JP2011061462A - リングオシレータ回路、及びリングオシレータ回路の設計方法 - Google Patents

リングオシレータ回路、及びリングオシレータ回路の設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数種類の電源電圧が用いられる場合であっても、所望するDuty比を得ることのできる、リングオシレータ回路、及びリングオシレータ回路の設計方法を提供すること。
【解決手段】それぞれが第1電圧により動作する、複数の第1反転回路と、それぞれが前記第1電圧とは異なる第2電圧によって動作する、複数の第2反転回路とを具備する。前記複数の第1反転回路と前記複数の第2反転回路とは、環状になるように接続されている。前記複数の第1反転回路は、連続する2段の前記第1反転回路により構成される第1反転回路グループを備える。前記複数の第2反転回路は、連続する2段の前記第2反転回路により構成される第2反転回路グループを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、リングオシレータ回路、及びリングオシレータ回路の設計方法に関する。
半導体装置が微細化している。微細化に伴い、半導体装置に対して、低電圧で動作すること、及び、高速で動作することが要求されている。しかしながら、微細化に伴い、動作電圧マージン、トランジスタの特性ばらつき、及び消費電力が問題となってきている。一般に、半導体装置に含まれるトランジスタの動作電圧を低くすれば、消費電力が低減される。しかし、電圧に関するマージンが低下し、特性ばらつき(電源電圧の変動、製造ばらつき、など)の影響が大きくなる。そのため、消費電力の低減と、特性ばらつきの影響の抑制とを両立させることが望まれる。また、半導体装置には、内部制御信号を発生させるために、発振回路が設けられることがある。発振回路は、常時動作する。従って、発振回路に対しては、消費電力の低減及び特性ばらつきの影響の低減が、特に要求される。
発振回路として、リングオシレータ回路が用いられることがある。図1は、リングオシレータ回路の一例を示す図である。図1に示されるリングオシレータ回路100は、複数の反転回路101(インバータ回路)を有している。反転回路の段数は、奇数である。複数の反転回路は、入力端INと出力端OUTとの間に、直列に配置されている。最終段の反転回路の出力端は、初段の反転回路の入力端に接続されている。このリングオシレータ回路では、複数の反転回路が、同じ電源電圧によって動作する。このようなリングオシレータ回路では、発振周波数が、複数の反転回路の電源電圧に依存する。電源電圧に変動が生じた場合、発振周波数も変動してしまうことがある。
関連技術として、特許文献1(特開2008−98728号公報)に記載された電圧制御発振回路が挙げられる。この電圧制御発振回路は、n個の反転回路を有するリングオシレータと、上記リングオシレータが有するn個の反転回路のうちの(n−k)個(kは1以上でありnより小さい自然数)の反転回路に電源電圧を印加する第1の電源回路と、上記リングオシレータ回路が有するn個の反転回路のうちの上記第1の電源回路が電源電圧を印加しないk個の反転回路に電源電圧を印加する第2の電源回路とを備えることを特徴とする。この発明によれば、一方の電源回路による電源電圧が変動した場合にも他方の電源回路による電源電圧が変動しないようにすることで、出力クロックの変動が抑制できる。
特開2008−98728号公報
しかしながら、リングオシレータ回路において複数種類の電源電圧が用いられる場合には、リングオシレータ回路が出力する出力信号におけるDuty比が、所望する値から外れてしまうことがある、という問題点があった。
本発明に係るリングオシレータ回路は、それぞれが第1電圧により動作する、複数の第1反転回路と、それぞれが前記第1電圧とは異なる第2電圧によって動作する、複数の第2反転回路とを具備する。前記複数の第1反転回路と前記複数の第2反転回路とは、環状になるように接続されている。前記複数の第1反転回路は、連続する2段の前記第1反転回路により構成される第1反転回路グループを備える。前記複数の第2反転回路は、連続する2段の前記第2反転回路により構成される第2反転回路グループを備えている。
本発明に係るリングオシレータ回路の設計方法は、複数の反転回路が環状に接続されたリングオシレータ回路について、前記複数の反転回路の段数を決定し、段数データを生成するステップと、前記段数データに基づいて、前記複数の反転回路のそれぞれの動作電圧を、第1電圧及び第2電圧のいずれかに決定し、前記各反転回路の動作電圧を示す動作電圧データを生成するステップとを具備する。前記動作電圧データを生成するステップは、前記複数の反転回路が、それぞれが第1電圧で動作する2段の連続する第1反転回路により形成される第1反転回路グループと、それぞれが前記第1電圧とは異なる第2電圧で動作する2段の連続する第2反転回路により形成される第2反転回路グループとを含むように、前記各反転回路の動作電圧を決定するステップを含んでいる。
本発明によれば、リングオシレータ回路において複数種類の電源電圧が用いられる場合であっても、所望するDuty比を得ることのできる、リングオシレータ回路、及びリングオシレータ回路の設計方法が提供される。
図1は、リングオシレータ回路の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るリングオシレータ回路を示す概略図である。 図3は、反転回路の一例を示す回路図である。 図4は、比較例に係るリングオシレータ回路の特性を示すグラフである。 図5は、発振周波数と電源電圧との関係を示すグラフである。 図6は、比較例に係るリングオシレータ回路を示す概略図である。 図7は、Duty比と電源電圧との関係を示すシミュレーション結果である。 図8は、第2の実施形態に係るリングオシレータ回路を示す概略図である。 図9は、第3の実施形態に係るリングオシレータ回路設計装置を示すブロック図である。 図10は、リングオシレータ回路設計装置の動作方法を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図2は、本実施形態に係るリングオシレータ回路1を示す概略図である。図2に示されるように、リングオシレータ回路1は、リングオシレータ回路入力端IN(以下、入力端INと記載される)、リングオシレータ回路出力端OUT(以下、出力端OUTと記載される)、及び複数の反転回路(4、5)を備えている。複数の反転回路(4、5)は、入力端INと出力端OUTの間に配置されており、直列に接続されている。最終段に配置された反転回路の出力端は、初段に配置された反転回路の入力端に接続されている。すなわち、複数の反転回路(4、5)は、環状になるように、接続されている。
複数の反転回路(4、5)は、複数の第1反転回路4と、複数の第2反転回路5とを含んでいる。複数の第1反転回路4の各々は、電源電圧として第1電圧Vaが用いられる反転回路である。複数の第2反転回路5の各々は、電源電圧として第2電圧Vzが用いられる反転回路である。第1電圧Vaは第2電圧Vzとは異なっている。第1電圧Vaとしては、このリングオシレータ回路1が搭載される半導体装置における標準電圧が用いられる。第2電圧Vzとしては、第1電圧Vaよりも低い電圧が用いられる。
図3は、各反転回路(4、5)の一例を示す回路図である。図3に示されるように、各反転回路は、相補型になるように接続された、P型MISFETとN型MISFETとを含んでいる。以下の説明において、第1反転回路4に含まれる2つのMISFETが、それぞれ第1P型MISFET及び第1N型MISFETと記載されることがある。また、第2反転回路5に含まれる2つのMISFETが、それぞれ第2P型MISFET及び第2N型MISFETと記載されることがある。
再び図2を参照する。複数の反転回路(4、5)は、複数の第1反転回路グループ2、複数の第2反転回路グループ3、及び出力段反転回路グループ6に分けられる。複数の第1反転回路グループ2の各々は、連続する2段の第1反転回路4により構成される。各第1反転回路グループ2では、一方の第1反転回路4の出力端が、他方の第1反転回路4の入力端に接続されている。同様に、複数の第2反転回路グループ3の各々は、連続する2段の第2反転回路5により構成される。各第2反転回路グループ3では、一方の第2反転回路5の出力端が、他方の第2反転回路5の入力端に接続されている。複数の第1反転回路グループ2と複数の第2反転回路グループとは、交互となるように、配置されている。出力段反転回路グループ6は、3段の第1反転回路4により構成される。出力段反転回路グループ6は、その出力端が、リングオシレータ回路出力端OUTに接続されるように、配置されている。尚、初段の反転回路は、第1反転回路4である。
上述のように、複数種類の電源電圧(第1電圧Va及び第2電圧Vz)を用いることにより、消費電力を低減できる。また、特性ばらつき(MISFETの製造ばらつきなど)が発振周波数に与える影響も、低減できる。さらに、第1反転回路グループ2と第2反転回路グループ3とが交互に並ぶように配置されることにより、出力端OUTから出力される出力信号におけるDuty比を、所望する値(50%)に近づけることが可能になる。以下に、これらの点について、詳述する。
まず、消費電力が低減される点及び特性ばらつきの影響が低減される点について、詳述する。
まず、本実施形態との比較のために、比較例1として、図1に示されるリングオシレータ回路の特性について説明する。すなわち、複数の反転回路の全てが同じ電源電圧によって動作するリングオシレータ回路の特性について、説明する。
図4は、比較例1に係るリングオシレータ回路の特性を示すグラフである。図4中、横軸は、各反転回路に供給される電源電圧Vddを示している。縦軸は、リングオシレータ回路の発振周波数を示している。図4には、リングオシレータ回路に含まれる反転回路の段数Nが19段の場合、段数Nが35段の場合、及び段数Nが51段の場合のそれぞれについて、特性が示されている。尚、図4に示される特性は、シミュレーションにより求められた結果である。
図4に示されるように、電源電圧が低いと、発振周波数も低くなる。一般に、電源電圧を下げていくと、各反転回路に含まれるMISFETの動作領域において、線形動作領域が占める割合が多くなる。このため、電源電圧が低くなるほど、発振周波数が大きく低下する。また、発振周波数は、反転回路の段数が大きいほど、低くなる。
具体的には、発振周波数fは、次の式1により、近似できる。
(数式1);f∝1/(2*n*τ)
数式1中、τは、反転回路1段あたりの遅延時間を示す。nは、反転回路の段数を示す。
消費電力を低減するためには、反転回路の段数を少なくすることが考えられる。ここで、数式1を参照すれば、反転回路の段数nを減らせば、発振周波数fが高くなることがわかる。すなわち、高い発振周波数を得たい場合には、反転回路の段数を減らせばよい。これにより、消費電力も低減できる。また、反転回路の段数nを減らせば、反転回路に要するレイアウト面積の点でも有利になる。しかしながら、段数が少ない場合、各反転回路の特性のばらつきが発振周波数に対して与える影響が、大きくなり易い。また、低い発振周波数を得たい場合には、反転回路の段数nを少なくすることは難しい。低い発振周波数を得るために、MISFETの能力を低くする(MISFETのサイズを小さくする)ことが考えられる。ただし、MISFETのサイズを小さくすると、特性ばらつきの影響が大きくなる。尚、数式1を参照すれば、遅延時間τを小さくすれば(MISFETの能力を高くすれば)、発振周波数が高くなることがわかる。
消費電力を低減するために、各反転回路の電源電圧として、標準電圧(リングオシレータ回路を含む半導体装置で標準的に使用される電源電圧)よりも低い電圧を用いることが考えられる。しかし、電源電圧を低くすれば、発振周波数も低くなる。発振周波数の電源電圧との間の関係について、以下に説明する。
各反転回路に含まれるP型MISFET及びN型MISFETのドレイン電流が、それぞれ、Idp及びIdnと表現される。また、各反転回路の電源電圧が、Vaと表現される。この場合、各反転回路の遅延時間τは、次の式2により、近似される。
(数式2);τ∝1/[1/2×(Idp+Idn)]
また、Idp及びIdnは、次の式3により、近似される。
(数式3);Idp、Idn∝(Va−Vt)α
数式3において、Vtは、MISFETのしきい値電圧を示す。αは、係数である。PMISFETとNMISFETでは、数式3におけるαの値が異なる。
数式1乃至3から、発振周波数fと各反転回路の電源電圧Vaとの間の関係は、次の式4により、近似される。
(数式4);f∝Vaβ
数式4において、係数βは、各反転回路におけるP型MISFETとNMISFETとのサイズ比、デバイス構造(しきい値電圧等を考慮した単位サイズのMISFETの能力)などに依存する値である。尚、図4に示した特性では、βは2.9程度である。
数式4に示されるように、発振周波数は、電源電圧に依存する。従って、消費電力を低減させるために電源電圧を低くすれば、発振周波数が低くなることが判る。ここで、電源電圧を低くすれば、動作マージンが少なくなり、発振周波数が特性ばらつき(MISFETの製造ばらつき、電圧変動など)の影響を受け易くなることがある。
以上、図4、及び数式1乃至4を用いて説明したように、消費電力を低減するためには、反転回路の構成段数の低減させること、及び電源電圧を低く設定することが考えられる。しかしながら、段数の低減及び電源電圧の低減により、特性ばらつきの影響が大きくなってしまうことが理解される。
一方、本実施形態に係るリングオシレータ回路1では、第2反転回路の電源電圧として、標準電圧Va(第1電圧)よりも低い第2電圧Vzが用いられる。これにより、消費電力が低減される。また、反転回路の段数の観点からも、消費電力が低減される。
図5は、本実施形態に係るリングオシレータ回路1における、発振周波数と電源電圧との関係を示すグラフである。図5中、横軸は、第2電圧Vzの値を示している。縦軸は、発振周波数を示している。図5に示される関係は、シミュレーションによる結果を示している。図5には、反転回路の段数が19段である場合、段数が35段である場合、及び段数が51段である場合のそれぞれについて、シミュレーション結果が示されている。尚、第1電圧Vaは、一定値(1.2V)である。
図5と図4に示されるシミュレーション結果を比較すれば、段数が同じである場合、本実施形態におけるリングオシレータ回路のほうが、発振周波数が低くなる。例えば、図5に示される本実施形態のシミュレーション結果では、段数が35段であり、第2電圧Vzが1.0Vである場合に、発振周波数は1700MHzである。これに対して、図4に示される比較例1のシミューション結果では、段数が35段であり、電源電圧が標準電圧(1.2V)である場合、発振周波数は1950MHzである。すなわち、同一段数であれば、本実施形態のほうが、発振周波数が低くなることがわかる。尚、本実施形態に係るリングオシレータ回路において、比較例1と同じ1950MHzの発振周波数を得るためには、反転回路の段数を約29段(1995MHz)に設定すればよいことがわかる。すなわち、本実施形態では、反転回路の段数を、35段(比較例1)から29段に減らすことができる。これにより、29/35≒82%の段数低減効果が得られ、段数低減の観点からも消費電流が低減される。
また、本実施形態では、電源電圧を低くすることにより懸念される特性ばらつきの影響は、電源電圧として第1電圧が供給される第1反転回路が設けられていることにより、少なくすることができる。すなわち、本実施形態では、電源電圧として複数種類(本実施形態では2種類)の電圧が用いられているため、消費電力の低減と特性ばらつきによる影響の低減とを、両立させることが可能である。
続いて、本実施形態において、Duty比を所望する値に近づけることができる点について、詳述する。リングオシレータ回路は、多くの場合、クロック信号源として用いられる。クロック信号のDuty比は、50%前後であることが望ましい。そこで、本実施形態では、リングオシレータ回路の出力信号のDuty比の目標値が、50%である場合について説明する。
本実施形態との比較のために、比較例2に係るリングオシレータ回路について説明する。電源電圧を2種類用いた場合の例として、第1反転回路4と第2反転回路5とが交互に配置されたリングオシレータ回路が考えられる。そこで、比較例2として、第1反転回路4と第2反転回路5とが交互に配置されたリングオシレータ回路について説明する。図6は、比較例2に係るリングオシレータ回路を示す概略図である。図6に示される比較例2では、初段及び最終段の反転回路が、第1反転回路4である。この比較例2に示されるリングオシレータ回路では、Duty比として50%付近の値を得ることが難しい。
図7は、Duty比と電源電圧との関係を示すシミュレーション結果である。図7には、本実施形態、本実施形態の変形例、比較例1、比較例2、及び比較例3のそれぞれについて、シミュレーション結果が示されている。尚、変形例は、本実施形態における第1反転回路4と第2反転回路5との位置が入れ替えられたリングオシレータ回路である。すなわち、変形例では、初段の反転回路が第2反転回路5であり、出力段反転回路グループ6は3段の第2反転回路5により形成される。また、比較例3は、比較例2において第1反転回路4と第2反転回路5との配置が入れ替えられたリングオシレータ回路を示す。すなわち、比較例3では、初段及び最終段の反転回路が、第2反転回路である。
通常、反転回路において、P型MISFETとN型MISFETの駆動能力をほぼ同等にすれば、Duty比が約50%である発振波形が得られる。従って、図7の比較例1に示されるリングオシレータ回路では、ほぼ50%のDuty比が得られている。一方、比較例2及び3では、第2電圧を第1電圧(1.2V)よりも低くすればするほど、Duty比が50%から大きく離れていく。これに対して、本実施形態及び本実施形態の変形例では、Duty比として、比較例2及び3よりも50%に近い値が得られる。
比較例2及び3では、第1反転回路4と第2反転回路5とが交互に配置されている。そのため、初段から最終段に至る経路において、論理レベルが同じ信号が、第1反転回路4と第2反転回路5とのうちの一方にだけ、入力される。例えば、比較例2(図6参照)において、初段の第1反転回路4の入力端がロウレベルからハイレベルに変化した場合について考える。この場合、全ての第1反転回路4の出力はハイレベルからロウレベルに変化し、全ての第2反転回路5の出力はロウレベルからハイレベルへ変化する。電源電圧が低い第2反転回路5の方が変化に時間がかかるため、ロウレベルからハイレベルへの遷移時間の方がハイレベルからロウレベルへ遷移時間よりも大きくなる。その結果、出力される信号では、ハイレベルである時間がロウレベルである時間よりも短くなり、Duty比が50%から大きく離れてしまうことになる。
これに対して、本実施形態及び本変形例では、ハイレベルからロウレベルへの変化と、ロウレベルからハイレベルへの変化との両方が、第1反転回路4と第2反転回路5のどちらにおいても発生する。そのため、ロウレベルである時間とハイレベルである時間との差が等しく保たれ、Duty比が50%に近づけられる。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数種類の電源電圧を用いることにより、消費電力の低減及び特性ばらつきが発振周波数に与える影響の低減を、両立させることができる。加えて、第1反転回路グループ2と第2反転回路グループ3とが交互に並ぶように配置されているため、Duty比を、所望する値(50%)に近づけることが可能になる。
尚、本実施形態では、第2反転回路5として、標準電圧よりも低い第2電圧で動作する反転回路が用いられる。そのため、P型MISFETのゲート電圧とソース電圧の差によっては、本来OFFになるべきP型MISFETがOFFにならない可能性がある。例えば、標準電圧がVddであり、第2電圧がVddL(Vdd>VddL)であるとする。そして、P型MISFETの閾値電圧がVtpであるとする。この場合には、第2電圧VddLは、「Vdd−VddL<|Vtp|」が満たされるように、決定される。但し、VddLが小さすぎると、P型MISFETがOFFしなくなり、リーク電流が増えることがある。実際に製品へ適用する際には、製品の消費電力スペックなども考慮して、VddLが決められることになる。ただし、上式が満たされない場合でも、本発明を適用することは可能である。
また、本実施形態では、出力段反転回路グループ6が3段の反転回路により構成される場合について説明した。但し、出力段反転回路グループ6に含まれる反転回路の段数は、1段であってもよい。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。図8は、本実施形態に係るリングオシレータ回路1を示す概略図である。本実施形態では、第1の実施形態に対して、第2反転回路5に用いられる電源電圧(第2電圧)として、第1電圧Va(標準電圧)よりも高い電圧が用いられる点で異なっている。その他の点については、第1の実施形態と同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、第1反転回路4に含まれるMISFET(第1P型MISFET及び第1N型MISFET)の構造が、それぞれ、第2反転回路5に含まれるMISFET(第2P型MISFET及び第2N型MISFET)の構造と、異なっている。具体的には、第1反転回路4と第2反転回路5との間では、MISFETのゲート絶縁膜の厚み及びチャネル長の少なくとも一方が異なっている。
リングオシレータ回路1が搭載される半導体装置は、2種類以上の電圧で動作されるように設計されることもある。そのような半導体装置では、複数の電源電圧に対応して、複数の種類のMISFETが搭載されることがある。リングオシレータ回路1がそのような半導体装置に搭載される場合には、第1反転回路4と第2反転回路5との間でMISFETの構造が異なっていても、特別な製造プロセスは必要とされない。
尚、図8に示されるリングオシレータ回路1では、初段と最終段の反転回路とが第1反転回路4である。但し、必要に応じて、初段及び最終段の反転回路として第2反転回路5が用いられてもよい。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。加えて、第2電圧として標準電圧より高い電圧が用いられることにより、発振周波数を高めることが可能になる。
(第3の実施形態)
続いて、第3の実施形態について説明する。本実施形態では、既述の実施形態で説明したリングオシレータ回路を設計するための、リングオシレータ回路設計装置、及びリングオシレータ回路の設計方法について、説明する。
図9は、本実施形態に係るリングオシレータ回路設計装置10を示すブロック図である。図9に示されるように、リングオシレータ回路設計装置10は、段数決定部12、動作電圧決定部13、段数調整部14、及び判定部15を備えている。リングオシレータ回路設計装置10は、コンピュータにより、実現される。具体的には、ROM(Read Only Memory)などの記憶媒体に予め格納されたリングオシレータ回路設計プログラムがCPUにより実行されることにより、実現される。また、リングオシレータ回路設計装置10は、ハードディスクなどに例示される記憶装置11に接続されている。記憶装置11には、設計データとして、予め、目標周波数(目標周波数の範囲)、標準電圧、目標Duty比、及び目標消費電流を示す情報などが格納されている。
図10は、リングオシレータ回路設計装置10の動作方法を示すフローチャートである。
ステップS1;段数の決定
まず、段数決定部12が、記憶装置11から、設計データを取得する。段数決定部12は、設計データに基づいて、リングオシレータ回路に含まれる反転回路の段数を、決定する。この際、段数決定部12は、全ての反転回路の電源電圧が標準電圧Va(第1電圧)であると仮定する。そして、発振周波数が目標周波数になるように、段数を決定する。リングオシレータ回路の発振周波数は、シミュレーションにより、求められる。段数決定部12は、段数を決定するにあたり、MISFETの製造ばらつきを示すパラメータ、及び消費電力を示すパラメータなどを反映させてもよい。段数決定部12は、決定した段数を示す、段数データを生成する。
ステップS2;動作電圧の決定
続いて、動作電圧決定部13が、段数データに示される段数の反転回路を含むリングオシレータ回路について、各反転回路の動作電圧(電源電圧)を決定する。具体的には、各反転回路の電源電圧を、第1電圧Vaと第2電圧Vzとのうちのどちらにするかを、決定する。すなわち、各反転回路として、第1反転回路4を用いるか、第2反転回路5を用いるかを決定する。この際、動作電圧決定部13は、2段の第1反転回路4が連続する第1反転回路グループ2及び2段の第2反転回路が連続する第2反転回路グループ3が形成されるように、各反転回路の動作電圧を決定する。ここで、第2電圧Vzの具体的な数値は、全ての反転回路の動作電圧をVzに設定した場合の発振周波数をシミュレーションすることなどにより、決めることができる。
動作電圧決定部13は、各反転回路と動作電圧との関係を示す、動作電圧データを生成する。
ステップS3;段数の調整
続いて、段数調整部14が、動作電圧データ及び段数データに基づいて、反転回路の段数を調整する。段数調整部14は、発振周波数が目標周波数になるように、段数を調整する。段数調整部14は、調整後の段数、及び、各反転回路が第1反転回路であるか第2反転回路であるか、を示す調整後データを生成する。
ステップS4;判定
続いて、判定部15が、調整後データに基づいて、調整後データによって示されるリングオシレータ回路の特性が、問題ないかどうかを判定する。例えば、判定部15は、シミュレーション計算などにより、特性として、発振周波数、Duty比、消費電流、及び特性ばらつきによる影響などを計算する。そして、これら特性の計算結果を、予め設定された目標値(記憶装置11に格納された値)と比較し、問題ないかどうかを判定する。
例えば、発振周波数が、目標周波数(fx1〜fx2の範囲)内であるか否かが判定される。また、Duty比が、目標範囲内であるか否か(クロック信号源として使用される場合には、50%前後)が判定される。また、消費電流が、目標消費電流以下であるか否かが判定される。また、MISFETにおけるしきい値電圧のばらつきやゲート長ばらつきを考慮に入れてシミュレーションを行うことにより、特性ばらつきの影響が十分に少なくなるような反転回路の段数の下限値、及び特性ばらつきの影響が十分に少なくなるような第2電圧の下限値などが求められる。求められた段数の下限値、及び第2電圧の下限値に基づいて、特性ばらつきの影響度が判定される。
問題なければ、調整後データが、設計されたリングオシレータ回路を示すデータとして出力され、処理が終了する。一方、問題がある場合には、次のステップS5の処理が行われる。
ステップS5;第2電圧の変更
ステップS4において、問題があると判定された場合には、その旨が動作電圧決定部13に通知される。動作電圧決定部13は、第2電圧Vzの値を別の値に変更する。そして、再びステップS2以降の処理が繰り返される。
以上のステップS1乃至S5の処理により、既述の実施形態に係るリングオシレータ回路が設計される。
次に、段数を調整する際の動作(ステップS3における動作)について、詳細に説明する。ステップS3では、段数調整部14が、反転回路の段数が以下のケースAとケースBとのどちらかにあてはまるかを、判定する。
ケースA;段数k=2n+1(nは、3以上の整数)であり、nが奇数の場合
ケースB:段数k=2n+1(nは、3より大きい整数)であり、nが偶数の場合
ケースAの場合には、第1反転回路の段数と第2反転回路の段数とは、どちらかが3段多くなる。従って、段数が多い方の反転回路の段数が、2段減らされる。もしくは、段数が少ない方の反転回路の段数が、2段増やされる。
ケースBの場合には、第1反転回路と第2反転回路とのうちのどちらかが、1段多くなる。発振周波数が高くなるように段数を調整する場合には、段数が少ない方の反転回路の段数が、2段減らされる。逆に発振周波数が低くなるように段数を調整する場合には、段数が多い方の反転回路が、2段増やされる。
ケースAとケースBのいずれの場合も、段数が調整された後、発振周波数が目標周波数と比較される。そして、更に調整が必要な場合には、ケースAであるかケースBであるかの判定、及び段数の増減が繰り返される。
具体的に説明するため、図2に示したリングオシレータ回路について説明する。すなわち、調整後データにより示されるリングオシレータ回路が、図2に示したリングオシレータ回路であったとする。そして、このリングオシレータ回路の発振周波数が、目標周波数よりも低いものとする。この場合、発振周波数を高めるために、反転回路の段数は、減らされる。ここで、図2に示されるリングオシレータ回路では、第1反転回路4の段数のほうが、第2反転回路5の段数よりも多い。従って、第1反転回路4の段数が、2段減らされる。具体的には、最終段(k段目)及び最終段の一段前段(k−1段目)の第1反転回路が、削除される。逆に、発振周波数が目標周波数よりも高い場合には、k段目の第1反転回路とk−1段目の第1反転回路との間に、2段の第2反転回路が挿入される。
続いて、第2電圧Vzの値を変更するステップ(ステップS5)における動作について、詳述する。例えば、ステップS4において、消費電力が目標値よりも高いと判定された場合には、ステップS5において、第2電圧Vzの値をより小さな値に変更することが考えられる。しかし、第2電圧Vzの値を小さくすれば、発振周波数も低くなる。その結果、発振周波数を目標周波数に合わせるために、続くステップS3において、反転回路の段数が増加されることがある。例えば、図2に示したリングオシレータ回路であれば、最終段(k段目)とk−1段目(k−1段目とk−2段目でも良い)の2段の第1反転回路が、削除されることがある。一方、第2電圧Vzの値を大きな値に変更する場合には、発振周波数が大きくなる。その結果、次のステップS3において、反転回路の段数が減らされることがある。すなわち、ステップS5において第2電圧Vzの値が大きく変更された場合には、反転回路の段数を調整する必要が生じることがある。従って、ステップS5では、反転回路の段数を大きく変更する必要がないように、第2電圧Vzの値を変更幅を必要最小限に留めておくことが望ましい。
以上、本発明について、第1乃至第3の実施形態を挙げて説明した。尚、これら実施形態は互いに独立するものではなく、矛盾のない範囲内で組み合わせて用いることも可能である。
1 :リングオシレータ回路
2 :第1反転回路グループ
3 :第2反転回路グループ
4 :第1反転回路
5 :第2反転回路
6 :出力段反転回路グループ
10:リングオシレータ回路設計装置
11:記憶装置
12:段数決定部
13:動作電圧決定部
14:段数調整部
15:判定部

Claims (14)

  1. それぞれが第1電圧により動作する、複数の第1反転回路と、
    それぞれが前記第1電圧とは異なる第2電圧によって動作する、複数の第2反転回路と、
    を具備し、
    前記複数の第1反転回路と前記複数の第2反転回路とは、環状になるように接続されており、
    前記複数の第1反転回路は、連続する2段の前記第1反転回路により構成される第1反転回路グループを備え、
    前記複数の第2反転回路は、連続する2段の前記第2反転回路により構成される第2反転回路グループを備えている
    リングオシレータ回路。
  2. 請求項1に記載されたリングオシレータ回路であって、
    前記第1反転回路グループと前記第2反転回路グループとは、前記第1反転回路グループから出力された信号が前記第2反転回路グループに供給されるように、接続されている
    リングオシレータ回路。
  3. 請求項1又は2に記載されたリングオシレータ回路であって、
    更に、
    外部に出力信号を出力するためのリングオシレータ出力端
    を具備し、
    前記複数の第1反転回路は、3個の前記第1反転回路が直列に接続された構成を有する出力段反転回路グループを含んでおり、
    前記出力断反転回路グループの出力端は、前記リングオシレータ出力端に接続されている
    リングオシレータ回路。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載されたリングオシレータ回路であって、
    前記各第1反転回路は、相補型となるように接続された第1Pチャネル型MISFET及び第1Nチャネル型MISFETを含み、
    前記各第2反転回路は、相補型となるように接続された第2Pチャネル型MISFET及び第2Nチャネル型MISFETを含んでいる
    リングオシレータ回路。
  5. 請求項4に記載されたリングオシレータ回路であって、
    前記第1Pチャネル型MISFET、前記第1Nチャネル型MISFET、前記第2Pチャネル型MISFET、及び前記第2Nチャネル型MISFETの各々は、ゲート絶縁膜を含んでおり、
    前記第1Pチャネル型MISFET及び前記第1Nチャネル型MISFETの少なくとも一方は、前記第2Pチャネル型MISFET及び前記第2Nチャネル型MISFETの少なくとも一方と、前記ゲート絶縁膜の厚みが異なっている
    リングオシレータ回路。
  6. 請求項3に記載されたリングオシレータ回路であって、
    前記第1電圧及び前記第2電圧は、前記リングオシレータ出力端から出力される出力信号におけるDuty比が50±10%の範囲内になるように、設定されている
    リングオシレータ回路。
  7. 複数の反転回路が環状に接続されたリングオシレータ回路について、前記複数の反転回路の段数を決定し、段数データを生成するステップと、
    前記段数データに基づいて、前記複数の反転回路のそれぞれの動作電圧を、第1電圧及び第2電圧のいずれかに決定し、前記各反転回路の動作電圧を示す動作電圧データを生成するステップと、
    を具備し、
    前記動作電圧データを生成するステップは、前記複数の反転回路が、それぞれが第1電圧で動作する2段の連続する第1反転回路により形成される第1反転回路グループと、それぞれが前記第1電圧とは異なる第2電圧で動作する2段の連続する第2反転回路により形成される第2反転回路グループとを含むように、前記各反転回路の動作電圧を決定するステップを含んでいる
    リングオシレータ回路の設計方法。
  8. 請求項7に記載されたリングオシレータ回路の設計方法であって、
    前記段数データを生成するステップは、前記複数の反転回路の全てが前記第1反転回路である場合について、前記リングオシレータ回路の発振周波数が予め設定された目標周波数になるように、前記複数の反転回路の段数を決定するステップを含んでいる
    リングオシレータ回路の設計方法。
  9. 請求項8に記載されたリングオシレータ回路の設計方法であって、
    更に、
    前記動作電圧データを生成するステップの後に、前記動作電圧データに基づいて前記複数の反転回路の段数を調整し、調整後段数データを生成するステップ、
    を具備する
    リングオシレータ回路の設計方法。
  10. 請求項9に記載されたリングオシレータ回路の設計方法であって、
    前記調整後段数データを生成するステップは、前記リングオシレータ回路の発振周波数が前記目標周波数に近づくように、前記複数の反転回路の段数を変更するステップを含んでいる
    リングオシレータ回路の設計方法。
  11. 請求項9または10に記載されたリングオシレータ回路の設計方法であって、
    更に、
    前記調整後段数データに基づいて、前記リングオシレータ回路の特性が所望する特性であるか否かを判定するステップと、
    前記判定するステップにおいて、所望する特性ではなかった場合に、前記第2電圧の値を変更するステップと、
    を具備し、
    前記第2電圧の値を変更するステップの後に、再度、前記動作電圧データを生成するステップが実行される
    リングオシレータ回路の設計方法。
  12. 請求項11に記載されたリングオシレータ回路の設計方法であって、
    前記判定するステップは、前記特性として、前記リングオシレータ回路の発振周波数及び前記リングオシレータ回路が出力する出力信号のDuty比の少なくとも一方を、判定するステップを含んでいる
    リングオシレータ回路の設計方法。
  13. 請求項11または12に記載されたリングオシレータ回路の設計方法であって、
    前記判定するステップは、
    前記複数の反転回路の各々がMISFETを含んでいる場合について、前記MISFETの閾値電圧の製造ばらつきを示す閾値電圧ばらつきデータ及び前記MISFETのゲート長の製造ばらつきを示すゲート長ばらつきデータの少なくとも一方を取得するステップと、
    前記閾値電圧ばらつきデータ及び前記ゲート長ばらつきデータの少なくとも一方に基づいて、前記リングオシレータ回路の前記特性をシミュレーションするステップとを備える
    リングオシレータ回路の設計方法。
  14. 請求項7乃至13の何れかに記載されたリングオシレータ回路の設計方法であって、
    前記段数データを生成するステップは、前記リングオシレータ回路が出力する出力信号におけるDuty比が予め定められた範囲内になるように、前記段数を決定するステップを含んでいる
    リングオシレータ回路の設計方法。
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