JP2011055144A - カスコード回路 - Google Patents

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Yoichiro Takayama
洋一郎 高山
Kazuhiko Honjo
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Abstract

【課題】RF高効率高出力電力増幅とともに、低ひずみ化の可能性をも併せ持つカスコード回路を提供する。
【解決手段】カスコード回路の両FET(または両バイポーラトランジスタ)の接続部にバイアス電圧を印加することで、ソース接地FETにおけるゲートバイアス電圧(またはエミッタ接地バイポーラトランジスタにおけるベースバイアス電圧)と、RFゲート接地FETにおけるドレーンバイアス電圧(またはベース接地バイポーラトランジスタにおけるコレクタバイアス電圧)とを、独立に設定できる。特に、これらのバイアス電圧を、ソース接地FET(またはエミッタ接地バイポーラトランジスタ)がB級動作ないし深いAB級動作をし、かつ、交流ゲート接地FET(または交流ベース接地バイポーラトランジスタ)が浅いAB級動作ないしA級動作をする組み合わせに設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、2つのトランジスタが接続されたカスコード回路に係る。
近年、無線通信システムの高周波化に伴い、システムのキーデバイスである送信電力増幅器の電力効率およびひずみ特性所望値の確保は、いっそう厳しくなっている。特にトランジスタにおいては、高周波化を実現するために限りなく微細化が進められているが、それに伴いトランジスタの耐圧が低下して、動作電圧は低くなる一方である。
特に微細化が著しいCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)ではこの傾向が顕著である。その結果、FET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)のドレーン電圧やバイポーラトランジスタのコレクタ電圧は低くなり、超高周波出力の電力増幅、特にミリ波の電力増幅の実現が著しく困難になりつつある。
こうした問題を改善するために、いわゆるカスコード回路構成を用いる超高周波カスコード増幅器が、特に電力増幅器として、国内外で精力的に検討されている。ここで、カスコード回路とは、例えば、FETを用いる場合には、ソース接地FETのドレーン電極に、RFゲート接地FETのソース電極を接続した回路である。また、バイポーラトランジスタを用いる場合には、エミッタ接地トランジスタのコレクタ電極に、RFベース接地トランジスタのエミッタ電極を接続した回路である。なお、上記RFは、Radio Frequencyの略であり、高周波を意味する。
しかしながら、従来のカスコード回路には、安定な直流動作点の設定範囲が狭いという問題がある。一般に、トランジスタの高周波出力電力効率あるいはひずみ特性は、FETならゲートバイアス電圧によって、バイポーラトランジスタならペースバイアス電圧によって、それぞれ大幅に変わる。したがって、バイアス電圧の設定自由度が狭いことは、高周波出力電力効率およびひずみ特性の向上を図る上で、大きな障害となる。
上記に関連して、特許文献1には、ソース接地の第1のFETと、第1のFETのドレーン電極にソース電極が接続されたゲート接地の第2のFETとを含む増幅回路が開示されている。この増幅回路には、両FETの接続部にバイアス電極が無いため、両FETのドレーン−ソース間電圧を独立に設定できない。この増幅回路では、両FETのドレーン電流が同じになるので、電力効率およびひずみ設定を最適条件で設定できない。
特開平6−224647号公報
本発明の目的は、両FETまたは両バイポーラトランジスタに印加するバイアス電圧をそれぞれ独立かつ自由に設定でき、これにより、効率よく高周波出力の電力を増幅できるとともに、ひずみを低減できるカスコード回路を提供することである。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるカスコード回路は、信号入力部(IN)と、第1のFET(21)と、第2のFET(22)と、第1のバイアス部(23)と、第2のバイアス部(25)と、第3のバイアス部(27)と、第4のバイアス部(31)と、信号出力部(OUT)とを具備する。ここで、第1のFET(21)は、信号入力部(IN)にゲートが接続されて、かつ、ソース接地されている。第2のFET(22)は、第1のFET(21)におけるドレーンにソースが接続されて、かつ、バイパスコンデンサ(24)を介して交流でゲート接地されている。第1のバイアス部(23)は、第1のFET(21)におけるゲートに第1のバイアス電圧を印加する。第2のバイアス部(25)は、第2のFET(22)におけるゲートに第2のバイアス電圧を印加する。第3のバイアス部(27)は、第2のFET(22)におけるドレーンに第3のバイアス電圧を印加する。第4のバイアス部(31)は、第1のFET(21)におけるドレーンと、第2のFET(22)におけるソースとの接続点(30)に第4のバイアス電圧を印加する。信号出力部(OUT)は、第2のFET(22)におけるドレーンに接続されている。
本発明によるカスコード回路は、信号入力部(IN)と、第1のバイポーラトランジスタ(41)と、第2のバイポーラトランジスタ(42)と、第1のバイアス部(43)と、第2のバイアス部(45)と、第3のバイアス部(47)と、第4のバイアス部(51)と、信号出力部(OUT)とを具備する。ここで、第1のバイポーラトランジスタ(41)は、信号入力部(IN)にベースが接続されて、かつ、エミッタ接地されている。第2のバイポーラトランジスタ(42)は、第1のバイポーラトランジスタ(41)におけるコレクタにエミッタが接続されて、かつ、バイパスコンデンサ(44)を介して交流でベース接地されている。第1のバイアス部(43)は、第1のバイポーラトランジスタ(41)におけるベースに第1のバイアス電圧を印加する。第2のバイアス部(45)は、第2のバイポーラトランジスタ(42)におけるベースに第2のバイアス電圧を印加する。第3のバイアス部(47)は、第2のバイポーラトランジスタ(42)におけるコレクタに第3のバイアス電圧を印加する。第4のバイアス部(51)は、第1のバイポーラトランジスタ(41)におけるコレクタと、第2のバイポーラトランジスタ(42)におけるエミッタとの接続点(50)に第4のバイアス電圧を印加する。信号出力部(OUT)は、第2のバイポーラトランジスタ(42)におけるコレクタに接続されている。
本発明のカスコード回路では、両FET(または両バイポーラトランジスタ)接続部にバイアス電圧を印加することで、両FET(または両バイポーラトランジスタ)のバイアス電圧をそれぞれ独立かつ自由に設定できるようになる。従来型のカスコード回路における特徴である、2個のトランジスタのRF出力電圧(FETの場合は各FETのドレーン電圧、バイポーラトランジスタの場合は各バイポーラトランジスタのコレクタ電圧)の重畳による高出力化を、バイアス電圧の選定により、高電力のもとで実現することが出来る。
さらに、ソース接地FETにおけるゲートバイアス電圧(またはエミッタ接地バイポーラトランジスタにおけるベースバイアス電圧)と、RFゲート接地FETにおけるドレーンバイアス電圧(またはベース接地バイポーラトランジスタにおけるコレクタバイアス電圧)とを、独立に設定できる。このため、カスコード回路における2つのトランジスタのそれぞれにおけるバイアス電圧を最適化することで、RF電力効率およびひずみ特性の改善が実現可能である。
さらに、カスコード回路の両FET(または両バイポーラトランジスタ)のそれぞれにおける振幅偏移および位相偏移が、互いに逆になるように、上記2つのバイアス電圧を設定する。この結果、合成された振幅偏移および位相偏移が打ち消され、カスコード回路としては高出力化とともに一層のひずみ低減が実現される。
本発明によれば、両FETまたは両バイポーラトランジスタに印加するバイアス電圧をそれぞれ独立かつ自由に設定でき、これにより、効率よく高周波出力の電力を増幅できるとともに、ひずみを低減できる。
図1は、従来のカスコード回路の構成を示す図である。 図2は、従来のカスコード回路の両FET1、2のそれぞれにおける直流動作点について説明するための図である。 図3は、本発明の第1の実施形態におけるカスコード回路の構成を示す図である。 図4は、本発明の第2の実施形態におけるカスコード回路の構成を示す図である。 図5は、本実施形態におけるカスコード回路において、2つのFET21、22を用いた場合の、ひずみ特性の一層の改善効果について説明するための特性図である。図5(a)は、ソース接地FET21に対応する。図5(b)は、交流ゲート接地FET22に対応する。 図6は、トランジスタの相互コンダクタンス特性の典型的な傾向を模式的に表した図である。 図7は、本発明の第3の実施形態におけるカスコード回路の構成を示す図である。
添付図面を参照して、本発明のカスコード回路を実施するための形態を以下に説明する。
本発明のカスコード回路について説明する前に、その比較対象として、従来のカスコード回路について説明する。
図1は、従来のカスコード回路の構成を示す図である。このカスコード回路は、信号入力部INと、ソース接地FET1と、交流ゲート接地FET2と、FET1のゲートバイアス部3と、FET2のドレーンバイアス部7と、FET2のゲートバイアス部5と、FET2の交流接地用キャパシタ4と、信号出力部OUTとを具備する。
FET1のゲートバイアス部3は、FET1のゲート電極接続用端部と、バイアス電源接続用端部と、インダクタンスと、キャパシタとを具備する。
FET2のドレーンバイアス部7は、FET2のドレーン電極接続用端部と、バイアス電源接続用端部と、インダクタンスと、キャパシタとを具備する。
FET1のゲートバイアス部3における各構成要素の接続関係について説明する。インダクタンスにおける一方の端部は、FET1のゲート電極接続用端部に接続されている。インダクタンスの他方の端部は、キャパシタにおける一方の端部と、バイアス電源接続用端部とに接続されている。キャパシタにおける他方の端部は、接地されている。
FET2のドレーンバイアス部7における各構成要素の接続関係について説明する。インダクタンスにおける一方の端部は、FET2のドレーン電極接続用端部に接続されている。インダクタンスの他方の端部は、キャパシタにおける一方の端部と、バイアス電源接続用端部とに接続されている。キャパシタにおける他方の端部は、接地されている。
このカスコード回路全体における各構成要素間の接続関係について説明する。信号入力部INは、ソース接地FET1のゲート電極に接続されている。ソース接地FET1のゲート電極には、第1のバイアス部3も接続されている。FET1のドレーン電極8は、FET2のソース電極9に接続されている。
FET2のゲート電極は、FET2の交流接地用キャパシタ4における一方の端部と、FET2のゲートバイアス部5とに接続されている。なお、図1では、バイアス部5は端子として示すが、この端子には、例えば第1のバイアス部3に相当する回路が接続される。FET2の交流接地用キャパシタ4における他方の端部は、接地されている。FET2のドレーン電極8は、信号出力部OUTと、FET2のドレーンバイアス部7とに接続されている。
このカスコード回路の動作について説明する。FET2のドレーンバイアス部7は、直列接続されているソース接地FET1および交流ゲート接地FET2に、直流電圧を印加する。信号入力部INには、任意の信号が入力される。信号出力部OUTからは、ソース接地FET1のドレーンRF電圧および交流ゲート接地FET2のドレーンRF電圧を重畳した電圧が、RF信号として出力される。このように、従来技術によるカスコード回路は、高出力化を実現している。
図2は、従来のカスコード回路の両FET1、2のそれぞれにおける直流動作点について説明するための図である。図2には、第1の曲線10と、第2の曲線11とが描かれている。第1の曲線10は、ソース接地FET1にゲートバイアス電圧Vg1を印加した場合におけるドレーン電流ID−ドレーン電圧VD特性を模式的に表す。また、第2の曲線11は、交流ゲート接地FETにゲートバイアス電圧Vg2を印加した場合における、ドレーン−ソース間電圧特性VDSを模式的に表す。
両曲線10、11の交点12(P)は、両FET1、2の直流動作点を示す。図1のバイアス部7におけるバイアス電圧をVDDと置き、ソース接地FET1のドレーン−ソース間バイアス電圧をVD1と置き、ゲート接地FET2のドレーン−ソース間バイアス電圧をVD2と置くとき、
VD2=VDD−VD1
の関係が成り立つ。
両FET1、2を流れる直流ドレーン電流は、共通である。すなわち、両FET1、2のドレーン−ソース間バイアス電圧は独立ではなく、一方が変われば他方に変化をもたらす。また、両FET1、2の特性曲線が、直流動作点12(P)の付近では横軸に対して平行に近いので、直流動作点12(P)の位置は特性曲線の変動により大きく変動する。この結果、両FET1、2のドレーン−ソース間バイアス電圧VD1、VD2も大きく変動する。このため、従来のカスコード回路の構成では、動作点の安定な設定範囲が狭く問題があった。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態におけるカスコード回路の構成を示す図である。このカスコード回路は、信号入力部INと、ソース接地FET21と、交流ゲート接地FET22と、FET21のゲートバイアス部23と、FET22のドレーンバイアス部27と、FET22のゲートバイアス部25と、FET22の交流接地用キャパシタ24と、信号出力部OUTと、接続点バイアス部31とを具備する。ソース接地FET21は本発明の第1のFETに対応し、交流ゲート接地FET22は本発明の第2のFETに対応する。また、バイアス部23、バイアス部27及びバイアス部25は、本発明の第1のバイアス部、第2のバイアス部及び第3のバイアス部に対応する。
本実施形態によるカスコード回路は、図1に示した従来のカスコード回路に、接続点バイアス部31を追加したものに等しい。この接続点バイアス部31は本発明の第4のバイアス部に対応する。このとき、従来のカスコード回路の信号入力部INと、ソース接地FET1と、交流ゲート接地FET2と、FET1のゲートバイアス部3と、FET2のドレーンバイアス部7と、FET2のゲートバイアス部5と、FET2の交流接地用キャパシタ4と、信号出力部OUTとは、本実施形態におけるカスコード回路の信号入力部INと、ソース接地FET21と、交流ゲート接地FET22と、FET1のゲートバイアス部23と、FET2のドレーンバイアス部27と、FET2のゲートバイアス部25と、FET2の交流接地用キャパシタ24と、信号出力部OUTとに、それぞれ対応する。
図3に示されるように、接続点バイアス部31は、接続用端部31aと、バイアス電源接続用端部31bと、インダクタンス31cと、キャパシタ31dとを具備する。
接続点バイアス部31において、接続用端部31aは、ソース接地FET21のドレーンおよび交流ゲート接地FET22のソースの接続点30に接続されている。インダクタンス31cにおける一方の端部は、接続用端部31aに接続されている。インダクタンス31cにおける他方の端部は、バイアス電源接続用端部31bと、キャパシタ31dにおける一方の端部とに接続されている。キャパシタ31dにおける他方の端部は、接地されている。
同様に、ゲートバイアス部23は、接続用端部23aと、バイアス電源接続用端部23bと、インダクタンス23cと、キャパシタ23dとを具備する。
ゲートバイアス部23において、接続用端部23aは、ソース接地FET21のゲートに接続されている。インダクタンス23cにおける一方の端部は、接続用端部23aに接続されている。インダクタンス23cにおける他方の端部は、バイアス電源接続用端部23bと、キャパシタ23dにおける一方の端部とに接続されている。キャパシタ23dにおける他方の端部は、接地されている。
同様に、ドレーンバイアス部27は、接続用端部27aと、バイアス電源接続用端部27bと、インダクタンス27cと、キャパシタ27dとを具備する。
ゲートバイアス部27において、接続用端部27aは、交流ゲート接地FET22のドレーンに接続されている。インダクタンス27cにおける一方の端部は、接続用端部27aに接続されている。インダクタンス27cにおける他方の端部は、バイアス電源接続用端部27bと、キャパシタ27dにおける一方の端部とに接続されている。キャパシタ27dにおける他方の端部は、接地されている。
本実施形態におけるカスコード回路のその他の構成要素間の接続関係は、図1の場合と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
2つのバイアス部27、31におけるバイアス電圧をそれぞれVDD、VDSと置く。このときに、ソース接地FET21および交流ゲート接地FET22のそれぞれにおけるドレーンソース間に印加されるバイアス電圧を、VD1、VD2と置く。すると、
VD1=VDS
VD2=VDD−VDS
の関係が成り立つ。
これは、両FET21、22におけるドレーンバイアス電圧を互いに独立かつ自由に設定できることを意味する。したがって、本実施形態におけるカスコード回路では、カスコード回路における2つのFET21、22のそれぞれにおけるバイアス電圧を最適値に設定しても、図2で説明したようなバイアス電圧の変動は生じない。
一方、RF信号に関しては、図1で説明した従来のカスコード回路と同様に、両FET21、22のドレーンRF電圧を重畳することが出来る。すなわち、従来型のカスコード回路における特徴である、2個のFETのドレーンRF電圧の重畳による高出力化を、バイアス電圧の選定により、高電力のもとで実現することが出来る。
本実施形態のカスコード回路は、2つのFETのそれぞれにおけるバイアス電圧を独立に最適化して、両FET21、22に安定したドレーンソース間バイアス電圧を供給している。したがって、本実施形態のカスコード回路を用いた増幅器では、安定した増幅動作が実現される。
さらに、両FET21、22のドレーン−ソース間バイアス電圧および電流は互いに独立して自由に設定できる。このため、FET21を高効率動作にゲートバイアス電圧に,ゲート信号入力電圧が大きいFET22を低ひずみ動作のゲートバイアス電圧に設定することにより,高効率かつ低ひずみ動作のカスコード回路を実現することが可能である。
特に、これらのバイアス電圧は、ソース接地FET21がB級動作ないしAB級動作をし、かつ、交流ゲート接地FET22がAB級動作ないしA級動作をするように組み合わせることが可能である。A級動作とは、バイアス電圧を十分大きく設定することにより、飽和レベルを超えないあらゆる入力信号に対してFETがカットオフしないように動作することをいう。B級動作とは、バイアス電圧をゲート−ソース間(またはゲート−ドレーン間)の飽和電圧と等しく設定することにより、正電圧または負電圧のいずれかの入力信号だけに対してFETが動作することをいう。AB級動作とは、バイアス電圧をA級動作およびB級動作の中間に設定することにより、ある範囲内のレベルの入力信号に対してはA級動作を行い、それを超えたレベルの入力信号に対してはB級動作を行うことをいう。なお、これらの定義はバイポーラトランジスタの場合にも有効であって、その場合はソース、ゲート、ドレーンのそれぞれを、対応するコレクタ、ベース、エミッタと読み替えれば良い。ここで、ソース接地FET21がAB級動作をする場合は、A級動作よりもB級動作に近い、いわゆる「深いAB級動作」をすることが好ましい。また、交流ゲート接地FET22がAB級動作をする場合は、B級動作よりもA級動作に近い、「いわゆる浅いAB級動作」をすることが好ましい。このとき、前段のソース接地FET21では、ひずみは比較的大きいが、効率は大きくなる。反対に、後段の交流ゲート接地FET22では、効率はFET21に比べて低いが、ひずみは小さくなる。カスコード回路全体としてのひずみは、前段に比べて信号電圧の大きい後段のトランジスタにおけるひずみ特性に大きく依存するので、それぞれのバイアス電圧を上記のように組み合わせることで、比較的効率の高い状態でカスコード回路のひずみが大きく改善される。
なお、本実施形態において、両FET21、22のそれぞれにおけるゲート幅が異なっていても良いことは言うまでも無い。
また、バイアス部は、図3で用いたインダクタはあくまでもひとつの構成例に過ぎず、その代わりに、たとえば4分の1波長伝送線路などの、他の回路構成を用いても良いことは言うまでも無い。
図5は、本実施形態におけるカスコード回路において、2つのFET21、22を用いた場合の、ひずみ特性の一層の改善効果について説明するための特性図である。図5(a)は、ソース接地FET21に対応する。図5(b)は、交流ゲート接地FET22に対応する。図5(a)および図5(b)において、実線52、53はRF入力信号(Pin)に対する振幅偏移特性ΔGを、破線54、55はRF入力信号(Pin)に対する位相偏移特性Δφを、それぞれ表す。
図5(a)における実線52および破線54は、ソース接地FET21において、ドレーン電極のRF出力信号の振幅および位相が、ゲート電極へのRF入力信号の増加とともにそれぞれ増加および減少する特性を示している。
図5(b)における実線53および破線55は、交流ゲート接地FET22において、ドレーン電極のRF出力信号の振幅および位相が、ゲート電極へのRF入力信号の増加とともにそれぞれ減少および増加する特性を示している。
このように、本発明では、ソース接地FET21および交流ゲート接地FET22において、振幅偏移特性および位相偏移特性のそれぞれが互いに逆になるように設定する。こうすることで、両FET21、22における振幅偏移特性および位相偏移特性がそれぞれにおいて打ち消し合い、カスコード回路全体としては低ひずみ増幅特性が実現される。この結果、上述した効果と合わせて、RF電力効率及びひずみ特性の改善をすることができる。すなわち、カスコード回路の両FETのそれぞれにおける振幅偏移および位相偏移が、互いに逆になるように、上記2つのバイアス電圧を設定する。この結果、合成された振幅偏移および位相偏移が打ち消され、カスコード回路としては高出力化とともにひずみ低減が実現される。
図6は、トランジスタの相互コンダクタンス特性の典型的な傾向を模式的に表した図である。図6において、横軸はゲートバイアス電圧VGを示し、縦軸はトランジスタの三次相互コンダクタンスgm3を示す。
図6において、VG<VGTのとき、gm3>0となり、VG>VGTのとき、gm3<0となるようなVGの値VGTがある。
特性トランジスタの増幅出力信号の振幅偏移の増減傾向は、おおよそ、トランジスタの三次相互コンダクタンスが正か負かによって決まる。同様に、位相偏移の増幅傾向は、おおよそ、三次相互コンダクタンスが正か負かによって決まる。
三次相互コンダクタンスは、FETではゲートバイアス電圧、バイポーラトランジスタではベースバイアス電圧により決まる。このため、バイアス電圧を適宜に選択することにより、偏移特性は調節可能である。
なお、これまでは両FET21、22のゲート幅が等しく、すなわち両FET21、22の三次相互コンダクタンス特性曲線が同じであることを前提に説明した。しかし、両FET21、22のゲート幅は必ずしも等しくある必要が無いことは言うまでも無い。両FETのゲート幅の比を適宜に選択することで、より良好な増幅電力効率で低ひずみ特性が実現される場合ももちろんある。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態におけるカスコード回路の構成を示す図である。このカスコード回路は、信号入力部INと、エミッタ接地バイポーラトランジスタ41と、ベース接地バイポーラトランジスタ42と、トランジスタ41のベースバイアス部43と、トランジスタ42のコレクタバイアス部47と、トランジスタ42のベースバイアス部45と、トランジスタ42の交流接地用キャパシタ44と、信号出力部OUTと、接続点バイアス部51とを具備する。
ベースバイアス部43は、接続用端部43aと、バイアス電源接続用端部43bと、インダクタンス43cと、キャパシタ43dとを具備する。コレクタバイアス部47は、接続用端部47aと、バイアス電源接続用端部47bと、インダクタンス47cと、キャパシタ47dとを具備する。接続点バイアス部51は、接続用端部51aと、バイアス電源接続用端部51bと、インダクタンス51cと、キャパシタ51dとを具備する。
本実施形態によるカスコード回路は、図3に示した本発明の第1の実施形態におけるカスコード回路のソース接地FET21および交流ゲート接地22を、エミッタ接地バイポーラトランジスタ41およびベース接地バイポーラトランジスタ42にそれぞれ変更したものに等しい。このとき、本発明の第1の実施形態におけるカスコード回路の信号入力部INと、ソース接地FET1と、交流ゲート接地FET2と、FET1のゲートバイアス部3と、FET2のドレーンバイアス部7と、FET2のゲートバイアス部5と、FET2の交流接地用キャパシタ4と、信号出力部OUTと、接続点バイアス部31とは、本実施形態におけるカスコード回路の信号入力部INと、エミッタ接地バイポーラトランジスタ41と、ベース接地バイポーラトランジスタ42と、トランジスタ41のベースバイアス部43と、トランジスタ42のコレクタバイアス部47と、トランジスタ42のベースバイアス部45と、トランジスタ42の交流接地用キャパシタ44と、信号出力部OUTと、接続点バイアス部51とに、それぞれ対応する。
同様に、本発明の第1の実施形態における接続用端部23aと、バイアス電源接続用端部23bと、インダクタンス23cと、キャパシタ23dと、接続用端部27aと、バイアス電源接続用端部27bと、インダクタンス27cと、キャパシタ27dと、接続用端部31aと、バイアス電源接続用端部31bと、インダクタンス31cと、キャパシタ31dとは、本実施形態における接続用端部43aと、バイアス電源接続用端部43bと、インダクタンス43cと、キャパシタ43dと、接続用端部47aと、バイアス電源接続用端部47bと、インダクタンス47cと、キャパシタ47dと、接続用端部51aと、バイアス電源接続用端部51bと、インダクタンス51cと、キャパシタ51dとに、それぞれ対応する。
本実施形態におけるカスコード回路の各構成要素間の接続関係は、本発明の第1の実施形態におけるカスコード回路おける各構成要素間の接続関係において、ソース接地FET21およびそのソース、ゲート、ドレーンと、交流ゲート接地FET22およびそのソース、ゲート、ドレーンとを、エミッタ接地バイポーラトランジスタ41およびそのエミッタ、ベース、コレクタと、ベース接地バイポーラトランジスタ42およびそのエミッタ、ベース、コレクタとに置き換えたものに等しいので、さらなる詳細な説明を省略する。
本実施形態におけるカスコード回路の動作は、本発明の第1の実施形態におけるカスコード回路の動作において、ソース接地FET21およびそのソース、ゲート、ドレーンと、交流ゲート接地FET22およびそのソース、ゲート、ドレーンとを、エミッタ接地バイポーラトランジスタ41およびそのエミッタ、ベース、コレクタと、ベース接地バイポーラトランジスタ42およびそのエミッタ、ベース、コレクタとに置き換えたものに等しい。例えば、2つのバイアス部47、51におけるバイアス電圧をそれぞれVCC、VCEと置く。このときに、エミッタ接地バイポーラトランジスタ41および交流ベース接地バイポーラトランジスタ42のそれぞれにおけるコレクタエミッタ間に印加されるバイアス電圧を、VC1、VC2と置く。すると、
VC1=VCE
VC2=VCC−VCE
の関係が成り立つ。
本実施形態におけるカスコード回路のその他の動作は、図5や図6に関する説明を含めて、本発明の第1の実施形態で説明した内容と同じであるので、さらなる詳細な説明を省略する。
このように、本発明によるカスコード回路には、FETを用いても良いし、バイポーラトランジスタを用いても良い。さらには、同じカスコード回路において、FETとバイポーラトランジスタとを組み合わせても構わない。これらの場合においても、第1の実施の形態で説明したような効果と同一の効果を奏する。
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態おけるカスコード回路の構成を示す図である。本実施形態おけるカスコード回路は、本発明の第1の実施形態おけるカスコード回路に直流遮断・RF短絡用容量57およびインダクタンス成分の回路素子58を追加したものに等しい。
本実施形態におけるカスコード回路の他の構成要素は、本発明における第1の実施形態の場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
インダクタンス成分の回路素子58における一方の端部は、接続部30に接続されている。インダクタンス成分の回路素子58における他方の端部は、直流遮断・RF短絡用容量57における一方の端部に接続されている。直流遮断・RF短絡用容量57における他方の端部は、接地されている。
本実施形態におけるカスコード回路の各構成要素間の他の接続関係は、本発明における第1の実施形態の場合と同様であるので、さらなる詳細な説明を省略する。
本実施形態によるカスコード回路の動作について説明する。本発明の第1の実施形態によるカスコード回路の接続点30には、ソース接地FET21のドレーンと、交流ゲート接地FET22のソースと、接続点バイアス部31とが接続されている。本実施形態によるカスコード回路では、この接続点30に、さらにインダクタンス成分の回路素子58を接続することで、接続点30における寄生容量が打ち消され、増幅利得および帯域特性の改善が実現する。
本実施形態によるカスコード回路は、本発明の第2の実施形態によるカスコード回路を用いて実現することも可能である。すなわち、両バイポーラトランジスタの接続点50に、インダクタンス成分の回路素子58における一方の端部を並列に接続することで、接続点50における容量成分を打ち消すことが出来る。
なお、インダクタンス成分の回路素子58は、インダクタであっても良いし、4分の1波長の伝送線路などほかの回路構成であっても良いことは言うまでも無い。
1 ソース接地FET
2 交流ゲート接地FET
3 FET1のゲートバイアス部
4 FET2の交流接地用キャパシタ
5 FET2のゲートバイアス部
6 FET2のドレーン電極
7 FET2のドレーンバイアス部
8 FET1のドレーン電極
9 FET2のソース電極
10 ドレーン電流ID−ドレーン電圧VD特性
11 ドレーンソース間電圧特性VDS
12 交点、直流動作点
21 ソース接地FET
22 交流ゲート接地FET
23 FET21のゲートバイアス部
23a 接続用端部
23b バイアス電源接続用端部
23c インダクタンス
23d キャパシタ
24 FET22の交流接地用キャパシタ
25 FET22のゲートバイアス部
26 FET22のドレーン電極
27 FET22のドレーンバイアス部
27a 接続用端部
27b バイアス電源接続用端部
27c インダクタンス
27d キャパシタ
28 FET21のドレーン電極
29 FET22のソース電極
30 接続点
31 接続点バイアス部
31a 接続用端部
31b バイアス電源接続用端部
31c インダクタンス
31d キャパシタ
41 エミッタ接地バイポーラトランジスタ
42 交流ベース接地バイポーラトランジスタ
43 トランジスタ41のベースバイアス部
43a 接続用端部
43b バイアス電源接続用端部
43c インダクタンス
43d キャパシタ
44 トランジスタ42の交流接地用キャパシタ
45 トランジスタ42のベースバイアス部
46 トランジスタ42のコレクタ電極
47 トランジスタ42のコレクタバイアス部
47a 接続用端部
47b バイアス電源接続用端部
47c インダクタンス
47d キャパシタ
48 トランジスタ41のコレクタ電極
49 トランジスタ42のエミッタ電極
50 接続点
51 接続点バイアス部
51a 接続用端部
51b バイアス電源接続用端部
51c インダクタンス
51d キャパシタ
52 振幅偏移特性
53 振幅偏移特性
54 位相偏移特性
55 位相偏移特性
57 直流遮断・RF短絡用容量
58 インダクタンス成分の回路素子

Claims (7)

  1. 信号入力部と、
    前記信号入力部にゲートが接続されて、かつ、ソース接地された、第1のFETと、
    前記第1のFETにおけるドレーンにソースが接続されて、かつ、交流でゲート接地された、第2のFETと、
    前記第1のFETにおけるゲートに第1のバイアス電圧を印加する第1のバイアス部と、
    前記第2のFETにおけるゲートに第2のバイアス電圧を印加する第2のバイアス部と、
    前記第2のFETにおけるドレーンに第3のバイアス電圧を印加する第3のバイアス部と、
    前記第1のFETにおけるドレーンと、前記第2のFETにおけるソースとの接続点に第4のバイアス電圧を印加する第4のバイアス部と、
    前記第2のFETにおけるドレーンに接続された信号出力部と
    を具備する
    カスコード回路。
  2. 請求項1に記載のカスコード回路において、
    前記第1〜第4のバイアス電圧は、前記第1のFETがB級ないしAB級動作をし、かつ、前記第2のFETがAB級動作ないしA級動作をする組み合わせに設定されている
    カスコード回路。
  3. 請求項1または2に記載のカスコード回路において、
    前記第1〜第4のバイアス電圧が、前記第1のFETにおける三次相互コンダクタンスと、前記第2のFETにおける三次相互コンダクタンスとが、お互いに逆符号になるように設定されている
    カスコード回路。
  4. 信号入力部と、
    前記信号入力部にベースが接続されて、かつ、エミッタ接地された、第1のバイポーラトランジスタと、
    前記第1のバイポーラトランジスタにおけるコレクタにエミッタが接続されて、かつ、交流ベース接地された、第2のバイポーラトランジスタと、
    前記第1のバイポーラトランジスタにおけるベースに第1のバイアス電圧を印加する第1のバイアス部と、
    前記第2のバイポーラトランジスタにおけるベースに第2のバイアス電圧を印加する第2のバイアス部と、
    前記第2のバイポーラトランジスタにおけるコレクタに第3のバイアス電圧を印加する第3のバイアス部と、
    前記第1のバイポーラトランジスタにおけるコレクタと、前記第2のバイポーラトランジスタにおけるエミッタとの接続点に第4のバイアス電圧を印加する第4のバイアス部と、
    前記第2のバイポーラトランジスタにおけるコレクタに接続された信号出力部と
    を具備する
    カスコード回路。
  5. 請求項4に記載のカスコード回路において、
    前記第1〜第4のバイアス電圧は、前記第1のバイポーラトランジスタがB級ないしAB級動作をし、かつ、前記第2のバイポーラトランジスタがAB級動作ないしA級動作をする組み合わせに設定されている
    カスコード回路。
  6. 請求項4または5に記載のカスコード回路において、
    前記第1〜第4のバイアス電圧が、前記第1のバイポーラトランジスタにおける三次相互コンダクタンスと、前記第2のバイポーラトランジスタにおける三次相互コンダクタンスとが、お互いに逆符号になるように設定されている
    カスコード回路。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のカスコード回路において、
    前記接続点に接続されて、前記接続点における容量成分を打ち消すインダクタンス成分の回路素子
    をさらに具備する
    カスコード回路。
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