JP2011056630A - 研磨装置および研磨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被処理物の破損を防止または抑制し、かつ被処理物を高精度に研磨することのできる研磨装置および研磨方法を提供すること。
【解決手段】上定盤と、下定盤と、上定盤および下定盤の間に、ワークを保持するキャリアとを有し、キャリアに保持されたワークが上定盤および下定盤により挟み込まれることでワークに圧力が加わった状態にて、キャリアが上定盤および下定盤に対して相対的に自転しながら公転することにより、ワークの両面を研磨するよう構成された研磨装置であって、ワークの研磨時における研磨抵抗を測定する研磨抵抗測定手段220と、研磨抵抗測定手段220により測定された研磨抵抗に基づいて、キャリアの自転比率を制御する制御手段230とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、研磨装置および研磨方法に関する。
従来から、ガラス、水晶、シリコンウエハ等の被処理物の表面(被処理面)の平坦度を向上させるために、被処理面を研磨する研磨加工(ラッピング加工、ポリッシング加工等)が行われている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の研磨装置は、円形部材と、円形部材を回転駆動する第1回転軸と、第1回転軸を駆動するサーボモータを収納する第1トルク計測部と、前記円形部材に対向する小円板部材と、小円板部材を回転駆動する第2回転軸と、第2回転軸を駆動するサーボモータを収納する第2トルク計測部とを有している。
このような研磨装置では、小円板部材の下面にシリコンウエハ(被処理物)を貼り付け、シリコンウエハの下面を、円形部材の上面に添付された研磨布によって研磨することにより平坦化するように構成されている。
特に、特許文献1に記載の研磨装置では、測定された研磨抵抗に基づいて、研磨時間、加圧力および研磨布の回転速度のうちの少なくとも1つのパラメータを変更することにより、複数の状態の異なるシリコンウエハの取代を均一化することができるようになっている。
しかしながら、特許文献1の研磨装置では、例えば加圧力を変更し低くすると、被処理物を円形部材と小円板部材との間に抑え込む力が弱くなり、小円板部材から被処理物が脱落し、被処理物が破損するおそれがある。この問題は、被処理物のサイズが大きいほど顕著である。
特開2009−88245号公報
本発明の目的は、被処理物の破損を防止または抑制し、かつ被処理物を高精度に研磨することのできる研磨装置および研磨方法を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本発明の研磨装置は、被処理物の一方の面を研磨する第1の定盤と、前記被処理物の他方の面を研磨する第2の定盤と、前記第1の定盤および前記第2の定盤の間に、前記被処理物を保持する保持部とを有し、前記保持部に保持された前記被処理物を前記第1の定盤および前記第2の定盤により挟み込むことで前記被処理物に圧力を加えた状態にて、前記保持部が前記第1の定盤および前記第2の定盤に対して相対的に自転しながら公転することにより、前記被処理物の前記一方の面および前記他方の面を研磨するよう構成された研磨装置であって、
前記被処理物の研磨時における研磨抵抗を測定する研磨抵抗測定手段と、
前記研磨抵抗測定手段により測定された前記研磨抵抗に基づいて、前記保持部の自転比率を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
これにより、被処理物の破損を防止または抑制し、かつ被処理物を高精度に研磨することのできる研磨装置を提供することができる。このような装置によれば、特に、薄く大型の被処理物を高精度に研磨することができる。
[適用例2]
本発明の研磨装置では、サンギヤと、
前記サンギヤに対して同軸的に設けられたインターナルギヤとを有し、
前記保持部は、前記サンギヤおよび前記インターナルギヤに噛合するよう設けられ、
前記制御手段は、前記サンギヤおよび前記インターナルギヤの回転数を相対的に変化させることにより、前記保持部の自転比率を制御することが好ましい。
これにより、簡単な構成で、保持部の自転比率を変更することができる。
[適用例3]
本発明の研磨装置では、前記サンギヤを回転駆動するサンギヤ駆動モータおよび前記サンギヤ駆動モータに第1の電流を供給するサンギヤ駆動モータ用電源を有し、前記サンギヤ駆動モータ用電源から前記サンギヤ駆動モータに供給される前記第1の電流の大きさが、前記サンギヤの回転数が一定となるように経時的に制御されるサンギヤ駆動部と、
前記インターナルギヤを回転駆動するインターナルギヤ駆動モータおよび前記インターナルギヤ駆動モータに第2の電流を供給するインターナルギヤ駆動モータ用電源を有し、前記インターナルギヤ駆動モータ用電源から前記インターナルギヤ駆動モータに供給される前記第2の電流の大きさが、前記インターナルギヤの回転数が一定となるように経時的に制御されるインターナルギヤ駆動部とを有し、
研磨抵抗測定手段は、前記第1の電流および前記第2の電流の少なくとも一方の電流値を前記研磨抵抗として測定することが好ましい。
これにより、研磨抵抗を的確に測定することができる。
[適用例4]
本発明の研磨装置では、前記制御手段は、基準電流値と、研磨抵抗測定手段により測定された前記電流値との差分に基づいて、前記保持部の自転比率を制御することが好ましい。
これにより、必要な場合にのみ的確に保持部の自転比率を変更することができる。
[適用例5]
本発明の研磨装置では、前記基準電流値は、前記サンギヤおよび前記インターナルギヤの回転数、および前記被処理物に加わる前記圧力が設定値と等しい状態での電流値の平均値であることが好ましい。
これにより、基準電流値が、基準値として適したものとなる。
[適用例6]
本発明の研磨装置では、前記サンギヤを回転駆動するサンギヤ駆動モータおよび前記サンギヤ駆動モータに第1の電流を供給するサンギヤ駆動モータ用電源を有し、前記サンギヤ駆動モータ用電源から前記サンギヤ駆動モータに供給される前記第1の電流の大きさを、前記サンギヤの回転数が一定となるように制御するサンギヤ駆動部と、
前記インターナルギヤを回転駆動するインターナルギヤ駆動モータおよび前記インターナルギヤ駆動モータに第2の電流を供給するインターナルギヤ駆動モータ用電源を有し、前記インターナルギヤ駆動モータ用電源から前記インターナルギヤ駆動モータに供給される前記第2の電流の大きさを、前記インターナルギヤの回転数が一定となるように制御するインターナルギヤ駆動部とを有し、
研磨抵抗測定手段は、前記第1の電流および前記第2の電流の少なくとも一方の電流値の上昇率を前記研磨抵抗として測定することが好ましい。
これにより、必要な場合にのみ的確に保持部の自転比率を変更することができる。
[適用例7]
本発明の研磨装置では、前記制御手段は、前記研磨抵抗測定手段により測定された前記研磨抵抗に基づいて、さらに、前記第1の定盤および前記第2の定盤の回転数を制御することが好ましい。
これにより、被処理物の破損をより確実に防止または抑制することができる。
[適用例8]
本発明の研磨装置では、前記第1の定盤および前記第2の定盤で前記被処理物を挟み込むことにより、前記被処理物に加わる圧力は、前記圧力が設定値に到達した後は一定であることが好ましい。
これにより、研磨中に、被処理物が保持部から離脱することを防止することができる。
[適用例9]
本発明の研磨方法は、被処理物の一方の面を研磨する第1の定盤と、前記被処理物の他方の面を研磨する第2の定盤と、前記第1の定盤および前記第2の定盤の間に、前記被処理物を保持する保持部とを有し、前記保持部に保持された前記被処理物を前記第1の定盤および前記第2の定盤により挟み込むことで前記被処理物に圧力を加えた状態にて、前記保持部が前記第1の定盤および前記第2の定盤に対して相対的に自転しながら公転することにより、前記被処理物の前記一方の面および前記他方の面を研磨する研磨方法であって、
前記被処理物の研磨時における研磨抵抗を測定し、測定された前記研磨抵抗に基づいて、前記保持部の自転比率を制御することを特徴とする。
これにより、被処理物の破損を防止または抑制し、かつ被処理物を高精度に研磨することのできる研磨方法を提供することができる。
本発明の研磨装置の第1実施形態を示す断面図である。 図1に示す研磨装置の平面図である。 図1に示す研磨装置が有する下定盤の平面図である。 図1に示す研磨装置が有する制御系のブロック図である。 図1に示す研磨装置の駆動を説明するフローチャートである。 第2実施形態にかかる本発明の研磨装置が有する制御系のブロック図である。
以下、本発明の研磨装置および研磨方法を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の研磨装置の第1実施形態を示す断面図、図2は、図1に示す研磨装置の平面図、図3は、図1に示す研磨装置が有する下定盤の平面図、図4は、図1に示す研磨装置が有する制御系のブロック図、図5は、図1に示す研磨装置の駆動を説明するフローチャートである。なお、以下の説明では、図1中互いに直交する3つの方向をx軸方向、y軸方向およびz軸方向とする。そのうち、上定盤(下定盤)の回転軸と平行な軸をz軸とし、z軸を法線とする平面をxy平面とする。以下、対応する方向はその他の図においても同様である。また、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
まず、研磨装置100の詳細な説明に先立って、研磨装置100により研磨が行われるワーク10について説明する。
ワーク10の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、石英ガラス、無アルカリガラス等の各種ガラス、水晶等の結晶性材料、アルミナ、シリカ、チタニア等の各種セラミックス、シリコン、ガリウム−ヒ素等の各種半導体材料、ダイヤモンド、黒鉛等の炭素系材料、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、液晶ポリマー、フェノール樹脂、アクリル樹脂等各種プラスチック(樹脂材料)のような誘電体材料で構成されたもの、その他、例えば、アルミニウム、銅、鉄系金属のような各種金属材料が挙げられる。
次いで、研磨装置100について詳細に説明する。
研磨装置100は、ワーク(被処理物)10の被処理面(両面、すなわち上面および下面)をそれぞれ研磨し平坦化する装置である。
このような研磨装置100は、図1および図2に示すように、ワーク10を支持する4つのキャリア(保持部)111と、4つのキャリア111の上方に位置する上定盤(第1の定盤)120と、4つのキャリア111の下方に位置する下定盤(第2の定盤)130と、駆動軸141の回転により駆動する上定盤支持部140と、駆動軸151の回転により駆動するサンギヤ150と、駆動軸161の回転により駆動する下定盤支持部160と、駆動軸171の回転により駆動するインターナルギヤ170と、上定盤120を昇降動可能に吊り下げる吊下装置180と、ワーク10の表面(被処理面)に研磨剤を供給する研磨剤供給装置190と、駆動軸141、151、161、171を回転させる駆動装置200と、駆動装置200を制御する制御系210とを有している。
図1に示すように、4つの駆動軸141、151、161、171は、同心状に配置された多重軸に形成され、内側から、駆動軸141、駆動軸151、駆動軸161、駆動軸171の順で配置されている。これら4つの駆動軸141、151、161、171は、それぞれ、独立してz軸まわりに回転可能となっている。
駆動軸141の上端には、上定盤支持部140が配置されている。上定盤支持部140は、吊下装置180の作動により上定盤120が下位置に配置されたときに、上定盤120と係合するものである。また、駆動軸141の下端には、歯車142が配置されている。この歯車142は、後述する歯車204と噛合している。
駆動軸151の上端には、サンギヤ150が配置されている。このサンギヤ150は、上定盤支持部140の下方に位置している。また、サンギヤ150は、上定盤支持部140と同心状に設けられた円環状をなしており、その外周に歯車部153が形成されている。また、駆動軸151の下端には、歯車152が配置されている。この歯車152は、後述する歯車205と噛合している。
駆動軸171の上端には、インターナルギヤ170が配置されている。このインターナルギヤ170は、サンギヤ150の周囲(外周)を囲むように配置されている。また、インターナルギヤ170は、サンギヤ150と同心状に形成された円環状をなしており、その内周に歯車部173が形成されている。また、駆動軸171の下端には、歯車172が配置されている。この歯車172は、後述する歯車207と噛合している。
駆動軸161の上端には、下定盤支持部160が配置されている。この下定盤支持部160は、サンギヤ150とインターナルギヤ170の間に、これらギヤと噛合することなく配置されている。また、下定盤支持部160は、サンギヤ150と同心状に形成された円環状をなしている。このような下定盤支持部160の上面には、下定盤130が配置されている。また、駆動軸161の下端には、歯車162が配置されている。この歯車162は、後述する歯車206と噛合している。
サンギヤ150とインターナルギヤ170との間であって下定盤130の上方には、4つのキャリア(保持部)111が設けられている。図2に示すように、これら4つのキャリア111は、サンギヤ150の周方向に等角度間隔(90°間隔)で配置されている。
図2に示すように、キャリア111は、円盤状をなしている。また、キャリア111には、その厚さ方向(z軸方向)に貫通する4つの保持孔111aが、キャリア111の周方向に沿って等角度間隔(90°間隔)で形成されている。この4つの保持孔111aは、ワーク10の形状(平面視形状)に対応した形状をなし、その大きさがワーク10と等しいか若干大きくなるように形成されている。このような保持孔111aの内側にワーク10を嵌め込むことによりワーク10を保持する。
また、キャリア111の外周には、歯車部111bが形成されており、この歯車部111bがサンギヤ150およびインターナルギヤ170のそれぞれと噛合している。そのため、キャリア111は、サンギヤ150とインターナルギヤ170との回転に連動して、サンギヤ150およびインターナルギヤ170の回転方向と回転速度により定まる方向と速度で自転しつつ公転する。
また、キャリア111の厚さは、ワーク10の厚さ(研磨後の目標値)よりも薄くなっている。そのため、キャリア111が保持孔111aによってワーク10を保持している状態では、保持されたワーク10の被処理面(上面および下面)がキャリア111の上面および下面から突出する。
このようなキャリア111の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ガラスエポキシ、塩化ビニルなどの樹脂材料が挙げられる。
吊下装置180は、上定盤120を回転可能に吊り下げて保持する。この吊下装置180は、上定盤120が上定盤支持部140に係合する前述した下位置と、その係合が解除される上位置(図1に示す位置)との間で、上定盤120をz軸方向に昇降動させることができる。また、吊下装置180は、前記下位置となっているときに、所定の圧力で上定盤120をワーク10に押圧するようになっている。
上定盤120は、平面視の形状が円環の板状をなしており、その下面が研磨面121を構成している。また、上定盤120には、その厚さ方向に貫通する複数の研磨剤供給孔(図示せず)が形成されていて、この各研磨剤供給孔に研磨剤供給装置190が備える研磨剤供給管191が接続されている。
研磨剤供給管191および研磨剤供給孔を介して供給された研磨剤は、その一部がワーク10と上定盤120との間に浸透するとともに、一部が各キャリア111に形成された保持孔111aとワーク10との間を通過するなどして、ワーク10と下定盤130との間に浸透する。
研磨剤供給装置190によって供給される研磨剤としては、特に限定されないが、例えば、研磨微粒子(砥粒)を例えば水系の分散媒に分散してスラリー状にしたものが挙げられる。
研磨微粒子としては、特に限定されないが、例えば、酸化セリウム(CeO)、二酸化マンガン(MnO)、ヒュームドアルミナ、コロイダルアルミナ等のアルミニウム酸化物(Al)などの金属酸化物、沈降シリカ、ヒュームドシリカ、コロイダルシリカ等の珪素酸化物(SiO)などが挙げられる。
研磨微粒子の平均粒径としては、研磨対象となるワーク10の種類や要求される加工速度等に応じて適宜設定することができるが、2μm以上、10μm以下程度であるのが好ましく、5μm程度であるのがさらに好ましい。
分散媒としては、水系、有機系のいずれでもよく、また、これらを混合したものであってもよい。ここで、有機系の分散媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族系、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系、ブタノール、イソプロパノール、エタノール、メタノールなどのアルコール系、エチルセロソルブ、メチルセロソルブなどのエーテル系、酢酸エチル、蟻酸メチル、蟻酸エチル、酪酸メチルなどのエステル系のもの、およびこれらの混合物などが挙げられる。また、水系の分散媒としては、例えば、水などが挙げられる。
図1に示すように、駆動装置200は、4つの駆動軸141、151、161、171の回転速度を相対的に変化させることができるように、独立した4つの駆動部、すなわち第1の駆動部200a、第2の駆動部200b、第3の駆動部200cおよび第4の駆動部200dを有している。
第1の駆動部200aは、上定盤120を回転させる機能を有する。このような第1の駆動部200aは、駆動源としての駆動モータ(上定盤駆動モータ)201aと、駆動モータ201aに電力を供給する電源(上定盤駆動モータ用電源)208aと、駆動モータ201aの回転方向を直角に変更するギヤボックス202aと、ギヤボックス202aから延出した出力軸203aと、出力軸203aに固定された前述した歯車204とを有している。歯車204は、前述したように、駆動軸141の下端に設けられた歯車142と噛合している。そのため、電源208aからの電力供給により駆動モータ201aを作動すると、ギヤボックス202a、出力軸203aおよび歯車204を介して、駆動軸141が回転駆動し、上定盤120が、所定の回転数および回転方向で回転駆動する。このような第1の駆動部200aでは、電源208aから駆動モータ201aに供給される電力(電流の大きさ)を、例えばインバーター制御により、駆動軸141(上定盤120)が設定された回転数を維持するように、すなわち駆動モータ201aが設定された回転数を維持するように制御する。
第2の駆動部200bは、サンギヤ150を回転させる機能を有する。このような第2の駆動部200bは、第1の駆動部200aと同様に、駆動源としての駆動モータ(サンギヤ駆動モータ)201bと、駆動モータ201bに電力を供給する電源(サンギヤ駆動モータ用電源)208bと、駆動モータ201bの回転方向を直角に変更するギヤボックス202bと、ギヤボックス202bから延出した出力軸203bと、出力軸203bに固定された前述した歯車205とを有している。歯車205は、前述したように、駆動軸151の下端に設けられた歯車152と噛合している。そのため、電源208bからの電力供給により駆動モータ201bを作動すると、ギヤボックス202b、出力軸203bおよび歯車205を介して、駆動軸151が回転駆動し、サンギヤ150が、所定の回転数および回転方向で回転駆動する。このような第2の駆動部200bでは、電源208bから駆動モータ201bに供給される電力(電流の大きさ)を、例えばインバーター制御により、駆動軸151(サンギヤ150)が設定された回転数を維持するように、すなわち駆動モータ201bが設定された回転数を維持するように制御する。
第3の駆動部200cは、下定盤130を回転させる機能を有する。このような第3の駆動部200cも、第1の駆動部200aと同様に、駆動源としての駆動モータ(下定盤駆動モータ)201cと、駆動モータ201cに電力を供給する電源(下定盤駆動モータ用電源)208cと、駆動モータ201cの回転方向を直角に変更するギヤボックス202cと、ギヤボックス202cから延出した出力軸203cと、出力軸203cに固定された前述した歯車206とを有している。歯車206は、前述したように、駆動軸161の下端に設けられた歯車162と噛合している。そのため、電源208cからの電力供給により駆動モータ201cを作動すると、ギヤボックス202c、出力軸203cおよび歯車206を介して、駆動軸161が回転駆動し、下定盤130が、所定の回転数および回転方向で回転駆動する。このような第3の駆動部200cでは、電源208cから駆動モータ201cに供給される電力(電流の大きさ)を、例えばインバーター制御により、駆動軸161(下定盤130)が設定された回転数を維持するように、すなわち駆動モータ201cが設定された回転数を維持するように制御する。
第4の駆動部200dは、インターナルギヤ170を回転させる機能を有する。このような第4の駆動部200dも、第1の駆動部200aと同様に、駆動源としての駆動モータ(インターナルギヤ駆動モータ)201dと、駆動モータ201dに電力を供給する電源(インターナルギヤ駆動モータ用電源)208dと、駆動モータ201dの回転方向を直角に変更するギヤボックス202dと、ギヤボックス202dから延出した出力軸203dと、出力軸203dに固定された前述した歯車207とを有している。歯車207は、前述したように、駆動軸171の下端に設けられた歯車172と噛合している。そのため、電源208dからの電力供給により駆動モータ201dを作動すると、ギヤボックス202d、出力軸203dおよび歯車207を介して、駆動軸171が回転駆動し、インターナルギヤ170が、所定の回転数および回転方向で回転駆動する。このような第4の駆動部200dでは、電源208dから駆動モータ201dに供給される電力(電流の大きさ)を、例えばインバーター制御により、駆動軸171(インターナルギヤ170)が設定された回転数を維持するように、すなわち駆動モータ201dが設定された回転数を維持するように制御する。
次いで、上定盤120および下定盤130について説明する。なお、上定盤120および下定盤130は、上定盤120に前述した複数の研磨剤供給孔(図示せず)が形成されている以外は同様の構成であるため、下定盤130について代表して説明し、上定盤120については、その説明を省略する。
図3に示すように、下定盤130は、円環板状をなしている。下定盤130の内径としては、特に限定されないが、300mm以上、500mm以下程度であるのが好ましい。また、下定盤130の外径としては、特に限定されないが、500mm以上、700mm以下程度であるのが好ましい。また、下定盤130の厚さとしては、特に限定されないが、20mm以上、50mm以下程度であるのが好ましい。
下定盤130の上面(ワーク10側の面)は、円環状の研磨面131を構成している。このような研磨面131は、本実施形態では、略平坦面で構成されている。なお、研磨面131は、平坦面で構成されていなくてもよく、例えば、頂部が凸または凹の円錐台状の曲面で構成されていてもよい。
また、図3に示すように、下定盤130には、研磨面131に開放する複数の溝M1が形成されている。この溝M1は、研磨面131とワーク10との間に研磨剤を浸透させ易くするとともに、余分な研磨剤やワーク10の研磨により発生する研磨屑(以下、これらを総称して「研磨剤」とも言う)を円滑に排出する機能を有している。
このような溝M1は、複数の直線状の溝が交差する格子状をなしている。具体的には、x軸方向に延在する複数の溝M1xと、y軸方向に延在する複数の溝M1yとを有している。
各溝M1xは、等ピッチ(間隔)で形成されている。これと同様に、各溝M1yも、等ピッチ(間隔)で形成されている。また、溝M1xのピッチと溝M1yのピッチとが同じである。これにより、隣り合う溝M1x同士と、隣り合う溝M1y同士とで画成された多数の単位摩擦面(その一部が内周または外周に臨んでいるものを除く)が、それぞれ同じ大きさの正方形をなすとともに、上下左右に規則的に配置される。同面積の単位摩擦面が規則的に配列しているため、均質(均一)にワーク10を研磨することができる。また、研磨面131の全域にわたって均一に溝M1が形成されているため、研磨面131のいかなる部位でワーク10の研磨が行われたとしても、溝Mを介して研磨剤を過不足なく排出することができる。
このような下定盤130の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、鉄、ニッケル、コバルト、金、白金、銀、銅、マンガン、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、鉛、錫、チタン、タングステン等の各種金属、またはこれらのうちの少なくとも1種を含む合金または金属間化合物、さらには、これらの金属の酸化物、窒化物、炭化物等が挙げられる。このうち、合金としては、例えば、ステンレス鋼(例えば、SUS303、SUS304、SUS316、SUS316L、SUS316J1、SUS316J1L、SUS318、SUS405、SUS430、SUS434、SUS444、SUS429、SUS430F、SUS302等)、インコネル、ハステロイ、黄銅、青銅、白洋、丹銅、真鍮、ベリリウム銅、超弾性合金(例えば、Ni−Ti系合金、Ni−Al系合金、Cu−Zn系合金)、超硬合金(例えば、炭化タングステンとコバルトを混合して焼結したもの)、その他例えばジュラルミン等の各種アルミニウム系合金が挙げられる。
また、下定盤130の製法としては、特に限定されないが、例えば、鋳造、鍛造、粉体焼結(MIM法を含む)などが挙げられる。
図4に示すように、制御系210は、ワーク10の研磨抵抗を測定する研磨抵抗測定手段220と、研磨抵抗測定手段220の測定結果に基づいて各駆動モータ201a〜201dの駆動を制御する制御手段230とを有している。
研磨抵抗測定手段220は、電源208aから駆動モータ201aに供給される電流の大きさ(電流値)を測定する第1の電流計221aと、電源208bから駆動モータ201bに供給される電流の大きさを測定する第2の電流計221bと、電源208cから駆動モータ201cに供給される電流の大きさを測定する第3の電流計221cと、電源208dから駆動モータ201dに供給される電流の大きさを測定する第4の電流計221dと、これら4つの電流計221a〜221dで測定された電流値を足し合わせる(すなわち、各電流計221a〜221dで測定された電流値の総和を求める)算出部222とを有している。
このような研磨抵抗測定手段220は、算出部222により算出された電流値(総和電流値)を研磨抵抗として測定する。
具体的には、研磨装置100は、後述するように、吊下装置180により上定盤120を所定圧力でワーク10に押し付けた状態で、各駆動モータ201a〜201dを駆動し、上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170を所定の方向に所定の回転数で回転させることにより、ワーク10と上定盤120および下定盤130とを擦り合わせ、ワーク10の両面(被処理面)を研磨する。
この際、上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170の回転数がそれぞれ予め設定されており、研磨装置100は、これらが設定回転数で回転するように駆動モータ201a〜201dを駆動する。
ここで、ワーク10の研磨中、研磨装置100に何らかの不具合(例えば、下記に記載の不具合等)が発生していない状態(この状態を「通常状態」とも言う)では、上定盤120を所定回転数に保つために電源208aから駆動モータ201aに供給される電流の大きさ(第1の電流計221aで測定される電流値)は、経時的にほぼ一定を維持する。下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170についてもこれと同様である。したがって、通常状態において、上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170を、それぞれ設定回転数で駆動し続ける場合、算出部222により算出される電流値は、経時的にほぼ一定を維持する。
これに対して、例えば、保持部111の保持孔111aに保持されていたワーク10が保持孔111aから離脱し、保持部111と上定盤120(下定盤130)との間に挟まる不具合が発生する場合がある。このような場合に、そのままの状態でワーク10の研磨を続けると、ワーク10に所望の研磨を行うことができなかったり、ワーク10が破損してしまったりする。ワーク10が破損した場合には、さらに破片が保持部111に保持された他のワーク10と上定盤120(下定盤130)との間に入り込み、これにより、前記他のワーク10の表面が傷付いたり、前記他のワーク10が破損したりする。さらには、破片がギヤに噛んでしまい研磨装置100の円滑な駆動が妨げられる場合もある。また、例えば、研磨中にワーク10の一部が破損した場合にも、その破片がワーク10と上定盤120(下定盤130)との間に挟まり、前述したのと同様に、ワーク10の表面が傷付いたり、ワーク10が破損したりする。また、異物が混入した場合も同様である。なお、以下では、説明の便宜上、上述のような不具合が発生している状態を「不具合発生状態」とも言う。
このような不具合発生状態では、スムーズな研磨を行うことができなくなるため、ワーク10の研磨抵抗が通常状態に対して大きくなる。そのため、不具合発生状態のときに、上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170を、それぞれ設定回転数(後述するメインモード)で駆動し続けようとすると、電源208a〜208dのうちの少なくとも1つの電源からそれに対応する駆動モータに供給する電流の大きさが通常状態よりも大きくなる。これは、不具合発生状態における研磨抵抗が、通常状態に比べて大きい分、通常状態よりも大きい電流を供給しなければ、各部(上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170)の回転数を所定回転数に維持することができないためである。
したがって、算出部222で算出される電流値は、不具合発生状態の方が通常状態よりも大きくなる。このようにして、研磨抵抗測定手段220は、算出部222により算出される電流値を研磨抵抗として測定する。算出部222で算出された電流値を研磨抵抗として測定することにより、簡単な構成で、かつ確実に研磨抵抗を測定することができる。言い換えれば、研磨抵抗の変化を簡単に確認することができる。
特に、本実施形態の研磨抵抗測定手段220では、4つの電源208a〜208dから供給される電流値の総和を研磨抵抗として測定するため、より確実かつ高精度に研磨抵抗を測定することができる。なお、研磨抵抗測定手段220としては、本実施形態に限定されず、例えば、4つの電源208a〜208dから選択した1つの電源から供給される電流のみを研磨抵抗として測定してもよいし、任意に選択した2つまたは3つの電源から供給される電流の総和を研磨抵抗して測定してもよい。
制御手段230は、研磨抵抗測定手段220により測定された研磨抵抗に基づいて、キャリア111の自転比率を変更する機能を有している。制御手段230は、キャリア111の自転比率の変更を、駆動モータ201b(すなわちサンギヤ150)および駆動モータ201d(すなわちインターナルギヤ170)の少なくとも一方の駆動を制御することにより行う。2つの駆動モータ201b、201dの駆動をともに制御する場合には、いずれか一方を制御する場合に比べて、キャリア111の自転比率をより高精度に変更することができる。
このような制御手段230は、記憶部231と、比較部232とを有している。
記憶部231は、通常状態のときの、上定盤120のワーク10を押圧する圧力と、上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170の回転数とを記憶している。以下、説明の便宜上、各部位を上記設定された値で駆動するモードを「メインモード」とも言う。
また、記憶部231は、通常状態において各部位をメインモードで駆動したときに算出部222により算出された電流値を基準値(電流基準値)として記憶する。この基準値として、上記条件を満たしている状態の、ある時刻における電流値を用いてもよいし、所定時間内における電流値の平均値を用いてもよいが、後者(平均値)を用いるのが好ましい。これにより、電流値が平均化されたより適した基準値を設定することができる。この基準値は、予め実験、シミュレーション、経験等により決定しておいてもよいし、ワークの10の研磨中に測定してもよい。
また、記憶部231は、不具合発生状態のときの、上定盤120のワーク10を押圧する圧力と、上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170の回転数とを記憶している。以下、説明の便宜上、各部位を上記設定された値で駆動するモードを「サブモード」とも言う。
サブモードのうち、上定盤120のワーク10を押圧する圧力は、メインモードと等しく設定されている。これにより、後述するように、ワーク10の研磨中に前述したような不具合が発生し、メインモードからサブモードに切り替わっても、上定盤120のワーク10を押圧する圧力が一定に保たれる。そのため、ワーク10を迅速(研磨時間の遅延を招くことなく)かつ安定して研磨することができる。また、上定盤120のワーク10を押圧する圧力が弱められることがないため、前記圧力が弱められることによって、ワーク10(不具合がキャリア111の保持孔111aからの離脱が原因の場合には、離脱したワーク10以外のワーク10)がキャリア111の保持孔111aから離脱するのを防止することができる。すなわち、上定盤120のワーク10を押圧する圧力を一定とすることにより、二次的に、不具合が発生するのを好適に防止することができる。
また、サブモードのうち、上定盤120および下定盤130の回転数も、メインモードと等しく設定されている。上定盤120および下定盤130の回転数は、ワーク10の研磨処理に要する時間に比較的大きな影響を及ぼすファクターである(回転数を下げれば研磨時間が長くなり、上げると研磨時間が短くなる)。そのため、上定盤120および下定盤130の回転数をメインモードのそれと等しく設定することにより、ワーク10の研磨時間の大きな延長を防止することができる。
また、サブモードでは、キャリア111(ワーク10)の自転比率がメインモードと異なっている。前記自転比率とは、単位時間当たりの{キャリア111の自転数/キャリア111の公転数}、言い換えれば「キャリア111が1公転する間の自転回数」で表わすことができる。
サブモードに設定されているキャリア111の自転比率は、メインモードに設定されている自転比率よりも小さい。キャリア111の自転比率を小さくすることによって、キャリア111の1公転あたりのワーク10の軌道長が短くなるため、ワーク10の研磨抵抗が小さくなる。そのため、不具合発生状態にて、キャリア111の自転比率を通常状態よりも小さくすることにより、それ以上の不具合の悪化(例えば、ワーク10のさらなる破損や離脱)を防止することができるともに、通常状態への復帰(例えば、保持孔111aから離脱していたワーク10が再び保持孔111aに保持される状態に復帰したり、ワーク10と上定盤120(下定盤130)との間に挟まっていた破片が除去されたりすること)を促すことができる。
ここで、サブモードにおけるキャリア111の自転比率を、メインモードにおけるキャリア111の自転比率よりも小さく設定するには、サブモードに設定されるサンギヤ150およびインターナルギヤ170の回転数のうちの少なくとも一方(好ましくは両方)の回転数をメインモードに対して変更し、サンギヤ150とインターナルギヤ170の回転比率を変更すればよい。これにより、簡単にキャリア111の自転比率を変更することができる。
より具体的には、サンギヤ150の回転数をメインモードよりも高くするか、インターナルギヤ170の回転数をメインモードよりも低くするか、あるいは両方とし、サブモードに設定されている「インターナルギヤ170が1回転する間のサンギヤ150の回転回数」をメインモードに対して低くすることにより、サブモードにおけるキャリア111の自転比率を、メインモードにおけるキャリア111の自転比率よりも小さくすることができる。なお、「サンギヤ150の回転数を低くする」には、サンギヤ150の回転方向をメインモードに対して逆方向に切り替えることも含まれる。インターナルギヤ170についても同様である。
なお、通常状態において、各部(上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170)をメインモードで駆動したときに算出部222で算出される電流値をA1とし、サブモードで駆動したときに算出部222で算出される電流値をA2とした場合、A2は、0.5A1以上、0.8A1以下程度であることが好ましく、0.7A1程度であることがより好ましい。これにより、不具合発生状態のときにサブモードで駆動すれば、研磨抵抗を適度に低下させることができる。そのため、二次的な不具合の発生を好適に防止しつつ、研磨時間の延長を最低限に抑えることができる。
比較部232は、記憶部231に記憶された基準値と、研磨抵抗測定手段220の算出部222により算出された電流値とを比較する。より具体的には、比較部232は、算出部222により算出された電流値が基準値よりも大きく、かつ基準値との差分が所定値よも大きいか否かを判断する。算出部222により算出された電流値が基準値よりも大きく、かつ基準値との差分が所定値より大きい場合には、前述した理由から、何らかの不具合が発生し(不具合発生状態となっており)、ワーク10の研磨抵抗が通常状態よりも高くなっていると推察することができる。
このような記憶部231および比較部232を有する制御手段230は、比較部232によって、不具合発生状態となっていると判断された場合に、メインモードからサブモードに切り替えて、各部(上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170)がサブモードに設定されている回転数で回転するように各駆動モータ201a〜201dの駆動を制御する。これにより、前述したように、不具合発生状態では、通常状態に比べてキャリア111の自転比率が小さくなり、それ以上の不具合の悪化(例えば、ワーク10のさらなる破損や離脱)を防止することができる。また、通常状態への復帰(例えば、保持孔111aから離脱していたワーク10が再び保持孔111aに保持される状態に復帰したり、ワーク10と上定盤120(下定盤130)との間に挟まっていた破片が除去されたりすること)を促すことができる。このように、基準値との差分に基づいて、サブモードに切り替えることにより、必要な場合にのみ的確にキャリア111の自転比率を変更することができる。
さらに、制御手段230は、サブモードで所定時間駆動した後に、再びメインモードに切り替えて各駆動モータ201a〜201dの駆動を制御する。これは、前述したように、サブモードでは、不具合発生状態から通常状態への復帰を促すことができるため、所定時間サブモードで駆動すれば、その駆動中に通常状態へ復帰する場合もあるためである。これにより、不必要に、サブモードによる研磨時間が長くなるのを防止することができ、ワーク10の研磨をより迅速に行うことができる。なお、サブモードでの駆動時間は、実験、シミュレーション、経験等により適宜設定することができる。
以上、研磨装置100の構成について詳細に説明した。
次いで、研磨装置100の駆動方法(本発明の研磨方法)について図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、吊下装置180を前記上位置にした状態で、上定盤120および下定盤130をそれぞれ吊下装置180および下定盤支持部160に固定する。次いで、4つのキャリア111の各保持孔111aにワーク10を嵌め込み、その後、吊り下げ装置180を作動して前記下位置とする。これにより、上定盤120と上定盤支持部140とが係合するとともに、上定盤120の研磨面121が、各ワーク10の上面に押圧接触する。
この状態で、制御手段230は、研磨剤供給装置190を作動して、上定盤120に形成された研磨剤供給孔を介して、ワーク10上面と研磨面121の間およびワーク10下面と研磨面131の間に研磨剤を浸透させるとともに、各駆動モータ201a〜201dをメインモードで駆動して、上定盤120、サンギヤ150、下定盤130およびインターナルギヤ170をそれぞれ所定の回転数および回転方向に回転駆動する(S1)。すると、キャリア111が自転しながら公転するとともに、上定盤120および下定盤130が、それぞれ周方向に回転し、ワーク10と研磨面121、131とが相対的に移動する。これにより、ワーク10の上面および下面がそれぞれ研磨される。
メインモードでの作動中、研磨抵抗測定手段220は、算出部222によって各駆動モータ201a〜201dに供給される電流値の総和を算出する。制御手段230の比較部232は、記憶部231に記憶された基準値と算出部222により算出される電流値とを比較し、算出部222により算出される電流値が基準値よりも大きく、かつ基準値との差分が所定値以上であるか否かを判断する(S2)。算出部222により算出される電流値が基準値よりも大きく、かつ基準値との差分が所定値以上でない場合には、制御手段230は、そのまま、メインモードでの駆動を続行する。一方、算出部222により算出される電流値が基準値よりも大きく、かつ基準値との差分が所定値以上である場合には、制御手段230は、メインモードからサブモードへ切り換えて、サブモードでワーク10の研磨を続行する(S3)。サブモードでの駆動が連続して所定時間経過すると、制御手段230は、サブモードからメインモードに切り替えて、メインモードでワーク10の研磨を続行する(S4)。このようにして、メインモードとサブモードを切り替えながら、所定時間ワーク10を研磨することによって、ワーク10の研磨が終了する。
このような研磨装置100(研磨方法)によれば、前述したような不具合が発生した場合に、その不具合のさらなる悪化を防ぎつつ、通常状態への復帰を促すことができるため、ワーク10の破損を抑制することができる。このような効果から、研磨装置100では、より破損し易い薄く大型のワーク10に対しても、破損を抑制しつつ、高精度に研磨を行うことができる。特に、メインモードでの作動では、キャリア111の自転比率が比較的大きくすることにより、上定盤120および下定盤130内でのワーク10の位置の変化量を大きくでき、ワーク10の厚みを均一にすることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の研磨装置の第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態にかかる本発明の研磨装置が有する制御系のブロック図である。
以下、第2実施形態の研磨装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態にかかる研磨装置では、研磨抵抗測定手段が、各電流計で測定された電流値の総和の単位時間当たりの上昇率を算出し、制御手段が算出された上昇率に基づいて不具合発生状態であるか否かを判断する以外は、前述した第1実施形態と同様である。
具体的には、研磨抵抗測定手段220は、4つの電流計221a〜221dと、4つの電流計221a〜221dで測定された電流値の総和の単位時間当たりの上昇率を算出する上昇率算出部223とを有している。このような研磨抵抗測定手段220は、上昇率算出部223により算出された上昇率を研磨抵抗として測定する。
なお、前述した第1実施形態で述べたような不具合発生状態では、スムーズな研磨を行うことができなくなるため、ワーク10の研磨抵抗が通常状態に対して大きくなる。そのため、不具合発生状態のときに、上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170を、それぞれ設定回転数で駆動し続けようとすると、電源208a〜208dのうちの少なくとも1つの電源からそれに対応する駆動モータに供給する電流の大きさが急激に上昇する。
制御手段230は、記憶部231と、比較部232とを有している。
記憶部231は、第1実施形態と同様に、メインモードとサブモードとを記憶している。また、記憶部231は、通常状態において各部位(上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170)をメインモードで駆動したときに、上昇率算出部223により算出された電流の上昇率を基準上昇率として記憶している。この基準値は、予め実験、シミュレーション等により決定しておいてもよいし、ワークの10の研磨中に測定してもよい。
比較部232は、記憶部231に記憶された基準上昇率と、研磨抵抗測定手段220の上昇率算出部223により算出された上昇率とを比較する。より具体的には、比較部232は、上昇率算出部223により算出された上昇率が基準上昇率よりも大きく、かつ基準上昇率との差分が所定値よも大きいか否かを判断する。上昇率算出部223により算出された上昇率が基準上昇率よりも大きく、かつ基準上昇率との差分が所定値より大きい場合には、何らかの不具合が発生し(不具合発生状態となっており)、ワーク10の研磨抵抗が通常状態よりも高くなっていると推察することができる。
このような記憶部231および比較部232を有する制御手段230は、比較部232によって、不具合発生状態となっていると判断された場合に、メインモードからサブモードに切り替えて、各部(上定盤120、下定盤130、サンギヤ150およびインターナルギヤ170)を駆動する。これにより、通常状態に比べてキャリア111の自転比率が小さくなり、それ以上の不具合の悪化を防止することができる。また、通常状態への復帰を促すことができる。
このように、電流値の上昇率に基づいて、メインモードからサブモードへの切り替えを行うことにより、次のような利点がある。
通常状態が維持されている場合であっても、例えば、研磨剤供給装置190によって供給される研磨剤の量が経時的に変化すること等によって研磨抵抗は変化するため、各電流計221a〜221dで測定される電流値の総和も、それに伴って変化する(以下、この変化を「自然変化」とも言う)。しかしながら、その変化は、不具合(前述したように、ワーク10が保持孔111aから離脱した状態や、破損したワーク10の破片が上定盤120とワーク10との間に挟まった状態等)が生じたときの変化ほど急激(急峻)なものではない。すなわち、自然変化時の電流値の上昇率と、不具合が発生したときの電流値の上昇率とでは、比較的大きさ差がある。そのため、電流の上昇率に基づく方法によれば、例えば、第1実施形態と比較して、同等またはそれ以上に高精度に、不具合発生状態であるか否かを判断することができる。
以上のような第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の研磨装置(研磨方法)の第3実施形態について説明する。
以下、第3実施形態の研磨装置について、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第3実施形態にかかる研磨装置では、制御手段の記憶部に記憶されているメインモードとサブモードとの関係が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
サブモードの上定盤120の回転数は、メインモードの上定盤120の回転数よりも低く設定されている。また、サブモードの下定盤130の回転数は、メインモードの下定盤の回転数よりも低く設定されている。このように、キャリア111の回転比率をメインモードよりも低く設定することともに、上定盤120および下定盤130の回転数をメインモードよりも低く設定することにより、キャリア111の回転比率を過度に小さくしなくても、サブモードで駆動した際の研磨抵抗を低くすることができる。そのため、サブモードで駆動することにより研磨時間の延長を最小限にとどめることができる。
以上のような第3実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、本発明の研磨装置および研磨方法を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。また、各実施形態を好適に組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、上定盤、下定盤、サンギヤおよびインターナルギヤがそれぞれ独立して回転する研磨装置(いわゆる4WAYの装置)について代表して説明したが、研磨装置としては、これに限定されず、例えば、上定盤および下定盤がともに固定された研磨装置(いわゆる2WAYの装置)や、上定盤が固定された研磨装置(いわゆる3WAYの装置)であってもよい。このような場合には、固定されている部材については、駆動モータが設けられていないため、回転する全ての部材に対応する駆動モータに供給される電流の総和を算出部によって算出すればよい。
また、前述した実施形態では、サブモードが一種類しか設定されていなが、これに限定されず、キャリアの自転比率が異なる複数のサブモードを設定してもよい。そして、例えば、算出部で算出された電流値(総和)と基準値との差分の大きさに基づいて、複数のサブモードのうちから1つの適したサブモードを選択するように構成されていてもよい。
10……ワーク 100……研磨装置 111……キャリア 111a……保持孔 111b……歯車部 120……上定盤 121……研磨面 130……下定盤 131……研磨面 140……上定盤支持部 141……駆動軸 142……歯車 150……サンギヤ 151……駆動軸 152……歯車 153……歯車部 160……下定盤支持部 161……駆動軸 162……歯車 170……インターナルギヤ 171……駆動軸 172……歯車 173……歯車部 180……吊下装置 190……研磨剤供給装置 191……研磨剤供給管 200……駆動装置 200a……第1の駆動部 200b……第2の駆動部 200c……第3の駆動部 200d……第4の駆動部 201a〜201d……駆動モータ 202a〜200d……ギヤボックス 203a〜200d……出力軸 204〜207……歯車 208a〜208d……電源 210……制御系 220……研磨抵抗測定手段 221a〜221d……電流計 222……算出部 223……上昇率算出部 230……制御手段 231……記憶部 232……比較部 M1、M1x、M1y……溝

Claims (9)

  1. 被処理物の一方の面を研磨する第1の定盤と、前記被処理物の他方の面を研磨する第2の定盤と、前記第1の定盤および前記第2の定盤の間に、前記被処理物を保持する保持部とを有し、前記保持部に保持された前記被処理物を前記第1の定盤および前記第2の定盤により挟み込むことで前記被処理物に圧力を加えた状態にて、前記保持部が前記第1の定盤および前記第2の定盤に対して相対的に自転しながら公転することにより、前記被処理物の前記一方の面および前記他方の面を研磨するよう構成された研磨装置であって、
    前記被処理物の研磨時における研磨抵抗を測定する研磨抵抗測定手段と、
    前記研磨抵抗測定手段により測定された前記研磨抵抗に基づいて、前記保持部の自転比率を制御する制御手段とを有することを特徴とする研磨装置。
  2. サンギヤと、
    前記サンギヤに対して同軸的に設けられたインターナルギヤとを有し、
    前記保持部は、前記サンギヤおよび前記インターナルギヤに噛合するよう設けられ、
    前記制御手段は、前記サンギヤおよび前記インターナルギヤの回転数を相対的に変化させることにより、前記保持部の自転比率を制御する請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記サンギヤを回転駆動するサンギヤ駆動モータおよび前記サンギヤ駆動モータに第1の電流を供給するサンギヤ駆動モータ用電源を有し、前記サンギヤ駆動モータ用電源から前記サンギヤ駆動モータに供給される前記第1の電流の大きさが、前記サンギヤの回転数が一定となるように経時的に制御されるサンギヤ駆動部と、
    前記インターナルギヤを回転駆動するインターナルギヤ駆動モータおよび前記インターナルギヤ駆動モータに第2の電流を供給するインターナルギヤ駆動モータ用電源を有し、前記インターナルギヤ駆動モータ用電源から前記インターナルギヤ駆動モータに供給される前記第2の電流の大きさが、前記インターナルギヤの回転数が一定となるように経時的に制御されるインターナルギヤ駆動部とを有し、
    研磨抵抗測定手段は、前記第1の電流および前記第2の電流の少なくとも一方の電流値を前記研磨抵抗として測定する請求項1または2に記載の研磨装置。
  4. 前記制御手段は、基準電流値と、研磨抵抗測定手段により測定された前記電流値との差分に基づいて、前記保持部の自転比率を制御する請求項3に記載の研磨装置。
  5. 前記基準電流値は、前記サンギヤおよび前記インターナルギヤの回転数、および前記被処理物に加わる前記圧力が設定値と等しい状態での電流値の平均値である請求項4に記載の研磨装置。
  6. 前記サンギヤを回転駆動するサンギヤ駆動モータおよび前記サンギヤ駆動モータに第1の電流を供給するサンギヤ駆動モータ用電源を有し、前記サンギヤ駆動モータ用電源から前記サンギヤ駆動モータに供給される前記第1の電流の大きさを、前記サンギヤの回転数が一定となるように制御するサンギヤ駆動部と、
    前記インターナルギヤを回転駆動するインターナルギヤ駆動モータおよび前記インターナルギヤ駆動モータに第2の電流を供給するインターナルギヤ駆動モータ用電源を有し、前記インターナルギヤ駆動モータ用電源から前記インターナルギヤ駆動モータに供給される前記第2の電流の大きさを、前記インターナルギヤの回転数が一定となるように制御するインターナルギヤ駆動部とを有し、
    研磨抵抗測定手段は、前記第1の電流および前記第2の電流の少なくとも一方の電流値の上昇率を前記研磨抵抗として測定する請求項1または2に記載の研磨装置。
  7. 前記制御手段は、前記研磨抵抗測定手段により測定された前記研磨抵抗に基づいて、さらに、前記第1の定盤および前記第2の定盤の回転数を制御する請求項1ないし6のいずれかに記載の研磨装置。
  8. 前記第1の定盤および前記第2の定盤で前記被処理物を挟み込むことにより、前記被処理物に加わる圧力は、前記圧力が設定値に到達した後は一定である請求項1ないし7のいずれかに記載の研磨装置。
  9. 被処理物の一方の面を研磨する第1の定盤と、前記被処理物の他方の面を研磨する第2の定盤と、前記第1の定盤および前記第2の定盤の間に、前記被処理物を保持する保持部とを有し、前記保持部に保持された前記被処理物を前記第1の定盤および前記第2の定盤により挟み込むことで前記被処理物に圧力を加えた状態にて、前記保持部が前記第1の定盤および前記第2の定盤に対して相対的に自転しながら公転することにより、前記被処理物の前記一方の面および前記他方の面を研磨する研磨方法であって、
    前記被処理物の研磨時における研磨抵抗を測定し、測定された前記研磨抵抗に基づいて、前記保持部の自転比率を制御することを特徴とする研磨方法。
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