JP2011060063A - 識別標識に表示された数字の識別装置および識別標識 - Google Patents

識別標識に表示された数字の識別装置および識別標識 Download PDF

Info

Publication number
JP2011060063A
JP2011060063A JP2009209980A JP2009209980A JP2011060063A JP 2011060063 A JP2011060063 A JP 2011060063A JP 2009209980 A JP2009209980 A JP 2009209980A JP 2009209980 A JP2009209980 A JP 2009209980A JP 2011060063 A JP2011060063 A JP 2011060063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
vertical line
vertical
horizontal line
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009209980A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4751466B2 (ja
Inventor
Susumu Tsuji
進 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2009209980A priority Critical patent/JP4751466B2/ja
Publication of JP2011060063A publication Critical patent/JP2011060063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4751466B2 publication Critical patent/JP4751466B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Character Discrimination (AREA)

Abstract

【課題】数字をコンピュータよって簡単かつ精度よく識別できるようにする。
【解決手段】識別標識30に表示される1,2,3・・・9,0の10個の数字が、1または複数の縦線aと該縦線aまたは該縦線aの延長線に対して直交する方向に伸びる1または複数の横線bとの組み合わせによって形成される。そして、縦線aと横線bとのなす交差部において形成される90度の内角の数が、数字の意味する数と同一となるように設定される。数字を撮影することにより得られる画像における90度の内角の数をカウントして、カウントされた数と同一の数を意味する数字が、識別された数字であると判断される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、識別標識に表示された数字の識別装置および識別標識に関するものである。
例えば製品やその包装容器には、例えば製造年月日、製造工場、仕向地、包装容器内の製品個数等々、製品の属性を示す識別標識が付されることが多い。この識別標識としては、1次元や2次元のバーコードがよく知られているが、バーコードに付された意味(識別内容)は、コンピュータを利用した専用の読取装置によって行う必要があり、バーコードを見ただけでは人間がその内容(識別情報)を知ることは事実上不可能である。
識別標識に付された表示をコンピュータによって識別させるだけでなく、人間が目視することによっても理解することができれば便利である。このため、数字あるいはその組み合わせによって識別標識を形成すれば、識別標識に付された数字そのものは人間が理解できるため、例えば数字あるいはその組み合わせとその意味内容とを対応させた対応表を利用して、識別標識に付された意味合いをも理解できるものとなり、特に注意すべき幾つかの内容については、それを意味する数字あるいはその組み合わせを人間が記憶しておくことにより、対応表を用いなくても識別標識を見ただけで即座にその意味内容を理解できるものとなる。
数字を表示することによって所定の意味づけを行った識別標識では、コンピュータによって数字を識別する際に、数字をいかに簡単かつ精度よく識別できるようにするかが問題となる。特許文献1には、数字認識として、画像入力された数字の外接四角形の各4辺の線成分と共に、この四角形の等分割縦線ならびに等分割横線のそれぞれの線成分を設定して、これらの各線成分と入力数字の座標成分との一致箇所を検出することによって、数字認識を行うものが開示されている。しかしながら、特許文献1に記載の技術は、数字の識別手法が複雑であり、数字を簡単かつ精度よく識別するとう点ではいまだ改良の余地がある。
特許文献2には、数字をパターン認識させる際に、識別スピードをアップするための手法が開示されているが、登録フーリエ画像データとしてあらかじめ記憶させたり、画像データを合成したり、振幅抑制処理を行う等の複数の極めて複雑な処理が必要となる。
特許文献3には、識別標識として用いられる数字を極力識別し易い形状に設定するために、各数字を、他の数字を兼用できる共通部分とその数字特有の固有部分とに分割して、これ等の部分を積層することによって数字を設定するという手法が開示されている。しかしながら、この手法でも、数字を簡単かつ精度よく識別するにはいまだ改良の余地がある
特許文献4には、連続するパターン成分を追跡するという手法によって、手書きを含む数字の識別を行う方法および装置が開示されているが、手書き数字にも対応することから、必然的に数字の識別手法がかなり複雑になってしまうことになる。
特開昭63−129487号公報 特開平10−55440号公報 特開昭63−129391号公報 特開2000−222528号公報
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、識別標識に付された数字をコンピュータによって簡単かつ精度よく識別できるようにした識別標識に表示された数字の識別装置および識別標識を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明にあっては、基本的に、1から0までの10種類の各数字を、コンピュータによって識別し易い形態となるように、基本的に縦線と横線とから構成すると共に、縦線と横線とがなす交差部における90度の内角の数を、数字の意味する数と同一となるように設定してある。具体的には、本発明における識別装置にあっては、次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
数字が表示されると共に表示された数字によって所定の意味づけがなされた識別標識と、
前記識別標識を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段によって得られる画像中の数字を識別する識別手段と、
を備え、
前記識別標識に表示される数字が、1または複数の縦線と該縦線または該縦線の延長線に対して直交する方向に伸びる1または複数の横線との組み合わせによって形成されると共に、縦線と横線とのなす交差部において形成される90度の内角の数が数字の意味する数と同一となるように設定され、
前記識別手段が、前記画像中における前記90度の内角の数をカウントして、該カウントされた内角の数に応じて該画像中の数字が幾つであるかを判断するように設定されている、
のようにしてある。上記解決手法によれば、読み込まれた画像データにおいて、縦線と横線とのなす交差部を検出して、この検出された交差部において形成される90度の内角を数をカウントするだけで、数字が識別されることになり、数字の識別を極めて簡単かつ精度よく行うことができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2〜請求項5に記載のとおりである。すなわち、
前記識別標識に、前記縦線および横線とは交差しないで90度の内角の形成には関与しない補助線または補助ドットがさらに表示されて、該識別標識を人間が目視したときに該補助線または補助ドットによって数字の認識が高められるようにされている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、交差部を形成しないためにコンピュータによる数字の識別には影響を与えない補助線または補助ドットを利用して、人間が目視したときの数字の識別性を高める上で好ましいものとなる。
前記縦線および横線が、複数の行と複数の列とからなるマトリクス上における個々の升目をつないだ形状として形成されている、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、行列からなるマトリクスの個々の升目を利用して縦線と横線とを形成するので、画像データから縦線と横線とを抽出することが極めて容易となり、コンピュータによって数字の識別性を高める上でより好ましいものとなる。
前記識別標識に表示される数字について、
「1」の数字は、1本の縦線と、該1本の縦線の上端から左方に伸びる1本の横線とを有して、1つの90度の内角を有しており、
「2」の数字は、第1の表示形態または第2の表示形態のいずれかの表示形態とされて、該第1の表示形態では、1本の縦線と、縦線の上端から左方に伸びる第1横線と、縦線の下端から右方に伸びる第2横線とを有して、2つの90度の内角を有しており、該第2の表示形態では、第1縦線と、該第1縦線の上端から左方に伸びる第1横線と、該第1縦線の左方かつ下方に位置される第2縦線と、該第2縦線の下端から右方へ伸びる第2横線とを有して、2つの90度の内角を有していると共に、該第1縦線の下端と第2縦線の上端とを結ぶ延長線上に該各縦線および横線とは交差しないで90度の内角の形成には関与しない補助線または複数の補助ドットが表示されており、
「3」の数字は、1本の縦線と、縦線の上下方向中間部から左方に伸びる第1横線と、縦線の下端または上端のいずれか一方から左方に伸びる第2横線とを有して、3つの90度の内角を有しており、
「4」の数字は、第1縦線と、該第1縦線の中間部付近から左方に伸びる第1横線と、該第1横線の左端から上方へ伸びる第2縦線と、該第2縦線の上端から右方へ伸びる第2横線とを有して、4つの90度の内角を有しており、
「5」の数字は、第1縦線と、該第1縦線の上端から左方へ伸びる第1横線と、該第1横線の左端から上方へ伸びる第2縦線と、該第2縦線の上端から右方へ伸びる第2横線と、該第1縦線の下端から左方へ伸びる第3横線と、該第3横線の左端から上方へ伸びる第3縦線とを有して、5つの90度の内角を有しており、
「6」の数字は、第1縦線と、該第1縦線の上端から右方へ伸びる第1横線と、該第1縦線の上下方向中間部から右方へ伸びる第2横線と、該第2横線の右端から下方へ伸びる第2縦線と、該第2縦線の下端と該第1縦線の下端とを結ぶ第3横線とを有して、6つの90度の内角を有しており、
「7」の数字は、第1縦線と、第1縦線の上端から左方に伸びる第1横線と、第1縦線の下端から左方へ伸びる第2横線と、該第2横線の左端から下方へ伸びる第2縦線と、該第2縦線の上下方向中間部において該第2縦線と直交して該第2縦線の左方および右方へ伸びる第3横線とを有して、7つの90度の内角を有しており、
「8」の数字は、互いに左右方向に間隔をあけて配置された第1縦線および第2縦線と、該第1縦線と第2縦線との上端同士を結ぶ第1横線と、該第1縦線と第2縦線との中間部同士を結ぶ第2横線と、該第1縦線と第2縦線との下端同士を結ぶ第3横線とを有して、8つの90度の内角を有しており、
「9」の数字は、第1縦線と、該第1縦線の上端から左方に伸びる第1横線と、該第1横線の左端から下方へ伸びる第2縦線と、該第2縦線の下端と該第1縦線の中間部とを結ぶ第2横線と、該第1縦線の下端から左方へ伸びる第3横線と、該第3横線の左端から上方へ伸びる第3縦線と、該第3縦線の上端から右方へ伸びる第4横線と、該第4横線の右端から上方へ伸びる第4縦線とを有して、9つの90度の内角を有しており、
「0」の数字は、互いに左右方向に間隔をあけて配置された第1縦線および第2縦線と、互いに上下方向に間隔をあけて配置された第1横線および第2横線とを有して、各線同士が全く連結されていないように形成されて、90度の内角の数が0個とされている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、1から0までの合計10個の数字のより具体的な表示形態が提供される。
「3」の数字が、前記縦線の下端または上端の他方の高さ位置において、該縦線の左方でかつ該縦線に対して間隔をあけた状態で、左右方向に伸びる補助線をさらに有している、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、人間が目視した際に、3の数字の識別性を高めることができる。
前記目的を達成するため、本発明における識別標識にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項6に記載のように、
数字が表示されると共に表示された数字によって所定の意味づけがなされた識別標識であって、
前記識別標識に表示される数字が、1または複数の縦線と該縦線または該縦線の延長線に対して直交する方向に伸びる1または複数の横線との組み合わせによって形成されると共に、縦線と横線とのなす交差部において形成される90度の内角の数が数字の意味する数と同一となるように設定されている、
ようにしてある。上記解決手法によれば、請求項1に用いる識別標識が提供される。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項7、請求項8に記載のとおりである。すなわち、
前記識別標識に、前記縦線および横線とは交差しないで90度の内角の形成には関与しない補助線または補助ドットがさらに表示されて、該識別標識を人間が目視したときに該補助線または補助ドットによって数字の認識が高められるようにされている、ようにしてある(請求項7対応)。この場合、請求項2に対応した効果を得るための識別標識が提供される。
前記縦線および横線が、複数の行と複数の列とからなるマトリクス上における個々の升目をつないだ形状として形成されている、ようにしてある(請求項8対応)。この場合、請求項3に対応した効果を得るための識別標識が提供される。
本発明によれば、コンピュータによって数字の識別を簡単かつ精読よく行うことができる。
搬送される製品の仕分け用として本発明を適用した例を示す簡略平面図。 製品の梱包容器に付された識別標識の一例を示す側面図。 1から0までの10種類の数字の表示形態例を示す図。 1の数字の表示形態例を示す図。 2の数字の表示形態例を示す図。 3の数字の表示形態例を示す図。 4の数字の表示形態例を示す図。 5の数字の表示形態例を示す図。 6の数字の表示形態例を示す図。 7の数字の表示形態例を示す図。 8の数字の表示形態例を示す図。 9の数字の表示形態例を示す図。 0の数字の表示形態例を示す図。 図1の製品仕分けに用いるための制御系統例を示すブロック図。 図14に示すコントローラの制御例を示すフローチャート。 1の数字の表示形態の別の例を示す図。 2の数字の表示形態の別の例を示す図。 3の数字の表示形態の別の例を示す図。 3の数字の表示形態のさらに別の例を示す図。 0の数字の表示形態の別の例を示す図。
図1において、1は搬送経路を構成する主コンベアで、梱包容器(ワーク)Wを搬送するようになっておいる。この主コンベア1に対して、第1〜第5の5つのステーション11〜15が配置されている。第1ステーション11は、主コンベア1の下流端(搬送方向下流側端)に配置されて、梱包容器Wは、主コンベア1によって搬送し続けられたときに第1ステーション11に搬送される。
各ステーション11〜15について説明するが、第1ステーション11については後述することとして、まず、第2ステーション12から説明する。第2ステーション12は、主コンベア1からサブコンベア2を介して梱包容器Wが搬送可能とされ、主コンベア1からサブコンベア2への移送は、切換手段としての仕分け機22によって選択的に行われるようになっている。すなわち、主コンベア1上を搬送される梱包容器Wが仕分け機22の位置に到達したときに、仕分け機22の切換えに応じて、梱包容器Wが主コンベア1でそのまま搬送される状態と、サブコンベア2に移送される状態とが切換えられる。
第3ステーション13は、主コンベア1からサブコンベア3を介して梱包容器Wが搬送可能とされ、主コンベア1からサブコンベア3への移送は、仕分け機23によって選択的に行われるようになっている。すなわち、主コンベア1上を搬送される梱包容器Wが仕分け機23の位置に到達したときに、仕分け機23の切換えに応じて、梱包容器Wが主コンベア1でそのまま搬送される状態と、サブコンベア3に移送される状態とが切換えられる。
第4ステーション14は、主コンベア1からサブコンベア4を介して梱包容器Wが搬送可能とされ、主コンベア1からサブコンベア4への移送は、仕分け機24によって選択的に行われるようになっている。すなわち、主コンベア1上を搬送される梱包容器Wが仕分け機24の位置に到達したときに、仕分け機24の切換えに応じて、梱包容器Wが主コンベア1でそのまま搬送される状態と、サブコンベア4に移送される状態とが切換えられる。
第5ステーション15は、主コンベア1からサブコンベア5を介して梱包容器Wが搬送可能とされ、主コンベア1からサブコンベア5への移送は、仕分け機25によって選択的に行われるようになっている。すなわち、主コンベア1上を搬送される梱包容器Wが仕分け機25の位置に到達したときに、仕分け機25の切換えに応じて、梱包容器Wが主コンベア1でそのまま搬送される状態と、サブコンベア5に移送される状態とが切換えられる。
上述したステーション11〜15のうち、ステーション12〜15は、梱包容器Wの配送地域別に設定されている。例えば、ステーション12は、東日本地域に配送される梱包容器Wの集積場所であり、このステーション12に集積された梱包容器Wは、例えばトラックによって東日本地域の所定の場所へと配送される。同様に、ステーション13は西日本地域へ配送される梱包容器Wの集積場所とされ、ステーション14は日本国の離島(北海道、本州、四国、九州を除く日本国地域)へ配送される梱包容器Wの集積場所とされ、ステーション15は国外地域へ配送される梱包容器Wの集積場所とされる。そして、ステーション11は、そのままの状態では配送してはいけない状態となっている梱包容器Wの集積場所とされている。
梱包容器Wは、実施形態では、複数の製品を梱包した梱包容器とされて、その外側面には、識別標識30が付されている。この識別標識30は、梱包容器W内の製品に関する情報を示すためのもので、実施形態では6桁の数字の組み合わせとされている。すなわち、識別標識30は、6桁の数字表示部30a〜30fを有して、この数字表示部30a〜30fに記載された数字によって、梱包容器W(梱包容器)内の製品情報が示される。なお、各数字表示部は左右方向に等間隔に設定されている。
上記識別標識30に付された数字の意味合いは、例えば次のような内容として設定される。まず、もっとも左端の数字表示部30aは、梱包容器Wの配送地域を示すもので、例えば、数字表示部30aに付された数字が「1」の場合は関東地域を示し、「2」の場合は西日本地域を示し、「3」の場合は日本国の離島(北海道、本州、四国、九州を除く日本国地域)を示し、「4」の場合は国外地域を示す。図2では、数字表示部30aには「2」の数字が付されているので、梱包容器Wは、西日本地域へ搬送されるべきものである。
また、数字表示部30bが、梱包容器W内の製品の種類を示す。数字表示部30cに表示される数字が、梱包容器W内の製品の個数を示す。数字表示部30dと30eと30fに表示される数字(の組み合わせ)が、個々の梱包容器Wの識別用とされる。前述した第1ステーション11に集積される梱包容器Wは、その内部の製品の種類と個数と配送地域とが合致しないものである。ステーション11に集積された梱包容器Wは、その内部の製品が所定の正規の関係となるように詰め替えられた後、再び主コンベア1で搬送されることになる。
図3は、図2に示す識別標識30(の数字表示部30a〜30f)に付される「1」,「2」,「3」,「4」,「5」,「6」,「7」,「8」,「9」,「0」の合計10個の数字の形態例が示される。この図3に示す数字は、後述するように、縦線と横線との組み合わせからなり、コンピュータを利用して簡単かつ精度よく読取れるように、また人間が目視したときに人間が容易に読み取れるように設定してある。
図4〜図13は、図2に示す数字の表示形態を詳細に示すものである。各数字は、13行・5列からなるマトリクス上の升目(実施形態では1つの升目の形状は正方形)を適宜埋めることによって形成される縦線と横線との組み合わせによって構成されている。この縦線と横線との関係は、縦線またはその延長線に対して、横線またはその延長線が直交するものである。なお、縦線と横線の各幅は、1行(1列)分の寸法とされる。また、以下の説明で、縦線を「a」の符合で示し、縦線同士を区別する場合には、「a」の符合に数字を付して区別するようにしてある。同様に、横線を「b」の符合で示し、横線同士を区別する場合には、「b」の符合に数字を付して区別するようにしてある。なお、図4〜図13において、マトリクス(の升目)は数字形成例を具体的に示すための参考用として表示してある。つまり、識別標識30に表示される数字にはマトリクス(の升目)が表示されないものであるが、識別標識30にマトリクス(の升目)を合わせて表示することもできる。
図4は、数字の「1」を示すものである。すなわち、「1」の数字は、1本の縦線a1と、該1本の縦線a1の上端から左方に伸びる1本の横線b1とを有して、縦線a1と横線b1との交差部において形成される90度の内角は、マル1(1の数字をマルの記号で囲んだものの意味)で示すように1つとされる。つまり、90度の内角の数が、数字の「1」が意味する数と同一となるように設定されている。実施形態では、縦線a1の長さは13行分で、横線b1の長さは3列分とされている。縦線a1と横線b1とは交差しているため、横線b1の1列分の長さは、縦線a1の1行分の長さと重複したものとなる。
図5は、数字の「2」を示すものである。すなわち、「2」の数字は、1本の縦線a1と、縦線a1の上端から左方に伸びる第1横線b1と、縦線b1の下端から右方に伸びる第2横線b2とを有して、2つの90度の内角(マル1とマル2で示す)を有している。つまり、90度の内角の数が、数字の「2」が意味する数と同一となるように設定されている。なお、実施形態では、縦線a1の長さは13行分で、各横線b1の長さは2列分とされ、横線b2の長さは4列分とされている。
図6は、数字の「3」を示すものである。すなわち、「3」の数字は、1本の縦線a1と、縦線a1の上下方向中間部から左方に伸びる第1横線b1と、縦線a1の下端から左方に伸びる第2横線b2とを有して、3つの90度の内角(マル1〜マル3で示す)を有している。つまり、90度の内角の数が、数字の「3」が意味する数と同一となるように設定されている。図6に数字の「3」は、一般的な3の数字とは若干相違して、縦線a1の上端から左方に伸びる横線を有しないものとなっている。ただし、一般的な「3」の数字にかなり近い形態を有している一方、この図6に示す形態に近い別の数字が存在しない等のことから、人間(作業員)が目視したときに、「3」であると明確に認識できるものである。なお、縦線および横線の長さの説明は、図4および図5についての前述した説明から明らかなので省略する(このことは、以下の「4」以下の数字についても同じ)。
図7は、数字の「4」を示すものである。「4」の数字は、1本の長い第1縦線a1と、該第1縦線a1の中間部付近から左方に伸びる第1横線b1と、該第1横線b1の左端から上方へ伸びる第2縦線a2と、該第2縦線a2の上端から右方へ伸びる第2横線b2とを有して、4つの90度の内角(マル1〜マル4で示す)を有している。つまり、90度の内角の数が、数字の「4」が意味する数と同一となるように設定されている。なお、第2横線b2の高さ位置は、第1縦線a1の上端よりも高い位置とされている。
図8は、数字の「5」を示すものである。「5」の数字は、第1縦線a1と、該第1縦線a1の上端から左方へ伸びる第1横線b1と、該第1横線b1の左端から上方へ伸びる第2縦線a2と、該第2縦線a2の上端から(例えば加工手順や加工方法を識別する)右方へ伸びる第2横線b2と、該第1縦線a1の下端から左方へ伸びる第3横線b3と、該第3横線b3の左端から上方へ伸びる第3縦線a3とを有して、5つの90度の内角(マル1〜マル5で示す)を有している。つまり、90度の内角の数が、数字の「5」が意味する数と同一となるように設定されている。なお、各横線B1、B2、B3の長さは互いに等しく設定され、また第3縦線a3の上端位置が第1横線b1よりも低い位置とされている。
図9は、数字の「6」を示すものである。「6」の数字は、第1縦線a1と、該第1縦線a1の上端から右方へ伸びる第1横線b2と、該第1縦線a1の上下方向中間部から右方へ伸びる第2横線b2と、該第2横線b2の右端から下方へ伸びる第2縦線a2と、該第2縦線a2の下端と該第1縦線a1の下端とを結ぶ第3横線b3とを有して、6つの90度の内角(マル1〜マル6で示す)を有している。つまり、90度の内角の数が、数字の「6」が意味する数と同一となるように設定されている。
図10は、数字の「7」を示すものである。「7」の数字は、第1縦線a1と、第1縦線a1の上端から左方に伸びる第1横線b1と、第1縦線a1の下端から左方へ伸びる第2横線b2と、該第2横線b2の左端から下方へ伸びる第2縦線a2と、該第2縦線a2の上下方向中間部において該第2縦線a2と直交して該第2縦線a2の左方および右方へ伸びる第3横線b3とを有して、7つの90度の内角(マル1〜マル7で示す)を有している。つまり、90度の内角の数が、数字の「7」が意味する数と同一となるように設定されている。なお、第2横線b2の長さが第1横線b1よりも短くされて、第2縦線a2が第1横線B1のほぼ中間位置おいて上下方向に伸びるようにされている。また、第3横線b3を有する点において、一般的な「7」の数字とは相違するが、全体的には、「7」の数字の特徴を十分有する他、他の数字の表示形態から明確に区別することができ、しかも例えば「0」(数字の零)と「D」(アルファベットのディー)とを区別するために、「D」の左縦線に横棒を引くことも一般的に行われていることから、第3横線b3を有しても、特に違和感を生じないものである。
図11は、数字の「8」を示すものである。「8」の数字は、互いに左右方向に間隔をあけて配置された第1縦線a1および第2縦線a2と、該第1縦線a1と第2縦線a2との上端同士を結ぶ第1横線b1と、該第1縦線a1と第2縦線a2との中間部同士を結ぶ第2横線b2と、該第1縦線a1と第2縦線a2との下端同士を結ぶ第3横線b3とを有して、8つの90度の内角(マル1〜マル8で示す)を有している。つまり、90度の内角の数が、数字の「8」が意味する数と同一となるように設定されている。
図12は、数字の「9」を示すものである。「9」の数字は、第1縦線a1と、該第1縦線a1の上端から左方に伸びる第1横線b1と、該第1横線b1の左端から下方へ伸びる第2縦線a2と、該第2縦線a2の下端と該第1縦線a1の中間部とを結ぶ第2横線b2と、該第1縦線a1の下端から左方へ伸びる第3横線b3と、該第3横線b3の左端から上方へ伸びる第3縦線a3と、該第3縦線a3の上端から右方へ伸びる第4横線b4と、該第4横線b4の右端から上方へ伸びる第4縦線a4とを有して、9つの90度の内角(マル1〜マル9で示す)を有している。つまり、90度の内角の数が、数字の「9」が意味する数と同一となるように設定されている。なお、第4縦線a4の上端は、第2横線b2よりも低い位置となるように設定される。
図13は、数字の「0」を示すものである。「0」の数字は、互いに左右方向に間隔をあけて配置された第1縦線a1および第2縦線a2と、互いに上下方向に間隔をあけて配置された第1横線b1および第2横線b2とを有して、各線a1、a2,b1、b2同士が全く連結されていないように形成されて、90度の内角の数が0個とされている。つまり、90度の内角の数が、数字の「0」が意味する数と同一となるように設定されている。
図14は、識別標識30の数字表示部30aに付された数字に基づいて、主コンベア1からの梱包容器Wを、数字表示部30aに付された数字が意味する配送地域に対応したステーション11〜15のいずれかに搬送するための制御系統例を示す。この図14において、Uは、マイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラである。このコントローラUは、カメラC、および入力手段Kからの信号が入力される一方、各仕分け機22〜25およびディスプレイDを制御する。
カメラCは、図1に示すように、もっとも上流側の仕分け機22よりも上流側において、主コンベア1の側方に配置されて、主コンベア1を搬送される梱包容器Wの側面(に付された識別標識30)を撮影するものとなっている。カメラCは、実施形態では一般的なデジタルカメラが用いられているが、赤外線式カメラやスキャン式カメラ等、撮影手段として利用されている適宜のものを用いることができる。
入力手段Kは、例えばパーソナルコンピュータのキーボードとされて、個々の梱包容器Wについて、梱包容器Wの識別数字と共に、その内部の製品の種類と個数と配送地域とを入力するものとなっている(入力データはコントローラU内の記憶手段に記憶される)。ディスプレイDには、ステーション15に集積された詰め替えが要求される梱包容器Wがどのようなものであるかが表示される(例えば配送地域が相違する等)。
次に、コントローラUによる制御例について、図15に示すフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明でSはステップを示す。まず、S1において、カメラCで撮影された識別標識30(の数字表示部30a〜30f)が撮影されて、その画像データが入力される。なお、カメラCによる撮影は、梱包容器WがカメラCによる撮影領域に到達したときに自動的に行われる。次いで、S2において、S1で得られた画像データが2値化される(明暗の強調で、画像データ中の縦線と横線とをより明確にする処理)。
S3では、領域設定値nが1に初期化される。この領域設定値nは、1のときが、数字表示部30a(の領域)の選択を示し、2のときが数字表示部30bの選択を示し、3のときが、数字表示部30cの選択を示し、4のときが数字表示部30dの選択を示し、5のときが、数字表示部30eの選択を示し、6のときが数字表示部30fの選択を示す。
S3の後、S4において、画像データ中の縦線と横線とが抽出される。当初は、nが1に初期化されているので、数字表示部30aの領域での縦線と横線との抽出となり、これは、配送地域を示す数字の読み取りとなる。
S5では、縦線と横線との交差部が抽出され、この後S6において、交差部でにおいて90度の内角をなす部分の数がカウントされる。この後、S7において、90度の内角の数に応じて、数字表示部30aに表示されている数字が決定される(90度の内角の数と同一の数を意味する数字に決定される)。この後S8において、S7で決定された数字が記憶される(数字表示部30aに対応した数字の記憶)。なお、縦線と横線との交差部における90度の内角の有無の判定は種々の手法によりなし得るが、例えば、図4、図5等で黒くぬりつぶされた部分の升目を「1」、黒く塗りつぶされていない部分の升目を「0」として、この「1」と「0」との配置関係をみることによって容易になし得る。
S8の後、S9において、全領域について数字を決定(識別)したか否かが判別される。当初は、このS9での判別でNOとなり、このときは、S10において、領域設定値nがカウントアップされた後、S4に戻る。すなわち、S10において領域設定値が2にカウントアップされた後にS4を経るときは、領域設定値が2に対応した数字表示部30bについての数字決定となり、このようにして、S9からS10を経る毎に、右隣りの数字表示部に表示されている数字の決定が行われていくことになる。
S8において数字表示部30fについての数字が記憶された後は、S9での判別がYESとなって、S11の処理を経ることになる。S11では、S8で記憶されている数字表示部30aの数字に基づいて、仕分け機22〜25が適宜作動されて、ステーション12〜15へ梱包容器Wが適宜振り分けて搬送されることになる。また、梱包容器W内の製品の種類と個数と配送地域とが、入力手段Kによって入力されたデータと合致しないときは、製品の詰め替えが必要なときなので、各仕分け機22〜25をなんら作動させることなく、梱包容器Wはステーション11へと搬送されることになる。
図16〜図20は、それぞれ数字の表示形態の変形例を示すものであるが、各変形例共に、15行5列のマトリクスを利用した表示形態とされている。まず、図16は、数字「1」の変形例を示す。本実施形態では、縦線a1の上端から左方へ伸びる横線b1を有する点においては図4に示す数字「1」と同じである。ただし、横線b1の長さが図4の場合よりも短くされ、かつ、横線b1の直左方かつ直下方に、1升目分の補助線(補助ドット)c1を表示するようにしてある。この補助線c1を用いることにより、90度の内角の数を、数字の「1」が意味する数を同一としつつ、目視したときに「1」の数字であるということがより明確に認識し易いものとなっている。
図17は、数字「2」の変形例を示す。この図17に示す「2」の数字は、第1縦線a1と、第1縦線a1の上端から左方に伸びる第1横線b1と、第1縦線a1の左方かつ下方に位置される第2縦線a2と、第2縦線a2の下端から右方へ伸びる第2横線b2とを有して、2つの90度の内角を有している。これに加えて第1縦線a1の下端と第2縦線a2の上端とを結ぶ延長線上に、各縦線a1、a2および各横線b1、b2とは交差しないで90度の内角の形成には関与しない補助線(複数の補助ドット)c1が表示されている。この図17の例でも、図5に示す数字「2」よりも、目視したときに「2」であるとより容易に理解され易いものとなる。
図18は、「3」の数字の変形例を示す。この図18に示す「3」の数字は、図6に示す「3」の表示形態に対して、縦線a1の上端の高さ位置でかつ縦線a1に対して間隔をあけた状態で、縦線a1の左方位置において左右方向に伸びる補助線c1をさらに有しているものとなっている。この図16の表示態様も、目視したときに、「3」の数字であるとより容易に理解されるものとなる。なお、補助線c1の左端は、第2横線b2の左端よりも右方側に位置されている。
図19は、「3」の数字の別の変形例を示す。この図19に示す「3」の数字は、図18における第2横線b1と補助線c1との上下位置関係を逆にした関係とされている。ただし、補助線c1の左端は、第2横線b2の左端と同じ位置に設定されている(図19に示す補助線c1は、図18に示す補助線c1よりも長くされている)。この図19の表示態様も、目視したときに、「3」の数字であるとより容易に理解されるものとなる。
図20は、「0」の数字の変形例を示す。この図20に示す「0」の数字は、図13に示す場合に比して、各縦線a1、a2をそれぞれ上下に伸ばして、縦線a1、a2の各上端がそれぞれ第1横線b1の直近に位置するように、かつ縦線a1、a2の各下端がそれぞれ第2横線b2の直近に位置するようにしてある。この図20に示す表示態様は、目視したときに、「0」の数字であるとより容易に理解され易いものとなる。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。数字を利用した識別標識30の利用形態としては、仕分け用としてのみならず、識別を要する分野であればいずれにも適用することができ、例えば、工場における製品の各種の製造工程における各種の識別用として利用でき(例えば加工される梱包容器の識別、加工手順、加工方法製造年月日等を識別する)、車両のナンバープレート(個人識別に相当するID用で、例えば速度違反取締用)、料理等のメニュー(料理品目を数字を用いて識別)、犬、猫等のぺットの首輪(ペット識別に関するID用)として利用したり等にも適用できる。勿論、所定の意味づけは、1つの数字によってのみならず、複数の数字の組み合わせでもって行うこともできる。また、数字以外の文字、記号(例えばアルファベット)と組み合わせて使用することもできる。
識別標識30に複数の識別用の数字を付する場合に、各数字を左右方向に並べて表示する場合に限らず、上下方向に並べて表示したり、左右方向および上下方向の両方向に並べて表示するものであってもよい。縦線と横線(必要に応じて補助線あるいは補助ドット)とを用いて数字を表示する表示形態は、図4〜図13,図16〜図20に示すようなものに限らず、例えば縦線や横線の長さを若干相違させたり、縦線から伸びる横線の上下位置を若干上下方向にずらしたりする等、適宜変形できるものである。識別用の数字の表示は、印刷や電子表示(例えば電光板表示)等、適宜の手法でもって行うこともでき、またモノクロ表示は勿論のことカラー表示を行うこともできる。また、例えばパソコンの表示画面上において例えば電話番号を表示させて、表示された電話番号をカメラ付携帯電話で撮影させることによって、電話番号を携帯電話に記憶させる等、種々の分野において本発明を適用することができる。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
工場等における製品の仕分け等に用いることができる。
W:梱包容器
C:カメラ
U:コントローラ
1:主コンベア
2〜5:サブコンベア
11〜15:ステーション
22〜25:仕分け機
30:識別標識
30a〜30f:数字表示部
a:縦線
b:横線
c:補助線または補助ドット
マル1〜マル9:90度の内角

Claims (8)

  1. 数字が表示されると共に表示された数字によって所定の意味づけがなされた識別標識と、
    前記識別標識を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段によって得られる画像中の数字を識別する識別手段と、
    を備え、
    前記識別標識に表示される数字が、1または複数の縦線と該縦線または該縦線の延長線に対して直交する方向に伸びる1または複数の横線との組み合わせによって形成されると共に、縦線と横線とのなす交差部において形成される90度の内角の数が数字の意味する数と同一となるように設定され、
    前記識別手段が、前記画像中における前記90度の内角の数をカウントして、該カウントされた内角の数に応じて該画像中の数字が幾つであるかを判断するように設定されている、
    ことを特徴とする識別標識に表示された数字の識別装置。
  2. 請求項1において、
    前記識別標識に、前記縦線および横線とは交差しないで90度の内角の形成には関与しない補助線または補助ドットがさらに表示されて、該識別標識を人間が目視したときに該補助線または補助ドットによって数字の認識が高められるようにされている、ことを特徴とする識別標識に表示された数字の識別装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記縦線および横線が、複数の行と複数の列とからなるマトリクス上における個々の升目をつないだ形状として形成されている、ことを特徴とする識別標識に表示された数字の識別装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記識別標識に表示される数字について、
    「1」の数字は、1本の縦線と、該1本の縦線の上端から左方に伸びる1本の横線とを有して、1つの90度の内角を有しており、
    「2」の数字は、第1の表示形態または第2の表示形態のいずれかの表示形態とされて、該第1の表示形態では、1本の縦線と、縦線の上端から左方に伸びる第1横線と、縦線の下端から右方に伸びる第2横線とを有して、2つの90度の内角を有しており、該第2の表示形態では、第1縦線と、該第1縦線の上端から左方に伸びる第1横線と、該第1縦線の左方かつ下方に位置される第2縦線と、該第2縦線の下端から右方へ伸びる第2横線とを有して、2つの90度の内角を有していると共に、該第1縦線の下端と第2縦線の上端とを結ぶ延長線上に該各縦線および横線とは交差しないで90度の内角の形成には関与しない補助線または複数の補助ドットが表示されており、
    「3」の数字は、1本の縦線と、縦線の上下方向中間部から左方に伸びる第1横線と、縦線の下端または上端のいずれか一方から左方に伸びる第2横線とを有して、3つの90度の内角を有しており、
    「4」の数字は、第1縦線と、該第1縦線の中間部付近から左方に伸びる第1横線と、該第1横線の左端から上方へ伸びる第2縦線と、該第2縦線の上端から右方へ伸びる第2横線とを有して、4つの90度の内角を有しており、
    「5」の数字は、第1縦線と、該第1縦線の上端から左方へ伸びる第1横線と、該第1横線の左端から上方へ伸びる第2縦線と、該第2縦線の上端から右方へ伸びる第2横線と、該第1縦線の下端から左方へ伸びる第3横線と、該第3横線の左端から上方へ伸びる第3縦線とを有して、5つの90度の内角を有しており、
    「6」の数字は、第1縦線と、該第1縦線の上端から右方へ伸びる第1横線と、該第1縦線の上下方向中間部から右方へ伸びる第2横線と、該第2横線の右端から下方へ伸びる第2縦線と、該第2縦線の下端と該第1縦線の下端とを結ぶ第3横線とを有して、6つの90度の内角を有しており、
    「7」の数字は、第1縦線と、第1縦線の上端から左方に伸びる第1横線と、第1縦線の下端から左方へ伸びる第2横線と、該第2横線の左端から下方へ伸びる第2縦線と、該第2縦線の上下方向中間部において該第2縦線と直交して該第2縦線の左方および右方へ伸びる第3横線とを有して、7つの90度の内角を有しており、
    「8」の数字は、互いに左右方向に間隔をあけて配置された第1縦線および第2縦線と、該第1縦線と第2縦線との上端同士を結ぶ第1横線と、該第1縦線と第2縦線との中間部同士を結ぶ第2横線と、該第1縦線と第2縦線との下端同士を結ぶ第3横線とを有して、8つの90度の内角を有しており、
    「9」の数字は、第1縦線と、該第1縦線の上端から左方に伸びる第1横線と、該第1横線の左端から下方へ伸びる第2縦線と、該第2縦線の下端と該第1縦線の中間部とを結ぶ第2横線と、該第1縦線の下端から左方へ伸びる第3横線と、該第3横線の左端から上方へ伸びる第3縦線と、該第3縦線の上端から右方へ伸びる第4横線と、該第4横線の右端から上方へ伸びる第4縦線とを有して、9つの90度の内角を有しており、
    「0」の数字は、互いに左右方向に間隔をあけて配置された第1縦線および第2縦線と、互いに上下方向に間隔をあけて配置された第1横線および第2横線とを有して、各線同士が全く連結されていないように形成されて、90度の内角の数が0個とされている、
    ことを特徴とする識別標識に表示された数字の識別装置。
  5. 請求項4において、
    「3」の数字が、前記縦線の下端または上端の他方の高さ位置において、該縦線の左方でかつ該縦線に対して間隔をあけた状態で、左右方向に伸びる補助線をさらに有している、ことを特徴とする識別標識に表示された数字の識別装置。
  6. 数字が表示されると共に表示された数字によって所定の意味づけがなされた識別標識であって、
    前記識別標識に表示される数字が、1または複数の縦線と該縦線または該縦線の延長線に対して直交する方向に伸びる1または複数の横線との組み合わせによって形成されると共に、縦線と横線とのなす交差部において形成される90度の内角の数が数字の意味する数と同一となるように設定されている、
    ことを特徴とする識別標識。
  7. 請求項6において、
    前記識別標識に、前記縦線および横線とは交差しないで90度の内角の形成には関与しない補助線または補助ドットがさらに表示されて、該識別標識を人間が目視したときに該補助線または補助ドットによって数字の認識が高められるようにされている、ことを特徴とする識別標識。
  8. 請求項6または請求項7において、
    前記縦線および横線が、複数の行と複数の列とからなるマトリクス上における個々の升目をつないだ形状として形成されている、ことを特徴とする識別標識。
JP2009209980A 2009-09-11 2009-09-11 識別標識に表示された数字の識別装置 Expired - Fee Related JP4751466B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009209980A JP4751466B2 (ja) 2009-09-11 2009-09-11 識別標識に表示された数字の識別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009209980A JP4751466B2 (ja) 2009-09-11 2009-09-11 識別標識に表示された数字の識別装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011060063A true JP2011060063A (ja) 2011-03-24
JP4751466B2 JP4751466B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=43947605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009209980A Expired - Fee Related JP4751466B2 (ja) 2009-09-11 2009-09-11 識別標識に表示された数字の識別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4751466B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105975958A (zh) * 2016-05-30 2016-09-28 北京海泰方圆科技股份有限公司 一种数字识别的方法及设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0290283A (ja) * 1988-09-27 1990-03-29 Shinko Electric Co Ltd コード化可能な手書き数字およびその数字を適用した情報処理装置
JPH05135121A (ja) * 1991-11-14 1993-06-01 Hitachi Software Eng Co Ltd ダイアグラム認識システム
JPH11190987A (ja) * 1997-10-20 1999-07-13 Sony Corp 表示装置、マーカー信号構成方法、マーカー信号検出回路、及び制御信号発生回路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0290283A (ja) * 1988-09-27 1990-03-29 Shinko Electric Co Ltd コード化可能な手書き数字およびその数字を適用した情報処理装置
JPH05135121A (ja) * 1991-11-14 1993-06-01 Hitachi Software Eng Co Ltd ダイアグラム認識システム
JPH11190987A (ja) * 1997-10-20 1999-07-13 Sony Corp 表示装置、マーカー信号構成方法、マーカー信号検出回路、及び制御信号発生回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105975958A (zh) * 2016-05-30 2016-09-28 北京海泰方圆科技股份有限公司 一种数字识别的方法及设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4751466B2 (ja) 2011-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI591353B (zh) Electronic parts conveying apparatus and electronic parts inspection apparatus
US5825015A (en) Machine readable binary codes
WO2015145982A1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、物流システム、情報処理方法およびプログラム記憶媒体
CN102667820B (zh) 标有标识码的物品、标识码生成装置和信息传递方法
EP3104343B1 (en) Bill processing device
EP0585244A1 (en) Data tag and detecting method
JP2010277446A (ja) バーコード処理装置及びバーコード処理方法
EP2523080A1 (de) System zum Lokalisieren und Identifizieren von wenigstens zwei separaten Gegenständen
JP6471835B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、及びプログラム
JP4751466B2 (ja) 識別標識に表示された数字の識別装置
US20240202659A1 (en) Counting a number of objects in an image
JP2012174101A (ja) ラベル検査システム、ラベル検査装置及びラベル検査プログラム
JP5966354B2 (ja) ラベル貼付システム
JP6748168B2 (ja) 略円形の側面を有する物品の検査装置、及び物品反転装置
JP2021009086A (ja) 外観検査装置
JP2015041371A (ja) 物品情報認識装置
WO2017208641A1 (ja) 環境履歴表示物、それを用いたデータ処理方法、データ処理装置、及び品質管理方法
CN111149112A (zh) 二维码显示介质
CN103714361A (zh) 一种隧道式物品识别系统
CN115397753A (zh) 数据收集方法、数据收集系统、数据收集装置、数据提供方法及计算机程序
EP3487638B1 (en) Method for providing sorting information for postal sorting items
JP6454249B2 (ja) 薬剤監査装置及び方法
JP6854854B2 (ja) 検知読取装置、検知読取方法及びプログラム
CN221821170U (zh) 一种输送模块及校验机
JPWO2014033815A1 (ja) Ng部品表示方法およびng部品表示システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110415

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350