JP2011064467A - ヘッドプレートのレベリング機構及びプローブ装置 - Google Patents

ヘッドプレートのレベリング機構及びプローブ装置 Download PDF

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浩 雨宮
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    • G01R31/2886Features relating to contacting the IC under test, e.g. probe heads; chucks
    • G01R31/2889Interfaces, e.g. between probe and tester

Abstract

【課題】半導体ウエハ等の被検査体とプローブカードが電気的に接触する時のヘッドプレートの位置ズレを抑制し、信頼性の高い検査を行うことができるヘッドプレートのレベリング機構及びプローブ装置を提供する。
【解決手段】本発明のレべリング機構20は、ヘッドプレート11の後端部を左右両端部で支持する第1の支持柱12の上端に設けられ且つヘッドプレート11の後端部を左右両側でそれぞれ個別に昇降させる一対の昇降機構14と、一対の第2の支持柱13に架設された支持体15の中央に固定され且つヘッドプレート11の前端部を左右方向に揺動可能に軸支する軸機構16と、ヘッドプレート11の前端部と一対の第2の支持柱12の上端面それぞれに設けられ且つヘッドプレート11の水平方向の位置ズレを拘束する位置拘束機構19と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヘッドプレートのレベリング機構及びプローブ装置に関し、更に詳しくは、被検査体とプローブカードが電気的に接触して被検査体の電気的特性検査を行う時にヘッドプレートに大きな接触荷重が作用してもヘッドプレートの変形に基づくプローブの位置ズレを防止して信頼性の高い検査を行うことができるヘッドプレートのレベリング機構及びプローブ装置に関するものである。
プローブ装置は、被検査体(例えば、半導体ウエハ)を載置し且つX、Y、Z方向及びθ方向に移動可能な載置台と、載置台の上方に配置されたプローブカードと、プローブカードを保持するヘッドプレートと、ヘッドプレートを四隅で支持する支持柱と、を備えている。半導体ウエハの電気的特性検査を行う時には、載置台上の半導体ウエハの複数の電極パッドとプローブカードの複数のプローブとの位置合わせを行った後、載置台が上昇して半導体ウエハとプローブカードを電気的に接触させて半導体ウエハの電気的特性検査を行う。
さて、半導体ウエハの複数の電極パッドとプローブカードの複数のプローブがそれぞれ均一な針圧で接触するには、載置台上の半導体ウエハとプローブカードが常に平行になっていなくてはならない。そこで、プローブ装置にはプローブカードを載置台上の半導体ウエハに対して平行に調整するためのレベリング機構が設けられている。このようなレベリング機構としては、例えば特許文献1〜3に記載の発明が知られている。
特許文献1に記載の発明では、プローブカードを支持するインサートリングとヘッドプレートの間に周方向に等間隔を空けて第1、第2支承機構を介在させている。第1支承機構はインサートリングを傾斜可能に一箇所で支承し、第2支承機構は二箇所にあってインサートリングを個別に昇降可能に支承している。第2支承機構は、モータ、ボールネジ、楔及び球体を備え、モータを駆動させボールネジを介して楔を進退動させてインサートリングを昇降させ、球体を介してインサートリングの傾斜具合を調整するようにしている。また、特許文献2には特許文献1に記載の発明と同様にインサートリングを周方向に所定間隔を空けた三点で支持し、二箇所の支持点でプローブカードの傾きを調整する発明が記載されている。特許文献2の発明ではプローブカードの傾きを調整するための調整ねじが用いられている点で、特許文献1の発明とは異なる。このように載置台上の半導体ウエハとプローブカードの平行度を調整する機構を、以下ではレベリング機構と称する。
特許文献1の発明ではインサートリングを介してプローブカードの水平度を調整しているが、図4、図5に示すようにプローブカードが保持されるヘッドプレートを介してプローブカードの水平度を調整するレベリング機構もある。このレベリング機構について図4、図5を参照しながら概説する。このレベリング機構は、図4に示すように、プローブカード(図示せず)が保持される孔1Aを有するヘッドプレート1と、ヘッドプレート1を後端部(同図の右側)の左右両側で支持する一対の第1の支持柱2、2と、ヘッドプレート1を前端部(同図の左側)の左右両側で支持する一対の第2の支持柱3、3と、第1の支持柱2、2の上端に設けられ且つヘッドプレート1後端部を左右両側でそれぞれ個別に昇降させる一対の昇降機構4、4と、一対の第2の支持柱3、3間に架設された支持体5の中央部とヘッドプレート1の前端部それぞれの中央部に固定され且つ支持体5上でヘッドプレート1前端部を左右方向に揺動可能に支持する軸機構6(図5参照)と、を備え、軸機構6による支持点を基準に一対の昇降機構4、4によってヘッドプレート1の後端部を昇降してヘッドプレート1の水平度を調整するように構成されている。尚、図4において1Bは軸機構6をヘッドプレート1に固定するためネジ孔である。
ヘッドプレート1の下方には載置台(図示せず)が移動可能に配置され、この載置台は第1、第2の支持柱2、3で形成される空間内で移動する。ヘッドプレート1の後端部は第1の支持柱2、2の上端面に配置された一対の固定ブロック7、7にピン8、8によってヒンジ結合され、ヘッドプレート1の前端部を持ち上げて内部を開放できるようになっている。また、一対の固定ブロック7、7間にはサブプレート(図示せず)が架設されている。
このようにヘッドプレート1は、その後端部の左右の二点が一対の昇降機構4、4によって支持され、その前端部の中央の一点が軸機構6によって支持されており、図6に太線で示すように三角形の三点で支持される三点支持構造になっている。また、ヘッドプレート1の上面にはテストヘッド(図示せず)が配置され、このテストヘッドはヘッドプレート1の上面の三箇所の支持点Sで支持されている。
図4に示す昇降機構4は、例えば基本的には本出願人によって提案された特許文献1に記載の昇降機構と同様に、モータ4A、ボールネジ4B及び楔4Cを有し、モータ4Aがボールネジ4Bを介して楔4Cを進退動させ、固定ブロック7を介してヘッドプレート1を昇降させる。また、軸機構6は、例えば図5に示すように、ヘッドプレート1下面の前後に所定間隔を空けて固定され且つ軸孔を有する一対の第1の軸支部材6A、6Aと、一対の軸支部材6A、6Aによって挟持された軸孔を有し且つ支持体5の上面に固定される第2の軸支部材6Bと、一対の第1の軸支部材6A、6Aの軸孔及び第2の軸支部材6Bの軸孔を貫通する軸6Cと、を有し軸6Cを中心としてヘッドプレート1を揺動自在に支持している。
また、特許文献3にはヘッドプレートを四隅で支持する支持機構を有するプローバが記載されている。このプローバは、ウエハを支持するウエハチャックと、ウエハチャックを移動させるXY移動機構及びZ移動機構と、プローブカードを保持するヘッドステージと、を備えている。そして、ヘッドステージの傾きを調整するステージ支持機構が複数個所(具体的にはヘッドステージの四隅)に設けられている。ステージ支持機構は、モータ、ギヤ、送りネジ機構及びガイドを備え、Z移動機構を介してウエハチャック上のウエハの電極とプローブカードのプローブが電気的に接触する際に駆動して、電極とプローブの接触圧を所定範囲に調整する。従って、このプローバは、ヘッドステージをその四隅の4点で支持し、4点からヘッドステージに水平度を調整すると共に、ウエハチャックによるウエハのオーバードライブを補完するようにしている。
特開2006−317302号公報 特開平7−231018号公報 特開2008−294292号公報
しかしながら、半導体ウエハが大口径化すると共に高集積化することによってプローブカードのプローブ数が急激に増え、検査時に半導体ウエハとプローブカードが電気的に接触する時の接触圧が200Kg程度に達し、ヘッドプレートに撓みが発生する。図4〜図6に示すようにレベリング機構を備え、ヘッドプレート1が三点で支持されているプローブ装置の場合、ヘッドプレート1上のテストヘッドの支持点Sの三点のうち二点が二つの昇降機構4と一つの軸機構6を結ぶ三角形領域の外側にあるため、テストヘッドの荷重によりヘッドプレート1が下方に撓み、沈み込やすい構造になっている。この構造では半導体ウエハとプローブカードが電気的に接触する時にヘッドプレート1の中央部下面から上述のような大きな荷重が作用すると折角平行度を調整したヘッドプレートに新たな撓みが発生する。しかも、ヘッドプレート1の前端部は軸機構6の軸6Cによって支持されているが、この軸6Cは剛性が低いため、接触圧による撓みによって軸6Cが変形してヘッドプレート1が前後方向や左右方向に位置ズレし、延いてはプローブが対応する電極パッドから位置ズレし、検査の信頼性を低下させる虞がある。特許文献3に記載のプローバも軸によって支持されているため、ヘッドステージの前後左右方向への位置ズレに弱く、同様の問題が発生する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、半導体ウエハ等の被検査体とプローブカードが電気的に接触する時のヘッドプレートの位置ズレを抑制し、信頼性の高い検査を行うことができるヘッドプレートのレベリング機構及びプローブ装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に記載のヘッドプレートのレベリング機構は、プローブカードを保持するヘッドプレートと、上記ヘッドプレートを後端部の左右両側で支持する一対の第1の支持柱と、上記ヘッドプレートを前端部の左右両側で支持する一対の第2の支持柱と、上記第1の支持柱の上端に設けられ且つ上記ヘッドプレート後端部を左右両側でそれぞれ個別に昇降させる一対の昇降機構と、上記一対の第2の支持柱に架設された支持体の中央に固定され且つ上記ヘッドプレート前端部を左右方向に揺動可能に軸支する軸機構と、を備え、上記ヘッドプレートの水平度を調整するヘッドプレートのレベリング機構であって、上記ヘッドプレートの前端部と上記一対の第2の支持柱の上端面それぞれに上記ヘッドプレートの水平方向の位置ズレを拘束する位置拘束機構を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載のヘッドプレートのレベリング機構は、請求項1に記載の発明において、上記位置拘束機構は、上記第2の支持柱に形成された逆円錐状の第1の凹部と、上記ヘッドプレート前端部に上記第1の凹部に対応して形成された第2の凹部と、上記第1、第2の凹部の間に介在し且つ上記ヘッドプレート前端部と上記一対の第2の支持柱上端面との間に隙間を形成する球体と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載のヘッドプレートのレベリング機構は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記第1の凹部は上記第2の支持柱の上端面に固定する第1の受け具に設けられていると共に、上記第2の凹部は、上記ヘッドプレートに固定する第2の受け具に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載のプローブ装置は、被検査体を載置する移動可能な載置台と、上記載置台の上方に配置されるプローブカードを保持するヘッドプレートと、上記ヘッドプレートを後端部の左右両側で支持する一対の第1の支持柱と、上記ヘッドプレートを前端部の左右両側で支持する一対の第2の支持柱と、上記ヘッドプレートの水平度を調整するヘッドプレートのレベリング機構と、を備えたプローブ装置であって、上記レベリング機構は、上記第1の支持柱の上端に設けられ且つ上記ヘッドプレート後端部を左右両側でそれぞれ個別に昇降させる一対の昇降機構と、上記一対の第2の支持柱に架設された支持体の中央に固定され且つ上記ヘッドプレート前端部を左右方向に揺動可能に軸支する軸機構と、を備えたプローブ装置であって、上記ヘッドプレートの前端部と上記一対の第2の支持柱の上端面それぞれに上記ヘッドプレートの水平方向の位置ズレを拘束する位置拘束機構を設けたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載のプローブ装置は、請求項4に記載の発明において、上記位置拘束機構は、上記第2の支持柱に形成された逆円錐状の第1の凹部と、上記ヘッドプレート前端部に上記第1の凹部に対応して形成された第2の凹部と、上記第1、第2の凹部の間に介在し且つ上記ヘッドプレート前端部と上記一対の第2の支持柱上端面との間に隙間を形成する球体と、を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6に記載のプローブ装置は、請求項4または請求項5に記載の発明において、上記第1の凹部は上記第2の支持柱の上端面に固定する第1の受け具に設けられていると共に、上記第2の凹部は、上記ヘッドプレートに固定する第2の受け具に設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、半導体ウエハ等の被検査体とプローブカードが電気的に接触する時のヘッドプレートの位置ズレを抑制し、信頼性の高い検査を行うことができるヘッドプレートのレベリング機構及びプローブ装置を提供することができる。
本発明のプローブ装置の一実施形態の要部を示す斜視図である。 図1に示すプローブ装置に用いられる本発明のヘッドプレートのレベリング機構の一実施形態の支持構造を説明するための平面図である。 図1に示すヘッドプレートのレベリング機構の要部を示す断面図である。 従来のプローブ装置に用いられるヘッドプレートのレベリング機構の一例を示す斜視図である。 図4に示すヘッドプレートのレベリング機構に用いられる軸機構を示す斜視図である。 図4に示すヘッドプレートのレベリング機構におけるヘッドプレートの支持構造を説明するための平面図である。
以下、図1〜図3に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。
本実施形態のプローブ装置10は、例えば図1に示すように、被検査体(例えば、半導体ウエハ)(図示せず)を載置する移動可能な載置台(図示せず)と、載置台の上方に配置されるプローブカード(図示せず)を保持するヘッドプレート11と、ヘッドプレート11を後端部の左右両側で支持する一対の第1の支持柱12と、ヘッドプレート12を前端部の左右両側で支持する一対の第2の支持柱13と、ヘッドプレート11の水平度を調整するヘッドプレートのレベリング機構(以下、単に「レベリング機構」と称す。)20と、を備えている
レベリング機構20は、ヘッドプレート11の後端部を左右両端部で支持する第1の支持柱12の上端に設けられ且つヘッドプレート11の後端部を左右両側でそれぞれ個別に昇降させる一対の昇降機構14と、一対の第2の支持柱13に架設された支持体15の中央に固定され且つヘッドプレート11の前端部を左右方向に揺動可能に軸支する軸機構16と、ヘッドプレート11の前端部の左右両側と一対の第2の支持柱12の上端面の間に介在し且つヘッドプレート11の水平方向の位置ズレを拘束する位置拘束機構19と、を備えている。本実施形態のレベリング機構20は、位置拘束機構19を備えていること以外は、従来のレベリング機構に準じて構成されている。
昇降機構14は、図1に示すように従来の昇降機構と同様に構成されており、モータ14A、ボールネジ14B及び楔14Cを有し、モータ14Aがボールネジ14Bを介して楔14Cを進退動させ、ヘッドプレート11を昇降させる。軸機構16も従来の軸機構6と同様に構成されている。本実施形態では、上述のようにヘッドプレート11前端部の左右両側と一対の第2の支持柱13の上端面の間に位置拘束機構19が設けられ、図2に示すようにヘッドプレート11の5箇所を下面から支持している五点支持構造に特徴がある。尚、図1、図2では位置拘束機構19の支持点は網点のある丸印で示されている。
位置拘束機構19は、例えば図3に示すように、第2の支持柱13の上端面に形成された逆円錐状の第1の凹部19Aと、ヘッドプレート11の前端部に第1の凹部19Aに対応して形成された第2の凹部19Bと、第1、第2の凹部19A、19Bの間に介在し且つヘッドプレート11の前端部の下面と一対の第2の支持柱13の上端面との間に隙間δを形成する球体19Cと、を有している。隙間δが形成されているため、ヘッドプレート11が図3に矢印で示すように球体19Cを介して左右前後に傾斜する。また、第1、第2の凹部19A、19B内に球体19Cが拘束されているため、ヘッドプレート11が検査時に撓むことがあっても、ヘッドプレート11は一対の球体19Cを介して第1、第2の凹部19A、19B内に拘束され、ヘッドプレート11が前後左右方向に位置ズレすることがなく拘束し、半導体ウエハの電極パッドとプローブカードのプローブ間に位置ズレを生じさせることなく、信頼性の高い検査を行うことができる。
また、第2の凹部19Bは、例えばヘッドプレート11の孔に固定された第2の受け具19Dに設けられている。第2の凹部19Bは、図2に示すように球体19Cの外径と実質的に同一の直径を有する円筒状に形成され、奥が円錐状に形成されている。従って、球体19Cは第2の凹部19B内で線接触している。また、球体19Cが嵌入された第2の凹部19Bの球体19C側にはリング状の係止部19Eが固定され、第2の凹部19Bから球体19Cが脱落しないようにしてある。尚、第1の凹部19Aは第1の支持柱13の上端面に直に形成されているが、第2の凹部19Bと同様に第1の受け具(図示せず)の片面に形成し、第2の受け具を第2の支持柱13の上端面に固定しても良い
次いで、レベリング機構19の動作について説明する。まず、プローブカードをヘッドプレート11に取り付け、ヘッドプレート11上にテストヘッドを配置した後、載置台上の半導体ウエハとヘッドプレート11の平行度を測定する。この段階でヘッドプレート11と載置台上の半導体ウエハとの平行度は未調整である。そこで、載置台が水平方向に移動して第2のCCDカメラによってプローブカードのプローブ先端の高さを互いに離間する複数個所で検出する。これらの検出値は、図示しない制御装置の記憶部に格納される。複数個所のプローブ先端高さがそれぞれ同一であれば、プローブカード、即ちヘッドプレートと載置台の上面は平行になっているからヘッドプレート11の平行度を調整することなく、半導体ウエハの検査に移る。
ヘッドプレート11と載置台の上面が平行でない場合に、レベリング機構20を使用してこれら両者が平行になるように調整する。この場合には、載置台の第2のCCDカメラによって複数個所のプローブ先端高さを検出し、この算出結果に基づいて軸機構16に対する一対の第1、第2の支持柱12上の2つの昇降機構14の昇降量を算出する。次いで、制御装置から2つの昇降機構14に対してそれぞれの制御信号を送信すると、2つの昇降機構14はそれぞれの制御信号に基づいてモータ14Aが駆動し、ボールネジ14Bを介して楔14Cを進退動させてヘッドプレート11の後端部を左右両側から昇降させ、軸機構16を基点にヘッドプレート11の水平度を調整する。この際、位置拘束機構19においても球体19Cを介してヘッドプレート11が円滑に傾斜する。これによってヘッドプレート11と載置台の平行度が調整され、載置台上の半導体ウエハの複数の電極パッドとプローブカードの複数のプローブが均一な接触圧(針圧)で電気的に接触し、半導体ウエハの電気的特性検査を行うことができる。
ところが、プローブ数の激増により接触圧が200Kg程度に達すると、ヘッドプレート11の中央部を押し上げてヘッドプレート11に撓みが発生する。しかし、本実施形態ではヘッドプレート11上でのテストヘッドの三箇所の支持点がいずれも5箇所の支持点を結ぶ五角形の領域内にあるため、テストヘッドからの荷重によるヘッドプレート11の撓み及び沈み込みが抑制されているため、その分だけプローブカードと載置台上の半導体ウエハの間に作用する接触圧によるヘッドプレート11の撓みも少なくなる。その上、ヘッドプレート11の前端部の左右の二箇所で位置拘束機構19によって拘束されているため、ヘッドプレート11の撓みによる位置ズレを防止することができ、延いてはプローブカードの複数のプローブと載置台上の半導体ウエハの複数の電極パッドの位置ズレを防止し、信頼性の高い検査を行うことができる。
ここで、実際に、テストヘッドをヘッドプレート11上に着地させ、ヘッドプレート11上の三箇所の支持点Sにそれぞれ200kgfの荷重をかけ、各支持点SでのX方向、Y方向及びZ方向の変位量を測定した結果を表1に示した。表1に示す結果によれば、ヘッドプレート11の前端部の左右両側と一対の第2の支持柱12の上端面の間の二箇所に位置拘束機構19を介在させることによって、テストヘッドの2三箇所の支持点SでのX方向及びY方向の変位量が格段に抑制されていると共に、Z方向の沈み込み量が格段に抑制されていることが判る。尚、表1における平面性は、各指示点Sでの沈みこみ量の最大値と最小値の差を示している。尚、表1において、球体は位置拘束機構19を示している。
Figure 2011064467
以上説明したように本実施形態によれば、レベリング機構20は、ヘッドプレート11の後端部を左右両端部で支持する第1の支持柱12の上端に設けられ且つヘッドプレート11の後端部を左右両側でそれぞれ個別に昇降させる一対の昇降機構14と、一対の第2の支持柱13に架設された支持体15の中央に固定され且つヘッドプレート11の前端部を左右方向に揺動可能に軸支する軸機構16と、ヘッドプレート11の前端部と一対の第2の支持柱12の上端面それぞれに設けられ且つヘッドプレート11の水平方向の位置ズレを拘束する位置拘束機構19と、を備え、且つ、位置拘束機20が、第2の支持柱13の上端面に形成された逆円錐状の第1の凹部19Aと、ヘッドプレート11の前端部に第1の凹部19Aに対応して形成された第2の凹部19Bと、第1、第2の凹部19A、19Bの間に介在し且つヘッドプレート11の前端部の下面と一対の第2の支持柱13の上端面との間に隙間δを形成する球体19Cと、を有しているため、ヘッドプレート11に大きな荷重が作用してもヘッドプレート11の撓みを抑制すると共にヘッドプレート11の水平方向の位置ズレを防止することができ、半導体ウエハとプローブカードが電気的に接触する時のヘッドプレートの位置ズレを抑制し、信頼性の高い検査を行うことができる。
また、本実施形態によれば、第1の凹部19Aを第2の支持柱13の上端面に固定する第1の受け具19Dに設けると共に、第2の凹部19Bをヘッドプレート11に固定する第2の受け具(図示せず)に設けることにより、従来の三点支持構造を五点支持構造に改造することができる。
尚、本発明は上記実施形態に何等制限されるものではなく、本発明の範囲内において各構成要素を適宜設計変更することができる。
本発明は、プローブ装置に好適に利用することができる。
10 プローブ装置
11 ヘッドプレート
12 第1の支持柱
13 第2の支持柱
14 昇降機構
15 支持体
16 軸機構
19 位置拘束機構
19A 第1の凹部
19B 第2の凹部
19C 球体
19D 第2の受け具
20 レベリング機構

Claims (6)

  1. プローブカードを保持するヘッドプレートと、上記ヘッドプレートを後端部の左右両側で支持する一対の第1の支持柱と、上記ヘッドプレートを前端部の左右両側で支持する一対の第2の支持柱と、上記第1の支持柱の上端に設けられ且つ上記ヘッドプレート後端部を左右両側でそれぞれ個別に昇降させる一対の昇降機構と、上記一対の第2の支持柱に架設された支持体の中央に固定され且つ上記ヘッドプレート前端部を左右方向に揺動可能に軸支する軸機構と、を備え、上記ヘッドプレートの水平度を調整するヘッドプレートのレベリング機構であって、上記ヘッドプレートの前端部と上記一対の第2の支持柱の上端面それぞれに上記ヘッドプレートの水平方向の位置ズレを拘束する位置拘束機構を設けたことを特徴とするヘッドプレートのレベリング機構。
  2. 上記位置拘束機構は、上記第2の支持柱に形成された逆円錐状の第1の凹部と、上記ヘッドプレート前端部に上記第1の凹部に対応して形成された第2の凹部と、上記第1、第2の凹部の間に介在し且つ上記ヘッドプレート前端部と上記一対の第2の支持柱上端面との間に隙間を形成する球体と、を有することを特徴とする請求項1に記載のヘッドプレートのレベリング機構。
  3. 上記第1の凹部は上記第2の支持柱の上端面に固定する第1の受け具に設けられていると共に、上記第2の凹部は、上記ヘッドプレートに固定する第2の受け具に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヘッドプレートのレベリング機構。
  4. 被検査体を載置する移動可能な載置台と、上記載置台の上方に配置されるプローブカードを保持するヘッドプレートと、上記ヘッドプレートを後端部の左右両側で支持する一対の第1の支持柱と、上記ヘッドプレートを前端部の左右両側で支持する一対の第2の支持柱と、上記ヘッドプレートの水平度を調整するヘッドプレートのレベリング機構と、を備えたプローブ装置であって、上記レベリング機構は、上記第1の支持柱の上端に設けられ且つ上記ヘッドプレート後端部を左右両側でそれぞれ個別に昇降させる一対の昇降機構と、上記一対の第2の支持柱に架設された支持体の中央に固定され且つ上記ヘッドプレート前端部を左右方向に揺動可能に軸支する軸機構と、を備えたプローブ装置であって、上記ヘッドプレートの前端部と上記一対の第2の支持柱の上端面それぞれに上記ヘッドプレートの水平方向の位置ズレを拘束する位置拘束機構を設けたことを特徴とするプローブ装置。
  5. 上記位置拘束機構は、上記第2の支持柱に形成された逆円錐状の第1の凹部と、上記ヘッドプレート前端部に上記第1の凹部に対応して形成された第2の凹部と、上記第1、第2の凹部の間に介在し且つ上記ヘッドプレート前端部と上記一対の第2の支持柱上端面との間に隙間を形成する球体と、を有することを特徴とする請求項4に記載のプローブ装置。
  6. 上記第1の凹部は上記第2の支持柱の上端面に固定する第1の受け具に設けられていると共に、上記第2の凹部は、上記ヘッドプレートに固定する第2の受け具に設けられていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のプローブ装置。
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