JP2011052917A - コージェネレーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】浄化運転及び凍結防止運転を実行するタイミングが重なった場合に、いずれの運転を優先するのが最適であるかについて考慮されていない。
【解決手段】制御器113は、水送出器104の停止中に、排熱回収経路106内にレジオネラ属菌の繁殖する恐れがある場合に、水送出器104を動作させ、貯湯槽107内の水を排熱回収経路106内に流通させる浄化運転を実行するとともに、排熱回収経路106内の水の凍結の恐れがある場合に、切替器114をバイパス経路108側に切替えた状態で、加熱器105及び水送出器104を動作させる凍結防止運転を実行するよう構成され、制御器113は、浄化運転を凍結防止運転よりも優先させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電機の排熱を貯湯槽に蓄熱するコージェネレーションシステムに関する。
従来のコージェネレーションシステムとして、例えば、燃料電池コージェネレーションシステムとして、図5に示されるコージェネレーションシステム301において、貯湯ポンプ4の動作が長期間停止され、かつ停止期間中に給湯量検知器11で給湯利用が検知されている場合は、排熱回収経路6内にレジオネラ属菌が繁殖することを抑制するため、貯湯ポンプ4を動作させ、塩素濃度のより高い貯湯槽7内の貯湯水で排熱回収経路6内の貯湯水を置換する運転方法(以下、浄化運転)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、従来の燃料電池コージェネレーションシステムとして、図5に示される燃料電池コージェネレーションシステム301において、貯湯槽7を含む水経路上に設けられた温度検知器(例えば、温度検知器10)の検知温度が凍結の恐れがある温度にまで低下すると、加熱器5をONするとともに、流路切替器14を切替えてバイパス経路8を経由して排熱回収経路6内の貯湯水が循環するよう制御することで排熱回収経路6内の貯湯水の凍結を防止する凍結防止運転が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、従来の燃料電池コージェネレーションシステムとしては、給湯量検知器11により長期に亘り貯湯槽7内の貯湯水の利用が少ないことが検知された場合、貯湯槽内にレジオネラ属菌が繁殖することを抑制するため、流路切替器14を貯湯槽7側に切替えた状態で、加熱器5及び貯湯ポンプ4を動作させ、貯湯水を排熱回収経路6及び貯湯槽7の間を循環させ、貯湯槽全体を60℃以上に加熱し殺菌する貯湯槽加熱運転が提案されている(例えば、非特許文献1)。
特開2008−190751号公報 特開2008−91096号公報
発明協会公開技報公技番号2006−506629号
しかしながら、上記特許文献1記載の浄化運転及び特許文献2記載の凍結防止運転は、いずれも燃料電池システムの発電運転の停止中に実行されるが、それぞれの運転方法を実行するタイミングが重なった場合に、いずれの運転を優先するのが最適であるかについて考慮されていなかった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、浄化運転及び凍結防止運転を実行するタイミングが重なった場合に、適切な優先順位で各運転が実行されるコージェネレーションシステムを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のコージェネレーションシステムは、発電機と、前記発電機の排熱を回収した水を貯える貯湯槽と、前記貯湯槽より出た水が流れ、前記発電機より熱回収した後、前記貯湯槽に戻るよう構成された排熱回収経路と、前記排熱回収経路の途中で分岐し、前記発電機より熱回収した水が前記貯湯槽をバイパスして、前記発電機より熱回収する前の水が流れる排熱回収経路に合流するバイパス経路と、前記水循環経路を流れる水の流入先を貯湯槽とバイパス経路との間で切替える切替器と、前記排熱回収経路内の水を流すための水送出器と、前記バイパス経路を介して前記排熱回収経路内を循環する水を加熱する加熱器と、制御器とを備え、
前記制御器は、前記水送出器の停止中に、前記排熱回収経路内にレジオネラ属菌が繁殖する恐れがある場合に、前記水送出器を動作させ、前記貯湯槽内の水を前記排熱回収経路内に流通させる浄化運転を実行するとともに、
前記排熱回収経路内の水の凍結の恐れがある場合に、前記切替器をバイパス経路側に切替えた状態で、前記加熱器及び前記水送出器を動作させる凍結防止運転を実行するよう構成され、
前記制御器は、前記浄化運転を前記凍結防止運転よりも優先させることを特徴とする。
これにより、浄化運転と凍結防止運転を実行するタイミングが重なった場合に、浄化運転と凍結防止運転との間でハンチングを起こす可能性が低減される。これは、浄化運転と凍結防止運転を実行するための実行するタイミングが重なった場合に、凍結防止運転を優先的に実行させた後、浄化運転を実行すると、凍結防止のための加熱運転が実行されてない貯湯槽より低温の水が排熱回収経路に流入することで、浄化運転が中断され、再度、凍結防止運転が実行され、その後、浄化運転が再開されても、排熱回収経路内に貯湯槽より低温の水が流入し、浄化運転が中断され、再度、凍結防止運転が実行され、浄化運転と凍結防止運転とが繰返し実行される可能性がある。しかしながら、浄化運転を実行後に凍結防止運転を実行するよう構成することで上記のような浄化運転及び凍結防止運転が繰返し実行される可能性が低減される。
また、本発明のコージェネレーションシステムは、前記制御器は、前記貯湯槽内にレジオネラ属菌が繁殖する恐れがある場合に、前記切替器を、前記貯湯槽側に切替えるとともに、前記加熱器及び前記水送出器を動作させ、前記貯湯槽内の貯湯水を加熱殺菌する貯湯槽加熱運転を実行するよう構成され、前記制御器は、前記凍結防止運転を前記貯湯槽加熱運転よりも優先させることを特徴とする。
これにより、貯湯槽加熱運転と凍結防止運転を実行するための実行するタイミングが重なった場合に、凍結防止運転が優先されるため、バイパス経路内の貯湯水が凍結する可能性が低減される。これは、貯湯槽加熱運転と凍結防止運転を実行するタイミングが重なった場合に、貯湯槽加熱運転を実行すると、貯湯槽内の全ての水を再加熱完了するまでには相当の時間を要し、その間に、バイパス経路内の貯湯水が凍結してしまう可能性があるが、凍結防止運転を優先的に実行した後、貯湯槽加熱運転を実行するよう構成することで、バイパス経路内の貯湯水が凍結する可能性が低減される。
また、本発明のコージェネレーションシステムは、前記制御器は、前記水送出器を、発電時における最大操作量よりも高い操作量になるよう制御することを特徴とする。
また、本発明のコージェネレーションシステムは、前記発電機が燃料電池であることを特徴とする。
本発明のコージェネレーションシステムによれば、浄化運転及び凍結防止運転を実行するタイミングが重なった場合に、浄化運転及び凍結防止運転が繰返し実行される可能性が低減される。
本発明の実施の形態1のコージェネレーションシステムの概略構成図 本発明の実施の形態1のコージェネレーションシステムにおける浄化運転のフロー図 本発明の実施の形態1のコージェネレーションシステムにおける凍結防止運転のフロー図 本発明の実施の形態1のコージェネレーションシステムにおける貯湯槽加熱運転のフロー図 従来のコージェネレーションシステムの構成図
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1のコージェネレーションシステムの構成図である。図1に示されるように、本実施の形態のコージェネレーションシステム100は、発電機101と、発電機101の排熱を回収する冷媒が流れる冷媒循環経路109と、冷媒循環経路109内において冷媒を循環させるための第1ポンプ103と、発電機1の排熱を回収した冷媒と冷媒の保有熱を回収する貯湯水との間で熱交換させるための熱交換器102と、熱交換器102を通過した貯湯水を貯える貯湯槽107と、熱交換器102を経由するとともに、その両端が貯湯槽107に接続された排熱回収経路106と、排熱回収経路106内の貯湯水を流すための第2ポンプ104と、排熱回収経路106内の貯湯水の温度を検知する温度検知器110と、排熱回収経路106に設けられた加熱器105と、熱交換器102の上流及び下流の排熱回収経路を接続し、熱交換器102を通過した貯湯水が貯湯槽107をバイパスするためのバイパス経路108と、熱交換器102を通過した貯湯水の流入先をバイパス経路108と貯湯槽107との間で切替えるための切替器114と、貯湯槽107内の貯湯水を熱負荷に供給するための給湯経路112と、給湯経路112を通過する貯湯水の流量を検出する給湯量検知器111と、制御器113とを備える。
なお、本実施の形態のコージェネレーションシステム100においては、発電機101は、燃料電池を用いるが、燃料電池に限定されるものでなく、ガスエンジン発電機、太陽電池等のいずれの発電機であっても構わない。加熱器105は、本実施の形態のコージェネレーションシステム100においては、燃焼器が用いられるが、電気ヒーターを用いても構わない。また、制御器113は、単独の制御器から構成される必要はなく、複数の制御器が分散配置され、それらが協働して燃料電池システムを制御するように構成されていてもよい。また、制御器113は、例えば、マイクロコンピュータで構成され、そのCPUによって演算部が構成され、その内部メモリ(ROM,RAM、ハードディスク等)によって記憶部が構成される。例えば、マイクロコンピュータで構成され、そのCPUによって演算部が構成され、その内部メモリ(ROM、RAM、ハードディスク等)によって記憶部が構成される。また、冷媒は、冷却水が用いられるが、発電機101の排熱を回収可能な熱媒体であれば、その種類は限定されるものではなく、例えば、エチレングリコールを含む不凍液であってもよい。また、第2の水ポンプは、本発明の水送出器に相当する。
次に、上記構成を有するコージェネレーションシステム100の運転方法について説明する。本実施の形態のコージェネレーションシステム100は、以下の2種類の運転を制御器113により実行するよう構成されている。
第1の運転方法は、第2ポンプ104の停止中に、排熱回収経路106内にレジオネラ属菌が繁殖する恐れがある場合に、第2ポンプ104を動作させ、貯湯槽107内の水を排熱回収経路106内に流通させる浄化運転を実行する運転方法(以下、浄化運転)である。
第2の運転方法は、排熱回収経路106内の貯湯水の凍結の恐れがある場合に、切替器114をバイパス経路108側に切替えた状態で、加熱器105及び第2ポンプ104を動作させる運転方法(以下、凍結防止運転)である。
次に、図2に示されるフロー図に基づき上記浄化運転について詳細に説明する。
図2に示されるように、第2ポンプ104の動作停止期間が第1の時間閾値t1以上であるか否かが判定され(ステップS201)、第1の時間閾値t1以上である場合(ステップS201でYes)、切替器114を貯湯槽107側に切替え(ステップS202)、第2ポンプ104の動作を開始させる(ステップS203)。次に、第2ポンプ104の動作開始後、第2ポンプ104の動作時間が、第2の時間閾値t2以上であるか否かが判定される(ステップS204)。第2ポンプ104の動作時間が、第2の時間閾値t2以上である場合(ステップS204でYes)、第2ポンプ104の動作を停止する(ステップS205)。一方、第2ポンプ104の動作時間が、第2の時間閾値t2未満である場合(ステップS204でNo)、第2ポンプ104の動作を継続する。なお、上記ステップS201は、排熱回収経路106内にレジオネラ属菌が繁殖する恐れがあるか否かを判定するためのステップであるが、本例に限定されるものでなく、レジオネラ属菌が繁殖する恐れがあるか否かを判定可能であれば、いずれの判定手法を採用しても構わない。
排熱回収経路106内の貯湯水が循環せずに滞留する期間が長くなると、貯湯水にレジオネラ属菌が繁殖する可能性が高くなるが、上記浄化運転によりその可能性が低減される。これは、第2ポンプ104の動作が停止されるのは、主に、燃料電池システム100の運転が停止している期間であるが、この運転停止期間においても、貯湯槽107内の貯湯水は給湯で利用される可能性が高く、その際に、塩素を含む市水が新たに貯湯槽107に供給され、排熱回収経路106に滞留する貯湯水よりも貯湯槽107内の貯湯水の方が塩素濃度が高くなる。そして、上記浄化運転により、その塩素濃度の高い貯湯水が排熱回収経路106に導入されることにより、レジオネラ属菌の繁殖が抑制される。
ここで、上記「第1の時間閾値」は、排熱回収経路106内のレジオネラ属菌が基準値(10CFU/100ml未満)を超えない貯湯水の滞留時間の上限値以下の値として設定され、例えば、72時間で設定される。また、「第2の時間閾値」は、少なくとも排熱回収経路106内の貯湯水が貯湯槽107内の貯湯水により置換されるのに必要な第2ポンプ104の動作時間の下限値以上の値として設定され、例えば、12分で設定される。なお、ステップS204では、第2ポンプ104の動作時間を、第2ポンプ104の動作により排熱回収経路106を通流する貯湯水が、貯湯槽107内の貯湯水により置換されたか否かを判断する条件値として用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、排熱回収経路106を通流する貯湯水の累積流量を、上記条件値として用いても構わない。この場合、具体的には、貯湯水の累積流量に対して所定の閾値が設定されるが、この所定の閾値は、排熱回収経路106内の容積量以上の値として設定される。
なお、上記浄化運転においては、制御器113が、貯湯槽107内の貯湯水が給湯利用されていることについて判断せずに、上記浄化運転を実行するよう構成されているが、給湯量検知器111の検出値に基づき使用者が給湯利用していることを確認してから上記浄化運転を実行する形態を採用しても構わない。なお、上記給湯利用の確認については、第2ポンプ104の動作停止期間における累積給湯量が、所定の給湯量閾値以上であるか否かにより判断される。上記「所定の給湯量閾値」は、使用者が給湯利用した際に使用する湯量の下限値以上の値として設定され、例えば、10Lで設定される。
次に、図3に示されるフロー図に基づき上記凍結防止運転について詳細に説明する。
図3に示されるように、温度検知器10の検知温度が第1の温度閾値T1以下であるか否かが判定され(ステップS301)、温度検知器10の検知温度が第1の温度閾値T1以下である場合(ステップS301でYes)、切替器114をバイパス経路108側に切替え(ステップS302)、第2ポンプ104及び加熱器105の動作を開始させる(ステップS303)。次に、第2ポンプ104及び加熱器105の動作開始後、温度検知器110の検知温度が、第2の温度閾値T2以上であるか否かが判定される(ステップS304)。温度検知器110の検知温度が、第2の温度閾値T2以上である場合(ステップS304でYes)、第2ポンプ104の動作を停止する(ステップS305)。一方、温度検知器110の検知温度が、第2の温度閾値T2未満である場合(ステップS304でNo)、第2ポンプ104の動作を継続する。
上記凍結防止運転により排熱回収経路106及びバイパス経路108で構成される循環経路A内の貯湯水が凍結する可能性が低減される。
ここで、上記「第1の温度閾値」は、排熱回収経路106内の貯湯水が凍結しない下限温度以上の温度値として設定される。また、上記「第2の温度閾値」は、上記第1の温度閾値よりも大きい値として設定される。
なお、上記ステップS301では、温度検知器110の検知温度を用いて排熱回収経路106内の貯湯水が、凍結の恐れがあるか否かを判断したが、これに限定されるものではなく、排熱回収経路106内の貯湯水が凍結する恐れがあるか否かを判断可能な温度であれば、燃料電池システム100の筐体内外を問わずいずれの温度であっても構わない。例えば、外気温度を検知する温度検知器(図示せず)の検知温度を用いて上記凍結の可能性を判断する形態を採用しても構わない。
また、上記ステップS304では、温度検知器110の検知温度を用いて、凍結防止運転による排熱回収経路内の貯湯水の昇温の程度を判断しているが、循環経路A内の貯湯水の温度を検知する温度検知器の検知温度であれば構わない。例えば、バイパス経路108に設けられた温度検知器の検知温度を用いて貯湯水の昇温の程度を判断する形態を採用しても構わない。
なお、上記浄化運転及び凍結防止運転の少なくともいずれか一方の運転時には、第2ポンプ4の操作量を、発電機101の発電時の最大操作量よりも大きくなるよう制御することが好ましい。これにより、上記操作量制御が実行される運転をより速やかに完了することが可能になる。
次に、上記浄化運転及び凍結防止運転のそれぞれを実行するタイミングが重なる場合における、燃料電池システム100の運転方法について説明する。
上記浄化運転及び凍結防止運転のそれぞれを実行するタイミングが重なる場合とは、浄化運転を実行中に凍結防止運転の実行条件が成立した場合、つまり、ステップS204を周期的に繰返し実行している間にステップS301でYesとなった場合(以下、場合1)、もしくは、凍結防止運転を実行中に浄化運転の実行条件が成立した場合、つまり、ステップS304を周期的に繰返し実行している間にステップS201でYesとなった場合(場合2)、両方を含むが、それぞれの場合について、次のような運転が実行される。
[場合1]
本実施の形態のコージェネレーションシステムにおいて、浄化運転実行中において凍結防止運転の実行条件が成立すると、制御器113により浄化運転が優先するよう制御される。具体的には、浄化運転が完了するまで、つまり、ステップS205を完了するまで、浄化運転が継続され、浄化運転が完了すると、凍結防止運転が実行される。
[場合2]
本実施の形態のコージェネレーションシステムにおいて、凍結防止運転実行中において浄化運転の実行条件が成立すると、制御器113により浄化運転が優先するよう制御される。具体的には、凍結防止運転が中断され、浄化運転がステップS202より開始される。そして、ステップS205を完了するまで浄化運転が継続され、浄化運転が完了すると、凍結防止運転が、完了するまで、つまり、ステップS205を完了するまで、浄化運転が継続され、浄化運転が完了すると、凍結防止運転が実行される。
なお、制御器113は、単独の制御器で構成され、上述の浄化運転の制御、凍結防止運転の制御及び浄化運転の優先制御のいずれも行うよう構成されてもよいし、複数の制御器で構成され、上記制御をこれら複数の制御器で協働して実行するよう構成されてもよい。
以上のように、本実施の形態のコージェネレーションシステムは、排熱回収経路の浄化運転と凍結防止運転を実行するよう構成され、浄化運転が凍結防止運転よりも優先されるよう制御される。これにより、浄化運転及び凍結防止運転を実行するタイミングが重なった場合に、浄化運転及び凍結防止運転が繰返し実行される可能性が低減される。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2のコージェネレーションシステムについて説明する。本実施の形態のコージェネレーションシステムは、実施の形態1のコージェネレーションシステムと同様の構成であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態のコージェネレーションシステムの運転方法について説明する。本実施の形態のコージェネレーションシステムは、実施の形態1のコージェネレーションシステムにおいて実行された浄化運転、凍結防止運転に加え、第3の運転方法が制御器113により実行されるよう構成されている。
第3の運転方法は、貯湯槽107内にレジオネラ属菌が繁殖する恐れがある場合に、切替器114を、貯湯槽107側に切替えるとともに、加熱器105及び第2ポンプ104を動作させ、貯湯槽107内の貯湯水を加熱殺菌する運転方法(以下、貯湯槽加熱運転)である。
次に、図4に示されるフロー図に基づき上記貯湯槽加熱運転について詳細に説明する。
図4に示されるように、所定時間内に給湯量検知器111で検知される給湯量が給湯量閾値V1以下であるか否かが判定され(ステップS401)、所定時間内に給湯量検知器111で検知される給湯量が給湯量閾値V1以下である場合(ステップS401でYes)、切替器114を貯湯槽107側に切替え(ステップS402)、第2ポンプ104及び加熱器105の動作を開始させる(ステップS403)。次に、第2ポンプ104及び加熱器105の動作開始後、温度検知器110の検知温度が、第3の温度閾値T3以上であるか否かが判定される(ステップS404)。温度検知器110の検知温度が、第3の温度閾値T3以上である場合(ステップS404でYes)、第2ポンプ104の動作を停止する(ステップS405)。一方、温度検知器110の検知温度が、第3の温度閾値T3未満である場合(ステップS404でNo)、第2ポンプ104の動作を継続する。
このように給湯利用量が少ないため塩素を含む市水が新たに供給されず、レジオネラ属菌の繁殖の恐れがあるような場合であっても、上記貯湯槽加熱運転によりレジオネラ属菌の繁殖の可能性が低減される。
ここで、上記「給湯量閾値」は、使用者が給湯利用を行っていないことを判断するための閾値として設定され、例えば、使用者が給湯利用に際して使用する湯量の下限値以下の値として設定される。具体的には、12Lで設定される。
また、上記「所定時間」は、使用者が給湯利用を行わず、塩素を含む新たな市水が貯湯槽に供給されてない状態でレジオネラ属菌の基準値(10CFU/100ml未満)を超えない上限時間以下の値として設定され、例えば、72時間で設定される。
また、上記「第3の温度閾値」は、貯湯槽107内の貯湯水に存在するレジオネラ属菌が加熱殺菌される下限温度以上の温度値として設定される。例えば、60℃で設定される。
次に、本実施のコージェネレーションシステムにおいて、上記貯湯槽加熱運転及び凍結防止運転のそれぞれを実行するタイミングが重なる場合における、燃料電池システム100の運転方法について説明する。
上記貯湯槽加熱運転及び凍結防止運転のそれぞれを実行するタイミングが重なる場合とは、貯湯槽加熱運転を実行中に凍結防止運転の実行条件が成立した場合、つまり、ステップS404を周期的に繰返し実行している間にステップS301でYesとなった場合(以下、場合3)、もしくは、凍結防止運転を実行中に貯湯槽加熱運転の実行条件が成立した場合、つまり、ステップS304を周期的に繰返し実行している間にステップS401でYesとなった場合(場合4)、の両方を含むが、それぞれの場合について、次のような運転が実行される。
[場合3]
本実施の形態のコージェネレーションシステムにおいて、貯湯槽加熱運転実行中において凍結防止運転の実行条件が成立すると、制御器113により凍結防止運転が優先するよう制御される。具体的には、貯湯槽加熱運転が中断され、凍結防止運転がステップS302より開始される。そして、ステップS305が完了するまで、凍結防止運転が継続され、凍結防止運転が完了すると、貯湯槽加熱運転が再開される。
[場合4]
本実施の形態のコージェネレーションシステムにおいて、凍結防止運転実行中において貯湯槽加熱運転の実行条件が成立すると、制御器113により凍結防止運転が優先するよう制御される。具体的には、凍結防止運転が完了するまで、つまり、ステップS305を完了するまで凍結防止運転が継続され、凍結防止運転が完了すると、貯湯槽加熱運転が実行される。
なお、本実施の形態のコージェネレーションシステムは、上記浄化運転及び凍結防止運転のそれぞれを実行するタイミングが重なる場合には、実施の形態1のコージェネレーションシステムと同様に浄化運転が凍結防止運転よりも優先されるよう制御される。また、上記浄化運転、凍結防止運転、及び貯湯槽加熱運転の少なくともいずれか一方の運転時には、第2ポンプ4の操作量を、発電機101の発電時の最大操作量よりも大きくなるよう制御することが好ましい。これにより、上記操作量制御が実行される運転をより速やかに完了することが可能になる。また、制御器113は、単独の制御器で構成され、上述の浄化運転の制御、凍結防止運転の制御、貯湯加熱運転の制御、浄化運転の優先制御、及び凍結防止運転の優先制御のいずれも行うよう構成されてもよいし、複数の制御器で構成され、上記制御をこれら複数の制御器で協働して実行するよう構成されてもよい。
以上のように、本実施の形態のコージェネレーションシステムは、排熱回収経路の浄化運転、凍結防止運転及び貯湯槽加熱運転を実行するよう構成され、凍結防止運転が貯湯槽加熱運転よりも優先されるよう制御される。これにより、貯湯槽加熱運転及び凍結防止運転を実行するタイミングが重なった場合に、凍結防止運転が優先されるため、バイパス経路内の貯湯水が凍結する可能性が低減される。また、実施の形態1の同様に、浄化運転が凍結防止運転よりも優先されるよう制御される。これにより、浄化運転及び凍結防止運転を実行するタイミングが重なった場合に、浄化運転及び凍結防止運転が繰返し実行される可能性が低減される。
本発明のコージェネレーションシステムは、浄化運転及び凍結防止運転を実行するタイミングが重なった場合に、浄化運転及び凍結防止運転が繰返し実行される可能性が低減され、家庭用、業務用コージェネレーションシステム等として有用である。
1 発電機
2 熱交換器
3 冷却水ポンプ
4 貯湯ポンプ
5 加熱器
6 排熱回収経路
7 貯湯槽
8 バイパス経路
10 温度検知器
11 給湯量検知器
13 制御器
14 流路切替器
100 コージェネレーションシステム
101 発電機
102 熱交換器
103 第1ポンプ
104 第2ポンプ
105 加熱器
106 排熱回収経路
107 貯湯槽
108 バイパス経路
109 冷媒循環経路
110 温度検知器
111 給湯量検知器
112 給湯経路
113 制御器
114 流路切替器
301 コージェネレーションシステム

Claims (4)

  1. 発電機と、前記発電機の排熱を回収した水を貯える貯湯槽と、前記貯湯槽より出た水が流れ、前記発電機より熱回収した後、前記貯湯槽に戻るよう構成された排熱回収経路と、前記排熱回収経路の途中で分岐し、前記発電機より熱回収した水が前記貯湯槽をバイパスして、前記発電機より熱回収する前の水が流れる排熱回収経路に合流するバイパス経路と、前記水循環経路を流れる水の流入先を貯湯槽とバイパス経路との間で切替える切替器と、前記排熱回収経路内の水を流すための水送出器と、前記バイパス経路を介して前記排熱回収経路内を循環する水を加熱する加熱器と、制御器とを備え、
    前記制御器は、前記水送出器の停止中に、前記排熱回収経路内にレジオネラ属菌が繁殖する恐れがある場合に、前記水送出器を動作させ、前記貯湯槽内の水を前記排熱回収経路内に流通させる浄化運転を実行するとともに、
    前記排熱回収経路内の水の凍結の恐れがある場合に、前記切替器をバイパス経路側に切替えた状態で、前記加熱器及び前記水送出器を動作させる凍結防止運転を実行するよう構成され、
    前記制御器は、前記浄化運転を前記凍結防止運転よりも優先させることを特徴とする請求項1記載のコージェネレーションシステム。
  2. 前記制御器は、前記貯湯槽内にレジオネラ属菌が繁殖する恐れがある場合に、前記切替器を、前記貯湯槽側に切替えるとともに、前記加熱器及び前記水送出器を動作させ、前記貯湯槽内の貯湯水を加熱殺菌する貯湯槽加熱運転を実行するよう構成され、前記制御器は、前記凍結防止運転を前記貯湯槽加熱運転よりも優先させる請求項1記載のコージェネレーションシステム。
  3. 前記制御器は、前記水送出器を、発電時における最大操作量よりも高い操作量になるよう制御する請求項1または2記載のコージェネレーションシステム。
  4. 前記発電機が燃料電池である請求項1記載のコージェネレーションシステム。
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