JP2000350853A - パチンコ球収納箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ球収納箱本来の機能を損なうことな
く簡単な構造で盗難を防ぐことができるようなパチンコ
球収納箱を提供する。 【解決手段】 パチンコ球を収納する上面が開口した
箱体１の適宜個所に、防犯用錠６の取付部５を設けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコホールに
おいて遊技客が獲得した景品球を貯留又は運搬するのに
使用されるパチンコ球収納箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】周知のとおり、最近のパチンコ遊技機に
おいては、遊技盤上に始動入賞口，可変表示部を有する
可変表示装置、可変入賞装置(大入賞口)等を配設し、始
動入賞口に遊技球が入賞すると可変表示部の図柄を可変
表示すると共に，その可変表示部の表示結果が所定の図
柄に揃うと特別遊技状態(大当り)となって可変入賞装置
を遊技客が有利なように種々の態様で変化させるように
して短時間に多数の景品球が獲得できるようになってい
る。そして、遊技客はその獲得した景品球をパチンコ球
収納箱に移し換えてホールの床面に置いたり積み重ねた
りして遊技を続けているのが現状である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来景品球
を貯留したパチンコ球収納箱はホールの床面に置かれて
いるだけであるため全く無防備の状態であり、このため
例えば遊技客が食事をしたりトイレに行くためパチンコ
遊技機から離れたりするとその隙にパチンコ球収納箱が
盗まれるような事態が多発していた。しかし、現状では
このような盗難を防ぐ対策は特になされておらず、パチ
ンコホールに設置されている防犯カメラで監視する程度
でこのような盗難事件を防止する極め手がこれまでなか
った。

【０００４】そこで、本発明は上記課題を解決するべく
なされたもので、その目的とするところは、従来のパチ
ンコ球収納箱の機能を損なうことなく簡単な構造で盗難
を防ぐことができるようなパチンコ球収納箱を提供しよ
うとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係わるパチンコ球収納箱は、パチンコ球を
収納する上面が開口した箱体の適宜個所に、防犯用錠の
取付部を設けたことを特徴としている。

【０００６】前記防犯用錠の取付部は、箱体の把手部に
設けるのが好ましく、また取付部は防犯用錠の鎖を通す
孔であることが好ましい。

【０００７】このため、パチンコ球収納箱の取付部に防
犯用錠を取り付けて該錠を椅子又はパチンコ機設置島等
に結合してパチンコ球収納箱を固定しておくことによ
り、該パチンコ球収納箱の盗難を確実に防ぐことが可能
となる。

【０００８】

【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
面を参照して説明する。図１は本発明に係るパチンコ球
収納箱の斜視図であり、１は上面が開口２した合成樹脂
製の箱体である。該箱体１は、開口２の外周縁に鍔部３
が突設され、さらに長手方向の外側に一対の把手部４，
４が形成されている。そして、把手部４，４には防犯用
錠の取付部としての円形状の孔５，５が設けられてい
る。この孔５，５は例えば自転車等を施錠する鎖錠具の
鎖或いは紐を通すことが可能な大きさに形成されてい
る。

【０００９】次に、このように構成されたパチンコ球収
納箱Ａの使用について説明すると、図２に示すように景
品球を貯留したパチンコ球収納箱Ａが複数ホール床面に
積み重ねて置かれている状態のとき、それぞれの箱体１
の把手部４に設けられた孔５に鎖錠具６の鎖７の一端を
通してパチンコ遊技機１１の前方の床面に固設された椅
子８の脚部９に周回させ、該鎖７の一端を他端に連結さ
れている錠１０にロックして該錠１０と鎖７とを外れな
いように施錠する。これによって、パチンコ球収納箱Ａ
が鎖錠具６を介して椅子８に固定されることになるた
め、パチンコ球収納箱Ａを持ち去ることができなくなり
確実に盗難を防止することができる。

【００１０】図３はパチンコ球収納箱９の他の固定状態
を示すもので、図２と同じようにホール床面に積み重ね
て置かれたパチンコ球収納箱９のそれぞれの把手部４の
孔５及びパチンコ機設置島１２のカウンター１３下面に
取り付けられたフック１４に鎖錠具６の鎖７の一端を通
して他端に連結されている錠１０にロックして該錠１０
と鎖７とを外れないように施錠するようにしたものであ
る。これによって、図２と同じようにパチンコ球収納箱
Ａが鎖錠具６を介してパチンコ機設置島１２に固定され
ることになるため、パチンコ球収納箱Ａを持ち去ること
ができなくなり確実に盗難を防止することができる。

【００１１】図４乃至図６は前記箱体１の上面開口２に
カバー部材１５を装着するようにした他の実施の形態を
示すもので、該カバー部材１５は透明の合成樹脂により
把手部４，４に重合する把手片１６，１６と、孔５，５
と一致する通孔１７，１７を設けて形成されており、一
側の把手片１６に形成された折曲係合部１８を箱体１の
一方の把手部４に係合することにより、箱体１の上面開
口２に外れないように被蓋し得るようになっている。そ
して、図６に示すように鎖錠具６の鎖７を箱体１の孔５
とカバー部材１５の通孔１７に通して前記第１実施の形
態と同じように施錠する。このように構成することによ
り、パチンコ球収納箱Ａは勿論のこと少量の球でも盗ま
れるようなことがなくなり、より確実に防犯機能を発揮
することが可能となる。

【００１２】このように構成された本発明のパチンコ球
収納箱Ａによれば、鎖錠具６を介してパチンコホールに
設置されたパチンコ機設置島１２或いは椅子８等の固定
物に容易に固定してをくことができるもので、パチンコ
球収納箱Ａを盗み去る悪質な行為を確実に防止すること
ができる。なお、鎖錠具６等の防犯錠は店員に頼んでパ
チンコホールに備え付けのものを使用するか、遊技客自
身の自転車用施錠具を使用すればよい。また、パチンコ
球収納箱Ａはパチンコ球に限らずスロットマシンの景品
メダルを収納するのに使用することができる。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明に係るパチンコ球収納箱は、箱体の適宜個所
に防犯用錠の取付部を設けるだけの簡単な構造でパチン
コホールに設置されたパチンコ機設置島或いは椅子等の
固定物に容易に固定させて置くことができるものである
から、パチンコ球収納箱が盗まれるようなことがなくな
り、遊技客は安心して食事やトイレ等に行くことができ
る。

【００１４】また、簡単な構造で安価に提供することが
できると共に，パチンコ球収納箱本来の機能を妨げるよ
うなこともなく従来品と全く同じように使用することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るパチンコ球収納箱の斜視図であ
る。

【図２】パチンコ球収納箱を椅子に固定した状態の使用
説明図である。

【図３】パチンコ球収納箱をパチンコ機設置島に固定し
た状態の使用説明図である。

【図４】パチンコ球収納箱にカバー部材を被蓋した他の
実施の形態の斜視図である。

【図５】図４の分解斜視図である。

【図６】図４のパチンコ球収納箱の使用状態を示す断面
図である。

【符号の説明】

Ａ パチンコ球収納箱 １ 箱体 ４，４ 把手部 ５，５ 孔(取付部) ６ 鎖錠具(防犯用錠) ７ 鎖

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 パチンコ球を収納する上面が開口した箱
   体の適宜個所に、防犯用錠の取付部を設けたことを特徴
   とするパチンコ球収納箱。
2. 【請求項２】 前記箱体の開口上縁に把手部が設けら
   れ，該把手部に防犯用錠の取付部が設けられていること
   を特徴とする請求項１記載のパチンコ球収納箱。
3. 【請求項３】 前記取付部が、防犯用錠の鎖を通す孔で
   ある請求項１又は請求項２記載のパチンコ球収納箱。