JP2011059942A - 情報処理端末、サーバ装置、データ通信システム、及びプログラム - Google Patents

情報処理端末、サーバ装置、データ通信システム、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】シンクライアントシステムにおいて特に動的な表示を伴う場合の表示画面の更新を迅速に行えるようにすること。
【解決手段】情報処理端末は、表示部に表示されているポインタの位置が表示部に表示されている何れかのウィジェットを示す表示の表示範囲内にある場合に、ポインタが示しているウィジェットをWebサーバから取得してアプリケーション保存メモリに記憶させる。このウィジェットに対する操作がなされた場合に、情報処理端末はアプリケーション保存メモリからウィジェットを起動して処理を行わせて表示部の表示画面を更新する。
【選択図】図6

Description

本発明は、シンクライアントシステムに対応した情報処理端末とサーバ装置、並びにそのようなデータ通信システム、及び情報処理端末やサーバ装置のコンピュータで実行されるプログラムに関する。
近年、携帯電話機等の小型の情報処理端末の普及に伴い、このような小型の情報処理端末においても多くのアプリケーションを実行可能とする要求が高まっている。ここで、一般に小型の情報処理端末は処理能力が乏しく、多くのアプリケーションを実行できるような状況にはない。このような問題を解決するため、シンクライアント(Thin client)システムが注目されている。シンクライアントシステムにおいては、本来、情報処理端末にて実行すべきアプリケーションが情報処理端末とは別個に設けられたサーバ上で実行される。そして、情報処理端末からはサーバ上で実行されるアプリケーションに対する操作指示(キーイベント等と呼ばれる)をサーバに送信可能になされている。このようなシンクライアントシステムにより、情報処理端末には画面表示部や入力部等の最低限の機能を持たせるだけで、小型の情報処理端末から多くのアプリケーションを実行可能となる。
ここで、従来のシンクライアントシステムでは、情報処理端末上での操作が行われる毎に情報処理端末とサーバとの間での通信がなされるので、特に高遅延・狭帯域の通信環境において迅速なレスポンスが期待できなくなる。
シンクライアントシステムにおける迅速なレスポンスを実現すべく、特許文献1においては、GUIコンポーネント単位でその属性に対応したコマンドを定義し、GUIコンポーネントの属性値を送受信することにより、サーバと情報処理端末との間でやり取りされるデータ量を削減するようにしている。
特開2005−228227号公報
特許文献1の技術を用いても情報処理端末上での操作が行われる毎に情報処理端末とサーバとの間での通信がなされる点においては変わらない。このため、特に、表示画面を頻繁に更新する必要がある動的な表示を伴う場合においては迅速なレスポンスが期待できなくなる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、シンクライアントシステムにおいて特に動的な表示を伴う場合の表示画面の更新を迅速に行うことができるシンクライアントシステムに対応した情報処理端末とサーバ装置、並びにそのようなデータ通信システム、及び情報処理端末やサーバ装置のコンピュータで実行されるプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の情報処理端末は、アプリケーションに対応した表示画面の送信要求をサーバ装置に送信する要求送信手段と、前記送信要求に対応する表示画面の画面データを前記サーバ装置から受信する画面データ受信手段と、前記画面データ受信手段により受信された画面データに応じて表示される表示画面上の位置情報を前記サーバ装置に送信する位置送信手段と、前記位置送信手段により送信された前記表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された簡易プログラムを示す表示の表示範囲内である場合に、前記簡易プログラムを受信する簡易プログラム受信手段と、前記画面データ受信手段により受信された画面データに基づく表示画面と前記簡易プログラム受信手段により受信された前記簡易プログラムを示す表示とを合わせて表示する合成画面表示手段と、前記簡易プログラム受信手段により受信された前記簡易プログラムに処理を実行させる簡易プログラム処理手段と、前記合成画面表示手段により表示された前記簡易プログラムを示す表示を前記簡易プログラム処理手段により処理を実行した後の前記簡易プログラムを示す表示に随時更新する更新表示手段とを備えることを特徴とする。
また、第2の態様の情報処理端末は、第1の態様において、前記簡易プログラム受信手段は、前記位置送信手段が送信した表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された別の簡易プログラムを示す表示の表示範囲内に移動した場合に、前記別の簡易プログラムを受信することを特徴とする。
また、第3の態様の情報処理端末は、第1又は第2の態様において、前記要求送信手段は、前記位置送信手段が送信した表示画面上の位置情報が前記簡易プログラムの表示範囲内から離れた位置となった場合に、前記表示画面の送信要求を再び送信することを特徴とする。
また、第4の態様の情報処理端末は、第1〜第3の何れかの態様において、前記要求送信手段は、前記アプリケーションの変更がなされた場合に該アプリケーションの変更に伴って更新される表示画面の送信要求を送信することを特徴とする。
また、第5の態様のサーバ装置は、情報処理端末からアプリケーションに対応した表示画面の送信要求を受信する要求受信手段と、前記要求受信手段により受信した送信要求に対応する表示画面の画面データを前記情報処理端末に送信する画面データ送信手段と、前記画面データに応じて前記情報処理端末に表示される表示画面上の位置情報を受信する位置受信手段と、前記位置受信手段により受信された前記表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された簡易プログラムを示す表示の表示範囲内である場合に、前記簡易プログラムを前記情報処理端末に送信する簡易プログラム送信手段とを備えることを特徴とする。
また、第6の態様のサーバ装置は、第5の態様において、前記簡易プログラム送信手段は、前記位置受信手段により受信した表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された別の簡易プログラムを示す表示の表示範囲内に移動した場合に、前記簡易プログラムを前記情報処理端末に送信することを特徴とする。
また、第7の態様のサーバ装置は、第5又は第6の態様において、前記要求受信手段は、前記位置受信手段が受信した表示画面上の位置情報が前記簡易プログラムの表示範囲内から離れた位置となった場合に、前記表示画面の送信要求を再び受信することを特徴とする。
また、第8の態様のサーバ装置は、第5〜第7の何れかの態様において、前記画面データ送信手段は、前記要求受信手段により前記表示画面の更新を要求するための送信要求が受信された場合に、更新された表示画面の画面データを送信することを特徴とする。
また、第9の態様のデータ通信システムは、アプリケーションに対応した表示画面の送信要求を情報処理端末からサーバ装置に送信する要求送信手段と、前記要求送信手段により送信された送信要求に対応する表示画面の画面データを前記サーバ装置から前記情報処理端末に送信する画面データ送信手段と、前記画面データ送信手段により送信された画面データに応じて前記情報処理端末に表示される表示画面上での位置情報を前記情報処理端末から前記サーバ装置に送信する位置送信手段と、前記位置送信手段により送信された前記表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された簡易プログラムを示す表示の表示範囲内である場合に、前記簡易プログラムを前記サーバ装置から前記情報処理端末に送信する簡易プログラム送信手段と、前記画面データ送信手段により送信された画面データに基づく表示画面と前記簡易プログラム送信手段により送信された前記簡易プログラムを示す表示とを合わせて前記情報処理端末に表示させる合成画面表示手段と、前記情報処理端末上で、前記簡易プログラム送信手段により送信された前記簡易プログラムに処理を実行させる簡易プログラム処理手段と、前記合成画面表示手段により表示された前記簡易プログラムを示す表示を前記簡易プログラム処理手段により処理を実行した後の前記簡易プログラムを示す表示に随時更新する更新表示手段とを備えることを特徴とする。
また、第10の態様のデータ通信システムは、第9の態様において、前記簡易プログラム送信手段は、前記位置送信手段により送信された表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された別の簡易プログラムを示す表示の表示範囲内に移動した場合に、前記簡易プログラムを前記サーバ装置から前記情報処理端末に送信することを特徴とする。
また、第11の態様のデータ通信システムは、第9又は第10の態様において、前記要求送信手段は、前記位置送信手段が送信した表示画面上の位置情報が前記簡易プログラムの表示範囲内から離れた位置となった場合に、前記表示画面の送信要求を再び送信することを特徴とする。
また、第12の態様のデータ通信システムは、第9〜第11の何れかの態様において、前記画面データ送信手段は、前記要求送信手段により前記表示画面の更新を要求するための送信要求が送信された場合に、更新された表示画面の画面データを送信することを特徴とする。
また、第13の態様のプログラムは、情報処理端末のコンピュータを、サーバ装置にアプリケーションに対応した表示画面の送信要求を送信する要求送信手段、前記送信要求に対応する表示画面の画面データを前記サーバ装置から受信する画面データ受信手段、前記画面データ受信手段により受信された画面データに応じて表示される表示画面上の位置情報を前記サーバ装置に送信する位置送信手段、前記位置送信手段により送信された前記表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された簡易プログラムを示す表示の表示範囲内である場合に、前記簡易プログラムを受信する簡易プログラム受信手段、前記画面データ受信手段により受信された画面データに基づく表示画面と前記簡易プログラム受信手段により受信された前記簡易プログラムを示す表示とを合わせて表示する合成画面表示手段、前記簡易プログラム受信手段により受信された前記簡易プログラムに処理を実行させる簡易プログラム処理手段、前記合成画面表示手段により表示された前記簡易プログラムの表示を前記簡易プログラム処理手段により処理を実行した後の前記簡易プログラムの表示に随時更新する更新表示手段として機能させる。
また、第14の態様のプログラムは、サーバ装置のコンピュータを、情報処理端末からアプリケーションに対応した表示画面の送信要求を受信する要求受信手段、前記要求受信手段により受信した送信要求に対応する表示画面の画面データを前記情報処理端末に送信する画面データ送信手段、前記画面データに応じて前記情報処理端末に表示される表示画面上の位置情報を受信する位置受信手段、前記位置受信手段により受信された前記表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された簡易プログラムを示す表示の表示範囲内である場合に、前記簡易プログラムを前記情報処理端末に送信する簡易プログラム送信手段として機能させる。
本発明によれば、情報処理端末の表示画面において指定された位置が簡易プログラムを示す表示の表示範囲内である場合に、当該簡易プログラムがサーバ装置から情報処理端末に送信され、情報処理端末において簡易プログラムが実行され、その実行結果に応じて情報処理端末の表示画面が更新される。このようにして、シンクライアントシステムにおいて特に動的な表示を伴う場合の表示画面の更新を迅速に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るデータ通信システムが適用されるシンクライアントシステムの構成を示す図である。 シンクライアント用のサーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。 情報処理端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。 シンクライアント用のサーバのCPUで実行されるプログラムの処理手順を示したフローチャートである。 情報処理端末のCPUで実行されるプログラムの処理手順を示したフローチャートの第1図である。 情報処理端末のCPUで実行されるプログラムの処理手順を示したフローチャートの第2図である。 情報処理端末の表示部へのウィジェットを示す表示の表示例について示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ通信システムが適用されるシンクライアント(Thin client)システムの構成を示す図である。図1に示すシンクライアントシステムは、例として、シンクライアント用のサーバ(サーバ装置)10と、複数の情報処理端末(シンクライアント端末装置)20と、Webサーバ30とがネットワークNに接続されて構成されている。なお、図1のネットワークNは有線ネットワークに限らず、無線ネットワークであっても良い。
シンクライアント用のサーバ10は、インターネット接続処理プログラム、Web表示プログラム(Webブラウザ)、メール処理プログラム、文書作成処理プログラム、表計算処理プログラム等の複数のアプリケーションプログラムを記憶している。そして、シンクライアント用のサーバ10は、各情報処理端末20からの操作入力信号(キーイベント信号等と呼ばれる)の入力に応じて、アプリケーションを起動して処理を実行する。さらに、シンクライアント用のサーバ10は、アプリケーションの実行に伴って表示画面データを生成し、生成した表示画面データを情報処理端末20に送信することも行う。
情報処理端末20は、シンクライアント用のサーバ10から送信されてきた表示画面データに基づいて画像表示を行うとともに、シンクライアント用のサーバ10に対して各種のキーイベント信号の送信を行うクライアント端末である。なお、情報処理端末20としては、例えばデスクトップタイプ、ラップトップタイプ、ノートタイプ、モバイル端末タイプ等の様々なタイプがある。
詳細は後述するが、本実施形態における情報処理端末20は、各々が、シンクライアント用のサーバ10から送信されてきたウィジェット(Widget)を起動して処理を行うことが可能にもなされている。ウィジェットとは、電卓アプリケーションや時計アプリケーション等の、シンクライアント用のサーバ10上で実行されるWebブラウザ上やオペレーティングシステム(OS)の表示画面上に登録して実行可能な簡易プログラムのことである。
Webサーバ30は、シンクライアント用のサーバ10において実行されるWeb表示プログラムからのアクセスを受け付けるサーバ装置である。このWebサーバ30は、Webページ表示用のHTML(Hyper Text Markup Language)ファイルを記憶しており、シンクライアント用のサーバ10からHTMLファイルのダウンロードの要求がなされた場合に、そのHTMLファイルをシンクライアント用のサーバ10へ送り返す。また、Webサーバ30は、時計アプリケーション、電卓アプリケーション、地図アプリケーション等の簡易プログラムであるウィジェットを複数記憶しており、シンクライアント用のサーバ10や情報処理端末20からウィジェットのダウンロードの要求がなされた場合に、そのウィジェットをシンクライアント用のサーバ10や情報処理端末20へ送り返す。
このようなシンクライアントシステムでは、情報処理端末20のキー入力やマウス入力等がなされる毎にキーイベント信号がシンクライアント用のサーバ10へ送信される。そしてシンクライアント用のサーバ10では、情報処理端末20からのキーイベント信号に応じたアプリケーションが実行されて処理がなされ、この処理に伴って情報処理端末20用の表示画面データが生成される。そして、シンクライアント用のサーバ10から情報処理端末20に表示画面データが転送され、情報処理端末20の表示画面が更新される。
図2は、シンクライアント用のサーバ10のハードウェア構成例を示すブロック図である。図2に示すように、シンクライアント用のサーバ10は、コンピュータとしてのCPU11を備え、このCPU11には、バス12を介して、記憶部13、メモリ14、仮想フレームバッファメモリ15、ネットワーク制御部16、接続情報データベース(DB)17が接続されている。
CPU11は、記憶部13に予め記憶されているシステムプログラムや種々のアプリケーションプログラムに従ってシンクライアント用のサーバ10の各部の動作を制御する。
記憶部13は、シンクライアント用のサーバ10を制御するためのシステムプログラム、インターネット接続処理プログラム、Web表示プログラム、メール処理プログラム、文書作成処理プログラム等の複数のアプリケーションプログラムといった、CPU11が読み取り可能な各種のプログラムを記憶しておくための記憶部である。なお、記憶部13としては例えばハードディスクドライブ(HDD)を用いることができる。
メモリ14は、CPU11によって実行される処理の途中結果や処理の実行結果等の各種のデータを一時記憶しておくための記憶部である。仮想フレームバッファメモリ15は、情報処理端末20におけるシンクライアントプログラムの実行後に情報処理端末20によって指示されたアプリケーションに対応した表示画面を表示させるための表示画面データを一時記憶しておくための記憶部である。この仮想フレームバッファメモリ15は、複数の情報処理端末20の各々に対応した表示画面データを記憶するための複数の記憶領域を有している。なお、メモリ14、仮想フレームバッファメモリ15としては何れもRAM(Random Access Memory)を用いることができる。また、図2においては、メモリ14と仮想フレームバッファメモリ15とを個別に図示しているが、例えばメモリ14の一部の記憶領域を仮想フレームバッファメモリ15用の記憶領域として利用できるようにしても良い。
ネットワーク制御部16は、シンクライアント用のサーバ10をネットワークNに接続するためのインターフェースを有し、CPU11の制御に従って情報処理端末20又はWebサーバ30との間でのデータの送受信を行う。
接続情報DB17は、シンクライアント用のサーバ10と接続されている情報処理端末20に関する接続情報をデータベースとして記憶する記憶部である。この接続情報は、情報処理端末20を識別するための情報(ユーザIDとパスワードとの対応情報等)、情報処理端末20の表示部に関する情報(表示部の画面サイズ、色数等)等を含む。なお、図2においては、記憶部13と接続情報DB17とを個別に図示しているが、記憶部13と接続情報DB17とを一体として構成しても良い。
図3は、情報処理端末20のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3に示すように、情報処理端末20は、コンピュータとしてのCPU21を備え、このCPU21には、バス22を介して、記憶部23、メモリ24、フレームバッファメモリ25、入力部27、ネットワーク制御部28、アプリケーション保存メモリ29が接続されている。さらに、フレームバッファメモリ25には表示部26が接続されている。
CPU21は、記憶部23に予め記憶されているシステムプログラムに従ってシンクライアント用のサーバ10の各部の動作を制御する。また、記憶部23にはシンクライアントプログラムも記憶されている。このシンクライアントプログラムの実行中において、CPU21は、ユーザによる入力部27の操作があった場合に、その操作に応じたキーイベント信号を生成し、生成したキーイベント信号を、ネットワーク制御部28を介してシンクライアント用のサーバ10に送信する。また、詳細は後述するが、CPU21は、Webサーバ30からダウンロードされてアプリケーション保存メモリ29に保存されるウィジェットに処理を実行させることも行う。
記憶部23は、情報処理端末20を制御するためのシステムプログラムや情報処理端末20をシンクライアントシステムにおけるクライアント端末として動作させるためのシンクライアントプログラムといった、CPU21が読み取り可能な各種のプログラムを記憶しておくための記憶部である。なお、記憶部23としては例えばHDDを用いることができる。
メモリ24は、CPU21によって実行される処理の途中結果や処理の実行結果等の各種のデータを一時記憶しておくための記憶部である。フレームバッファメモリ25は、シンクライアント用のサーバ10から受信された表示画面データを一時記憶しておくための記憶部である。なお、メモリ24、フレームバッファメモリ25としては何れもRAMを用いることができる。また、図3においては、メモリ24とフレームバッファメモリ25とを個別に図示しているが、例えばメモリ24の一部の記憶領域をフレームバッファメモリ25用の記憶領域として利用できるようにしても良い。
表示部26は、例えば液晶ディスプレイから構成され、フレームバッファメモリ25に記憶された表示画面データを読み出して、当該読み出した表示画面データに基づく表示画面の表示を行う。入力部27は、表示部26に表示されている表示画面上でユーザが各種の入力操作を行うための入力インターフェースである。なお、入力部27としては、マウス等の表示画面上での位置指定を行うためのデバイスや、キーボード等の文字入力を行うためのデバイスが含まれる。なお、表示部や入力部はシンクライアント用のサーバ10にも持たせるようにしても良い。
ネットワーク制御部28は、情報処理端末20をネットワークNに接続するためのインターフェースを有し、CPU21の制御に従ってシンクライアント用のサーバ10又はWebサーバ30との間でのデータの送受信を行う。
アプリケーション保存メモリ29は、ユーザによる入力部27の操作によってWebサーバ30からダウンロードされてくるウィジェットを記憶するためのメモリである。このアプリケーション保存メモリ29も、メモリ24やフレームバッファメモリ25と兼用させても良い。
次に、上述したシンクライアントシステムの動作について説明する。
まず、シンクライアント用のサーバ10側の動作について説明する。図4は、シンクライアント用のサーバ10のCPU11で実行されるプログラムの処理手順を示したフローチャートである。
シンクライアント用のサーバ10の電源投入等を受けて図4の処理が開始される。この際、CPU11は記憶部13に記憶されているシステムプログラムを起動し、このシステムプログラムに従った動作を行う。まず、CPU11は、情報処理端末20からの通信接続要求がなされたか、即ちネットワーク制御部16を介して何れかの情報処理端末20から通信接続要求信号を受信したか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1の判定において、通信接続要求信号が受信されていない場合に、CPU11は、ステップS1の判定を行いつつ待機する。そして、ステップS1の判定において、通信接続要求信号が受信された場合に、CPU11はユーザ認証を正しく行えたか否かを判定する(ステップS2)。ユーザ認証は、例えば、通信接続要求信号に含まれて情報処理端末20から送信されてくるユーザID及びパスワードを、接続情報DB17に記憶されているユーザIDとパスワードとの対応情報と照合することにより行う。ステップS2の判定において、ユーザ認証を正しく行えなかった場合には処理がステップS1に戻る。この場合に、CPU11は、情報処理端末20からの次の通信接続要求を待つことになる。
また、ステップS2の判定において、ユーザ認証を正しく行えた場合に、CPU11は、認証が成功した旨を示す認証信号を、ネットワーク制御部16を介して情報処理端末20に送信する。その後、情報処理端末20との間でネゴシエーション処理を行って、情報処理端末20におけるシンクライアント処理に必要な接続情報(表示部26の画面大きさ、色数、モード等)を取得する(ステップS3)。例えば、表示部の画面大きさや色数といった情報は、情報処理端末20から送信されてくるユーザIDを、接続情報DB17に記憶されているユーザIDと表示部の情報と照合することにより取得する。モードについては情報処理端末20との通信によって取得する。
ネゴシエーションの後、CPU11は、ネットワーク制御部16を介して、アプリケーションの起動要求がなされたか、即ちアプリケーションの起動要求信号を受信したか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4の判定において、アプリケーションの起動要求信号を受信していない場合に、CPU11はステップS4の判定を行いつつ待機する。一方、ステップS4の判定において、アプリケーションの起動要求信号を受信した場合に、CPU11は、起動要求に対応したアプリケーションを記憶部13から読み出して起動する(ステップS5)。なお、以後の説明においては、情報処理端末20からWeb表示プログラム(Webブラウザ)の起動要求がなされた場合を例として説明を続ける。勿論、Webブラウザ以外のアプリケーションの起動要求がなされた場合にはそれぞれ対応したアプリケーションを起動することになる。
Webブラウザの起動後、CPU11は、Webブラウザの起動要求に付随して送信されたURL(Uniform Resource Locator)データに対応したWebページを、情報処理端末20の表示部26上に表示させるためのブラウザ表示処理を行う(ステップS6)。このブラウザ表示処理において、CPU11は、インターネット接続処理プログラムを起動して、情報処理端末20によって指定されたURLに対応したWebサーバ30に対してWebページ表示用のHTMLファイルのダウンロードの要求を行う。これを受けて、Webサーバ30はWebページ表示用のHTMLファイルをシンクライアント用のサーバ10へ送り返す。Webページ表示用のHTMLファイルを受信した後、CPU11は、受信したWebページが表示された状態のWebブラウザの表示画面データをステップS3において取得した表示部26の画面大きさ及び色数等の接続情報に従って生成し、生成したWebブラウザの表示画面データ中の所定位置(例えば中央)にポインタの画像データを合成し、合成により得られた表示画面データを、仮想フレームバッファメモリ15におけるWebブラウザの起動要求を行った情報処理端末20用の記憶領域に記憶させる。その後、CPU11は、情報処理端末20からの表示画面の送信要求に応じて、仮想フレームバッファメモリ15から表示画面データを読み出し、読み出した表示画面データを、ネットワーク制御部16を介して情報処理端末20に送信する。これにより、情報処理端末20の表示部26には、指定されたURLに対応したWebページが表示された状態のWebブラウザの画面が表示される。ここで、本実施形態においては、Webブラウザ上にウィジェットを登録して処理を実行させることも可能である。Webブラウザ上にウィジェットが登録されている場合には、Webブラウザの表示画面データとウィジェットを示す表示用の表示画面データとを合わせて送信する。また、登録されている各ウィジェットの位置情報をウィジェットを示す表示用の表示画面データに関連付けておく。
表示処理の後、CPU11は、情報処理端末20におけるデータ更新がなされたか否かを判定する(ステップS7)。このデータ更新がなされたか否かの判定は、更新後のポインタの位置(座標)情報が受信されたか、或いは更新後のURLデータが受信されたかを判定することにより行う。なお、初回は必ずデータ更新がなされていないと判定される。
ステップS7の判定において、情報処理端末20におけるデータ更新があった場合に、CPU11は、ネットワーク制御部16を介しての情報処理端末20からの更新データ(ポインタの位置情報、URLデータ)の受信を完了したか否かを判定する(ステップS8)。ステップS8の判定において、更新データの受信を完了していない場合に、CPU11は、ステップS8の判定を行いつつ待機する。一方、ステップS8の判定において、更新データの受信を完了した場合に、CPU11は、更新後のポインタの位置情報又はURLデータに対応したブラウザ表示処理を行う(ステップS9)。このブラウザ表示処理はステップS6のブラウザ表示処理に準じたものである。また、ステップS7の判定において、情報処理端末20におけるデータ更新がない場合に、CPU11は、ステップS8、S9の処理をスキップする。
ステップS7において情報処理端末20におけるデータ更新がない場合、或いはステップS9のブラウザ表示処理の後、CPU11は、ポインタの位置情報から、ポインタがウィジェットを示す表示の表示範囲内にあるか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10の判定において、ポインタがウィジェットを示す表示の表示範囲内にある場合に、CPU11は、ポインタが示している位置のウィジェット情報を取得する(ステップS11)。このウィジェット情報は、ウィジェットの名前、表示画面上でのウィジェットを示す表示の表示大きさ及び表示位置を含むものである。
ウィジェット情報の取得後、CPU11は、ネットワーク制御部16を介して、情報処理端末20にウィジェット情報を送信する(ステップS12)。ウィジェット情報の送信の開始後、CPU11は、ウィジェット情報の送信が完了したか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13の判定において、ウィジェット情報の送信が完了していない場合には、CPU11は、ステップS13の判定を行いつつ待機する。
ステップS10の判定においてポインタがウィジェットを示す表示の表示範囲にない場合、或いはステップS13の判定においてウィジェット情報の送信が完了した後、CPU11は、ネットワーク制御部16を介して、情報処理端末20からキーイベント信号を受信する(ステップS14)。キーイベント信号の受信後、CPU11は、受信したキーイベント信号の内容に応じてアプリケーション(例ではWebブラウザ)に処理を実行させ、処理の実行結果に応じて、情報処理端末20に送信する表示画面データを生成するシンクライアント処理を行う(ステップS15)。その後、CPU11は、生成した表示画面データを仮想フレームバッファメモリ15に記憶させる。続いて、CPU11は、仮想フレームバッファメモリ15から表示画面データを読み出し、読み出した表示画面データを、ネットワーク制御部16を介して情報処理端末20に送信する(ステップS16)。これにより、情報処理端末20の表示部26には、キーイベント信号に応じて更新された表示画面が表示される。
表示画面データの送信後、CPU11は、ネットワーク制御部16を介して、情報処理端末20から切断要求がなされたか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17の判定において、切断要求がなされていない場合には処理がステップS14に戻る。この場合に、CPU11は、情報処理端末20からの次のキーイベント信号の受信を待つことになる。一方、ステップS17の判定において、切断要求がなされた場合に、CPU11は、情報処理端末20との通信を切断するための切断処理を行う。このようにして図4に示す一連の処理が終了する。
次に、情報処理端末20側の動作について説明する。図5、6は、情報処理端末20のCPU21で実行されるプログラムの処理手順を示したフローチャートである。
図5、6の処理は、情報処理端末20においてシンクライアントプログラムが起動した時点で開始される。まず、CPU21は、ユーザがURLデータの入力するためのURL入力フォームを表示部26上に表示させる(ステップS21)。ユーザは、入力部27に含まれるキーボード等を操作してURL入力フォームにURLデータを入力する。そして、URLデータの入力が終了した時点でURLデータの決定操作を行う。このURLデータの入力決定操作としては、例えば、入力部27に含まれるキーボードの決定キーを押す操作が挙げられる。
ユーザがURLデータの入力を行っている間、CPU21は、ユーザにより入力決定操作がなされたか否かを判定する(ステップS22)。ステップS22の判定において、入力決定操作がなされていない場合に、CPU21は、ステップS22の判定を行いつつ待機する。一方、ステップS22の判定において、入力決定操作がなされた場合に、CPU21は、シンクライアント用のサーバ10に対する通信接続要求を行う(ステップS23)。この通信接続要求の際に、CPU21は、ユーザIDとパスワードを入力するための入力フォームを表示部26上に表示させる。ユーザIDとパスワードの入力終了後、CPU21は、ユーザIDとパスワードを含む通信接続要求信号を、ネットワーク制御部28を介してシンクライアント用のサーバ10に送信する。
通信接続要求の後、CPU21は、通信接続が成功したか否かを判定する(ステップS24)。この判定は、例えば、シンクライアント用のサーバ10からの認証信号が所定時間内に受信されたか否かを判定することにより行う。ステップS24の判定において、所定時間内に認証信号が受信できなかった場合には処理がステップS21に戻る。一方、ステップS24の判定において、所定時間内に認証信号が受信できた場合に、CPU21は、ネットワーク制御部28を介してシンクライアント用のサーバ10との間でネゴシエーション処理を行って、シンクライアント用のサーバ10に接続情報(モード等)を送信する(ステップS25)。
ネゴシエーション処理の後、CPU21は、アプリケーションの起動要求を行う(ステップS26)。なお、本例ではWebブラウザの起動要求を行うものとする。この場合に、CPU21は、URLデータ付きのブラウザ起動要求信号を、ネットワーク制御部28を介してシンクライアント用のサーバ10に送信する。そして、ブラウザ起動要求の後、CPU21は、シンクライアント用のサーバ10に表示画面データの送信要求を行うべく、ネットワーク制御部28を介して送信要求信号を送信する(ステップS27)。表示画面データの送信要求の後、CPU21は、ネットワーク制御部28を介しての表示画面データの受信が成功したか否かを判定する(ステップS28)。ステップS28の判定において、表示画面データの受信が成功していない場合には処理がステップS27に戻る。この場合に、CPU21は、再度の表示画面データの送信要求を行う。なお、所定回数の送信要求を行っても表示画面データの受信が成功しない場合には、例えばエラー表示を行うようにして処理を終了させても良い。
ステップS28の判定において、表示画面データの受信が成功した場合には、受信された表示画面データがフレームバッファメモリ25に記憶される。CPU21は、フレームバッファメモリ25に記憶された表示画面データに基づいてWebブラウザの表示画面を表示部26に表示させる(ステップS29)。
Webブラウザの表示画面の表示後、CPU21は、ユーザの入力部27の操作に応じたキーイベント信号を、ネットワーク制御部28を介して、シンクライアント用のサーバ10に送信する(ステップS30)。その後、ポインタの位置変更操作がなされた場合に、CPU21は、ネットワーク制御部28を介して、位置変更後のポインタの位置情報をシンクライアント用のサーバ10に送信する(ステップS31)。
次に、CPU21は、Webブラウザの表示画面データに付加されている各ウィジェットの位置情報とポインタの位置情報とを照合し、ポインタがウィジェットを示す表示の表示範囲内にあるか否かを判定する(ステップS32)。ステップS32の判定において、ポインタがウィジェットを示す表示の表示範囲内にない場合には、処理がステップS27に戻る。この場合には、ポインタの位置変更後の表示画面データがシンクライアント用のサーバ10から送信される。
一方、ステップS32の判定において、ポインタがウィジェットを示す表示の表示範囲内にある場合に、CPU21は、ネットワーク制御部28を介して、シンクライアント用のサーバ10からウィジェット情報を取得する(ステップS33)。ウィジェット情報の取得後、CPU21は、取得したウィジェット情報のうちのウィジェット名からポインタが示しているウィジェットを特定することで、ウィジェットが格納されているWebサーバのURLデータを特定する。URLデータの特定後、CPU21は、特定したURLデータに対応したWebサーバ30からウィジェットデータ(スクリプトを含む)を、ネットワーク制御部28を介して取得し、取得したウィジェットデータをアプリケーション保存メモリ29に記憶させる(ステップS34)。
ウィジェットのデータを取得した後、CPU21は、アプリケーション保存メモリ29に記憶されているウィジェットデータを読み出し、読み出したウィジェットデータの表示大きさをウィジェット情報で示される大きさに従って拡大又は縮小することでウィジェット表示用の画像データを生成し、このウィジェット表示用の画像データをウィジェット情報で示される位置に配置したウィジェットを示す表示用の表示画面データを生成する(ステップS35)。その後、CPU21は、表示部26に表示されているWebブラウザの表示画面の前面のレイヤに、ウィジェットを示す表示用の表示画面を合わせて表示させる(ステップS36)。
ウィジェットを示す表示の表示後、CPU21は、ユーザの入力部27の操作に応じたキーイベント信号を、ネットワーク制御部28を介して、シンクライアント用のサーバ10に送信する(ステップS37)。その後、シンクライアント用のサーバ10におけるシンクライアント処理の結果として、ネットワーク制御部28を介して受信される表示画面データに基づくWebブラウザの表示画面を表示部26に表示させる(ステップS38)。さらに、ウィジェットに対する操作がなされた場合に、アプリケーション保存メモリ29に記憶されているウィジェットを起動して処理を実行する(ステップS39)。そして、ウィジェットによる処理の実行によって更新されたウィジェット表示用の画面を、Webブラウザの表示画面の前面のレイヤに合わせて表示させる(ステップS40)。
ウィジェットによる処理の実行に伴う表示画面の更新後、CPU21は、Webページの更新が無いか、即ちユーザによって新たなWebページのURLが指定されていない、かつ、ポインタが元のウィジェットを示す表示の表示範囲内にあるか否かを判定する(ステップS41)。ステップS41の判定において、ポインタが元のウィジェットを示す表示の表示範囲内にない場合、或いはWebページの更新を行う場合には処理がステップS42に移行する。この場合に、CPU21はポインタの位置情報を取得する(ステップS42)。そして、CPU21は、ポインタの位置情報を新たに指定されたURLデータとともにシンクライアント用のサーバ10に送信する(ステップS43)。この後、処理がステップS27に移行して、CPU21は、ポインタの位置変更が反映された状態の表示画面データ、或いは新たなWebページが表示された状態の表示画面データを要求することになる。なお、ポインタの位置が別のウィジェットを示す表示の表示範囲内に変更された場合には、該別のウィジェットのデータが取得されてアプリケーション保存メモリ29に記憶される。この場合、元のウィジェットのデータについてはアプリケーション保存メモリ29から削除して良い。
また、ステップS41の判定において、Webページの更新を行わない場合に、CPU21は、ユーザによる入力部27の操作によって、シンクライアント用のサーバ10との通信の終了が指示されたか否かを判定する(ステップS44)。この判定は、例えば情報処理端末20において起動されているシンクライアントプログラムが終了されたか否かを判定することにより行う。ステップS44の判定において、通信の終了が指示されていない場合には処理がステップS37に戻る。一方、ステップS44の判定において、通信の終了が指示された場合に、CPU21は、ネットワーク制御部28を介して、情報処理端末20に切断要求を行ってシンクライアント用のサーバ10との通信を切断する(ステップS45)。このようにして図5、6に示す一連の処理が終了する。
以上説明したように、本実施形態においては、図7に示すように、Webブラウザ中の何れかのウィジェットを示す表示の表示範囲26bにポインタ26aがある場合には、そのウィジェットのデータがWebサーバ30から取得されて情報処理端末20のアプリケーション保存メモリ29に記憶される。そして、ポインタ26aがウィジェットを示す表示の表示範囲26bにある間は、ローカルの処理のみでウィジェットに処理を実行させてWebブラウザの表示更新が行われる。この場合、キーイベント信号の送信なしにウィジェットによる処理の実行結果を表示に反映させることができるので、仮にウィジェットを示す表示を頻繁に変更する必要が生じても、この変更を迅速に行うことができる。
ここで、上述した実施形態においては、ウィジェットを示す表示の表示範囲26bにポインタ26aがある場合に、情報処理端末20が直接、ウィジェットデータをWebサーバ30から取得するようにしている。これに対し、シンクライアント用のサーバ10経由でウィジェットデータを取得させるようにしても良い。
また、上述した実施形態では、ウィジェットを示す表示の表示範囲26bにポインタ26aがあるか否かの判定をシンクライアント用のサーバ10側と情報処理端末20側の両方で行うようにしている。これに対し、ウィジェットを示す表示の表示範囲26bにポインタ26aがあるか否かの判定はシンクライアント用のサーバ10側のみで行うようにして、情報処理端末20側ではシンクライアント用のサーバ10からウィジェット情報が受信されたときにウィジェットデータの取得を行わせるようにしても良い。
さらに、上述した実施形態では簡易プログラムの例としてウィジェットを例示しているが、上述した実施形態の手法はシンクライアント用のサーバ10上で実行され得る各種の簡易プログラム(アプレット等)に対しても適用可能である。
なお、上述した実施形態におけるデータ通信システムによる各処理の手法、即ち、図4〜図6のフローチャートに示す処理は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶装置の記憶媒体に格納して配布することができる。そして、サーバ装置やクライアント端末のコンピュータ(CPU)は、この外部記憶装置の記憶媒体に記憶されたプログラムをRAMに読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行することができる。
さらに、上述した実施形態の各処理を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてネットワークN上を伝送させることができ、各プログラムデータを、このネットワークNに接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から取り込んで記憶部13や記憶部23に記憶させてメモリ14やメモリ24に読み込み、あるいは直接メモリ14やメモリ24に取り込んで記憶させて処理を実行することもできる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
N…ネットワーク、10…シンクライアント用のサーバ、11…CPU、12…バス、13…記憶部、14…メモリ、15…仮想フレームバッファメモリ、16…ネットワーク制御部、17…接続情報データベース(DB)、20…情報処理端末、21…CPU、22…バス、23…記憶部、24…メモリ、25…フレームバッファメモリ、26…表示部、27…入力部、28…ネットワーク制御部、29…アプリケーション保存メモリ、30…Webサーバ

Claims (14)

  1. アプリケーションに対応した表示画面の送信要求をサーバ装置に送信する要求送信手段と、
    前記送信要求に対応する表示画面の画面データを前記サーバ装置から受信する画面データ受信手段と、
    前記画面データ受信手段により受信された画面データに応じて表示される表示画面上の位置情報を前記サーバ装置に送信する位置送信手段と、
    前記位置送信手段により送信された前記表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された簡易プログラムを示す表示の表示範囲内である場合に、前記簡易プログラムを受信する簡易プログラム受信手段と、
    前記画面データ受信手段により受信された画面データに基づく表示画面と前記簡易プログラム受信手段により受信された前記簡易プログラムを示す表示とを合わせて表示する合成画面表示手段と、
    前記簡易プログラム受信手段により受信された前記簡易プログラムに処理を実行させる簡易プログラム処理手段と、
    前記合成画面表示手段により表示された前記簡易プログラムの表示を前記簡易プログラム処理手段により処理を実行した後の前記簡易プログラムの表示に随時更新する更新表示手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理端末。
  2. 前記簡易プログラム受信手段は、前記位置送信手段が送信した表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された別の簡易プログラムを示す表示の表示範囲内に移動した場合に、前記別の簡易プログラムを受信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理端末。
  3. 前記要求送信手段は、前記位置送信手段が送信した表示画面上の位置情報が前記簡易プログラムの表示範囲内から離れた位置となった場合に、前記表示画面の送信要求を再び送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理端末。
  4. 前記要求送信手段は、前記アプリケーションの変更がなされた場合に該アプリケーションの変更に伴って更新される表示画面の送信要求を送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理端末。
  5. 情報処理端末からアプリケーションに対応した表示画面の送信要求を受信する要求受信手段と、
    前記要求受信手段により受信した送信要求に対応する表示画面の画面データを前記情報処理端末に送信する画面データ送信手段と、
    前記画面データに応じて前記情報処理端末に表示される表示画面上の位置情報を受信する位置受信手段と、
    前記位置受信手段により受信された前記表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された簡易プログラムを示す表示の表示範囲内である場合に、前記簡易プログラムを前記情報処理端末に送信する簡易プログラム送信手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  6. 前記簡易プログラム送信手段は、前記位置受信手段により受信した表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された別の簡易プログラムを示す表示の表示範囲内に移動した場合に、前記別の簡易プログラムを前記情報処理端末に送信することを特徴とする請求項5に記載のサーバ装置。
  7. 前記要求受信手段は、前記位置受信手段が受信した表示画面上の位置情報が前記簡易プログラムの表示範囲内から離れた位置となった場合に、前記表示画面の送信要求を再び受信することを特徴とする請求項5又は6に記載のサーバ装置。
  8. 前記画面データ送信手段は、前記要求受信手段により前記表示画面の更新を要求するための送信要求が受信された場合に、更新された表示画面の画面データを送信することを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載のサーバ装置。
  9. アプリケーションに対応した表示画面の送信要求を情報処理端末からサーバ装置に送信する要求送信手段と、
    前記要求送信手段により送信された送信要求に対応する表示画面の画面データを前記サーバ装置から前記情報処理端末に送信する画面データ送信手段と、
    前記画面データ送信手段により送信された画面データに応じて前記情報処理端末に表示される表示画面上での位置情報を前記情報処理端末から前記サーバ装置に送信する位置送信手段と、
    前記位置送信手段により送信された前記表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された簡易プログラムを示す表示の表示範囲内である場合に、前記簡易プログラムを前記サーバ装置から前記情報処理端末に送信する簡易プログラム送信手段と、
    前記画面データ送信手段により送信された画面データに基づく表示画面と前記簡易プログラム送信手段により送信された前記簡易プログラムを示す表示とを合わせて前記情報処理端末に表示させる合成画面表示手段と、
    前記情報処理端末上で、前記簡易プログラム送信手段により送信された前記簡易プログラムに処理を実行させる簡易プログラム処理手段と、
    前記合成画面表示手段により表示された前記簡易プログラムを示す表示を前記簡易プログラム処理手段により処理を実行した後の前記簡易プログラムを示す表示に随時更新する更新表示手段と、
    を備えることを特徴とするデータ通信システム。
  10. 前記簡易プログラム送信手段は、前記位置送信手段により送信された表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された別の簡易プログラムを示す表示の表示範囲内に移動した場合に、前記別の簡易プログラムを前記サーバ装置から前記情報処理端末に送信することを特徴とする請求項9に記載のデータ通信システム。
  11. 前記要求送信手段は、前記位置送信手段が送信した表示画面上の位置情報が前記簡易プログラムの表示範囲内から離れた位置となった場合に、前記表示画面の送信要求を再び送信することを特徴とする請求項9又は10に記載のデータ通信システム。
  12. 前記画面データ送信手段は、前記要求送信手段により前記表示画面の更新を要求するための送信要求が送信された場合に、更新された表示画面の画面データを送信することを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載のデータ通信システム。
  13. 情報処理端末のコンピュータを、
    サーバ装置にアプリケーションに対応した表示画面の送信要求を送信する要求送信手段、
    前記送信要求に対応する表示画面の画面データを前記サーバ装置から受信する画面データ受信手段、
    前記画面データ受信手段により受信された画面データに応じて表示される表示画面上の位置情報を前記サーバ装置に送信する位置送信手段、
    前記位置送信手段により送信された前記表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された簡易プログラムを示す表示の表示範囲内である場合に、前記簡易プログラムを受信する簡易プログラム受信手段、
    前記画面データ受信手段により受信された画面データに基づく表示画面と前記簡易プログラム受信手段により受信された前記簡易プログラムを示す表示とを合わせて表示する合成画面表示手段、
    前記簡易プログラム受信手段により受信された前記簡易プログラムに処理を実行させる簡易プログラム処理手段、
    前記合成画面表示手段により表示された前記簡易プログラムの表示を前記簡易プログラム処理手段により処理を実行した後の前記簡易プログラムの表示に随時更新する更新表示手段、
    として機能させるためのプログラム。
  14. サーバ装置のコンピュータを、
    情報処理端末からアプリケーションに対応した表示画面の送信要求を受信する要求受信手段、
    前記要求受信手段により受信した送信要求に対応する表示画面の画面データを前記情報処理端末に送信する画面データ送信手段、
    前記画面データに応じて前記情報処理端末に表示される表示画面上の位置情報を受信する位置受信手段、
    前記位置受信手段により受信された前記表示画面上の位置情報に対応する位置が前記表示画面上に登録された簡易プログラムを示す表示の表示範囲内である場合に、前記簡易プログラムを前記情報処理端末に送信する簡易プログラム送信手段、
    として機能させるためのプログラム。
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