JP2011054836A - 半導体装置の欠陥検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】効率的に検査領域を設定することが可能な半導体装置の欠陥検査方法を提供する。
【解決手段】NonパターンDie10及びパターンDie11を比較して第1の仮パターンを取得し、第1の仮パターン第1の微細部分の集合とし、第1の仮パターンのY座標それぞれについて、隣り合った第1の微細部分間のX軸方向の座標差が所望の値より大きくなる第1の微細部分を抽出し、抽出された第1の微細部分から第1のエッジ領域を規定し、NonパターンDie及びパターンDieを90度回転させて比較して第2の仮パターンを抽出し、第2の仮パターンを第2の微細部分の集合とし、第2の仮パターンのY座標それぞれについて、隣り合った第2の微細部分間のX軸方向の座標差が所望の値より大きくなる第2の微細部分を抽出し、抽出された第2の微細部分から第2のエッジ領域を規定し、第1及び第2のエッジ領域に囲まれている領域を検査領域として導出する。
【選択図】 図6
【解決手段】NonパターンDie10及びパターンDie11を比較して第1の仮パターンを取得し、第1の仮パターン第1の微細部分の集合とし、第1の仮パターンのY座標それぞれについて、隣り合った第1の微細部分間のX軸方向の座標差が所望の値より大きくなる第1の微細部分を抽出し、抽出された第1の微細部分から第1のエッジ領域を規定し、NonパターンDie及びパターンDieを90度回転させて比較して第2の仮パターンを抽出し、第2の仮パターンを第2の微細部分の集合とし、第2の仮パターンのY座標それぞれについて、隣り合った第2の微細部分間のX軸方向の座標差が所望の値より大きくなる第2の微細部分を抽出し、抽出された第2の微細部分から第2のエッジ領域を規定し、第1及び第2のエッジ領域に囲まれている領域を検査領域として導出する。
【選択図】 図6
Description
本発明は、半導体装置の欠陥検査方法に関する。
最近、半導体装置の欠陥検査方法として、検査対象の半導体装置の画像と基準となる画像とを比較し、これらの画像の差異を求めることで欠陥の検出を行う方法が考えられている。
実際は半導体装置をディスプレイ等を介して見ながら手作業で検査のための欠陥検査領域の設定を行っている。しかし、微細化が進んだ半導体装置において、検査箇所が複雑化し、且つ増大しているため、検査領域の設定に多大な時間を要するという問題がある。
関連する技術として、検査領域毎に感度ランクを設定し、ランク毎に検査光の光量を変えることで欠陥検査を行う方法が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
本発明は、効率的に検査領域を設定することが可能な半導体装置の欠陥検査方法を提供することを目的としている。
本発明の一視点に係る半導体の欠陥検査方法は、パターンが形成されていない第1の領域及びデバイスパターンが形成されている第2の領域を備える半導体基板を用意する工程と、前記第1の領域と、前記第2の領域とを比較して前記デバイスパターンに対応する第1の仮パターンを取得する工程と、前記第1の仮パターンを、行方向及び列方向に配列された第1の微細部分の集合として表す工程と、前記第1の仮パターンの複数の行それぞれについて、隣り合った前記第1の微細部分間の行方向の座標差が所望の値より大きくなる前記第1の微細部分を抽出する工程と、前記抽出された第1の微細部分に基づいて、前記第1の仮パターンの第1のエッジ領域を規定する工程と、前記第1の領域と、前記第2の領域とを比較して90度回転された前記デバイスパターンに対応する第2の仮パターンを抽出する工程と、前記第2の仮パターンを、行方向及び列方向に配置した第2の微細部分の集合として表す工程と、前記第2の仮パターンの複数の行それぞれについて、隣り合った前記第2の微細部分間の行方向の座標差が所望の値より大きくなる前記第2の微細部分を抽出する工程と、前記抽出された第2の微細部分に基づいて、前記第2の仮パターンの第2のエッジ領域を規定する工程と、前記第1及び第2のエッジ領域に囲まれている領域を複数の検査領域として導出する工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、効率的に検査領域を設定することが可能な半導体装置の欠陥検査方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態の詳細を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1を用いて、本実施形態に係る欠陥検査装置の基本的な構成を概略的に説明する。
図1を用いて、本実施形態に係る欠陥検査装置の基本的な構成を概略的に説明する。
図1は、本実施形態に係る欠陥検査装置の基本的な構成を模式的に示したブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の欠陥検査装置は、検出部1、制御部2、記憶部3、表示部4、及び入力部5を備えている。
検出部1は、図示しないステージ上に配置されたウエハ(半導体基板)6の表面をピクセル画像として取得する構成を有している。この検出部1は、光学式、レーザー散乱式、SEM(Scanning Electron Microscope)画像取得方式を用いる事が可能である。本実施形態では、例えばレーザー散乱式を用いている。制御部2は、検出部1の制御や、後述する各種演算処理等を行う。記憶部3は、検出部1が計測した結果や、制御部2が導出した演算結果等を記憶する。表示部4は、検出部1によって取得された画像や、制御部2が導出した演算結果等を表示する。そして、入力部(キーボードやマウス)5を用いて制御部2への指示等を行う。ウエハ6は、基板表面に、パターンが形成されていないNonパターンDie(第1の領域)10と、パターン(デバイスパターン)が形成されている複数のパターンDie(第2の領域)11とを備えている。なお、NonパターンDie10はパターンDie11と同一寸法を有し、少なくともウエハ上に一つ存在すれば良い。また、NonパターンDie10は1チップに含まれており、同様にパターンDie11は1チップに含まれている。さらに、パターンDie11に形成されるパターンは、複数の回路パターンの集合体を備えている。
次に、図2〜図10を用いて、本実施形態の欠陥検査方法を説明する。
図2は、本実施形態に係る欠陥検査方法を示したフローチャートである。図3〜図10は、本実施形態に係る欠陥検査方法を示した図である。
[ステップS1]
まず、図3に示すように、ウエハ6上に設けられた、一つのNonパターンDie10、及び選択された一つのパターンDie11のピクセル画像が、レーザー散乱式を用いた検出部1によって取得される。1ピクセルの大きさは0.16μm程度であるが、0.1〜20μm程度であれば良い。なお、ピクセル画像を取得する際は、Y軸を固定し、X軸方向にレーザーを走査し、X軸方向のレーザーの照射が完了したら、Y軸をずらし、X軸方向にレーザー走査をする工程を繰り返す。この方法では、Y軸をずらして画像を取得していくため、Y軸方向において、ズレが生じる可能性がある。
まず、図3に示すように、ウエハ6上に設けられた、一つのNonパターンDie10、及び選択された一つのパターンDie11のピクセル画像が、レーザー散乱式を用いた検出部1によって取得される。1ピクセルの大きさは0.16μm程度であるが、0.1〜20μm程度であれば良い。なお、ピクセル画像を取得する際は、Y軸を固定し、X軸方向にレーザーを走査し、X軸方向のレーザーの照射が完了したら、Y軸をずらし、X軸方向にレーザー走査をする工程を繰り返す。この方法では、Y軸をずらして画像を取得していくため、Y軸方向において、ズレが生じる可能性がある。
なお、図中では複数の回路パターンの集合体11aを黒い矩形で示している。
[ステップS2]
次に、NonパターンDie10とパターンDie11との画像比較検査を行う。具体的には、パターンDie11のピクセルの濃淡階調(散乱光強度等から算出された数値)から、対応するNonパターンDie10のピクセルの濃淡階調(散乱光強度等から算出された数値)の差をとる。パターンDie11に設けられているパターンは、パターンの無いNonパターンDie10と比較されるため、欠陥パターン(第1の欠陥パターン)として抽出される。図4に示すように、この抽出された欠陥パターンは、ドット(第1の微細部分)の集合として表示される。1ドットは、所定数のピクセルをまとめて表示したものである。そして、ドットの集合(図中の破線に囲まれた領域)をブロック(Block)Bn(nは例えば整数)と呼ぶ。なお、このブロックは回路パターンの集合体に対応している。また、このブロックは矩形である。これらブロックの周囲に存在する空白部分は、NonパターンDie10とパターンDie11との間で濃淡快調さの無い、つまりパターンDie11の何もパターンが存在しない領域を示す。
次に、NonパターンDie10とパターンDie11との画像比較検査を行う。具体的には、パターンDie11のピクセルの濃淡階調(散乱光強度等から算出された数値)から、対応するNonパターンDie10のピクセルの濃淡階調(散乱光強度等から算出された数値)の差をとる。パターンDie11に設けられているパターンは、パターンの無いNonパターンDie10と比較されるため、欠陥パターン(第1の欠陥パターン)として抽出される。図4に示すように、この抽出された欠陥パターンは、ドット(第1の微細部分)の集合として表示される。1ドットは、所定数のピクセルをまとめて表示したものである。そして、ドットの集合(図中の破線に囲まれた領域)をブロック(Block)Bn(nは例えば整数)と呼ぶ。なお、このブロックは回路パターンの集合体に対応している。また、このブロックは矩形である。これらブロックの周囲に存在する空白部分は、NonパターンDie10とパターンDie11との間で濃淡快調さの無い、つまりパターンDie11の何もパターンが存在しない領域を示す。
[ステップS3]
次に、図5に示すように、ドットはX軸方向に順番に番号(ID)が割り当てられ、各ドットの中心部がドットの位置座標として検出される。この位置座標は、X座標(列)Xn(nは例えば整数)及びY座標(行)Yn(nは例えば整数)を用いて表される。X座標Xn及びY座標Ynは、例えば絶対座標であり、Xn=3015.22μm、Yn=31833.56μm等と表される。
次に、図5に示すように、ドットはX軸方向に順番に番号(ID)が割り当てられ、各ドットの中心部がドットの位置座標として検出される。この位置座標は、X座標(列)Xn(nは例えば整数)及びY座標(行)Yn(nは例えば整数)を用いて表される。X座標Xn及びY座標Ynは、例えば絶対座標であり、Xn=3015.22μm、Yn=31833.56μm等と表される。
また、X軸方向におけるブロックB10とブロックB11との間隔は600μmであり、ブロックB11とブロックB12との間隔は600μmである。また、X軸方向におけるブロックB13とブロックB14との間隔は250μmであり、ブロックB15とブロックB16との間隔は800μmである。
[ステップS4]
次に、図6に示すように、各ブロックのY軸方向に平行な端部Cn(nは例えば整数)を、制御部2によって演算処理を行うことで特定する。この端部Cnはブロックの端に配置されたドットの集合を示すものである。
次に、図6に示すように、各ブロックのY軸方向に平行な端部Cn(nは例えば整数)を、制御部2によって演算処理を行うことで特定する。この端部Cnはブロックの端に配置されたドットの集合を示すものである。
まず、同一のY座標(同一の行)Ynを有するドットを抽出する。そして、抽出された複数のドットに対して、隣り合うドットのX座標値の差Wn(nは例えば整数)をとり、このX座標値の差Wnが回路路パターンの集合体(ブロック)間の最小寸法値Wminよりも大きいか否かを判定する。すなわち、Xn+1−Xn>Wminを満たすXn及びXn+1の組を全て抽出する。また、同一のY座標Ynのドットのうち、最小のXmin及び最大のXmaxを抽出する。つまり、同一行の最左端に位置するドット及び最右端に位置するドットが抽出される。
他のY座標においても同様の処理を繰り返し行う。このようにして求められた各Y座標におけるXn(第1のエッジ領域)、Xn+1(第1のエッジ領域)、Xmin(第4のエッジ領域)及びXmax(第4のエッジ領域)を参照することで、各ブロックのY軸方向に平行な端部Cnが抽出される。
より具体的にステップS4を説明する。まず、Y座標Y1を有するドットを抽出し、隣り合うドット同士のX座標値の差Wnを求め、Wn>Wminを満たすX座標の組を抽出する。つまり、Xp+1−Xp=Wn>Wminとなる場合、Xp及びXp+1(pは例えば整数)の組が抽出され、Xq+1−Xq=Wn+1>Wminとなる場合、Xq及びXq+1(qは例えば整数)の組が抽出される。また、Y座標Y1の最左端に位置するXmin及び最右端に位置するXmaxが抽出される。他のY座標においても同様の抽出処理を行う。そして、例えば各Y座標において、X座標がXminであるドットの集合(第4のエッジ領域)を端部C10とし、X座標がXpであるドットの集合(第1のエッジ領域)を端部C11とする。同様に、各Y座標において、X座標がXp+1であるドットの集合(第1のエッジ領域)を端部C12とし、X座標がXqであるドットの集合(第1のエッジ領域)を端部C13とし、X座標がXq+1であるドットの集合(第1のエッジ領域)を端部C14とし、X座標がXmaxであるドットの集合(第4のエッジ領域)を端部C15とする。例えば、このようにして各ブロックのY軸方向に平行な端部Cn(C10〜C23)が抽出される。
[ステップS5]
次に、図7に示すように、ウエハ6のノッチ方向を90度回転させる。
次に、図7に示すように、ウエハ6のノッチ方向を90度回転させる。
[ステップS6]
次に、ステップS1と同様に、90度回転された一つのNonパターンDie10、及び選択された一つのパターンDie11のピクセル画像が、レーザー散乱式を用いた検出部1によって取得される。なお、このパターンDie11は、ステップS1で取得されたパターンDie11と同一のものである。
次に、ステップS1と同様に、90度回転された一つのNonパターンDie10、及び選択された一つのパターンDie11のピクセル画像が、レーザー散乱式を用いた検出部1によって取得される。なお、このパターンDie11は、ステップS1で取得されたパターンDie11と同一のものである。
[ステップS7]
次に、ステップS2と同様に、90度回転されたNonパターンDie10と90度回転されたパターンDie11との画像比較検査を行うことで、90度回転された欠陥パターン(第2の欠陥パターン)が抽出される。この抽出された欠陥パターンは、ドット(第2の微細部分)の集合として表示される。
次に、ステップS2と同様に、90度回転されたNonパターンDie10と90度回転されたパターンDie11との画像比較検査を行うことで、90度回転された欠陥パターン(第2の欠陥パターン)が抽出される。この抽出された欠陥パターンは、ドット(第2の微細部分)の集合として表示される。
[ステップS8]
次に、ステップS3と同様に、ドットはX軸方向に順番に番号(ID)が割り当てられ、各ドットの中心部がドットの位置座標として検出される。この位置座標は、X座標(列)Xn(90度)及びY座標(行)Yn(90度)を用いて表される。
次に、ステップS3と同様に、ドットはX軸方向に順番に番号(ID)が割り当てられ、各ドットの中心部がドットの位置座標として検出される。この位置座標は、X座標(列)Xn(90度)及びY座標(行)Yn(90度)を用いて表される。
[ステップS9]
次に、ステップS4に示す方法と同様に、各ブロックのY軸方向に平行な端部Ln(nは例えば整数)を、制御部2によって演算処理を行うことで特定する。この端部Lnはブロックの端に配置されたドットの集合を示すものである。
次に、ステップS4に示す方法と同様に、各ブロックのY軸方向に平行な端部Ln(nは例えば整数)を、制御部2によって演算処理を行うことで特定する。この端部Lnはブロックの端に配置されたドットの集合を示すものである。
まず、同一のY座標(同一の行)Yn(90度)のを有するドットを抽出する。そして、抽出された複数のドットに対して、隣り合うドットのX座標値の差Wn(90度)をとり、回路パターンの集合体間の最小寸法値Wmin(90度)よりも大きいか否かを判定する。すなわち、Xn+1(90度)−Xn(90度)>Wmin(90度)を満たすXn(90度)及びXn+1(90度)の組を全て抽出する。また、抽出された複数のドットのうち、最小のXmin(90度)と最大のXmax(90度)とを抽出する。他のY座標において、同様の処理を繰り返し行う。このようにして求められた各Y座標におけるXn(90度)(第2のエッジ領域)、Xn+1(90度)(第2のエッジ領域)、Xmin(90度)(第5のエッジ領域)及びXmax(90度)(第5のエッジ領域)を参照することで、図8に示すように、各ブロックのY軸方向に平行な端部Ln(L10〜L23)が抽出される。なお、(90度)は欠陥パターンを90度回転させたときのドットの座標等を表している。
[ステップS10]
次に、図9を用いてステップS1〜S4で導出された各ブロックの端部と、ステップS5〜S9で導出された各ブロックの端部とを足し合わせる方法の一例を説明する。
次に、図9を用いてステップS1〜S4で導出された各ブロックの端部と、ステップS5〜S9で導出された各ブロックの端部とを足し合わせる方法の一例を説明する。
図9(a)、図9(b)及び図9(c)はそれぞれ、各ブロックの端部を足し合わせてブロックの位置を決定する方法の一部を示したものである。
図9(a)に示すように、ステップS1〜S4で導出されたCnと、ステップS5〜S9で導出されたLnとを用意する。
次に、図9(b)に示すように、ステップS5〜S9で求めた各ドットの位置をー90度回転させて、ステップS1〜S4で求めたドットの位置座標と関連付ける。
これにより、ステップS5〜S9で導出されたXn(90度)、Xn+1(90度)は、―90度回転させたYn及びYn+1(第3のエッジ領域)として表され、Xmin(90度)及びXmax(90度)は、―90度回転させたYmin及びYmax(第6のエッジ領域)として表される。
つまり、ステップS5〜S9で導出されたLnは、―90度回転され、例えば各ブロックのX軸方向に平行な端部Rn(nは例えば整数)として表される。
次に、図9(c)に示すように、ブロックの端部(外周)となるCn(C10〜C23)及びRn(R10〜R23)を参照する事で、前記端部に囲まれる全てのブロックBn(B10〜B16)が導出される。前記端部に囲まれる領域を導出することで、全てのブロックBn(B10〜B16)の位置が決定される。
[ステップS11]
次に、図10に示すように、ステップS10によって導出された全てのブロックを表示部(ディスプレイ)4にて表示させる。そして、入力部5によって、欠陥検査を行うブロックBn(B10、B12、B14、及びB15)を選択して欠陥検査領域を決定する。
次に、図10に示すように、ステップS10によって導出された全てのブロックを表示部(ディスプレイ)4にて表示させる。そして、入力部5によって、欠陥検査を行うブロックBn(B10、B12、B14、及びB15)を選択して欠陥検査領域を決定する。
このようにして決定された欠陥検査領域を、全てのパターンDie11に適応し、欠陥検査を行う。
上述した実施形態によれば、パターンが形成されていないNonパターンDie10とパターンが形成されているパターンDie11とをピクセル画像で比較することで、パターンDie11に形成されているパターンを抽出している。そして、該パターンをドットの集合体として表示し、各ドットに、順番及び位置座標を設定している。この位置座標を用いて演算処理を行うことで、前記パターンに含まれる各ブロックの端部となるドットを抽出している。そして、この抽出されたドットに囲まれた領域を決定し、入力部5を用いることで、欠陥検査を行うブロックを選択して欠陥検査領域を決定している。
ところで、図11に示すように、欠陥検査装置において、特定回路部の欠陥検査のための検査領域設定する際に、ディスプレイ等の画面にパターンDieを表示させ、検査を行うブロックの左上コーナーと右下コーナーの2点をユーザーが入力手段を用いて設定する方法がある。
また、図12に示すように、メモリセルアレイなど大きさが同じで規則的な繰り返しパターンの複数のブロックを検査領域に設定する場合は、1つ目のブロックで設定した検査領域を基に2つ目以降にコピーすることで簡易的に設定が可能である。しかし、微細化が進んだ半導体装置においては、ブロックのサイズが複雑化し、また検査要望箇所が増大したことにより、コピーによる設定手法を用いても検査領域の設定作業に膨大な時間を要してしまっている。
上述する実施形態を用いることで、自動で全てのブロックの領域が抽出され、更に入力部5を用いることで、所望のブロックのみを欠陥検査領域として決定することが可能である。このため、微細化が進んだ半導体装置においても、検査領域の設定に要する時間を大幅に削減することができ、欠陥検査作業の効率を向上させることが可能である。
なお、上述した実施形態では、ステップS5において、ウエハ6のノッチの方向を90度回転させている。しかし、ウエハ6を回転させる代わりに、ウエハ6のピクセル画像を取得する際のレーザーの走査方向を90度回転させるようにしても良い。すなわち、Y軸方向にレーザーを走査することでウエハ6のピクセル画像を取得しても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出される。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば、発明として抽出され得る。
1…検出部、 2…制御部、 3…記憶部、 5…入力部、
6…ウエハ、 10…NonパターンDie、 11…パターンDie、
6…ウエハ、 10…NonパターンDie、 11…パターンDie、
Claims (5)
- パターンが形成されていない第1の領域及びデバイスパターンが形成されている第2の領域を備える半導体基板を用意する工程と、
前記第1の領域と、前記第2の領域とを比較して前記デバイスパターンに対応する第1の仮パターンを取得する工程と、
前記第1の仮パターンを、行方向及び列方向に配列された第1の微細部分の集合として表す工程と、
前記第1の仮パターンの複数の行それぞれについて、隣り合った前記第1の微細部分間の行方向の座標差が所望の値より大きくなる前記第1の微細部分を抽出する工程と、
前記抽出された第1の微細部分に基づいて、前記第1の仮パターンの第1のエッジ領域を規定する工程と、
前記第1の領域と、前記第2の領域とを比較して90度回転された前記デバイスパターンに対応する第2の仮パターンを抽出する工程と、
前記第2の仮パターンを、行方向及び列方向に配列された第2の微細部分の集合として表す工程と、
前記第2の仮パターンの複数の行それぞれについて、隣り合った前記第2の微細部分間の行方向の座標差が所望の値より大きくなる前記第2の微細部分を抽出する工程と、
前記抽出された第2の微細部分に基づいて、前記第2の仮パターンの第2のエッジ領域を規定する工程と、
前記第1及び第2のエッジ領域に囲まれている領域を複数の検査領域として導出する工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の欠陥検査方法。 - 前記複数の検査領域を導出する工程は、
前記第2のエッジ領域を−90度回転させた第3のエッジ領域を導出する工程と、
前記第1及び第3のエッジ領域に基づいて前記検査領域を導出する工程と、
を含むことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の欠陥検査方法。 - 前記第1の仮パターンの行方向の座標が最小となる第1の微細部分に基づくエッジ領域及び最大となる第1の微細部分に基づくエッジ領域それぞれを第4のエッジ領域として規定する工程と、
前記第2の仮パターンの行方向の座標が最小となる第2の微細部分に基づくエッジ領域及び最大となる第2の微細部分に基づくエッジ領域をそれぞれ第5のエッジ領域として規定する工程と
をさらに含み、
前記検査領域は、前記第1、第2、第4及び第5のエッジ領域に基づいて導出されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の欠陥検査方法。 - 前記第1の仮パターンを取得する工程は、
前記第1及び第2の領域の画像を取得する工程と、
前記取得された第1及び第2の領域の画像の差異を算出する工程と、
を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置の欠陥検査方法。 - 前記導出された複数の検査領域の中から所望の検査領域を選択することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置の欠陥検査方法。
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