JP2011054243A - 光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法 - Google Patents

光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011054243A
JP2011054243A JP2009202670A JP2009202670A JP2011054243A JP 2011054243 A JP2011054243 A JP 2011054243A JP 2009202670 A JP2009202670 A JP 2009202670A JP 2009202670 A JP2009202670 A JP 2009202670A JP 2011054243 A JP2011054243 A JP 2011054243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
master
film
light transmission
odk
transmission film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009202670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4835738B2 (ja
Inventor
Katsumi Hirano
勝巳 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pulstec Industrial Co Ltd
Original Assignee
Pulstec Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pulstec Industrial Co Ltd filed Critical Pulstec Industrial Co Ltd
Priority to JP2009202670A priority Critical patent/JP4835738B2/ja
Publication of JP2011054243A publication Critical patent/JP2011054243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4835738B2 publication Critical patent/JP4835738B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】 光ディスクの原盤にコーティングされた光透過膜を簡単に剥がす。
【解決手段】 紫外線の照射により固化し、固化すると光透過膜RE11と一体化する剥離膜用レジン液RE2を光ディスクの原盤ODK上の光透過膜RE11上に滴下する。次に、原盤ODKを回転させて剥離膜用レジン液RE2を光透過膜RE11上にて原盤ODKの外周側に移動させるとともに原盤ODKの外周端から外側に飛散させながら、滴下した剥離膜用レジン液RE2に紫外線光を照射して、原盤ODKの外周端から外側に張出した張出し部分A11,A12を有するように剥離膜用レジン液RE2を固化させて光透過膜RE11上に剥離膜RE21を形成する。そして、張出し部分A11,A12を摘んで剥離膜RE21を原盤ODKから剥がし取ることにより、剥離膜RE21と共に光透過膜RE11を原盤ODKから剥離する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、BD(Blu−ray Disc)、DVD、CDなどの光ディスクの原盤の検査の際に、原盤の表面に形成される光透過膜を検査後に除去する光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法に関する。ここで、本明細書において、光ディスクの原盤とは、光ディスクを型成形するまでに用いられる原盤であって、光ディスクに記録すべきデータが記録されている全てのものを意味し、スタンパーおよび、スタンパーを製造するまでのマスタリング工程にて作製される原盤(ガラスマスター、メタルマスター、メタルマザーなど)を含むものとする。
従来から、光ディスクの原盤の検査を、光ディスクを検査するための光ディスク検査装置を用いて、光ディスクの検査方法と同様に行うことは、例えば下記特許文献1に示されているように知られている。しかし、光ディスクの原盤には、光ディスクのように表面にポリカーボネート層、ポリメチルメタクリレート層、アクリル樹脂などの光透過性樹脂層がないため、光ディスクの光透過性樹脂層による屈折を前提に仕様が決定されている光ディスク検査装置では、光ディスクの原盤の記録面からの反射光からそのまま光ディスクと同様な再生信号を得ることができない。そのため、光ディスクの原盤の記録面に、前記光透過性樹脂層とほぼ等しい屈折率を有する光透過膜を形成した後に、光透過膜を介して光ディスクの原盤の記録面にレーザ光を集光させ、光透過膜を介した光ディスクの原盤の記録面からの反射光を受光して再生信号を得て、前記得られた再生信号を評価することにより光ディスクの原盤を検査するようにしている。これによれば、光ディスクの原盤を光ディスクと同等に扱うことができ、光ディスクの原盤を、光ディスク検査装置を用いて光ディスクの検査方法と同様に検査することができる。
特開平10−21585号公報
しかしながら、光ディスクの原盤に光透過膜を形成して検査を行った後、この光透過膜を除去する必要があるが、光透過膜は光ディスクの原盤にしっかり固着されているため、除去する作業にはたいへんな労力が必要である。この除去作業の方法が示された従来の文献は見当たらないが、通常、作業者が光ディスクの原盤と光透過膜の間を引っ掻いて隙間を作り、この隙間部分で光ディスクの原盤を押さえ、光透過膜を何らかの吸着物に吸着させて引張ることで光透過膜を剥がしている。この作業には、時間がかかるため、光ディスクの原盤の検査の効率を悪くしていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、光ディスクの原盤の表面に固着された光透過膜を容易に除去することが可能な光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の特徴は、光ディスクの原盤の記録面にレーザ光を集光して光ディスクの原盤を検査するために、光ディスクの原盤の記録面に形成した光透過膜を除去する光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法であって、光の照射により固化し、固化すると前記光透過膜と一体化する液状物質を、前記光ディスクの原盤上の光透過膜上に滴下する滴下工程(図7のSQ22、図12のSQ32,SQ35、又は図15のSQ42,SQ45,SQ46)と、前記光ディスクの原盤を回転させて前記液状物質を前記光透過膜上にて前記光ディスクの原盤の外周側に移動させるとともに前記光ディスクの原盤の外周から外側に飛散させながら、前記滴下した液状物質に光を照射して、前記光ディスクの原盤の外周から外側に張出した張出し部分を有するように前記液状物質を固化させて前記光透過膜上に剥離膜を形成する固化工程(図7のSQ24、図12のSQ38、又は図15のSQ49)と、前記張出し部分を摘まんで前記剥離膜を前記光ディスクの原盤から剥がし取ることにより、前記剥離膜と共に前記光透過膜を前記光ディスクの原盤から剥離する剥離工程(図6のST24)とを含む光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法にある。
この場合、前記液状物質を固化させるための光は、例えば紫外線(UV)である。前記液状物質は、例えば紫外線の照射により固化する液状レジンである。光ディスクの原盤上の光透過膜及び光透過膜上に液状物質を固化させて形成した剥離膜は、柔軟性を有するとよい。剥離膜は、固化後に光透過膜と一体化するものであれば、光透過膜と同一材料であっても、異なる材料であってもよい。また、前記剥離工程において、剥離膜の張出し部分を摘む場合、作業者は、手で張出し部分を摘んでもよいし、治具を用いて張出し部分を摘んでもよい。
これによれば、前記滴下工程によって光透過膜上に滴下された液状物質は、前記固化工程で、光ディスクの原盤の外周から外側に飛散しながら固化されて光ディスクの原盤の外周から外側に張出した張出し部分を有する剥離膜となる。そして、剥離工程においては、光ディスクの原盤の外周から張出した剥離膜の張出し部分を摘んで、剥離膜を光透過膜と共に光ディスクの原盤から剥がすので、光ディスクの原盤の記録面に固着されている光透過膜を容易に除去することができる。
また、本発明の他の特徴は、前記滴下工程において、前記光ディスクの原盤を回転させながら、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置の前記光透過膜上に前記液状物質を滴下し(図12のSQ35、又は図15のSQ45,SQ46)、かつ前記固化工程において、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置から外側に前記液状物質を固化させる(図12のSQ38、又は図15のSQ49)ようにしたことにある。
これによれば、剥離膜は光ディスクの原盤の外周近傍位置から外側に形成され、光ディスクの原盤の外周から外側に張出した張出し部分も確保される。したがって、前記剥離工程において、光透過膜の強度の問題により、光透過膜が剥離の途中で破壊されることなく、全ての光透過膜を剥がすことができることを条件に、光透過膜の全面を剥離膜で覆う場合に比べて液状物質の量を少なくすることができる。
また、本発明の他の特徴は、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置から外側部分に剥離膜を形成する場合において、前記滴下工程において、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置の前記光透過膜上に前記液状物質を滴下する際、周方向の一部のみに他の部分に比べて多量の液状物質を滴下し(図15のSQ45,SQ46)、かつ前記固化工程において形成される張出し部分を、前記光ディスクの原盤の周方向の一部のみにおいて大きくする(図15のSQ49)ようにしたことにある。
これによれば、張出し部分は光ディスクの原盤の周方向の一部のみに大きく形成されるので、前記場合よりも、液状物質の量をさらに少なくすることができる。また、この場合でも、剥離膜を摘む張出し部分は確保されるので、剥離膜を光透過膜と共に支障なく剥がすことができる。
また、本発明の他の特徴は、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置から外側部分に剥離膜を形成する場合、前記滴下工程において、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置の前記光透過膜上に加えて、前記光ディスクの原盤の内周近傍位置の前記光透過膜上に前記液状物質を滴下し(図12のSQ32、又は図15のSQ42)、かつ前記固化工程において、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置から外側に前記液状物質を固化させるのに加えて、前記外周近傍位置から外側の部分とは径方向に離れていて前記光ディスクの原盤の内周近傍位置から外側の光透過膜上にも前記液状物質を固化させる(図12のSQ38、又は図15のSQ49)ようにしたことにある。
これによれば、剥離膜を光透過膜と共に光ディスクの原盤から剥がす際に、光透過膜だけでは、光透過膜が剥離の途中で強度の問題により破壊されるような場合でも、光ディスクの原盤の内周近傍位置から外側の光透過膜上に形成された剥離膜が光透過膜と一体化して、光透過膜の強度を増加させる。したがって、剥離膜を光透過膜と共に光ディスクの原盤から剥がす際に、光透過膜が破壊されることなく、全ての光透過膜を確実に剥がすことができるようになる。
なお、上記説明において、括弧内に示した図番及び符号は、発明の理解を助けるものであり、発明の各構成要件を前記図番及び符号によって規定される実施形態に限定させるものではない。
光ディスクの原盤の記録面上に光透過膜を形成するとともに、光透過膜状に剥離膜を形成するために用いられるスピンコータの全体概略ブロック図である。 図1の光ディスクの原盤に対する、光透過膜用及び剥離膜用のレジン液を滴下するためのノズルの位置関係を説明するためのスピンコータの一部を示す平面図である。 光ディスクの原盤の記録面上に光透過膜を形成して光ディスクの原盤を検査する工程を示す工程図である。 図3の検査用光透過膜コーティングのシーケンス制御プログラムを示すフローチャートである。 (A)〜(D)は、図4のシーケンス制御によって光ディスクの原盤の記録面上に検査用光透過膜が形成されるまでの状態を示す状態説明図である。 光ディスクの原盤の記録面上の検査用光透過膜を除去する工程を示す工程図である。 図6の剥離膜コーティングの第1のシーケンス制御プログラムを示すフローチャートである。 (A)〜(C)は、図7のシーケンス制御によって検査用光透過膜上に剥離膜が形成されるまでの状態を示す状態説明図である。 第1のシーケンス制御により検査用光透過膜上に形成された剥離膜を示す光ディスクの原盤の平面図である。 検査用光透過膜上に形成された剥離膜の状態を示す写真である。 剥離膜を検査用透過膜と共に剥がしている状態を示す写真である。 図6の剥離膜コーティングの第2のシーケンス制御プログラムを示すフローチャートである。 (A)〜(F)は、図12のシーケンス制御によって検査用光透過膜上に剥離膜が形成されるまでの状態を示す状態説明図である。 第2のシーケンス制御により検査用光透過膜上に形成された剥離膜を示す光ディスクの原盤の平面図である。 図6の剥離膜コーティングの第3のシーケンス制御プログラムを示すフローチャートである。 (A)〜(G)は、図15のシーケンス制御によって検査用光透過膜上に剥離膜が形成されるまでの状態を示す状態説明図である。 第3のシーケンス制御により検査用光透過膜上に形成された剥離膜を示す光ディスクの原盤の平面図である。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明に係る光ディスクの原盤からの光透過膜の除去方法について説明する前に、光透過膜及び剥離膜の形成のために用いるスピンコータについて説明するとともに、光ディスクの原盤の検査方法について説明する。
a.スピンコータ
スピンコータは、図1に示すように、回転装置10、滴下装置20、紫外線照射装置30及びコンピュータ装置40を備えている。回転装置10は、円形の光ディスクの原盤ODKが載置されて固定されるターンテーブル11を有する。ターンテーブル11は、電動モータ12の出力軸12aに固定されている。電動モータ12は、駆動回路13によって駆動されて、出力軸12aを軸線周りに回転させてターンテーブル11を垂直軸周りに回転させる。電動モータ12には、ターンテーブル11及び出力軸12aの回転を検出するためのエンコーダ12bが内蔵されている。エンコーダ12bは、ターンテーブル11の回転位置が基準回転位置に来るごとに発生される基準信号φoと、所定の微小な回転角度ずつハイレベルとローレベルとを繰返すパルス列信号からなる回転信号φA,φBとをコンピュータ装置40と駆動回路13に出力する。なお、これらの回転信号φA,φBの位相は、互いにπ/2だけずれている。以降の説明では、これらの基準信号φo及び回転信号φA,φBをまとめて、電動モータ12の回転検出信号という。
滴下装置20は、光透過膜用レジン液又は剥離膜用レジン液を収容するボンベ21を備えている。ボンベ21の下端には、光透過膜用レジン液又は剥離膜用レジン液を滴下するためのノズル22が組付けられている。ボンベ21は、図2に示すように、アーム23の先端部に組付けられている。図2は、実線により、ノズル22が原盤ODKの外側位置すなわち原点位置に位置する状態を示し、2点鎖線により、ノズル22が原盤ODKの記録面上に移動した状態を示している。アーム23の基端部は、電動モータ24の図示しない出力軸に固定されている。電動モータ24は、駆動回路25によって駆動され、出力軸を軸線周りに回転させてアーム23の基端部を垂直軸周りに回転させる。これにより、アーム23の先端部は水平にスイング可能となり、ボンベ21に組付けたノズル22による光透過膜用レジン液又は剥離膜用レジン液の滴下位置を、原盤ODKの径方向に移動させることが可能となる。電動モータ24には、その出力軸及びアーム23の回転を検出するためのエンコーダ24aが内蔵されている。エンコーダ24aは、前述した電動モータ12のエンコーダ12bと同様に構成されており、前述した基準信号φo及び回転信号φA,φBをコンピュータ装置40と駆動回路25に出力する。この場合も、以降の説明では、これらの基準信号φo及び回転信号φA,φBをまとめて、電動モータ24の回転検出信号という。
ボンベ21には、ポンプ26が接続されている。ポンプ26は、駆動回路27により駆動されて、樹脂製のチューブ28を介してボンベ21に高圧空気を供給する。ボンベ21は、ポンプ26からの高圧空気の供給時に、ノズル22を介して光透過膜用レジン液又は剥離膜用レジン液を原盤ODKの記録面に滴下する。
紫外線照射装置30は、ターンテーブル11の上方、すなわちターンテーブル11に固定された原盤ODKの上方に位置する。紫外線照射装置30は、駆動回路31により駆動されて、原盤ODKの上面全体に紫外線(UV)を照射する。
コンピュータ装置40は、CPU,ROM,RAM及びその他の記憶装置からなり、プログラム処理により、駆動回路13,25,27,31を介して電動モータ12、電動モータ24、ポンプ26及び紫外線照射装置30の作動を制御する。詳しくは後述するシーケンス制御において説明するが、コンピュータ装置40は、電動モータ12すなわち原盤ODKの回転の有無及び回転速度を制御する。コンピュータ装置40は、電動モータ24の回転角、すなわちノズル22の原盤ODKの径方向位置も制御する。コンピュータ装置40は、ポンプ26の高圧空気の吐出、すなわち光透過膜用レジン液又は剥離膜用レジン液の滴下も制御する。コンピュータ装置40は、紫外線照射装置30による紫外線の照射も制御する。
コンピュータ装置40には、前記シーケンス制御に関するデータの入力、スピンコータの作動開始指示などのための複数の操作子からなる入力装置41が接続されている。また、コンピュータ装置40には、前記データの入力状態、スピンコータの作動状態などを表示するための表示器42も接続されている。
b.原盤検査工程
次に、図3を参照して、工程ST11〜ST14からなる光ディスクの原盤ODKの検査方法について説明する。
(工程ST11)
まず、作業者は、原盤ODKをスピンコータのターンテーブル11にセットする。
(工程ST12)
次に、作業者は、入力装置41を操作して、スピンコータによる検査用光透過膜コーティングのシーケンス制御を実行させる。この検査用光透過膜コーティングのシーケンス制御は、コンピュータ装置40により図4に示すシーケンス制御プログラムに従って実行される。このシーケンス制御プログラムは、光透過膜検査工程に入る前に用意されているものであり、コンピュータ装置40内のRAM又はその他の記憶装置に記憶されている。このシーケンス制御プログラムに含まれる各シーケンスの制御時間及び制御内容に関しては、予め用意しておくか、作業者が図示しないプログラムの実行により入力装置41を用いて入力する。以下、このシーケンス制御プログラムによる検査用光透過膜コーティングのシーケンス制御について説明する。
<シーケンスSQ11>
まず、コンピュータ装置40は、駆動回路25を介して電動モータ24の回転を制御することにより、アーム23を回転させてボンベ21を水平に移動してノズル22を、図5(A)に示すように、原盤ODKの所定半径位置まで移動する。この場合、コンピュータ装置40は、電動モータ24の回転検出信号をエンコーダ24aから入力して、入力した回転検出信号を用いて電動モータ24の原点回転位置からの回転角を検出しながら、電動モータ24を、その原点回転位置から、前記ノズル22が移動される所定半径位置に対応した回転角まで回転させる。なお、電動モータ24の原点回転位置とは、ノズル22の原点位置(図2の実線参照)に対応した回転位置である。また、前記所定半径位置は、原盤ODKの内径よりも僅かに外側の半径位置である。例えば、原盤ODKの内径が11mmであり、外径が70mmである場合、原盤ODKの中心から12mmの位置である。なお、この原盤ODKには、半径24mmから半径58mmまでの環状部分にデータが記録されている。
前記ノズル22の所定半径位置への移動と同時に、コンピュータ装置40は、駆動回路13を介して電動モータ12の回転を制御することにより、図5(A)に示すように、ターンテーブル11すなわち原盤ODKを所定の低速で回転させる。この場合、駆動回路13は、電動モータ12の回転検出信号をエンコーダ12bから入力して、入力した回転検出信号に基づいて電動モータ12の回転速度を検出し、検出した回転速度がコンピュータ装置40から指示された回転速度になるように電動モータ12を回転させる。なお、前記所定の低速は、例えば20rpmである。また、前記シーケンスSQ11の制御時間は、ノズル22が前記所定半径位置へ移動するとともに、電動モータ12の回転速度が前記所定の低速に達するまでに十分な時間であり、例えば3秒である。
<シーケンスSQ12>
次に、コンピュータ装置40は、前記シーケンスSQ11による原盤ODKの回転を保ったまま、駆動回路27を介してポンプ26を所定時間だけ作動させることにより、チューブ28を介して高圧空気をボンベ21に供給して、図5(A)に示すように、ボンベ21内に予め収容されている光透過膜用の液状物質としての光透過膜用レジン液RE1をノズル22から滴下させる。これにより、原盤ODKは所定の低速(20rpm)で回転しながら、その記録面の所定半径位置(12mm)に光透過膜用レジン液RE1が滴下される。このシーケンスSQ12の制御時間は、原盤ODKの所定半径位置(12mm)の少なくとも全周にわたって光透過膜用レジン液RE1が滴下される時間であり、例えば5秒である。
<シーケンスSQ13>
次に、コンピュータ装置40は、前記シーケンスSQ12による原盤ODKの回転を保つとともに、光透過膜用レジン液RE1の滴下を保ったまま、駆動回路25を介して電動モータ24の回転を制御することにより、アーム23を回転させてボンベ21を水平に移動してノズル22を、図5(B)に示すように、原盤ODKの径方向外側に所定の低速で所定時間だけ移動する。この場合、コンピュータ装置40は、電動モータ24の回転検出信号をエンコーダ24aから入力して、入力した回転検出信号を用いて電動モータ24の回転角度を検出しながら、ノズル22が前記所定半径位置(12mm)から原盤ODKの径方向外側の所定半径位置(例えば、22mm)に所定の低速で所定時間で移動するように、駆動回路25に回転速度を指示しながら電動モータ24を回転させる。前記所定の低速は例えば1mm/秒であり、前記所定時間は例えば10秒である。これによれば、光透過膜用レジン液RE1は、原盤ODKの半径12mmから半径22mmまでの環状部分に滴下されるとともに、原盤ODKの回転により、半径22mmの外側部分にも光透過膜用レジン液RE1は広げられる。
<シーケンスSQ14>
次に、コンピュータ装置40は、前記シーケンスSQ13によるポンプ26の作動を停止させて光透過膜用レジン液の滴下を停止させた後、前記シーケンスSQ13による原盤ODKの回転を保ったまま、駆動回路25を介して電動モータ24の回転を制御することにより、アーム23を回転させてボンベ21を水平に移動してノズル22を原点位置すなわち原盤ODKの外側位置に戻す。この場合、コンピュータ装置40は、電動モータ24の回転検出信号をエンコーダ24aから入力して、入力した回転検出信号を用いて電動モータ24の原点回転位置からの回転角を検出しながら、電動モータ24を、その原点回転位置まで回転させて停止させる。このシーケンスSQ14の制御時間は、ノズル22を原点位置まで戻すために必要な十分な時間であり、例えば5秒である。
<シーケンスSQ15>
次に、コンピュータ装置40は、駆動回路13を介して電動モータ12の回転を制御することにより、図5(C)に示すように、ターンテーブル11すなわち原盤ODKを所定の高速(例えば、1200rpm)で所定時間(例えば、0.1秒)だけ回転させる。
<シーケンスSQ16>
その後、コンピュータ装置40は、駆動回路13を介して電動モータ12の回転速度を徐々に減少制御することにより、図5(C)に示すように、ターンテーブル11すなわち原盤ODKの回転速度を所定時間(例えば、5秒)の間に所定回転速度(例えば、1000rpm)まで減少させる。
<シーケンスSQ17>
その後、コンピュータ装置40は、駆動回路13を介して電動モータ12の回転を制御することにより、図5(C)に示すように、ターンテーブル11すなわち原盤ODKを所定の低速(例えば、20rpm)で所定時間(例えば、5秒)だけ回転させる。
これらのシーケンスSQ15〜SQ17においても、駆動回路13は、前述した場合と同様に、エンコーダ12bから入力した回転検出信号に基づいて検出した電動モータ12の回転速度がコンピュータ装置40により指示された回転速度になるように、電動モータ12の回転速度を制御する。このようなシーケンスSQ15〜SQ17の処理により、原盤ODKは高速(1200rpm)で短時間だけ回転し、その後に所定時間(5秒)で回転速度が所定速度(100rpm)まで減少し、その後、所定の低速(20rpm)で回転する。このような原盤ODKの高速回転(1200rpm〜1000rpm)により、前記シーケンスSQ12,SQ13の処理により原盤ODKの記録面に滴下された光透過膜用レジン液RE1は原盤ODKの外周端まで広がる。そして、原盤ODKの低速回転(20rpm)により、原盤ODKの外周端まで広がった光透過膜用レジン液RE1の厚みが、図5(C)に示すように、径方向においてほぼ均一になる。例えば、この光透過膜用レジン液の厚みRE1は、50μm程度である。なお、前記高速回転(1200rpm〜1000rpm)により、原盤ODKの外周から外側に移動した光透過膜用レジン液RE1は、原盤ODKの外側及び下方を囲むように配置された容器(図示省略)に収容される。
<シーケンスSQ18>
次に、コンピュータ装置40は、前記シーケンスSQ17による原盤ODKの回転を保ったまま、駆動回路31を介して紫外線照射装置30を作動させて、図5(D)に示すように、所定時間(例えば、40秒)だけ、原盤ODKの記録面上に広げられた光透過膜用レジン液RE1に紫外線(UV)を照射して、光透過膜用レジン液RE1を固化させる。これにより、原盤ODKの記録面上に、原盤ODKの内側端(半径11mm位置)の近傍位置(半径12mm位置)から外側端(半径70mm)までの全体にわたって、ほぼ均一に光透過膜RE11が形成される。この光透過膜RE11は、光ディスクに設けられた光透過性樹脂層と屈折率がほぼ等しい。すなわち、この光透過膜RE11の形成により、光透過膜RE11を介してレーザ光を原盤ODKの記録面に集光することによって原盤ODKから得られる反射光は、光ディスクにレーザ光を集光したときの光ディスクからの反射光とほぼ同等となる。ただし、この光透過膜RE11は、固化後にも柔軟性(すなわち弾性)を有している。
<シーケンスSQ19>
次に、コンピュータ装置40は、電動モータ12の回転を停止させて原盤ODKの回転を停止させ、かつ紫外線照射装置30の作動を停止させて光透過膜RE11への紫外線の照射を停止させる。そして、この検査用光透過膜コーティングのシーケンス制御を終了する。
なお、図4のシーケンス制御で用いた原盤ODKの回転速度、紫外線の照射時間、各シーケンス制御時間などの具体的な制御内容及び制御時間を規定する各種数値は例示的なものであり、各種数値の変更は適宜可能である。この各種数値の変更に関しては、後述する検査用光透過膜除去工程において剥離膜コーティングのシーケンス制御に用いられる各種数値の変更の場合も同様である。
(工程ST13)
前記シーケンス制御の終了後、作業者は、図3の原盤ODKの検査工程を続ける。図3のシーケンス制御工程ST12の後、作業者は、検査用の光透過膜R11がコーティングされた原盤ODKを、スピンコータのターンテーブル11から取外す。
(工程ST14)
次に、作業者は、前記取外した原盤ODKを光ディスク検査装置を用いて検査する。すなわち、前記取り外した原盤ODKを光ディスクを検査するための図示しない光ディスク検査装置にセットして、光透過膜RE11を介してレーザ光を原盤ODKの記録面に集光させるとともに、原盤ODKから得られる反射光を用いて、光ディスクと同様な方法により、原盤ODKを検査する。この原盤ODKの検査に関しては、本発明に直接関係しないとともに、従来から知られた技術であるので、これ以上の説明は省略する。
c.検査用光透過膜除去方法
次に、図6を参照して、光ディスクの原盤ODKに形成された検査用光透過膜の除去工程について説明する。
(工程ST21)
まず、作業者は、上述した検査用光透過膜がコーティングされた検査後の原盤ODKをスピンコータのターンテーブル11にセットする。
(工程ST22)
次に、作業者は、入力装置41を操作して、スピンコータによる剥離膜コーティングのシーケンス制御を実行させる。この剥離膜コーティングのシーケンス制御は、コンピュータ装置40により図7に示すシーケンス制御プログラムに従って実行される。このシーケンス制御プログラムは、検査用光透過膜の除去工程に入る前に用意されているものであり、コンピュータ装置40内のRAM又はその他の記憶装置に記憶されている。このシーケンス制御プログラムに含まれる各シーケンスの制御時間及び制御内容に関しても、予め用意しておくか、作業者が図示しないプログラムの実行により入力装置41を用いて入力する。以下、このシーケンス制御プログラムによる剥離膜コーティングのシーケンス制御について説明する。
<シーケンスSQ21>
まず、コンピュータ装置40は、上述した図4のシーケンスSQ11と同様に、電動モータ24の回転を制御することにより、アーム23を回転させてボンベ21を水平に移動してノズル22を、図8(A)に示すように、原盤ODKの所定半径位置まで移動する。この場合、前記所定半径位置は、上述した検査用光透過膜RE1の形成のために光透過膜用レジン液RE1を滴下した半径位置(12mm)よりも僅かに外側の半径位置であり、例えば原盤ODKの中心から13mmの位置である。また、上述した図4のシーケンスSQ11と同様に、前記ノズル22の所定半径位置への移動と同時に、コンピュータ装置40は、電動モータ12の回転を制御することにより、図8(A)に示すように、ターンテーブル11すなわち原盤ODKを所定の低速(20rpm)で回転させる。また、このシーケンスSQ21の制御時間は、図4のシーケンスSQ11と同様に、例えば3秒である。
<シーケンスSQ22>
次に、コンピュータ装置40は、上述した図4のシーケンスSQ12と同様に、前記シーケンスSQ21による原盤ODKの回転を保ったまま、ポンプ26を所定時間だけ作動させることにより、図8(A)に示すように、ボンベ21内に予め収容されている剥離膜用の液状物質としての剥離膜用レジン液RE2をノズル22から滴下させる。この剥離膜用レジン液RE2は、本実施形態の場合には、光透過膜用レジン液RE1と同じである。しかし、剥離膜用レジン液RE2としては、固化したときに光透過膜RE11と一体化して光透過膜RE11を剥離することが可能な柔軟性(弾性)を有する液状物質である限り、種々の液状物質を利用することができる。このシーケンスSQ21の処理により、原盤ODKは所定の低速(20rpm)で回転しながら、その光透過膜RE1上の所定半径位置(13mm)の全周にわたって、剥離膜用レジン液RE2が滴下される。このシーケンスSQ22の制御時間は、光透過膜RE1上に滴下された剥離膜用レジン液RE2が後述する高速回転により原盤ODKの外周から外側へ飛散するように、十分な量の剥離膜用レジン液RE2が光透過膜RE1上に滴下される時間(例えば、7.5秒)に設定されている。
<シーケンスSQ23>
次に、コンピュータ装置40は、上述した図4のシーケンスSQ14と同様に、前記シーケンスSQ22によるポンプ26の作動を停止させて剥離膜用レジン液RE2の滴下を停止させた後、前記シーケンスSQ22による原盤ODKの回転を保ったまま、駆動回路25を介して電動モータ24の回転を制御することにより、アーム23を回転させてボンベ21を水平に移動してノズル22を原点位置すなわち原盤ODKの外側位置に戻す。ただし、このシーケンスSQ23の制御時間は、ノズル22を原点位置まで戻すために必要な十分な時間であり、例えば8秒である。
<シーケンスSQ24>
次に、コンピュータ装置40は、駆動回路13に指示して、電動モータ12の回転速度すなわち原盤ODKの回転速度を高速(例えば、1000rpm)に上昇させる。これと同時に、駆動回路31を介して紫外線照射装置30を作動させて、図8(B)に示すように、原盤ODKの光透過膜RE11上の剥離膜用レジン液RE2に紫外線(UV)を照射して、前記剥離膜用レジン液RE2を固化させる。このシーケンスSQ24の制御時間は、剥離膜用レジン液RE2をある程度固化するために必要な時間であり、例えば5秒である。
このシーケンスSQ24の処理により、原盤ODKの光透過膜RE11上の剥離膜用レジン液RE2は外側に向かって移動するとともに、原盤ODKすなわち光透過膜RE11の外周端外側に全周にわたって飛散する。一方、紫外線の照射により、光透過膜RE11上の剥離膜用レジン液RE2は光透過膜RE11と一体化して固化するとともに、光透過膜RE11の外周端から若干だけ外側に環状に張出して固化し、張出し部分A11が形成される。また、前記飛散した剥離膜レジン液RE2も固化して、ひげ状の張出し部分A12が光透過膜RE11外側に全周にわたって形成される。そして、光透過膜RE11上に張出し部分A11及び張出し部分(ひげ状部分)A12を含む環状の剥離膜R21が光透過膜RE11に一体化して形成される。なお、前記高速回転(1000rpm)により、原盤ODK上の光透過膜RE11の外周端から外側に飛散して、固化しなかった剥離膜用レジン液RE2は、原盤ODKの外側及び下方を囲むように配置された容器(図示省略)に収容される。
<シーケンスSQ25>
次に、コンピュータ装置40は、前記シーケンスSQ24による紫外線の照射を維持したまま、駆動回路13に指示して、電動モータ12の回転速度すなわち原盤ODKの回転速度を低速(例えば、20rpm)に下降させる。このシーケンスSQ25の制御時間は、比較的長い時間(例えば、35秒)である。これにより、図8(C)に示すように、剥離膜RE21は、光透過膜RE11と一体化して完全に固化する。この状態では、光透過膜RE11上に、例えば厚さ100〜300μmの剥離膜RE21が形成される。なお、この剥離膜RE21は、光透過膜R11と一体化するとともに、柔軟性(すなわち弾性)を有している。図9は、この原盤ODKの光透過膜RE11上に形成された剥離膜RE21を平面図により示している。また、図10は、この剥離膜RE21の形成された原盤ODKを撮影した写真である。
<シーケンスSQ26>
次に、コンピュータ装置40は、図4のシーケンスSQ19と同様に、電動モータ12の回転を停止させて原盤ODKの回転を停止させ、かつ紫外線照射装置30の作動を停止させて剥離膜RE21への紫外線の照射を停止させる。そして、この剥離膜コーティングのシーケンス制御を終了する。
(工程ST23)
前記シーケンス制御の終了後、作業者は、図6の検査用光透過膜の除去工程を続ける。図6のシーケンス制御工程ST22の後、作業者は、剥離膜R21のコーティングされた原盤ODKを、スピンコータのターンテーブル11から取外す。
(工程ST24)
次に、作業者は、剥離膜R21がコーティングされた原盤ODKを一方の手で持って、他方の手で剥離膜R21の張出し部分A11,A12(特に、ひげ状に張出した張出し部分A12)を他方の手で摘んで、剥離膜R21を光透過膜R11と共に剥がし取る。図11は、この剥離膜R21を光透過膜R11と共に剥がし取っている状態を示す写真である。この工程ST24においては、剥離膜R21の張出し部分A11,A12を手で摘むようにしたが、治具を用いて張出し部分A11,A12を摘んでもよい。
上記検査用光透過膜の除去方法によれば、原盤ODK及び光透過膜R11の外周から張出した剥離膜R21の張出し部分A11,A12、特にひげ状の張出し部分A12を摘んで、剥離膜R21を光透過膜R11と共に原盤ODKから剥がすので、原盤ODKの記録面に固着されている光透過膜R11を容易に除去することができる。
d.剥離膜コーティングの第2のシーケンス制御
次に、上記検査用光透過膜の除去方法中の工程ST22で実行される剥離膜R21のシーケンス制御の変形例について説明する。この変形例に係る第2の剥離膜コーティングのシーケンス制御は、コンピュータ装置40により、図7の第1のシーケンス制御プログラムに代わる、図12に示す第2のシーケンス制御プログラムに従って実行される。この第2のシーケンス制御プログラムも、検査用光透過膜の除去工程に入る前に用意されているものであり、コンピュータ装置40内のRAM又はその他の記憶装置に記憶されている。この第2のシーケンス制御プログラムに含まれる各シーケンスの制御時間及び制御内容に関しても、予め用意しておくか、作業者が図示しないプログラムの実行により入力装置41を用いて入力する。以下、この第2のシーケンス制御プログラムによる剥離膜コーティングのシーケンス制御について説明する。
<シーケンスSQ31>
まず、コンピュータ装置40は、上述した図7のシーケンスSQ21と同様に、電動モータ24の回転を制御することにより、アーム23を回転させてボンベ21を水平に移動してノズル22を、図13(A)に示すように、原盤ODKの所定半径位置(例えば、13mmの半径位置)まで移動する。また、上述した図7のシーケンスSQ21と同様に、前記ノズル22の所定半径位置への移動と同時に、コンピュータ装置40は、電動モータ12の回転を制御することにより、図13(A)に示すように、ターンテーブル11すなわち原盤ODKを所定の中低速(80rpm)で回転させる。また、このシーケンスSQ31の制御時間は、図7のシーケンスSQ21と同様に、例えば3秒である。
<シーケンスSQ32>
次に、コンピュータ装置40は、上述した図7のシーケンスSQ22と同様に、前記シーケンスSQ31による原盤ODKの回転を保ったまま、ポンプ26を所定時間だけ作動させることにより、図13(A)に示すように、ボンベ21内に予め収容されている剥離膜用の液状物質としての上述した剥離膜用レジン液RE2をノズル22から滴下させる。このシーケンスSQ32の処理により、原盤ODKは所定の中低速(80rpm)で回転しながら、その光透過膜RE1上の所定半径位置(13mm)の少なくとも全周にわたって、剥離膜用レジン液RE2が滴下される。このシーケンスSQ32の制御時間は、後述する剥離膜R21を原盤ODKから剥がす際に、光透過膜R11が破壊されないように、剥離膜R21及び光透過膜R11の強度を向上させるために必要な量の剥離膜用レジン液RE2が光透過膜RE1上に滴下される所定の短い時間(例えば、1.0秒)に設定されている。
<シーケンスSQ33>
次に、コンピュータ装置40は、駆動回路13に指示して、電動モータ12の回転速度すなわち原盤ODKの回転速度を中速(例えば、150rpm)に上昇させて、原盤ODKを所定時間(例えば、5秒)だけ回転させる。なお、このシーケンスSQ33では、剥離膜用レジン液RE2の滴下は停止している。これにより、図13(B)に示すように、前記シーケンスSQ32で滴下した剥離膜用レジン液RE2が径方向外側に若干広げられる。
<シーケンスSQ34>
次に、コンピュータ装置40は、電動モータ24の回転を制御することにより、アーム23を回転させてボンベ21を水平に移動してノズル22を、図13(C)に示すように、原盤ODKの外周近傍の所定半径位置(例えば、62mmの半径位置)まで移動する。また、このノズル22の移動と同時に、コンピュータ装置40は、駆動回路13に指示して、図13(C)に示すように、電動モータ12の回転速度すなわち原盤ODKの回転速度を所定の低速(例えば、20rpm)まで下降させる。また、このシーケンスSQ21の制御時間は、ノズル22の移動が確保される所定の時間(例えば、3秒)である。
<シーケンスSQ35>
次に、コンピュータ装置40は、前記シーケンスSQ34による原盤ODKの回転を保ったまま、ポンプ26を所定時間だけ作動させることにより、図13(C)に示すように、ボンベ21内に予め収容されている剥離膜用レジン液RE2をノズル22から滴下させる。このシーケンスSQ35の処理により、原盤ODKは所定の低速(20rpm)で回転しながら、その光透過膜RE1上の所定半径位置(62mm)の全周にわたって、剥離膜用レジン液RE2が滴下される。このシーケンスSQ35の制御時間は、原盤ODK上の光透過膜RE11の外側に上記第2のシーケンス制御と同様なひげ状の張出し部分A12を形成するのに十分な量の剥離膜用レジン液RE2が光透過膜RE1上に滴下される比較的長い所定の時間(例えば、8.0秒)に設定されている。
<シーケンスSQ36>
次に、コンピュータ装置40は、上述した図7のシーケンスSQ23と同様に、前記シーケンスSQ35によるポンプ26の作動を停止させて剥離膜用レジン液RE2の滴下を停止させた後、前記シーケンスSQ35による原盤ODKの回転を保ったまま、駆動回路25を介して電動モータ24の回転を制御することにより、アーム23を回転させてボンベ21を水平に移動してノズル22を原点位置すなわち原盤ODKの外側位置に戻す。ただし、このシーケンスSQ36の制御時間も、ノズル22を原点位置まで戻すために必要な十分な時間であり、例えば8秒である。
<シーケンスSQ37>
次に、コンピュータ装置40は、前記シーケンスSQ36による原盤ODKの回転を保ったまま、駆動回路31を介して紫外線照射装置30を作動させて、図13(D)に示すように、所定の短時間だけ、原盤ODKの光透過膜RE11上の剥離膜用レジン液RE2に紫外線(UV)を照射する。この場合、前記所定の短時間は、剥離膜用レジン液RE2が固化しない短い時間であり、例えば1秒である。このシーケンスSQ37の処理により、光透過膜RE11上の剥離膜用レジン液RE2の固化が開始されて、剥離膜用レジン液RE2の強度が若干向上する。
<シーケンスSQ38>
次に、コンピュータ装置40は、前記シーケンスSQ37による紫外線の照射を保ったまま、駆動回路13に指示して、電動モータ12の回転速度すなわち原盤ODKの回転速度を高速(例えば、1000rpm)に上昇させる。このシーケンスSQ24の制御時間は、剥離膜用レジン液RE2を固化するために必要な時間であり、例えば5秒である。
このシーケンスSQ38の処理により、図13(E)に示すように、前記シーケンスSQ32の処理により光透過膜RE11の内周近傍に滴下した剥離膜用レジン液RE2と、前記シーケンスSQ35の処理により光透過膜RE11の外周近傍に滴下した剥離膜用レジン液RE2との両方が外側に向かって移動しながら固化するとともに、前記外周近傍に滴下した剥離膜用レジン液RE2は原盤ODKすなわち光透過膜RE11の外周端外側に全周にわたって飛散しながら固化する。これにより、前記内周近傍に滴下した剥離膜用レジン液RE2は、光透過膜RE11の内周近傍上面を覆うように、光透過膜RE11の上面に一体化して固化し、環状の剥離膜RE21を形成する。一方、前記外周近傍に滴下した剥離膜用レジン液RE2は、光透過膜RE11の外周近傍上面を覆うように、光透過膜RE11の上面に一体化して固化し、環状の剥離膜RE21を形成する。
そして、上記第2の剥離膜コーティングの場合と同様に、前記外周近傍に滴下した剥離膜用レジン液RE2は光透過膜RE11の外周端から若干だけ外側に環状に張出して固化し、環状の張出し部分A11を形成する。また、前記飛散した剥離膜レジン液RE2も固化して、ひげ状の張出し部分A12が光透過膜RE11の外周端外側に全周にわたって形成される。この場合、前記内周近傍に滴下した剥離膜用レジン液RE2により形成された内側の環状の剥離膜RE21の外周端は、前記外周近傍に滴下した剥離膜用レジン液RE2により形成された外側の環状の剥離膜RE21の内周端に対してある程度離れている。なお、この場合も、前記高速回転(1000rpm)により、原盤ODK上の光透過膜RE11の外周端から外側に飛散して、固化しなかった剥離膜用レジン液RE2は、原盤ODKの外側及び下方を囲むように配置された容器(図示省略)に収容される。
<シーケンスSQ39>
次に、コンピュータ装置40は、図7のシーケンスSQ25と同様に、前記シーケンスSQ38による紫外線の照射を維持したまま、駆動回路13に指示して、電動モータ12の回転速度すなわち原盤ODKの回転速度を低速(例えば、20rpm)に下降させて、比較的長い時間(例えば、35秒)だけ電動モータ12を回転させ続ける。これにより、図13(F)に示すように、剥離膜RE21は、光透過膜RE11と一体化して完全に固化する。この場合も、光透過膜RE11上に、例えば厚さ100〜300μmの剥離膜RE21が形成される。また、この場合も、剥離膜RE21は、光透過膜R11と一体化するとともに、柔軟性(すなわち弾性)を有している。図14は、この原盤ODKの光透過膜RE11上に形成された剥離膜RE21を平面図により示している。
<シーケンスSQ40>
次に、コンピュータ装置40は、図7のシーケンスSQ26と同様に、電動モータ12の回転を停止させて原盤ODKの回転を停止させ、かつ紫外線照射装置30の作動を停止させて剥離膜RE21への紫外線の照射を停止させる。そして、この第2の剥離膜コーティングのシーケンス制御を終了する。
そして、この場合も、上述した図6の検査用光透過膜除去工程で説明したように、剥離膜R21を光透過膜R11と共に剥がし取る。これによっても、原盤ODK及び光透過膜R11の外周から張出した剥離膜R21の張出し部分A11,A12、特にひげ状の張出し部分A12を摘んで、剥離膜R21を光透過膜R11と共に原盤ODKから剥がすので、原盤ODKの記録面に固着されている光透過膜R11を容易に除去することができる。
また、この剥離膜コーティングの第2のシーケンス制御を用いた場合には、剥離膜RE21は、光透過膜RE11上面全体にわたって設けられているわけではなく、内側環状部分と外側環状部分に分離されているので、剥離膜用レジン液RE2の量を少なく済ますことができる。さらに、剥離膜RE21の内側環状部分が、光透過膜RE11と一体化して、光透過膜RE11の強度を増加させる。これにより、剥離膜RE21を光透過膜RE11と共に原盤ODKから剥がす際に、光透過膜RE11だけであると強度の問題で光透過膜RE11が破壊されるような場合でも、光透過膜RE11が破壊されることなく、全ての光透過膜RE11を確実に剥がすことができるようになる。
e.剥離膜コーティングの第3のシーケンス制御
次に、上記検査用光透過膜の除去方法中の工程ST22で実行される剥離膜R21のシーケンス制御の他の変形例について説明する。この変形例に係る第3の剥離膜コーティングのシーケンス制御は、コンピュータ装置40により、図7の第1のシーケンス制御プログラムに代わる、図15に示す第3のシーケンス制御プログラムに従って実行される。この第3のシーケンス制御プログラムも、検査用光透過膜の除去工程に入る前に用意されているものであり、コンピュータ装置40内のRAM又はその他の記憶装置に記憶されている。この第3のシーケンス制御プログラムに含まれる各シーケンスの制御時間及び制御内容に関しても、予め用意しておくか、作業者が図示しないプログラムの実行により入力装置41を用いて入力する。以下、この第3のシーケンス制御プログラムによる剥離膜コーティングのシーケンス制御について説明する。
<シーケンスSQ41〜SQ44>
上記第2のシーケンス制御における図12のシーケンスSQ31〜S34の処理と全く同じである。なお、この第3のシーケンス制御の状態を説明するための図16(A)(B)は、図13(A)(B)と同じである。
<シーケンスSQ45>
コンピュータ装置40は、電動モータ12の回転を停止させて、ポンプ26を所定の短時間(0.1秒)だけ作動させることにより、図16(C)に示すように、原盤ODKの回転を停止させた状態で、ボンベ21内に予め収容されている剥離膜用の液状物質としての上述した剥離膜用レジン液RE2をノズル22から滴下させる。このシーケンスSQ45の処理により、原盤ODK上の光透過膜RE1の外周近傍位置(62mm)の位置であって、周方向の一部の位置のみに剥離膜用レジン液RE2が滴下される。
<シーケンスSQ46>
コンピュータ装置40は、図12のシーケンスSQ35と同様に、原盤ODKを所定の低速(20rpm)で回転させながら、剥離膜用レジン液RE2を所定の短時間だけ滴下する。なお、この第3のシーケンス制御の状態を説明するための図16(D)は、図13(C)と同じである。この所定の短時間は、剥離膜用レジン液RE2が原盤ODKの少なくとも全周にわたって滴下される時間で、前記シーケンスSQ35の制御時間(8秒)よりも少ない時間(例えば、4秒)である。前記シーケンスSQ45及びこのシーケンスSQ46により、原盤ODKの外周近傍位置には、全周にわたって比較的少量の剥離膜用レジン液RE2が滴下されるとともに、周方向一部においてのみ多量の剥離膜用レジン液RE2が滴下される。
<シーケンスSQ47〜SQ51>
上記第2のシーケンス制御における図12のシーケンスSQ36〜SQ40の処理と全く同じである。なお、この第3のシーケンス制御の状態を説明するための図16(E)〜(G)は、図13(D)〜(F)と同じである。
この第3のシーケンス制御においても、上記第2のシーケンス制御の場合と同様に、シーケンスSQ49,SQ50の処理により、図16(G)に示すように、剥離膜RE21は、光透過膜RE11と一体化して完全に固化する。ただし、この場合には、シーケンスSQ45,SQ46の処理により、原盤ODKの外周近傍位置には、全周にわたって比較的少量の剥離膜用レジン液RE2が滴下されるとともに、周方向一部においてのみ多量の剥離膜用レジン液RE2が滴下されている。したがって、シーケンスSQ49,SQ50の固化処理では、原盤ODKの外周端外側に張出したひげ状の張出し部分A12は、周方向の一部においてのみ形成される。図17は、この原盤ODKの光透過膜RE11上に形成された剥離膜RE21を平面図により示している。
そして、この場合も、上述した図6の検査用光透過膜除去工程で説明したように、剥離膜R21を光透過膜R11と共に剥がし取る。これによっても、原盤ODK及び光透過膜R11の外周端から張出した剥離膜R21の張出し部分A11,A12、特に周方向の一部に形成されたひげ状の張出し部分A12を摘んで、剥離膜R21を光透過膜R11と共に原盤ODKから剥がすので、原盤ODKの記録面に固着されている光透過膜R11を容易に除去することができる。
また、この剥離膜コーティングの第3のシーケンス制御を用いた場合には、前記第2のシーケンス制御と同様に、剥離膜RE21を光透過膜RE11上面の内側環状部分と外側環状部分に分離した。そして、ひげ状の張出し部分A12を原盤ODKの周方向の一部だけに形成したので、上記第2のシーケンス制御の場合よりもさらに剥離膜用レジン液RE2の量を少なく済ますことができる。また、この場合も、剥離膜RE21の内側環状部分が、光透過膜RE11と一体化して、光透過膜RE11の強度を増加させている。これにより、剥離膜RE21を光透過膜RE11と共に原盤ODKから剥がす際に、光透過膜RE11だけであると強度の問題で光透過膜RE11が破壊されるような場合でも、光透過膜RE11が破壊されることなく、全ての光透過膜RE11を確実に剥がすことができるようになる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記剥離膜コーティングの第2及び第3のシーケンス制御においては、光透過膜R11を原盤ODKから剥がす際における内側部分の破壊防止のために、原盤ODKの光透過膜R11の内周近傍の内側位置に環状の剥離膜RE21を形成するようにした。しかし、この内側位置の剥離膜RE21を設けなくても、光透過膜R11の強度が充分に高く保たれていて、光透過膜R11を原盤ODKから剥がす際における内側部分の破壊のおそれがない場合には、内側位置の剥離膜RE21を設ける必要はない。この場合は、図12のシーケンスSQ31〜SQ33及び図15のシーケンスSQ41〜SQ43の処理を省略すればよい。
10…回転装置、11…ターンテーブル、12…電動モータ、20…滴下装置、21…ボンベ、22…ノズル、24…電動モータ、26…ポンプ、30…紫外線照射装置、40…コンピュータ装置、ODK…原盤、RE1…光透過膜用レジン液、RE11…光透過膜、RE2…剥離膜用レジン液、RE21…剥離膜。

Claims (4)

  1. 光ディスクの原盤の記録面にレーザ光を集光して光ディスクの原盤を検査するために、光ディスクの原盤の記録面に形成した光透過膜を除去する光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法であって、
    光の照射により固化し、固化すると前記光透過膜と一体化する液状物質を、前記光ディスクの原盤上の光透過膜上に滴下する滴下工程と、
    前記光ディスクの原盤を回転させて前記液状物質を前記光透過膜上にて前記光ディスクの原盤の外周側に移動させるとともに前記光ディスクの原盤の外周から外側に飛散させながら、前記滴下した液状物質に光を照射して、前記光ディスクの原盤の外周から外側に張出した張出し部分を有するように前記液状物質を固化させて前記光透過膜上に剥離膜を形成する固化工程と、
    前記張出し部分を摘まんで前記剥離膜を前記光ディスクの原盤から剥がし取ることにより、前記剥離膜と共に前記光透過膜を前記光ディスクの原盤から剥離する剥離工程と
    を含むことを特徴とする光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法。
  2. 前記滴下工程において、前記光ディスクの原盤を回転させながら、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置の前記光透過膜上に前記液状物質を滴下し、かつ
    前記固化工程において、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置から外側に前記液状物質を固化させるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載した光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法。
  3. 前記滴下工程において、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置の前記光透過膜上に前記液状物質を滴下する際、周方向の一部のみに他の部分に比べて多量の液状物質を滴下し、かつ
    前記固化工程において形成される張出し部分を、前記光ディスクの原盤の周方向の一部のみにおいて大きくするようにした
    ことを特徴とする請求項2に記載した光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法。
  4. 前記滴下工程において、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置の前記光透過膜上に加えて、前記光ディスクの原盤の内周近傍位置の前記光透過膜上に前記液状物質を滴下し、かつ
    前記固化工程において、前記光ディスクの原盤の外周近傍位置から外側に前記液状物質を固化させるのに加えて、前記外周近傍位置から外側の部分とは径方向に離れていて前記光ディスクの原盤の内周近傍位置から外側の光透過膜上にも前記液状物質を固化させるようにした
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載した光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法。
JP2009202670A 2009-09-02 2009-09-02 光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法 Expired - Fee Related JP4835738B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009202670A JP4835738B2 (ja) 2009-09-02 2009-09-02 光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009202670A JP4835738B2 (ja) 2009-09-02 2009-09-02 光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011054243A true JP2011054243A (ja) 2011-03-17
JP4835738B2 JP4835738B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=43943077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009202670A Expired - Fee Related JP4835738B2 (ja) 2009-09-02 2009-09-02 光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4835738B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05151624A (ja) * 1991-11-29 1993-06-18 Sony Corp 光デイスク用スタンパの測定法
JP2003303453A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 Fuji Photo Film Co Ltd 光情報記録媒体およびその製造方法
JP2004055119A (ja) * 1997-10-28 2004-02-19 Seiko Epson Corp 光ディスクスタンパ検査機、光ディスクスタンパ検査方法及び光ディスクスタンパ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05151624A (ja) * 1991-11-29 1993-06-18 Sony Corp 光デイスク用スタンパの測定法
JP2004055119A (ja) * 1997-10-28 2004-02-19 Seiko Epson Corp 光ディスクスタンパ検査機、光ディスクスタンパ検査方法及び光ディスクスタンパ
JP2003303453A (ja) * 2002-04-08 2003-10-24 Fuji Photo Film Co Ltd 光情報記録媒体およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4835738B2 (ja) 2011-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4588645B2 (ja) 樹脂膜形成装置、方法およびプログラム
JP2005085402A (ja) スピンコート法及びディスク状記録媒体の製造方法
JP4835738B2 (ja) 光ディスク原盤からの光透過膜の除去方法
JP2006190410A (ja) 光ディスク製造方法及び装置
JP3742813B2 (ja) 光情報記録媒体の製造方法及び製造装置
JP4237231B2 (ja) ディスク製造方法
JP4227980B2 (ja) 光情報記録媒体の製造方法
JP2003022586A (ja) 光情報媒体の製造方法
WO2003028024A1 (fr) Procede de production d'un support d'enregistrement optique multicouche et systeme de production d'un support d'enregistrement optique multicouche
WO2007007807A1 (ja) 光記録媒体の製造方法及び製造装置
JP3955867B2 (ja) 光情報記録媒体の製造方法
KR20030087983A (ko) 다층 광정보 기록매체의 제조방법 및 장치
JP4827848B2 (ja) 多層情報記録媒体の製造方法、並びに多層情報記録媒体の製造装置とこの製造装置を構成する多層情報記録媒体製造用スクリーン
JP2008276824A (ja) 樹脂層形成方法及び樹脂層形成装置
WO2005112019A1 (en) Method and apparatus for producing a multilayer storage media
CN1317703C (zh) 压模剥离方法和压模剥离装置以及多层记录媒体
JP2007226859A (ja) 光ディスクの製造方法及び製造装置
JP2003016702A (ja) 光情報媒体の製造方法
JP2006048753A (ja) 光ディスクの製造方法及び製造装置
EP2634770A1 (en) Apparatus and method for manufacturing optical recording medium
JP4677573B2 (ja) 回転塗布装置、回転塗布方法
JP4531645B2 (ja) 光学記録媒体の製造方法
JP2004030885A (ja) 多層光情報記録媒体の製造方法及び製造装置
US20060278334A1 (en) Method for manufacturing an optical storage medium
JP2006040397A (ja) 情報記録媒体の製造方法および情報記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110912

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees