JP2011061418A - 水晶振動片及び水晶振動デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】 導電性接着剤が励振電極に流れ込むことが防止できる水晶振動片を提供する。
【解決手段】水晶振動片(10A)は、厚みすべり振動する水晶振動片と、水晶振動片の両面に形成される一対の励振電極(12a、12b)と、励振電極からそれぞれ引き出された一対の引出電極(13a、13b)と、引出電極と接続し導電性接着剤と接着する接続電極(14a、14b)とを備える。そして、接続電極側の励振電極の隅部(A3またはB4)は凸型に丸く形成されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、特に表面実装型の水晶振動デバイス、それに使われる水晶振動片に関する。
水晶振動片は周波数制御素子として知られ、各種電子機器の発振器に周波数及び時間の基準源として組み込まれる。これらの各種電子機器の小型化に対応して水晶振動デバイスに対しても小型化が求められている。また、表面実装用の振動子としての水晶振動デバイスは、例えばセラミック等から成るパッケージ本体の上面に形成されたへこみ部内に、水晶振動片と、発振回路を構成する回路部品を収納した状態でへこみ部の開口を金属蓋により封止した構成を備えている。
特許文献1に開示された水晶振動片は、ATカットをした矩形状の水晶振動片である。また、水晶振動片の中央には両面間が対向した一対の励振電極が形成されている。そしてこの一対の励振電極から互いに水晶振動片の端部まで引出電極が形成されている。
特開2008−109538号公報
しかしながら、特許文献1に開示された水晶振動片において、励振電極と引出電極との距離が短くて引出電極を導電性接着剤により容器本体に固定するとき、励振電極が導電性接着剤に接着され、又は導電性接着剤が励振電極に流れ込むおそれがある。このため、水晶振動子の振動特性に影響を及ぼす可能性がある。
本発明は、引出電極の隅を面取りすることで、導電性接着剤が励振電極に付着することを防止でき、又は導電性接着剤が励振電極に流れ込むことが防止できる水晶振動片を提供することを目的とする。
第1観点の水晶振動片は、厚みすべり振動する水晶振動片と、水晶振動片の両面に形成される一対の励振電極と、励振電極からそれぞれ引き出された一対の引出電極と、引出電極と接続し導電性接着剤と接着する接続電極とを備える。そして、接続電極側の励振電極の隅部は凸型に丸く形成されている。
さらに、水晶振動片は接続電極側の励振電極の隅部に対向する接続電極は、凹型に丸く形成されている。
また、凸型に丸く形成された励振電極の隅部の半径と凹型に丸く形成されている接続電極の半径とが同じである。
また、接続電極側の励振電極の隅部に対向する接続電極は、L型に形成されている。
さらに、励振電極の丸く形成された隅部と接続電極との距離は、引出電極の長さと同等以上である。
第2観点の水晶振動デバイスは、上記水晶振動片と、水晶振動片を固定するパッケージと、を備えている。
本発明は、励振電極に導電性接着剤が付着しなくなり、又は励振電極の面積を大きくすることができる水晶振動片が得られる。
第1ATカットの水晶振動片10Aを収容した水晶振動子100の断面図である。 (a)は、第1ATカットの水晶振動片10Aの+Y’側の平面図である。 (b)は、第1ATカットの水晶振動片10Aの−Y’側の平面図である。 (a)は、第2ATカットの水晶振動片10Bの+Y’側の平面図である。 (b)は、第2ATカットの水晶振動片10Bの−Y’側の平面図である。 (a)は、第3ATカットの水晶振動片10Cの+Y’側の平面図である。 (b)は、第3ATカットの水晶振動片10Cの−Y’側の平面図である。 (a)は、第4ATカットの水晶振動片10Dの+Y’側の平面図である。 (b)は、第4ATカットの水晶振動片10Dの−Y’側の平面図である。
(第1実施形態)
<水晶振動子100の全体構成>
第1実施形態において、水晶振動片の一例として表面実装(SMD)型のATカットの水晶振動片について説明する。
ATカットの水晶振動片について説明する前に、そのATカットの水晶振動片が収容される水晶振動子100について、図1を参照しながら説明する。図1は、第1ATカットの水晶振動片10Aを収容した水晶振動子100の断面図である。
第1ATカットの水晶振動片10AはATカットされた水晶振動片11である。ATカットは結晶軸(XYZ)のY軸に対して、主面(YZ面)がX軸を中心としてZ軸からY軸方向に35度15分傾斜した切断角度である。以降、第1ATカットの水晶振動片10Aの軸方向を表す際には、傾斜した新たな軸をX’軸、Y’軸及びZ’軸とし、これらを用いる。
図1に示されたように、水晶振動子100はベース18と、壁19と、蓋体20とにより構成されたパッケージを有している。パッケージは第1ATカットの水晶振動片10Aの収納し密閉する。ベース18及び壁19は、例えば圧電体、セラミック又はガラスなどで形成されている。また、蓋体20は実質的に平板状の金属、例えばFe−Ni合金(42アロイ)やFe−Ni−Co合金(コバール)などにより構成される。その蓋体20は、AuSi、AuSn、AuGe等の接合材により壁19に接合され、パッケージ内を窒素ガスや真空などでシーム溶接などの手法により気密的に封止する。これは、パッケージ内に収納された励振電極が経時変化し難いようにするためである。
また、ベース18の−Z’側にはベース18及び壁19bに接触するように台座15が設けられている。台座15もベース18及び壁19と同じに圧電体、セラミック又はガラスなどで形成される。また、第1ATカットの水晶振動片10Aは導電性接着剤16を介して台座15に固定される。
第1ATカットの水晶振動片10Aは水晶振動片11により構成され、その水晶振動片11の中央付近の両主面(表裏面)に一対の励振電極12a、12bが対向して配置されている。一対の励振電極12a、12bの−Z’軸方向には、一対の引出電極13a、13b(図2で説明)がそれぞれ接続されている。また、一対の引出電極13a、13b(図2で説明)には、水晶振動片11の−Z’側の端部を挟むように一対の接続電極14a、14b(図2で説明)が形成されている。ここで、第1ATカットの水晶振動片10Aの主面(表面)と主面(裏面)とが逆方向に動く「厚みすべり」により数MHz〜数百MHzの振動を発生させる。このため、水晶振動片11及び励振電極12a、12bの厚みは重要である。ここで、水晶振動片11の厚みは2μm〜200μm程度であり、励振電極、引出電極、接続電極の厚みは0.1μm〜1.0μmである。
接続電極14a(図2で説明)は導電性接着剤16及び連結部21aを介して外部電極17aに接続されている。ここで、連結部21aはベース18と壁19aとの間を通過してベース18の底面に設けられた外部電極17aに接続される。同様に、接続電極14bは導電性接着剤16及び連結部21bを介して外部電極17bと接続されている。ここで、連結部21bはベース18と壁19bとの間を通過してベース18の底面に設けられた外部電極17bに接続される。
なお、図1ではパッケージ内部に発振回路を構成する電子部品が配置されていない。しかし、水晶発振器として発振回路の電子部品が設けられていてもよい。
<第1ATカットの水晶振動片10Aの構成>
以下、第1実施形態の第1ATカットの水晶振動片10Aについて、図2を参照しながら説明する。
図2は、第1ATカットの水晶振動片10Aの平面図である。図2(a)は、第1ATカットの水晶振動片10Aの+Y’側(表面)の平面図である。図2(b)は、第1ATカットの水晶振動片10Aの−Y’側(裏面)の平面図である。
図2(a)に示されたように水晶振動片11は矩形の形状である。図1で示されたパッケージ内部も矩形形状であるため、略同じ形状で形成されている、水晶振動片11のX’軸方向の幅W1は0.30mmから0.50mm程度で、Z’軸方向の長さH1は0.40mmから0.65mm程度である。
第1ATカットの水晶振動片10Aは、水晶振動片11の大きさに合わせたほぼ矩形形状の励振電極12a、12bを水晶振動片11の両主面(表裏面)に有する。
図2(a)に示されたように、水晶振動片11の+Y’側の主面に設けられた励振電極12aには、その−X’側に引き出された引出電極13aが形成される。引出電極13aは接続電極14aに接続されている。接続電極14aは水晶振動片11の−Z’側の端部を表裏で挟むように形成されている。さらに、−Y’側の主面に設けられた接続電極14aは、導電性接着剤16(図2(b)を参照)により連結部21a(図1を参照)に接合されている。
励振電極12aは、破線A1、破線A2及び破線A3で囲まれた隅部が直角ではなく、半径Rの面取りされた形状、つまり丸くなった形状である。ここで、励振電極12aのX’軸方向の幅W2は0.28mmから0.45mm程度で、Z’軸方向の長さH2は0.30mmから0.45mm程度であり、面取りの半径Rは0.07mmから0.10mm程度である。
ここで、理解をしやすくするために励振領域LA1は励振電極12aより小さく描かれているが、励振領域LA1と励振電極12aとの外周とほぼ一致する。破線A4で囲まれた部分に対応する−Y’側の主面に設けられた励振電極12b(図2(b)の破線B4を参照)も凸型の半径Rの面取りしている。このため、励振電極12aの励振領域LA1が一点鎖線で示された角丸長方形となる。
また、引出電極13aのX’軸方向の幅W3は0.07mmから0.10mm程度で、Z’軸方向の長さDは0.05mmから0.08mm程度である。その引出電極13aは接続電極14aに接続している。+Y’側の主面に設けられた接続電極14aは、破線A5で囲まれた部分とそのX’側の長方形の部分とにより構成され。全体的な形状はほぼ「L」字型になっている。ここで、破線A5で囲まれた接続電極14aは励振電極12aに向かう辺が凹型の半径Rの面取りされた、つまり凹型に丸くなった形状である。破線B5で囲まれた接続電極14aは導電性接着剤16との接着面積を増やすために形成されている。同様にB6で囲まれた接続電極14bも導電性接着剤16との接着面積を増やすために形成されている。
接続電極14aのX’軸方向の幅W4は0.14mmから0.20mm程度で、Z’軸方向の長さH3は0.05mmから0.08mm程度である。また、−Y’側の主面に設けられた接続電極14a(図2(b)を参照)の形状は+Y’側の主面に設けられた接続電極14aと同じである。同様に+Y’側の主面に設けられた接続電極14bも同じであり、破線A6で囲まれた部分は励振電極12aに向かう辺が凹型の半径Rの面取りされた形状である。
図2(b)に示される励振電極12bなどは、図2(a)で説明された寸法及び形状と同じであり、鏡対称になっている。励振電極12bは、破線B1、破線B2及び破線B3で囲まれた隅部が直角ではなく、半径Rの面取りされた形状である。−Y’側の主面に設けられた接続電極14bは、導電性接着剤16により連結部21b(図1を参照)に接合されている。
励振電極12bの破線B4で囲まれた隅部のエッジから接続電極14aの面取りされた辺までの距離Dは、約90度にわたって一定の距離である。この励振電極12bのエッジから接続電極14aの面取りされた辺までの距離Dは、引出電極13bのZ’軸方向の長さDと同じであり、0.05mmから0.08mm程度である。励振電極12bのエッジから接続電極14aの面取りされた辺までの距離Dが、引出電極13bのZ’軸方向の長さDより長くてもよい。このため、図2(b)に示されように、接続電極14aおよび接続電極14bに導電性接着剤16が多めに塗布された場合でも、導電性接着剤16が励振電極12bに接触しない。つまり、接続電極14aと励振電極12bとがショート(短絡)しない。
このように励振電極12bのエッジから接続電極14aの面取りされた辺までの距離Dが大きくなったが、距離Dを大きくする代わりに、励振電極12bの面積を一回り大きくしてもよい。励振電極12(12a,12b)の面積が大きくなると、温度特性の条件出しなどの際に周波数の特性を調整し易い。
また、各電極は導電性に優れる金(Au)から構成されることが好ましい。周波数をより安定にするためには水晶デバイスの製造工程で第1ATカットの水晶振動片10Aに熱処理を行う必要がある。金(Au)は高い抗酸化性及び耐腐蝕性、低い化学反応性を備えるため、水晶振動子100を製造する際に高い電気特性を保つことができる。
(第2実施形態)
<第2ATカットの水晶振動片10Bの構成>
第2実施形態において、水晶振動片が収容される水晶振動子100の構成は第1実施形態と同じであるため、水晶振動片の一例として表面実装(SMD)型の第2ATカットの水晶振動片10Bについて、図3を参照しながら説明する。
図3は第2実施形態の第2ATカットの水晶振動片10Bの平面図である。図3(a)は、第2ATカットの水晶振動片10Bの+Y’側
(表面)の平面図である。図3(b)は、第2ATカットの水晶振動片10Bの−Y’側 (裏面)の平面図である。第2実施形態においてもX’軸、Y’軸及びZ’軸を用いる。
図3に示されたように、第2実施形態の第2ATカットの水晶振動片10Bは第1ATカットの水晶振動片10Aと比べると、接続電極24a、24bの構成のみが異なっている。このため、以下第2実施形態の接続電極24a、24bについて説明する。
図3(a)に示されるように、水晶振動片11の+Y’側の主面に設けられた接続電極24a、24bの破線A5及び破線A6で囲まれた部分の形状が矩形である。また図3(b)に示されるように、水晶振動片11の−Y’側の主面に設けられた接続電極24a、24bの破線B5及び破線B6で囲まれた部分の形状も矩形である。したがって、接続電極24a、24bの全体的な形状は「L」字型となる。ここで、破線A5、破線A6、破線B5及び破線B6で囲まれた接続電極24のX’軸方向の幅W5は、0.05mmから0.08mm程度である。破線B5で囲まれた接続電極24aは導電性接着剤16との接着面積を増やすために形成されている。同様にB6で囲まれた接続電極24bも導電性接着剤16との接着面積を増やすために形成されている。
図3(b)に示された接続電極24aの破線B5で囲まれた部分の端点Kから励振電極12bまでの最小距離Dは引出電極13bのZ’軸方向の長さDと同じであり、0.05mmから0.08mm程度である。このため、図3(b)に示されように、接続電極24aおよび接続電極24bに導電性接着剤16が多めに塗布された場合でも、導電性接着剤16が励振電極12bに接触しない。つまり、接続電極24aと励振電極12bとがショートしない。
(第3実施形態)
<第3ATカットの水晶振動片10Cの構成>
第3実施形態において、水晶振動片が収容される水晶振動子100の構成は第1実施形態と同じであるため、水晶振動片の一例として表面実装(SMD)型の第3ATカットの水晶振動片10Cについて、図4を参照しながら説明する。
図4は第3ATカットの水晶振動片10Cの平面図である。図4(a)は、第3ATカットの水晶振動片10Cの+Y’側の平面図である。図4(b)は、第3ATカットの水晶振動片10Cの−Y’側の平面図である。第3実施形態においてもX’軸、Y’軸及びZ’軸を用いる。
図4に示されたように、第3ATカットの水晶振動片10Cは第1ATカットの水晶振動片10Aと比べると、励振電極32a、32bの構成のみが異なっている。このため、以下第3実施形態の励振電極32a、32bについて説明し、その他の構成に対して説明を省略する。
励振電極32a、32bにおいて、水晶振動片11の+Y’側の主面に設けられた破線A1及び破線A2で囲まれた隅部、又は水晶振動片11の−Y’側の主面に設けられた破線B1及び破線B2で囲まれた隅部が面取りしておらず直角である。+Y’側の破線A3で囲まれた隅部は面取りされており、−Y’側の破線B4で囲まれた隅部が面取りされている。
このため、励振領域LA2の形状も励振電極32a、32bの拡張に伴って拡大する。励振電極32(32a、32b)の面積が大きくなると、温度特性の条件出しなどの際に周波数の特性を調整し易い。
図4(b)に示されたように、励振電極32bの破線B4で囲まれた隅部のエッジから接続電極14aの面取りされた辺までの距離Dは、約90度にわたって一定の距離である。隅部のエッジから接続電極14aの面取りされた辺までの距離Dは、引出電極13bのZ’軸方向の長さDと同じであり、0.05mmから0.08mm程度である。このため、接続電極14aおよび接続電極14bに導電性接着剤16が多めに塗布された場合でも、導電性接着剤16が励振電極32bに接触しない。つまり、接続電極14aと励振電極32bとがショートしない。
(第4実施形態)
<第4ATカットの水晶振動片10Dの構成>
第4実施形態において、水晶振動片が収容される水晶振動子100の構成は第1実施形態と同じであるため、水晶振動片の一例として表面実装(SMD)型の第4ATカットの水晶振動片10Dについて、図5を参照しながら説明する。
図5は第4ATカットの水晶振動片10Dの平面図である。図5(a)は、第4ATカットの水晶振動片10Dの+Y’側の平面図である。図5(b)は、第4ATカットの水晶振動片10Dの−Y’側の平面図である。第4実施形態においてもX’軸、Y’軸及びZ’軸を用いる。
図5に示されたように、第4ATカットの水晶振動片10Dは第3ATカットの水晶振動片10Cと比べると、接続電極24a、24bの構成のみが異なっている。但し、接続電極24a、24bの構成は第2実施形態と同じである。
第4実施形態においても、接続電極24a、24bの形状を「L」字型にすれば、接続電極24a、24bと導電性接着剤16との接触面積が多くなる。
また、図5(b)に示された接続電極24aの破線B5で囲まれた部分の端点Kから励振電極32bまでの最小距離Dは引出電極13bのZ’軸方向の長さDと同じであり、0.05mmから0.08mm程度である。このため、図5(b)に示されように、接続電極24aおよび接続電極24bに導電性接着剤16が多めに塗布された場合でも、導電性接着剤16が励振電極32bに接触しない。つまり、接続電極24aと励振電極32bとがショート(短絡)しない。
このように励振電極32bのエッジから接続電極24aの面取りされた辺までの距離Dが大きくなったが、距離Dを大きくする代わりに、励振電極32bの面積を一回り大きくしてもよい。
以上、本発明の最適な実施例について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施例に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
例えば、本発明ではATカットの水晶振動片を一例として説明したが、これに限らずBTカットの水晶振動片、SCカットの水晶振動片などでも本発明と同じ効果が得られる。また、励振電極の形状は本発明の実施例に示された角丸長方形に限らず、様々に変形することができて六角形などの多角形で隅部を丸くした矩形でもよい。また、励振電極及び引出電極を構成する材料も本発明の実施形態に示された金属に限らず、アルミニウム(Al)などの金属でもよいし、金(Au)の含量が1〜40wt.%の金(Au)銀(Ag)合金でもよい。さらに、水晶振動片は、外側部が厚く内側の励振領域が薄い逆メサ型と呼ばれる水晶振動片にも適用できる。
10A、10B、10C、10D … ATカットの水晶振動片
11 … 水晶振動片
12(12a、12b) 32(32a、32b) … 励振電極
13(13a、13b) … 引出電極
14(14a、14b)、24(24a、24b) … 接続電極
15 … 台座
16 … 導電性接着剤
17a、17b … 外部電極
18 … ベース
19a、19b … 壁
20 …蓋体
21 … 連結部
LA1、LA2 … 励振領域
100 … 水晶振動子
D … 引出電極のZ’方向の長さ
W1 … 水晶振動片のX’方向の幅
W2 … 励振電極のX’方向の幅
W3 … 引出電極のX’方向の幅
W4 … 接続電極のX’方向の幅
W5 … 第2及び第4実施形態の接続電極のX’方向の最小幅
H1 … 水晶振動片のZ’方向の長さ
H2 … 励振電極のZ’方向の長さ
H3 … 接続電極のZ’方向の最小長さ

Claims (6)

  1. 厚みすべり振動する水晶振動片と、前記水晶振動片の両面に形成される一対の励振電極と、前記励振電極からそれぞれ引き出された一対の引出電極と、前記引出電極と接続し導電性接着剤と接着する接続電極とを備えた水晶振動片であって、
    前記接続電極側の前記励振電極の隅部は凸型に丸く形成されている水晶振動片。
  2. 前記接続電極側の前記励振電極の隅部に対向する前記接続電極は、凹型に丸く形成されている請求項1に記載の水晶振動片。
  3. 前記凸型に丸く形成された前記励振電極の隅部の半径と前記凹型に丸く形成されている前記接続電極の半径とが同じである請求項2に記載の水晶振動片。
  4. 前記接続電極側の前記励振電極の隅部に対向する前記接続電極は、L型に形成されている請求項1に記載の水晶振動片。
  5. 前記励振電極の丸く形成された隅部と前記接続電極との距離は、前記引出電極の長さと同等以上である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の水晶振動片。
  6. 請求項1から請求項7に記載の水晶振動片と、
    前記水晶振動片を固定するパッケージと、
    を備えた水晶振動デバイス。
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