JP2002184823A - プローブ装置 - Google Patents

プローブ装置

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JP2002184823A
JP2002184823A JP2000379359A JP2000379359A JP2002184823A JP 2002184823 A JP2002184823 A JP 2002184823A JP 2000379359 A JP2000379359 A JP 2000379359A JP 2000379359 A JP2000379359 A JP 2000379359A JP 2002184823 A JP2002184823 A JP 2002184823A
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substrate
fixing
probe
measurement substrate
measurement
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Ryuichi Sakamoto
隆一 坂元
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Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プローブカードを取り付ける測定基板の傾き
を簡易に補正し得るプローブ装置を提供すること。 【解決手段】 測定基板4の一方の長辺を固定する基板
固定枠3Aの固定部材3aの両端部に回動軸31を設
け、ヘッドプレート2に設けられた軸受21に軸支させ
る。また、他方の長辺を固定する固定部材3bの中間の
2箇所の直下のヘッドプレート2にはネジ式ジャッキ2
5を取り付ける。ヘッドプレート2と基板固定枠3Aと
の固定を解除し、ネジ式ジャッキ25を作動させて固定
部材3bを上下させることにより、基板固定枠3Aは回
動軸31の回りに回動され、基板固定枠3Aに固定され
ている測定基板4は下方のウェーハWに対する傾斜が補
正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプローブ装置に関す
るものであり、更に詳しくは、例えばウェーハのような
被検査体に対するプローブカードのプローブ針の針圧を
調整し得るようにしたプローブ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、多数の半導体装置が作り込まれた
ウェーハの電気的特性の測定は多数本のプローブ針を備
えたプローブカードを取り付けるプローブ装置によって
行なわれている。このようなプローブ装置はウェーハを
搬送するローダ室と、ウェーハの電気的特性を測定する
プローバ室とからなるが、図9は従来から一般的に使用
されているプローブ装置のプローバ室1を概略的に示す
部分断面図である。また、図10はプローバ室1の基板
固定枠3と測定基板4との平面図であり、図11は同じ
く、基板固定枠3と測定基板4との正面図である。図9
に示すように、測定基板4は一点鎖線で示すヘッドプレ
ート2に取り付けられている基板固定枠3X内に固定さ
れている。
【0003】図9を参照して、プローバ室1の上方の測
定基板4にはプローブカード5が交換可能に取り付けら
れるが、プローブカード5の下面の多数本のプローブ針
5n(図では省略して示されている)はプローブカード
5から測定基板4内の回路を経て図示を省略したテスタ
ーと接続されており、ウェーハW上の半導体装置の入力
電極、出力電極に接触させてウェーハWの電気的特性の
測定が行われる。なお図11に示すように、基板固定枠
3Xの対向する枠3Xa、3Xb上には上方から測定基
板11のほぼ中央部を押さえ込む押さえ治具3P、3Q
が設けられている。
【0004】プローバ室1の下方においては、ウェーハ
Wがメインステージ6に固定されており、メインステー
ジ6を直接に支持するZステージ7に固定されたカメラ
(またはセンサー)7A、および図示を省略した部材に
固定されているたカメラ(またはセンサー)7Bによっ
て得られるウェーハWの位置情報に基づいて、プローブ
カード5に対するウェーハWの位置合わせとプローブ針
5nの針圧の調整 が行われる。すなわちちメインステ
ージ6とウェーハWを示す平面図である図12も参照
し、図9におけるXステージ9とYステージ8によって
メインステージ6を水平面内で移動させると共に、要す
れば図示しない機構によって回転させ、更には、Zステ
ージ7によってメインステージ6を上昇させて、プロー
ブカード5に対するウェーハWの位置合わせが行われ
る。
【0005】プローバ装置には上記の位置合わせと針圧
調整を人手で行うマニュアル装置と、プローブ針5nの
自動針合わせ機能を持つ自動装置とがあるが、何れにし
ても、図12に代表的に示すように、ウェーハWに形成
されている半導体装置C1 、C2 、C3 がプローブ針5
nの直下となるようにメインステージ6を移動させて半
導体装置Cとプローブ針5nとを接触させた後、テスト
信号が測定基板4からプローブ針5nを経由して半導体
装置Cの入力電極へ入力され、出力電極に生ずる電気
信号をテスターで受けて、その信号と期待される信号と
を比較することによっ 当該半導体装置の電気的特性が
測定、検査される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、ウェーハWのサ
イズが12インチ(約300mmφ)と大きいので、上
記のようなプローブ装置1において、測定基板4が水平
面と傾斜している場合には、電気的特性の測定に際して
種々のトラブルを招き易い。すなわち、図13、図1
4、図15はメインステージ6に固定されたウェーハW
に対しての、プローブカード5が取り付けられた測定基
板4の傾斜と、その状態でプローブ針5nに半導体装置
1 、C2 、C3 のそれぞれに形成されている電極パッ
ドP1、P2 、P3 が接触した時の電極パッドP1 、P2
、P3 にかかる針圧の状態を示す図である。なお、電
極パッドPに示した網掛部は裸眼または顕微鏡によって
観察されるプローブ針5nの押圧跡、すなわち針跡であ
る。
【0007】図13のAはメインステージ6のウェーハ
Wと測定基板4とが平行で正常な状態である場合を示
し、図13のBは正常な状態でプローブ針5nにウェー
ハW上の半導体装置C1 、C2 、C3 が順に接触した場
合の 電極パッドP1 、P2 、P3 が受けるプローブ針
5nの針圧を示すが、針圧はウェーハW内の位置、すな
わち半導体装置C1 、C2 、C3 が存在する位置に関係
なく、プローブ針5nによって受ける針圧は一定してい
ることを示している。
【0008】図14のAはメインステージ6のウェーハ
Wに対して測定基板4の左方、すなわち、半導体装置C
1 側が低く傾斜している状態を示し、図14のBはこの
ような状態においてウェーハWがメインステージ6と共
に上昇された時の、半導体装置C1 、C2 、C3 それぞ
れの電極パッドP1 、P2 、P3 がプローブ針5nによ
って受ける針圧を示すが、電極パッドP1 、P2 におい
ては針圧が特に大で電極パッドの外にもプローブ針5n
の押圧跡が残るほどであり、測定結果に多少の影響をも
たらす状態である。逆に電極パッドP3 では針圧が弱い
ので、正常な測定値を与えない。
【0009】図15のAは測定基板4がウェーハWの半
導体装置C3 側において低く傾斜した状態を示し、図1
5のBはこのような状態でプローブ針5nにウェーハW
の半導体装置C1 、C2 、C3 が順に接触した時の半導
体装置C1 、C2 、C3 それぞれの電極パッドP1 、P
2 、P3 がプローブ針5nによって受ける針圧を示す
が、電極パッドP3 、P2 においては針圧が特に大で電
極パッドの外にもプローブ針5nの押圧跡を残すほどで
あり、測定に多少の影響をもたらす。逆に電極パッドP
1 では針圧が弱いので、正常な測定値を与えない。
【0010】上述したように、測定基板4が傾斜してい
ると、ウェーハWの一方の周辺部ではプローブ針5nの
大きい針圧による偏荷重によってプローブ針5nの折損
やウェーハWの傷を発生し易く、他方の周辺部では針圧
が小さ過ぎて電気的特性を適正に測定し得ないという問
題があるが、これに対して、測定基板4の傾斜が予め認
識される場合には、現在は図11に示した押さえ治具3
P、3Qによって測定基板4を押圧することによって補
正している。しかし、そのような手段では補正し得ない
場合がある。また、自動針合わせ機能を有する装置で
は、プローブカード5における複数のプローブ針5nの
相対高さを比較して、高さの差が大である場合には、電
気的な測定が自動停止されるようになっているが、その
ような場合、適正な状態に復帰させるには多大の時間と
工数を要する。
【0011】なお、プローブ針の針圧補正の可能なプロ
ーブ装置に関する先行技術としては下記の公報がある
が、何れも複雑な機構を有しており、簡便には施し難い
装置構成となっている。すなわち、特許公報第2834
067号公報には、プローブカードを取り付ける内周側
リング状ヘッドステージと、これを下支えする外周側リ
ング状ヘッドステージとによってヘッドステージを構成
し、この外周側リング状ヘッドステージをプローブ装置
上面からコイルバネで懸吊し、かつ、プローブ装置上面
に螺着した上下方向の調整ネジによって、調整ネジの下
端に当接する外周側リング状ヘッドステージの高さ位置
を調整してプローブ針の針圧を補正し得るようにしたも
のが開示されている。
【0012】また特開平11−190747号公報に
は、プローブ針が取り付けられた可動コアを、プリント
基板と一体的なトップクランクの下面側に隙間をあけて
懸吊すると共に、トップクランクに螺合された斜め上下
方向のネジを回転することによって、ネジとはスプリン
グを介して接する可動コアの高さ位置を調整してプロー
ブ針の針圧を補正し得るようにしたものが開示されてい
る。
【0013】また特開平11−288985号公報に
は、ウェーハのメインチャックを支持するZステージと
その下方の上下機構であるボールネジとの間に噴出させ
る空気の圧力でZステージを浮上させると共に、Zステ
ージをXステージとYステージとで水平方向へ移動させ
るようにして、ウェーハに接触するプローブ端子の直下
に上下機構のボールネジが常に存在するようにZステー
ジを水平面内で移動させることによってプローブ端子の
針圧を所定の範囲内に維持するものが開示されている。
【0014】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、プロ
ーブ針が適正な針圧で被検査体の電気的特性を測定する
ことができるように、プローブカードを取り付ける測定
基板の傾斜を簡易に調整し得るプローブ装置を提供する
ことを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題は請求項1の
構成によって解決されるが、その解決手段を説明すれ
ば、次の如くである。
【0016】請求項1のプローブ装置は、ウェーハに形
成された半導体装置の電気的特性を測定するためのプロ
ーブ針を備えたプローブカードが取り付けられる測定基
板を固定してなるプローブ装置において、測定基板の周
囲を固定する基板固定部が、少なくとも測定基板の一つ
の周辺を固定する固定部材を通る周辺線、または対向す
る周辺をそれぞれ固定する固定部材の中間を結ぶ中間線
を回動の中心とする回動軸によって静止部の軸受に軸支
されており、かつ回動軸とならない固定部材を昇降機構
によって上下させることにより基板固定部が測定基板と
共に回動軸の回りに回動されるものである。このような
プローブ装置は、測定基板の少なくとも一つの周辺を固
定する固定部材を通る周辺線、またはを対向する周辺を
それぞれ固定する固定部材の中間を結ぶ分割線を回転の
軸心とする軸受によって固定部材を回動させて測定基板
の水平面からの傾きを補正することができる。
【0017】請求項1に従属する請求項2のプローブ装
置は、軸受が上半部を開放して前記回動軸を取り出し得
る二つ割り軸受とされているものである。このようなプ
ローブ装置は、一方の周辺を固定する固定部材を軸支側
として他方の周辺を固定する固定部材を回動させること
ができると共に、他方の周辺を固定する固定部材を軸支
側とし、一方の周辺を固定する固定部材を回動させるこ
とができる。
【0018】請求項2に従属する請求項3のプローブ装
置は、測定基板が方形状であり、測定基板の直交する少
なくとも二辺を固定する固定部材に回動軸が設けられる
おりかつ回動軸が二つ割り軸受によって軸支されている
ものである。このようなプローブ装置は、方形状の測定
基板の縦方向と横方向とに測定基板を傾斜させ傾斜の傾
きを補正することができる。
【0019】請求項1に従属する請求項4のプローブ装
置は、昇降機構がジャッキまたは圧力シリンダ−である
装置である。このようなプローブ装置は、回動軸が設け
られる固定部材以外の固定部材を上下させて基板固定部
および測定基板の傾きを補正することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、上述したように、測定
基板の周囲を固定する基板固定部が、 少なくとも測定
基板の一つの周辺を固定する固定部材を通る周辺線、ま
たは対向する周辺をそれぞれ固定する固定部材の中間を
結ぶ中間線を回動の中心とする回動軸によって静止部の
軸受によって軸支されており、かつ回動軸と成らない固
定部材を昇降機構によって上下させることにより基板固
定部が測定基板と共に、 軸心の回りに回動されるもの
である。
【0021】測定基板はどのような形状であってもよ
く、 一般的には、 長方形または正方形とされる。測定
基板の周囲を固定する基板固定部は、 部分的な欠落個
所があってもよく、例えばコ字の形状であってもよい。
そして、基板固定部は測定基板の周囲の少なくとも一つ
の周辺を固定する固定部材を通る周辺線を軸心とする回
動軸を静止部の軸受によって軸支されるか、または対向
する周辺をそれぞれ固定する固定部材の中間を結ぶ中間
線を軸心とする回動軸を静止部の軸受によって軸支され
る。そして昇降機構によって、回動軸とは成らない固定
部材が昇降機構によって上下されて、基板固定部を測定
基板と共に傾斜させる。
【0022】測定基板をその周囲の基板固定部と共に軸
支する静止部はどのようなものであってもよいが、回動
軸の両端部を軸支する軸受、および基板固定部を傾斜さ
せる昇降機構を固定しうるものであることが望ましい。
かつ、基板固定部を回動させる間に撓まないだけの強度
をもつものであることが望まれる。また、測定基板の周
囲を固定する基板固定部もどのようなものであってもよ
いが、固定する測定基板を撓ませない強度を持つもので
あることが必要であり、測定基板の各周辺を固定する固
定部材は相互に撓まないよう組まれていることを要する
【0023】そして、上述したように、基板固定部は測
定基板の周囲の少なくとも一周辺を固定する固定部材を
通る周辺線を回動の中心とする回動軸の回りに測定基板
と共に回動されるか、または対向する周辺をそれぞれ固
定する固定部材の中間を結ぶ中間線を回動の中心とする
回動軸の回りに測定基板と共に回動される。何れの場合
も、回動軸と直角な方向に測定基板が傾斜されることに
よって傾きが補正される。
【0024】測定基板が直方形状または正方形状である
場合、基板固定部は測定基板の対向する周辺を固定する
固定部材にそれぞれ回動軸を持つものとしてもよく、ま
た測定基板の直交する周辺を固定する固定部材のそれぞ
れに回動軸を設けててもよい。このような場合には、一
方の回動軸の周りに測定基板固定部を回動させる場合に
は、他方の回動軸を構成する固定部材は測定基板と共に
回動されねばならない。従って、他方の回動軸は軸受か
ら取り出されねばならない。すなわち、 軸受は上半部
を開放して回動軸を取り出すことが可能な二つ割り軸受
であることを必要とする。この場合、 測定基板の直交
する周辺を固定する固定部材に回動軸を持たせることに
よって測定基板は縦方向と横方向で傾斜を補正すること
ができる。
【0025】そして基板固定部を測定基板と共に回動軸
の回りに回動させて傾斜を補正するための駆動源である
昇降機構には、回動軸とならない固定部材を上下させる
ジャッキまたは圧力シリンダを使用することができる。
ジャッキには、 ネジ式ジャッキ、 ラック式ジャッキ、
圧力シリンダ式ジャッキがあるが、 何れのタイプのジ
ャッキも使用することが可能である。
【0026】
【実施例】次に、本発明のプローブ装置を実施例によっ
て、図面を参照し具体的に説明する。
【0027】(実施例1)実施例1のプローブ装置は従
来例で示した図9のプローバ室1において、プローブカ
ード5を取り付ける測定基板4の傾斜を補正し得るよう
にしたものであり、それ以外の構成要素は同様である。
従って、実施例1のプローブ装置、およびそのプローバ
室1の図は省略する。図1は実施例1のプローブ装置の
プローバ室1内における基板固定枠3Aと測定基板4と
を示す平面図であり、図2は、図1における[2]−
[2]線方向の側面図である。図1、図2を参照して、
プローバ室内において、基板固定枠3Aは図示を省略し
た部材によって一点鎖線で示すヘッドプレート2に固定
されているが、図1に示すように、測定基板4の周縁部
を固定している長方形の基板固定枠3Aの左側の長辺部
材3aの両端部に回動軸31が設けられており、回動軸
31はヘッドプレート2に設けられた軸受21によって
軸支されている。
【0028】また基板固定枠3Aの右側の長辺部材3b
の中間部の2か所の直下において、ヘッドプレート2に
設けられた凹部にネジ式ジャッキ25が組み込まれてお
り、ヘッドプレート2と基板固定枠3Aとの固定を解い
た後、ヘッドプレート2の外側まで延びているラチェッ
ト式レバー26によって、長辺部材3bを昇降させて、
測定基板4と共に基板固定枠3Aを回動軸31の回りに
回動させて、測定基板4の傾斜を調整することが可能と
なっている。図3はヘッドプレート2にべース台29が
固定されたネジ式ジャッキ25の一例を示す断面図であ
り、ラチェット式レバー26によって送りネジ軸27を
回転させることによってネジに螺合されている支持台2
8が上下して長辺部材3bを上下させる。図2はラチェ
ット式レバ−26によってネジ式ジャッキ25を介して
基板固定枠3Aを実線で示す位置から一点鎖線で示す位
置まで回動軸31の回りに回動されて、測定基板4の傾
斜が補正されることを示すが、図2では測定基板4の傾
斜角度を誇張して示しており、実装置における基板固定
枠3Aの長辺部材3bの上昇高さの実寸は2mm以内で
ある。
【0029】(実施例2)図4は実施例2の基板固定枠
3B、測定基板4とヘッドプレート2 を示す平面図で
あり、これらは実施例1と同じく従来のプローブ装置の
プローバ室1内に設置されている。また図5は図4にお
ける[5]−[5]線方向の側面図である。図4、図5
を参照して、基板固定枠3Bは一点鎖線で示すヘッドプ
レート2に載置され固定されているが、実施例1と同様
に、測定基板4の周縁部を固定している長方形の基板固
定枠3Bの左側の長辺部材3aの両端部には回動軸32
aが設けられており、回動軸32aはヘッドプレート2
に設けられた軸受22aによって軸支されている。ま
た、左側の長辺部材3aに対向する右側の長辺部材3b
の中間部の2か所の直下のヘッドプレート2には実施例
1で使用したものと同様なネジ式ジャッキ25が組み込
まれている。
【0030】これらのことは実施例1の場合と同様であ
るが、実施例2の基板固定枠3Bにおいては、右側の長
辺部材3bにも回動軸32bが設けられている。すなわ
ち、図5において、基板固定枠3Bの右側の長辺部材3
bの両端部にも回動軸32bが設けられており、回動軸
32bはヘッドプレート2に設けられた軸受22bによ
って軸支されている。また、右側の長辺部材3bに対向
する左側の長辺部材3aの中間部の2か所の直下のヘッ
ドプレート2にはネジ式ジャッキ25が組み込まれてい
る。そして、基板固定枠3Bでは左側の長辺部材3aと
右側の長辺部材3bとが回動され得るようになってい
る。すなわち、実施例2の基板固定枠3Bは、図5のA
に示すように、回動軸32aの回りに回動させて長辺部
材3b側を上昇させて測定基板4の傾斜を図において右
上りにすることができると共に、図5のBに示すよう
に、回動軸32bの回りに回動させて長辺部材3a側を
上昇させて測定基板4の傾斜を図において左上りにする
ことができる。
【0031】上記のように、左側の長辺部材3aの回動
軸32aの回りに基板固定枠3Bを測定基板4と共に回
動させる場合には、右側の長辺部材3bの回動軸32b
は軸受22bに軸支されていないことを要する。また逆
に、右側の長辺部材3bの回動軸32bの回りに基板固
定枠3Bを測定基板4と共に回動させる場合には、左側
の長辺部材3aの回動軸32aは軸受22bに軸支され
ていないことが必要である。従って、実施例2の基板固
定枠3Bの2本の回動軸32a、32bは図6に示すよ
うな、二つ割り軸受22a、22bによって軸支され
る。図6は二つ割り軸受22aを示す正面図であり、図
6のAに示すように、軸受22aは本体が上半部22
a’と下半部22a”とに分割されており、一方の側面
はヒンジ23で連結され、他方の側面は係止具24で係
止されている。そして、回動軸32aを取り外す場合に
は、図6のBに示すように、係止具24の係止を解除
し、ヒンジ23によって上半部22a’を開放すること
によって、回動軸32aを取り出すことができる。この
ことは回動軸32bの軸受22bの場合も同様である。
【0032】(実施例3)図7は実施例3の基板固定枠
3C、測定基板4とヘッドプレート2との関係を示す平
面図であり、これらは実施例1と同じく従来のプローブ
装置のプローバ室1内に設置されている。また、図8は
図7における[8]−[8]線方向の正面図である。図
7、図8を参照し、基板固定枠3Cは一点鎖線で示すヘ
ッドプレート2に載置され固定されているが、図7に示
すように、測定基板4の周縁部を固定している長方形の
基板固定枠3Cの長辺部材3aの中央と、長辺部材3b
の中央とに回動軸33a、33bが設けられており、回
動軸33a、33bはそれぞれヘッドプレート2に設け
られた軸受23a、23bによって軸支されている。
【0033】また基板固定枠3Cの短辺部材3cの中央
直下のヘッドプレート2には、実施例1で使用したもの
と同様なネジ式ジャッキ25cが組み込まれている。そ
して、図8を参照して、ネジ式ジャッキ25cによって
短辺部材3cを上下させ、基板固定枠3Cを測定基板4
と共に回動軸33a、33bの回りに回動させて、図8
に一点鎖線で示すように、基板固定枠3Cに左下がりの
傾斜を与えることができ、また逆にネジ式ジャッキ25
cによって短辺部材3cを上昇させ、基板固定枠3Cを
測定基板4と共に回動軸33a、33bの回りに回動さ
せて、図8に二点鎖線で示すように、基板固定枠3Cに
対し右下がりの傾斜を与えることができる。
【0034】また基板固定枠3Cの上側の長辺部材3d
の中間部の2か所の直下において、ヘッドプレート2に
設けられた凹部には実施例1で使用したネジ式ジャッキ
25が組み込まれており、そのラチェット式レバー26
がヘッドプレート2の外側まで延びている。そして、図
8を参照し、ラチェット式レバー26によって、ネジ式
ジャッキ25を作動させて短辺部材3dを上昇させ、一
点鎖線で示すように、基板固定枠3Cを測定基板4と共
に回動軸33の回りに回動させてることによって測定基
板4の傾斜を調整することが可能となっている。すなわ
ち、実施例3の基板固定枠3Cは実施例1の場合の傾斜
方向と直交する方向に傾斜させることができる。
【0035】以上、説明したように、本発明のプローブ
装置は測定基板が取り付けられる基板固定枠に回動軸を
設け、回動軸とはならない固定部材を昇降機構で上下さ
せ、基板固定枠に傾斜を調整して測定基板の傾きを補正
するものであり、これをウェーハの検査ラインで使用す
る場合には、 次のようなステップが導入されることに
なる。 A.自動針合わせ機能を持たない手作業を要するプロー
ブ装置の場合 従来通り、ウェーハをプローブカードへ接近させて
位置合わせし、プローブ針の針圧を調整する。 針跡を観察してプローブカードとウェーハとの間に
傾きがある場合には、ネジ付きジャッキのラチェットレ
バーを操作し傾きを調整する。 B.自動針合わせ機能を持つプローブ装置の場合 従来通り、設置されているカメラやセンサーでプロ
ーブカードの傾斜を計測する。 計測結果から傾きの補正量を算出する。 補正量に合わせてネジ付きジャッキのラチェットレ
バーを操作し傾きを調整する。 図16に示すように、、、を繰り返す。
【0036】以上、本発明の実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限られることなく、本発明
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0037】例えば実施例2においては、基板固定枠3
Bの対向する長辺部材3a、3bのそれぞれに回動軸2
1a、21bを設け、短辺部材3c側から見て、基板固
定枠3B(測定基板4)に左下がりと右下がりの傾斜を
与えるようにしたが、例えば長辺部材3aと短辺部材3
cとに回動軸を設けるようにしてもよい。また、実施例
1、2、3においては、何れも基板固定枠3A、3B、
3Cをネジ式ジャッキ25で押し上げるようにしたが、
同じネジ式ジャッキ25で基板固定枠3Bを引き上げる
ようにしてもよい。
【0038】また、実施例1、2、3においては、何れ
も基板固定枠3A、3B、3Cを傾斜させるためにネジ
式ジャッキ25を使用したが、空気圧シリンダーのよう
な圧力シリンダー、ないしは空気圧力を使用してもよ
い。また、パンタグラフのような機構で上昇させてもよ
い。
【0039】
【発明の効果】本発明のプローブ装置は以上に説明した
ような形態で実施され、 次に述べるような効果を奏す
る。
【0040】請求項1のプローブ装置によれば、測定基
板の周囲を固定する基板固定部が、少なくとも測定基板
の一辺を固定する固定部材を通る周辺線または対向する
周辺を固定する固定部材それぞれの中間を結ぶ中間線を
回動の中心とする回動軸によって静止部の軸受に軸支さ
れているので、測定基板と共に基板固定部を回動軸の回
りに回動させて傾斜角度を修正することにより、測定基
板に取り付けられるプローブカードを水平面化させて、
ウェーハと接触させるプローブ針の針圧を均等化させる
ことができる。従って、ウェーハの電気特性を高精度で
測定することができて誤測定がなく、被測定体に傷をつ
けるようなことはない。また、針圧が不均等であること
によるプローブカードの劣化を防ぐことができる。
【0041】請求項2のプローブ装置によれば、回動軸
の軸受を二つ割り軸受としているので、測定基板の周囲
を固定する基板固定部の複数の固定部材に回動軸が設け
られる場合に、一つの回動軸を回動の中心とし、他の回
動軸は二つ割り軸受を開放し固定部材を可動化させるこ
とができ、その逆の場合も可能である。
【0042】請求項3のプローブ装置によれば、測定基
板が方形状であり、測定基板の直交する少なくとも二辺
を固定する固定部材に回動軸が設けられ、回動軸が二つ
割り軸受で軸支されているので、測定基板の縦方向と横
方向とで、測定基板の傾斜角度を調整することができ
る。
【0043】請求項4のプローブ装置によれば、可動の
固定部材の昇降機構にネジ式ジャッキや圧力シリンダー
を使用しているので、精度の高い位置決めが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1 の基板固定枠とその回動軸を示す平面
図である。
【図2】図1 における[ 2] ―[ 2] 線方向から見た部
分破断正面図である。
【図3】ネジ式ジャッキの断面図である。
【図4】実施例2の基板固定枠とその回動軸を示す平面
図である。
【図5】図4における[ 5] ―[ 5] 線方向から見た部
分破断正面図である。
【図6】二つ割り軸受を示す図であり、Aは通常時、B
は二つ割り時である。
【図7】実施例3の基板固定枠とその回動軸を示す平面
図である。
【図8】図7における[ 8] ―[ 8] 線方向から見た部
分破断正面図である。
【図9】一般的なプローブ装置におけるプローブ室の概
略的な部分破断正面図である。
【図10】同プローブ室の測定基板と基板固定枠を示す
平面図である。
【図11】同なじく測定基板と基板固定枠を正面図であ
る。
【図12】図9における[ 12] ―[ 12] 線方向から
見た平面図である。
【図13】Aは測定基板とウェーハとの位置関係が正常
である状態、Bはその状態で接触させた時の半導体装置
の電極パッドに残るプローブ針跡を示す図である。
【図14】Aは測定基板とウェーハとの位置関係が一方
へ傾いている状態、Bはその状態で接触させた時の半導
体装置の電極パッドに残るプローブ針跡を示す図であ
る。
【図15】Aは測定基板とウェーハとの位置関係が図1
4とは異なる方へ傾いている状態、Bはその状態で接触
させた時の半導体装置の電極パッドに残るプローブ針跡
を示す図である。
【図16】本発明のプローブ装置が自動針合わせ機能を
有する場合に測定基板の傾きの補正を行う場合のフロー
を示す図である。
【符号の説明】
2……ヘッドプレート、3……基板固定枠、4……測定
基板、5……プローブカード、6……メインステージ、
21……軸受、22……二つ割り軸受、25……ネジ式
ジャッキ、31……回動軸。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01R 31/28 G01R 31/28 K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハに形成された半導体装置の電気
    的特性を測定するためのプローブ針を備えたプローブカ
    ードが取り付けられる水平な測定基板を固定してなるプ
    ローブ装置において、 前記測定基板の周囲を固定する基板固定部が、少なくと
    も前記測定基板の一つの周辺を固定する固定部材を通る
    周辺線、または対向する周辺をそれぞれ固定する固定部
    材の中間を結ぶ中間線を回動の中心とする回動軸によっ
    て静止部の軸受に軸支されており、かつ前記回動軸とな
    らない固定部材を昇降機構によって上下させることによ
    り前記基板固定部が前記測定基板と共に前記軸心の回り
    に回動されることを特徴とするプローブ装置。
  2. 【請求項2】 前記軸受が上半部を開放して前記回動軸
    を取り出し得る二つ割り軸受とされていることを特徴と
    する請求項1に記載のプローブ装置。
  3. 【請求項3】 前記測定基板が方形状であり、前記測定
    基板の直交する少なくとも二辺を固定する前記固定部材
    に前記回動軸が設けられており、前記回動軸が前記二つ
    割り軸受によって軸支されていることを特徴とする請求
    項2に記載のプローブ装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降機構がジャッキまたは圧力シリ
    ンダ−であることを特徴とする請求項1に記載のプロー
    ブ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1316253C (zh) * 2003-07-15 2007-05-16 旺宏电子股份有限公司 可掀式探针卡反面调针治具及其调针方法
US8063652B2 (en) 2005-11-11 2011-11-22 Tokyo Electron Ltd. Probing apparatus and method for adjusting probing apparatus
KR101380375B1 (ko) 2013-04-25 2014-04-02 성정임 평판 디스플레이 패널 검사용 프로브장치
KR101794602B1 (ko) 2017-01-26 2017-11-07 주식회사 쎄믹스 헥사포드 구조를 이용한 척 이송 장치

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