JP2011059006A - 位置計測用標識体および位置計測システム - Google Patents

位置計測用標識体および位置計測システム Download PDF

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Abstract

【課題】 位置計測用の標識を有する物体がある軸周りに回転した場合でも、その物体の3次元位置や角度を測定することができる位置計測用標識体および位置計測システムを提供する。
【解決手段】 本位置計測用標識体は、複数の標識組8A〜8Hを有する位置計測用標識体1と、位置計測用標識体1の標識組を撮像する2次元撮像素子2を有する撮像装置3と、撮像装置3により撮像した位置計測用標識体1の標識組の画像に基づいて物体5の3次元位置および角度の少なくとも一方を求める演算を行う演算装置4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、位置計測用標識体および位置計測システムに関する。
対象物の3次元位置を計測する手段として、2台のカメラで対象物を撮影し、カメラ間の距離を基線とした三角測量によって対象物の位置座標を算出する方法がよく用いられる。また、3次元空間中に配置される6点の位置関係が予めわかっている場合は、これらの点をカメラで撮影して得られた画像から、6点により形成される対象物の3次元位置および3軸角度(ロール角、ピッチ角およびヨー角)を計算することが可能である。また、1台のカメラをつかった簡便な方法で、高精度に対象物の3次元位置と3軸角度を測定する方法が提案されている。例えば、特許文献1には、対象物の平面上に互いの位置が特定されている3つの第1の基準点と、さらにその平面から一定距離だけ離れ、第1の基準点からの位置が特定されている第2の基準点を設け、これらの4つの基準点を撮影した2次元画像から、第1の基準点と第2の基準点の画像位置関係に基づいて対象物の3次元位置と3軸角度を演算するシステムが開示されている。
特開2009−68968号公報
本発明の目的は、位置計測用の標識を有する物体がある軸周りに回転した場合でも、その物体の3次元位置や角度を測定することができる位置計測用標識体および位置計測システムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の位置計測用標識体および位置計測システムを提供する。
(1)物体の外面を回転軸周りに区分した複数の領域と、前記各領域に、仮想平面を形成する位置関係の分かっている3つ以上の第1の標識と、前記仮想平面から離隔し位置関係の分かっている第2の標識とを有し、前記各領域における前記第1の標識が、隣接する領域における前記第1の標識を兼ねるものであり、前記各領域における前記第1および第2の標識を観測可能な前記物体の回転軸周りに形成される複数の観測可能空間に対応して設けられる複数の標識組とを備えた位置計測用標識体。
(2)前記物体が角柱であり、前記第1の標識が前記角柱側面の平面部に配置され、前記第2の標識が前記角柱側面の角部に配置される上記(1)記載の位置計測用標識体。
(3)前記第1の標識が前記平面部において第1の広がり角を有する第1の穴部に配置され、前記第2の標識が前記角部において前記第1の広がり角の半分の第2の広がり角を有する第2の穴部に配置される上記(2)記載の位置計測用標識体。
(4)前記各標識組が、それぞれを識別するための第3の標識を有する上記(1)〜(3)のいずれかに記載の位置計測用標識体。
(5)前記各標識が、それぞれ発光ダイオードにより構成される上記(1)〜(4)のいずれかに記載の位置計測用標識体。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載の位置計測用標識体と、前記位置計測用標識体の標識組を撮像する2次元撮像素子を有する撮像装置と、前記撮像装置により撮像した前記位置計測用標識体の標識組の画像に基づいて前記物体の3次元位置および角度の少なくとも一方を求める演算を行う演算装置とを備えた位置計測システム。
請求項1に記載の位置計測用標識体によれば、位置計測用の標識を有する物体がある軸周りに回転した場合でも、その物体の3次元位置や角度を測定することができる。
請求項2に記載の位置計測用標識体によれば、物体の形状を利用して第1および第2の標識を配置することができる。
請求項3に記載の位置計測用標識体によれば、本構成を有しないものに比べ各標識組の観察可能空間を正確に規定することができる。
請求項4に記載の位置計測用標識体によれば、撮像装置により撮像された標識組がどれかを特定することができる。
請求項5に記載の位置計測用標識体によれば、本構成を有しないものに比べ各標識を明瞭な撮像画像として得ることができる。
請求項6に記載の位置計測システムによれば、位置計測用の標識を有する物体がある軸周りに回転した場合でも、その物体の3次元位置や角度を測定することができる。
本発明に係る位置計測システムの一実施例を示す図である。 (A)〜(C)は、物体に設けた位置計測用の標識の撮像装置に対する位置関係を例示する図である。 (A),(B)は、標識としてLEDを用いた場合の一例を説明するための図である。 物体の標識設置面がある軸周りにα°以上回転した場合の撮像装置との関係の一例を示す図である。 本発明に係る位置計測用標識体の一実施例を示す図である。 各標識の角柱側面への配置の例を示す図である。 テーパーをつけた穴部の例を示す図である。 円柱状の形状をした穴部の例を示す図である。 溝状の形状をした穴部の例を示す図である。 各領域における標識を観測可能な複数の観測可能空間に対応して設けられる複数の標識組の例を示す図である。 第1および第2の標識とは別に標識組を識別するための第3の標識を設けた例を示す図である。 図1の演算装置の一例を示すブロック図である。 物体の3次元位置の演算方法の一例を説明するための図である。
図1は、本発明に係る位置計測システムの一実施例を示す図である。本実施例は、図示のように、複数の標識組を有する位置計測用標識体1と、位置計測用標識体1の標識組を撮像する2次元撮像素子2を有する撮像装置3と、撮像装置3により撮像した位置計測用標識体1の標識組の画像に基づいて物体5の3次元位置および角度の少なくとも一方を求める演算を行う演算装置4とを備える。
位置計測用標識体1は、物体5の外面を回転軸6の周りに区分した複数の領域と、各領域に、仮想平面7を形成する位置関係の分かっている3つの第1の標識a1,a2,a3と、前記仮想平面7から離隔し位置関係の分かっている第2の標識a4とを有し、各領域における第1の標識が、隣接する領域における第1の標識を兼ねるものであり、各領域における第1および第2の標識を観測可能な物体の回転軸周りに形成される複数の観測可能空間に対応して設けられる複数の標識組8A〜8Hとを備える。ここで、仮想平面7とは、物理的に形成される平面ではなく、第1の標識a1,a2,a3を結ぶことで仮想的に形成される平面をいう。
本例では、物体5は八角柱であり、第1の標識a1,a2,a3は角柱側面の平面部に配置され、第2の標識a4は角柱側面の角部に配置されている。位置計測用標識体1は、特定の標識組だけが撮像装置3により撮像されるように構成される。図1の例では、撮像装置3からは標識組8Aのみが撮像可能であり、標識組8Aの第1の標識a1,a2,a3および第2の標識a4の撮像画像を用いて物体5の3次元位置計測を行う。3次元位置計測の計算方法については後述する。ここで、第1の標識は4つ以上でもよく、また第2の標識は2つ以上でもよい。
第1の標識a1,a2,a3および第2の標識a4は、例えば発光ダイオード(LED)等の光源を用いることができ、さらに光源の代わりに再帰反射板を用い、その再帰反射板を照明するための照明装置を備えるようにしてもよいが、これらに限定されない。撮像装置3は、例えばCCDやCMOSセンサ等の2次元撮像素子2を搭載したデジタルカメラが用いられるが、これに限定されない。演算装置4は、撮像装置3の図示しない通信手段と有線あるいは無線で接続され、撮像装置3と通信できるように構成される。演算装置4は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)等のコンピュータが用いられるが、これに限定されない。以下、位置計測用標識体1について詳述するが、その前に位置計測用標識体1を上記のように構成した理由を述べる。
図2(A)〜(C)は、物体に設けた位置計測用の標識の撮像装置に対する位置関係を例示する図である。本例の物体は直方体形状の基板21であり、基板21の上面22に位置計測用の第1の標識a1,a2,a3が設けられ、基板21の上面22から離隔して第2の標識a4が設けられている。図2(A)の例では、基板21の標識設置面が撮像装置3に正対している。この場合、撮像装置3は基板21に設置された標識a1〜a4を撮像することができる。図2(B)の例では、基板21の標識設置面がある軸周りの太矢印方向に回転して撮像装置3に対して傾斜している。この場合、撮像装置3は基板21の回転角が小さいときは標識a1〜a4を撮像できるが、回転角が大きいときは撮像できない。図2(C)の例では、基板21の標識設置面が撮像装置3に対して太矢印方向に大きく回転角しており、標識設置面は基板21の陰になっている。この場合、撮像装置3は標識設置面が視野に入らず標識a1〜a4を撮像できない。なお、図2(B)の場合、標識としてLEDを用いるときは、LEDの指向特性により撮像装置3による撮像範囲は制限を受ける。これについて次に述べる。
図3(A),(B)は、標識としてLEDを用いた場合の一例を説明するための図である。例えば、図3(A)に示すように、標識a1〜a4としてLEDを用い、各LEDの発光の指向性(広がり角)が基板上面22の法線を中心にしてそれぞれ±α°である場合、撮像装置3が基板21上の標識間の距離にくらべ十分遠方にあるときは、図3(B)のように考えてよく、撮像可能な角度範囲は、基板上面22の法線を中心に±α°の円錐31の範囲となる。つまり、図4に示すように、物体の標識設置面がある軸周りに回転し、α°以上傾くとLEDの光像を得ることができなくなり、物体の3次元位置や角度を測定することができなくなる。図1に示す位置計測用標識体1の場合は、標識設置面がある軸周りに回転した場合でも物体の3次元位置や角度を測定することができる。以下、位置計測用標識体1について詳述する。
図5は、本発明に係る位置計測用標識体の一実施例を示す図である。本例は、位置計測用標識体の断面形状を正八角形としたものである。本図は、正八角柱の上面から下面方向を見た場合の各標識の位置関係を示す。本例では、第1の標識a1,a2,a3は角柱側面の平面部に配置され、第2の標識a4は角柱側面の角部に配置される。図5に示すように、角柱側面の角部を挟む各領域に、第1の標識a1,a2,a3および第2の標識a4を有する標識組A,標識組B,標識組C・・・がそれぞれ形成される。各領域における第1の標識は、隣接する領域における第1の標識を兼ねる。すなわち、角柱側面の平面部に配置される第1の標識は、隣接する標識組の双方に属する。たとえば、図5において符号51で示す第1の標識a2,a3は、標識組Aと標識組Bの双方に属している。
図6は、各標識の角柱側面への配置の例を示す図である。本例では、標識組Bにおいて、第1の標識a1,a2,a3が角柱側面の平面部において第1の広がり角を有する第1の穴部61に配置され、第2の標識が角柱側面の角部において第1の広がり角の半分の第2の広がり角を有する第2の穴部62に配置される。すなわち、本例のように断面形状が正八角形の場合、図示のように、第1の標識は、90°のテーパーを持った穴部61の底部に配置され、第2の標識は、45°のテーパーを持った穴部62の底部に配置される。このような構造とすることにより、角柱の軸周りの角度範囲63では、標識組Bのみが見えるので、そこの標識の撮像画像を用いて物体5の3次元位置や角度を測定することができる。他の標識組の場合も同様である。
図7は、テーパーをつけた穴部の例を示す図である。本例の穴部71は、角柱側面70の開口の内径72よりも穴部の底部73の内径が小さい。この穴部の深さ73の底部に標識74が配置される。しかしながら、穴部は、テーパーをつけたものに限定されず、他の形状でもよい。図8は、円柱状の形状をした穴部の例を示す図である。本例の穴部81は、角柱側面80の開口の内径82と穴部の深さ83の底部の内径が同じである。この底部に標識84が配置される。図7および図8に示す穴部は、角柱側面における開口の内径と穴部の深さが同等であれば、同様に作用する。図9は、溝状の形状をした穴部の例を示す図である。本例の穴部91は、角柱の回転方向が一軸まわりのときに用いることができる。角柱側面90における開口幅92と穴部の深さ93が図7または図8に示す穴部と同等であれば、同様に作用する。この場合、標識94は溝部91の底部に配置される。
図10は、各領域における標識を観測可能な複数の観測可能空間に対応して設けられる複数の標識組の例を示す図である。本図には、複数の標識組が空間を分割する形で、ある角度範囲でのみ観測できる様子が示される。例えば、標識組8Aは、観測可能空間aからのみ観測できるので、撮像装置3がこの範囲にあるとき、これらの標識を用いて物体5の3次元位置や角度を測定することができる。また、標識組8Bは、観測可能空間bからのみ観測できるので、撮像装置3がこの範囲にあるとき、これらの標識を用いて物体5の3次元位置や角度を測定することができる。他の標識組8C・・・8Hに対しても同様である。すなわち、各標識組8A〜8Hは、各領域における第1および第2の標識を観測可能な物体5の回転軸周りに形成される複数の観測可能空間a〜hに対応して設けられる。
図11は、第1および第2の標識とは別に標識組を識別するための第3の標識を設けた例を示す図である。本図は、図1に示す位置計測用標識体1の隣接する2つの平面部を示す。本例の標識組は、第1の標識a1,a2,a3および第2の標識a4のほかに位置関係の分かっている第3の標識s1(IDマーカー)を第1の標識a2とa3との間に備える。第3の標識s1の位置は本例の位置に限定されず、他の位置にしてもよい。第3の標識s1の位置は、標識組ごとに異なる。第3の標識s1の位置が各標識組で異なることで標識組を識別する。標識組の特定は、撮像装置3により撮像した標識組における第3の標識s1の画像位置と演算装置4の例えば記憶部に格納された第3の標識s1の位置とを照合することにより行われる。本例では第3の標識s1は1つとしたが、2つ以上設けてもよい。
図12は、図1の演算装置の一例を示すブロック図である。演算装置4は、撮像装置3で撮像した位置計測用標識体1の標識組の画像情報を入力する入力部41と、入力した標識組の画像情報に基づいて物体5の3次元位置および角度の少なくとも一方を求める演算を行う演算部(CPU)42と、演算した物体5の3次元位置および角度の少なくとも一方を例えばモニタ等の表示装置に出力する出力部43とを備える。演算部42には記憶部44が接続され、両者間で情報の授受が行われる。記憶部44には、位置計測用標識体1の各標識組の位置計測用の第1および第2の標識の位置情報並びに必要に応じて標識組識別用の第3の標識の位置情報を格納したテーブルが用意されている。演算部42は、記憶部44から、各標識の位置情報を取得し、この位置情報に基づいて物体の3次元位置および角度の少なくとも一方を求める演算を行う。なお、記憶部44は演算部42で実行されるプログラムやそこで用いられる各種情報を格納するものであり、内部メモリとして構成することができるが、これに限定されず、外部に接続した記憶装置でもよい。
以上の手順は、コンピュータに例えば次のプログラムを実行させることで実施することができる。すなわち、このプログラムは、コンピュータに、上述の位置計測用標識体の標識組を撮像装置により撮像した画像情報を入力する手順、この画像情報に基づいて物体の3次元位置および角度の少なくとも一方を求める演算を行う手順を実行させるものである。本例では、プログラムを演算装置の記憶部に格納した実施形態として説明したが、このプログラムをCDROM等の記憶媒体に格納して又は通信手段によって提供することも可能である。
以上の例では、物体の回転軸周りの空間を8分割するものを示したが、標識を撮像する際の特性に応じて、空間の分割数を変えることができる。その場合、標識を配置する穴部は、空間の分割数に応じたテーパー角度(広がり角)とされる。また、物体は角柱に限定されず、他の形状を用いることができ、例えば円柱でもよい。さらに、以上の例では、物体の回転軸を一軸としたが、二軸以上でも可能である。この場合、各軸周りに上述と同様な構成を備えるようにする。これにより、物体を任意の軸周りに回転しても、物体上に配置された標識の撮像画像を用いて3次元位置や角度の計測を行うことができる。以下、物体の3次元位置の演算方法の一例について述べる。
図13は、物体の3次元位置の演算方法の一例を説明するための図である。以下、各標識をLED等で構成された光源として説明する。本例では、位置関係の分かっている3つの第1の標識a1,a2,a3を例えば正方形の平面上の3つの角に配置し、この平面上から離隔した突出部の先端に第2の標識a4を設ける。この突出部の位置と高さhは既知である。まず、3つの第1の標識a1,a2,a3を用いて、以下の計算から2つの解を導出する。第2の標識a4の画像位置c4は算出した2つ解の中から正解を求めるために使用される。これについては後述する。
まず、図13において、光源(第1の標識)a1,a2,a3の画像面(カメラの2次元撮像素子面)10上の画像位置c1,c2,c3とカメラの光学中心20との関係から、カメラ座標系における光源位置の方向ベクトルdi(i=1,2,3)を算出する。diは規格化した単位ベクトルとする。
光源a1,a2,a3の空間の位置ベクトルをp1,p2,p3とすると、これらはdiの延長線上に存在するので、その係数をt1,t2,t3として、
p1=t1・d1
p2=t2・d2 式1
p3=t3・d3
で表すことができる。
三角形の形状は最初からわかっており、その長さを各々
p1p2=L1
p2p3=L2 式2
p3p1=L3
とすると次式が得られる。式中「^」は累乗を表す。
(t1x1-t2x2)^2+(t1y1-t2y2)^2+(t1z1-t2z2)^2=L1^2
(t2x2-t3x3)^2+(t2y2-t3y3)^2+(t2z2-t3z3)^2=L2^2 式3
(t3x3-t1x1)^2+(t3y3-t1y1)^2+(t3z3-t1z1)^2=L3^2
整理すると
t1^2-2t1t2(x1x2+y1y2+z1z2)+t2^2-L1^2=0
t2^2-2t2t3(x2x3+y2y3+z2z3)+t3^2-L2^2=0 式4
t3^2-2t3t1(x3x1+y3y1+z3z1)+t1^2-L3^2=0
が得られ、次式となる。式中「sqrt」は平方根を表す。
t1=A1・t2±sqrt((A1^2-1)・t2^2+L1^2)
t2=A2・t3±sqrt((A2^2-1)・t3^2+L2^2) 式5
t3=A3・t1±sqrt((A3^2-1)・t1^2+L3^2)
ここで、A1,A2,A3は次式のとおりである。
A1=x1x2+y1y2+z1z2
A2=x2x3+y2y3+z2z3 式6
A3=x3x1+y3y1+z3z1
実数解を持つために、式5の平方根の中が正になる。
t1≦ sqrt(L3^2/(1-A3^2))
t2≦ sqrt(L1^2/(1-A1^2)) 式7
t3≦ sqrt(L2^2/(1-A2^2))
この条件を満たす実数t1、t2、t3を順次、式5に代入し、式5が成立するすべてのt1,t2,t3を算出する。次に上記の式1からp1,p2,p3を、すなわち、光源の3次元位置を算出する。この場合、2つの解ができる。そこで、3つの第1の標識a1,a2,a3の位置する平面上から離隔した地点にある第2の標識a4の画像面10における画像位置c4を用いて正解を求める。まず、上記の2つの解の第1の標識a1,a2,a3の位置から位置関係の分かっている第2の標識a4のそれぞれの位置を計算する。この計算値とカメラで撮影した第2の標識a4の画像面上の位置の実際値とを比較し、この実際値に近い方の計算値に対応する解を正解とする。このようにして光源セット(物体)の3次元位置を決定することができる。物体の角度は、その3次元位置から物体の向く方向として求めることができる。光源(第1の標識)の3次元位置の算出方法は上記に限定されず、例えば特許文献1に記載の方法などを用いて行ってもよい。
1 位置計測用標識体
2 2次元撮像素子
3 撮像装置
4 演算装置
5 物体
6 回転軸
7 仮想平面
8A〜8H 標識組
a1,a2,a3 第1の標識
a4 第2の標識

Claims (6)

  1. 物体の外面を回転軸周りに区分した複数の領域と、
    前記各領域に、仮想平面を形成する位置関係の分かっている3つ以上の第1の標識と、前記仮想平面から離隔し位置関係の分かっている第2の標識とを有し、前記各領域における前記第1の標識が、隣接する領域における前記第1の標識を兼ねるものであり、前記各領域における前記第1および第2の標識を観測可能な前記物体の回転軸周りに形成される複数の観測可能空間に対応して設けられる複数の標識組と
    を備えた位置計測用標識体。
  2. 前記物体が角柱であり、前記第1の標識が前記角柱側面の平面部に配置され、前記第2の標識が前記角柱側面の角部に配置される請求項1記載の位置計測用標識体。
  3. 前記第1の標識が前記平面部において第1の広がり角を有する第1の穴部に配置され、前記第2の標識が前記角部において前記第1の広がり角の半分の第2の広がり角を有する第2の穴部に配置される請求項2記載の位置計測用標識体。
  4. 前記各標識組が、それぞれを識別するための第3の標識を有する請求項1〜3のいずれかに記載の位置計測用標識体。
  5. 前記各標識が、それぞれ発光ダイオードにより構成される請求項1〜4のいずれかに記載の位置計測用標識体。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の位置計測用標識体と、前記位置計測用標識体の標識組を撮像する2次元撮像素子を有する撮像装置と、前記撮像装置により撮像した前記位置計測用標識体の標識組の画像に基づいて前記物体の3次元位置および角度の少なくとも一方を求める演算を行う演算装置とを備えた位置計測システム。
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CN110243283A (zh) * 2019-05-30 2019-09-17 同济大学 一种可变视轴视觉测量系统及方法

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