JP2011053598A - 像加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ウォーミングアップタイムを短くし、かつ耐久性の良い像加熱装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明に係る像加熱装置の代表的な構成は、記録材上のトナー像を加熱ニップ部で加熱する加熱ベルトと、前記加熱ニップ部に接触して、前記加熱部ニップ部を形成する加圧部材と、前記加熱ベルトの内側に設けられ、前記加圧部材との間で前記加熱ベルトを挟持するガイド部材とを有する像加熱装置において、前記ガイド部材と前記加圧部材によって前記加熱ベルトが矜持される領域よりも、前記加熱ベルトの回転方向上流の領域で前記加熱ベルトと前記加圧部材が接触するように、前記加熱ベルトをその外側から前記内側回転体へ向けて押圧する押圧部材を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録材上のトナー像を加熱する像加熱装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を採用した画像形成装置において、定着ベルトと加圧ローラが互いに接触する加熱ニップ部でトナー像を加熱する定着装置(像加熱装置)が用いられている(特許文献1参照)。特許文献1の定着装置では、加熱ニップ部が加熱ベルトの回転方向に長くなるように、定着ベルトの内側に設けられた押圧部材によって定着ベルトの軌跡が規制される。
特開2006−259330号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている定着装置では、押圧部材が定着ベルトの内側に設けられるため、定着ベルトを昇温させるウォームアップ中に押圧部材も暖まり、その分だけウォームアップ時間が長くなってしまう。
そこで本発明は、定着装置のウォーミングアップタイムを短くすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る像加熱装置の代表的な構成は、記録材上のトナー像を加熱ニップ部で加熱する加熱ベルトと、前記加熱ニップ部に接触して、前記加熱部ニップ部を形成する加圧部材と、前記加熱ベルトの内側に設けられ、前記加圧部材との間で前記加熱ベルトを挟持するガイド部材とを有する像加熱装置において、前記ガイド部材と前記加圧部材によって前記加熱ベルトが矜持される領域よりも、前記加熱ベルトの回転方向上流の領域で前記加熱ベルトと前記加圧部材が接触するように、前記加熱ベルトをその外側から前記内側回転体へ向けて押圧する押圧部材を有することを特徴とする。
本発明によれば、ウォーミングアップタイムを短くし、耐久性を向上させることができる。
第一実施形態にかかる画像形成装置の構成図である。 第一実施形態にかかる加圧部材が当接位置にある時の像加熱装置の断面図と制御系のブロック図である。 像加熱装置の平面図である。 ベルト部材の層構成模型図である。 ベルト部材と加圧部材のニップ形状を示す図である。 第一実施形態にかかる加圧部材が離間位置にある時の像加熱装置の断面図である。 第一実施形態に係る押圧部材の接触離間を示すフローチャートである。 第一実施形態に係る押圧部材の接触離間を示すフローチャートである。 第二実施形態にかかる加圧部材が当接位置にある時の像加熱装置の断面図と制御系のブロック図である。 第二実施形態にかかる加圧部材が離間位置にある時の像加熱装置の断面図である。 励磁ユニット(誘導加熱コイル)との対向部(展開図)における定着ベルト1の発熱量分布図である。 第一実施形態のニップ部の圧力分布図である。 第二実施形態のニップ部の圧力分布図である。
[第一実施形態]
本発明に係る像加熱装置の第一実施形態について、図を用いて説明する。
(1)画像形成装置
図1は本実施形態にかかる画像形成装置の構成図である。図1に示すように、画像形成装置Bは、電子写真方式を用いたカラー画像形成装置である。画像形成装置Bは、4つの画像形成部Y・C・M・K、光学系25を有している。
画像形成部Y・C・M・Kは、それぞれイエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの色トナー像を形成する。各画像形成部Y・C・M・Kは、それぞれ、感光体ドラム21、帯電装置22、現像装置23、クリーニング装置24を有している。
各画像形成部Y・C・M・Kにおいて、帯電装置22により一様に帯電された感光体ドラム21に対して光学系(レーザー走査露光光学系)25より、画像データに基づいた走査露光がなされる。これにより、感光体ドラム表面に走査露光画像パターンに対応した静電潜像が形成される。それらの静電潜像が現像装置23により各色のトナー像として現像される。
各感光体ドラム21上に形成された色トナー像は、一次転写ローラ(一次転写手段)30により、中間転写ベルト(中間転写体)26上へ順に重畳されて一次転写される。これにより、中間転写ベルト26上に未定着のフルカラートナー像が合成形成される。一次転写後、感光体ドラム21上に転写残として残留したトナーはクリーニング装置24により除去される。中間転写ベルト26は、エンドレスの中間転写ベルトであり、駆動ローラ27、二次転写ローラ対向ローラ28、テンションローラ29の3本のローラに巻きかけて張架され、駆動ローラ27によって駆動される。
一方、記録材カセット31内の記録材Pは、給送ローラ32により一枚分離給送され、レジストローラ33により所定のタイミングで、転写ニップ部(中間転写ベルト26と二次転写ローラ34との圧接部)に搬送される。転写ニップ部において、中間転写ベルト26は、二次転写ローラ対向ローラ28に巻きかけられている。
中間転写ベルト26上に形成された一次転写合成トナー像は、二次転写ローラ34により、記録材P上に一括転写(二次転写)される。二次転写後に中間転写ベルト26上に残留した二次転写残トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置35により除去される。
記録材P上に二次転写されたトナー像は、像加熱装置である定着装置Aにより記録材P上に溶融混色定着され、フルカラープリントとして排出パス36を通って排出トレイ37に送り出される。
(2)定着装置A
以下の説明において、定着装置に関し、正面とは、装置を記録材入口側からみた面をいう。背面とは、その反対側の面(記録材出口側)をいう。左右とは、装置を正面から見て左または右をいう。
図2は定着装置Aの要部の拡大横断側面図と制御系のブロック図である。図3は定着装置Aの平面図である。
定着装置Aは、定着ベルト(加熱ベルト)1、定着ローラ(ガイド部材)2、押圧ローラ(押圧部材)3、加圧ローラ(加圧部材)4、励磁ユニット7、温度センサTH1を有している。
定着ベルト1は、金属層を有し、可撓性を有する回転可能なフィルム状のエンドレスベルト部材(回転部材)である。定着ベルト1は、一端を定着ニップ(加熱ニップ部)Nに設け、他端を定着ローラ2と押圧ローラ3のニップ部N2に設け、U字形状に湾曲している。定着ローラ2は、定着ベルト1の内側に配設されている。
押圧ローラ3は、定着ローラ2と加圧ローラ4によって定着ベルト1が矜持される領域(バックアップのあるニップ部)Naよりも、定着ベルト1の回転方向上流の領域(バックアップのないニップ部)Nbで定着ベルト1と加圧ローラ4が接触するように、定着ベルト1をその外側から定着ローラ2に向かって押圧する。押圧ローラ3は、定着ベルト1が記録材Pと接触しない領域に接触し、定着ベルト1が記録材Pと接触する領域には非接触である。
加圧ローラ4は、シフト機構(接離機構)102により鉛直方向上方に押上げられ、定着ローラ2とともに定着ベルト1を矜持している。シフト機構102は、加圧ローラ4を定着ベルト1に対して接離する。加圧ローラ4は、定着ベルト1を定着ローラ2の下面へ、所定の押圧力で圧接させて短手方向(記録材搬送方向;矢印X方向)において所定幅の圧接部(定着ニップ)Nを形成している。シフト機構102は、モータに連結されたカム機構等からなる。
加圧ローラ4及び定着ローラ2は回転可能であって、加圧ローラ4と定着ローラ2のそれぞれの回転中心を結ぶ線と、押圧ローラ3が定着ベルト1と接触する点と定着ローラ2の回転中心を結ぶ線となす角度を0°以上90°以下で適宜設定可能である。
励磁ユニット7は、定着ベルト1を誘導加熱する加熱源(誘導加熱手段)であり、定着ニップNよりも記録材搬送方向上流側の位置に配置されている。励磁ユニット7は、励磁コイル(誘導加熱コイル)5と磁性体コア6を電気絶縁性の樹脂によって一体にモールドした横長・薄板状の部材である。励磁コイル5は、電線として例えばリッツ線を用い、これを横長・扁平のシート状渦巻きコイルに巻回してなる。磁性体コア6は、励磁コイル5によって発生した磁界が定着ベルト1の金属層(導電層)以外に実質漏れないように励磁コイル5を覆っている。
励磁ユニット7は、定着ベルト1の外周面の鉛直方向上面側において、定着ベルト1に所定のギャップ(隙間)を存して対面させて配設してある。
装置に搬送使用される最大搬送幅の記録材P(以下、大サイズ記録材と記す)の搬送幅をAとする。記録材Pの搬送幅とは、記録材面において記録材搬送方向(矢印X方向)に直交する記録材幅方向の記録材寸法である。このとき、定着ベルト1の長さ(記録材搬送と直交する幅方向(矢印Z方向)の長さ)は最大搬送幅Aよりも大きく設定されている。また、励磁ユニット7の励磁コイル5の長さ(幅方向の長さ)も搬送幅Aよりも大きく設定されている。記録材Pの搬送は、中央基準線Lを中心としていわゆる中央基準搬送でなされる。
定着ベルト1の回転状態において、励磁コイル5には電源装置(励磁回路)101から20〜50kHzの高周波電流が印加され、磁界が発生する。そして、励磁コイル5によって発生した磁界により、定着ベルト1の金属層(導電層)に誘導電流が生じ、誘導発熱する。
温度センサTH1は、サーミスタ等の温度検出素子であり、コイル5と対向した定着ベルト1の内面側の位置であって、定着ベルト1の幅方向中央部の位置に当接させて配設してある。
温度センサTH1は、搬送域になる定着ベルト部分(記録材Pを載せた部分)の温度を検知し、検知温度情報を制御回路部100にフィードバックする。制御回路部100は、温度センサTH1から入力する検知温度が所定の目標温度(定着温度)に維持されるように、電源装置101から励磁コイル5に入力する電力を制御している。すなわち、定着ベルト1の検出温度が所定温度に昇温した場合、励磁コイル5への通電が遮断される。本実施形態では、定着ベルト1の目標温度である180℃で一定になるように、温度センサTH1の検出値に基づいて高周波電流の周波数を変化させて励磁コイル5に入力する電力を制御して温度調節を行っている。
温度センサTH1は、支持部材8に弾性支持部材を介して取り付けられており、定着ベルト1の内面の励磁コイル5による発熱量が最も高い領域に接触配置され、その部分の温度を検出している。温度センサTH1は、定着ベルト1の当接面が波打つなどの位置変動が生じたとしても、弾性支持部材により定着ベルト1に追従することができ、良好な接触状態を維持できる。
定着ベルト1は、少なくとも画像形成実行時には、記録材Pの搬送速度とほぼ同一の周速度でシワなく回転駆動される。定着ベルト1は、定着ローラ2によって回転駆動され、定着ローラ2は、制御回路部100で制御されるモータ(駆動手段)M1によって回転駆動される。本実施形態では、定着ベルト1の表面回転速度が、210mm/secであり、フルカラーの画像を1分間にA4サイズで50枚定着することが可能である。
また、電源装置101から励磁コイル5に電力供給がなされて、定着ベルト1が所定の定着温度に立ち上がって温調された状態で、記録材Pがそのトナー像担持面側を定着ベルト1側に向けて、ガイド11により定着ニップNに案内されて導入される。定着ニップNに導入された記録材Pは、定着ベルト1の外周面に密着し、定着ベルト1と一緒に定着ニップNを挟持搬送されていく。これにより、主に定着ベルト1の熱が付与され、定着ニップNの加圧力を受けて未定着トナー像Tが記録材Pの表面に熱圧定着される。定着ニップNを通った記録材Pは、定着ベルト1の表面が定着ニップNの出口部分の変形することにより、定着ベルト1の外周面から分離され、定着装置外へ搬送される。
1)定着ベルト1
図4は定着ベルト1の層構成模型図である。図4に示すように、定着ベルト1は内径が30mmで電気鋳造法によって製造したニッケルを基層(金属層)1aを有している。基層1aの厚みは50μmである。
基層1aの外周には弾性層1bとして耐熱性シリコーンゴム層が設けられている。弾性層1bの厚さは100〜1000μmの範囲内で設定するのが好ましい。本実施形態では、定着ベルト1の熱容量を小さくしてウォーミングアップタイムを短縮し、かつカラー画像を定着するときに好適な定着画像を得ることを考慮して、弾性層1bの厚みは300μmとされている。このシリコーンゴムは、JIS−A20度の硬度を持ち、熱伝導率は0.8W/mKである。
更に弾性層1bの外周には、表面離型層1cとしてフッ素樹脂層(例えばPFAやPTFE)が30μmの厚みで設けられている。
基層1aの内面側には、定着ベルト内面と温度センサTH1との摺動摩擦を低下させるために、フッ素樹脂やポリイミドなどの樹脂層(滑性層)1dを10〜50μm設けても良い。本実施形態では、樹脂層1dとしてポリイミドを20μm設けた。
なお、定着ベルト1の基層1aにはニッケルのほかに鉄合金や銅、銀などを適宜選択可能である。また、樹脂基層にそれら金属を積層させるなどの構成でも良い。基層1aの厚みは、後で説明する励磁コイルに流す高周波電流の周波数と金属層の透磁率・導電率に応じて調整して良く、5〜200μm程度の間で設定すると良い。
2)定着ローラ2
ベルトを回転駆動する定着ローラ2は、外径が20mmで、鉄合金製の芯金2aに、弾性層2bとしてシリコーンゴム層が設けてある。芯金2aは、長手方向中央部の径が16mmで両端部の径が14mmである。弾性層2bは、熱伝導率を小さくして定着ベルト1からの熱伝導を少なくする。長手方向中央部での定着ローラ2の硬度はASK−C硬度計(1kgf荷重)で約60度である。芯金2aをテーパー形状としているのは、加圧した時に定着ローラ2が撓んでも定着ローラ2と加圧ローラ4で挟まれるニップ内の圧力が高い領域の幅が長手方向にわたって均一にするためである。
また、定着ベルト1は、前述したように、モータM1によって駆動し、定着ローラ2のシリコーンゴム表面と定着ベルト1の内面ポリイミド層との摩擦によって定着ベルト1は回転する。従って、定着ベルト1をスリップなく回転駆動するためには、定着ベルト1の内面と定着ローラ2の摩擦は大きい方が良い。
3)ベルト押圧ローラ3
ベルト押圧ローラ3は、軸部3aと押圧部3bからなる。軸部3aは外径8mmのステンレス製である。ベルト押圧ローラ3は定着ベルト1の画像部では非接触となっている。押圧部3bは定着ベルト1の非画像部を押圧する外径10mmのPFAのローラであり、定着ベルト1を介して定着ローラ2に対して5kgfの荷重で加圧している。PFAを選択したのはトナーや紙粉等のゴミが付着しにくいようにするためである。
また、押圧ローラ3は、定着ベルト1の回転方向において、定着ニップNより下流側かつ、励磁ユニット7より上流側に配置すると良い。これにより、定着ニップNで定着ベルト1の温度が下がった時に、押圧ローラ3が定着ベルト1に接触すれば押圧ローラ3が定着ベルトから奪う熱量が小さく済み、効率が良い。逆に励磁コイル5で定着ベルト1を加熱した直後に押圧ローラ3が定着ベルト1に接触すると、奪う熱量が多くなるので効率が悪くなる。
押圧ローラ3が定着ベルト1と接触しているニップ部N2の長手方向の幅は、本実施形態の場合50mmである。定着ベルト1の基材厚み等を変更する場合は、押圧ローラ3の長手方向の幅を変更してニップ形状を調整すると良い。場合によっては長手方向全域に渡っても良い。
4)加圧ローラ4
加圧ローラ4は、外径が20mmで長手方向中央部の径が16mmで両端部の径が14mmである鉄合金製の芯金4aに、弾性層4bとしてシリコーンゴム層が設けてある。表面は、離型層4cとしてフッ素樹脂層(例えばPFAやPTFE)が30μmの厚みで設けられる。加圧ローラ4の長手方向中央部における硬度は、ASK−C70℃である。芯金4aにテーパー形状をつけているのは、定着ローラ2で説明したのと同様の理由である。加圧ローラ4の方が定着ローラ2よりも高硬度なのは、定着ベルト1と加圧ローラ4との圧接部Nにおいて、定着ベルト1を大きく変形させて、トナー像が形成された記録材の定着ベルト1からの剥離を容易にするためである。
加圧ローラ4は、定着ベルト1に対して、シフト機構102で196N(20kgf)で加圧される。押圧ローラ3の加圧方向(矢印B方向)はやや下向きに定着ローラ2に向かって加圧しているので、定着ベルト1は定着ローラ2と加圧ローラ4で挟まれるバックアップのあるニップ部Naのほかに、その上流側にもニップ部Nbを形成することができ、定着ニップNの搬送方向(ベルト回転方向、矢印A方向)の長さが長くなる。定着ベルト1の基層がニッケルでありこの剛性を利用し、上流側のバックアップのないニップ部Nbでも圧力が得られ、画像ズレ等の発生を防止できる。このワイドニップ化により、カラー定着の高速化を達成できた。
図12は定着ニップNの圧力分布を示す図である。図12に示すように、定着ニップNの回転方向の長さは、長手方向両端部で約10mmである。中央部では約8.5mmである。端部の方が広いのは、図3に示すように、押圧ローラ3が記録材幅方向の端部の非画像域(記録材上のトナー像が通過しない領域)を押圧しているからである。図5に示しすように、定着ニップNにおいて記録材Pの両端部から先に定着ニップNに導入されるため、記録材Pの両端部が十分にニップされて搬送され、シワが発生しにくくなるという利点がある。
5)励磁ユニット7
定着ベルト1と励磁コイル5は0.5mmのモールドにより電気絶縁の状態を保ち、定着ベルト1と励磁コイル5との間隔は1.5mm(モールド表面と定着ベルト表面の距離は1.0mm)で一定であり、定着ベルト1は均一に加熱される。
励磁コイル5は幅方向に沿っての長さが、最大搬送幅Aよりも長くなるように形成されている。
定着ローラ2の弾性層2bは最も薄いところでも2mmあり、励磁コイル5によって芯金が発熱することはほとんどないので、効率よく定着ベルト1のみを加熱することが出来る。
図11に励磁ユニット7(励磁コイル5)との対向部(展開図)における定着ベルト1の発熱量分布を示した。
2箇所に発熱量の多い部分H・Hが存在する。すなわち、定着ベルト1の発熱量が最も高い位置は、図2で2つに分割して図示してあるそれぞれの励磁コイル5の定着ベルト回転方向中央部である。
温度センサTH1は、定着ベルト1の内面の励磁コイル5による発熱量が最も高い位置(図11のHの部分)に接触配置されている。これにより、定着ベルト1が最も発熱する領域の温度を検出することができ、何らかの原因により定着ベルト1の温度が異常温度に昇温したことを、極めて正確に、かつ早い応答速度で検出可能である。従って、定着ベルト1の温度異常であることを可及的に素早く判定することが可能となり、励磁コイル5への電力供給を素早く遮断させることができる(画像形成ジョブ中であれば、ジョブの中断も連動して行われる)。その結果、定着装置(定着ベルト)が破損に至ってしまうのを防止することができる。その際、画像形成装置、特に定着装置が異常状態である旨を、画像形成装置に設けられた液晶表示部からなる操作部に表示させて操作者に対し修復を促すため制御回路部100が信号を出力する。
なお、画像形成装置がパーソナルコンピュータなどのホストコンピュータと通信ケーブルにてLAN接続されてプリンタとして機能を果たしている構成の場合には、画像形成装置(定着装置)が異常状態である旨をパーソナルコンピュータに対し報知するため制御回路部100がパーソナルコンピュータに向けて信号を出力する。
励磁コイル5を含む励磁ユニット7が、高温になる定着ベルト1の内部ではなく外部に配置されているので、励磁コイル5の温度が高温になりにくく、安価な耐熱グレードのコイル材を使用できるといったメリットがある。また、励磁コイル5が高温にならないので、電気抵抗も上昇せず高周波電流を流してもジュール発熱による損失を軽減するメリットもある。もちろん励磁コイル5を外部に配置したことで定着ベルト1の小径化(低熱容量化)にも寄与している。
(加圧ローラ4を定着ベルト1から離間)
ここで、加圧ローラ4を定着ベルト1から離間した状態の定着装置Aについて説明する。
加圧ローラ4は、シフト機構102によって、定着ベルト1に圧接している当接位置と、定着ベルト1から離間した離間位置に移動できる。制御回路部100はこのシフト機構102を制御して、定着動作時以外は加圧ローラ4をシフト機構102に抗して定着ベルト1から離間させた離間状態に保持する。これにより、定着ベルト1の熱が加圧ローラ4に伝導しないので、定着装置Aのウォーミングアップタイムは、定着ベルト1と加圧ローラ4が離間している離間状態だと、例えば励磁コイル5に1200W入力すると約15秒で目標温度である180℃に到達できる。
ここで、加圧ローラ4と定着ベルト1の当接、離間のフローについて説明する。図7に示すように、ウォーミングアップを開始すると(S1)、加圧ローラ4が定着ベルト1から離間していることを確認し(S2)、定着ローラ2を回転(20mm/S)する(S3)。そして、励磁ユニット7に通電し(S4)、定着ベルト1を目標温度になるまで加熱する(S5)。目標温度になった際に、ウォーミングアップを終了し(S6)、待機状態となる(S7)。
図8に示すように、定着動作を開始すると(S11)、加圧ローラ4を定着ベルト1に当接させ(S12)、定着ローラ2の回転を増速(300mm/S)させる(S13)。そして、定着ベルト1が目標温度になっているか否かを確認し(S14)、目標温度になった際に定着ローラ2の回転を減速(20mm/S)させる(S15)。そして、加圧ローラ4を定着ベルト1から離間し(S16)、待機状態となる(S17)。
また、回転する定着ベルト1は、比較的厚い金属で構成されているので、回転状態にあっても幅方向への寄りを規制するための手段としては、定着ベルト1の端部を単純に受け止めるだけのフランジ部材2cを設ければ十分である。これにより、定着装置Aの構成を簡略化できる。
図6は加圧ローラ4と定着ベルト1が離間した状態の定着装置Aの断面図である。なお、加圧ローラ4が定着ベルト1と離間するのは、定着装置Aがウォーミングアップ、待機、電源オフしている時である。
図6に示すように、定着ベルト1は加圧ローラ4からの加圧がなくなるので、本来の円形形状に戻る。励磁ユニット7は定着ベルト1との近接状態を保つために移動する。また温度センサTH1と支持部材8は、励磁コイル5による発熱量が最も多い部分に配置されるように移動する。励磁ユニット7は、加圧ローラ4の加圧時に最も定着ベルト1に接近し、発熱効率が最大になる。加圧ローラ離間時は、発熱効率が低下するが定着ベルト1を保温するだけなので問題ない。
ウォーミングアップ中や待機中は、定着ベルト1は、押圧ローラ3によって定着ローラ2で挟まれているので、定着ローラ2と同じ周速度(20mm/sec)でゆっくり回転する。このときも励磁ユニット7には通電されるので目標温度の180℃で周方向ムラなく均一に加熱されることができる。ここで、待機中とは、電源がオンされた状態で次の定着動作のために待機している状態(ウォーミングアップ状態を除く)をいう。
(効果)
熱容量の小さい定着ベルト1を定着ローラ2で駆動し、押圧ローラ3で定着ベルトを定着ローラ2に向かって押圧することで広いニップ幅を得ることが可能になった。
押圧ローラ3を定着ベルト1の外部に配置することで定着装置Aの実質加熱する部分の熱容量を下げることに寄与している。このことは定着装置Aのウォーミングアップタイムを短縮し、高速フルカラー定着を可能にしている。内部に押圧ローラ3を配置するとウォーミングアップタイムが約1.5秒延びてしまう。また、従来例のように広いニップ幅を得るために固定部材等で定着ベルト1を摺擦する必要もなく、定着装置待機中は定着ベルト1にストレスのない形状で空回転できるので、定着ベルト1が劣化することなく長寿命化が可能になった。
本実施形態では加熱源として誘導加熱方式を採用した場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、定着ローラ2の内部にハロゲンヒーター等を内蔵して加熱源としても差し支えなく適宜選択可能である。
以上説明したように、本実施形態においては加圧ローラ4が定着ベルト1と当接している時は、定着ベルト1と加圧ローラ4との定着ニップNが定着ローラ2と加圧ローラ4との加圧によって生じる部分Naの定着ベルト1の回転方向(ベルト部材回転方向)の上流部分Nbにも生じるように加圧ローラ4が定着ベルト1を加圧する構成によって、ウォーミングアップタイムを短くし、定着装置の長寿命化を達成することができる。
[第二実施形態]
次に本発明に係る像加熱装置の第二実施形態について図を用いて説明する。上記第一実施形態と説明の重複する部分については、同一の符号を付して説明を省略する。 図9は本実施形態の定着装置Aの構成図である。図9に示すように、本実施形態の定着装置Aは、加圧ローラ4に変えて、加圧ベルト(ベルト加圧部材)41、加圧ローラ(加圧回転体)42、押圧ローラ(加圧押圧部材)43、温度センサTH2を設けたものである。
加圧ローラ4をベルト体の加圧ベルト41に変えたことにより、定着ベルト1と加圧ベルト41によって形成される定着ニップNの幅を広くすることができる。これにより、上記第一実施形態で説明した利点を損なわずに、高速で定着することが可能になる。
なお本実施形態では、定着ベルト1の表面回転速度が、300mm/secで回転し、フルカラーの画像を1分間にA4サイズで70枚定着することが可能である。
加圧ベルト41は、定着ベルト1と同一の回転可能なフィルム状のものを用いた。これにより、定着器断面におけるニップ形状が水平に形成され、定着ベルト1と加圧ベルト41の表層離型層であるPFAチューブにシワが入りにくくなる。また、定着ニップNの定着ベルト1の回転方向(回転部材回転方向)の上流部で、定着ベルト1と加圧ベルト41によってバックアップ部材無しでニップを形成している領域Ncにおいて、二つのベルト1、41の基層のニッケルの剛性により画像のズレやスリップなどの不良画像の発生を防止できるニップ圧力を確保できる。図13は定着ニップN内の圧力分布を示す図である。
加圧ローラ42は上記実施形態の加圧ローラ4の芯金を中空にしたものであり、その中心部に400Wのハロゲンヒーター10を配置してある。支持部材81に取り付けられた温度センサTH2は、加圧ローラ42の温度を検知している。その検知信号に基づいて加圧ローラ42の温度が目標温度である120℃になるように、電源装置部からの通電を制御して温度制御する。加圧ローラ42は定着ベルト1に対して、シフト機構102で196N(20kgf)で加圧される。押圧ローラ43の加圧方向はやや上向きに加圧ローラ42に向かって加圧しているので、上流側にもニップ部を形成することができる。
また、定着ベルト1と加圧ベルト41との定着ニップNの回転方向の幅は、長手方向両端部で約17mm、中央部で約15mmである。端部の方が広いのは押圧ローラ3、43が端部の非画像域を押圧しているからである。これは図5に示したように、定着ニップNにおいて記録材Pの両端部から先に定着ニップNに導入されるため、記録材Pの両端部が十分にニップされて搬送され、シワが発生しにくくなるという利点がある。
図10は加圧ローラ42が離間した状態の定着装置Aの断面図である。なお、加圧ローラ42が定着ベルト1と離間するのは、定着装置がウォーミングアップ、待機、電源オフしている時である。
加圧ローラ42は、シフト機構102によって、加圧ベルト41を定着ベルト1に圧接している当接位置(図9に示す位置)と、加圧ベルト41を定着ベルト1から離間した離間位置(図10に示す位置)に移動可能である。制御回路部100は、シフト機構102を制御して、定着動作時以外は加圧ローラ42を定着ベルト1から離間させた状態に保持する。離間状態のとき、定着ローラ2と同じ速度で加圧ローラ42も駆動可能である。
上記構成により、離間状態のとき、定着ベルト1の熱が加圧ベルト41に伝導しないので、定着装置Aのウォーミングアップタイムは、上記第一実施形態と同様に励磁コイル5に1200W入力すると約15秒で目標温度である180℃に到達できる。
図10に示すように、定着ベルト1、加圧ベルト41は、加圧が解除されると、本来の円形形状に戻る。
ウォーミングアップ中や待機中は、定着ベルト1と同様に、加圧ベルト41は押圧ローラ43によって加圧ローラ42と挟まれているので、加圧ローラ42と同じ周速度(20mm/sec)でゆっくり回転する。このときも励磁ユニット7とハロゲンヒーター10には通電されるので目標温度の180℃、120℃で周方向ムラなく均一に加熱されることができる。
上記構成により、熱容量の小さい定着ベルト1と加圧ベルト41によって広いニップ幅を得ることができる。このことは、定着装置Aのウォーミングアップタイムを短縮し、高速フルカラー定着を可能にしている。また、従来例のように広いニップ幅を得るために固定部材等で定着ベルトを摺擦する必要もなく、定着装置待機中は定着ベルト、加圧ベルトにストレスのない形状で空回転できるので、定着ベルト1、加圧ベルト41が劣化することなく長寿命化が可能になった。
なお、本発明の像加熱装置は、画像加熱定着装置としてばかりではなく、その他、画像を担持した記録材を加熱してつや等の表面性を改質する加熱装置、仮り定着する加熱装置等としても使用できる。
A …定着装置(像加熱装置)
B …画像形成装置
Y〜K …画像形成部
L …中央基準線
M1 …モータ
N …定着ニップ(圧接部)
N2 …ニップ部
P …記録材
T …未定着トナー像
TH1、TH2 …温度センサ
1 …定着ベルト(ベルト部材、回転部材)
1a …基層
1b …弾性層
1c …表面離型層
1d …樹脂層
2 …定着ローラ(回転体)
2a …芯金
2b …弾性層
2c …フランジ部材
3、43 …押圧ローラ(押圧部材、加圧押圧部材)
3a …軸部
3b …押圧部
4、42 …加圧ローラ(加圧部材、加圧回転体)
5 …励磁コイル
6 …磁性体コア
7 …励磁ユニット
8、81 …支持部材
10 …ハロゲンヒーター
21 …感光体ドラム
22 …帯電装置
23 …現像装置
24 …クリーニング装置
25 …光学系
26 …中間転写ベルト
27 …駆動ローラ
28 …二次転写ローラ対向ローラ
29 …テンションローラ
30 …一次転写ローラ
31 …記録材カセット
32 …給送ローラ
33 …レジストローラ
34 …二次転写ローラ
35 …中間転写ベルトクリーニング装置
36 …排出パス
37 …排出トレイ
41 …加圧ベルト(ベルト加圧部材)
100 …制御回路部
101 …電源装置
102 …シフト機構

Claims (4)

  1. 記録材上のトナー像を加熱ニップ部で加熱する加熱ベルトと、
    前記加熱ニップ部に接触して、前記加熱ニップ部を形成する加圧部材と、
    前記加熱ベルトの内側に設けられ、前記加圧部材との間で前記加熱ベルトを挟持するガイド部材とを有する像加熱装置において、
    前記ガイド部材と前記加圧部材によって前記加熱ベルトが矜持される領域よりも、前記加熱ベルトの回転方向上流の領域で前記加熱ベルトと前記加圧部材が接触するように、前記加熱ベルトをその外側から内側の前記ガイド部材へ向けて押圧する押圧部材を有することを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記加圧部材及び前記ガイド部材は回転可能であって、
    前記加圧部材と前記ガイド部材のそれぞれの回転中心を結ぶ線と、前記押圧部材が前記加熱ベルトと接触する点と前記ガイド部材の回転中心を結ぶ線となす角度を0°以上90°以下であることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記加圧部材を前記加熱ベルトに対して接離する接離機構を有し、
    前記加熱ベルトのトナー像の加熱の前に、前記加熱ベルトを昇温させるウォーミングアップタイムでは、前記接離機構によって前記加圧部材は前記加熱ベルトから離間されることを特徴とする請求項1または2に記載の像加熱装置。
  4. 前記押圧部材は、前記加熱ベルトが前記記録材と接触しない領域に接触し、前記加熱ベルトが記録材と接触する領域には非接触であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の像加熱装置。
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JP2017058586A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 コニカミノルタ株式会社 定着装置、画像形成装置および定着制御方法

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