在し、基板91に対向している。リリース片156は、ブッリジ126a、126bの上面126Ua、126Ubに沿って延在しており、プラグコネクタ1の底板17と略面一(あるいは、それよりわずかに低い)である。すなわち、リセプタクルコネクタの底板117を基準として、リリース片156の高さは、プラグコネクタの底板17の高さと同等か、わずかに低い。したがって、リリース片156を含むリセプタクル補強金具151は、基板対基板コネクタ3から突出していない。
[補強金具の係合の解除]
プラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151の係合の解除について、図8〜図10を参照しながら説明する。プラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151の結合の解除は、専用の係合解除治具30を用いて、係合突起54と係合孔154の係合を解除することにより行う。
図8に示すように、係合解除治具30は、2本の棒状部材が交差軸部32で回動可能に交差した鋏のような構造を有する。2本の棒状部材の断面は矩形である。交差軸部32を挟む両端のうち一方が操作部31a、31bであり、他方側が作用部33a、33bである。操作部31a、31bは、作用部33a、33bを可動するために操作を加える部分であり、作用部33a、33bは基板対基板コネクタ3に直接接触して駆動する部分である。操作部31a、31bには人の操作が容易なように持ち手35a、35bが設けられる。作用部33a、33bの先端には、作用部33a、33bより断面積の小さい先端36a、36bが設けられている。先端36a、36bは、基板91の解除孔92a、92bに挿入される部材である。先端36a、36bを解除孔92a、92bに、同時に平行に挿入できるように、作用部33a、33bは、互いに、既定の角度で先端36aと36bが近づく方向に屈曲している。先端36aと36bの互いに対向する側面には、段差34a、34bが設けられ、その端部は更に断面積が小さくなっている。係合解除治具30において、持手35aと35bを近づける方向に操作すると、交差軸部32を中心として棒状部材の作用部33a、33bが回動して、先端36aと36bも互いに近づく方向に移動する。反対に、持ち手35aと35bを開く方向に操作すると、先端36aと36bも互いに離れる方向に移動する。
係合解除治具30を用いた解除の方法について説明する。図9に示すように、係合解除治具30の先端36a、36bを基板91の解除孔92a、92bに挿通させて、リリース片156に形成された治具挿入孔157に挿入する。先端36a、36bは、その段差34a、34bが、係合部152aに当接する位置まで挿入する。次に、係合解除治具30の持手35aと35bを開く方向に操作する。これにより、図10に示すように、先端36aと36bも互いに離れる方向に移動し、先端36a、36bが挿入されているリリース片156に同方向、すなわち、ブリッジ126a、125bに向かうY方向へ力が加わる。リリース片156が設けられている本体152は弾性変形し、係合孔154が形成されている本体152の中央付近は力の加わる方向へ移動する。この移動により、係合孔154からの係合突起54の係合が解除される。係合孔154への係合突起54の係合が解除された状態で、プラグコネクタ1とリセプタクルコネクタ2をそれぞれの実装側に引き離すことにより、プラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151の係合が解除される。
プラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151の係合を解除した後、リリース片の治具挿入孔157から、係合解除治具30を引き抜く。これにより、本体152に加わっていたブリッジ126a、125bに向かうY方向の力は解除され、本体152は元の形状に復元する。これに伴い、本体に設けられたリリース片156、係合孔154も元の位置に戻る。
以上説明したように、本実施形態における基板対基板コネクタ3におけるロック構造は、一端、ロックされると、リリース片156に操作を加えなければ、ロックを解除することが出来ない。また、リリース片156は基板対基板コネクタ3から突出しないように設けられており、基板91と基板191の間に位置する。リリース片が、解除孔92a、92bの中まで延在していないので、基板の外側から誤ってリリース片156に触れることは無い。ここで、リリース片が「電気コネクタから突出しないように設けられ」るとは、プラグコンタクト1とリセプタクルコンタクト2を結合した状態の基板対基板コネクタ3において、リリース片が電気コネクタ3の内部に納まるように設けられるか、基板対基板コネクタ3の表面に設けられ、且つプラグコネクタ2の底板17と面一か、底板17よりも基板91から離れて位置することをいう。すなわち、リセプタクルコネクタの底板117を基準として、リリース片156の高さが、プラグコネクタの底板17の高さと同等か、わずかに低いことをいう。
また、基板91に形成された解除孔92a、92bは、係合解除治具30の先端36a、36bが挿入、操作できるだけの大きさであればよく、本実施形態においては、解除孔92a、92bは、縦0.3mm×横0.5mmの長穴であり、先端36a、36bは、その断面が長辺約0.3mmの矩形である。このような微小な孔を介して、基板91の外部からリリース片156に誤って接触することは無い。したがって、本実施形態のロック構造は、ロック解除可能な可逆的な構造でありながら、誤ってロックが解除される危険性が無い。
また、ロックの解除操作は、コネクタの実装側から(基板側から)、基板91に形成された解除孔92a、92bを介して行う。図23に示すように基板と基板の狭い空間から、ロック片812に対して解除操作を施す場合と比較して、解除操作は容易であり、作業性が良い。
更に、本実施形態のロック構造は、プラグ補強金具51とリセプタクル補強金具151が、係合する構造である。プラグ補強金具51およびリセプタクル補強金具151は、それぞれコネクタと基板の結合を強固にする機能を有している。これら補強金具51、151がコネクタ間のロック構造を兼ねることで、コネクタの部品点数を減らすことができる。
本実施形態においては、ロック構造は基板対基板コネクタ3の長手方向の両端部にそれぞれ設けられており、解除操作のためのリリース片156も両端部にそれぞれ設けられている。本実施形態の解除治具30は、これら2個のリリース片に同時に操作を加えるので、解除操作が容易であり、短時間で操作できる。
[第2の実施形態]
本実施形態は、図11に示すように、プラグコネクタ200とリセプタクルコネクタ300よりなる一対の基板対基板コネクタ400である。本実施の形態における基板対基板コネクタ400は、プラグコネクタ200とリセプタクルコネクタ300との接続を通じて、それらが取り付けられる基板同士を電気的に接続する。
[プラグコネクタ]
プラグコンタクト200およびそれに装着されるプラグ補強金具251について、図12および図13を参照しながら説明する。尚、第1の実施形態と重複する構造に関しては説明を省略する。
プラグコンタクト200のブリッジ226a、226bには、プラグ補強金具251が取付けられる。ブリッジの上面226Uaには、凹部223aが形成され、ブリッジの一対の側面226Saにはそれぞれ側面溝224aが高さ方向に延在して形成され、ブリッジの端面226Eaには一対の端面溝225aが高さ方向に延在して形成される。これらの凹部223a、一対の側面溝224a及び一対の端面溝225aは連通して1つの空間を形成し、この空間にプラグ補強金具251が収容される。同様に、ブリッジの上面226Ubには、凹部223bが形成され、ブリッジの一対の側面226Sbにはそれぞれ側面溝224bが高さ方向に延在して形成され、ブリッジの端面226Ebには一対の端面溝225bが高さ方向に延在して形成される。これらの凹部223b、一対の側面溝224b及び一対の端面溝225bは連通して1つの空間を形成し、この空間にもプラグ補強金具251が収容される。
プラグ補強金具251について、図13を参照しながら説明する。プラグ補強金具251は、導電性の金属板を打ち抜き、屈曲することによって形成された部材である。平板状の本体252の互いに対向する側部から、それぞれ長脚部255と短脚部256からなる一組の脚が延在している。長脚部255と短脚部256は、いずれも、本体252の表面と直交する方向に屈曲しており、それらの先端はプラグコネクタ200を基板291に装着する際に、基板291にハンダ付けされる。それらの脚の先端近傍には、プラグコネクタ200に対する抜け止めとして機能する凹凸が形成されている。長脚部255と短脚部256が延在する方向とは直交する方向における、本体252の一方の側部254は、テーパ状に先端の厚みが薄くなるように加工されている。後述するように、リセプタクルコネクタ200とプラグコネクタ300の結合時には、側部254は、係合突起(254)としてリセプタクル補強金具351に設けられた係合片354と係合する。
プラグ補強金具251のプラグコネクタ200への装着について、図12を参照しながら説明する。プラグコンタクト200のブリッジ上面の凹部223a、223bにプラグ補強金具の本体252を、ブリッジの側面溝224a、224bにプラグ補強金具の長脚255を、ブリッジの端面溝225a、225bにプラグ補強金具の短脚256を、それぞれ嵌入させ、上方から押圧する。この結果、プラグ補強金具251はプラグコネクタ200へ装着され、長脚255は、側面溝224a、225aに収容された状態で、短脚256は、端面溝225a、225bに収容された状態で基板291に接触する。長脚255および短脚256の先端は、基板291にハンダ付けされることにより機械的に接続される。この結果、プラグ補強金具251は、プラグコネクタ200と基板291の接続を強化する。
また、プラグコネクタが実装される基板91には、プラグコネクタを挟むようにして2対の解除孔292a、292bが、それぞれブリッジ226a、226bに隣接して形成されている。これら合計4個の解除孔には、後述するプラグ補強金具251とリセプタクル補強金具351の係合を解除する操作において、専用の解除治具230の一部が挿入される。解除孔292a、292bの大きさは、後述する解除治具230による操作が行える十分な大きさを有する。
[リセプタクルコネクタ]
リセプタクルコネクタ300およびそれに装着されるリセプタクル補強金具351について、図14、図15および図16を参照しながら説明する。尚、第1の実施形態と重複する構造に関しては説明を省略する。
リセプタクルコネクタのブリッジ326a、326bの下面326Ba、326Bbには、リセプタクル補強金具351の一部が挿入される溝323a、323bが形成される。
リセプタクル補強金具351について、図16を参照しながら説明する。リセプタクル補強金具351は、導電性の金属板を打ち抜き、屈曲することによって形成された部材であり、一方向(長手方向)に延びる板状の本体352とその両端から同方向に、ほぼ垂直に屈曲して延在する一対の側壁部353を備える。リセプタクル補強金具351は、本体352と一対の側壁部353により「止め釘」の形状を有する。それぞれの側壁部353の末端357は、楔状に加工され、側壁部353からほぼ垂直に、互いに向き合う方向に屈曲している。また、板状の本体352の中央付近は、側壁部353が長手方向に対して垂直な方向(図16中の左斜め下方向)にわずかにたわんでいる。本体352の略中央に係合片354が設けられる。係合片354は、本体352の長手方向と垂直な方向(図16中の上方向)に突出して止め釘状のリセプタクル補強金具351の内側に向かって、逆U字に湾曲している。係合片354は、その逆U字構造によって弾性体として働く。後述するように、リセプタクルコネクタ200とプラグコネクタ300の結合時には、プラグ補強金具251の係合突起254が係合片354の先端354aに係合する。更に、本体352の係合片354の両側からは、一対のリリース片356が上方向に延在する。リリース片は、リセプタクル補強金具351の外側に向かって、僅かに湾曲している。更に、一対の側壁部353の一部が、係合片354が突出する方向とは反対の方向(図16中の下方向)に突出して、ハンダ付けタブ355をもたらしている。ハンダ付けタブ355は、リセプタクル補強金具351の外側に、ほぼ直角に屈曲して延在している。後述するように、ハンダ付けタブ355は、基板391にハンダ付けられる。
リセプタクル補強金具351のリセプタクコネクタ300への装着について、図14および図15を参照しながら説明する。リセプタクコネクタ300のブリッジの下面326Ba、326Bbに設けられた溝323a、323bに、リセプタクル補強金具351の本体352の両端部分、側壁部353および楔状の先端357を嵌入して下方から押圧する。この結果、リセプタクル補強金具351はリセプタクコネクタ300へ装着され、本体352に設けられた係合片354および一対のリリース片356は、リセプタクルコネクタ351の空間313内に露出する。このとき、楔状の先端357は、孔323a、323bの内部で、ブリッジ266a、266b本体に食込み、リセプタクル補強金具351のリセプタクルコネクタ300からの脱落が防止される。更に、一対のハンダ付けタブ355は、基板391にハンダ付けされることにより機械的に接続される。これにより、リセプタクル補強金具351は、リセプタクルコネクタ300と基板391の接続を強化する。
リセプタクル補強金具351がリセプタクコネクタ300への装着されたとき、係合片354は、リセプタクコネクタ300の結合側において、リセプタクルコネクタ300の中央方向へ向かって逆U字に湾曲する。係合片の先端354aに、ブリッジ326a、326bに向かうY方向(外方向)に力を加えると係合片354は弾性変形し、係合片の先端354aは力を加えた方向へ移動する。この変形は弾性変形であるので、先端354aには元の状態に戻ろうとする付勢力が働いており、力を解除することにより係合片の先端354aは元の位置に戻る。この係合片354の弾性変形により、後述する基板対基板コネクタ400におけるロック機能が可能となる。
リセプタクル補強金具351がリセプタクコネクタ300への装着されたとき、本体352はブリッジ326a、326bと同方向(X方向)に延在する。本体352は、前述のようにその中央付近がわずかにたわんでいる(湾曲している)ために、本体352の中央付近とブリッジ326a、326bの間には隙間が生じる。本体352の中央付近からは、係合片354およびリリース片356が延在する。本体352の両端は、ブリッジ326a、326bにより、Y方向に動かないように保持されているので、本体352はその湾曲した構造により板バネとして作用する。本体352の中央付近のリリース片356に、ブリッジ326a、326bに向かうY方向に力を加えると(二対のリリース片356を互いに離れるようにY方向に引っ張ると)、本体352は弾性変形し、係合片354は力を加えた方向へ移動する。この変形は板バネによる弾性変形であるので、係合片354には元の状態に戻ろうとする付勢力が働いており、力を解除することにより係合片354は元の位置に戻る。この本体152の弾性変形により、後述するロック解除機能が可能となる。
また、基板291に設けられた解除孔292a、292bは、縦0.3mm×横0.5mmの長穴であった。解除孔292a、292bの大きさは、解除治具230による操作が行える範囲で適宜変更することができる。尚、後述するプラグコネクタ200とリセプタクルコネクタ300の結合時において、基板291と基板391の間に存在するリリース片356に対して、解除孔292a、292bを介して接触し誤作動することを防止する観点から、解除孔292a、292bは、できるだけ小さいほうが好ましい。また、基板の実装面積を増やす観点からも解除孔292a、292bは、できるだけ小さい方が好ましい。
[補強金具の係合]
プラグコネクタ200およびリセプタクルコネクタ300の係合について、図17および図18を参照しながら説明する。尚、第1の実施形態と重複する構造に関しては説明を省略する。
プラグコネクタ200およびリセプタクルコネクタ300の結合時において、プラグ補強金具251とリセプタクル補強金具351は係合し、コネクタ間の結合を強化する。図17および図18に示すように、プラグ補強金具251の係合突起254が、リセプタクル補強金具351の係合片354に係合することにより、プラグ補強金具251とリセプタクル補強金具351は係合する。
係合突起254の係合片354への係合は、次のように進行する。プラグコネクタ200の結合側とリセプタクルコネクタ300の結合側を位置合わせし、プラグコネクタ200をリセプタクルコネクタ300に押し込むと、まず、プラグ補強金具251の係合突起254とリセプタクル補強金具の係合片354が当接する。更に、プラグコネクタ200をリセプタクルコネクタ300に押し込むと、プラグ補強金具の係合突起254は、リセプタクル補強金具の係合片354の逆U字表面を摺動しながら、リセプタクルコネクタ300の結合側から実装側へ進む。このとき、係合突起254によって、係合片354は、ブリッジ326a、325bに向かうY方向に力が加えられ、弾性変形する。更に、プラグコネクタ200をリセプタクルコネクタ300に押し込むと、係合突起254は係合片の先端354aに達する。このとき、先端354aは、係合片が加えた力の方向、すなわち、ブリッジ326a、325bに向かうY方向に移動する。更に、プラグコネクタ200をリセプタクルコネクタ300に押し込むと、係合突起254は係合片の先端354aを越えてリセプタクルコネクタの実装側に移動し、係合突起254が係合片354に加えていた力が解除される。弾性変形していた係合片354は元の形状に復元し、係合片の先端354aはブリッジ326a、325bから離れるY方向に移動する。これにより、係合突起254の結合側に、係合片の先端354aが位置する構造となり、係合突起254と係合片354は係合する。こうしてプラグ補強金具251とリセプタクル補強金具351との係合が完了する。
図17および図18から分かるように、プラグ補強金具251とリセプタクル補強金具351が係合した状態において、リリース片356は、基板対基板コネクタ400の内部に位置する。リリース片356は、リセプタクルコネクタ300のブッリジ326a、326bと、プラグコネタ200のブリッジ226a、226bとの間に位置している。更に、リリース片356の先端は基板291に対向しており、且つ、プラグコネクタ200の底板217よりも、基板291から離れて位置する。すなわち、リセプタクルコネクタの底板317を基準として、リリース片356の高さは、プラグコネクタの底板217の高さより低い。したがって、リリース片356を含むリセプタクル補強金具351は、基板対基板コネクタ400から突出していない。
[補強金具の係合の解除]
プラグ補強金具251とリセプタクル補強金具351の結合の解除について、図19から図21を参照しながら説明する。プラグ補強金具251とリセプタクル補強金具351の結合の解除は、専用の係合解除治具230を用いて、係合突起254と係合片354の係合を解除することにより行う。
図19に示すように、係合解除治具230は、矩形板状の本体231の4隅から、本体231の表面に垂直に4本の脚232が延在するテーブル状の形状である。
係合解除治具230を用いたプラグ補強金具251とリセプタクル補強金具351の解除の方法について説明する。図19に示すように、基板291に設けられた4個の解除孔292a、292bに、4本の脚232を同時に挿入する。脚232は、リセプタクル補強金具のリリース片356に当接する。更に、脚232の挿入を進めると、脚232は、リリース片356の湾曲面を摺動しながら、プラグコネクタ300の結合側から実装側へ進む。このとき、脚232によって、リリース片356は、ブリッジ326a、325bに向かうY方向に力が加えられ、その方向に移動する。リセプタクルコネクタの本体352は弾性変形し、係合片354もブリッジ326a、325bに向かうY方向に移動する。この移動により、係合片の先端354aと係合突起254の係合が解除される。係合片の先端354aと係合突起254の係合が解除された状態で、プラグコネクタ200とリセプタクルコネクタ300をそれぞれの実装側に引き離すことにより、プラグ補強金具251とリセプタクル補強金具351の係合を解除する。
プラグ補強金具251とリセプタクル補強金具351の係合を解除した後、解除孔292a、292bから、係合解除治具230を引き抜く。これにより、本体352に加わっていたブリッジ326a、325bに向かうY方向の力は解除され、本体352は元の形状に復元する。これに伴い、本体に設けられたリリース片356、係合片354も元に位置に移動する。
以上説明したように、本実施形態における基板対基板コネクタ400におけるロック構造は、一端、ロックされると、リリース片356に操作を加えなければ、ロックを解除することが出来ない。また、リリース片356は電気コネクタ400から突出しないように配置されており、電気コネクタ400の内部に位置する。また、リリース片356は、基板291と基板391の間にも位置している。リリース片が、解除孔292a、292bの中まで延在していないので、基板の外側から誤ってリリース片156に触れることは無い。
また、基板291に形成された解除孔292a、292bは、係合解除治具230の脚232が挿入、操作できるだけの大きさであればよく、本実施形態においては、解除孔292a、292bは、縦0.3mm×横0.5mmの長穴であり、脚232は、その断面が長辺約0.3mmの矩形である。このような微小な孔を介して、基板の外側からリリース片356に誤って接触することは無い。したがって、本実施形態のロック構造は、ロック解除可能な可逆的な構造でありながら、誤ってロックが解除される危険性が無い。
また、ロックの解除操作は、コネクタの実装側から(基板側から)、基板291に形成された解除孔292a、292bを介して行う。図23に示すように基板と基板の狭い空間から、ロック片812に対して解除操作を施す場合と比較して、解除操作が容易であり、作業性が良い。
更に、本実施形態のロック構造は、プラグ補強金具251とリセプタクル補強金具351が係合する構造である。プラグ補強金具251およびリセプタクル補強金具351は、それぞれコネクタと基板の結合を強固にする働きを有している。これら補強金具251、351がコネクタ間のロック構造を兼ねることで、コネクタの部品点数を減らすことができる。
本実施形態においては、ロック構造は基板対基板コネクタ400の長手方向の両端部にそれぞれ設けられており、解除操作のためのリリース片356も一対ずつ両端部にそれぞれ設けられている。本実施形態の解除治具230は、これら合計4個のリリース片に同時に操作を加えるので、解除操作が容易であり、短時間で作業できる。
尚、以上説明した第1の実施形態および第2の実施形態では、ロック構造を形成するプラグ補強金具51、251およびリセプタクル補強金具151、351は、基板とコネクタの結合を強化する機能も有しているが、このような機能を有さなくても良い。この場合、基板とコネクタの結合を強化する機能は、別の固定部品が担当する。
また、第1の実施形態および第2の実施形態では、プラグ補強金具51、251とリセプタクル補強金具151、351とのロックおよびロック解除において、リセプタクルコネクタ2、300に装着したリセプタクル補強金具151、351が弾性変形したが、プラグコネクタ1、200に装着したプラグ補強金具51、251が弾性変形する構造としてもよい。
第1実施形態では、プラグ補強金具51に係合突起54が1つ形成される場合について説明したが、複数形成してもよい。この場合、それぞれの係合突起54と係合する、複数の係合孔154をリセプタクル補強金具151に形成する。また、第1実施形態では、プラグ補強金具51はU字部52を有しており、U字部52に係合突起54を形成する場合について説明した。しかし、プラグ補強金具51は必ずしもU字部52を有していなくてもよく、係合突起54が形成されていれば良い。
本発明の基板対基板コネクタは、基板と基板を電気的に接続し、コネクタ間の結合を強化するロック構造を有する。このロック構造は、ロック解除可能な可逆的なロック構造でありながら、誤ってロックが解除される危険性が無い。そのため、本発明の基板対基板コネクタは、小型電子機器等の内部において、基板等を接続するためのコネクタ等として有効に利用できる。
1 プラグコネクタ
2 リセプタクルコネクタ
3 基板対基板コネクタ

11 ハウジング
12a、12b 梁
13 空間
17 底板
23a、23b 孔
24a、24b 孔
26a、26b ブリッジ
26Ua、26Ub ブリッジの上面
26Ba、26Bb ブリッジの下面

30 係合解除治具
31a、31b 操作部
32 交差軸部
33a、33b 作用部
34a、44b 段差
35a、35b 持ち手

36a、36b 先端

51 プラグ補強金具
52 U字部
53 脚
54 係合突起
54a 曲面
54b 垂直平面
55 ハンダ付けタブ

61 プラグコンタクト

91 基板
92a、92b 解除孔
191 基板

101 ハウジング
112a、112b 梁
112aa、112ab、112ba、112bb 凹部
113 空間
114 隆起部
117 底板
118 凸部
123a、123b 溝
126a、126b ブリッジ

151 リセプタクル補強金具
152 本体
152a 係合部
153 側壁部
154 係合孔
155 ハンダ付けタブ
156 リリース片
157 治具挿入孔
158 切欠部

161 リセプタクルコンタクト

200 プラグコネクタ
300 リセプタクルコネクタ
400 基板対基板コネクタ

217 底板

223a、223b 凹部
224a、224b 側面溝
225a、225b 端面溝

226a、226b ブリッジ
226Ua、226Ub ブリッジの上面
226Ba、226Bb ブリッジの下面
226Sa、226Sb ブリッジの側面
226Ea、226Eb ブリッジの端面

230 係合解除治具
231 本体
232 脚

251 プラグ補強金具
252 本体
254 係合突起(側部)
255 長脚
256 短脚

291 基板
292a、292b 解除孔
391 基板

313 空間
317 底板

323a、323b 溝
326a、326b ブリッジ
326Ba、326Bb ブリッジの下面

351 リセプタクル補強金具
352 本体
353 側壁部

354 係合片
354a 先端
355 ハンダ付けタブ
356 リリース片
357 先端

800 プラグ
801 プラグ用基板
802 拘止突部
803 ロック解除窓

810 ヘッダ
811 保持金具
812 ロック片

900 ソケット
901 ソケット用基板
902 ロックバネ
903 係合窓
904 リリース片

910 ソケット
911 周辺壁
912 保持プレート

Claims (10)

  1. 第1のコネクタと、第2のコネクタとを結合することにより電気接続する電気コネクタであって、
    前記第1のコネクタには第1補強金具、および前記第2のコネクタには前記第1補強金具と係合する第2補強金具がそれぞれ設けられており、
    前記第2の補強金具は、前記係合を解除するためのリリース片を有し、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを結合した状態において、
    該リリース片は、前記電気コネクタから突出しないように設けられ、前記第1のコネクタ側から該リリース片を操作することにより、前記係合が解除されることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記第1のコネクタは第1の基板に接続されるためのコネクタであり、前記第2のコネクタは第2の基板に接続されるためのコネクタであって、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを結合した状態において、
    前記リリース片は、前記第1の基板と前記第2の基板の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記第2補強金具は、弾性を有しており、
    前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを結合した状態において、
    前記第1のコネクタ側から該リリース片を操作することにより、前記第2補強金具が弾性変形して、前記係合が解除されることを特徴とする請求項1または2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記第1のコネクタは第1の基板に接続されるためのコネクタであり、前記第2のコネクタは第2の基板に接続されるためのコネクタであって、
    前記第1基板には貫通孔が設けられており、
    前記リリース片への操作は、該貫通孔を通して行われることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  5. 前記第1のコネクタは第1の基板に接続されるためのコネクタであり、前記第2のコネクタは第2の基板に接続されるためのコネクタであって、
    前記第1補強金具は前記第1の基板に接続されるための金具であり、前記第2の補強金具は前記第2の基板に接続されるための金具であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  6. 前記リリース片に貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電気コネクタ。
  7. 前記リリース片への操作は、係合解除治具を用い、該係合解除治具を該リリース片に接触させ、前記第2補強金具が弾性変形する方向へ該係合解除治具を変位させることによって行うことを特徴とする請求項3記載の電気コネクタ。
  8. 前記リリース片への操作は、係合解除治具を用い、該係合解除治具を該リリース片に接触させ、前記第2補強金具が弾性変形する方向と垂直な方向へ該係合解除治具を変位させることによって行うことを特徴とする請求項3記載の電気コネクタ。
  9. 前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとを結合した状態において、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の前記リリース片へ操作を加えて、前記係合を解除する係合解除治具。
  10. 前記第1のコネクタは第1の基板に接続されるためのコネクタであり、前記第2のコネクタは第2の基板に接続されるためのコネクタであって、
    前記第1基板には貫通孔が設けられており、該貫通孔を貫通して、前記リリース片へアクセスする先端部を有する請求項9記載の係合解除治具。
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