JP2011050709A - 電気洗濯機の糸くず付着ボール - Google Patents

Abstract

【課題】 水流を利用して糸くずを除去する従来型の電気洗濯機の糸くず取り具は、節水型の電気洗濯機では不向きである。
【解決手段】 節水型で洗濯槽が複雑な回転をする全自動電気洗濯機にあって、水流を通すカプセル状の容器内に面ファスナー等の起毛材を形成した浮体ボールを衣類と共に回転させ洗濯槽内の糸くず等を付着除去し、脱水中も付着した糸くずなどが容易に落ちないので途中で取り出す手間が要らない。
【選択図】図１

Description

本発明は、水量が少なくて渦を巻かない全自動洗濯機の洗濯中に使用し、糸くず等を回転しながら付着することを目的にした電気洗濯機の糸くず付着ボールに関する。

従来の糸くず取り具は、電機洗濯機の洗濯中の糸くず等を水面に浮かせて水流の渦を利用して除去していた。

節水型の全自動電気洗濯機は水量が少なく洗濯槽が複雑な回転をするものが多く、従来のように水面に浮かせて水流の渦を利用して糸くずを集めることは出来ない。従って、水面に浮かせるのではなく洗濯槽内で衣類等と一緒に回転移動しながら水中の糸くずや綿ぼこりなどを付着させるようにしたことにより前述の欠点を解決しようとするものである。

本発明は、洗濯中に水中にただよう糸くず等を回転移動しながら付着していく電気洗濯機の糸くず付着ボールであって、孔開きのカプセル状の球体容器（１）の内部にカプセル球体容器と一定の空間を有して自動回転する浮体ボール（３）を形成し、前記浮体ボール（３）の表面を織製面ファスナー等の起毛（４）で構成し、洗濯槽内を衣類と一緒に回転移動しながら糸くず等を付着するようにしたことにより問題点を解決している。

孔開きカプセル状の球体容器（１）は内部の付着ボール本体（２）が取り出し易い係合手段を構成しているものとし、孔（１ａ）の形状は問わないものとする。

上述の様に、本発明の電気洗濯機の糸くず付着ボールは、近年の節水機能重視の全自動洗濯機の洗濯中に使用し、衣類などと一緒に回転移動しながら水中にある糸くず等を面ファスナー等の起毛の特性を生かして付着除去することが出来る。

さらに、一度付着した糸くず等は面ファスナー等の特性により容易に落ちないので全自動洗濯機の脱水中も取り除く手間がいらない。
尚、ボールに付着した糸くず等はペットブラシ（図示せず）等により簡単に除去することができる。

本発明の電気洗濯機の糸くず付着ボールをセットする途中の全体斜視図 同付着ボール本体の拡大部分断面図 同発明のカプセル状球体容器の全体斜視図 同発明を複数個使用した場合の使用例

以下、本発明の実施の形態について説明する。

図１は蓋と受け部を構成したカプセル状の球体容器（１）の中に付着ボール本体（２）を収納する途中の全体図である。ヒンジ（５）によって連結し周縁部で嵌合した場合の例である。

前記カプセル状の球体容器（１）は、図１のような網目或は水流を容易に通す孔開きで形成し、ヒンジ（５）で連結した係合手段、或はネジ式による係合などで構成しているものとし、係合手段は問わないものとする。

図２は付着ボール本体（２）の部分拡大図である。浮体ボール（３）の表面が縫製面ファスナー（４）で覆われている構成である。縫製面ファスナー（４）とは雄型形状或は雄雌複合起毛であり、糸くず等を付着する為に適した縫製とし、浮体ボール（３）はゴム素材、合成樹脂等からなる浮体材質とする。

図３はカプセル状の球体容器（１）に付着ボール本体（２）を収納した時の全体図である。

図４は本発明を複数個使用した場合の全自動洗濯機の蓋を開けた状態の図である。

１ カプセル状の球体容器
１ａ 孔
２ 付着ボール本体
３ 浮体ボール
４ 縫製面ファスナー
５ ヒンジ

Claims (4)

1. 洗濯中に水中にある糸くず等を回転移動しながら付着していく電気洗濯機の糸くず付着ボールであって、孔開きのカプセル状の球体容器の内部に自動回転する浮体ボールを形成し、前記浮体ボールの表面を起毛で構成していることを特徴とする電気洗濯機の糸くず付着ボール。
2. 前記カプセル状の球体容器とは、内部の糸くず付着ボールを収納、取り出しが容易な構成とし、一体型、或は蓋と受け容器の役割をして構成される請求項１に記載の電気洗濯機の糸くず付着ボール。
3. 前記浮体ボールとは、発泡スチロール球、ゴム又は合成樹脂系など水中で浮遊する素材であることを特徴とする請求項１に記載の電気洗濯機の糸くず付着ボール。
4. 前記起毛とは、織製面ファスナーの雄型形状或は雌雄複合体の起毛等であって糸くず等の付着を容易にするための毛足を確保した構成であることを特徴とする請求項１に記載の電気洗濯機の糸くず付着ボール。

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