JP2011058830A - 金属異物検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】凹形状の磁気感応部の対向二辺それぞれに共振型のコイルを組み込んでも対向二辺の間隙での感度が良く且つ電子回路の規模が小さい金属異物検知装置10を実現。
【解決手段】感応部32,33を対向二辺とする凹形状の磁気感応部30と、第1感応部32に同心配置された主コイル32a及び副コイル32bと、第2感応部33に同心配置された主コイル33a及び副コイル33bと、主コイル32a,33aをインダクタンス部分とする共振回路42と、副コイル32b,33bの惹起信号に基づいて金属異物の検出と判定を行う検出判定回路43〜46とを備え、主コイル32a,33a同士が直列接続されて両コイル間の磁束を加増させる向きに配置され、副コイル32b,33b同士も直列接続されて両コイルの起電力を加増させる向きに配置されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、被検体に混入した金属異物を検知する金属異物検知装置に関し、詳しくは、鉄などの磁性体金属に加えて非鉄金属などの非磁性体金属までも金属異物として検出することができる金属異物検知装置の改良に関する。
なお、本願において、凹形状は、文字通り凹形のもの他、凹形に準じた形状も含んでおり、例えば、凵字状や、U字状、さらにはそれに台座部の付いた形状も、該当する。
従来より(例えば特許文献1参照)、帯状の包装材料を二つ折り及び縦シールして次々に袋体を形成しながら食品や医薬品を包装した包装袋体を被検体とする金属検出装置が知られている。これは、コイルを対向配置した対向形のものであり、コイルを保持する検出部が凹形になっていて、その対向二辺に発振コイルと第1,第2受信コイルとが分かれて組み込まれている。そして、対向二辺の間隙に包装袋体を通しながら、高周波の交番磁界の受信状況を監視して、受信レベルが低下した時には金属が含有されていると判定するようになっている。この場合、第1受信コイルについては中間出力も取り込んで差動増幅することにより検出感度を高めている。
また(例えば特許文献2参照)、送信コイルと受信コイルとを用いる態様として、上述した対向形の他、送信コイルと二個の受信コイルと列設しておいて被検体に各コイルの中空を通過させて金属異物の検出を行う同軸形のものや、送信コイルと二個の受信コイルとを重畳的に配置した水平一面形のものも知られている。これらは、何れのタイプでも、二つの受信コイルの信号を差動増幅することにより検出感度を高めている。
さらに(例えば特許文献3参照)、上下二本組のセンサーコイルを2セット配置したものもある。この2セットは、被検体搬送路の上流と下流とに分かれて並設されている。
また(例えば特許文献4〜6)、被検体の接近によるセンサコイルのインピーダンス変化を利用して金属異物を検出するものも知られており、これらは、受信コイルを必要とせず、センサコイルにブリッジ回路を組み合わせることによって検出感度を高めるとともに、センサコイルにコンデンサを組み合わせて同調回路や共振回路を構成することによっても検出感度を高めている(例えば特許文献5〜6参照)。
特開平7−325159号公報 特開平8−101279号公報 特開2003−307572号公報 特公平3−18143号公報 特開2000−329858号公報 特許第3857271号公報
このような従来の金属異物検知装置では、送信コイルと受信コイルとを用いて受信コイルの信号を差動増幅する謂わば送受信型よりも、被検体の接近によるセンサコイルのインピーダンス変化を利用するものの方が非磁性体金属の検出性能を上げやすく、その中でも、センサコイルにコンデンサを組み合わせて共振回路を構成した謂わば共振型は、非磁性体金属の検出性能を上げたいときに使いやすいものである。
そのため、長尺の分包紙を区画しながら薬剤を分包させた分包帯を被検体とする金属異物検知にも共振型を使用することが望まれる。
しかしながら、共振型の金属異物検知装置には、センサコイルから離れると急激に感度が低下するという性質があるため、従来のままでは、分包帯への適用には難がある。
すなわち、分包帯は、長手方向に順送りされるが、その際、横に倒れて寝た状態で送られることは少なく、大抵、薬剤投入時の姿勢と同じく幅方向を縦にした起立状態で送られる。そのため、磁気感応部は凹形状になっているのが望ましいが、対向二辺の一方にだけセンサコイルを設けたのでは他方のところで検出性能が不足する。
また、例え凹形状の磁気感応部の対向二辺それぞれにセンサコイルを設けたとしても、対向二辺の間隙の中央部では依然として感度が落ちるうえ、センサコイルばかりか共振回路や検出回路も二組が必要になる。これに対しては、共振型を踏襲して凹形状の磁気感応部の対向二辺それぞれにコイルを組み込むに際し、電子回路の規模増大を抑制しながら、対向二辺の間隙での感度ができるだけ低下しないように改良することが要請される。
そこで、凹形状の磁気感応部の対向二辺それぞれに共振型のコイルが組み込まれていても対向二辺の間隙での感度が比較的良く且つ電子回路の規模が小さい金属異物検知装置を実現することが技術的な課題となる。
本発明の金属異物検知装置は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、第1感応部と第2感応部とを対向二辺とする凹形状の磁気感応部と、前記第1感応部に同心配置された主コイル及び副コイルと、前記第2感応部に同心配置された主コイル及び副コイルと、前記主コイルをインダクタンス部分とする共振回路と、前記副コイルの惹起信号に基づいて金属異物の検出と判定を行う検出判定回路とを備えた金属異物検知装置であって、前記主コイル同士が直列に接続されており且つ両コイル間の磁束を加増させる向きに配置されており、前記副コイル同士が直列に接続されており且つ前記磁束による起電力を加増させる向きに配置されていることを特徴とする。
また、本発明の金属異物検知装置は(解決手段2)、上記解決手段1の金属異物検知装置であって、前記第1感応部と前記第2感応部との何れでも前記主コイルの巻き数に比べて前記副コイルの巻き数が3分の1以下になっていることを特徴とする。
さらに、本発明の金属異物検知装置は(解決手段3)、上記解決手段1,2の金属異物検知装置であって、前記共振回路と前記検出判定回路とが電気絶縁されていることを特徴とする。
また、本発明の金属異物検知装置は(解決手段4)、上記解決手段1〜3の金属異物検知装置であって、前記磁気感応部の外面のうち前記第1感応部と前記第2感応部との対向面を除く全面または一部の面に磁性体のシートが貼り付けられていることを特徴とする。
このような本発明の金属異物検知装置にあっては(解決手段1)、磁気感応部が凹形状にされ、その対向二辺が第1,第2感応部にされ、それぞれに主コイルが設けられ、主コイルが共振回路に組み入れられているので、分包帯の検査に適した凹形状の磁気感応部と、金属なら鉄も非鉄も良く検出しうる共振型とを、何れも踏襲したうえで複数並設したものとなっている。しかも、そのような踏襲や直截的改良にとどまらず、それぞれの主コイルに副コイルを同心配置で付加するとともに、主コイル同士は直列接続したうえで両コイル間の磁束を加増させる向きに配置し、副コイル同士も直列接続したうえで主コイルの磁束による起電力を加増させる向きに配置し、その副コイルの惹起信号に基づいて金属異物の検出と判定を行うよう、更なる改良も加えられている。
このように主コイル毎に副コイルを同心配置したことにより、共振回路側と検出回路側とが電気的には分離可能になって、調整負担の重いブリッジ回路を採用しなくても精度良く検出することができるうえ、主コイル同士の接続も不都合なく行えることとなる。そして、主コイル同士を直列接続するとともに、副コイル同士も直列接続したことにより、共振回路側も検出判定回路側も単一コイル用の回路で足りるので、電子回路部の規模増加が抑制・回避される。また、主コイル同士も副コイル同士も磁束や起電力を加増させる向きに配置したことにより、単純な複数並設時よりも検出感度が高くなる。
したがって、この発明によれば、凹形状の磁気感応部の対向二辺それぞれに共振型のコイルが組み込まれていても対向二辺の間隙での感度が比較的良く且つ電子回路の規模が小さい金属異物検知装置を実現することができる。
また、本発明の金属異物検知装置にあっては(解決手段2)、どの感応部でも副コイルの巻き数を主コイルの巻き数の3分の1以下に抑えたことにより、主コイルと副コイルとが密結合していても、副コイルによって共振回路が強い影響を受けてその共振特性が変化して検出性能が低下してしまうという不所望な事態を簡便に回避することができる。
さらに、本発明の金属異物検知装置にあっては(解決手段3)、共振回路と検出判定回路とを電気的には絶縁したことにより、比較的大きな電流の流れる共振回路側から微弱な信号を増幅する検出回路側への電気雑音が低減されるので、検出性能が向上する。
また、本発明の金属異物検知装置にあっては(解決手段4)、磁性体シート貼付という簡便な手法で不所望な磁束の漏れや拡散を抑制・防止することができる。
本発明の実施例1について、金属異物検知装置の構造を示し、(a)が外観斜視図、(b)が感応部の要部の正面図、(c)がD−D矢視図、(d)がE−E矢視図、(e)が電子回路部のブロック図である。 (a)は横軸が周波数で縦軸が振幅の共振特性図、(b)は横軸が周波数で縦軸が振幅のフィルタ特性図、(c)が受信信号の波形例、(d)が検知信号の波形例、(e)が判別信号の波形例、(f)は横軸が位置で縦軸が感度比の感度特性図である。 本発明の実施例2について、磁気感応部の構造を示し、(a)が正面図、(b)が側面図、(c)が底面図である。 本発明の実施例3について、金属異物検知装置およびその使用状況の外観斜視図である。 本発明の実施例4について、金属異物検知装置の薬剤分包機への適用態様を示し、(a)が錠剤分包機の外観斜視図、(b)が散薬分包機の外観斜視図、(c)が包装機構要部の外観斜視図である。
このような本発明の金属異物検知装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜4により説明する。
図1〜2に示した実施例1は、上述した解決手段1〜4(出願当初の請求項1〜4)を総て具現化したものであり、図3に示した実施例2は、上述した解決手段4(出願当初の請求項4)を別の態様で具現化したものであり、図4に示した実施例3は、手動式での具体例であり、図5(a)〜(c)に示した実施例4は、自動調剤機への組込例である。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具,電子回路の詳細などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明の金属異物検知装置の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が金属異物検知装置10の外観斜視図、(b)が対向する感応部32,33の要部の正面図、(c)がD−D矢視図、(d)がE−E矢視図、(e)が電子回路部40のブロック図である。また、図2は、(a)が横軸に周波数をとり縦軸に共振信号の振幅をとって示した共振回路42の共振特性図、(b)が横軸に周波数をとり縦軸に通過信号の振幅をとって示したフィルタ45のフィルタ特性図である。
この金属異物検知装置10は(図1(a)参照)、別体の操作部20と磁気感応部30とをシールドケーブル11で繋いだものであり、操作部20は、箱体21と、その表面に配設された感度設定器22と電源スイッチ23とブザー24とLED25とリセットスイッチ26とを具えている。感度設定器22は後述の閾値Thを可変設定できれば摘みでもレバーでもダイヤルでも良く、ブザー24は金属異物の検知時に音を発して注意を促すことができれば他の発音部材でも良く、LED(発光ダイオード)25は、金属異物の検知時に光を発して注意を促すことができれば他の点灯部材でも良い。
磁気感応部30は(図1(a)参照)、横長の連結部31と、その一端部に立つ第1感応部32と、連結部31の他端部に立つ第2感応部33とを、凹形状に連結させたものであり、第1感応部32と第2感応部33とが対向二辺になっていて、両者の間には分包帯5を遊挿しうる間隙34が開いている。間隙34は連結部31側が閉じているが反対側が解放されているので、そこから分包帯5を差し込みさえすれば、長い分包帯5をそのどこからでも磁気感応部30にセットすることができるようになっている。
第1感応部32には(図1(b)〜(d)参照)、巻き枠に多数回巻かれた主コイル32aと、それに重ねて少数回巻かれた副コイル32bとが内蔵され、外面には磁性体シート32cが貼り付けられている。主コイル32aの巻き数に比べて副コイル32bは3分の1以下になっており、重ね巻きによって主コイル32aと副コイル32bは同心配置されたものとなっている。同様に、第2感応部33には、巻き枠に多数回巻かれた主コイル33aと、それに重ねて巻かれて同心配置になった副コイル33bとが内蔵され、外面には磁性体シート33cが貼り付けられている。副コイル33bの巻き数も主コイル33aの巻き数の3分の1以下になっている。必須ではないが、大抵、主コイル32aと主コイル33aは巻き数が等しく、副コイル32bと副コイル33bも巻き数が等しい。
また、主コイル32aと主コイル33aは、コイル同士が直列に接続されたうえで、主コイル32aの磁束32dと主コイル33aの磁束33dとが加増されるよう、両コイルの中心軸が重なって間隙34を貫通する向きで対向配置されるとともに、コイル捲回の巻き方向と直列接続の接続順序とについても整合がとられる。副コイル32bと副コイル33bも主コイル32a,33aの対向配置に随伴して同様に対向配置されたものとなり、副コイル32bは間近な主コイル32aの磁束32dにほぼ対応した起電力を生じ、副コイル33bは間近な主コイル33aの磁束33dにほぼ対応した起電力を生じるところ、副コイル32b,副コイル33bもコイル同士が直列に接続されるとともに、副コイル32b,33b同士が磁束32d,33dによる起電力を加増させるよう、副コイル32b,33bもコイル捲回の巻き方向と直列接続の接続順序とについて整合がとられる。
磁性体シート33cと磁性体シート33cは、何れも、磁気感応部30の外面のうちで間隙34から遠い側面に貼り付けられて、主コイル32aと主コイル33aとを合わせた長いコイルの両端面を覆うことで、磁束32d,33dの外部への漏れを抑制している。なお、第1感応部32と第2感応部33との対向面すなわち間隙34側の面には磁性体シートが貼り付けられていない。磁性体の材質は、後述する発振回路41の発振周波数で交番する磁束32d,33dに対して高い透磁率を示すとともに、表面抵抗率の高いものが望ましい。そうすることにより、磁性体シート32c,33cのところで、磁束を集中させるとともに磁気損失を少なくすることができる。
さらに、錠剤や散薬を区分収容した典型的な分包帯5を被検体とする装置では、間隙34の幅(対向感応部32,33の離隔距離,特に主コイル32a,33aの離隔距離)が20mm〜30mm程度にされ、間隙34の高さ(対向感応部32,33の高さ,特に主コイル32a,33aの高さ)が70mm程度にされる。分包帯5の長手方向・送り方向における間隙34の奥行き(対向感応部32,33の幅,特に主コイル32a,33aの幅)は、小さな金属異物にも良く感応するよう狭くされ例えば10mmになっている。
電子回路部40は(図1(e)参照)、主コイル32a,33aを励磁して交番磁束を発生させるために、所定の一定周波数で発振する発振回路41と、コンデンサを含んでいて直列接続の主コイル32a,33aをインダクタンス部分とする共振回路42とを具えている。共振回路42のコンデンサと直列接続コイル32a,33aとはシールドケーブル11にて接続されて、間隙34に何も存在しないときには共振回路42の共振周波数と発振回路41の発振周波数とが一致するように周波数の設計や調整がなされている。
そのため、発振回路41から発振信号を受けて共振回路42が共振するとき、間隙34に金属等の電磁気感応部材が無ければ最も強く共振し(図2(a)の実線グラフ参照)、間隙34に磁性体金属の異物が入ると共振周波数が低い方へずれると同時に共振レベルが低下・弱化し(図2(a)の短波線を参照)、間隙34に非磁性体金属の異物が入ると共振周波数が高い方へずれると同時に共振レベルが低下・弱化する(図2(a)の長波線を参照)。なお、共振回路42の周波数選択度特性としてのQ値は、それが大きいほど金属異物の検知感度が上がるものであり、具体的には20以上が好ましい。
発振回路41の発振周波数は、被検体に混入した金属異物の検出に関して鉄系さえ検知できれば良しとするのか非鉄金属の検知も重視するのかに応じて適切な周波数が選択される。発振周波数が数KHz〜10数KHzの場合、金属異物に発生する渦電流が小さいため透磁率の大きい磁性体金属の検知には適するが、アルミニウム箔片等の非磁性体金属の検知には適さない。これに対し、発振周波数が100KHz〜数MHzの場合、周波数が高いため、金属異物に発生する渦電流が大きくなるので、磁性体金属の小片だけでなく、非磁性体金属の検知感度も高くなる。ここでは、薬剤を区分収容した分包帯5が被検体であり、ホチキス針や鉄ネジ等の磁性体金属だけでなく、薬剤包装アルミニウム箔の破片や真鍮ネジ等の非磁性体金属も、混入が危惧されるため、1.25MHzや2.5MHzといった高めの周波数が採用されている。
また(図1(e)参照)、電子回路部40には、間隙34に金属異物が入ったときにそこの磁場が変化したこと具体的には磁束32d,33dが減ったことを検出して判定を出すために、検出判定回路43〜46と点灯回路47も具えている。この検出判定回路43〜46と上述の共振回路42は、不所望な相互影響を断つために、電気絶縁されている。具体的には、例えば絶縁型DC/DCコンバータ等からなるグランド分離手段によって、発振回路41及び共振回路42のグランドと、検出判定回路43〜46及び点灯回路47のグランドとが、電気的に絶縁・分離されている。このような電気絶縁により、コモンモードノイズを除去することができる。
検出判定回路43〜46は、直列接続されている副コイル32b及び副コイル33bに磁束32d及び磁束33dで惹起された信号に基づいて金属異物の検出と判定を行うために、その直列接続コイル32b,33bの惹起信号Aを入力してそれに例えば包絡線検波を施すことで1.25MHzや2.5MHzの搬送波を除去して低周波の変動信号成分を抽出する検波回路43と、その微弱な信号を適度なレベルに増幅する増幅回路44と、それで増幅した信号から高域遮断周波数Hfより高い高周波成分と低域遮断周波数Lfより低い低周波成分とを雑音として除去して検知信号Bを生成するバンドパスフィルタ45と(図2(b)参照)、例えばヒステリシス特性を持ったコンパレータからなる判定回路46とを具えている。
判定回路46は、フィルタ45からの検知信号Bと感度設定器22からの閾値Thとを入力し、その大小比較を行って、二値の判別信号Cを生成するものであり、具体的には、例えば、検知信号Bが閾値Thを上回ったときには、判別信号Cの値を有意なハイにするが、そうでなければ判別信号Cの値を有意でないローに維持するようになっている。
点灯回路47は、例えばフリップフロップやラッチといった1ビットデータ保持デバイスを具えていて、判別信号CがハイになるとLED25を点灯させ、その後も点灯を継続させて、リセットスイッチ26が操作されるとLED25を消灯させるようになっている。なお、ブザー24は判別信号Cがハイの間だけ鳴動するようになっている。
この実施例1の金属異物検知装置10について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図1(a)は分包帯5を被検体として金属異物検知装置10で金属異物を検査しているところの斜視図であり、図2は、(a)が横軸に周波数をとり縦軸に共振信号の振幅をとって示した共振回路42の共振特性図、(b)が横軸に周波数をとり縦軸に通過信号の振幅をとって示したフィルタ45のフィルタ特性図、(c)が受信信号Aの波形例、(d)が検知信号Bの波形例、(e)が判別信号Cの波形例、(f)が横軸に対向感応部32,33間の位置をとり縦軸に比感度をとって示した磁気感応部30の感度特性図である。
分包帯5を検査するときは(図1(a)参照)、先ず、電源スイッチ23を操作して金属異物検知装置10を作動させるとともに、過去の実績や適宜な予測などに基づき感度設定器22を操作して閾値Thを適宜設定しておく。それから、金属異物検知装置10の磁気感応部30の間隙34に分包帯5を差し込んで、分包帯5が間隙34から抜け出さないよう注意しながら分包帯5をなるべく定速で長手方向に順送りする。そうすると、分包帯5に金属異物が混入していなければ、何事も起きないが、分包帯5に金属異物が混入していると、それが検知されて、ブザー24が短時間鳴動し、LED25が点灯し続ける。
その検知過程を詳述するが、例えば時刻t1〜t2の間に混入異物が間隙34を通過したとして(図2(c)参照)、時刻t1以前や時刻t2以後と、時刻t1〜t2の間とに分けて、順に説明する。時刻t1以前や時刻t2以後では、対向感応部32,33の間隙34の磁束32d,33dを妨げる金属異物が無いので、共振回路42が強く共振して(図2(a)の実線グラフ参照)、副コイル32b,33bの惹起信号Aの振幅が大きく且つ一定になる(図2(c)参照)。そのような惹起信号Aからは検波しても何も抽出されないので、検知信号Bは信号値がゼロのままとなり(図2(d)参照)、判別信号Cもローのままで、ブザー24が音を発することもなく、LED25が点灯することもない。
これに対し、時刻t1〜t2の間は、分包帯5の送りに伴って金属異物が主コイル32a,33aの間隙34の中を移動し、それで磁束32d,33dが乱され更には弱められるため、共振回路42の共振が弱まって(図2(a)の破線グラフ参照)、副コイル32b,33bの惹起信号Aの振幅が一時的に小さくなる(図2(c)参照)。そして、その信号変動成分が、検波回路43によって抽出され、増幅回路44によって増幅され、フィルタ45によって低域遮断周波数Lfから高域遮断周波数Hfまでの周波数範囲に限定されて(図2(b)参照)、検知信号Bになる(図2(d)参照)。
この検知信号Bの値が、時刻t1〜t2の間に上下動して、閾値Thを超えると(図2(d)参照)、検知信号Bが閾値Thを上回っている間だけ判別信号Cが有意のハイになる(図2(e)参照)。そして、判別信号Cがハイになると、それに対応してブザー24が鳴動するとともにLED25が点灯する。ブザー24の鳴動は判別信号Cがローに戻ると止むが、LED25はリセットスイッチ26が操作されるまで点灯し続ける。
こうして、分包帯5に金属異物が混入していると、それが磁気感応部30の間隙34を通過したときに、電子回路部40によって検知され、ブザー24の鳴動やLED25の点灯によって作業者等に報される。
さらに、検知感度について詳述すると(図2(f)参照)、金属異物が小さくても検知しうるよう対向感応部32,33の幅を上述したように10mm程度に狭めていることもあって、第1感応部32の感度は間隙34において第1感応部32から離れると急激に低下する一方(図2(f)の一点鎖線グラフ参照)、第2感応部33の感度は間隙34において第2感応部33から離れると急激に低下するため(図2(f)の二点鎖線グラフ参照)、第1感応部32と第2感応部33とを対向配置して単純に並列動作させたのでは、間隙34の中央での検出感度が低いままである(図2(f)において一点鎖線グラフと二点鎖線グラフと大きい方を参照)。
これに対し、本願発明を具体化した金属異物検知装置10にあっては、分包帯5の通過する間隙34を挟んで対向させた主コイル32a,33aを磁束加増態様で直列接続するとともに、主コイル32aに重ねて捲回した副コイル32bと主コイル33aに重ねて捲回した副コイル33bとを起電力加増態様で直列接続したことにより、間隙34の中央でも検出感度がかなり高くなっている(図2(f)の実線グラフ参照)。そのため、上述のように例えば10mmだった対向感応部32,33の幅に比べて、それよい二倍以上広い例えば上述の20mm〜30mmに対向感応部32,33の離隔距離を広げても、小片の金属異物まで的確に検知することができる。
本発明の金属異物検知装置の実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図3は、磁気感応部の構造を示し、(a)が正面図、(b)が側面図、(c)が底面図である。
この金属異物検知装置が上述した実施例1の金属異物検知装置10と相違するのは磁気感応部であり、この金属異物検知装置の磁気感応部が上述した実施例1の磁気感応部30と相違するのは、第1感応部32と第2感応部33との対向面は別として、磁気感応部の外面のほぼ全面に磁性体のシートが貼り付けられている事である。
具体的には、連結部31から両感応部32,33に及ぶ正面と背面には磁性体シート35が貼り付けられ(図3(a)参照)、連結部31の両側面にも磁性体シート36が貼り付けられ(図3(b)参照)、連結部31の底面にも磁性体シート37が貼り付けられている(図3(c)参照)。
この場合、上述した磁性体シート32c,33cに加えて磁性体シート35〜37のところでも磁束が拡散しないで集中するため、磁気損失が更に低減することになるうえ、外部の磁性体たとえば鉄製工具などを金属異物検知装置の近くに置いたり近傍で使用したとしても、装置が動作を乱されるということが少なくなるので、外乱にも強くなる。
図4に外観斜視図を示した本発明の金属異物検知装置60は、分包帯5を人の手で送る手動式のものであり、上述した実施例1の金属異物検知装置10と相違するのは、操作部20と磁気感応部30とが筐体61に纏めて装備されて一体物になっている点と、金属異物が検知されるまでは例えばOKの文字を表示し金属異物が検知されると例えばNGの文字を表示する表示部62が追加された点と、分包帯5を分包帯収納箱64から分包帯収納箱65へ送るときの向きを例えば矢印でしめす案内63が追加された点である。
この場合、手送りのため、分包帯5の送り速度が変動しやすいので、バンドパスフィルタ45の通過帯域が広げられる。例えば、フィルタ45は、低域遮断周波数Lfが1Hz程度にされ、高域遮断周波数Hfが1KHz程度にされる。
これにより、対向感応部32,33の幅が例えば10mmであれば、分包帯5の送り速度が1cm/s〜10m/sといった広い範囲で変化しても、検出判定が行われる。
図5(a)に外観斜視図を示した錠剤分包機70は、金属異物検知装置10を組み込んだものであり、磁気感応部30が分包帯5の排出口の近傍に付設されている。
図5(b)に外観斜視図を示した散薬分包機71も、金属異物検知装置10を組み込んだものであり、やはり分包帯5の排出口の近傍に磁気感応部30が付設されている。
排出口の外側への付設は後付が容易である。これに対し、排出口の内側に付設すれば出っ張らないので邪魔にならず外観も良い。磁気感応部30の装着姿勢は、連結部31を下にした凹形状の基本姿勢に限らず、連結部31を上にした門形的な姿勢でも良く、コの字状の横向き姿勢でも、クの字状の斜め向き姿勢でも良い。
図5(c)に包装機構の要部72〜77の外観斜視図を示した薬剤分包機は、金属異物検知装置10を内蔵したものであり、錠剤分包専用機であれ散薬分包専用機であれ錠剤散薬混合可能な分包機であれ何れでも良いが、包装機構要部72〜77における分包帯5の送り経路を臨むところに磁気感応部30が設置されている。
包装機構要部72〜77は、分包帯5の搬送経路に沿って上流から下流へ順に設置された縦ヒータ72とホッパ73と横ヒータ74と牽引ローラ75と方向転換ローラ76と排出コンベア77とを具えていて、分包帯5を区分して次々に分包袋を形成するとともに、各分包袋に薬剤を投入して封止するようになっている。
金属異物検知装置10を設置するとき、薬剤分包済み分包帯5の搬送経路に臨ませて固定するが、好適な場所として、横ヒータ74と牽引ローラ75との間や、牽引ローラ75と方向転換ローラ76との間、排出コンベア77のところ等が挙げられるので、そのうち何れか一カ所または複数箇所に磁気感応部30を設置すると良い。
この場合、分包帯5が間欠送りされ、分包帯5が停止しているときには金属異物の検知も休むので、分包帯5の縦シール部分すなわち隣接分包袋同士の間が磁気感応部30のところに来たときに分包帯5が停止するよう、磁気感応部30の位置が選定されている。
また、分包帯5の送りが機械による定速送りで分包帯5の送り速度が安定しているので、バンドパスフィルタ45の通過帯域が狭められる。例えば、分包帯5の送り速度が1m/sであり、対向感応部32,33の幅が10mmであるとき、フィルタ45は、低域遮断周波数Lfが6Hz程度にされ、高域遮断周波数Hfが14Hz程度にされる。
これにより、S/N比(信号対雑音比)が向上する。
[その他]
上記実施例では、分包帯5が長手方向に移動することを前提としてバンドパスフィルタ45にて惹起信号Aの検波増幅信号から検知信号Bを生成するようになっていたが、金属異物の混入は稀なので、それを前提とすれば、分包帯5が停止しているときでも金属異物を検知しうる検知信号Bを生成することも可能である。
例えば、惹起信号Aの検波増幅信号について、分包帯5をセットしていないときの瞬時値や平均値を基準値として記憶保持しておき,又は分包帯5のセットと無関係に瞬時値を長時間に亘って平均化した基準値を求めておき,若しくは求めながら、瞬時値と基準値との差を算出することで検知信号Bを生成すれば良い。
本発明の金属異物検知装置は、分包帯5や長尺物に限らず、種々の被検体に適用することができる。
5…分包帯(被検体)、
10…金属異物検知装置、11…シールドケーブル、
20…操作部、21…箱体、22…感度設定器、23…電源スイッチ、
24…ブザー(発音部材)、25…LED(点灯部材)、26…リセットスイッチ、
30…磁気感応部、31…連結部、
32…第1感応部、33…第2感応部、32a,33a…主コイル、
32b,33b…副コイル、32c,33c…磁性体シート、
32d,33d…磁束、34…間隙、35,36,37…磁性体シート、
40…電子回路部、41…発振回路、42…共振回路、43…検波回路、
44…増幅回路、45…フィルタ、46…判定回路、47…点灯回路、
60…金属異物検知装置、61…筐体、
62…表示部、63…案内、64,65…分包帯収納箱、
70…錠剤分包機、71…散薬分包機、72…縦ヒータ、73…ホッパ、
74…横ヒータ、75…牽引ローラ、76…方向転換ローラ、77…排出コンベア、
A…惹起信号、B…検知信号、C…判別信号、Th…閾値

Claims (4)

  1. 第1感応部と第2感応部とを対向二辺とする凹形状の磁気感応部と、前記第1感応部に同心配置された主コイル及び副コイルと、前記第2感応部に同心配置された主コイル及び副コイルと、前記主コイルをインダクタンス部分とする共振回路と、前記副コイルの惹起信号に基づいて金属異物の検出と判定を行う検出判定回路とを備えた金属異物検知装置であって、前記主コイル同士が直列に接続されており且つ両コイル間の磁束を加増させる向きに配置されており、前記副コイル同士が直列に接続されており且つ前記磁束による起電力を加増させる向きに配置されていることを特徴とする金属異物検知装置。
  2. 前記第1感応部と前記第2感応部との何れでも前記主コイルの巻き数に比べて前記副コイルの巻き数が3分の1以下になっていることを特徴とする請求項1記載の金属異物検知装置。
  3. 前記共振回路と前記検出判定回路とが電気絶縁されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された金属異物検知装置。
  4. 前記磁気感応部の外面のうち前記第1感応部と前記第2感応部との対向面を除く全面または一部の面に磁性体のシートが貼り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載された金属異物検知装置。
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