JP2011050483A - 展示装置における被展示物の盗難防止装置 - Google Patents

展示装置における被展示物の盗難防止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011050483A
JP2011050483A JP2009200598A JP2009200598A JP2011050483A JP 2011050483 A JP2011050483 A JP 2011050483A JP 2009200598 A JP2009200598 A JP 2009200598A JP 2009200598 A JP2009200598 A JP 2009200598A JP 2011050483 A JP2011050483 A JP 2011050483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support bar
pin
hole
stop pin
hook member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009200598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5442364B2 (ja
Inventor
Katsuhide Kasahara
勝英 笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKY KK
Original Assignee
YKY KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKY KK filed Critical YKY KK
Priority to JP2009200598A priority Critical patent/JP5442364B2/ja
Publication of JP2011050483A publication Critical patent/JP2011050483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5442364B2 publication Critical patent/JP5442364B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】 展示装置における被展示物の盗難防止装置を開発し、被展示物の盗難を未然に防止することを目的とする。
【課題解決手段】 支持バー1と、この支持バー1の端部に設けた取付ブラケット2と、上記支持バー1に取り付けた1又は複数の被展示物吊持ち用のフック部材3とを備え、上記取付ブラケット2を介して上記支持バー1を展示場に保持させ、上記フック部材3に上記被展示物9を吊持ちさせて展示する展示装置において、上記支持バー1の一端側に基端部を支点として回転自在に取り付けられる押さえフレーム5と、この押さえフレーム5の先端部に設けられるストップピン6と、上記支持バー1の他端側に形成されて上記ストップピン6を着脱自在に挿入する孔7と、上記支持バー1に設けられて上記ストップピン6を上記孔7から抜け出ることを防止するロック機構8とを設け、当該押さえフレーム5で上記被展示物9の上下方向への抜けを防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、展示装置における被展示物の盗難防止装置に関する。
一般に、ゴルフクラブやテニスラケット等の被展示物を店内に展示するための各種展示装置が開発されている。
上記展示装置は、被展示物を見栄え良く陳列することが可能であると共に、客が被展示物を手に取って細部を観察したり、素振りをしてその感触を確かめたりするため、被展示物を容易に取り外すことが可能な構成とされている。
このような展示装置は、例えば特許文献1に開示されるように、支持バーと、この支持バーの端部に設けた取付ブラケットと、上記支持バーに着脱自在に取り付けた被展示物吊持ち用のフック部材とで構成されており、上記取付ブラケットを介して上記支持バーを展示場に保持させ、上記フック部材に上記被展示物を吊持ちさせている。
特開2008−80080(図10)
しかしながら、上記した特許文献1に開示の方法にあっては、被展示物を見栄え良く陳列し、被展示物の取り外しが容易な点で有用であるが、以下の改善が求められている。
即ち、上記従来の方法にあっては、被展示物の取り外しが容易であるため、特に、被展示物がゴルフクラブのように高額で需要者が多い場合には、被展示物が盗難される虞があり、盗難防止措置を講じる必要がある。
そこで、本発明の目的は、展示装置における被展示物の盗難防止装置を開発し、被展示物の盗難を未然に防止することを可能とすることである。
上記課題を解決するための手段は、支持バーと、この支持バーの端部に設けた取付ブラケットと、上記支持バーに取り付けた1又は複数の被展示物吊持ち用のフック部材とを備え、上記取付ブラケットを介して上記支持バーを展示場に保持させ、上記フック部材に上記被展示物を吊持ちさせて当該被展示物を展示させる展示装置において、上記支持バーの一端側に基端部を支点として回転自在に取り付けられる押さえフレームと、この押さえフレームの先端部に設けられるストップピンと、上記支持バーの他端側に形成されて上記ストップピンを着脱自在に挿入する孔と、上記支持バーに設けられて上記ストップピンを上記孔から抜け出ることを防止するロック機構とを設け、上記押さえフレームを上記支持バーに対向させながら上記ロック機構で固定したとき、当該押さえフレームで上記被展示物の上下方向への抜けを防止するである。
この場合において、上記押さえフレームを上記ロック機構を介して固定したとき、この押さえフレームと上記フック部材とで被展示物を挟持することが好ましい。
同じく、上記被展示物が上記フック部材に引っ掛かるヘッドと、当該ヘッドの下側に連設されるシャフトとからなるゴルフクラブであって、上記シャフトの下端部にグリップを有し、上記上記押さえフレームを上記ロック機構を介して固定したとき、上記押さえフレームが上記フック部材との間に上記グリップが抜け出ることを阻止する隙間をもって配置されることが好ましい。
同じく、上記被展示物が上記フック部材に引っ掛かるヘッドと、当該ヘッドの下側に連設されるシャフトとからなるゴルフクラブであって、上記シャフトがネックからグリップにかけて徐々に拡径されて形成され、上記上記押さえフレームを上記ロック機構を介して固定したとき、上記押さえフレームが上記フック部材との間に上記シャフトの下方の直径よりも小さい隙間をもって配置されることが好ましい。
同じく、上記支持バーの一端側に基端部を水平方向に向けて回転自在にピンを取り付け、このピンの先端部に上記押さえフレームの基端部を回転自在に枢着させることが好ましい。
この場合において、上記ピンは、ピン本体と、このピン本体の先端部に上記押さえフレームの基端部を枢着する一対の挟持片と、上記ピン本体の基端側に連設されて内周部に螺子溝を有する筒状の取付部とからなり、上記取付部を上記支持バーの一端側に穿設された挿通孔に挿通し、上記取付部に螺子を螺合して上記支持バーに水平方向に回転自在に取り付けられ、上記支持バーに上記螺子の頭を覆うキャップを結合することが好ましい。
更には、上記キャップの外周面を球面状に形成することが好ましい。
また、上記ロック機構が、上記ストップピンの外周に設けられる溝と、当該溝内に食込んで上記ストップピンが上記孔から抜け出ることを防止するロック片を有する鍵部材とからなり、当該鍵部材は、その外殻をなすハウジングと、当該ハウジングで保持される上記ロック片及び鍵穴を有する鍵本体と、上記鍵穴内に先端部を差し込むことにより上記ロック片を駆動する鍵とで構成され、上記ハウジングは、上記支持バーが左右に貫通する一対の貫通孔と、上記ストップピンが当該ハウジング内に出入りするための開口とを有してなり、上記支持バーの他端側を上記貫通孔に貫通して上記ハウジングで上記支持バーの孔を覆い、次いで、押さえフレームを回転させてストップピンを上記開口及び上記孔に挿入し、上記鍵穴に差し込んだ鍵を回転してロック片を上記ストップピンの上記溝内に食込ませることにより押さえフレームを固定することが好ましい。
請求項1に係る発明によれば、押さえフレームの先端部に設けたストップピンをロック機構で固定して被展示物の上下方向への抜けを防止することにより、被展示物の盗難を防止することが容易且つ確実に可能となる。
請求項2に係る発明によれは、押さえフレームをロック機構を介して固定したとき、被展示物を上記押さえフレームとフック部材とで挟持して、被展示物が動くことを防ぐことが可能となる。
請求項3に係る発明によれば、押さえフレームをロック機構を介して固定したとき、押さえフレームがフック部材との間に被展示物たるゴルフクラブのグリップが抜け出ることを阻止する隙間をもって配置されることから、押さえフレームが固定された状態においてもゴルフクラブを一定の範囲内で引き抜くことが可能であり、客がゴルフクラブを手に取って細部を観察したり、重量感を確認したりすることが可能となる。
請求項4に係る発明によれば、押さえフレームをロック機構を介して固定したとき、押さえフレームがフック部材との間に被展示物たるゴルフクラブのシャフトの下方の直径よりも小さい隙間をもって配置されることから、上記請求項3に係る発明と同様の効果を得ることが可能となる。
請求項5に係る発明によれば、支持バーに水平方向に向けて回転自在なピンを取り付け、このピンの先端部に押さえフレームの基端部が回転自在に枢着されることから、押さえフレームが基端部を支点として上下左右方向に回転自在となり、例えば、支持バーを複数並列に並べて被展示物を展示する場合にあって、隣接する支持バー同士の距離が短かったとしても、隣接する支持バーや当該支持バーに支持される被展示物が押さえフレームの動作の妨げとならず、展示装置における被展示物の盗難防止装置の省スペース化が可能となる。
請求項6に係る発明によれば、支持バーにピンを取り付けるための螺子の頭を覆うキャップが結合されてなることから、美観が優れると共に、上記螺子が外されて押さえフレームが不当に外されることを防止し、被展示物の盗難をより確実に防止することが可能となる。
請求項7に係る発明によれば、キャップの外周面が球面状に形成されることにより、キャップの手掛かり部をなくし、工具等を用いてキャップを不当に外すことを困難にし、被展示物の盗難を更に確実に防止することが可能となる。
請求項8に係る発明によれば、鍵本体がハウジング内に保持されることから、鍵本体が壊され難く、被展示物の盗難をより確実に防止することが可能となる。
更には、ハウジングに一対の貫通孔を設け、当該貫通孔に支持バーを挿通することにより鍵部材を支持バーに取り付けていることから、鍵部材を支持バーに着脱自在に設けることが可能となり、鍵部材を外した状態においては、支持バーに取り付けるフック部材の数量を適宜変更することが可能となる。
本発明の一実施の形態の展示装置における被展示物の盗難防止装置を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態の展示装置における被展示物の盗難防止装置の取り付け部分周辺を示す部分拡大斜視図である。 本発明の一実施の形態の展示装置における被展示物の盗難防止装置のピン周辺を示す部分拡大分解斜視図である。 本発明の一実施の形態の展示装置における被展示物の盗難防止装置のロック機構周辺を示す部分拡大分解斜視図である。
以下、本発明に係る一実施の形態を示す展示装置における被展示物の盗難防止装置について、図面を参照して説明する。
尚、本実施の形態においては、被展示物をゴルフクラブとしたゴルフクラブ用展示装置におけるゴルフクラブの盗難防止装置を例示し、以下の説明において、ゴルフクラブとは被展示物を指すものとする。
同じく、上記ゴルフクラブ用展示装置におけるゴルフクラブの盗難防止装置を単に「ゴルフクラブ盗難防止装置」とする。
図1に示すように、本発明に係るゴルフクラブ盗難防止装置は、従来の展示装置と同様に、支持バー1と、この支持バー1の端部に設けた取付ブラケット2と、上記支持バー1に取り付けた1又は複数のゴルフクラブ吊持ち用のフック部材3とを備えてなる。
そして、上記取付ブラケット2を介して上記支持バー1を展示場に保持させ、上記フック部材3にゴルフクラブ9を吊持ちさせて当該ゴルフクラブ9を展示する。
更に、上記従来の展示装置の構成に加えて、上記支持バー1の一端側に基端部を支点として回転自在に取り付けられる押さえフレーム5と、この押さえフレーム5の先端部に設けられるストップピン6と、上記支持バー1の他端側に形成されて上記ストップピン6を着脱自在に挿入する孔7と、上記支持バー1に設けられて上記ストップピン6を上記孔7から抜け出ることを防止するロック機構8とが備えられており、上記押さえフレーム5を上記支持バー1に対向させながら上記ロック機構8で固定したとき、当該押さえフレーム5で上記ゴルフクラブ9の上下方向への抜けを防止する。
当該構成を備えることにより、押さえフレーム5がロック機構8を介して固定されている限りにおいて、ゴルフクラブ9の盗難を防止することが容易且つ確実に可能となる。
以下、本実施の形態のゴルフクラブ盗難防止装置の各構成部品について詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態のゴルフクラブ盗難防止装置は、店舗等の展示場の壁等に設けられる水平バーBに、取付ブラケット2を介して取り付けられており、フック部材3を介してゴルフクラブ9を展示場に展示すると共に、ゴルフクラブ9の盗難を防止する。
ゴルフクラブ9は、フック部材3に引っ掛かるヘッド9aと、当該ヘッド9aの下側に連設されるシャフト9bとからなり、当該シャフト9bはネック9cからグリップ9dにかけて徐々に拡径されて形成される。
そして、当該ゴルフクラブ9を吊持ちするフック部材3は、フック本体30と、このフック本体30の下側に連設されるガイド31とからなり、上記フック本体30は、略部中心部を左右に貫通する貫通孔30aと、上方に起立して相対向する左右一対の係止片30b、30bとを備える。
従って、支持バー1を上記貫通孔30a内に挿入して支持バー1にフック部材3を取り付けることにより、フック部材3を支持バー1に着脱自在とすることが可能となる。
また、上記係止片30b、30bの間にヘッド9aを係止させてフック本体30に引掛け、シャフト9bをガイド31で案内することにより、シャフト9bの傾きがばらつかず、ゴルフクラブ9を容易に美しく展示することが可能となる。
尚、フック部材3の形状及び取り付け数量は上記の限りではなく、被展示物9の形状に従って適宜選択することが可能であり、支持バー1と一体的に設けるとしても良い。
図2に示すように、展示場に支持バー1を取り付けるための取付ブラケット2は、水平バーBに対向すると共に背面側に支持バー1が連結される取付ブラケット本体20と、この取付ブラケット本体20の上下に連設されて対をなし水平バーBを把持する上下一対の把持片21、22と、下側の把持片22と水平バーBとを結合するボルト23とからなる。
図2には、ボルトヘッド(符示せず)に特殊溝加工が施されたボルト23を示し、市販される通常の工具によってはボルト結合を解除することができない構成となっている。
尚、取付ブラケット2が上記構成を有することにより、ボルト結合を解除されてゴルフクラブ盗難防止装置ごと盗難されることを防ぐことが可能となるがこの限りではなく、ゴルフクラブ盗難防止装置が取り付けられる対象物によっても適宜その形状を選択すべきである。
上記取付ブラケット2に端部が連結される支持バー1は、横長の矩形板状部材であり、ゴルフクラブ吊持ち用のフック部材3が着脱自在に取り付けられている。
尚、支持バー1が当該構成を有することにより、図1に示すように複数のフック部材3を取り付けることが可能となるがこの限りではなく、適宜形状を選択することが可能である。
そして、上記支持バー1には、この支持バー1の一端側に基端部を支点として回転自在に取り付けられる押さえフレーム5と、この押さえフレーム5の先端部に設けられるストップピン6が着脱自在に挿入される孔7とが設けられている。
図3に示すように、上記支持バー1の一端側に基端部を水平方向に向けて回転自在にピン4を取り付け、このピン4の先端部に上記押さえフレーム5の基端部を回転自在に枢着させている。
当該構成を有することにより、押さえフレーム5が基端部を支点として上下左右方向に回転自在とすることが可能となる。
従って、例えば、図示しないが、支持バー1を複数並列に並べてゴルフクラブ9を展示する場合にあって、隣接する支持バー1同士の距離が短かったとしても、隣接する支持バー1や当該支持バー1に吊持されるゴルフクラブ9が押さえフレーム5の動作の妨げとならず、ゴルフクラブ盗難防止装置の省スペース化が可能となる。
上記ピン4は、ピン本体40と、このピン本体40の先端部に上記押さえフレーム5の基端部を枢着する一対の挟持片42、42と、上記ピン本体40の基端側に連設されて内周部に螺子43を螺合するための螺子溝(符示せず)を有する筒状の取付部41とからなる。
そして、上記取付部41は、上記ピン本体40よりも小径に形成されており、支持バー1の一端側に穿設された挿通孔11内に貫通した状態で固定されたパイプ12内に回転可能に挿入されている。
また、上記パイプ12内には、上記ピン4と反対側から略筒状の回転パイプ45が挿入され、この回転パイプ45は、上記パイプ12内に挿入される挿入部45aと、上記パイプ12の内径よりも大径に形成されるフランジ部45bと、螺子挿通用の挿通孔(符示せず)を有してなる。
上記挿通孔は、螺子挿入側に切欠(符示せず)を有してなり、当該切欠に螺子43の頭43aが当接して回転パイプ45とピン4とが螺子43を介して結合され、これにより、ピン4は上記支持バー1に水平方向に回転自在となる。
回転パイプ45は左右対称であり、その内部構造を明らかにするため、図3には、回転パイプ45のみを断面斜視図で示した。
尚、上記ピン4の取付方法は上記の限りではなく、ピン4が支持バー1に水平方向に回転自在に取り付けられる限りにおいて適宜構成を選択することが可能である。
また、上記ピン4を必ずしも設ける必要はなく、例えば、押さえフレーム5の基端を球面状としてボールジョイント構造としても良く、また、押さえフレーム5を支持バー1にヒンジを介して枢着させるとしても良い。
更に、上記支持バー1には、上記螺子43の頭43aを覆うキャップ44が結合されており、当該構成を備えることにより、美観が優れると共に、上記螺子43が外されて押さえフレーム5が不当に外されることを防止し、ゴルフクラブ9の盗難をより確実に防止することが可能となる。
また、上記キャップ44の外周面が球面状に形成されることにより、キャップ44の手掛かり部をなくし、工具等を用いてキャップ44を不当に外すことを困難にし、ゴルフクラブ9の盗難を更に確実に防止することが可能となる。
尚、上記キャップ44は、溶接やその他の手段により、確実に支持バー1に固定されることが望ましい。
また、上記キャップ44が螺子43挿入側に突出するパイプ12と回転パイプ45と螺子43とを一体的に覆いながら支持バー1に固定されることにより、ピン4の支持バー1への接合部が隠れ、当該接合部を破壊されることを防ぐと共に、外観性能を向上することが可能となる。
上記ピン4を介して基端側を支持バー1に取り付けられる押さえフレーム5は、円柱状の棒部材であり、先端部に当該押さえフレーム5と垂直にストップピン6が延設されてなる(図1、図4)。
そして、上記ストップピン6が支持バー1の他端側に設けられる孔7に挿入された状態で、ロック機構8で孔7からの抜け出しを防止されることにより押さえフレーム5は支持バー1に対向しながら固定される。
当該押さえフレーム5の形状及び取付位置は、押さえフレーム5がロック機構8を介して支持バー1に固定された状態にあるときに、フック部材3に相対向して吊持ちされるゴルフクラブ9の背面側に交差して配置され、ゴルフクラブ9の上下方向への抜けを防止することが可能な範囲で適宜選択することが可能である。
例えば、押さえフレーム5をロック機構8を介して固定したとき、この押さえフレーム5とフック部材3とでゴルフクラブ9のシャフト9bを挟持してゴルフクラブ9が動くことを防止するとしても良い。
同じく、上記押さえフレーム5が上記フック部材3との間に上記グリップ9d若しくはシャフト9bの下方が抜け出ることを阻止する隙間をもって配置されるとしても良い。
この隙間を設けた場合においては、押さえフレーム5が固定された状態においてもゴルフクラブ9を一定の範囲内で引き抜くことが可能となり、客がゴルフクラブ9を手に取って細部を観察したり、重量感を確認したりすることが可能となる。
また、上記押さえフレーム5にクッション効果のあるカバー(符示せず)を被せることにより、ゴルフクラブ9の傷付を防止することが可能となる。
上記押さえフレーム5を固定するロック機構8は、図4に示すように、上記押さえフレーム5の先端部に設けられたストップピン6の外周に設けられる溝6aと、当該溝6a内に食込んで上記ストップピン6が上記孔7から抜け出ることを防止するロック片81を有する鍵部材80とからなる。
上記鍵部材80は、その外殻をなすハウジング82と、当該ハウジング82内に保持される上記ロック片81及び鍵穴83を有する鍵本体84と、上記鍵穴83内に先端部を差し込むことにより上記ロック片81を駆動する鍵85とで構成される。
また、上記ハウジング82は、支持バー1が左右に貫通する一対の貫通孔87、87と、上記ストップピン6が当該ハウジング82内に出入りするための開口88とを有してなる。
そして、上記支持バー1の他端側を上記貫通孔87、87に貫通して上記ハウジング82で上記支持バー1の孔7を覆い、次いで、押さえフレーム5を回転してストップピン6を上記開口88及び上記孔7に挿入し、上記鍵穴83に差し込んだ鍵85を回転してロック片81を上記ストップピン6の上記溝6a内に食込ませることにより押さえフレーム5を固定する。
上記構成を備えることにより、鍵本体84がハウジング82内に保持されることから、鍵本体84が壊され難く、ゴルフクラブ9の盗難をより確実に防止することが可能となる。
更には、ハウジング82に一対の貫通孔87、87を設け、当該貫通孔87、87に支持バー1を挿通することにより鍵部材80を支持バー1に取り付けていることから、鍵部材80を支持バー1に着脱自在に設けることが可能となり、鍵部材80を外した状態においては、支持バー1に取り付けるフック部材3の数量を適宜変更することが可能となる。
尚、上記ロック機構8の構成は、孔7からストップピン6が抜け出すことを防ぐことが可能な範囲において適宜構成を選択することが可能である。
例えば、図4には、開口88をハウジング82におけるストップピン6の挿入側と突出側に設けた状態を示しているが、挿入側にのみ開口88を設けるとしても良い。
また、上記鍵部材80を支持バー1に固定するとしても良く、また、南京錠等を用いて孔7とストップピン6とを結合するとしても良い。
次に、本発明に係るゴルフクラブ盗難防止装置の作用について説明する。
まず、フック部材3を取り付けた支持バー1を取付ブラケット2を介して展示場の水平バーBに固定する。
そして、フック部材3にゴルフクラブ9のヘッド9aを引掛けてフック部材3でゴルフクラブ9を吊持ちさせる。
次いで、支持バー1の先端側から鍵部材80を装着し、当該鍵部材80のハウジング82に設けた開口88と支持バー1の孔7とを重ねる。
そして、押さえフレーム5を回転し、当該押さえフレーム5の先端部に設けたストップピン6を上記孔7に挿入し鍵85で施錠する。
これにより、ゴルフクラブ9のシャフト9bが押さえフレーム5とフック部材との間に配置され、ゴルフクラブ9を引き抜くことができなくなる。
従って、鍵85を店員等が保管することにより、店員の許可なくゴルフクラブ9が引き抜かれることを防止し、ゴルフクラブ9の盗難を未然に防ぐことが可能となる。
以上、本発明の一実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。
図1から図4には、アイアンクラブを展示するゴルフクラブ盗難防止装置を示したがこの限りではなく、他のゴルフクラブやゴルフクラブ以外のものを被展示物としても良いことは勿論である。
B 水平バー
1 支持バー
2 取付ブラケット
3 フック部材
4 ピン
5 押さえフレーム
6 ストップピン
7 孔
8 ロック機構
9 ゴルフクラブ(被展示物)
11 挿通孔
12 パイプ
43 螺子
44 キャップ
45 回転パイプ
80 鍵部材
81 ロック片
82 ハウジング
83 鍵穴
84 鍵本体
85 鍵
87 貫通孔
88 開口

Claims (8)

  1. 支持バー(1)と、この支持バー(1)の端部に設けた取付ブラケット(2)と、上記支持バー(1)に取り付けた1又は複数の被展示物吊持ち用のフック部材(3)とを備え、上記取付ブラケット(2)を介して上記支持バー(1)を展示場に保持させ、上記フック部材(3)に上記被展示物(9)を吊持ちさせて当該被展示物(9)を展示させる展示装置において、上記支持バー(1)の一端側に基端部を支点として回転自在に取り付けられる押さえフレーム(5)と、この押さえフレーム(5)の先端部に設けられるストップピン(6)と、上記支持バー(1)の他端側に形成されて上記ストップピン(6)を着脱自在に挿入する孔(7)と、上記支持バー(1)に設けられて上記ストップピン(6)を上記孔(7)から抜け出ることを防止するロック機構(8)とを設け、上記押さえフレーム(5)を上記支持バー(1)に対向させながら上記ロック機構(8)で固定したとき、当該押さえフレーム(5)で上記被展示物(9)の上下方向への抜けを防止することを特徴とする展示装置における被展示物の盗難防止装置。
  2. 上記押さえフレーム(5)を上記ロック機構(8)を介して固定したとき、この押さえフレーム(5)と上記フック部材(3)とで被展示物(9)を挟持することを特徴とする請求項1に記載の展示装置における被展示物の盗難防止装置。
  3. 上記被展示物(9)が上記フック部材(3)に引っ掛かるヘッド(9a)と、当該ヘッド(9a)の下側に連設されるシャフト(9b)とからなるゴルフクラブであって、上記シャフト(9b)の下端部にグリップ(9d)を有し、上記上記押さえフレーム(5)を上記ロック機構(8)を介して固定したとき、上記押さえフレーム(5)が上記フック部材(3)との間に上記グリップ(9d)が抜け出ることを阻止する隙間をもって配置されることを特徴とする請求項1に記載の展示装置における被展示物盗難防止装置。
  4. 上記被展示物(9)が上記フック部材(3)に引っ掛かるヘッド(9a)と、当該ヘッド(9a)の下側に連設されるシャフト(9b)とからなるゴルフクラブであって、上記シャフト(9b)がネック(9c)からグリップ(9d)にかけて徐々に拡径されて形成され、上記上記押さえフレーム(5)を上記ロック機構(8)を介して固定したとき、上記押さえフレーム(5)が上記フック部材(3)との間に上記シャフト(9b)の下方の直径よりも小さい隙間をもって配置されることを特徴とする請求項1に記載の展示装置における被展示物盗難防止装置。
  5. 上記支持バー(1)の一端側に基端部を水平方向に向けて回転自在にピン(4)を取り付け、このピン(4)の先端部に上記押さえフレーム(5)の基端部を回転自在に枢着させることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の展示装置における被展示物盗難防止装置。
  6. 上記ピン(4)は、ピン本体(40)と、このピン本体(40)の先端部に上記押さえフレーム(5)の基端部を枢着する一対の挟持片(42)、(42)と、上記ピン本体(40)の基端側に連設されて内周部に螺子溝を有する筒状の取付部(41)とからなり、上記取付部(41)を上記支持バー(1)の一端側に穿設された挿通孔(11)に挿通し、上記取付部(41)に螺子(43)を螺合して上記支持バー(1)に水平方向に回転自在に取り付けられ、上記支持バー(1)に上記螺子(43)の頭(43a)を覆うキャップ(44)を結合することを特徴とする請求項5に記載の展示装置における被展示物盗難防止装置。
  7. 上記キャップ(44)の外周面を球面状に形成することを特徴とする請求項6に記載の展示装置における被展示物盗難防止装置。
  8. 上記ロック機構(8)が、上記ストップピン(6)の外周に設けられる溝(6a)と、当該溝(6a)内に食込んで上記ストップピン(6)が上記孔(7)から抜け出ることを防止するロック片(81)を有する鍵部材(80)とからなり、当該鍵部材(80)は、その外殻をなすハウジング(82)と、当該ハウジング(82)内に保持される上記ロック片(81)及び鍵穴(83)を有する鍵本体(84)と、上記鍵穴(83)内に先端部を差し込むことにより上記ロック片(81)を駆動する鍵(85)とで構成され、上記ハウジング(82)は、上記支持バー(1)が左右に貫通する一対の貫通孔(87)、(87)と、上記ストップピン(6)が当該ハウジング(82)内に出入りするための開口(88)とを有してなり、上記支持バー(1)の他端側を上記貫通孔(87)に貫通して上記ハウジング(82)で上記支持バー(1)の孔(7)を覆い、次いで、押さえフレーム(5)を回転させてストップピン(6)を上記開口(88)及び上記孔(7)に挿入し、上記鍵穴(83)に差し込んだ鍵(85)を回転してロック片(81)を上記ストップピン(6)の上記溝(6a)内に食込ませることにより押さえフレーム(5)を固定することを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の展示装置における被展示物盗難防止装置。
JP2009200598A 2009-08-31 2009-08-31 被展示物の盗難防止装置を有する展示装置 Expired - Fee Related JP5442364B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009200598A JP5442364B2 (ja) 2009-08-31 2009-08-31 被展示物の盗難防止装置を有する展示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009200598A JP5442364B2 (ja) 2009-08-31 2009-08-31 被展示物の盗難防止装置を有する展示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011050483A true JP2011050483A (ja) 2011-03-17
JP5442364B2 JP5442364B2 (ja) 2014-03-12

Family

ID=43940136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009200598A Expired - Fee Related JP5442364B2 (ja) 2009-08-31 2009-08-31 被展示物の盗難防止装置を有する展示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5442364B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51108935A (ja) * 1975-03-20 1976-09-27 Eno Sangyo Kk Sukiiyotonanboshirotsukaa
JPH11236779A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Osaki Seisakusho:Kk ドアガード
JP2002339629A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Kazumasa Beppu ゴルフクラブの盗難防止具
JP2008080080A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Yky:Kk ゴルフ用クラブ等スポーツ用品の展示用支持装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51108935A (ja) * 1975-03-20 1976-09-27 Eno Sangyo Kk Sukiiyotonanboshirotsukaa
JPH11236779A (ja) * 1998-02-20 1999-08-31 Osaki Seisakusho:Kk ドアガード
JP2002339629A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Kazumasa Beppu ゴルフクラブの盗難防止具
JP2008080080A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Yky:Kk ゴルフ用クラブ等スポーツ用品の展示用支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5442364B2 (ja) 2014-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2368783T3 (es) Sistema de montaje de pantalla.
US6393877B1 (en) Security support system to display items
US5813549A (en) Storage rack
KR101589946B1 (ko) 기타 행거
US4221298A (en) Security-type garment hanger
JP5442364B2 (ja) 被展示物の盗難防止装置を有する展示装置
KR20100133066A (ko) 사물함, 로커, 신발장 용도의 견고하고 안전한 다중 보안 기능 물품 보관함
US20030116688A1 (en) Device for displaying and supporting sport related articles
KR100979679B1 (ko) 자석 부착식 상품진열장치
JP2000350853A (ja) パチンコ球収納箱
US20110094436A1 (en) Vertical flag display apparatus
JP5599372B2 (ja) ゴルフバッグラック
JP2011151695A (ja) 落下防止装置
JP2006230946A (ja) 衣類用ハンガーセット
TWI703539B (zh) 套筒工具防盜吊卡
TWI609658B (zh) 獎牌收納展示結構
JP2002339629A (ja) ゴルフクラブの盗難防止具
TW200925043A (en) Hanging structure of mudguard
JP3240931U (ja) 装具保管体
KR100674490B1 (ko) 액자
JP3046510U (ja) 盗難防止用指輪ケース
JP3894325B2 (ja) ドアチェーン錠
JP2005083545A (ja) Lpガスボンベ用ベルト
JPS6323027Y2 (ja)
JP2011067566A (ja) 収納ボックス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20131023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20131023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5442364

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees