JP2011058596A - 金属配管用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の中空円筒形状の本体部(10Aa)を有し、該本体部(10Aa)の一方の端部(101A)には前記アイボルト(3)の雄ネジ(31)と螺合する雌ネジ(13)が形成されており、前記取付け機構(取付け孔11)は本体部(10Aa)に固定された第2の中空円筒形状の部材(10Ab)により構成されており、該第2の中空円筒形状(10Ab)は取付け用ボルト(5)が挿入可能である。
【選択図】図4
Description
図9において、配管2、6は、接続用コネクタ1Jを介して接続されている。
配管2は、チューブT2とアイコネクタ20を有している。配管2の一端には、アイコネクタ20がロウ付けによってチューブT2に固着されている。配管6の一端にも、アイコネクタ20が固着されている。
流路14の両端には、雌ねじ13を形成したねじ孔12が形成されている。ねじ孔12は接続用コネクタ1Jの表面1JL、1JRに貫通、開口している。
図9において、流路14の上方には取付け孔11が形成されており、取付け孔11はコネクタ1Jの厚み方向に貫通している。
コネクタ1Jの固定は、フランジボルト5をコネクタ1Jの取付け孔11に挿通して、フランジボルト5の雄ねじを、シリンダブロック100の図示しない取付け孔の雌ねじに螺合することによって、行われる。
配管2をコネクタ1Jに接続するに際して、コネクタ1Jの左端面1JL側のねじ孔12と、アイコネクタ20の右端面23の間に、銅ガスケット4を配置する。さらに、アイコネクタ20の左端面22にも銅ガスケット4を配置する。
そして、アイボルト3の軸部30を、2枚の銅ガスケット4及びアイコネクタ20の貫通孔24に貫通させる。その際には、アイボルト3の軸部30の外周に形成された雄ねじ31を、コネクタ1Jの雌ねじ13に螺合させる。
最後にアイボルトの雄ねじ31を適正な締め付けトルクでコネクタ1Jの雌ねじ13に締め付け、以って、配管2をコネクタ1Jに接続する。
チューブT6及びアイコネクタ20を有する配管6をコネクタ1Jへ接続する際も、同様にして行われる。
一方、アイコネクタ20は、チューブT2側と連通する連通孔25が形成され、その連通孔25は中空部21と連通している。
したがって、流体(例えば燃料)は、チューブT2、アイコネクタ20、アイボルト3を流過して、図9の矢印付の破線Fのように流れる。
しかし、係る従来技術(特許文献1)では、上述した従来技術の問題を解消することは出来ない。
固定するための手法としては、例えば、溶接、ロウ付けが適用可能である。また、他方側の金属製配管の先端にいわゆる「フレア」の様な係合手段を設け、コネクタ側には当該「フレア」と係合可能な機構を設けることも可能である。
すなわち接続用の部品として本発明の金属配管用コネクタ(10、10A、10B、10C)のみを設ければよく、その結果として、部品点数が減少して、組立作業や部品管理に必要な労力が軽減される。それと共に、2本の金属製配管(T1、T2)を接続する作業が容易となり、その分だけ作業性が向上する。
なお、前述したのと同様な部材には同様な符号を付している。
先ず、図1〜図3により、第1実施形態を説明する。
図1において、金属製配管(チューブ)T2は、その一端にアイコネクタ20を有している。
チューブT2の端部に固着したアイコネクタ20にアイボルト3を挿通して、アイボルト3の雄ねじ31を金属配管用コネクタ10の雌ねじ13に螺合させることにより、チューブT2は金属配管用コネクタ10に接続されている。
詳細には、金属配管用コネクタ10及びアイコネクタ20の(図1における)右端面23との間には、銅ガスケット4が介装されている。そして、アイボルト3の頭部33における雄ねじ31側(図1では右側)の端面34と、アイコネクタ20の(図1における)左端面22との間にも、銅ガスケット4が介装されている。
また、図2において、金属配管用コネクタ10は、右端面10rfに開口するチューブ取付け孔15が形成されている。
そして、ねじ孔12とチューブ取付け孔15との間には、流路14が形成されている。
チューブ取付け孔15へのチューブT1の取付けは、先ず、チューブ取付け孔15の最深部までチューブT1の端部を挿入する。そして、金属配管用コネクタ10の右端面10rfとチューブT1の外周との環状境界部を、例えばロウ付け、或いは溶接Wによって接合している。
図1において、フランジボルト5を取付け孔11に挿通して、フランジボルト5をシリンダブロック100の図示しない取付け孔に螺合することによって、コネクタ10をシリンダブロック100に固定している。
図1において、アイコネクタ20、チューブT2、アイボルト3の構成(構造)は、図9の従来技術と同様である。
なお、金属配管用コネクタ10とチューブT1との固着方法は、例えばロウ付け或いは溶接であるため、特別な加工装置を要さない。
このように第1実施形態によれば、接続1箇所当りの部品が削減され、部品管理に必要な労力も軽減される。それと共に、2本の金属製チューブT1、T2を接続する作業が容易となり、作業性が向上する。
このため、当該取付け孔11を使用してコネクタ10を支持部材に取付ければ、金属配管用コネクタ10と金属チューブT1、T2との相対運動の繰り返し(例えば振動等に起因)による金属チューブT1、T2の破損等が回避出来る。
図4において、金属配管用コネクタ10Aの構造が、図1の第1実施形態と異なっている。
金属配管用コネクタ10Aは図5で示されている。図5において、金属配管用コネクタ10Aは、第1の中空円筒形状の本体部10Aaと、第2の中空円筒形状の部材10Abとを有している。
本体部10Aaにおいて、大径部101A側(図5では左側)の端面10ALには、雌ねじ13が形成されたねじ孔12が開口している。雌ねじ13は、アイボルト3の雄ねじ31と螺合するように構成されている(図4参照)。
本体部10Aaにおいて、小径部103A側(図5では右側)の端面10ARには、チューブ取付け孔15が形成されている。
チューブ取付け孔15へのチューブT1の取付けは、先ず、チューブ取付け孔15の最深部までチューブT1の端部を挿入する。そして、金属配管用コネクタ10Aの右端面10ARと、チューブT1の外周との環状境界部を、例えばロウ付け、或いは溶接Wによって接合している。
第2の中空円筒形状10Abの中心には、金属配管用コネクタ10Aを、支持部(例えば、シリンダブロック100)に支持するための取付け孔11が形成されている。
図4において、コネクタ10Aを支持部(例えば、シリンダブロック100)に支持するために、図1の第1実施形態と同様に、先ず、フランジボルト5を取付け孔11に挿通する。
そして、フランジボルト5をシリンダブロック100の図示しない取付け孔の雌ねじに螺合させて、コネクタ10Aをシリンダブロック100に固定する。
それに対して、図4〜図6の第2実施形態は、コネクタの素形材を鍛造或いは鋳造によって形成し、この鍛造の素形材或いは鋳造の素形材に、第1実施形態と同様の穿孔加工をすることによって製造することが出来る。
第1実施形態は、少量生産に向き、第2実施形態は、所定の生産量が見込める場合に適用される。
第2実施形態における上述した以外の構成と作用効果は、第1実施形態と同様である。
図1〜図3の第1実施形態は、金属配管用コネクタ10内の流路14が直線状である。
それに対して、図7の第3実施形態では、金属配管用コネクタ10B内の流路14Bが、複数箇所(図7では2箇所)がクランク状に屈折している。
第3実施形態は、例えば、エンジンの仕様違いによって、チューブT1のコネクタ10Bの反対側の端部(図示しない端部)の位置が、第1実施形態が適用される場合に比較して、下方に偏倚している場合等に適用される。ここで、第1実施形態を適用した状態から、第3実施形態を適用した状態に変更するには、第1実施形態におけるコネクタ10を第3施形態のコネクタ10Bに変更するのみで対処できる。
第3実施形態に係る金属配管用コネクタ10Bは、内部の流路14Bがクランク状に屈折している以外は、第1実施形態と同様の構成を具備しており、作用効果も第1実施形態と同等である。
図8において、金属配管用コネクタ10C内の流路14Cは、「く」の字状に屈折している。
第4実施形態において、金属配管用コネクタ10C内の流路14Cが「く」の字状に屈折している以外の構成は、第1実施形態の構成と同様であり、作用効果も第1実施形態と同等である。
例えば、図示の実施形態では、流路14は、ねじ孔12やチューブ取付け孔15とは直径が異なっているが、加工工数削減のために、流路14の直径をねじ孔12の下孔及びチューブ取付け孔15と同一寸法とすることも可能である。
3・・・アイボルト
4・・・銅ガスケット
5・・・フランジボルト
10、10A、10B、10C・・・金属配管用コネクタ
11・・・取付け孔
12・・・ねじ孔
13・・・雌ねじ
14・・・流路
15・・・チューブ取付け孔
20・・・アイコネクタ
22・・・左端面
23・・・右端面
30・・・アイボルトの軸部
31・・・雄ねじ
100・・・シリンダブロック
Claims (6)
- 接続するべき2本の金属製配管の一方と接続されていることを特徴とする金属配管用コネクタ。
- 前記一方の金属製配管とは異なる側の金属製配管を固定可能に構成した請求項1の金属配管用コネクタ。
- 支持部材に取付けるための取付け機構を有している請求項2の金属配管用コネクタ。
- 前記一方の金属製配管はアイコネクタが固着されており、当該アイコネクタにアイボルトを挿通して前記一方の金属製配管が接続されている請求項3の金属配管用コネクタ。
- 第1の中空円筒形状の本体部を有し、該本体部の一方の端部には前記アイボルトの雄ネジと螺合する雌ネジが形成されており、前記取付け機構は本体部に固定された第2の中空円筒形状の部材により構成されており、該第2の中空円筒形状は取付け用ボルトが挿入可能である請求項4の金属配管用コネクタ。
- 自動車用の配管接続に用いられる請求項1〜5の何れか1項の金属配管用コネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2009211265A JP2011058596A (ja) | 2009-09-14 | 2009-09-14 | 金属配管用コネクタ |
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2009
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