JP2011058442A - 送風ファンおよびこれを用いた送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンケース内の局所風速を抑え、翼通過周波数騒音を抑制すること。
【解決手段】回転軸が固定されるハブ4とハブ4に対向配置されるシュラウド2と、ハブ4とシュラウド2との間に配置される複数のブレード3とを備えた送風ファン1において、ブレード3のシュラウド2側の後縁部に切欠き部を設けたことにより、風の逆流現象を利用することで、送風ファンとしての性能を大きく低下させることなく、局所的な流速の増加および圧力脈動を低減し、翼通過周波数音を抑制できることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転させることによってシュラウド側から空気を吸い込み、遠心ファンの外周側へ空気を噴出すファンおよびこれを用いた送風機に関するものである。
遠心ファンとして、図12、図13に示すようなものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
遠心ファンは、図12に示されるように、モータにより回転されるハブ板21と、ハブ板21の対向位置に設けられる環状のシュラウド22と、ハブ板21とシュラウド22との間に配置される複数枚の羽根23とを備えている。ここで、各図における矢印Rはターボファン2の回転方向を示している。
ハブ板21は、外形21aが円形に形成されるとともに、その中心部にモータの回転軸が固定される孔部21bが設けられている。シュラウド22は、外形22aが円形に形成されるとともに、その中央部に空気を吸い込む開口22bが形成されている。羽根23は、翼形状を成すとともにその表面が3次元形状に形成されており、内周側の端部である前縁24が外周側の端部である後縁25よりも回転方向側に設けられている。
遠心ファンは、その回転によってシュラウド22の開口22bから空気を吸い込み、羽根23の前縁24から後縁25へと空気を案内して遠心ファンの外周側へその空気を吹き出す。
図13は羽根23をシュラウド22側から見たときの部分平面図である。ここで、Oは回転軸中心である。羽根23は、ハブ板21側の後縁25aがシュラウド22側の後縁25bよりも回転方向側に配置されて、後縁25が回転軸方向に対して傾斜するように形成されている。遠心ファンは、シュラウド22の開口22bから吸い込まれた空気が、略垂直方向に方向転換されて外周側から吹き出すように構成されるため、遠心ファン内を通過する空気流がハブ板21側に偏ってしまう。このため、ハブ板21側の後縁25aをシュラウド22側の後縁25bよりも回転方向側に配置することによって、吸い込まれた空気が前縁24から後縁25へと案内される間に、その空気をハブ板21側からシュラウド22側へと導くことができる。これにより、遠心ファンの吹き出し部である羽根23の後縁25において、ハブ板21側に偏った空気流の風速分布を均すようにしている。
また羽根23は、図13に示すように、ハブ板21側の前縁24aにおける入口角βhが、シュラウド22側の前縁24bにおける入口角βsよりも大きくなるように形成されている。すなわち、前縁24における入口角βがハブ板21側からシュラウド22側に向かって漸減するように形成されている。
このような遠心ファン(送風ファン)においては、性能および騒音を低下させるために吹出風速分布の均一化が必要である。そのため、ブレード(羽根)の入口角・出口角を主板からシュラウドにかけて変化させていくような3次元的な形状が望ましいことが上記のとおり知られている。
なお、上記背景技術にて付与した符号と以下の記載で付与した符号とは無関係のものとする。
特開2007−170331号公報
しかしながら、板金で成型される送風ファンにおいて、このような3次元形状の羽根のような複雑な形状では、送風ファンの風量向上と騒音を低下させるために羽を2枚合わせて肉厚をもたせる必要が生じるので、送風ファンを回転させたときの動バランス性能の悪化および生産コストの増大が懸念される。また、板金ではなく樹脂製のファンであっても複雑な形状はコストアップの要因となる。
本発明は、上記問題点に鑑み、ブレードの一部に切欠きを設けること、または/およびシュラウドとブレードとの間に隙間を設けることで、ファンケース内の局所風速を抑え、結果的に翼通過周波数騒音を抑制する送風ファンおよびそれを用いた送風機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、回転軸が固定されるハブとこのハブに対向配置されるシュラウドと、前記ハブと前記シュラウドとの間に配置される複数のブレードとを備えた送風ファンにおいて、前記ブレードのシュラウド側の後縁部に切欠き部を設けたものである。
これにより、風の逆流現象を利用することで、ファンとしての性能を低下させることなく、局所的な流速の増加および圧力脈動を低減し、翼通過周波数音を抑制できることができる。
また、回転軸が固定されるハブとこのハブに対向配置されるシュラウドと、前記ハブと前記シュラウドとの間に配置される複数のブレードとを備えた送風ファンにおいて、前記シュラウドは傾斜面を有するとともに、前記傾斜面に対し、前記シュラウドの外周縁に前記ブレードからの空気の出口を広げるように構成された淵部を設けたものである。
これにより、風の逆流現象を利用することで、ファンとしての性能を低下させることなく、局所的な流速の増加および圧力脈動を低減し、翼通過周波数騒音を抑制できることができる。
また、回転軸が固定されるハブとこのハブに対向配置されるシュラウドと、前記ハブと前記シュラウドとの間に配置される複数のブレードとを備えた送風ファンにおいて、前記シュラウドは傾斜面を有するとともに、前記傾斜面に対し前記シュラウドの外周縁に前記ブレードからの空気の出口を広げるように構成された淵部を設け、前記ブレードのシュラウド側の後縁部に切欠き部を設けたものである。
これにより、風の逆流現象を利用するだけでなく、風が逆流する面積を増大させることができ、ファンとしての性能を低下させることなく、局所的な流速の増加および圧力脈動を低減し、結果翼通過周波数騒音を抑制できることを特徴としている。
本発明によれば、ブレード後縁部とシュラウドとの間に隙間を生じさせることで、この隙間に風を流し送風ファンの最外周部の風の流速を小さくしているので、翼通過周波数騒音を抑制でき、複雑な形状をとることなく送風ファンにかかるコストを抑えることを可能
とする。
本実施の形態におけるファンの外観斜視図 本実施の形態におけるファンの平面図 本実施の形態におけるファンの第1の断面図 本実施の形態におけるファンの第2の断面図 本実施の形態におけるファンの第3の断面図 本実施の形態におけるファンケーシングユニットの構成図 (a)本実施の形態におけるファンケーシングのシュラウド側の風の流れを示す図(b)本実施の形態におけるファンケーシングのハブ側の風の流れを示す図 従来ファンでの騒音スペクトルを示すグラフ 本実施の形態における第1の騒音スペクトルを示すグラフ 本実施の形態における第2の騒音スペクトルを示すグラフ 本実施の形態における第3の騒音スペクトルを示すグラフ 特許文献1におけるファンの外観斜視図 特許文献1における羽根部の断面図
第1の発明は、回転軸が固定されるハブとこのハブに対向配置されるシュラウドと、前記ハブと前記シュラウドとの間に配置される複数のブレードとを備えた送風ファンにおいて、前記ブレードのシュラウド側の後縁部に切欠き部を設けたことにより、シュラウド側で風の逆流現象が発生しその逆流現象を利用することで、ファンとしての性能を大きく低下させることなく、局所的な流速の増加および圧力脈動を低減し、翼通過周波数音を抑制できることができる。
第2の発明は、回転軸が固定されるハブとこのハブに対向配置されるシュラウドと、前記ハブと前記シュラウドとの間に配置される複数のブレードとを備えた送風ファンにおいて、前記シュラウドは傾斜面を有するとともに、前記傾斜面に対し、前記シュラウドの外周縁に前記ブレードからの空気の出口を広げるように構成された淵部を設けたことより、風の逆流現象が発生し風の逆流現象を利用することで、ファンとしての性能を低下させることなく、局所的な流速の増加および圧力脈動を低減し、翼通過周波数騒音を抑制できることができる。
第3の発明は、回転軸が固定されるハブとこのハブに対向配置されるシュラウドと、前記ハブと前記シュラウドとの間に配置される複数のブレードとを備えた送風ファンにおいて、前記シュラウドは傾斜面を有するとともに、前記傾斜面に対し前記シュラウドの外周縁に前記ブレードからの空気の出口を広げるように構成された淵部を設け、前記ブレードのシュラウド側の後縁部に切欠き部を設けたことにより、風の逆流現象を利用するだけでなく、風が逆流する面積を増大させることができ、ファンとしての性能を低下させることなく、局所的な流速の増加および圧力脈動を低減し、結果翼通過周波数騒音を抑制することができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明の送風ファンを搭載したことを特徴とする送風機により、ファンケーシングとファンとの隙間が最も狭いファンケーシングのトング近傍で風の流速が異常に高まることを防止し、最大流速を減少させることが可能となるので、局所的な流速の増加および圧力脈動を低減し、結果翼通過周波数騒音を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の
形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明によるファンの斜視図であり、図2は同平面図、図3は同断面図である。また図6はファンケーシングユニットの構成図であり、図6の右側の図はA1−A1の断面を示している。まず、本送風ファンおよびこれを用いた送風機(ファンケーシングユニット)についての説明を行う。
蝸牛形状のファンケーシング5で形成される空気流路内にモータ6により回転駆動させるファン1と、空気を外部から吸い込む吸込口8と、吸い込んだ空気を図示しない経路へと吹き出す吹出口9と、ファン1を回転駆動させるモータ6にてファンケーシングユニット(送風機)50が構成されている。
よって、ファンケーシングユニット50は、吸込口8から空気が吸込まれ、吹出口9から吸い込んだ空気を吹出し経路へと送風することができる構成である。
このようなファンケーシングユニット50は、例えば、衣類の洗濯乾燥機や衣類乾燥機の空気循環経路に搭載すれば、なんらかの加熱手段や除湿手段と組み合わせることにより、水分を含んだ状態の衣類を乾燥させることができる。
このファン1は、図1、図2に示すように、モータの回転軸が固定される中央部を釣鐘状にシュラウド2側に膨出させた略円盤状のハブ4と、ハブ4に対向配置され吸込口8に向かって開口した円環状のシュラウド2と、同シュラウド2と前記ハブ4との間に配設された複数のブレード(羽根)3から構成されている。
また、図6に示すように、ファンケーシング5の上面壁に螺子7等により固定されたモータ6の回転軸がハブ4の中央部に固定されるようになっており、モータ6により図2の送風ファン1を反時計回りの方向に回転させると、ハブ4、シュラウド2及びブレード3が一体となって回転し、図6のA1−A1断面図で示すように、吸込口8からシュラウド2の開口へと空気が吸引され、続いてブレード3の回転に伴いブレード3の後縁部に向かって放射状に空気が吐出されるようになっている。
また、図3に示すように、ブレード3のシュラウド2側後縁部に切欠き部30を設ければ、ブレード3とシュラウド2との間に隙間を持たせることが可能となり、この隙間に風が流れ込むので、結果としてファンケーシング5の最大流速を減少させることが可能となる。結果としてファンケーシング5とファン1との隙間が最も狭いトング10近傍の最大流速が減少させることが可能となる。
隙間11aは、板金製の送風ファンにおいても成形が可能であり、また樹脂製の送風ファンにおいてもアンダーカット形状を必要とせず低コストで製造でき、さらにはブレード通過周波数音の原因であるファンケーシング近辺の最大流速を減少させることが可能となる。また、翼性能の低い部位であるため、隙間11aを有していても送風性能が低下することはほぼない。
また、図4に示すように、シュラウド2の外周淵部は、シュラウド2の傾斜面2bに対して空気の出口を広げるように構成された淵部2aを設ければ、ブレード3とシュラウド2との間に隙間を持たせることが可能となり、この隙間に風が流れ込むため、結果としてファンケーシング5とファン1との隙間が最も狭いトング10近傍の最大流速が減少させることが可能となる。
このような図4の構成でも同様に、隙間11bは、板金製の送風ファンにおいても成形が可能であり、また樹脂製の送風ファンにおいてもアンダーカット形状を必要とせず低コストで製造でき、さらには翼通過周波数音の原因であるファンケーシング近辺の最大流速を減少させることが可能となる。また、翼性能の低い部位であるため、隙間11bを有していても送風性能が低下することはほぼない。
さらに、図5に示すように、ブレード3のシュラウド2側後縁部に切欠き部30を設ける構成と、シュラウド2の外周淵部にシュラウド2の傾斜面2bに対して空気の出口を広げるように構成された淵部2aを設ける構成とを組み合わせれば、上記図3および図4で構成することによる効果よりもさらに大きな効果を奏する。特に騒音に対する効果を後述する。
上記のように構成された送風ファンおよびこれを用いた送風機の動作について次に説明する。
シュラウド2の開口から流入してきた空気は、複数個設けたブレード3間に流入する際、流れを略直角に向きを偏向される。シュラウド2からハブ4の底板近傍を流れる空気は、偏向された際の曲率が小さいため、流速の減少も少なく略曲線状に円滑に流れ、流路損失が比較的小さく、風が円滑に流れることで剥離現象が生じにくい。
これに対し、シュラウド2の内壁面近傍を流れる空気は、偏向の曲率が大きいため流速の減少が大きく、又、流路損失による流れの乱れが生じてブレード3の上部に剥離や風を渦状に巻き込む領域が発生するため、騒音が発生しやすくなっている。
この騒音の原因としては、外向きの風速ベクトルが小さくなるため空気(風)を外に吐き出すことができなくなり、空気がファン1の回転方向へ引きずられてしまう現象をおこしているためである。このファン1外周部の流速は羽根の位置により脈動することがわかっており、その脈動が圧力波を発生させ翼通過周波数音となっている。
本実施の形態では、シュラウド2側のブレード3近辺の風の外向きベクトルが小さいことを利用し、ブレード3後縁部とシュラウド2に隙間を生じさせることで、この隙間に風を流しファン1の最外周部の風の流速を小さくしている。
本実施の形態における隙間11a、11bの大きさは、ブレード3の翼弦方向(図3のブレード3の縦幅方向)にて10%以下、スラスト方向(図3のブレード3の横幅方向)にて50%以下としている。双方ともにこれ以上大きくとると、翼通過周波数騒音に対しては効果が期待できるが、ファンとしての送風性能の低下を招く恐れがあり、結果としてファン回転数の増大化・ファン効率の低下が避けられなくなることが分かっている。試験結果に用いたファンは、図5に示した構成であり、翼弦方向5%、スラスト方向25%としている。
図7は、本実施の形態におけるファンケーシング内の風の流れを示している。図7(a)はシュラウド2側の風の流れであり、図7(b)はハブ4側の流れである。前述したが、ファン1の内側では、ハブ4側に比べてシュラウド2側は外周方向への風のベクトルが小さいため、風が矢印aのように円周方向へ流れていることが分かる。この円周方向への流れ成分が大きくなると、翼通過周波数騒音が発生することとなる。
しかしながら、本実施の形態による送風ファン1の最大流速は44m/sであり、従来の送風ファンによる最大風速は47m/sであった(本解析例ではφ155のファンを5800rpmで運転を行っているため、最外周のファンの回転速度は約47m/sである
。)。圧力脈動音の音圧は流速の6〜8乗に比例するため、流速を下げることは騒音抑制に非常に効果がある。
また、本実施の形態における騒音特性結果を図9、10、11に示す。図9〜11は本発明によるものであり、図8は本発明を利用していない(切欠き部30、隙間11a、11b、淵部2aのいずれの構成も有していない)従来の送風ファンである。各々のブレード枚数は28枚、ファン回転数は5400rpmであるため、ブレード枚数28枚×5400rpm/60(rps)=2520Hzに翼通過周波数が存在する。
これによれば、図8の翼通過周波数では28dBの騒音が発生するが、図9のシュラウド淵部2aのみ(図4の構成)で約2dBの騒音削減効果(26dB)、図10のブレード切欠き部30のみ(図3の構成)で約5dBの騒音削減効果(23dB)、図11のブレード切欠き部30とシュラウド淵部2aの組み合わせ(図5の構成)により最大8dBの騒音削減効果(20dB)が得られた。
以上のように、本発明にかかる送風ファンおよびこれを用いた送風機は、ブレードの一部に切欠きを設けること、または/およびシュラウドとブレードとの間に隙間を設けることで、ファンケース内の局所風速を抑え、結果的に翼通過周波数騒音を抑制することができるので、衣類洗濯乾燥機や衣類乾燥機等に有用である。
1 ファン本体
2 シュラウド
2a 淵部
3 ブレード
4 ハブ
5 ファンケーシング
6 モータ
7 螺子
8 吸込み口
9 吹出し口
10 ファンケーシングのトング
11a、11b 隙間
30 切欠き部
50 ファンケーシングユニット

Claims (4)

  1. 回転軸が固定されるハブとこのハブに対向配置されるシュラウドと、前記ハブと前記シュラウドとの間に配置される複数のブレードとを備えた送風ファンにおいて、前記ブレードのシュラウド側の後縁部に切欠き部を設けたことを特徴とする送風ファン。
  2. 回転軸が固定されるハブとこのハブに対向配置されるシュラウドと、前記ハブと前記シュラウドとの間に配置される複数のブレードとを備えた送風ファンにおいて、前記シュラウドは傾斜面を有するとともに、前記傾斜面に対し、前記シュラウドの外周縁に前記ブレードからの空気の出口を広げるように構成された淵部を設けたことを特徴とする送風ファン。
  3. 回転軸が固定されるハブとこのハブに対向配置されるシュラウドと、前記ハブと前記シュラウドとの間に配置される複数のブレードとを備えた送風ファンにおいて、前記シュラウドは傾斜面を有するとともに、前記傾斜面に対し前記シュラウドの外周縁に前記ブレードからの空気の出口を広げるように構成された淵部を設け、前記ブレードのシュラウド側の後縁部に切欠き部を設けたことを特徴とする送風ファン。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の送風ファンを搭載したことを特徴とする送風機。
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