JP2011054550A - 固体酸化物燃料電池およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外周面が多数の平面からなる多角管型支持体、前記多数の平面にそれぞれ形成された多数の単位電池、前記多数の単位電池を直列に連結する内部連結材、および直列に連結された前記多数の単位電池を集電手段と連結する外部連結材とを含んでなる、固体酸化物燃料電池を提供する。
【選択図】図6
Description
固体酸化物燃料電池(solid oxide fuel cell;SOFC)の基本的な動作原理を考察すると、固体酸化物燃料電池は、基本的に、水素およびCOの酸化反応により発電する装置であり、燃料極および空気極では下記反応式1の電極反応が行われる。
燃料極:H2+O2−→H2O+2e−
CO+O2−→CO2+2e−
空気極:O2+4e−→2O2−
全反応:H2+CO+O2→H2O+CO2
図1Aおよび図1Bに示すように、固体酸化物燃料電池は、平板型固体酸化物燃料電池10と管型固体酸化物燃料電池20に分類されている。
ところが、平板型固定酸化物燃料電池10は、反応ガスの供給と排出のために、大きい外部マニホールド(manifold)を必要とする。このような構造は、厳しいガスシールを要求する。よって、セパレータ11と単位電池13との間にはガスシールのためのシーリング部材15を配置しなければならない。しかし、シーリング部材15は、高温で耐久性が安定的ではないため、クラック(crack)が発生するという問題点がある。また、ガスシールのために、機械的圧縮密封やセメント密封、ガラス密封、ガラスとセラミックの複合密封技術などが開発されているが、依然として多くの問題点がある。機械的圧縮密封の場合はセラミック構成要素に不均一な応力分布をもたらして亀裂を発生させ、セメントとガラス密封の場合は高温で電池材料と反応して燃料電池に悪影響を及ぼす。
しかし、管型固体酸化物燃料電池20は、単位電池を連結してバンドル(bundle)を形成する際に多くの体積を占めるため、相対的に低い性能と電力密度を持つ。また、空気極支持体21の外周面が曲面なので、平板型固体酸化物燃料電池10に比べて均一な電極および電解質のコーティングが難しいという問題点がある。
外周面が多数の平面からなる多角管型支持体を採用することにより、ガスシールが不要であるうえ、高い性能および電力密度を有する固体酸化物燃料電池、およびその製造方法を提供することにある。
ここで、前記多数の単位電池は、前記管型支持体の角を除いたそれぞれの前記平面に形成された多数の第1電極、前記第1電極の外部に形成された多数の電解質、および前記電解質の外部に形成された多数の第2電極を含むことを特徴とする。
また、前記電解質は、前記第1電極の他側面を覆うように、他端が前記管型支持体の方向に延長され、前記第2電極は、延長された前記電解質の他端を覆うように、他端が前記管型支持体の方向に延長されることを特徴とする。
また、前記第2電極は、一端が内部連結材または外部連結材から離隔されるように形成されたことを特徴とする。
また、前記第1電極は空気極であり、前記第2電極は燃料極であることを特徴とする。
また、前記管型支持体は、外周面が3つ、4つ、5つまたは6つの平面から構成されたことを特徴とする。
また、前記管型支持体は、内周面が曲面からなる円筒形であることを特徴とする。
また、前記管型支持体は絶縁性物質で形成されたことを特徴とする。
また、前記管型支持体は多孔性物質で形成されたことを特徴とする。
また、前記管型支持体はアルミナ系セラミック材料で形成されたことを特徴とする。
また、前記管型支持体は金属支持体の全面に絶縁層を塗布して形成されたことを特徴とする。
また、前記管型支持体の角はラウンド処理されたことを特徴とする。
ここで、前記(B)段階は、(B1)前記管型支持体の角を除いたそれぞれの前記平面に多数の第1電極を形成する段階と、(B2)前記第1電極の外部に多数の電解質を形成する段階と、(B3)前記電解質の外部に多数の第2電極を形成する段階とを含むことを特徴とする。
また、前記第1電極は燃料極であり、前記第2電極は空気極であることを特徴とする。
また、前記第1電極は空気極であり、前記第2電極は燃料極であることを特徴とする。
これに先立ち、本明細書および請求の範囲に使用された用語または単語は、通常的且つ辞典的な意味で解釈されてはならず、発明者が自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に基づき、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈されなければならない。
また、本発明によれば、曲面ではなく平面に電極および電解質を形成するため、製造工程が簡単で製造コストが低くなり、基本的に管型支持体を使用するため、ガスシールが必要なくて長期耐久性が優れるうえ、熱衝撃に強いという利点がある。
また、本発明によれば、管型支持体をアルミナ(Al2O3)系セラミック材料で製作することができるため、従来の管型支持体に比べて価格競争力を確保することができるという利点がある。
また、本発明によれば、管型支持体を、金属支持体の全面に絶縁層を塗布して製作することができるため、従来の管型支持体に比べて成形が容易であるうえ、価格競争力を確保することができる。そして、高温から低温へ変化(on-off cycle)する固体酸化物燃料電池の特性上発生する熱膨張の差異と熱衝撃に対して、金属支持体は従来のセラミック支持体に比べて優れた特性を発揮するという利点がある。
図6は本発明の好適な一実施例に係る固体酸化物燃料電池の斜視図、図7は本発明の好適な一実施例に係る固体酸化物燃料電池の要部拡大図、図8〜図10は本発明の好適な一実施例に係る多様な固体酸化物燃料電池の斜視図である。
図6〜図10に示すように、本実施例に係る固体酸化物燃料電池は、外周面が多数の平面からなる多角管型支持体110、多数の平面にそれぞれ形成された多数の単位電池120、多数の単位電池120を直列に連結する内部連結材130、および直列に連結された多数の単位電池120を集電手段と連結する外部連結材140を含んで構成される。
管型支持体110の外周面は、3つ(図8参照)、4つ(図9参照)、5つ(図10参照)または6つ(図6参照)の平面から構成できる。但し、これは例示的なものであり、前述した平面の数Nには3以上から無限大未満まで(3≦N<∞)の全ての自然数が含まれる。また、前述した平面の数Nは、固体酸化物燃料電池の内部に直列連結された単位電池120の数を決定するので、必要な電圧の大きさを考慮して平面の数Nを決定する。そして、多数の平面が互いに接する角には内部連結材130が備えられるが、内部連結材130のクラック発生を防止するために、角をラウンド処理することが好ましい。
また、多数の平面上には多数の単位電池120が直列連結されるので、それぞれの単位電池120が互いに短絡されることを防止するために、管型支持体110は絶縁性物質で形成することが好ましい。よって、管型支持体110は、通常使用されるイットリア安定化ジルコニア(Yttria-stabilized zirconia;YSZ)を含むセラミック材料を用いて成形することができ、さらに好ましくは、相対的に低廉なアルミナ(Al2O3)系セラミック材料を用いて成形することにより、価格競争力を確保することができる。
金属支持体113の種類は特に限定されるのではないが、高温で稼動される固体酸化物燃料電池の特性を考慮するとき、優れた耐高温酸化特性および耐熱性を有するステンレススチールを用いることが好ましい。また、マニホールドから供給された気体(本実施例では燃料)を第1電極(本実施例では燃料極121)に伝達しなければならないので、多孔性物質で形成されたことが好ましい。
また、絶縁層114も、固有の絶縁機能を行いながらも、気体を第1電極に伝達することが可能な多孔性ジルコニアまたは多孔性アルミナを用いることが好ましい。
本実施例では、第1電極を燃料極121と定義し、第2電極を空気極125と定義し、これを基準として単位電池120について詳細に説明する。
単位電池120の形成過程についてさらに詳しく説明すると、管型支持体110の角を除いたそれぞれの平面に多数の燃料極121が形成され、燃料極121の外部に多数の電解質123が形成され、電解質123の外部に多数の空気極125が形成される。燃料極121は管型支持体110から燃料の供給を受け、空気極125は燃料電池の外部から空気の供給を受けて電気エネルギーを生成する。
一方、内部連結材130は、外部連結材140が形成される一角115を除いた角の両側に形成された燃料極の一端321と空気極の他端325とを電気的に連結する。すなわち、内部連結材130は、一角115を除いた角に形成され、多数の単位電池120を直列連結させる手段である。この際、燃料極の一端321に連結される内部連結材130が空気極125の一端と接触する場合、短絡が発生する。よって、空気極125は一端が内部連結材130から離隔されるように形成することが好ましい。
ここで、内部連結材130および外部連結材140は、電気的連結手段なので、電気伝導性物質で形成されなければならない。内部連結材130は、管型支持体110の内部から燃料極121へ伝達された燃料が角から流出することを防止するために、気体非透過性を持つことが好ましい。また、内部連結材130が形成されない一角115からの気体流出を防止するために、一角115に別途の気体非透過性物質145を配置することが好ましい。
本実施例と前述の実施例との差異点は、燃料極121と空気極125が形成された位置である。すなわち、本実施例では、第1電極を空気極125と定義し、第2電極を燃料極121と定義する。よって、前述の実施例と重複している内容を省略し、その差異点を中心として記述する。
管型支持体110の角を除いたそれぞれの平面に多数の空気極125が形成され、空気極125の外部に多数の電解質123が形成され、電解質123の外部に多数の燃料極121が形成される。空気極125は管型支持体110から空気の供給を受け、燃料極121は燃料電池の外部から燃料の供給を受けて電気エネルギーを生成する。この際、管型支持体110は多孔性物質で形成することが好ましい。
一方、内部連結材130は、外部連結材140が形成される一角115を除いた角の両側に形成された空気極125の一端と燃料極121の他端とを電気的に連結する。この際、空気極125の一端に連結される内部連結材130が燃料極121の一端と接触する場合、短絡が発生する。よって、燃料極121は一端が内部連結材130から離隔されるように形成することが好ましい。
また、燃料極121の他端に連結される内部連結材130が空気極125の他端と接触する場合、短絡が発生する。よって、空気極125の他側面を覆うように電解質123の他端を管型支持体110の方向に延長し、内部連結材130と空気極125の他端間の接触を防止することが好ましい。そして、燃料極121の他端を管型支持体110の方向に延長し、延長された電解質123の他端を覆うことにより、内部連結材130と燃料極121の他端間の電気的連結に対する信頼性を強化することができる。
本実施例において、第1電極を燃料極121と定義し、第2電極は空気極125と定義しているが、権利範囲がこれに限定されるのではない。第1電極が空気極125で、第2電極が燃料極121の場合も、同一の方式で単位電池120が形成されるので、本発明の権利範囲に属するのは勿論である。
図2〜図6に示すように、本実施例に係る固体酸化物燃料電池の製造方法は、外周面が多数の平面111からなる多角管型支持体110を準備する段階と、多数の平面111にそれぞれ多数の単位電池120を形成する段階と、多数の単位電池120を直列に連結する内部連結材130、および集電手段と連結する外部連結材140を備える段階とを含んでなる。
まず、図2に示すように、外周面が多数の平面111からなる多角管型支持体110を準備する段階である。管型支持体110の角には後述の段階で内部連結材130が備えられるが、内部連結材130のクラック発生を防止するために、角をラウンド処理117することが好ましい。また、前述したように、管型支持体110は、短絡を防ぐために絶縁性を有すると同時に、燃料を燃料極121に伝達するために多孔性を有する物質で形成することが好ましい。
図3に示すように、燃料極121を、管型支持体110の角を除いたそれぞれの平面111に形成する。この際、それぞれの平面111に形成された燃料極121は互いに接触しないように注意しなければならない。
燃料極121は、40%〜60%のジルコニア粉末を含む酸化ニッケル粉を焼結した材料(ニッケル/YSZサーメット)を使用することができる。ここで、酸化ニッケルは、電気エネルギーを生成するとき、水素によって金属ニッケルに還元されて電子伝導性を発揮する。
電解質123は、管型支持体110の内部から燃料極121へ伝達された気体(燃料または空気)が外部に流出することを防止する役割を果たさなければならないので、微小な間隙、気孔または傷が発生しないように注意しなければならない。電解質123は、ジルコニア(ZrO2)にイットリア(Y2O3)を約3%〜10%溶かしたイットリア安定化ジルコニア(YSZ)を使用することができる。ここで、YSZは4価ジルコニウムイオンの一部が3価のイットリウムイオンで代置されているので、イットリウムイオン2個当り1個の酸素イオン空孔が内部に発生し、高温ではこの空孔を介して酸素イオンが移動する。
空気極125は、ペロブスカイト型酸化物を使用することができ、特に電子伝導性の高いランタンストロンチウムマンガナイト(LS0.84Sr0.16-)MnO3を使用することが好ましい。空気極125において、酸素はLaMnO3によって酸素イオンに転換されて燃料極121へ伝達される。
燃料極121、空気極125、電解質123を形成する製造工法は乾式法と湿式法に大別されるが、乾式法としてはプラズマスプレー法、電気化学蒸着法、スパッタリング法、イオンビーム法、イオン注入法などがあり、湿式法としてはテープキャスティング法、スプレーコーティング法、ディップコーティング法、スクリーン印刷法、ドクターブレード法などがある。本発明では、燃料極121、空気極125、電解質123を形成するとき、精密性および経済性を考慮して前述の工法のいずれか一つを、或いは2つ以上の組み合わせを使用することができる。例えば、電解質123を形成するとき、接着性マスクで管型支持体110の角を塗布してディップコートした後、接着性マスクを除去し、角を除いた燃料極121または空気極125の外部にのみ電解質123を形成することができる。また、空気極125、電解質123、燃料極121の順に単位電池を形成するとき、空気極125の変形を防止しながら燃料極121を精密に形成するためにプラズマスプレー法を用いることが好ましい。
この際、燃料極121と空気極125の位置が入れ替わることが可能なのは、前述したとおりである。但し、最外郭が空気極125の場合、内部連結材130および外部連結材140は、酸化雰囲気に晒されるので、酸化に強い材質で製作することが好ましい。
本発明の単純な変形または変更はいずれも本発明の領域に属し、本発明の具体的な保護範囲は特許請求の範囲によって明確になるであろう。
110 管型支持体
111 平面
113 金属支持体
114 絶縁層
115 一角
117 ラウンド
119 内周面
120 単位電池
121 燃料極
123 電解質
125 空気極
130 内部連結材
140 外部連結材
145 気体非透過性物質
221、321 燃料極の一端
225、325 空気極の他端
Claims (20)
- 外周面が多数の平面からなる多角管型支持体と、
前記多数の平面にそれぞれ形成された多数の単位電池と、
前記多数の単位電池を直列に連結する内部連結材と、
直列に連結された前記多数の単位電池を集電手段と連結する外部連結材とを含んでなることを特徴とする、固体酸化物燃料電池。 - 前記多数の単位電池は、
前記管型支持体の角を除いたそれぞれの前記平面に形成された多数の第1電極と、
前記第1電極の外部に形成された多数の電解質と、
前記電解質の外部に形成された多数の第2電極とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の固体酸化物燃料電池。 - 前記外部連結材は、
前記管型支持体の一角の両側に形成された前記第1電極の一端および前記第2電極の他端を集電手段と連結し、
前記内部連結材は、
前記一角を除いた前記管型支持体の角の両側に形成された前記第1電極の一端と前記第2電極の他端とを連結し、気体非透過性を持つように形成されたことを特徴とする、請求項2に記載の固体酸化物燃料電池。 - 前記電解質は、前記第1電極の他側面を覆うように、他端が前記管型支持体の方向に延長され、
前記第2電極は、延長された前記電解質の他端を覆うように、他端が前記管型支持体の方向に延長されることを特徴とする、請求項3に記載の固体酸化物燃料電池。 - 前記第2電極は、一端が内部連結材または外部連結材から離隔されるように形成されたことを特徴とする、請求項3に記載の固体酸化物燃料電池。
- 前記第1電極は燃料極であり、前記第2電極は空気極であることを特徴とする、請求項2に記載の固体酸化物燃料電池。
- 前記第1電極は空気極であり、前記第2電極は燃料極であることを特徴とする、請求項2に記載の固体酸化物燃料電池。
- 前記管型支持体は、外周面が3つ、4つ、5つまたは6つの平面から構成されることを特徴とする、請求項1に記載の固体酸化物燃料電池。
- 前記管型支持体は、内周面が曲面からなる円筒形であることを特徴とする、請求項1に記載の固体酸化物燃料電池。
- 前記管型支持体は絶縁性物質で形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の固体酸化物燃料電池。
- 前記管型支持体は多孔性物質で形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の固体酸化物燃料電池。
- 前記管型支持体はアルミナ系セラミック材料で形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の固体酸化物燃料電池。
- 前記管型支持体は、金属支持体の全面に絶縁層を塗布して形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の固体酸化物燃料電池。
- 前記管型支持体の角はラウンド処理されたことを特徴とする、請求項1に記載の固体酸化物燃料電池。
- (A)外周面が多数の平面からなる多角管型支持体を準備する段階と、
(B)前記多数の平面にそれぞれ多数の単位電池を形成する段階と、
(C)前記多数の単位電池を直列に連結する内部連結材、および集電手段と連結する外部連結材を備える段階とを含んでなることを特徴とする、固体酸化物燃料電池の製造方法。 - 前記(B)段階は、
(B1)前記管型支持体の角を除いたそれぞれの前記平面に多数の第1電極を形成する段階と、
(B2)前記第1電極の外部に多数の電解質を形成する段階と、
(B3)前記電解質の外部に多数の第2電極を形成する段階とを含むことを特徴とする、請求項15に記載の固体酸化物燃料電池の製造方法。 - 前記(C)段階は、
前記管型支持体の一角の両側に形成された前記第1電極の一端および第2電極の他端を集電手段と連結する外部連結材を備える段階と、
前記一角を除いた前記管型支持体の角の両側に形成された前記第1電極の一端と前記第2電極の他端とを連結する内部連結材を備える段階とを含むことを特徴とする、請求項16に記載の固体酸化物燃料電池の製造方法。 - 前記(B)段階において、
前記多数の単位電池は、テープキャスティング法、スプレーコーティング法、ディップコーティング法、スクリーン印刷法、ドクターブレード法、電気化学蒸着法、スパッタリング法、イオンビーム法、イオン注入法、またはプラズマスプレー法で形成することを特徴とする、請求項15に記載の固体酸化物燃料電池の製造方法。 - 前記第1電極は燃料極であり、前記第2電極は空気極であることを特徴とする、請求項16に記載の固体酸化物燃料電池の製造方法。
- 前記第1電極は空気極であり、前記第2電極は燃料極であることを特徴とする、請求項16に記載の固体酸化物燃料電池の製造方法。
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