JP2011060459A - コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁ハウジングに配線板状部材が差し込まれるコネクタ装置であって、差し込まれた配線板状部材についての不所望な抜脱を阻止するための係止を、絶縁ハウジングの構造の複雑化や高精度化をまねくことなく、確実かつ安定に行えるものを提供する。
【解決手段】絶縁ハウジング(11)と、絶縁ハウジング内に配された複数のコンタクト(13,14)と、複数のコンタクトを絶縁ハウジングに差し込まれたフレキシブル印刷配線基板(FPC)(20)に接触させるアクチュエータ(15)と,絶縁ハウジングに差し込まれたFPCを係止する係止部材(17,18)とを備え、係止部材が絶縁ハウジングとは別体に形成されて可動部(31,36)を有し、可動部が係合部(33,37)と自由端部(34,38)とをFPCの板面に沿う方向において互いに逆向きに変位させる回動を行って、係合部をFPCの切欠き係合部(23,24)に係合させる。
【選択図】 図5

Description

本願の特許請求の範囲に記載された発明は、フレキシブル印刷配線基板(FPC)や平板状ケーブル(FFC)等の配線板状部材に設けられた接続端子部を、他の配線基板等とされる他の電気部品に電気的に接続された状態とするため、配線板状部材に離脱を防止すべく係合する係止部材と接続端子部に押圧接触するコンタクトとを備えたコネクタ装置に関する。
各種の電子機器に実装される比較的小型なフレキシブル印刷配線基板や平板状ケーブル等の配線板状部材は、種々の電気部品が取り付けられる主配線基板への取付けが、当該主配線基板に電気的接続がなされて固定されるコネクタ装置が用いられて行われることが多いものとされる。このような配線板状部材の主配線基板への取付けにあたって用いられるコネクタ装置は、配線板状部材に設けられた接続端子部に接触する導電性のコンタクトを有していて、そのコンタクトを介して、配線板状部材に設けられた接続端子部を主配線基板に設けられた配線部に電気的に接続する。
従来提案されている、例えば、フレキシブル印刷配線基板とされる配線板状部材の主配線基板への取付けに用いられるコネクタ装置は、配線板状部材が差し込まれる差込み部が設けられたものとされて主配線基板に配される絶縁ハウジングを有したものとされる。そして、その絶縁ハウジング内に配列配置されて設けられ、配線板状部材が差込み部を通じて絶縁ハウジングに差し込まれるとき、その配線板状部材に設けられた複数の接続端子部に夫々対応するものとなる複数のコンタクトと、絶縁ハウジングに対して回動可能に設けられ、回動せしめられるとき、配線板状部材に設けられた複数の接続端子部と複数のコンタクトとを相互に押圧接触させるアクチュエータとが備えられる。
アクチュエータは、全体が複数のコンタクトの配列方向に沿って伸びる形状を有し、例えば、絶縁ハウジングにおける差込み部が設けられた端縁部(説明の便宜上、正面端縁部という。)側に配されるもの、あるいは、絶縁ハウジングにおける正面端縁部に対向する反対側の端縁部(説明の便宜上、背面端縁部という。)側に配されるものとされる。
絶縁ハウジングにおける正面端縁部側に配されるアクチュエータ(以下、正面側アクチュエータという。)は、配線板状部材が差込み部を通じて絶縁ハウジングに差し込まれたもとで、配線板状部材の一部に覆い被さる方向とされる第1の方向に回動せしめられて、配線板状部材における複数の接続端子部が配された部分を複数のコンタクトに向けて押圧し、それにより、配線板状部材に設けられた複数の接続端子部の夫々に複数のコンタクトのうちの対応するものに対する押圧接触状態をとらせる。また、配線板状部材に設けられた複数の接続端子部の夫々が複数のコンタクトのうちの対応するものに対する押圧接触状態をとるもとで、上述の第1の方向とは逆の方向とされる第2の方向に回動せしめられると、配線板状部材における複数の接続端子部が配された部分に対する複数のコンタクトに向けての押圧を解除し、配線板状部材に設けられた複数の接続端子部の夫々を複数のコンタクトのうちの対応するものに対する押圧接触状態から解放する。
一方、絶縁ハウジングにおける背面端縁部側に配されるアクチュエータ(以下、背面側アクチュエータという。)は、カム部が設けられていて、そのカム部において複数のコンタクトの夫々と係合し、配線板状部材が差込み部を通じて絶縁ハウジングに差し込まれたもとで、配線板状部材における複数の接続端子部が配された部分から遠ざかる方向とされる第1の方向に回動せしめられて、カム部により複数のコンタクトの夫々における可動部を変位させ、それにより、当該可動部に配線板状部材に設けられた複数の接続端子部のうちの対応するものに対する押圧接触状態をとらせる。また、複数のコンタクトの夫々における可動部が配線板状部材に設けられた複数の接続端子部のうちの対応するものに対する押圧接触状態をとるもとで、上述の第1の方向とは逆の方向とされる第2の方向に回動せしめられると、カム部により複数のコンタクトの夫々における可動部を変位させ、当該可動部を配線板状部材に設けられた複数の接続端子部のうちの対応するものに対する押圧接触状態から解放する。
上述のような正面側アクチュエータを備えたコネクタ装置及び背面側アクチュエータを備えたコネクタ装置のいずれが用いられる場合にあっても、例えば、フレキシブル印刷配線基板とされる配線板状部材が、主配線基板に配された絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれたもとで、絶縁ハウジング内に配された複数のコンタクトと絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部とが相互押圧接触状態におかれ、それにより、配線板状部材が主配線基板との電気的接続状態におかれる。その際、複数のコンタクトと絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部との相互押圧接触状態が適正に維持されるためには、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材が、その状態を安定に維持することができ、絶縁ハウジングから不所望に抜脱されてしまうような事態をまねかないものとされることが必要とされる。
そのため、正面側アクチュエータあるいは背面側アクチュエータを備えたコネクタ装置であって、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に係合して、当該配線板状部材の絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止する係止部材が設けられたものが従来提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
特許文献1に示されるコネクタ装置は、正面側アクチュエータを備えたコネクタ装置であって、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材の絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止する係止部材が設けられたものである。この特許文献1に示されるコネクタ装置にあっては、複数のコンタクトが配列配置された絶縁ハウジング(インシュレータ)に、それに設けられた差込み部を通じて、配線板状部材(接続部材)が差し込まれる。配線板状部材には、複数の接続端子部(導電部)が配列配置されるとともに、両側縁部における複数の接続端子部を挟む位置に一対の切欠き係合部(切り欠き部)が形成されている。絶縁ハウジングには、配列配置された複数のコンタクトを挟む位置に、一対の係止部材(ロックアーム)が絶縁ハウジングと一体形成されて設けられており、さらに、絶縁ハウジングに対して回動可能とされた正面側アクチュエータ(加圧部材)が取り付けられている。
そして、配線板状部材が、それにおける複数の接続端子部が配された部分が絶縁ハウジング内に配されるようにして、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれると、一対の係止部材が、配線板状部材に設けられた一対の切欠き係合部に夫々係合して配線板状部材を係止し、当該配線板状部材の絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止する。その後、正面側アクチュエータが、配線板状部材における複数の接続端子部が配された部分に覆い被さる方向に回動せしめられて、配線板状部材における複数の接続端子部が配された部分を絶縁ハウジングに配された複数のコンタクトに向けて押圧し、それにより、配線板状部材に配された複数の接続端子部の夫々に複数のコンタクトのうちの対応するものに対する押圧接触状態をとらせる。
一対の係止部材の夫々は、絶縁ハウジングから伸びるアームバネ部とその先端に設けられた配線板状部材の切欠き係合部との係合を行うアーム突部とを有し、アーム突部には配線板状部材の側縁部分に係合してそれを案内するガイド溝が形成される、比較的複雑な構成をとるものとされている。
また、特許文献2に示されるコネクタ装置は、背面側アクチュエータを備えたコネクタ装置であって、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材の絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止する係止部材が設けられたものである。この特許文献2に示されるコネクタ装置にあっては、絶縁ハウジング(ハウジング)に差込み部(挿入口)を通じて配線板状部材(平板状ケーブル)が差し込まれる。配線板状部材には、複数の接続端子部(導電線)が配列配置されるとともに、両側縁部における複数の接続端子部を挟む位置に一対の切欠き係合部(係止用凹部)が形成されている。絶縁ハウジングには、配列配置された複数のコンタクト(第1の端子,第2の端子)を挟む位置に、一対の係止部材(係合部材/取付用補助金具/ネイル)が配されており、さらに、絶縁ハウジングに対して回動可能とされた背面側アクチュエータ(アクチュエータ)が取り付けられている。
そして、配線板状部材が、それにおける複数の接続端子部が配された部分が絶縁ハウジング内に配されるようにして、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれると、一対の係止部材が、配線板状部材に設けられた一対の切欠き係合部に夫々係合して配線板状部材を係止し、当該配線板状部材の絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止する。その後、背面側アクチュエータが、配線板状部材における複数の接続端子部が配された部分から遠ざかる方向に回動せしめられると、複数のコンタクトの夫々における可動部が、回動するアクチュエータにより変位せしめられて、配線板状部材に設けられた接続端子部に押圧接触するものとされ、それにより、複数のコンタクトの夫々が配線板状部材に設けられた接続端子部のうちの対応するものとの押圧接触状態におかれる。
一対の係止部材の夫々は、本体部(ネイル本体部)と、本体部から伸びて絶縁ハウジングに固定される外側ビーム部と、本体部から伸び、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材の板面に直交する方向に移動可能とされた、内側ビーム部とを有している。そして、内側ビーム部に、配線板状部材の板面に直交する方向、即ち、配線板状部材の厚み方向に変位して、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に設けられた切欠き係合部に係合するロック用突起部が設けられている。それにより、一対の係止部材の夫々は、それに設けられたロック用突起部を、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材に設けられた切欠き係合部に、配線板状部材の厚み方向において係合させることにより、配線板状部材を係止することになる。
特開2000−30784号公報 (4〜6頁、図1〜9) 特開2008−277068号公報 (5〜7頁、図5,7〜12)
上述の特許文献1に示されるコネクタ装置のような、正面側アクチュエータを備えたコネクタ装置であって、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材の絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止する係止部材が設けられたものにあっては、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材を係止する一対の係止部材が、それらの夫々が比較的複雑な構成をとる状況のもとで、絶縁ハウジングと一体形成されたものとして備えられる。それにより、絶縁ハウジングが、その構造が複雑で、特に一対の係止部材を含む構成部分に高精度が要されるものとなり、その結果、絶縁ハウジングの製作効率が悪く、コネクタ装置の製造コストが嵩むことになってしまうという問題がある。
また、上述の特許文献2に示されるコネクタ装置のような、背面側アクチュエータを備えたコネクタ装置であって、絶縁ハウジングに差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材の絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止する係止部材が設けられたものにあっては、絶縁ハウジングに差し込み部を通じて差し込まれた配線板状部材についての絶縁ハウジングからの不所望な離脱を阻止するための係止部材による係止が、係止部材に設けられたロック用突起部が、絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材の板面に直交する方向に変位して、当該配線板状部材における切欠き係合部に係合することにより行われる。
それにより、係止部材に設けられたロック用突起部は、絶縁ハウジングに差し込み部を通じて差し込まれた配線板状部材における切欠き係合部に、当該配線板状部材の厚み方向において係合することになり、係止部材に設けられたロック用突起部の配線板状部材における切欠き係合部との係合の深さは、配線板状部材の厚みに対応するものとされる。このようなもとで、例えば、配線板状部材がフレキシブル印刷配線基板である場合、通常、配線板状部材の厚みは、0.1〜0.3mm程度の極めて薄いものとされるので、斯かる際には、係止部材に設けられたロック用突起部の配線板状部材における切欠き係合部との係合が、極めて短い係合長をもった浅いものとされる。その結果、係止部材あるいは配線板状部材のわずかな変位あるいは変形が生じても、配線板状部材における切欠き係合部に係合した係止部材に設けられたロック用突起部が、その切欠き係合部から外れてしまう(切欠き係合部に対する係合を解除する)ことになり、絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材についての絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止するための係止部材による係止が安定に行われないという不都合が生じる虞がある。
斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に記載された発明は、例えば、フレキシブル印刷配線基板等とされる配線板状部材の主配線基板への取付けに用いられる、板状部材差込み部が設けられた絶縁ハウジングと、絶縁ハウジング内に配列配置されて設けられる複数のコンタクトと、絶縁ハウジングに対して回動可能に配され、回動操作されて、複数のコンタクトに板状部材差込み部を通じて絶縁ハウジング内に差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部との押圧接触状態をとらせる位置と、複数のコンタクトを上述の押圧接触状態から解放する位置とを選択的にとるアクチュエータと、を備えたコネクタ装置であって、絶縁ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材についての絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止するための係止を、絶縁ハウジングの構造の複雑化や高精度化をまねくことなく、確実かつ安定に行なうことができることになるものを提供する。
本願の特許請求の範囲における請求項1から請求項7までのいずれかに記載された発明(以下、本発明という。)に係るコネクタ装置は、板状部材差込み部が設けられた絶縁ハウジングと、絶縁ハウジング内に配列配置され、板状部材差込み部を通じて絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部に夫々対応する位置をとる複数のコンタクトと、絶縁ハウジングに対して回動可能に設けられ、回動後の静止位置に応じて、複数のコンタクトに、絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部に対する押圧接触状態とその押圧接触状態から解放された状態とを選択的にとらせるアクチュエータと、絶縁ハウジングにおける複数のコンタクトの配列方向の側端部に配され、絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材の側端縁部に設けられた切欠き係合部に係合して配線板状部材を係止する状態をとる係止部材とを備えて成り、係止部材が、絶縁ハウジングに固定される固定部,一端部に絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材における切欠き係合部との係合状態をとる係合部が設けられるとともに他端部が自由端部とされたビーム状体を成す可動部、及び、可動部を固定部に連結する連結部を有するものとして、絶縁ハウジングとは別体に形成され、可動部が、連結部を支点にして係合部と自由端部とを絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材の板面に沿う方向において互いに逆向きに変位させる回動を行い得る状態におかれたもとで、係合部が配線板状部材の板面に沿う方向に変位して配線板状部材における切欠き係合部に係合する状態をとるものとされる。
特に、本願の特許請求の範囲における請求項5に記載された本発明に係るコネクタ装置にあっては、係止部材における係合部が絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材の側端縁部における切欠き係合部外の部分に係合するとき、係止部材における自由端部が、アクチュエータに係合してその回動を阻止するものとされる。
上述のように構成される本発明に係るコネクタ装置にあっては、アクチュエータが、例えば、その全体が絶縁ハウジングに対して立ち上がった状態におかれる第1の静止位置とその全体が絶縁ハウジングに対して伏した状態におかれる第2の静止位置とを選択的にとるものとされる。
そして、アクチュエータが第1の静止位置をとるもとで、配線板状部材が絶縁ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれるとき、絶縁ハウジングにそれとは別体に形成されて配された係止部材が、それにおける可動部に設けられた係合部を、先ず、配線板状部材の側端縁部における切欠き係合部外の部分に係合させて、配線板状部材の絶縁ハウジングへの差込み移動を許し、その後、配線板状部材の絶縁ハウジングへの差込み移動の進行に伴って、配線板状部材の側端縁部に設けられた切欠き係合部に係合させて、配線板状部材を絶縁ハウジングからの不所望な離脱を阻止すべく係止する。その際、係合部は、切欠き係合部外の部分に係合する状態から切欠き係合部に係合する状態に移行するとき、配線板状部材の板面に沿う方向に変位する。従って、係合部は、配線板状部材の板面に沿う方向に変位して、切欠き係合部に係合する状態をとることになる。
係合部が切欠き係合部に係合する状態をとる際における係合部の変位を係止変位と呼ぶこととすると、係合部が係止変位を行って切欠き係合部に係合するとき、係止部材における可動部の自由端部が、配線板状部材の板面に沿う方向において係合部の係止変位とは逆向きに変位する。即ち、このとき、係止部材が、その連結部を支点にして係合部と自由端部とを絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材の板面に沿う方向において互いに逆向きに変位させる回動を行うのである。
このようにして、係止部材が、それにおける係合部を切欠き係合部に係合させて、配線板状部材を係止したもとで、アクチュエータが第1の静止位置から第2の静止位置に移行すべく回動せしめられると、アクチュエータにより、複数のコンタクトが、係止部材により係止された配線板状部材における複数の接続端子部に対する押圧接触状態をとるものとされる。さらにその後、アクチュエータが第2の静止位置から第1の静止位置に移行すべく回動せしめられると、アクチュエータにより、複数のコンタクトが、係止部材により係止された配線板状部材における複数の接続端子部に対する押圧接触状態から解放された状態をとるものとされる。
特に、本願の特許請求の範囲における請求項5に記載された本発明に係るコネクタ装置においては、係止部材における係合部が絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材の側端縁部における切欠き係合部外の部分に係合していて、係止変位を行っていない状態にあるときには、それに伴って、係止部材における可動部の自由端部も、配線板状部材の板面に沿う方向における係合部の係止変位とは逆向きの変位を行っていない。このとき、係止部材における自由端部は、アクチュエータに係合する位置におかれ、それにより、アクチュエータの、例えば、第1の静止位置から第2の静止位置に向かう回動を阻止する。
本発明に係るコネクタ装置においては、上述のように、絶縁ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材についての絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止するための係止が、絶縁ハウジングとは別体に形成されて絶縁ハウジングに配された係止部材によって行われる。そして、係止部材による配線板状部材についての係止が行われるときには、係止部材における可動部に設けられた係合部が、配線板状部材の板面に沿う方向の係止変位を行って配線板状部材の側端縁部に設けられた切欠き係合部に係合する。
このように、絶縁ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材を係止する係止部材は、絶縁ハウジングに固定される固定部,一端部に係合部が設けられるとともに他端部が自由端部とされたビーム状体を成す可動部、及び、可動部を固定部に連結する連結部を有するものとして、絶縁ハウジングとは別体に形成されて、絶縁ハウジングに配されるので、絶縁ハウジングの構造の複雑化や高精度化をまねくことがない。その結果、係止部材が絶縁ハウジングの製作効率を悪化させることがなく、コネクタ装置の製造コストの低減を図ることが可能とされる。
また、本発明に係るコネクタ装置においては、係止部材による配線板状部材についての係止が行われるとき、係止部材における可動部に設けられた係合部が、配線板状部材の板面に沿う方向の係止変位を行って配線板状部材の側端縁部に設けられた切欠き係合部に係合する。その際、係止部材における係合部は、配線板状部材に設けられた切欠き係合部に、当該配線板状部材の板面に平行な方向、即ち、当該配線板状部材の厚み方向に直交する方向において係合する。それゆえ、係合部の切欠き係合部との係合が十分な係合長をもって行われ、例えば、係止部材における可動部あるいは配線板状部材の変位あるいは変形が生じても、切欠き係合部に係合した係合部が、その切欠き係合部から不所望に外れてしまう事態が回避される。その結果、係止部材が、絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材を、絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止すべく安定に係止する。
上述のように、本発明に係るコネクタ装置によれば、絶縁ハウジングに板状部材差込み部を通じて差し込まれた配線板状部材についての絶縁ハウジングからの不所望な抜脱を阻止するための係止を、絶縁ハウジングの構造の複雑化や高精度化をまねくことなく、確実かつ安定に行なうことができることになる。
本発明に係るコネクタ装置の一例をそれに差し込まれるフレキシブル印刷配線基板の部分と共に示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例を示す断面図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例が備える係止部材を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例をそれに差し込まれたフレキシブル印刷配線基板の部分と共に示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例をそれに差し込まれたフレキシブル印刷配線基板の部分と共に示す断面図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例をそれに差し込まれたフレキシブル印刷配線基板の部分と共に示す断面図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例をそれに不適正に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板の部分と共に示す断面図である。 本発明に係るコネクタ装置の一例をそれに不適正に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板の部分と共に示す斜視図である。 図8における二点鎖線円IX内を拡大して示す部分斜視図である。 フレキシブル印刷配線基板が差し込まれた本発明に係るコネクタ装置の一例における図9に示される部分に相当する部分を示す部分斜視図である。 フレキシブル印刷配線基板が差し込まれた本発明に係るコネクタ装置の一例における図9に示される部分に相当する部分を示す部分斜視図である。
本発明を実施するための形態は、以下に述べられる本発明についての実施例をもって説明される。
図1は、本発明に係るコネクタ装置の一例をそれに差し込まれるフレキシブル印刷配線基板の部分と共に示し、また、図2は、本発明に係るコネクタ装置の一例の内部構造を示す。
図1において、本発明に係るコネクタ装置の一例を成すコネクタ装置10は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成された絶縁ハウジング11を備えており、絶縁ハウジング11には、その正面端縁部に板状部材差込み部12が設けられている。絶縁ハウジング11は、例えば、図示されていない主配線基板に配され、それにより、コネクタ装置10の全体が主配線基板に取り付けられたものとされる。そして、板状部材差込み部12を通じて、例えば、フレキシブル印刷配線基板20が、配線板状部材を成すものとして、絶縁ハウジング11の内部に差し込まれる。
フレキシブル印刷配線基板20には、複数の第1の接続端子部21と複数の第2の接続端子部22とが配列配置されているとともに、その第1及び第2の接続端子部21及び22が配列配置された部分(以下、端子部分という。)における第1及び第2の接続端子部21及び22の配列方向の両側端縁部に、一対の切欠き係合部23及び24が、複数の第1及び第2の接続端子部21及び22を挟むようにして設けられている。
絶縁ハウジング11には、図2に明瞭に示されるように、その内部に、各々が弾性導電材料で形成された複数の第1のコンタクト13及び複数の第2のコンタクト14が、交互に配列配置されて設けられている。複数の第1のコンタクト13は、絶縁ハウジング11の内部に、例えば、正面端縁部側から押圧挿入されたものとされ、また、複数の第2のコンタクト14は、絶縁ハウジング11の内部に、例えば、正面端縁部に対向する背面端縁部側から押圧挿入されたものとされる。
また、絶縁ハウジング11における背面端縁部側には、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14の配列方向に沿って伸びるアクチュエータ15が、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14により支持されて、絶縁ハウジング11に対して回動可能に配されている。アクチュエータ15は、図1に示されるような、絶縁ハウジング11に対して起き上がった状態をとるものとされる位置を、第1の静止位置としてとることができ、また、後述される図11に示されるような、絶縁ハウジング11に対して伏した状態をとるものとされる位置を、第2の静止位置としてとることができる。そして、アクチュエータ15は、第1の静止位置をとる状態から絶縁ハウジング11に対して背面端縁部の外方側へと回動せしめられることにより、第1の静止位置から第2の静止位置への移行を行い、また、第2の静止位置をとる状態から絶縁ハウジング11に対して正面端縁部に向う方向に回動せしめられることにより、第2の静止位置から第1の静止位置への移行を行うものとされている。
絶縁ハウジング11内に配列配置されて設けられる複数の第1及び第2のコンタクト13及び14の夫々は、弾性導電材料で形成されていて、詳細図示が省略されているが、例えば、絶縁ハウジング11に固定される固定部と、固定部に対して変位可能とされた可動部と、固定部の中間部分と可動部の中間部分とを連結する連結部とを有した、全体としてエ字状を成す板状部材とされている。そして、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14の夫々における固定部は、絶縁ハウジング11が配される主配線基板に設けられた印刷配線部に、例えば、半田付けにより接続される。
絶縁ハウジング11に対して回動可能に配されたアクチュエータ15には、詳細図示が省略されているが、例えば、絶縁ハウジング11における背面端縁部側に配された仮想回動軸部を成す一端部に、複数のカム部が設けられており、これらの複数のカム部が、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14に、それらの各々における固定部の一端部分と可動部の一端部分とにより挟まれて、夫々係合するものとされている。このように、複数のカム部が、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14に、それらの各々における固定部の一端部分と可動部の一端部分とにより挟まれて、夫々係合していることにより、アクチュエータ15についての、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14により支持されて、絶縁ハウジング11に対して回動可能に配される状態が得られている。
アクチュエータ15が第1の静止位置におかれるもとにおいては、アクチュエータ15に設けられた複数のカム部の夫々が、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14のうちの対応するものにおける可動部に、可動部の他端部と固定部の他端部とが絶縁ハウジング11の正面端縁部に設けられた板状部材差込み部12側において形成する相互間隔が、板状部材差込み部12を通じて絶縁ハウジング11に差し込まれる配線板状部材を成すフレキシブル印刷配線基板20の厚みより大である比較的大なるものとされる位置を維持させる。
また、絶縁ハウジング11には、それにおける複数の第1及び第2のコンタクト13及び14の配列方向の両側縁部の内部に、一対の係止部材17及び18が、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14を挟むようにして配されている。これらの係止部材17及び18の夫々は、例えば、金属弾性材料によって、絶縁ハウジング11とは別体に形成されている。
図3に示されるように、係止部材17は、絶縁ハウジング11に固定される固定部30とビーム状体を成す可動部31と可動部31を固定部30に連結する連結部32とを有するものとされている。固定部30にあっては、一端部に、絶縁ハウジング11に係止される係止部30aが設けられているとともに、他端部に、絶縁ハウジング11が配される主配線基板における半田付け部に半田付け接続されて、コネクタ装置10の主配線基板への取付けに貢献する接続部30bが設けられている。係止部30aは、固定部30における一端部と他端部との間の位置に設けられてもよく、また、固定部30からその厚み方向に突出するものとされてもよい。また、ビーム状体を成す可動部31にあっては、一端部に絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20における切欠き係合部23との係合状態をとる係合部33が設けられるとともに、他端部が自由端部34とされている。そして、係合部33は、板状部材差込み部12を通じて絶縁ハウジング11に差し込まれるフレキシブル印刷配線基板20における端子部分の側端縁部に当接して、当該フレキシブル印刷配線基板20に対する絶縁ハウジング11への差込み案内を行う傾斜面を成す案内面33aを有している。さらに、連結部32は、ビーム状体を成す可動部31の係合部33と自由端部34との間となる部分を、固定部30に連結している。
このような係止部材17は、その固定部30が絶縁ハウジング11に固定されたもとで、可動部31が、連結部32を支点にして係合部33と自由端部34とを絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において互いに逆向きに変位させる回動を行い得る状態におかれる。
係止部材18も係止部材17と同様に形成されたものとされる。そして、係止部材18には、係止部材17における固定部30,可動部31及び連結部32に夫々対応する固定部35(図2),可動部36(図2)及び連結部を有し、固定部35には、係止部材17における固定部30に設けられる係止部30a及び接続部30bに夫々対応する係止部及び接続部が設けられており、また、可動部36にあっては、その一端部に、係止部材17における係合部33に対応し、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20における切欠き係合部24との係合状態をとる係合部37(図2)が設けられるとともに、他端部が、係止部材17における自由端部34に対応する自由端部38(図2)とされている。係合部37は、係止部材17における案内面33aに対応する案内面37aを有している。
このような係止部材18も、その固定部35が絶縁ハウジング11に固定されたもとで、可動部36が、連結部を支点にして係合部37と自由端部38とを絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において互いに逆向きに変位させる回動を行い得る状態におかれる。
上述のようなコネクタ装置10の絶縁ハウジング11に、その正面端縁部に設けられた板状部材差込み部12を通じてフレキシブル印刷配線基板20が差し込まれるにあたっては、コネクタ装置10に備えられたアクチュエータ15が、図 1に示されるように、第1の静止位置をとる状態におかれる。そして、アクチュエータ15が第1の静止位置をとる状態におかれたもとで、フレキシブル印刷配線基板20が絶縁ハウジング11に板状部材差込み部12を通じて差し込まれる。それにより、絶縁ハウジング11への差込みが完了したフレキシブル印刷配線基板20は、図4に示されるような状態におかれる。
フレキシブル印刷配線基板20が図4に示されるような状態におかれるにあたっては、先ず、図5に示されるように、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分が、板状部材差込み部12を通じて、絶縁ハウジング11に差し込まれ、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分における両側端縁部に、絶縁ハウジング11内に配された係止部材17における係合部33が有する案内面33a及び絶縁ハウジング11内に配された係止部材18における係合部37が有する案内面37aが、夫々当接する状態がとられる。斯かる状態のもとでは、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分の絶縁ハウジング11内への更なる差込みに伴って、係止部材17における係合部33及び係止部材18における係合部37が、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分における両側端縁部によって、フレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において互いに遠ざかる向きをもって変位せしめられるとともに、係合部33が有する案内面33a及び係合部37が有する案内面37aが、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分における両側端縁部を夫々案内し、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分を絶縁ハウジング11の内部へと進ませる。
係止部材17における係合部33及び係止部材18における係合部37のフレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向における互いに遠ざかる向きをもっての変位は、係止部材17において、その固定部30が絶縁ハウジング11に固定されたもとで、可動部31に、連結部32を支点にして係合部33と自由端部34とをフレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において互いに逆向きに変位させる回動を行わせ、また、係止部材18において、その固定35が絶縁ハウジング11に固定されたもとで、可動部36に、連結部を支点にして係合部37と自由端部38とをフレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において互いに逆向きに変位させる回動を行わせる。それにより、係止部材17における自由端部34及び係止部材18における自由端部38が、フレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において互いに近付く向きをもって変位し、フレキシブル印刷配線基板20の絶縁ハウジング11への挿入前の位置である元の位置から移動した位置をとる。
続いて、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分が、さらに絶縁ハウジング内11の内部に差し込まれると、図6に示されるように、絶縁ハウジング11内に配された係止部材17における係合部33が、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分における側端縁部に設けられた切欠き係合部23に係合するとともに、絶縁ハウジング11内に配された係止部材18における係合部37が、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分における側端縁部に設けられた切欠き係合部24に係合する。斯かる際には、係止部材17における係合部33及び係止部材18における係合部37が、フレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において互いに近付く向きをもって変位して、切欠き係合部23及び24に夫々係合する。
係止部材17における係合部33及び係止部材18における係合部37のフレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向における互いに近付く向きをもっての変位も、係止部材17において、その固定部30が絶縁ハウジング11に固定されたもとで、可動部31に、連結部32を支点にして係合部33と自由端部34とをフレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において互いに逆向きに変位させる回動を行わせ、また、係止部材18において、その固定35が絶縁ハウジング11に固定されたもとで、可動部36に、連結部を支点にして係合部37と自由端部38とをフレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において互いに逆向きに変位させる回動を行わせる。それにより、係止部材17における自由端部34及び係止部材18における自由端部38が、フレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において互いに遠ざかる向きをもって変位し、元の位置に戻る。
このようにして、各々が絶縁ハウジング11とは別体に形成されて絶縁ハウジング11内に配され、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分における両側端縁部に設けられた切欠き係合部23及び24に夫々係合した状態をとる係止部材17及び18は、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20を適正に係止して、当該フレキシブル印刷配線基板20の絶縁ハウジング11からの不所望な抜脱を阻止する。その際、係合部33は、フレキシブル印刷配線基板20における切欠き係合部23に、フレキシブル印刷配線基板20の板面に平行な方向、即ち、フレキシブル印刷配線基板20の厚み方向に直交する方向において係合し、また、係合部37も、フレキシブル印刷配線基板20における切欠き係合部24に、フレキシブル印刷配線基板20の板面に平行な方向、即ち、フレキシブル印刷配線基板20の厚み方向に直交する方向において係合する。それゆえ、係合部33の切欠き係合部23との係合及び係合部37の切欠き係合部24との係合が、十分な係合長をもって行われ、例えば、係止部材17における可動部31,係止部材18における可動部36、あるいは、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分の変位あるいは変形が生じても、切欠き係合部23に係合した係合部33が切欠き係合部23から不所望に外れてしまう事態、あるいは、切欠き係合部24に係合した係合部37が切欠き係合部24から不所望に外れてしまう事態が回避される。その結果、絶縁ハウジング11の構造の複雑化や高精度化をまねくことなく、係止部材17及び18による、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20についての絶縁ハウジング11からの不所望な抜脱を阻止することになる係止が、確実かつ安定に行われることになる。
上述のように、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20が係止部材17及び18によって適正に係止されたもとで、第1の静止位置をとる状態におかれたアクチュエータ15が、第1の静止位置から第2の静止位置へと移行すべく絶縁ハウジング11に対して背面端縁部の外方側へと回動せしめられると、アクチュエータ15に設けられた複数のカム部が、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14の夫々における可動部に、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20の端子部分に配列配置された複数の第1及び第2の接続端子部21及び22のうちの対応するものに対する押圧接触状態をとらせる。それにより、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14が、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20の端子部分に配列配置された複数の第1及び第2の接続端子部21及び22に夫々電気的に接続され、その結果、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20の端子部分に配列配置された複数の第1及び第2の接続端子部21及び22が、コネクタ装置10を介して、絶縁ハウジング11が配される主配線基板に設けられた印刷配線部に電気的に連結されることになる。
その後、第2の静止位置をとる状態におかれたアクチュエータ15が、第2の静止位置から第1の静止位置へと移行すべく絶縁ハウジング11に対して正面端縁部に向かう方向に回動せしめられると、アクチュエータ15に設けられた複数のカム部が、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14の夫々における可動部31及び36を、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20の端子部分に配列配置された複数の第1及び第2の接続端子部21及び22のうちの対応するものに対する押圧接触状態から解放する。それにより、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14が、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20の端子部分に配列配置された複数の第1及び第2の接続端子部21及び22との電気的接続を断ち、フレキシブル印刷配線基板20が絶縁ハウジング11から意図的に抜脱され得る状態におかれる。
アクチュエータ15が第1の静止位置をとるもとで、フレキシブル印刷配線基板20が絶縁ハウジング11に差し込まれるにあたり、フレキシブル印刷配線基板20の板状部材差込み部12を通じた絶縁ハウジング11への差込みが適正に行われない場合も生じ得る。斯かる場合は、例えば、図7に示されるように、絶縁ハウジング11内に配された係止部材18における可動部36に設けられた係合部37は、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分における側端縁部に設けられた切欠き係合部24に係合した状態におかれるが、絶縁ハウジング11内に配された係止部材17における可動部31に設けられた係合部33が、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分における側端縁部に設けられた切欠き係合部23に係合しない状態におかれ、その結果、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20が係止部材17及び18によって適正に係止されないことになる。
図7に示されるようにして、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20が係止部材17及び18によって適正に係止されない状態におかれるときには、絶縁ハウジング11内に配された係止部材17における係合部33が、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分における側端縁部に設けられた切欠き係合部23に係合せず、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分における側端縁部の切欠き係合部23外の部分に当接して、元の位置から、フレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において係止部材18における係合部37から遠ざかる向きをもって変位した位置におかれる。斯かる係止部材17における係合部33の変位は、係止部材17における可動部31に、固定部30が絶縁ハウジング11に固定されたもとで、連結部32を支点にして係合部33と自由端部34とをフレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において互いに逆向きに変位させる回動を行わせる。それにより、係止部材17における自由端部34が、フレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において係止部材18における自由端部38に近付く向きをもって変位した位置におかれる。
このようにして、フレキシブル印刷配線基板20の板面に沿う方向において係止部材18における自由端部38に近付く向きをもって変位した位置におかれる、係止部材17における自由端部34は、図8及び図8における二点鎖線円IX内を拡大して示す図9に示されるように、アクチュエータ15における、複数の第1及び第2のコンタクト13及び14の配列方向における両端部に夫々に設けられた一対の切欠き部15aのうちの一方に、係合する。そして、アクチュエータ15に設けられた切欠き部15aに係合した自由端部34は、アクチュエータ15の回動を阻止する。
従って、斯かるもとでは、アクチュエータ15は、第1の静止位置から第2の静止位置へと移行させるべく絶縁ハウジング11に対して背面端縁部の外方側へと回動させることができない状態におかれる。このように、アクチュエータ15が第1の静止位置から第2の静止位置へと移行させるべく回動させることができないものとされることにより、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20が絶縁ハウジング11内に配された係止部材17及び18によって適正に係止されていない状態にあることを認識することができ、また、フレキシブル印刷配線基板20の板状部材差込み部12を通じた絶縁ハウジング11への差込みが適正に行われていないもとで、アクチュエータ15により、絶縁ハウジング11内に配列配置された複数の第1及び第2のコンタクト13及び14の夫々における可動部が、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20の端子部分に押圧接触せしめられる事態を回避することができる。
なお、絶縁ハウジング11内に配された係止部材18における可動部36に設けられた係合部37が、フレキシブル印刷配線基板20の端子部分における側端縁部に設けられた切欠き係合部24に係合しない状態におかれ、その結果、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20が係止部材17及び18によって適正に係止されないことになる場合には、係止部材18における可動部36が、係止部材17における係合部33がフレキシブル印刷配線基板20に設けられた切欠き係合部23に係合しない状態におかれる上述の場合のもとでの係止部材17における可動部31と同様の回動を生じて、係止部材18における可動部36の自由端部38が、アクチュエータ15に設けられた一対の切欠き部15aのうちの他方に係合する。そして、アクチュエータ15に設けられた切欠き部15aに係合した自由端部38が、アクチュエータ15の回動を阻止する。
因みに、アクチュエータ15が第1の静止位置をとるもとで、フレキシブル印刷配線基板20の板状部材差込み部12を通じた絶縁ハウジング11への差込みが適正に行われた場合には、コネクタ装置10における図9に示される部分に対応する部分を示す図10に示されるように、絶縁ハウジング11内に配された係止部材17における可動部31の自由端部34が、アクチュエータ15に設けられた一対の切欠き部15aのうちの一方に係合することなく、アクチュエータ15の端部から外れた位置におかれる。同様に、絶縁ハウジング11内に配された係止部材18における可動部36の自由端部38も、アクチュエータ15に設けられた一対の切欠き部15aのうちの他方に係合することなく、アクチュエータ15の端部から外れた位置におかれる。
それにより、アクチュエータ15は、その回動が係止部材17における可動部31の自由端部34及び係止部材18における可動部36の自由端部38のいずれによっても、その回動が阻止されない状態におかれ、第1の静止位置から第2の静止位置へと移行させるべく絶縁ハウジング11に対して背面端縁部の外方側へと回動させて、図11に示されるように、第2の静止位置をとるものとすることができる。勿論、その後、第2の静止位置をとる状態におかれたアクチュエータ15を、第2の静止位置から第1の静止位置へと移行すべく絶縁ハウジング11に対して正面端縁部に向かう方向に回動させることもできる。
上述のような図1及び図2に示されるコネクタ装置10によれば、前述のようにして、絶縁ハウジング11の構造の複雑化や高精度化をまねくことなく、絶縁ハウジング11内に配された係止部材17及び18による、絶縁ハウジング11に板状部材差込み部12を通じて差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20についての絶縁ハウジング11からの不所望な抜脱を阻止することになる係止を、確実かつ安定に行うことができるとともに、アクチュエータ15が第1の静止位置をとるもとで、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20が絶縁ハウジング11内に配された係止部材17及び18によって適正に係止されていない状態にあることを、アクチュエータ15の回動が阻止されていることをもって認識することができ、さらに、フレキシブル印刷配線基板20の板状部材差込み部12を通じた絶縁ハウジング11への差込みが適正に行われていないもとで、絶縁ハウジング11内に配列配置された複数の第1及び第2のコンタクト13及び14の夫々における可動部が、絶縁ハウジング11に差し込まれたフレキシブル印刷配線基板20の端子部分に押圧接触せしめられる事態を回避することができる。
以上のような本発明に係るコネクタ装置は、例えば、フレキシブル印刷配線基板等とされる配線板状部材の主配線基板への取付けに用いられる、板状部材差込み部が設けられた絶縁ハウジングと、絶縁ハウジング内に配列配置されて設けられる複数のコンタクトと、絶縁ハウジングに対して回動可能に設けられ、複数のコンタクトに絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部に対する押圧接触状態とその押圧接触状態から解放された状態とを選択的にとらせるアクチュエータと、を備えたコネクタ装置であって、絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材についての絶縁ハウジングからの不所望な離脱を阻止するための係止を、絶縁ハウジングの構造の複雑化や高精度化をまねくことなく、確実かつ安定に行なうことができることになるものとして、様々な電子機器等に広く適用され得るものである。
10・・・コネクタ装置, 11・・・絶縁ハウジング, 12・・・板状部材差込み部, 13・・・第1のコンタクト, 14・・・第2のコンタクト, 15・・・アクチュエータ, 15a・・・切欠き部, 17,18・・・係止部材, 20・・・フレキシブル印刷配線基板, 21・・・第1の接続端子部, 22・・・第2の接続端子部, 23,24・・・切欠き係合部, 30,35・・・固定部, 31,36・・・可動部, 32・・・連結部, 33,37・・・係合部, 34,38・・・自由端部

Claims (7)

  1. 板状部材差込み部が設けられた絶縁ハウジングと、
    該絶縁ハウジング内に配列配置され、上記板状部材差込み部を通じて上記絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材における複数の接続端子部に夫々対応する位置をとる複数のコンタクトと、
    上記絶縁ハウジングに対して回動可能に設けられて上記複数のコンタクトに係合し、回動後の静止位置に応じて、上記複数のコンタクトに上記複数の接続端子部に対する押圧接触状態と該押圧接触状態から解放された状態とを選択的にとらせるアクチュエータと、
    上記絶縁ハウジングにおける上記複数のコンタクトの配列方向の側端部に配され、上記絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材の側端縁部に設けられた切欠き係合部に係合して該配線板状部材を係止する状態をとる係止部材と、
    を備えて成り、
    上記係止部材が、上記絶縁ハウジングに固定される固定部,一端部に上記切欠き係合部との係合状態をとる係合部が設けられるとともに他端部が自由端部とされたビーム状体を成す可動部、及び、該可動部を上記固定部に連結する連結部を有するものとして、上記絶縁ハウジングとは別体に形成され、上記可動部が、上記連結部を支点にして上記係合部と上記自由端部とを上記絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材の板面に沿う方向において互いに逆向きに変位させる回動を行い得る状態におかれたもとで、上記係合部が上記配線板状部材の板面に沿う方向に変位して上記切欠き係合部に係合する状態をとることを特徴とするコネクタ装置。
  2. 上記係止部材が、弾性材料をもって形成されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  3. 上記係止部材が、上記絶縁ハウジングにおける上記複数のコンタクトの配列方向において相互対向する一対の側端部の夫々に配されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  4. 上記係止部材における上記係合部が、上記板状部材差込み部を通じて上記絶縁ハウジングに差し込まれる配線板状部材に当接して、該配線板状部材に対する差込み案内を行う案内面を有していることを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  5. 上記係止部材における上記係合部が上記絶縁ハウジングに差し込まれた配線板状部材の側端縁部における上記切欠き係合部外の部分に係合するとき、上記係止部材における上記自由端部が、上記アクチュエータに係合して該アクチュエータの回動を阻止することを特徴とする請求項1記載のコネクタ装置。
  6. 上記係止部材における上記係合部が上記切欠き係合部に適正に係合するとき、上記係止部材における上記自由端部が、上記アクチュエータとの係合を解除して該アクチュエータの回動を妨げないことを特徴とする請求項5記載のコネクタ装置。
  7. 上記アクチュエータが、上記絶縁ハウジングにおける上記側端部の近傍となる部分に、上記係止部材における上記自由端部との係合状態をとる切欠き部が設けられていることを特徴とする請求項5記載のコネクタ装置。
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