JP2011063420A - エレベータ制御装置 - Google Patents

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Masaki Minami
昌樹 南
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Abstract

【課題】点検員のピット侵入を検出し、通常運転や点検時における運行領域終端までの走行を制限する機能を付加することにより作業員の安全を確保する。
【解決手段】昇降路配線のドア接点確認用配線8のうち、最下階用配線によって最下階ドア接点への信号入力と、かごが最下階にあることを確認する絶対位置検出スイッチ7の信号入力の組み合わせによって、点検員や工事作業員のピット内への侵入を検出し、通常運転の場合には、最下階へのかご運行を制限し、点検時の場合には、絶対位置検出スイッチの入力によるかごの下り運転を禁止して運転領域に制限を加える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータピットへの作業員侵入を検出し、かごの運行制限を掛ける機能を付加したエレベータ制御装置に関する。
エレベータの工事、点検では作業の行程で通常運転しているエレベータのピットに侵入することがある。例えば、ピットと乗場出入り口との間で作業員が昇り降りするピットはしご装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
ピット安全スイッチのカットやホールドアの開放によりかごを停止させる措置が採られているが、第三者の安全を確保する観点からドア開放を行うことはしなくなる傾向にある。
ピット安全スイッチは、作業遂行上、必ず使用することになっているが、点検員自身の操作に依存していることから失念の虞があり、また、不測の事態が発生した場合、かごが運転できる状態である。
特開2007−62862号公報
このような場合、殊に共同作業者が居り、複数台設置されたエレベータでそれぞれ作業している環境では、お互いが何処にいるかが把握できず、意志疎通が良好に図れないケースが発生する。このような状況でエレベータを終端階まで運転し、ピット内にいた作業者が受傷するといった事故の発生を食い止めることが出来ていなかった。
そこで、本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、かかる状況に陥ったとしても作業員のピット侵入を検出しており、検出時にはかごの運行領域に制限を掛ける機能を有したエレベータ制御装置を提供するものである。
本発明の一態様によれば、昇降路配線のドア接点確認用配線のうち、最下階用配線によって最下階ドア接点への信号入力と、かごが最下階にあることを確認する絶対位置検出スイッチの信号入力の組み合わせによって、点検員や工事作業員のピット内への侵入を検出し、通常運転の場合には、最下階へのかご運行を制限し、点検運転時の場合には、前記絶対位置検出スイッチの入力によるそれ以上のかごの下り運転を禁止して運転領域に制限を加えることを特徴としたエレベータ制御装置が提供される。
また、本発明の別の一態様によれば、前記通常運転における運行制限は、呼びを作っても、当該呼びを打ち消して前記かごが最下階へ走行するのを制限することを特徴とするエレベータ制御装置が提供される。
また、本発明の別の一態様によれば、終端階強制減速スイッチ及び終端階強制停止スイッチを備え、前記点検運転時の運行制限は、終端階強制減速スイッチあるいは終端階強制停止スイッチが作動したら、前記かごの最下階へ向かう走行を禁止することを特徴とするエレベータ制御装置が提供される。
本発明によれば、ピットへの作業員侵入を確実に検出でき、作業中に不測の事態等の発生でエレベータが運転復帰した場合においても、運転領域に制限が掛かっていることで作業者の受傷事故を食い止めることが可能である。
本実施形態に係るエレベータの構成を説明するための図である。 ピットへの作業員侵入検出の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本実施形態に係るエレベータの構成を説明するための図である。図1に示すように、巻上げ機2は制御装置1によって、ロープの巻上げが制御されている。巻上げ機2には、ロープを介してかご3とつりあいおもり4が吊り下げられている。
かご3は、エレベータの昇降路内でピット床や天井面に激突するまで走行させてはならない。そこで、安全回路を遮断するファイナルリミットスイッチ、終端階強制停止スイッチ、終端階強制減速スイッチ等が配設されている。ファイナルリミットスイッチは、かご3がその位置まで来たらそれはどこか異常があって侵入してきたとみなすスイッチである。また、終端階強制停止スイッチは、非常停止を掛けてブレーキスリップで停止できる最大距離以上の位置に取り付け、強制停止を掛けるトリガスイッチである。終端階強制減速スイッチは、終端階に停止するためには既に減速を掛けていなければならない位置に、何らかの障害で減速せず侵入してきた場合に強制的に急減速を開始するトリガスイッチである。これらのスイッチは、終端位置からブレーキならびに速度制御性能から決められた高さ方向は異なる位置にそれぞれ取り付けられるため、過巻カム5は、かごの移動に応じてこれらスイッチを作動させために、かご3には、渦巻カム5が配設され、これらスイッチで運転停止等の保護を掛けている。
各階床には、エレベータの上り・下りを呼ぶボタンならびにドア開閉と連動するドアスイッチ6が配設されている。昇降路の終端には、かごの有無を確認するための絶対位置検出スイッチ7が配設されている。また、ドアスイッチ6の異常を特定しやすいよう、直列に接続しているドアスイッチ6の中間から制御装置1まで、ドアスイッチ確認配線8を立ち上げている。ドアスイッチ確認配線8は、例えば、4階床おきに配線を制御装置1まで立ち上げるのが好適である。仮に、ドアスイッチで障害が起こったとすると全てのドアスイッチではなく、いずれかの階のスイッチが問題であることがほとんどである。そこで、各階から確認用配線を制御装置1に返すとなるとそれだけの本数が必要となるので、4階おきに確認配線を設置することで、配線する電線数を減らしている。絶対位置検出スイッチ7やドアスイッチ確認用配線8は、本実施形態の特有の構成というものではなく、既存のエレベータ装置において設けられるものである。
制御装置1は、図示しない安全回路が全て正常である場合に得られる確認信号、また、全ドアスイッチ(6,6‘、6,‘・・・)が閉じていれば得られる確認信号、これらが成立していれば巻上げ機2の運転が出来るように構成されている。
一方、かご3の昇降路終端への行きすぎを検出し、規定以上の速度で侵入したことを検出すると強制的に停止するためのトリガスイッチが、昇降路の終端に取り付けられている。このトリガスイッチは、かごの有無を確認する絶対位置検出スイッチ7としての機能を兼ねている。このトリガスイッチは、昇降路上端にも存在するが、図1中には図示していない。
制御装置1には、ドアスイッチのうち、最下階ドアの開閉検出を行うため、最下階ドアスイッチ確認信号8を入力しておく。
以上のように構成したエレベータ装置において、点検などピットで作業を行う場合、作業員はかごを上方階に運転した上で、最下階のドアからピット内に侵入する。本実施形態においては、作業員のピット内への侵入を制御装置1において検出し、検出した後は、以後のかごの運転領域に制限を掛ける。図2は、制御装置1でのピットへの作業員侵入検出の流れを示すフローチャートである。
まず、各ドアスイッチ(6,6‘、6,‘・・・)配線への電源が確立しているかどうかを確認する(ステップS21)。電源確立していない場合は、制御電源が喪失しているか、安全回路が切られているかである(ステップS22)。尚、安全回路が切断されている状態からピットへの侵入を行ったとしても、当該安全回路を復帰しない限りはエレベータの運転が不可能である。この場合、安全回路の復帰を待つことになる。
次に、電源確立している場合、最下階のドアスイッチ6が切られたかどうかを最下階ドアスイッチ確認配線8の入力より判断する(ステップS23)。最下階のドアスイッチ6が切られたと判定したときは、続いて、かご3の絶対位置検出スイッチ7の入力を確認する(ステップS24)。最下階のドアスイッチ6が切られていないと判定したときは、ステップS21に戻る。
絶対位置検出スイッチ7の入力が無ければ、かごドアによりドアが開閉したわけではないと判断できる。かごドアが開けたわけでもないのに最下階のホールドアが開けられたということは、すなわち作業員によるドア開放と考えられるため、作業員がピット内に進入したと一意的に認識することが可能である(ステップS25)。すなわち、エレベータの運転状態とは関係なく、かご3が最下階に居るわけでもなく、すなわち過巻カム5が下方の終端階強制停止スイッチを作動させている訳でもないのに、最下階のドアスイッチの接点が切断された状態を検出した場合、それは点検員がドアを開いたことに他ならないからである。
尚、絶対位置検出スイッチ7の入力を確認した場合には、ステップS21に戻る。
制御装置1が作業員のピット侵入を検出した以降、制御装置1は、通常運転可能である場合は最下階へのかご3の運転を制限する。例えば、呼びを作っても、その呼びを打ち消してかごが最下階へ走行することを防止する。一方、点検運転状態であれば、絶対位置検出スイッチ7の入力以降は、かご3の下降方向への運転を制限するようにしてかご3のピット近傍への運転を制限する。例えば、終端階強制減速スイッチあるいは終端階強制停止スイッチを過巻カム5が作動させてしまったら、それ以上の終端へ向かう走行を禁止し、かご3が終端へ走行することを防止する。いずれの運転制限も、ピット内での作業員の安全確保のためである。ここで、通常運転か点検運転かを決定するのは、点検員のスイッチ操作にのみ依存する。
運転の制限は、制御装置1が作業員のピットへの侵入を検出後、保持される。運転の制限解除は、制御装置1への図示しない、ある決められた入力によってのみ解除されるものとする。
このような制御によれば、作業者がピット内に侵入し、誤操作や安全装置操作の失念によりかごが運転できる状態にあってもピットまでのかご運転は制限されているため、作業者の床との激突や壁との挟まれといった受傷事故の発生を防ぐことができる。
本機能は特段の部品追加を伴うことなく、制御装置1への入力とプログラム処理追加のみで実現でき、既存の施設に対しても機能付加はごく短期間で適用可能である。
以下に、第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態において、最下階のホールドアスイッチ入力を確認してピットへの侵入を検出していたが、ホールドアスイッチ入力の代わりに必ず使用することになるピットはしごのタラップ部に物体検出センサを配置し、作業員の昇降を直接検出しても良い。
本実施形態によれば、ピットへの作業員侵入を確実に検出でき、作業中に不測の事態等の発生で、エレベータが運転復帰した場合であっても、運転領域に制限が掛かっているので、作業者の受傷事故を食い止めることが可能である。
なお、本発明は上記の実施形態のそのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示された全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…制御装置
2…巻上げ機
3…かご
4…つりあいおもり
5…渦巻カム
6,6‘,6“…ドアスイッチ
7…絶対位置検出スイッチ
8…ドアスイッチ確認用配線

Claims (4)

  1. 昇降路配線のドア接点確認用配線のうち、最下階用配線によって最下階ドア接点への信号入力と、かごが最下階にあることを確認する絶対位置検出スイッチの信号入力の組み合わせによって、点検員や工事作業員のピット内への侵入を検出し、
    通常運転の場合には、最下階へのかご運行を制限し、点検運転時の場合には、前記絶対位置検出スイッチの入力によるそれ以上のかごの下り運転を禁止して運転領域に制限を加えることを特徴としたエレベータ制御装置。
  2. 前記通常運転における運行制限は、呼びを作っても、当該呼びを打ち消して前記かごが最下階へ走行するのを制限することを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御装置。
  3. 終端階強制減速スイッチ及び終端階強制停止スイッチを備え、前記点検運転時の運行制限は、終端階強制減速スイッチあるいは終端階強制停止スイッチが作動したら、前記かごの終端へ向かう走行を禁止することを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御装置。
  4. かごが最下階にあることを確認する絶対位置検出スイッチと、ピット床への昇降はしごに物体検出センサを備え、点検員や工事作業員のピット内への侵入を検出し、前記絶対位置検出スイッチの入力によるかごの下り運転を禁止して運転領域に制限を加えることを特徴としたエレベータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019131334A (ja) * 2018-01-30 2019-08-08 東芝エレベータ株式会社 エレベータの点検システム
KR20220151247A (ko) * 2021-05-06 2022-11-15 김희자 선박 수리를 위한 선박 이송 자동화시스템

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