JP2011060733A - バッテリ装置 - Google Patents

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Eiji Nomura
栄治 野村
Nobuyuki Kawai
信幸 川合
Naoyuki Horii
直幸 堀居
Seiji Maruyama
誠司 丸山
Takashi Harada
隆司 原田
Shinji Soeda
晋司 副田
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Abstract

【課題】本発明は、バッテリ本体の各部分に温度差が生じることを抑制できるバッテリ装置を提供する。
【解決手段】バッテリ装置10は、バッテリケース20と、バッテリケース20内に収容されるバッテリ本体30と、バッテリケース20内の周縁部29の少なくとも一部に連通するとともに、内部を冷媒Gが流動可能であって周縁部29に冷媒Gを導く流路部60とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動車に用いられるバッテリ装置に関する。
電気自動車などの車両に用いられるバッテリ装置は、複数のバッテリセルから構成されるバッテリ本体と、当該バッテリ本体を収容するバッテリケースを備えている。電気自動車の走行によってバッテリ本体の温度が上昇する。
このため、バッテリ装置は、バッテリ本体を冷却する冷却構造を有している。冷却構造としては、バッテリ本体に送風するブロワファンを備える構造が提案されている。ブロワファンは、バッテリケース内に設けられており、バッテリ本体に隣接して配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−54379号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるバッテリ装置では、バッテリ本体とブロワファンとが互いに隣接して配置されているため、バッテリ本体においてブロワファンに対向する部位が主に冷却され、バッテリ本体においてブロワファンから離れた部分が冷却されにくくなることが考えられる。
このため、バッテリ本体の各部分に温度差が生じることが考えられる。言い換えると、バッテリセル間で温度差が生じることが考えられる。バッテリ本体の各部分(バッテリセル間)に温度差ができることは、好ましくない。
本発明の目的は、バッテリ本体の各部分に温度差が生じることを抑制できるバッテリ装置を提供することである。
本願の請求項1に記載のバッテリ装置は、バッテリケースと、前記バッテリケース内に収容されるバッテリ本体と、前記バッテリケース内の周縁部の少なくとも一部に連通するとともに、内部を冷媒が流動可能であって前記周縁部に前記冷媒を導く流路部とを備える。
本願の請求項2に記載のバッテリ装置では、請求項1に記載のバッテリ装置において、前記流路部は、前記バッテリケース内において前記周縁部より内側の部分の少なくとも一部と連通する。
本願の請求項3に係る発明のバッテリ装置では、請求項1または請求項2に記載のバッテリ装置において、前記バッテリ本体において当該バッテリ本体が前記バッテリケース内に設置された状態での前記流路部の流出口よりも内側の部分の少なくとも一部に設けられる。
本願の請求項4に係る発明のバッテリ装置では、請求項3に記載のバッテリ装置において、前記突部は、当該突部と対向する壁部に到達する。
本願の請求項5に係る発明のバッテリ装置では、請求項1〜4の記載のバッテリ装置において、前記流路部は、前記バッテリケースの壁部に設けられる。
本願の請求項6に係る発明のバッテリ装置では、請求項1〜5に記載のバッテリ装置において、前記バッテリケース内の前記冷媒を吸い込んで再び前記流路部に供給する送風装置を備える。
本発明は、バッテリ本体の各部分に温度差が生じることを抑制できるバッテリ装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係るバッテリ装置を示す斜視図。 図1に示されたバッテリ装置が分解された状態を示す斜視図。 図2に示されたバッテリカバーからダクトが分解された状態を示す斜視図。 図1に示されたバッテリ装置を上方から見た状態を示す平面図。 図4に示されるF5−F5線に沿って示されるバッテリ装置の断面図。 図4に示されるF6−F6線に沿って示されるバッテリ装置の断面図。 図4に示されるF7−F7線に沿って示されるバッテリ装置の断面図。 図1に示されるバッテリ装置内を、ファン装置と冷却装置とを含むように概略的に示す断面図。 図4に示される周縁部の全域に流出口が配置された構造を示す平面図。
本発明の第1の実施形態に係るバッテリ装置を、図1〜9を用いて説明する。図1は、バッテリ装置10を示す斜視図である。バッテリ装置10は、例えば電気自動車に用いられ、当該電気自動車の走行用モータに電力を供給する。このため、バッテリ装置10は、図示しない車体に固定される。なお、バッテリ装置10は、電気自動車に用いられることに限定されない。
図2は、バッテリ装置10が分解された状態を示す分解斜視図である。図2に示すように、バッテリ装置10は、バッテリケース20と、バッテリ本体30と、冷却装置40と、ファン装置50と、流路部60と、パッド部材90とを備えている。
バッテリ本体30は、上記したように、バッテリ装置10において電力が蓄えられる部分を示している。バッテリ本体30は、例えば、複数のバッテリモジュールを備えている。本実施形態では、一例として、第1のバッテリモジュール31と、第2のバッテリモジュール32とを備えている。
第1のバッテリモジュール31は、8個の図示しないバッテリセルを備えている。第1のバッテリモジュール31は、10個備えられている。第2のバッテリモジュール32は、4個のバッテリセルを備えている。第2のバッテリモジュール32は、2個備えられている。
バッテリケース20は、バッテリ本体30を収容する。本実施形態では、バッテリケース20は、バッテリトレイ21と、バッテリカバー22とを備えている。バッテリトレイ21は、バッテリケース20の下部を構成する。バッテリカバー22は、バッテリケース20の上部を構成する。
バッテリトレイ21は、上方に開口する凹形状である。バッテリトレイ21の開口縁部には周方向に広がるトレイフランジ部23が形成される。バッテリカバー22は、下方に開口する凹形状である。バッテリカバー22の開口縁部には、周方向に広がるカバーフランジ部24が形成される。
バッテリトレイ21とバッテリカバー22とが互いの開口を対向させて組み合わされることによって、内部に収容空間が規定される。このとき、トレイフランジ部23とカバーフランジ部24とが互いに当接する。なお、トレイフランジ部23とカバーフランジ部24との間には、図示しないシール部材が設けられており、当該シール部材によって内部に水などの液体が侵入しないように構成されてもよい。
カバーフランジ部24には、トレイフランジ部23に向かって突出する位置決用突部25が複数形成されている。トレイフランジ部23において位置決用突部25と対向する部位には、当該位置決用突部25が嵌まる嵌合穴26が形成されている。
バッテリトレイ21には、バッテリ本体30が配置される。バッテリトレイ21においてバッテリ本体30が載置される底壁部27は、平面状である。第1のバッテリモジュール31は、第1の方向Aに3列、第1の方向Aと直交する第2の方向Bに4列配置されている。第2のバッテリモジュール32は、第1のバッテリモジュール31に第2の方向Bに隣り合うように配置されている。
第1の方向Aに沿う第1,2のバッテリモジュール31,32の姿勢は、各バッテリモジュール31,32内においてバッテリセルが並ぶ方向が第1の方向に沿う姿勢である。バッテリトレイ21とバッテリカバー22とは、上記されたバッテリ本体30の配置にそう形状を有している。このため、バッテリケース20の平面形状は、第2の方向Bに対して第1の方向Aに長い略四角形状である。
また、第2のバッテリモジュール32は、上記したように4つのバッテリセルによって構成されている。このため、第1の方向Aにそう第2のバッテリモジュール32の長さは、第1の方向Aにそう第1のバッテリモジュール31の長さより短い。このため、図2に示すように、バッテリケース20において第1の方向Aに第2のバッテリモジュール32と対向する部位には、スペースSが規定される。
冷却装置40は、スペースS内に収容される。図2中の2点鎖線で示される範囲F2に冷却装置40が分解された状態を示す分解斜視図を示している。範囲F2内に示すように、冷却装置40は、エバポレータ41と、エバポレータケース42と備えている。エバポレータケース42は、エバポレータ41を収容する。
エバポレータケース42は、エバポレータケースアッパ43と、エバポレータケースロア44とを備えている。エバポレータケースアッパ43とエバポレータケースロア44とは、例えば互いにボルト45によって固定される。なお、エバポレータ41に蒸発する前の冷却用の冷媒を供給する導入路部46と、エバポレータ41内で蒸発された冷媒を排出する排出路部47とは、図示しない外部の圧縮機などに連結されている。
ファン装置50は、ファン51と、ファンカバー52と、ファンダクト53とを備えている。ファン装置50は、本発明で言う送風装置の一例である。ファン51は、遠心式であり、例えばシロッコファンである。ファン51は、内側から吸気し、当該吸気を周方向外側から吐き出す。ファン51は、バッテリカバー22の上面に固定されている。
ファンダクト53は、冷却装置40で冷却された空気をファン51に導く。ここで、冷却装置40とファン51とについて詳細に説明する。範囲F2に示されるように、エバポレータケース42の周壁には、バッテリケース20内の空気をエバポレータ41に導く流入口部48が形成されている。また、エバポレータケースアッパ43には、エバポレータ41を通過して冷却された空気を外部へ排出する排出口部49が形成されている。バッテリカバー22において排出口部49と対向する部位には、冷却された空気を外部へ排出する開口部28が形成されている。
ファンダクト53は、筒形状である。ファンダクト53の一端の開口部54は、開口部28に連通している。具体的には、開口部54の開口端は、内側に開口部28をいれるようにバッテリカバー22の上面に固定されている。例えば、一端の開口部54の縁部がシール部材などを介してバッテリカバー22の上面に気密当接することによって、開口部28を通して以外から開口部54に空気が流入することが抑制されている。
ファンダクト53の他端の開口部55は、ファン51の内側51aに連通している。具体的には、開口部55の開口端は、内側に内側51aをいれるようにファン51の上面に固定されている。例えば、開口部55の縁部がシール部材などを介してファン51の上面に気密当接することによって、開口部55以外から内側51aに空気が流入することが抑制されている。なお、ファン51によって吐出される空気Gは、本発明で言う冷媒の一例である。
ファンカバー52は、ファン51とファンダクト53とを覆うようにバッテリカバー22の上面22aに固定されている。
流路部60は、ファン51によって吐出された空気Gを再びバッテリケース20内に導く。流路部60は、ダクト61を備えている。ダクト61は、バッテリカバー22の上面22aに固定されている。バッテリカバー22、具体的には、バッテリカバー22の上壁部102は、本発明で言う壁部の一例である。
なお、本実施形態では、バッテリカバー22とバッテリトレイ21とが互いに組付く方向を上下方向とし、バッテリトレイ21側を下方、バッテリカバー22側を上方とする。図3は、バッテリカバー22からダクト61が分解された状態を示す斜視図である。なお、図3中からは、ファンカバー52とファンダクト53とは、説明のため、省略されている。また、図3では、バッテリカバー22の上面22aにおいてダクト61が取り付けられる範囲を2点鎖線で示している。図3に示すように、ダクト61は、バッテリカバー22の上面22aに向かって開口する断面凹状である。ダクト61の縁部が上面22aに固定されることによって、内部を冷却された空気Gが流動可能な流路部60が形成される。本実施形態では、ダクト61と上面22a(バッテリカバー22)とによって流路部60が形成される。なお、ダクト61の縁部が例えば図示しないシール部材を介してバッテリカバー22に固定されることによってダクト61とバッテリカバー22との間が気密になっている。
ダクト61は、ファン51の吐出口部56に固定されて吐出口部56と連通する基部62と、冷却された空気Gをバッテリケース20内の周縁部29まで延びる延出部63とを備える。バッテリケース29の周縁部29は、バッテリカバー22の周縁部22bと対応している。言い換えると、周縁部29は、周縁部22bと本実施形態で言う上下方向に対向している。
なお、図中では、基部62はファン51に固定された状態が示されており、基部62と延出部63とが分解された状態が示されているが、これに限定されない。基部62と延出部63とは、一体に形成されてもよい。
基部62は、ファン51の吐出口部56に連結されており、ファン51によって吐出された空気Gが流入される。本実施形態では、ファン51は、第1の方向Aの一端部(図中左端部側)において第2の方向Bの略中央に配置されており、それゆえ、基部62も第2の方向Bの略中央に配置されている。
このため、延出部63は、基部62を挟んで第2の方向Bの一方側、具体的には図中右側に位置する第1の部分64と、基部62を挟んで第2の方向Bの他方側、具体的には図中左側に位置する第2の部分65とに分けられている。
第1の部分64は、基部62に連結されており、基部62に連通している。図に示すように、基部62には、第1の部分64に連通する開口62aが形成されている。第1の部分64には図示しないが開口62aに連通する開口が形成されている。図4は、バッテリ装置10を上方から見た状態を示す平面図である。図3,4に示すように、第1の部分64は、バッテリカバー22の周縁部22bのうち第1の方向Aに延びる部分5に配置されており第1の方向Aに延びている。第1の部分64は、部分5の略全域(図中左端近傍から図中右端まで延びている)に設けられている。
図3に示すように、第2の部分65は、基部62に連結されて、基部62に連通している。基部62には、第2の部分65に連通する開口部が形成されている。第2の部分65には、基部62に連通する開口部65aが形成されている。
なお、バッテリ装置10は、当該バッテリ装置10に対して処理を施す際に、内部の各バッテリモジュール31,32どうしの電気的接続を解除するためのメンテナンスプラグ(図示せず)や、過大な電流が流れることを防止するためのヒューズ(図示せず)を備えている。このため、バッテリカバー22には、上記されたメンテナンスプラグが通るメンテナンスプラグ用開口部71と、上記されたヒューズを交換する際に用いられるヒューズ用開口部72が設けられている。
流路部60は、メンテナンスプラグ用開口部71とヒューズ用開口部72と干渉しないように設けられている。具体的には、メンテナンスプラグ用開口部71は、バッテリカバー22において第2の方向Bの一端であって第1の方向Aに中間の位置に設けられている。ヒューズ用開口部72は、バッテリカバー22において第2の方向Bの一端であって第1の方向Aに一端の近傍に設けられている。メンテナンスプラグ用開口部71とヒューズ用開口部72とは、第1の方向Aに並んでいる。
ダクト61の第2の部分65は、メンテナンスプラグ用開口部71とヒューズ用開口部72とを避ける形状である。このため、図4に示すように、第2の部分65は、本実施形態では、メンテナンスプラグ用開口部71とヒューズ用開口部72とよりも第2の方向Bに内側の位置において第1の方向Aに延びる本体部66と、当該本体部66から第2の方向Bに沿ってバッテリカバー22の周縁部22bにおいて部分5と反対側の部分6に向かって延びる3つの枝通路部67,68,69を有している。各枝通路部67,68,69は、本体部66に連通しているとともに、各々の先端部が部分6(周縁部29)に沿って延びている。
図5は、図4に示されるF5−F5線に沿うバッテリ装置10の断面図である。図5は、第1の方向Aに沿ってバッテリ装置10の内部を示している。図6は、図4に示されるF6−F6線に沿うバッテリ装置10の断面図である。図6は、第2の方向Bに沿ってバッテリ装置10の内部を示している。図7は、図4に示されるF7−F7線に沿って示すバッテリ装置10の断面図である。図7は、第2の方向Bに沿ってバッテリ装置10の内部を示している。なお、図7中では、基部62は、省略されている。
図2,5〜7に示されるように、バッテリカバー22には、流路部60を流動する空気Gをバッテリケース20内に導く複数の開口部が設けられている。図4では、開口部は、点線で示されている。各開口部は、バッテリケース20を貫通している。
図4〜7に示されるように、開口部は、バッテリカバー22の周縁部22b(バッテリケース20の周縁部29に対応)に設けられている。本実施形態では、バッテリカバー22の周縁部22bにおいて第2の方向Bの一方の端部(部分5に対応)に設けられる複数の第1の開口部81と、第2の方向Bの他方の端部(部分6に対応)に設けられる複数の第2の開口部82とを備えている。
第1の開口部81は、第1の方向Aに沿って並ぶ例えば4つが一列となり、当該列が第2の方向Bに2列形成されている。各列において第1の方向Aに両端に配置されている第1の開口部81は、バッテリカバー22の第1の方向Aの両端部に配置されている。流路部60の第1の部分64は、第1の開口部81を覆うように形成されている。第1の開口部81は、本発明で言う流出口の一例である。
第2の開口部82は、例えば3つ形成されており、第1の方向Aに互いに離間して配置されている。第1の方向Aに両端に配置される第2の開口部82は、バッテリカバー22において第1の方向Aの両端部に1つずつ配置されている。第2の部分65の各枝通路部67,68,69は、各々が1つずつ第2の開口部82を覆うように形成されている。第2の開口部82は、本発明で言う流出口の一例である。
また、開口として、第2の開口部82よりも第2の方向Bに内側の位置に複数の第3の開口部83が形成されている。つまり、第3の開口部83は、バッテリケース20の周縁部29よりも内側に開口している。第3の開口部83は、例えば3つ形成されており、第1の方向Aに互いに離間して配置されている。第2の部分65の本体部66は、第3の開口部83を覆うように形成されている。第3の開口部83は、本発明で言う流出口の一例である。
図3に示すように、バッテリ本体30の上面(バッテリカバー22の内面に対向する面)は、パッド部材90が形成されている。図4では、パッド部材90は、点線で示されている。図4に示されるように、パッド部材90は、例えば複数の線形状であって、第1〜3の開口部81,82,83の各々に対して第2の方向Bに内側に配置される形状を有している。
図5〜7に示されるように、パッド部材90は、全ての範囲においてバッテリカバー22の上壁部102の内面22cに到達するする高さを有している。上壁部102は、本発明で言う壁部の一例である。
パッド部材90は、例えば弾性変形可能なゴムなどの樹脂で形成されており、例えばバッテリカバー22がバッテリトレイ21に組みつけられたときにパッド部材90の先端部がバッテリカバー22に当接して押しつぶれるように考慮した高さを有している。このことによって、バッテリカバー22をバッテリトレイ21に取り付けると、パッド部材90の先端はバッテリカバー22の内面に当接するようになる。パッド部材90の材料として、本実施形態では、例えばエプトシーラが用いられている。
また、パッド部材90において、第1の方向Aに沿う各バッテリモジュール間の隙間Oに対向する部分は、当該隙間Oに嵌まって固定される嵌合部91が形成されている。パッド部材90は、本発明で言う突部の一例である。
パッド部材90は、例えばバッテリ本体30の上面に設けられる例えば図示しないシート部材に固定されることによって、バッテリ本体30に固定されてもよい。または、バッテリ本体30に対して嵌合部91と隙間Oとの嵌合による固定のみによって、バッテリ本体30に固定されてもよい。
つぎに、バッテリ装置10の動作を説明する。図8は、バッテリ装置10の内部を、冷却装置40とファン装置50とを含むように概略的に示す断面図である。
図5〜8に示されるように、ファン51が駆動されることによって、バッテリケース20内の空気Gがファン51に吸い込まれる。具体的には、図8中に矢印で示されるように、バッテリケース20内の空気Gは、冷却装置40のエバポレータ41を通過する。エバポレータ41を通過する空気Gは、当該エバポレータ41と熱交換を行うことによって冷却される。
エバポレータ41によって冷却された空気Gは、開口部28を通ってファンダクト53内に流入する。ファンダクト53内の空気Gは、ファン51の内側51aに流入する。ファン51の内側51aに流入した空気Gは、ファン51によって遠心され、ファン51の吐出口部56から流路部60に吐出される。
流路部60内に吐出された冷却された空気Gは、流路部60を通って、バッテリカバー22の周縁部22b(バッテリケース20の周縁部29)まで導かれ、第1,2の開口部81,82を通ってバッテリケース20内に流入する。第1,2の開口部81,82を通って流入した空気Gは、温度が低い状態が保たれている。また、流路部60の第2の部分65においては、空気Gの一部は、第3の開口部83を通ってバッテリケース20内に流入する。第3の開口部83を通ってバッテリケース20内に流入する空気Gの温度も低い状態が保たれている。
図5〜7に示されるように、第1〜3の開口部81〜83より第2の方向Bに内側にパッド部材90が設けられることによって、第1〜3の開口部81〜83を通って流入した空気Gは、パッド部材90に当たることによって、第1〜3の開口部81〜83よりも第2の方向Bに外側に導かれる。
このため、第1〜3の開口部81〜83から流入した空気Gの一部は、バッテリケース20内において当該空気Gが流入した開口部よりも第2の方向Bに外側に向かって流れるようになる。この結果、第1〜3の開口部81〜83から流入した空気Gは、バッテリケース20全体を満遍なく流れるようになる。
また、空気Gの一部は、パッド部材90にぶつかることによってバッテリケース20の下方(バッテリトレイ21側)に向かって流れる。このことによって、バッテリ本体30の全体が冷却された空気Gに触れることになり、それゆえ、バッテリ本体30全体が効率よく冷却される。
ついで、バッテリケース20内に流入した空気Gは、ファン装置50の吸い込み力によって再び冷却装置40に向かって流動する。このとき、冷却された空気Gは、バッテリ本体30を冷却する。上記された空気Gの流れは、ファン装置50による吸い込みと吐出によって、一方向に保たれる。
このように構成されるバッテリ装置10では、冷却された空気Gが流路部60によって、まずバッテリケース20の周縁部29まで導かれた後、バッテリケース20内に流入する。このため、温度が低い状態が保たれた空気Gが冷却装置40から離れた位置であるバッテリケース20内の周縁部29まで導かれるようになる。この結果、バッテリケース20内のバッテリ本体30を略均一に冷却することができるので、バッテリ本体30の各部に温度差が生じにくくなる。
なお、本実施形態では、一例として、周縁部29(周縁部22b)のうち部分5,6(第1の方向Aに沿う部分)に第1,2の開口部81,82が形成されている。このように、周縁部29の少なくとも一部に開口部が形成されることによって、同様の効果が得られる。このため、例えば、周縁部29のうち第2の方向Bに沿う部分100,101に開口部が設けられて、当該開口部から冷却された空気がバッテリケース20内に流入する構造であってもよい。
また、図9に示されるように、周縁部29の全域(部分5,6,100,101)に流出口が配置される構造であっても同様の効果が得られる。なお、図9は、周縁部29の部分5,6,100,101に流出口が形成された状態を示している。図9に示すように、部分100には、開口部150が形成されている。部分101には、開口部151が形成されている。このように、周縁部29の全域に流出口が形成される構造では、流路部は、全ての開口部を覆うように形成される。なお、パッド部材90は、図に示されるように、開口部150,151の内側に配置されている。
また、第3の開口部83のように、温度が低い状態の空気Gの一部をバッテリケース20内の周縁部29よりも内側の位置からバッテリケース20内に流入するようにすることによって、バッテリ本体30をより一層均一に冷却することができるようになる。
なお、本実施形態では、周縁部29の内側の少なくとも一部に開口部を形成する一例として、第2の部分65の本体部66と対向する部位に第3の開口部83が形成されているが、この構造に限定されない。要するに、流路部が、周縁部よりも内側の部分の少なくとも一部と連通することによって、同様の効果が得られる。
また、パッド部材90が設けられることによって、第1〜3の開口部81〜83から流入した空気Gの一部が、バッテリケース20の周縁(端)側へ向かって流れるとともに、一部が下方(バッテリカバー22側)に向かって流れるようになる。この結果、冷却された空気Gがバッテリ本体30の全体に触れるようになるので、バッテリ本体30が効率よく冷却されるようになる。
なお、本実施形態では、図4に示すように、第1〜3の開口部81〜83の全てに対して第2の方向Bに内側にパッド部材90が設けられている。本実施形態のように全ての開口部に対してパッド部材が設けられることが好ましいが、複数の開口部(本発明で言う流出口の一例)のうち少なくとも一部の開口部に対してパッド部材(本発明で言う突部の一例)が形成されてもよい。この場合であっても、同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、第1〜3の開口部81〜83に対する内側として、第2の方向Bに内側にパッド部材90が設けられている。しかしながら、これに限定されない。例えば、本実施形態とは異なるバッテリモジュールの配置構造などによりバッテリケースの形状が本実施形態とは異なる場合では、パッド部材(本発明で言う突部の一例)が開口部(本発明で言う流出口の一例)に対して第1の方向に内側の位置に配置されてもよい(図9に示す)。要するに、突部が流出口よりも内側の位置に配置されることによって、同様の効果が得られる。
また、パッド部材90が、バッテリカバー22の内面22cに到達することによって、当該パッド部材90による冷却風のガイド機能がより一層向上する。なお、バッテリカバー22は、本発明で言う突部に対向する壁部の一例である。
なお、例えば、流路部がバッテリケース20内に配置される構造である場合であって、流路部を構成するダクトが突部と対向する場合では、ダクトが本発明で言う壁部の一例となり、突部はダクトまで延びる。このことによって、同様の効果が得られる。
また、流路部60がバッテリカバー22と当該バッテリカバー22に固定されるダクト61とによって構成されることによって、ダクト61がバッテリケース20の補強部材としても機能するようになるのでバッテリ装置10の剛性が向上する。
また、ファン装置50を備えることによって、冷却された空気Gがバッテリケース20内を効率よく循環するようになる。このため、バッテリ本体30が効率よく冷却される。
なお、本実施形態では、バッテリカバー22には、メンテナンスプラグ用開口部71とヒューズ用開口部72とが形成されている。メンテナンスプラグ用開口部71とヒューズ用開口部72とが形成されない場合では、流路部60の第2の部分65は、基部62を挟んで例えば第1の部分64の対称の構造であってもよい。
この場合では、例えば、流路部60において基部62の近傍にバッテリケース20内と連通する開口部が形成されることによって、流路部60がバッテリケース20の周縁部よりも内側の部分の少なくとも一部と連通することになるので、バッテリ本体が効率よく冷却される。
この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。
10…バッテリ装置、20…バッテリケース、29…周縁部、30…バッテリ本体、50…ファン装置(送風装置)、60…流路部、102…上壁部(壁部)

Claims (6)

  1. バッテリケースと、
    前記バッテリケース内に収容されるバッテリ本体と、
    前記バッテリケース内の周縁部の少なくとも一部に連通するとともに、内部を冷媒が流動可能であって前記周縁部に前記冷媒を導く流路部と
    を具備することを特徴とするバッテリ装置。
  2. 前記流路部は、前記バッテリケース内において前記周縁部より内側の部分の少なくとも一部と連通する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリ装置。
  3. 前記バッテリ本体において当該バッテリ本体が前記バッテリケース内に設置された状態での前記流路部の流出口よりも内側の部分の少なくとも一部に設けられる突部
    を具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバッテリ装置。
  4. 前記突部は、当該突部と対向する壁部に到達する
    ことを特徴とする請求項3に記載のバッテリ装置。
  5. 前記流路部は、前記バッテリケースの壁部に設けられる
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載のバッテリ装置。
  6. 前記バッテリケース内の前記冷媒を吸い込んで再び前記流路部に供給する送風装置を具備する
    ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載のバッテリ装置。
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