JP2011060792A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】III−V族半導体から成る暗電流の低減された半導体素子の製造方法を提供すること。
【解決手段】III−V族半導体からなる基板3a上にSb元素を含むIII−V族半導体からなる第1の半導体層2aを形成する工程と、第1の半導体層2aを形成した後に、III−V族半導体からなる第2の半導体層10aを第1の半導体層2a上に形成する工程とを備え、第1の半導体層2aを形成する工程は、第1の半導体層2aに含まれており基板3aとの界面から所定の厚みを有する第1の層の形成を第1の温度のもとで行った後に、第1の半導体層2aのうち第1の層を除いた第2の層の形成を第1の温度よりも高い第2の温度のもとで行い、第2の半導体層10aを形成する工程は、第2の半導体層10aに含まれており第1の半導体層2aとの界面から所定の厚みを有する第3の層の形成を第2の温度のもとで行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子の製造方法に関する。
近赤外の長波長域、例えば3μm程度まで受光感度を持フォトダイオードについて、様々な有機物や水などがこの波長域に強い吸収帯を持つため、大きな開発の要望がよせられており、多数の研究開発が行われている。非特許文献1には、InGaAs−GaAsSbのタイプII型量子井戸構造の受光層がInP基板上に形成され、p型またはn型のエピタキシャル層によるpn接合が形成されたカットオフ波長2.39ミクロンのフォトダイオードについて報告されている。非特許文献1には、更に、カットオフ波長を更に長波長化するには歪補償構造が必要であるとして、InGaAs−GaAsSbの歪補償量子井戸構造を用いたカットオフ波長2ミクロン〜5ミクロンのフォトダイオードの提案がなされている。
R.Sidhu, "Long-wavelength Photodiode onInP Using Lattice-Matched GaInAs-GaAsSb Type-II Quantum Wells", IEEE PhotonicsTechnology Letters, Vol.17, No.12(2005), pp.2715-2717。
しかし、非特許文献1の場合、最表面層のエピタキシャル層がInGaAsであるため、InGaAsに電極及びパッシベーション膜を形成することとなり、比較的大きな暗電流の発生が予想される。これに対して、InP基板の上に受光層を備える受光素子を製造する場合では、最表面のエピタキシャル層にInP系材料から成る窓層が設けられる。InP系材料から成る窓層は、エピタキシャル層を入射面側とする配置をとった場合、入射面側での近赤外光の吸収などを防止しながら暗電流の抑制にも有効に作用する。また、InPの表面にパッシベーション膜を形成する技術は、他の結晶の表面にパッシベーション膜を形成する技術、たとえばInGaAsの表面に形成する技術よりも多くの蓄積がある。すなわち、InPの表面にパッシベーション膜を形成する技術は、確立されており、最表面をInGaAs層とする手法よりもInP層とする手法を用いることで、最表面での暗電流リークを容易に抑制することができる、と考えられてきた。ところが実際には、InGaAs−GaAsSbのタイプII型量子井戸構造の受光層をInP基板上にエピタキシャル成長し、さらに、最表面にInP層を窓層としたエピタキシャル成長を行うことで作製された受光素子については、これまで良好な暗電流特性を満足する結果が得られていない。そこで、本発明は、上記の事項を鑑みてなされたものであり、Sb元素を含むIII−V族半導体からなる暗電流の低減された半導体素子の製造方法を提供することを目的としている。
本発明に係る受光素子は、III−V族半導体からなる基板上に、III−V族半導体からなる第1の半導体層を形成する工程と、前記第1の半導体層を形成した後に、該第1の半導体層よりも大きなバンドギャップエネルギーを有しIII−V族半導体からなる第2の半導体層を前記第1の半導体層上に形成する工程とを備え、前記第1の半導体層に含まれており前記基板との界面から所定の厚みを有する第1の層の形成を第1の温度のもとで行った後に、前記第1の半導体層のうち前記第1の層を除いた第2の層の形成、及び/又は、前記第2の半導体層に含まれており前記第1の半導体層との界面から所定の厚みを有する第3の層の形成、を前記第2の温度のもとで行うことを特徴とする。
更に、前記第2の半導体層を形成する工程は、前記第2の半導体層のうち前記第3の層を除いた第4の層の形成を、前記第2の温度よりも小さい第3の温度のもとで行うことを特徴とする。
本発明によれば、III−V族半導体からなる第1の半導体層と第1の半導体層よりも大きなバンドギャップエネルギーを有しIII−V族半導体からなる第2の半導体層との界面を、比較的高い第2の温度で形成する。これによって、当該界面近傍の結晶性が良好となり、暗電流リークが低減される。
本発明に係る受光素子では、前記第1の半導体層を形成する工程は、Sbを含むIII−V族半導体からなる第1の半導体層を形成するのが好ましい。これによって、近赤外域(波長>1.5μm)に受光感度を持つ受光素子を作製できる。
本発明に係る受光素子では、前記第1の半導体層を形成する工程は、タイプIIの多重量子井戸構造を有する前記第1の半導体層を形成するのが好ましい。これによって、近赤外域の長波長側(波長>2μm)に受光感度を持つ受光素子を作製できる。
本発明に係る受光素子では、前記第1の半導体層を形成する工程は、InGa1−xAs(0.38≦x≦0.68)とGaAs1−ySb(0.36≦y≦0.62)とのペア、又は、Ga1−tInAs1−u(0.4≦t≦0.8,0<u≦0.2)とGaAs1−vSb(0.36≦v≦0.62)とのペアから成るタイプIIの多重量子井戸構造を有する前記第1の半導体層を形成するのが好ましい。これによって、近赤外域に受光感度を持つフォトダイオード等を、良好な結晶性を保持した上で、能率良く、大量に製造することができる。
本発明に係る受光素子では、前記第1の半導体層のうち前記第2の層、及び/又は、前記第2の半導体層のうち前記第3の層を形成する工程は、摂氏525度以上摂氏675度以下の範囲内にある前記第2の温度とすることで、前記第1の半導体層と前記第2の半導体層との界面を形成するのが好ましい。この温度範囲において暗電流の低減が実現できる。
本発明に係る受光素子では、前記第2の半導体層のうち前記第3の層を除いた第4の層を形成する工程は、摂氏450度以上摂氏525度以下の範囲内にある前記第3の温度とすることで形成するのが好ましい。この温度範囲において暗電流の低減が実現できる。
本発明に係る受光素子では、前記第2の半導体層を形成する工程は、InP層又はAlInAs層を含む前記第2の半導体層を形成するのが好ましい。InPからなる窓層は、エピタキシャル層を入射面側とする構造とした場合、受光層より入射側での近赤外光の吸収などを防止しながら、暗電流の抑制に有効に作用する。
本発明に係る受光素子では、前記第1の半導体層を形成する工程は、InP、GaAs又はGaSbからなる前記基板上に前記第1の半導体層を形成するのが好ましい。
本発明によれば、III−V族半導体から成る暗電流の低減された半導体素子の製造方法を提供することができる。
実施形態に係る受光素子の構成を説明するための図である。 実施形態に係るエピタキシャルウェハの構成を説明するための図である。 実施形態に係る受光素子の製造方法を説明するためのフローチャートである。 実施形態に係る受光素子の効果を説明するための図である。 実施形態に係る実施例及び比較例に対する暗電流の測定結果を示す図である。 実施形態に係る他の実施例及び比較例に対する暗電流の測定結果を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、可能な場合には、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図1に示す実施形態に係る受光素子1は、基板3、第1の半導体層2、第2の半導体層10、絶縁膜13、p型電極15及びn型電極17を備えた半導体素子である。第1の半導体層2は、半導体層5,受光層7及び拡散濃度分布調整層9を有し、第2の半導体層10は、窓層11となっている。
半導体層5は、n型のInPからなる図示しないバッファ層を挟んで基板3上に設けられ、このバッファ層と半導体層5の裏面とが接している。受光層7は半導体層5の表面に設けられ、拡散濃度分布調整層9は受光層7上に設けられている。拡散濃度分布調整層9の裏面は受光層7に接している。受光層7は、半導体層5と拡散濃度分布調整層9との間(換言すれば、受光層7は、基板3と拡散濃度分布調整層9との間)に設けられている。受光層7は、複数の量子井戸層と複数のバリア層とが交互に積層された多重量子井戸構造を有する。拡散濃度分布調整層9は、受光層7と窓層11との間に設けられている。拡散濃度分布調整層9上に窓層11が設けられ、拡散濃度分布調整層9の表面と窓層11の裏面とが接している。
窓層11の表面には絶縁膜13が設けられ、絶縁膜13は開口を有する。窓層11の表面にはp型電極15が設けられ、窓層11の表面に接している。
拡散濃度分布調整層9及び窓層11から成る半導体領域は、受光層7とこの半導体領域に含まれる拡散濃度分布調整層9との接合面に沿って順に配置された第1の領域19及び第2の領域21からなる。第2の領域21は、第1の領域19に接する面を有する。第2の領域21は不純物拡散領域25となっており、不純物拡散領域25には、所定の不純物元素(本実施形態においてはZn)がドープされている。
p型電極15は、絶縁膜13の開口内に配置されている。p型電極15と窓層11との接続はオーミック接続である。n型電極17は、基板3の裏面に設けられ、この裏面に接している。n型電極17と基板3との接続はオーミック接続である。
基板3は、III−V族半導体であるInPからなる。基板3は、Sドープされておりn型の導電型を有する。基板3上のバッファ層(不図示)は、n型のInPからなり、10nm程度の厚みを有する。半導体層5は、n型のInGaAsからなり、150nm程度の厚みを有する。受光層7は、受光層7に含まれる複数のInGaAs層と複数のGaAsSb層とが交互に積層されたタイプIIの多重量子井戸構造を有する。受光層7には、InGaAs層及びGaAsSb層が例えば50組(ペア)含まれている。InGaAs層の厚みは5nm程度であり、GaAsSb層の厚みも5nm程度である。受光層7のInGaAs層及びGaAsSb層の具体的な組成は、InGa1−xAs(0.38≦x≦0.68)、及び、GaAs1−ySb(0.36≦y≦0.62)である。なお、受光層7は、Ga1−tInAs1−u(0.4≦t≦0.8,0<u≦0.2)とGaAs1−vSb(0.36≦v≦0.62)とを50組含む構成であってもよい。
拡散濃度分布調整層9は、III−V族半導体であるInGaAsから成り、1.0μm程度の厚みを有する。拡散濃度分布調整層9はアンドープされている。窓層11は、III−V族半導体であるInPからなり、0.8μm程度の厚みを有する。窓層11は、拡散濃度分布調整層9よりも大きいバンドギャップエネルギーを有する。窓層11にはn型ドーパントであるSiがドープされている。なお、拡散濃度分布調整層9のうち第2の領域21に含まれる部分と、窓層11のうち第2の領域21に含まれる部分とは何れもp型になっており、窓層11のうち第1の領域19は何れもn型になっている。このように、第1の領域19は、第2の領域21とは異なった導電型を有している。
次に、図3を参照して、受光素子1(半導体素子)の製造方法について説明する。まず、図2に示すエピタキシャルウェハ27を、有機金属気相エピタキシー法(MOVPE法)を用いて作製する。MOVPE法では、Ga(ガリウム)、In(インジウム)、As(砒素)、P(燐)、Sb(アンチモン)の原料として、それぞれTEGa(トリエチルガリウム)、TMIn(トリメチルインジウム)、TBAs(ターシャリーブチルアルシン)、TBP(ターシャリーブチルホスフィン)、TMSb(トリメチルアンチモン)を用いる。n型のドーピングにはTeESiを用いる。最初に、Sドープした基板3aを用意する。そして、この基板3a上に、Sb元素を含むIII−V族半導体からなる第1の半導体層2aを形成する(ステップS1)。
Gaの原料としては、TEGaでもよいし、TMGa(トリメチルガリウム)でもよい。Inの原料としては、TMInでもよいし、TEIn(トリエチルインジウム)でもよい。Asの原料としては、TBAsでもよいし、TMAs(トリメチル砒素)でもよい。Sbの原料としては、TMSbでもよいし、TESb(トリエチルアンチモン)でもよい。また、TIPSb(トリイソプロピルアンチモン)、また、TDMASb(トリジメチルアミノアンチモン)でもよい。
ステップS1の処理内容をより詳細に説明する。Sドープされた基板3a上に、n型ドープされたInPからなるバッファ層(不図示)を10nm成長し、このバッファ層上にn型ドープされたInGaAsからなる半導体層5aを0.15ミクロン成長し、この半導体層5a上にInGaAs−GaAsSbのタイプII型の多重量子井戸構造で構成される受光層7bを成長する(ステップS1a)。この多重量子井戸構造は、基板側からアンドープInGaAs層5nm、アンドープGaAsSb層5nmが交互に積層されており、この二層構造が50ペア繰り返された構造である。以上の受光層7aの形成までのすべての層の結晶成長は第1の温度T1のもとで行う。本実施形態においては、第1の温度T1を摂氏500度とする。以上の受光層7aまでのすべての層の結晶成長において、GaAsSbに対してはTEGa、TBAs及びTMSbを、InGaAsに対してはTEGa、TMIn及びTBAsを、InPに対してはTMIn及びTBPを、それぞれ原料ガスとして用いる。次に、ステップS1aの後、受光層7a上にInGaAsからなる拡散濃度分布調整層9aを形成する。より詳細に説明すると、まず、アンドープInGaAsを、第1の温度T1のもとで0.95μm程度だけ受光層7a上に成長させ(ステップS1b)、続いて、ステップS1bの後に、この0.95μm程度の厚みのInGaAs層上にアンドープInGaAsを第2の温度T2のもとで0.05μm程度だけ更に成長させて(ステップS1c)、受光層7a上に1.0μm程度の厚みのInGaAsからなる拡散濃度分布調整層9aを形成する(以上、ステップS1)。
ステップS1の後、第1の半導体層2aよりも大きなバンドギャップエネルギーを有しIII−V族半導体からなる第2の半導体層10a(InPからなる窓層11a)を第1の半導体層2a上に形成する(ステップS2)。より詳細に説明すると、まず、アンドープInPを、第2の温度T2のもとで0.05μm程度だけ拡散濃度分布調整層9a上に成長させ(ステップS2a)、続いて、ステップS2aの後に、この0.05μm程度の厚みのInP層上にアンドープInPを第3の温度T3のもとで0.75μm程度だけ更に成長させて(ステップS2b)、0.8μm程度の厚みのInPからなる拡散濃度分布調整層9a上に窓層11aを形成する(以上、ステップ2)。
なお、ステップS1a及びステップS1bにおいて形成される層を第1の層、ステップS1cにおいて形成される層を第2の層、ステップS2aにおいて形成される層を第3の層、ステップS2bにおいて形成される層を第4の層とする。
なお、第1の層を第1の温度T1で形成し、第2の層を第2の温度T2のもとで形成し、第3の層及び第4の層を第3の温度T3で形成してもよいし、第1の層及び第2の層を第1の温度T1で形成し、第3の層を第2の温度T2で形成し、第4の層を第3の温度T3で形成してもよいし、第1の層及び第2の層を第1の温度T1で形成し、第3の層及び第4の層を第2の温度T2で形成してもよい。
以上のステップS1及びステップS2によってエピタキシャルウェハ27を作製した後、このエピタキシャルウェハ27を用いて受光素子1の作製を行う(ステップS3)。窓層11aの表面から受光層7aの裏面側に延びるp型領域(受光素子1の不純物拡散領域25に対応)を、SiN膜の選択拡散マスクパターンの開口部からp型不純物のZnを選択拡散させることによって形成する。このp型領域に属する窓層11bの表面にはAuZnからなるp型電極15を、更に、基板3aの裏面にはAuGeNiからなるn型電極17を、それぞれオーミック接触するように設ける。以上のようにして受光素子1がエピタキシャルウェハ27を用いて作製される(以上、ステップS3)。
ここで、受光素子1の基板3はエピタキシャルウェハ27の基板3aの一部であり、受光素子1の第1の半導体層2はエピタキシャルウェハ27の第1の半導体層2aの一部であり、受光素子1の第2の半導体層10はエピタキシャルウェハ27の第2の半導体層10aの一部である。受光素子1の半導体層5はエピタキシャルウェハ27の半導体層5aの一部であり、受光素子1の受光層7はエピタキシャルウェハ27の受光層7aの一部であり、受光素子1の拡散濃度分布調整層9はエピタキシャルウェハ27の拡散濃度分布調整層9aの一部であり、受光素子1の窓層11はエピタキシャルウェハ27の窓層11aの一部である。
第2の温度及び第3の温度のバリエーションとして、図5及び図6に示す受光素子1の実施例1〜実施例9(何れも受光径200μmφの受光素子)を例示する。図5及び図6には、比較例1〜比較例3(何れも受光径200μmφの受光素子)も例示してある。図5及び図6には、実施例1〜実施例9及び比較例1〜比較例3のそれぞれにおける、第2の温度T2、第3の温度T3、5V印加時の暗電流の実測値及び良否、が示されている。図5に示す実施例1〜実施例5及び比較例1は、第1の温度T1が摂氏500度程度であって第3の温度T3が摂氏500度の場合データであり、図6に示す実施例6〜実施例9及び比較例2〜比較例3は、第1の温度T1が摂氏500度程度であって第2の温度T2が摂氏550度の場合データである。実施例1〜実施例9及び比較例1〜比較例3は、第1の層のうち拡散濃度分布調整層9に占める部分の厚みは0.95μm程度であり、第1の層のうち拡散濃度分布調整層9aに占める部分の厚みは0.95μm程度であり、第2の層の厚みは0.05μm程度であり、第3の層の厚みは0.05μm程度であり、第4の層の厚みは0.75μm程度である。
次に、比較例1のエピタキシャルウェハ27aと、実施例2におけるエピタキシャルウェハ27とをSIMS分析した結果を、図4に示す。図4には、比較例1に係るエピタキシャルウェハ27a、および、実施例2に係るエピタキシャルウェハ27のSIMS分析によるAs原子の二次イオン強度の結果で、エピタキシャルウェハ27aのInP窓層(エピタキシャルウェハ27の窓層11aに対応する層)の内部のAs原子の二次イオン強度とInGaAs層(エピタキシャルウェハ27の拡散濃度分布調整層9aに対応する層)の内部のAs原子の二次イオン強度とを示している。
図4に示す結果から、比較例1の場合には、InP窓層(エピタキシャルウェハ27の窓層11aに対応する層)中のAsの量は比較的多い(1×10counts/secの近傍)ことがわかる。この結果は、比較例1の場合に、InGaAs層(エピタキシャルウェハ27の拡散濃度分布調整層9aに対応する層)側からInP窓層(エピタキシャルウェハ27の窓層11aに対応する層)にAsが拡散によって混入したことを示しているものと考えられる。従って、比較例1に係る受光素子の場合、InP窓層(エピタキシャルウェハ27の窓層11aに対応する層)とInGaAs層(エピタキシャルウェハ27の拡散濃度分布調整層9aに対応する層)との界面付近において(特に、InP窓層内にある界面付近において)、上記したようなAsの混入によって結晶欠陥が増加し、そして、この界面付近におけるリーク電流も増加することによって、暗電流不良となった、と考えられる。
一方、図4に示す結果から、実施例2の場合には、窓層11a中のAsの量は、比較的(少なくとも比較例2に比較して)少ない(1×10counts/secの近傍)ことがわかる。この結果は、実施例2の場合に、拡散濃度分布調整層9aと窓層11aとの界面(接合面)が、第1の温度よりも高い第2の温度のもとで形成されたので、拡散濃度分布調整層9aから窓層11aへのAsの拡散による混入が抑制されたことを示しているものと考えられる。従って、実施例2に係る受光素子1の場合、上記したように窓層11内へのAsの混入が抑制されているので、窓層11と拡散濃度分布調整層9との界面付近における窓層11の結晶性が良好となり、そして、この界面付近におけるリーク電流が減少することによって暗電流も良好となった、と考えられる。
次に、本実施形態に係る受光素子の製造方法の効果について説明する。GaAsSb層の結晶成長では、GaAsSb層は相分離しやすい半導体材料であるため、GaAsSb層の成長温度を例えば摂氏400度〜摂氏500度程度と低い成長温度にすることが必要となる。また、GaAsSb層は熱のダメージを受け易いため、GaAsSb層を成長した後の半導体層も、できるかぎり、GaAsSb層の成長温度と同じとすることが必要と考えられる。しかし、例えば摂氏400度〜摂氏500度程度の成長温度によって、InGaAsとInPの界面を形成した場合、上記のような「界面の基板側に位置するInGaAsから界面の反対側に位置するInP側へのAsの拡散」が生じる。これによって、結晶欠陥が増加し、そして、この界面付近におけるリーク電流も増加することによって、暗電流不良となる。
これに対して、本実施形態に係る受光素子の製造方法では、InGaAs−GaAsSbのタイプIIの量子井戸構造から構成される受光層7を含む第1の半導体層2とInPからなる第2の半導体層10との界面を、受光層7の成長温度(第1の温度)よりも高い第2の温度(少なくとも摂氏525度〜摂氏675度の範囲内の温度)で形成するものである。これによって、上記したように、暗電流リークが低減され、よって、暗電流が良好との測定結果を得た(実施例1〜実施例9)。InGaAs−GaAsSbのタイプIIの量子井戸構造から構成される受光層7を含む第1の半導体層2とInPからなる第2の半導体層10との界面において、上記のような「界面の基板側に位置するInGaAsから界面の反対側に位置するInP側へのAsの拡散」を抑制してこれによって、この界面付近におけるリーク電流の増加を抑制することによって、暗電流良好となる。一方、第2の温度を摂氏690度以上とすると、受光層7の多重量子井戸構造におけるGaAsSb層が熱のダメージを受けることによって結晶特性に劣化が生じ、暗電流が不良との測定結果を得た(実施例5)。実際、第2の温度を摂氏690度として作製した実施例5に係るエピタキシャルウェハ27の表面では、結晶欠陥が確認され、更に、断面観察の結果、その結晶欠陥が受光層7のInGaAs−GaAsSbのタイプIIの多重量子井戸構造が発生起点となっている結晶欠陥であることがわかった。
また、本実施形態に係る受光素子の製造方法では、InPからなる第2の半導体層10を含む第2の半導体層を形成する工程では、第3の層の形成を前記第2の温度のもとで行った後に、第2の半導体層のうち第3の層を除いた第4の層の形成を、第2の温度よりも小さい第3の温度(少なくとも摂氏450度以上摂氏525度以下)のもとで行うものである。実際、第2の温度を摂氏550度として、第3の層の形成を行った後に、第2の半導体層のうち第3の層を除いた第4の層を成長する温度を、第2の温度よりも小さい第3の温度(少なくとも摂氏450度以上摂氏525度以下)形成する成長温度を摂氏550度として行った実施例の結果として、上記したように、暗電流リークが低減され、暗電流が良好、との測定結果を得た。受光層7の多重量子井戸構造におけるGaAsSb層が熱のダメージを受けることが、上記のことからわかっているが、実施例との比較からも、「受光層7と窓層11との界面の基板側に位置するInGaAsからこの界面の反対側に位置するInP側へのAsの拡散」を抑制しながら、かつ、「受光層7のGaAsSb層が受ける熱のダメージ」を抑制することが必要であることがわかった。
以上により、本実施形態に係る受光素子の製造方法では、InGaAs−GaAsSbのタイプIIの量子井戸構造から構成される受光層7を含む第1の半導体層2とInPからなる第2の半導体層10との界面を、受光層7の成長温度(第1の温度)よりも高い第2の温度で形成すると共に、この第2の温度を最適化する(少なくとも摂氏525度〜摂氏675度の範囲内の温度とする)ことによって、暗電流の低減が可能となる。
1…受光素子、11,11a…窓層、13…絶縁膜、15,15a…p型電極、17…n型電極、19…第1の領域、2,2a…第1の半導体層、21…第2の領域、25…不純物拡散領域、26a…領域、27…エピタキシャルウェハ、3,3a…基板、5,5a…半導体層、7,7a…受光層、9,9a…拡散濃度分布調整層、10,10a…第2の半導体層。

Claims (9)

  1. III−V族半導体からなる基板上に、III−V族半導体からなる第1の半導体層を形成する工程と、
    前記第1の半導体層を形成した後に、該第1の半導体層よりも大きなバンドギャップエネルギーを有しIII−V族半導体からなる第2の半導体層を前記第1の半導体層上に形成する工程と
    を備え、
    前記第1の半導体層に含まれており前記基板との界面から所定の厚みを有する第1の層の形成を第1の温度のもとで行った後に、前記第1の半導体層のうち前記第1の層を除いた第2の層の形成、及び/又は、前記第2の半導体層に含まれており前記第1の半導体層との界面から所定の厚みを有する第3の層の形成、を前記第2の温度のもとで行う
    ことを特徴とする半導体素子の製造方法。
  2. 前記第2の半導体層を形成する工程は、前記第2の半導体層のうち前記第3の層を除いた第4の層の形成を、前記第2の温度よりも小さい第3の温度のもとで行うことを特徴とする請求項1記載の半導体素子の製造方法。
  3. 前記III−V族半導体からなる第1の半導体層はSb元素を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体素子の製造方法。
  4. 前記第1の半導体層を形成する工程は、タイプIIの多重量子井戸構造を有する前記第1の半導体層を形成する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の半導体素子の製造方法。
  5. 前記第1の半導体層を形成する工程は、InGa1−xAs(0.38≦x≦0.68)とGaAs1−ySb(0.36≦y≦0.62)とのペア、又は、Ga1−tInAs1−u(0.4≦t≦0.8,0<u≦0.2)とGaAs1−vSb(0.36≦v≦0.62)とのペアから成るタイプIIの多重量子井戸構造を有する前記第1の半導体層を形成する、ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の半導体素子の製造方法。
  6. 前記第1の半導体層のうち前記第2の層、及び/又は、前記第2の半導体層のうち前記第3の層、を形成する工程は、摂氏525度以上摂氏675度以下の範囲内にある前記第2の温度とすることで、前記第1の半導体層と前記第2の半導体層との界面を形成する、ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の半導体素子の製造方法。
  7. 前記第2の半導体層のうち前記第3の層を除いた第4の層を形成する工程は、摂氏450度以上摂氏525度以下の範囲内にある前記第3の温度とする、ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の半導体素子の製造方法。
  8. 前記第2の半導体層を形成する工程は、InP層又はAlInAs層を含む前記第2の半導体層を形成する、ことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか一項に記載の半導体素子の製造方法。
  9. 前記第1の半導体層を形成する工程は、InP、GaAs又はGaSbからなる前記基板上に前記第1の半導体層を形成する、ことを特徴とする請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の半導体素子の製造方法。
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