JP2005083545A - Lpガスボンベ用ベルト - Google Patents
Lpガスボンベ用ベルト Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005083545A JP2005083545A JP2003319177A JP2003319177A JP2005083545A JP 2005083545 A JP2005083545 A JP 2005083545A JP 2003319177 A JP2003319177 A JP 2003319177A JP 2003319177 A JP2003319177 A JP 2003319177A JP 2005083545 A JP2005083545 A JP 2005083545A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- cylinder
- hook
- gas cylinder
- length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
【課題】 家庭用LPガスボンベは従来チェーンで固定されていたが、この場合がたつきをなくすまで締め付けることができなかった。また、チェーンの場合、外観が美的であるとは言い難く、ボンベと接触すると金属接触音が発生するし、ボンベを傷つける可能性すらあった。
【解決手段】 家屋躯体に直接或いは固定装置を介して設置される家庭配置型LPガスボンベを、該躯体或いは該装置に固定されたフック部材に掛止するためのベルトであって、幅広の布と長さ調整バックル材、及び一対の掛止金具にて構成される。掛止金具を外壁等のフックに掛止した状態でベルト長さを調整することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 家屋躯体に直接或いは固定装置を介して設置される家庭配置型LPガスボンベを、該躯体或いは該装置に固定されたフック部材に掛止するためのベルトであって、幅広の布と長さ調整バックル材、及び一対の掛止金具にて構成される。掛止金具を外壁等のフックに掛止した状態でベルト長さを調整することができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、家屋躯体に設置される家庭配置型ガスボンベを固定しておくためのベルトに関するものである。
ガスが充填されたボンベを配置しこれを定期的に交換する形式のガス供給形態において用いられるガスは「LPガス」であり、厳格に規格された専用のボンベにこのLPガスが充填され用いられている。そして一般住宅の場合、通常外壁にボンベが設置される。外壁に直接立てかける場合と外壁に部材(固定フレームなど)をまず固定しこれにボンベを立てかける場合とがある。そしていずれの場合にも、壁や固定フレームなどに設けられたフック部材にチェーンを架け渡している。個々のチェーンリング孔がフック掛止孔となり得るため、チェーンの掛け外しは案外容易である。
しかし、従来のチェーンによる固定では、大きな地震に遭った場合振動で持ち上がったボンベが落ちてゆく際にチェーンのゆるみによってボンベの姿勢が変わり、元の台座部分に落ちず、ガス設備を壊してしまったり、ボンベ自体が転倒してしまう場合がある。またチェーンの締め付けにゆるみがあると、地震による振動が家屋とボンベで共動せず、家屋に対してボンベが振動することにもなりかねず、その場合ボンベがチェーン掛止用のフック部材を引っ張って壊してしまうことにもなる。
またチェーンは、必要な長さよりも相当長いものが使用されていることが多いのでボンベを設置している状態でその余剰部分のチェーンがフック部材から垂れ下がることとなり美観を損なうものであった。更に全てが金属部材であるので、ボンベを交換するときなどチェーンを取り外したり取り付けたりすると金属接触音が発生し、耳障りであった。
特開平10−9495号
以上のような現状に鑑み、本発明者は長年鋭意研究の結果遂に本発明を成したものであり、その特徴とするところは、家屋躯体に直接或いは固定装置を介して設置される家庭配置型LPガスボンベを、該躯体或いは該装置に固定されたフック部材に掛止するためのベルトであって、幅広の布と長さ調整バックル材、及び一対の掛止金具にて構成されるものである点にある。
即ち、従来「チェーン」の有していた、ゆるみのない締め付け固定が困難である、金属接触音の発生を解消しにくい、等々の問題点は、「幅広の布ベルトに長さ調整できるバックルを付属させた」ものに代えれば一掃できる、というのが本発明の根幹である。
なおここで「幅広の布」は、その幅を数値として限定するものではなく、捻れがあった場合に容易に視認できるものであれば「幅広」の概念に属するものとする。また「布」の材質についても特には限定しないが、常時屋外にあって耐候性が求められること、地震の如き大きな外力にも耐えられる引っ張り強度を有していることが望ましいこと、が基本的にあるので、こうした点を勘案して採用されることが好ましい。本発明者が試作した範囲では、自動車シートベルトに採用されている布(ポリエステルを主材料としこれに加工を施したもの)やこれに類したものが好適であった。
「長さ調整バックル材」は、ベルトの両端を外壁などに固定した後にゆるみなく長さを短くすることを目的とする部材であり、ショルダーバッグの肩掛けベルトによく見られる構造がその典型的なものである。但し、上記目的を適える部材であれば基本的にはこの「長さ調整バックル材」に含まれるものとし特に限定はしない。
なお本発明に係るLPガスボンベ用ベルトは、従来のチェーンと同様家屋の外壁などに固設された一対のフック金具等にその両端を掛止するわけであるが、このフック金具等の構造、材質等々に関しても特に限定はしない。但し、本発明では全ての掛止金具がフックに掛けられた状態でベルトをゆるめることができるのでこれを利用し、確実安全な掛止ができるようにすると好適である。
本発明に係るLPガスボンベ用ベルトは、以下述べる如き効果を有する。
(1) 外壁などにボンベを立て掛けてベルトを架け渡した後、ベルト長さを短くすることができるので、ゆるみなく締め付けることが容易にできる。
(2) チェーンと異なり布が主体であるので、金属接触音が発生せず、またボンベ表面を傷つけることもない。
(3) チェーンのように余剰部分が垂れるということがないので外観も良い。
(4) ベルトを外す際に一旦これをゆるめると作業が簡単になる。
(1) 外壁などにボンベを立て掛けてベルトを架け渡した後、ベルト長さを短くすることができるので、ゆるみなく締め付けることが容易にできる。
(2) チェーンと異なり布が主体であるので、金属接触音が発生せず、またボンベ表面を傷つけることもない。
(3) チェーンのように余剰部分が垂れるということがないので外観も良い。
(4) ベルトを外す際に一旦これをゆるめると作業が簡単になる。
以下図面に基づいて本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明に係るLPガスボンベ用ベルト1(以下、「本発明ベルト1」という)の一例を示すものである。図より明らかなように本発明ベルト1は、幅広(約50mm)のベルト本体2の一端にバックル材3を固定し、このベルト本体2を、固定金具41を挿通させた後、バックル材3の二つの孔31に再び通して、端部に固定金具42を固定したものである。固定金具41はベルト本体2上をスライド自在であり、固定金具42はベルト本体2の端部に固定されているという機能上の差異はあるが、金具自体の構造は41、42とも全く等しいものである。本例におけるバックル材3及び固定金具41、42はいずれもアルマイト表面処理を施したアルミニウム製であるが、他の材質のものを採用しても良い。
図2(a)(b)は、本発明ベルト1の使用状態の一例を経時的且つ概略的に示すものである。まず本発明ベルト1の一方の固定金具(図では42であるが、他方41の固定金具であっても良い)を家屋外壁に堅固に固定されたフック部材Fに掛け、LPガスボンベB(図は50kg用ボンベ)二本を立て掛ける[同図(a)]。
続いてこれら二本のLPガスボンベBを越えて他方のフック部材Fにもう一方の固定金具(図では41)を掛ける。この段階では、予め本発明ベルト1の長さはやや長めにしておく。掛け終えた後、バックル材3に通すベルト本体2の量を調整し、ゆるみをなくする[同図(b)]。
続いてこれら二本のLPガスボンベBを越えて他方のフック部材Fにもう一方の固定金具(図では41)を掛ける。この段階では、予め本発明ベルト1の長さはやや長めにしておく。掛け終えた後、バックル材3に通すベルト本体2の量を調整し、ゆるみをなくする[同図(b)]。
ボンベを取り外す際には、逆にまずベルト本体2をたるませた後に、フック部材Fから固定金具を外してやることになる。従来のチェーンの場合には、両フック部材に固定金具(チェーンリング)が掛けられている状態で「チェーンをゆるめる」ということはできないので、ゆるみを取って掛止した場合には取り外し作業は非常に面倒なものとなるが、本発明ベルト1の場合にはそうした面倒さはない。
図3は、本発明の掛止金具41(及び42)の構造に関する例を示すものである。掛止金具41(42)先端に設けられるフック挿通孔43の長さLが幅Wよりも長く形成されており、またこの金具とセットとなるフック部材Fは、T形突起5が設けられているというものである。このT形突起5の先端部分の幅はフック挿通孔43の長さLよりもわずかに狭く、このT形突起5の中間部分の幅はフック挿通孔43の幅Wよりも大きい。
こうした構造である掛止金具41(42)は、ベルトをゆるめた状態で掛け外しをする本発明の場合にのみ有効な掛止の形態であると言える。図4(a)(b)(c)は、図3で示した掛止金具41(42)をフック部材Fに掛止している状態を概略的に示すものである。ベルト本体2をゆるめた状態で、まず掛止金具41(42)を掛止方向からほぼ直角に向きを変え、フック部材FのT形突起5のまず先端部分片側をフック挿通孔43に嵌め込む[同図(a)]。
フック挿通孔43がT形突起5の先端部分を越えたら、該孔43の内壁がT形突起5の中間部分に当たるように掛止金具41(42)をずらしてやり、T形突起5の先端部分のもう片側もフック挿通孔43を越えさせる[同図(b)]。
そして掛止金具41(42)を正規の向きに戻してやる[同図(c)]。
そして掛止金具41(42)を正規の向きに戻してやる[同図(c)]。
これらの作業は、実際にはほぼ一瞬でできる簡単なものであるが、作業終了後ベルト本体2のゆるみを取ると、地震の如き外力が加えられても外れてしまうことはないので、各部材が破壊されないだけの強度を有していれば、この上なく安全なものとなる。
なおここまで本発明ベルト1は、ボンベ二本を固定するために用いるものとして説明してきたが、ベルト本体2の長さを調整して、ボンベ一本用として使用することも可能であるし、当然ボンベサイズの変更にも対応できるものである。
また、地震によるボンベの転倒をより確実に防止するためには、本発明ベルト1を上下二本掛けにするのが好ましい。本発明者が実験した限りでは、上下二本掛けにした場合には、兵庫県南部地震(震度7強、水平最大加速度818gal、垂直最大加速度332gal)程度の外力を受けても容器の転倒は見られなかった。
1 本発明に係るLPガスボンベ用ベルト
2 ベルト本体
3 バックル材
31 孔
41 掛止金具
42 掛止金具
43 フック挿通孔
5 T形突起
F フック部材
2 ベルト本体
3 バックル材
31 孔
41 掛止金具
42 掛止金具
43 フック挿通孔
5 T形突起
F フック部材
Claims (2)
- 家屋躯体に直接或いは固定装置を介して設置される家庭配置型LPガスボンベを、該躯体或いは該装置に固定されたフック部材に掛止するためのベルトであって、幅広の布と長さ調整バックル材、及び一対の掛止金具にて構成されるものであることを特徴とするLPガスボンベ用ベルト。
- 該掛止金具先端に設けられるフック挿通孔の長さLが幅Wよりも長く形成されており、またこの金具とセットとなるフック部材は、T形突起を有しており、その先端部分の幅はフック挿通孔の長さLよりもわずかに狭く、このT形突起の中間部分の幅はフック挿通孔の幅Wよりも大きいものである請求項1記載のLPガスボンベ用ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003319177A JP2005083545A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | Lpガスボンベ用ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003319177A JP2005083545A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | Lpガスボンベ用ベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005083545A true JP2005083545A (ja) | 2005-03-31 |
Family
ID=34418191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003319177A Pending JP2005083545A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | Lpガスボンベ用ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005083545A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101295238B1 (ko) | 2011-12-23 | 2013-08-14 | 배성철 | 고압용기용 간격유지장치 |
CN105179937A (zh) * | 2015-06-16 | 2015-12-23 | 柳州市山泰气体有限公司 | 一种运输钢瓶用固定装置 |
-
2003
- 2003-09-11 JP JP2003319177A patent/JP2005083545A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101295238B1 (ko) | 2011-12-23 | 2013-08-14 | 배성철 | 고압용기용 간격유지장치 |
CN105179937A (zh) * | 2015-06-16 | 2015-12-23 | 柳州市山泰气体有限公司 | 一种运输钢瓶用固定装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8091852B2 (en) | Hanger device and method for hanging an object | |
TWI312755B (en) | Binding band and binding band set | |
JP5295306B2 (ja) | ブレース固定金具 | |
KR20110127383A (ko) | 그레이팅 스토퍼 | |
JP2005083545A (ja) | Lpガスボンベ用ベルト | |
JP2007146584A (ja) | 吊天井の吊金具 | |
JP2008106437A (ja) | 足場用幅木 | |
JP5038677B2 (ja) | ブレースの取付構造 | |
JP2007312610A (ja) | 鳥害防止具 | |
JP5394146B2 (ja) | 天井構造 | |
JP3217294U (ja) | ロープ類係止装置 | |
JP5988919B2 (ja) | 配管吊り具 | |
JP3955511B2 (ja) | ケーブル架設装置 | |
JP2008291463A (ja) | 仮囲い板 | |
JPH0142684Y2 (ja) | ||
JP2013096100A (ja) | 天井吊り下げ支持構造及びその製造方法 | |
JP2013000210A (ja) | 防煙垂壁取り付け装置 | |
JP3066363B2 (ja) | 吊り金具 | |
JP2011125226A (ja) | 係留装置 | |
KR200332357Y1 (ko) | 안경목걸이의 결합구조 | |
JP2000070398A (ja) | 消火栓用保形ホースの収納体 | |
KR100593588B1 (ko) | 액자의 요동방지구 | |
KR200185566Y1 (ko) | 턴버클 | |
JP2004342486A (ja) | 照明器具への付属部材の取付構造 | |
JP2006117381A (ja) | 吊り上げアンカー及び吊り上げ方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060911 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20090724 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090804 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20091208 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |